電波暗室 2007/1-12
- 2007/12/31(月)
コミックマーケット73第三日目(最終日)、一般参加。
山Dは今回もまた、たくさんの本を買うことでしょう。
今年一年、山Dの電波暗室をご愛顧いただきありがとうございました。
ひきつづき、2008年も山Dともども、よろしくおねがいいたします。
それでは、みなさんよいお年をお迎えください。
- 2007/12/30(日)
コミックマーケット73第二日目、一般参加(10:30-15:00)。
入場後、西館の文芸ジャンルに行く。きのうのうちのお客さんに「うちも写真を撮っているので、
よかったら来てください」と言われたからだ。デジタルカメラではなく、フィルムで撮ることに
こだわった写真をやっているという方。えてして、こういうこだわりを持つ人は、頑なというよ
りか、偏屈であったり、妙な気取りのようなものがある、というのが私の持つ人物観なのだけど、
目の前に立つ、おそらく私と同世代の男性からは、そのようなものは一切感じられなかった。む
しろ柔和な雰囲気。
訪れたサークルで、その写真作家氏と再会した。みせてもらった写真は、なるほど「写真家」の
写真だった。アマチュアではないのだ。Film loverという個人誌と、数葉の写真を買わせても
らう。本のなかで面白そうだったのが、"フィルム一本勝負"というもの。8人ほどのグループで、
それぞれ「写るんです」をもって、ある決まった地域で写真を撮って、あとで品評会をやるとい
いうもの。たぶん、昔の写真部だったら、当たり前だったかもしれないことも、デジタルカメラ
の時代では新鮮に思える。
さて、挨拶をしてサークルをあとにしてから、はたと考えた。自分も、もっと写真に向き合いた
いなぁと。今、わたしは近代建築の写真を撮って、それを本にしている。これは、そもそも近代
建築が好きだったことと、本を作りたいという思いが重なった結果だけれど、それが可能だった
のは、前提として写真を撮るのが好きということがあったからだ。
近代建築のみをターゲットにして写真を撮っているわけではなく、日頃撮っている写真の被写体
として、近代建築がある。美しいもの、心の眼にひっかかるものを写真に納めたいと思ったら、
そこに近代建築も含まれていた。だから、わたしの撮る写真には、高層ビルや、橋、それに高架
などの巨大建造物もたくさんある。近代建築とは対極にあるから、認めない!とかそんなことは
全然なくて、可能であれば別冊として「現代建築探訪」を発行したいなぁと思っているくらいだ。
同じように、街のなかの景色も好きだし、それを発表して、見てもらいたい、共有したいという
気持ちもある。ただ、そういう写真はコミケという場で受け入れられるかどうか難しいだろうな
という感覚があった。その結果が、何かひとつの表現に絞ること-近代建築に的を絞ることにつな
がったわけだ。
しかし、今日おとずれた写真作家氏のサークルでも考え方は同じなのかもしれない。大きな枠組み
だけれど「デジタルでない写真を撮る」という一本の筋を通している。本にも、写真にも。そのこ
とで共感を得ようとしている。筋のないバラバラの写真を集めただけでは、やはり共感は得られな
いだろう。そうすると、これはやはり写真を撮る者の気構えに依存するということになる。自分は
どういう表現がしたいのか、それが明確になっているならば、それでいいのだ。
それにしても、この文芸というジャンル。自作小説や詩などが集まっているところだけに、雰囲気
がとても静謐である。この雰囲気が写真表現というものには、じつはよくあっていると思う。いつ
か、近代建築以外の写真を発表するなら、「メカミリ」ではなくて、この文芸の部門でサークル参
加してみたいなぁと思うのだった。

文芸ジャンルでの収穫(どちらもオリジナル小説)
・「物語修復師」、河村塔王著、ICU刊。
・「帝国パイ投げ団」、西比利亜ん著、こんぐろまりっと刊。
どちらも組版がきれい。時間が勝負のコミケにおいて、小説はマンガに比べて、買ってもらえるか
という点においては、不利な存在だと思う。ちょっと立ち読みをするくらいではなかなか、ひっか
かるかを読者にも判別できない。そうなると、もっと読みたいと思わせてくれる、ちょっとした違
いが手にとるかどうかの分かれ目になる。セルフプロデュースをする同人誌ならでは工夫が。まぁ
それは他のどんな同人誌でも一緒なんだけど、こと文芸ジャンルでは、その違いが顕著に表れてい
るのではないかなと思う。オフセットよりも手作り製本が多いのも、その一例かな。
- 2007/12/29(土)
コミックマーケット73第一日目、サークル参加(8:30-16:00)。
本日、コミケにて「山Dの電波暗室」にお越し頂いたみなさん、本をお買い求めいただいた皆さん、
ありがとうございました。奥付のアドレスに感想などいただけると山Dが喜びます。
さきほど、集計が終わってカウント数とお金が一致して一安心したところで、暗室を書いている。
数えはじめると、どうも集計がかなりずれてしまっていて、カウントミスにしては多すぎるし、なんで
こんなにお金が足りないのか、という状態。計算はあっているし、お金も数え直した、うーんと唸って
いるうちに、はたと気づいたのである。新刊と既刊の値段を入れ違えて計算していた!初歩的というか
お馬鹿すぎる。新刊300円、既刊500円が正しいのに逆に計算を。やっぱり、疲れているのだなと思った
次第。
疲れたといっても、昨日からの体調不良のせいというよりも、東館の来場者数の多さによるものと思う。
西館と違って、本当に10:00の開始から15:00ごろまで、まったく前の通り、RとQ列の間の人気が途切
れないのだ。せっかく人が通るのなら、声をかけなきゃ、本を見てもらわなきゃと思い、立ちっぱなし。
こんなの西館だと考えられないねぇ。隣のサークルさんが、早々に売り切れてしまって、計算違いだった
そうで(在庫はまだあるのに置いてきた)。
原因を考えるに、東1,2,3のうちホールの入り口が開放されたのが2ホールのみで、これは東4,5,
6では5ホールのみだったようで、そのためすべての出入りが一カ所に集中していたらしい。この入り口
にもっとも近い、メカミリ分野の通路がRとQの間だったみたい。Rより後ろの方が位置的には近いのに
人が流れなかったのは、それ以降が女性向けジャンルだったことで、男性が通過をためらったのではない
か?と思われる。
まぁ、理由はともかく、ひっきりなしの通行のおかげで、本をたくさん見てもらえたのは良かった。
今回の本は薄い(内容もか?)ですねという指摘もあったけれど、おっしゃるとおりで返す言葉もないの
は、心苦しいのであった。心身ともに参っているなかで新刊が出せただけでも良し!という自己満足は、
お客さんには関係ないものねぇ。
さて、考えてみるに自分にはいくつかのフィールドがあるなぁということに思い至った。一つは生活基盤
としての仕事。一つは趣味としての合唱。もう一つが探究的な趣味としての同人活動。もともと美術・芸
術・工芸というものには興味はあったけれども、それは興味以上のものではなくて、形になるものをしあ
げるにはいたっていなかったのが実情。それが、コミケにサークル参加する!と決めたことで、つまり同
人を趣味にする(それは同人誌を買うだけから立場からのステップアップでもあると思う)ことで、初め
て、これは自分の作品です。自分個人の創作したものです、といえるようになった。このことは思い返す
と非常に大きいことだった。創造的欲求というものは、合唱をやっていても味わえるものだったけれど、
共同作業でない、あたまからしっぽの先まで「個」というあんこがつまったものとは、やはりまったくの
別物なのだ。どっちの方が優れているとかいう話ではなく。
共同的創造と、個別創造の両方の欲求を持つというのは、はたして一般的だろうか。あ、ふつうは共同的
創造を仕事に多く振り向けるのだろうな。そのバランスを少しずらしているのが、今の自分か。欲張りと
いえばそうなのかもしれない。
なんだか、とりとめがなくなってきたところで、きょうはもうやめておきます。
あすは一般参加。昼ぐらいからいって、ゆっくり見て回ろうかと。
ちなみに今日買った同人誌は9冊。初日としては、いままで一番少ない。売り子の合間に、結構ぼーっと
した状態で回ってたから、いい本を見逃しているかも。だったら、ちょっと悔しい。
大浴場のお湯につかって、ゆるゆるしまする。
- 2007/12/28(金)
午前中:準備。京都は朝から雨のため、新刊・既刊の入った段ボールをポリ袋でカバー。
13:09:のぞみ18号。500系のため、結構ゆれる。かろうじて酔わず。
15:30頃:定宿にチェックイン。散歩に出るつもりが、体調思わしくなく、大事をとって静養する。
18:00頃:盟友Sさんと大井町にて合流。東京ではまだ雨は降っていない。アトレのさぼてんで、
新作メニューのチーズメンチ+ロースカツ。食後、コンビニで焼きプリンを買う。
19:00-20:30:Sさんにカタログを借りて、1,2日目のチェック。今回、知人の娘さんから何冊
か依頼されているため、普段見ない未知のジャンルをチェックする。20時過ぎから小雨降る。
こうしてみると、今日はあまり特筆すべきことがないねぇ。明日、雨のなかの搬入になるのがやや
気がかり。あとは体調。雨の場合、湿気があがると気温は低いのに暑いという変な状態になるので
体が順応できるか心配。まだ少し、熱があるように感じる。
体調の割におちついていられるのは、泊まっているのが勝手知ったる定宿という安心感があるから
だと思う。シンプルで必要最低限なのに、不足するものはないし、不満も特に感じない。ああ、防
音だけかな。同じ値段で泊まれるビジネスホテルは他にもあると思うけれど、どうもこの宿だけは
ほかのホテルに共通する安っぽさみたいなものがない。値段相応の部分は当然いっぱいあるのに、
そういう風に見せない、思わせないものがある。なんだろうね、この感覚。70年代の万博的未来を
思わせる部屋の設計のせいだろうか。古いのに、古く見えないのは。
まぁ、興味のある方は一度、泊まってみてください。このホテルが良いって思う人とは話があうよ
うな気がします。JR大井町駅前の某鉄道会社系のホテルです。一泊5500円。

部屋からはネットにつなげないので、ロビーにいって無線LANのフリースポットにつなぎます。
- 2007/12/27(木)

コクヨ手持式数取器(4桁)CL-201
「カウント伯爵」をご存じだろうか。セサミストリートに出てくるマペットの一人で、ドラキュラ伯爵
のような風体をしている。とにかくなんでも「1,2,3…」と数えてしまう変な癖がある。彼の英語名は
"Count von Count"といい、つまりは伯爵=countと、動詞のcountをひっかけたものになっている。
番組中で彼がカウント以外の英語をしゃべったことを聞いたことがないくらい、カウントするのが好き
らしい。
コミケで販売数をチェックする(次回申込書に搬入数と販売実績を記載しなければならないため)のに
これまでは「正」の字を書いてチェックしていたのだが、販売が立て込むと、ペンで紙に書くのが面倒
になったり、あれさっきの書いたかな?ということが時々ある。そこで今回は、数取器という文明の利
器を導入することにした。
この製品、思っていたよりも小さくて、しかもじつに手に馴染む。表面の金属の仕上げがすごくなめら
かにできているのだ。カウントするためだけの機能しかない、そのシンプルさが、この道具の美しさを
生んでいるように思う。そして、一度握りこむと、カウントせずにはおれない魔力がある。じつはカウ
ント伯爵の右手にはTVでは見えないけれども、この数取器が握られていたのではないのかしらん、そ
んな気がするのだった。
みなさんも一家に一台どうだろう。
うちにはすでに二台あるわけですが。
オブジェとしても結構いいですよ。
熱全然下がらず、大丈夫かな明日から。一応準備は整ったのでとにもかくにも東京へ。
お知らせ:
MacBookを持っていく予定なので、30日までは更新します。そのまま31日〜2日ごろまで実家に帰る
ので、その間は更新がストップします。
- 2007/12/26(水)
立命館大学混声合唱団メディックス第44回定期演奏会@長岡京記念文化会館、を聞きに行く。
すばらしく気持ちの良い演奏会だった。まず、選曲がいい。1ステ:北川昇「シャガールと木の葉」、
2ステ:武満徹「混声合唱のための うた」、3ステ:Ariel Quitana "Mass from Two Worlds"。
3ステの曲は、アルゼンチン出身の若手作曲家だそうで、初めて聞いたのだけれど、終始温かさが
ただようミサ曲だった。
つぎにいいところ、発声。女性はもちろん、男声もいい。無理のない混声の発声。まだまだ伸びる
はず。ボイストレーナーの指導が行き渡っているのだろうと思う。
最後にいいところ、正指揮者。1ステを副指揮者、2ステを正指揮者が振ったのだけれど、これだけ
の歌声をもつ合唱団がそのまま歌えば、普通以上の演奏ができる曲たちゆえに、音楽を仕上げる指揮
者の力量の差が如実に出ていたと思う。副指揮者はまだ、音楽の勘所でネジを締める手法を身につけ
ていないんだなぁと思われた(ここはもっともっと繰り返し練習すべきところ、っていうのがいくつ
かあった)。
正指揮者の指揮は、技巧的に無茶苦茶うまい、すごいとかそういのではなくて、合唱団との間にとて
もいい信頼関係を築けているなという指揮だったのだ。指揮者の指先に応える合唱団の声を聞いてい
ると、いま現在流れている音楽の向こうに、指揮者と合唱団が一緒になって積み上げていく練習風景
が見えるような気がした。だから、こんなにいい音がなっているんだなと勝手に納得してしまった。
そういう指揮だった。
常任指揮者の音楽のよさは、あたらめて書く必要はないと思う。Credoの途中で、男声だけの和音が
鳴り、つぎに女声の和音が鳴り、そして混声の和音がなるところでは、胸のうちが震えた。
印象的だったのは正指揮者のアンコール。指揮者と合唱団との関係をそのまま表現したかのようだっ
た松下耕の「信じる」。万感の思いがあったんだろうなー。
年の瀬に、こんないい音楽を聴き納めることができて、本当に良かった。
ああ、それにしても混声はええなぁ。学生のとき、なんでグリー道に進んだのか。
(まぁ、グリーに行ってなければ、BKにもNCにもいなかったと思うけれど。)
いい気分で帰ってきたものの、演奏途中からなんか暑いなぁと思っていたら、やっぱり熱あり。
空咳がでるし、どうも風邪っぽい感じです。文章書いているうちにしんどくなってきました。
冬コミ直前に困るなぁ…。くすりを飲んで寝ます。
- 2007/12/25(火)

Merry Charistmas
浦沢直樹の「MASTERキートン」の中で、キートンはタクラマカン砂漠に背広で赴いているが、
その理由を劇中では「背広に長袖、それに長ズボンは、実際には直射日光をさけ、通気性もいい」
と説明している。山Dが同じことをやれば、たちまち萎んでしまうことは間違いないけれど、こと
秋冬に限っては背広を着るのは嫌いではないというか、むしろ好きだ。
私服の少ない私にとって、ネクタイとカッターだけでバリエーションがつけられる背広はありがた
いというのと、よく合った背広は着ていて気持ちが良い。動きやすいし、快適にすら感じる。背広
を着ることを堅苦しいものの象徴として考える人もいるだろうけど、私にとってはむしろ楽な格好
とすらいえるのだ。一昨日のBKの演奏会に背広を着ていったのはレセプションを意識していたと
いうのもあるけれど、一番大きな理由は終演後の疲れた体をしゃきっとさせて、すこしでも楽に過
ごせるようにしたかったから。
こういうのは少数意見なのかな?ツリーの飾られたスーツショップを見て思ったことでした。
業務連絡:
「数取器」、二ヶ買いました。新刊用と既刊用。
これで一生懸命「正」の字を書かなくて済みます…。
追記:山Dが撮った写真をオリンパスのWebギャラリーに投稿しています。会員以外の人も見れる
ので、よかったらどうぞ。クリスマスプレゼント(になるのか?)ということで。
オリンパス・フォトパスのページ
- 2007/12/24(月)


クリスマスプレゼント(自分の)
血圧、146-86。相変わらず高いなぁ。でも、きょうはそれほどしんどくはない。
演奏会が終わったからといって、すぐに下がるものでもなく、時間がかかるのだ。
今日買った本
「文字の母たち」、港千尋著、インスクリプト刊。3000円。
世界でもっとも古い印刷所、パリ・フランス国立印刷所。そして、明治から続く日本の代表的
活字「秀英体(秀英明朝体)」を伝える東京・大日本印刷。いまや、世界のどこからも途絶え
ようとしている活版金属活字の姿と、それをとりまく人々をパリと東京でとらえた写真集。
どのようにして、活字はヨーロッパから日本に伝播したのか。活字がつなぐ文明、その歴史
を静かに伝える、旅の記録でもある。
タイポグラフィーが好きな人、活字と組版を見て、美しいと思える人ならば、手にとって見て
ほしいと思う。表紙の写真に写る「すわりの悪い」活字の理由は、本文を読めばわかります。
本日の夕飯(予定)
むつの味噌漬け、小松菜のおひたし、ごはん。
(今日はちょっとぜいたくに高い魚)
サークル情報を更新しました。
- 2007/12/23(日)
合唱団「葡萄の樹」演奏会@京都コンサートホール小ホール。
疲れてるのだろうけど、いまはアドレナリンが出ているだろうから、実際の体調はよくわからんです。
きょうは血圧も測ってないし。ともかく、きょうはゆっくり寝ます。しんどいか、しんどくないかは
あしたの朝になればどうせわかるんだー。
- 2007/12/22(土)
入稿しました。上がってくるのは27日。出発が28日の昼過ぎの予定なので、いつものごとくぎり
ぎり間に合ったという状態。一度、午前中に印刷屋に行ったのだけれど、書類不備もとい、データ
に問題があって、出直しになったのだ。
今回の新刊の情報は明日以降に掲載するつもりだけど、8ページの観音折りとなっている。この場合、
中に巻き込む4ページ分はサイズを2mmほど小さくしないといけない。それは事前にわかっていたの
だけど、InDesignでは異なる判型の混在はできない(たぶん)ので、はみ出す部分は塗り足しと一緒
に切り落としてくれればいいと思っていたのだ。
わたしの嫌な予感というのはよく当たる。案の定、適正サイズで作り直しが必要ですと言われてしま
った。どうやるのです?って聞くと、4Pを一枚物の大きなドキュメントに統合すればいいとのこと。
作業的にはもとのドキュメントから一括コピーして、貼り付けてやればいいのだけど、印刷屋ではそ
れはやってくれないし、できないわけで。こんなことならMacBookごともってくれば良かったと思い
ながら、一度帰宅。昼ご飯を食べてから、作業をして2時間後に出直して、今度はOKが出た。
ふぃー、雨のなか二駅離れた場所まで二往復は堪えました。まぁ、これで新刊は出せるので一安心。
あとは明日の演奏会に備えるだけ。正直、昨日の練習後の感覚からすると、演奏会後にどうなってい
るのか想像もつかない。打ち上げ会場で横になってたらだめかしらん。割と弱気。
コンクールのときのNCも、明日のBKも、自分のことで精一杯で、音楽全体を見回す余裕がないの
がくやしいなぁ。もっと周りに頼れば楽なのかもしれないけど(いまでも十分頼っていると思う)、
それがなかなかできない性格なのだった。
演奏会に備えて、ゆっくりします。
朝、ちゃんと起きられますように。
あ、冬コミのカタログ、まだ買ってない。まだ売ってるのか?
- 2007/12/21(金)

コミックマーケット73、山Dの電波暗室新刊
なんとか、脱稿しました。明日、入稿してきます。詳細は明日。
BK練習、18:30-21:00。ひさしぶりに歌うっていのを忘れてて、かなり鼓動がおかしな状態に。
どうも、まだうまく制御できないな。
あすはとにかく休養します。
- 2007/12/20(木)

とよのか
フレスコで買ってきたいちご。ひとり暮らしをしていると、みかんやバナナは食べるものの、
いちごはあまり食べないということに気づいた。ひとパックの量が多いからだろうけど、何だ
かこうしてみると、「大人買い」をしているようにみえる。実家ではこんなにたくさん一人占
めすることは出来ないもんなぁ。ちょっと、嬉しくていちごダンス(1・2)を踊ってしまい
そう。
余談:おおかたの予想通り、柿は食べない山D。
録画していたタモリ倶楽部「メトロに乗って綾瀬検車区へ行こう前編」を見て、鉄分を補給。
いやー、すごいな今回。王子検車区から貸し切り地下鉄で南北線、有楽町線、千代田線を使っ
で綾瀬まで行くのだけど、これが乗り換えなしなのだ。どういうことかと言うと、各線を結ぶ
連絡線を通っていくというのだ。南北線から有楽町線の場合、二回もスイッチバックを行うと
いうトリッキーさに、番組出演者(タモリ、原田芳雄、南出マネージャーら)と同じくらいの
テンションで夢中になってしまう。あれかな、秘密基地っぽいからか。面白かったのが、進行
役の松尾貴史。彼は明らかに「鉄」ではないのだけど、タモリ鉄道倶楽部の面々を引率?する
うち、回を追うごとに、だんだん感化されはじめていっているのだ。普通の人がこうやって変
貌をとげていくという見本みたい(でも、まだ理性がある)。
山Dはきょうも作業をしているようだ。
「だんだん調子づいてきた!」と言っていたが、
途中で「やっぱりしんどい」とか言って休んでいる。
きょうの分は半分くらい終わったみたいだ。
「二日延びたから、5100円」とメモ書きしている。
「土曜日の午前中に終わる」そうである。
演奏会の前日なのにだいじょうぶなのか。
無理はしない、と言っている。
- 2007/12/19(水)
山DはPCに向かってなにやら、作業をしている模様。
かと思えば、エディタをひらいて何か書いている様子でもある。
時折、「サテン金藤…135…」と、ぶつぶつ言う声が聞こえる。
しかし、今日の分はもう終わったようだ。体調が昨日ほどよくないらしい。
「明日、頑張る」などと、試験前の高校生のようなことを言っている。
どうでしょうを見てから眠るそうである。
- 2007/12/18(火)
昨日の暗室を読み返していて、そんなに待ち時間があるのなら、楽譜をもっていって暗譜にいそし
めばよかったのではないかと、今日の私が言う。しかし、昨日の私からすれば「それはそれで、な
かなか、しんどいのですよ」と反論するかもしれない。健康なときって、明日はこれをしよう、あ
れをしよう、仕事はこう進めよう、なんて平気で考えているけれど、体調が万全でないときって、
明日は調子がいいのか、悪いのかなんて読めない。だから、あしたはあしたの風が吹く的な日常に
なってしまうのは仕方のないことなのだ。なんて、自分に言い訳してみたり。いまは、昨日できな
かったことを取り戻すべく、音源をききながら歌い方をイメージしています。
大丸で買い物するたびにたまるポイント。じつはポイントの大半が今年中に有効期限がきれるので、
使ってしまわないともったいないという状態。およそ1000円。百貨店で1000円というのは、中途
半端な金額なので、年の瀬の迫った今になっても、何に使うかが決まっていない。
案をいくつか考えてみた
・食料品コーナーでおかずを買う→せっかくのポイントが、なんとなくもったいない気がする
・手袋を買う→片方が行方不明。でも、確実に部屋のどこかにあるから探せばいい。
・毛糸の帽子を買う→冬コミ対策。一番現実的かも。しかし、追加予算が必要。
・おみやげを買う。
最後にひらめいた「お土産」はなかなか良い案ではないか。年末にコミケで東京に行く際、最終日
新幹線に乗る前に八重洲口の大丸で、実家用のお土産を買えばいいのだ。食料品を買うのと同じじゃ
ない?と思われるかもしれないが、食料品が日常のものなのに対して、お土産はやはり非日常の特別
なものだと思う。1000円という値段もぴったりだろう。
この案を思いついたのは、経済的な事情もある。いつもコミケ帰りは、大量の本を購入しているため
手許不如意であることが多いから。弁当とお茶と、交通費くらいということもあるのデス。お土産も
買えないの!という声が聞こえそうだけれど、持てる資本を可能な限り本に投入するために、食費・
宿泊費・雑費を切り詰めるのは昔からの基本原則で、身にしみついてしまっているというか。あぁ、
でもとんかつ食べるお金だけは削りませんよ。絶対ね。
まぁ、あとは12月31日にそのことを忘れていなければいいのだが。
忘れてたら…、京都に戻ってきてから大丸京都店で土産(?)を買おう。
明日の体調は果たして。
おやすみなさい。
- 2007/12/17(月)
検診日。病院にやってきてから、隣の薬局で薬をもらってかえるまで3時間。過去最長記録かなー。
こんなに混んでいるとは。あまり長時間は本を読んだりできないので、時間のつぶし方に困る。あ、
ヘッドホンで音楽きけばいいんじゃないか。今まで気づかなかったのは、なんでだろう。
隣に座っていた女性が、本屋で買ってきたばかりとおぼしき「ジャージの二人」を取り出して読み出
したので、対抗(?)というか長嶋ファン仲間か?とさぐりを入れるべく「スポンジスター」を取り
出してみるもの反応なし。残念なり。しかし、公衆の面前で「スポンジスター」を読むのはちょっと
恥ずかしい。まだ電車のなかでは読んだことがない。
なぜなら、こんな装丁だから。

「ガーリーな感じで読者をだます」というコンセプト(?)らしい。
いしいしんじのごはん日記、11月17日の分。
『とくに東京マラソンたらいう騒ぎはなんのこってすか。影の一味がマラソンウィルスをまいている
のか。』
うんうん、どうして3万人も一斉に東京でマラソンするのか、スポーツに縁のない人間からすると、
かなり理解に苦しむイベントですよ、あれは。今年の初め、VoxGaudiosaの演奏会の翌日が、東京
マラソンだったせいで、宿を取るのにえらく苦労したのですよ。だから、ちょっと恨みあり。2008年
は幸いにも演奏会の1週間後なので安心。2月16(前日)、17(当日)と東京に行く予定がある
人は注意した方がいいです。
夕刻、発熱・頭痛。ちっともよくならないので、虎の子の最後の頭痛薬を投入。困るなぁ、また
薬局に買いにいかねばならん。大衆薬は1000円単位の出費なので、正直ふところに響きまする。
きのうの調子のよさの反動か、診察待ち疲れか。
少し安定してきたので、もう一度寝ますー。
- 2007/12/16(日)
何週間ぶりかの、血圧上下とも正常値。体が楽だし、頭痛もしないのがありがたい。
しかし、あまり調子に乗るとぶりかえしそうなので、買い物ついでの散歩のみ。
途中、カメラのナニワで欲しいと思っていたレンズの中古を発見。大いに迷う。というのも、
いまE410につけているズームレンズと焦点距離がもろにかぶっているからだ。性能は今のより
もいいらしい。望遠側でもf値が3.5と明るいというのも魅力。新品より1万円以上安い、お手
頃価格でもある。しかし、買ってしまうと、確実に今のレンズは使わなくなるので、それはもっ
たいない。うーん。
いったりきたりしながら、ついに誘惑に負けて、ガラスケースから出してもらう。もっていた
E410のボディに取り付けさせてもらい、試写。というか、カメラ店の店内では画像の差なんて
わからないのだけど一応。その結果、とても重要なことがわかった。このレンズ重い。
レンズの重さは事前に調べていたからわかっていたのだけど、やはり実感として重い。カメラ
を支える右手が前に回転しないように無理しているのがわかる。肩に力が入る。レンズ自体は
左手で支えているのに。重さ約450g。決してこの種のレンズのなかでは重い部類といえないは
ずなのに、この違和感は何か。
それはそのはずで、もともと使っているレンズの重さはなんと190g。持ち上げると、ホントに
これレンズかというくらい軽い。この重さにすっかり慣れきっていると、とても他のレンズは
使えないということか。いくら、性能がよくても、重いがゆえにカメラを持ち出すのが億劫に
なったら意味がない(昔、フィルムカメラでそういう経験があったから)。いや、「軽さ」も
性能の一部なんだっていうことを、そのときまですっかり忘れていたよ。
ちょっと考えます、とかなんとかいってケースに戻してもらい、そさくさと店をあとにした。
実際に試してみてよかった。Amazonでポチッと買ってしまわないでよかった。
フレスコで夕飯を買っての帰り道、今のレンズで写真を撮る。家に帰って、見たその画像は、
これで十分どころか、いやーやっぱり描写性能だってなかなかやるんじゃない?と思わせてく
れるものだった。
このレンズで頑張ろう、そう思いなおした夕方でありました。

"I'm waiting for"
- 2007/12/15(土)
同志社グリークラブ第103回定期演奏会@京都コンサートホール、を聞きに行った。率直な感想
を言うならば、「もったいないなー」ということ。
熱意とか、やる気とか、チャレンジの姿勢はじゅうぶんあるのに、単純に声量がない。瞬間瞬間
でみれば、和音も響きもいいなって思うところがあるのに、飛んでこないから、それが十全に伝
わらない。つなぎのない麺みたいなもので、箸ですくうとぽろぽろとこぼれる。息が薄いから、
音楽全体でみたときに密度が薄くなって、聞いているこちらが息苦しくなってしまう、そんな演
奏会だった。客演指揮者のあそこまでの渾身に、こたえるだけの声をしぼりだして欲しかったと
思う。アンコールの3曲が、演奏会としてのスタートラインであったら、とても期待して聞けた
のに、残念だった。悪くないけど、良くない。なんともはがゆい思いのまま、会場を出た。
最近気になるCM:
KBS京都で放映されている"ef - a tale of memories"というアニメがある。ちゃんと見たこ
とはない。一応、どんなアニメも第1話は録画して試しでみるけれど、見ている途中で「これは
合わんな」と思って、すぐ消してしまった。だから、ここで気になったのはそのアニメの中身で
は全然なくて、そのCMのこと、その演出手法のことだった。
アニメの本編やオープニング、エンディングではどうなのかしらないけれど、DVD発売告知のそ
のCMは、タイポグラフィー(文字フォントを主体としたグラフィックデザイン)で作られている
のだ。通常、本編中のカットなどをそのまま流すのがこの種のCMの常道なのに、その一般人から
すればいかにもアニメなキャラクターとフォントの融合は、しびれるくらい決まっている。たった
15秒のなかに、おどろくぐらい繊細で考え抜かれた演出がこもっている。CMなのに、何度も何度
も見返してしまった。グラフィックのタイポグラフィーと違うのは、そこにさらに音楽がシンクロ
していて、動くということ。だってアニメだから。音楽と動きが加わると、それはもう。
では実際の画面をご覧下さい。キャプチャーとか、そういうことはできない環境なので、TVをう
つしただけ。音楽と動きを見せられないのが惜しい。このもどかしさ。










アニメいや、映画のDVD告知でもここまでやったCMはないと思う。製作・本編関係者の気合い
を感じます。個人的に、アニメ関連CM大賞のようなものを勝手に差し上げたいくらいだ。
初めて、このページを読みに来た人がいたら、ちょっとひくかなぁ。いや、いつも見にきてくれて
いる人でもちょっとアレか。アニメ=萌え〜、とかそういうことが言いたいのではないので、わか
っていただけると幸い。
演奏会の聞き疲れか、ちょっと眠くなってきたので、きょうはこのへんで。
- 2007/12/14(金)
BK練習、20:55〜21:15。
BKマネ会、21:30〜23:30。少し、疲れた。でも、出ておいて良かった。来年にむけての話も
具体的な展望として、少し話ができたし。イメージを共有できる人がいることは大切だなぁ。
昨日、思い立って壁掛け時計を買ってきた。22日発売の阪急100周年記念の鉄道時計は食指が
うごかないではなかったが、買ってもたぶん日常的に使う機会がなく、死蔵するであろうから
もったいないなと思ったのだ。まぁ、記念品なのだからそれでもいいのだろうけど。
それで同じ買うなら、前から気になっていた時計があったので、それをと思って。

セイコーパワーデザインプロジェクト 深沢直人監修モデル アナログクロック
Cocon烏丸のアクタスに展示されている、いろんな壁掛け時計のなかで、ひときわ目を引いた
のがこの時計だった。見た目の形が変わっていたり、特長のある文字盤であったり、素材がユ
ニークであったり、そういう時計はほかにたくさんあるけれど、この時計には他の時計にはな
い、シンプルさと、力強さ、そして柔らかさ、そういうものを感じたのだ。
シンプル、っていうとどちらかというとクールな感じの材質や、文字盤になると思うのだけど
この時計は、よく見ると文字盤は塗料を厚くぬって、少し盛り上げていて、単なる平面ではな
いし、針の形状も直線ではなくて、ゆるやかなカーブをえがいている。よく見ると、塗り箸の
ようにも見える上品さがある。そういうところがシンプルなのに柔らかい印象を与えているの
だと思う。
日常で使うものだから、飽きずに眺められて、時間も読み取りやすいものがいい。そうすると
この時計以外に選択肢は考えられなかった。ひと目ぼれみたいに。
監修こそ深沢直人だけれど、実際のデザイナーはセイコーのインハウスデザイナーの人。この
時計はセイコーの社内で実施しているデザインのワークショップから生まれた成果なのだ。日
本の工業デザインが北欧やイタリアのデザインに決してひけをとらないものであることを示し
ているような気がする。買い換えをうながすための工業デザインの時代は終わって、長く愛用
されるデザイン(ロングライフデザイン)への回帰にも思える。
そういうデザインが、身のまわりにもっと生み出されて、多くのひとがその価値を見いだすよ
うになる時代になってほしいと思う。ともすると、"ECO"のような一過性のブームにくくられ
てしまいがちな、この「シンプル」を基調としたデザインが、次の世代に受け入れられ、作り
つづけられるものであってほしい。おおげさかなぁ。
余談になるけれど、この時計は電波時計で自動で時刻合わせができる。すでにうちにあった卓
上のデジタル型の電波時計と、あたりまえだけど時分はもちろん、秒までばっちり同じ時刻に
なったのには、「おー」っと感心してしまった。(アクタスにはこの時計が何種類か飾ってあ
るけれど、完全に全部同じ時刻を指しているので、これは一見の価値あり?かも)

壁かけ時計のある風景
- 2007/12/13(木)
夕食後、BKの作業ちょこっと。その途中からだんだん腹痛。酒を飲んで消毒(ウソ)
いろいろと難儀な体であることよ。
正露丸服用の後、Lカゼイ・シロタ株、ならびにラクチス入り飲料を服用。
「生きて腸に届く」、乳酸菌のパワーに期待。
・壁掛け時計のある風景
・京都卓球センターの痕跡
について書くつもりだったのだけど、延期。夜中に目が覚めただけなので、もっかい寝ます。
- 2007/12/12(水)
BK補習(男声のみ)、18:30-21:00。練習場についたのが18:00だったのだけど、そのときの
心拍数がだいたい手持ちの時計で測って132くらいになっていた。ただ、歩いて練習場に行った
だけなのに。30分かけて、沈静化させて、どうにか歌えるようになった。でも、最初ベース二人
テナー一人だったから、力が抜けなくて困った。あとから人数が増えたからよかったけど。
練習後、やはり歩いて帰宅したけれど、そんなにしんどくはない。途中で力を抜いていたという
のはあるけれど、風邪のときはたくさん汗をかくのがいいのと同じ(?)で、体力の回復期に少
しだけ負荷をかけてやったのがよかったのかな。血の巡りとか自律神経、身体全体の筋肉に良い
刺激をあたえることになったのだと思う。以前の感覚を体自身が取り戻していくような感覚。
残り練習は少ないけれど、この調子でリハビリテーションできればいいな。って、本番直前に言
うようなことじゃないのだけど。まぁ、許してください。
風呂入って、体を休めて、どうでしょう見て、頭をときほぐしてから寝ますよ。
本日のBGM:
Tango Suite for Saxophone and Orchestra (A.Piazzolla)
T.Kerkezos and London Philharmonic Orchestra.
Amazonで注文していたCDが郵便受けに届いていました。CDの場合は、郵便扱いなんだな。
まぁ、そのほうがいちいち在宅して受け取らなくて良いから助かる。
- 2007/12/11(火)
詩とか、短歌とか俳句とか、そういうものをやっている、読んでいると言うことを正面切って
告白するのは、どこか恥ずかしいという気持ちがどこかにあって、どうしてもそれを自分の内
に秘めておきたい(だからよけいに恥ずかしくなる)ということがある。でも、それを自分か
らすすんでさらけ出してしまう人がいる。それは歌人とか俳人と呼ばれる人である。じつは、
それは、とてもすごいことなのではないか。
諧謔というものがある俳句にくらべて、短歌などは恋愛を扱うことが多いため、その気恥ずか
しさは倍増するような気がする。
穂村弘、という歌人がいる。川上弘美や長嶋有との対談やエッセイなどでよく登場する歌人な
のだが、まだその歌を読んだことがなかった。一昨日買ってきた「イルクーツク2」のなかで
も、やはり穂村弘と他3人の対談があって、以前からの興味とあわせて、読まねばという気持
ちになっていた。
それで今日、歌集を買ってきた。
「回転ドアは、順番に」、穂村弘×東直子著、ちくま文庫。580円。
『ある春の日に出会ってから、ある春の日に別れるまでの、恋愛問答歌。』と裏面に書いてあ
る通り、往復書簡の形をとっていて、歌と断章でのやりとりが書かれている。
すこし読みはじめてみて、恥ずかしかったかどうかはともかく、短歌というのはすごいエネル
ギーを持った言葉なのだなーと漠然と思った。普通、小説のような文章はセンテンスひとつだ
けとりだしても、あまり印象には残らない。そりゃ、決めの文章はあるけれど、そこにいたる
プロセスが小説なのだ。でも、短歌の場合(俳句は極限まできりつめているので詩的なとらえ
方が難しい、と個人的には思っている)、当然のこととしても、ひとつひとつが普通の言葉の
ようでいて、でもきらっと光るものをその一文がもっていると気づく。小説を読み返すという
ことは、ストーリーを読み返すということだ。だから、時間もかかるし、読んですぐに読み返
すってことはしない。印象を忘れるためのインターバルがいるから。でも、短歌はこれいいな
と思ったものは、何度読んでも、何度同じページをひらいても、どんなに短時間に読み返して
も、その輝きは保たれたままなのだ。そんな気がした。
序盤の序盤で、気にいった句をひとつ。
「たくさんの光の中で会えたこと ハロー ハロー 声おくります」
って、これ穂村弘じゃなくて、東直子の句だ!
BKマネージ、少し。パンフや歌詞集などの形のできる仕事は、しんどくてもやりがいがある。
今回少しかかわって、きょうで一段落した。いい仕事ができたような気がする。
たいへんなのは形のない仕事。さっき、ほんの少し関わっただけなのに、自分でも血圧があが
るのを感じた(最近、敏感なのでね)。すこし前まで、こんなことを日常的にやっていたのか
と思うと、気が遠くなりそうだ。形のあるものは、それが報いになる。でも形のないものには、
その仕事全体の成功というもの以上の報いはまったくなくて、それどころか、時間とお金と体力
と精神の疲労が待っている。後者が上回った場合、つづけることが耐えられなくなる。
いまは、NCのマネージは意図的に外してもらっているけれど、演奏会に向けて、どうしてもか
かわらなければならない局面がやってくる。そのときのことを思うと、頭が痛い。
- 2007/12/10(月)
昨日、Cocon烏丸のshin-biに、ブックスゴニングミのイベント?に行ってきた。
スペースに入るなり、長嶋有氏と目があっちゃって、それで初対面だったけれど、あっ長嶋さんだ
とわかった。あ、いや、柴崎さんと対談している写真見たことあったな。だからわかった。でも、
さえない顔のようでいて、知らない人からすれば通行人のあんちゃんのようであっても、氏からは
確実にオーラのようなものがでていた。ちょっと陰のある松下耕というべきか。
自分が読んでいる本の作家さんと直接話すというのは、かなり不思議な気分だ。とっかかりがなか
なかなかったので、散発的だったけれど、それでも1時間くらいは、滞在していた。歳が一個しか
違わないので、マンガやゲームの話などできればよかったのになぁ。
今、買ってきた氏の文芸同人誌「スポンジスター」を読んでいる。長嶋氏がすごいな、と思うのは、
このなかに掲載されている「現金漫画としての藤子不二雄A論」(ブルボン小林名義)というよう
なしっかりした論評ができるということだと思う。問題の提示、展開、検証、比較、結論、余談、
こういう構成がきちんとしているので、著者の思考のプロセスをじつにわかりやすくたどることが
できる。それは、久しぶりに味わう知的興奮だ。
論評というもの自体は、じつは対象さえあれば誰でもできるものだ。しかし、それを読んだ者が、
共感し、興奮し、あるときは溜飲をさげ、さいごにはさわやかな気持ち、それは著者自身の気持ち
でもあろうが、になるような文章をかけるかどうか。それができるのが、プロなのだ。プロの技術
なのだ。Amazonや、価格comの「素人」レビューに欠けているものが、そこにはある。思いこみや
主張ではなくて、技術(レトリック)を駆使し、客観的な事例を示すことで、対象のなかにある見
えないものを、読者と一緒になって(おいてけぼりにしない)解き明かす力が、プロの技であり、
長嶋氏の力なのだ。
長嶋有、もしくはブルボン小林の名前を見かけたら、読んで、ぜひその力を実感してみてほしい。
ひさしぶりに長文を書いたら疲れました。
きょうはこのへんで、休みます。
(読み返してみたら、後半がしりきれとんぼな感じでまとまってない。なので、またつけたすかも)
(前編ってことで)
- 2007/12/9(日)
今日は書きたいことがいろいろあるのだけれど、どうも夕方から体調がかなりおかしくなってきて
それどころではないので、詳しくは後日。5分置きに体調がよくなったり、悪くなったりと最悪の
状態です。寝たらよくなるのか、わからないけれど、それ以外に対処方法がないので、寝ます。
あー、もうっ!この身体なんとかならんのか。
覚え書き
・今日の夢の話、飛行機と空港の話。
・今日買った本の話:イルクーツク2、スポンジスター。
・今日届いた本の話:別冊on-chu。
・今日買えなかったCDの話:サクソフォーンとオーケストラのためのタンゴ組曲(ピアソラ)
・あじゃりもち、品薄の話。
- 2007/12/8(土)
イタリアの何処か。ドイツの騎士団が創建した教会の前にあるホテル。そのホテルの外周に沿って
円周方向に足を向ける形でスリーピングシーツが敷かれている。船の雑魚寝スペースみたいな状態。
その一角で目覚める私。こんな場所でもちゃんと宿泊料金はとられるのだ。でも、さわやか。さて
朝食はどこで取るかなぁ…、という夢を見た。
夢の中の目覚めとはうらはらに、今日は重力加速度が二倍になったくらい体と頭がだるいため、ど
こにも出ずに静養しておりました。Cocon烏丸行きたかったが、明日行こう。

MacBookを枕元に持ってきて、こんな感じで音楽を聴きながら寝ております。
冬コミ本の締め切り日を確認。用紙の選定だけすませる。実際の作業ができるか、いまもって
微妙な状態。「いっそのこと落とすか」「いやいや新刊のないコミケはつらい」と頭のなかが
ぐるぐるしている。とりあえず、まだあきらめていません。
いしいしんじのごはん日記、11月10,11日の分量は改行なしで読むには一苦労。目がまわっちゃっ
てだめだわ。元気なときに読みなおそう。
血圧の状態が微妙なため、本日はこれで。
- 2007/12/7(金)
更新休みました。
- 2007/12/6(木)
新聞の集金のおばちゃんがくれた来年の暦によると、来年の私の運勢は「順風満帆」「万事思惑
通りに進展」「求めずして福来たる」と良いことばかり書いてある。気をよくして今日は横にな
ることにする。血圧151/96、今は調子が悪くても。
本日のBGM:
無伴奏混声合唱のための「シャガールと木の葉」(作曲:北川昇、作詩:谷川俊太郎)
演奏、淀川混声合唱団。
…こころと、からだがとけていく。
- 2007/12/5(水)
ウチのマンションのすぐ北にある元成徳中学校の解体工事が始まった。なぜわかるかというと、
校舎の周りに白囲いがされたうえに「解体工事中」とわかりやすく書かれているからだ。成徳中
学校の校舎は以前、「近代建築探訪 京都断章」でも紹介したアールデコ模様のアーチ扉を持つ
市内でも有数の近代建築である。うちの近くは呉服屋が集中する商業地域なのだけど、ツタの絡
まるその校舎は、ともすれば無味乾燥になりがちなこのあたりの景観を、季節を通じて美しく彩
っていたと思う。
京都も少子化の例にもれず、このあたりの中学校は昨年、下京中学校という一つの学校に統合さ
れたので、「元」中学校なのだけど、この先どうなるのかな?と心配していた。中学より先に統
合が行われ、廃校になった市内の小学校は現在、ほとんどがそのままの形で残っていて、一部に
はマンガミュージアムのようにうまく活用されているものもある。できれば、残して欲しい。そ
れだけじゃなくて、うまく活用して欲しい。そう思っていたのだけど。
解体工事とはなっているが、その後どのような施設が作られるのか、またどこまで解体するのか
ということまでは、白囲いの掲示をくまなく見てもわからなかった。いまのところ、通りに面し
た部分は手つかずなので、部分保存でもされないか?と淡い期待をしている。全国的に見ても、
近代建築の多く残る京都は、その保存の形態でもじつは先進しているのではないかと、私は考え
ている。単なる公民館、貸しスペース的施設といった間に合わせ的活用ではないところが多いの
だ。(じつは、それが今度の冬コミの本のテーマでもある。)
元成徳中学校が、全国の近代建築保存にさらに希望を拓くような保存のされ方をするよう、期待
して、推移を見ていきたい。というか、地元なんだから本当はもっと積極的に関わりたいのだけ
どなぁ。単なる建築好きなだけの会社員ではなかなかそうもいかず。
ところで、最近乾燥しているためか、左耳の耳たぶの下が切れてきました。痛いよう。
リップクリームの代わりにタイガーバームを塗り塗り。
- 2007/12/4(火)
風邪は治ったようです。しかし、昨日から飲み始めている処方が変わった薬の副作用で、目が疲
れやすいというか、重たい。以前、処方が変わったときも慣れるまで2、3日の時間がかかった
ので、しばらくは我慢我慢。でも、つらい。
ところで阪急の駅で気になる情報を発見した。「阪急電鉄創立100周年記念鉄道時計」が発売さ
れるというのだ。限定2007個。これは多いのか、少ないのか。価格は29000円。鉄道時計として
は標準的か、むしろ安いくらいの値段だと思うけれど、本当に欲しい人に対する分水嶺にはなる。
果たして、どれくらいの人が殺到するのか、山Dは参戦するのか。注目の発売日は12月22日。
山Dがポスターを眺めている間にも、年配の男性が駅係員を呼んできて、どこで買えるのかを確認
しておりました。。。(発売時間は「始発から」だってさ。)

かっこいい。
あと、この情報を必要としている人が私のほかにいるのか疑問の残るところだけれど、12月8,9日
と、長嶋有氏が京都にやってくる模様。
長嶋有、名久井直子、柴崎友香、法貴信也、福永信の5人による同人誌「イルクーツク2」の発売
イベントが、Cocon烏丸のshin-biで行われるという。8日はトークイベント、9日は一日中販売(著者
自ら手売り)いうこと。長嶋氏のサインとかもらえるんだろうか。「いろんな気持ちがほんとの気持ち」
にサイン欲しいなぁ。
- 2007/12/3(月)
風邪、ややましになる。うれしいような、そうでないような夢を見た。説明がむつかしいので
内容はパス。変な夢を見るということは、まだ治っていない証拠だ。今晩、熱が出なければ、
大丈夫かなぁ。念のため、風邪薬は飲んでおく。保冷剤の備蓄よし。
ポストを覗くと、メール便が届いていた。

芸術新潮、2006年5月号、特集「はじめての武満徹」
版元品切れとなっていたため、アマゾンで調べて、ネット古書店にいくつか在庫があったので注文
していたのだった。思えば、去年店頭で一度は手にとっていたのだけど、なぜ買わなかったのかわ
からない。品切れの雑誌はプレミアがつくことがあって、心配していたのだけど、買ったものは定
価(1400円)よりも安かった。別の書店では3000円という値がついているからびっくりする。下手
に目端の利く古書店(アート系専門など)は、価格をつり上げてくれるから困る。
ちなみに、

芸術新潮、2006年7月号、特集「ジャコメッティ」
買っておけばよかった!その2。これも版元品切れ。アマゾンにも在庫なし。
なんでだろう、2006年は迷いが多かったのか。それとも単純に、お金がなかったのか。
気長に探してみることにする。
とりあえず、お腹に何かいれたら、今日も早めに休みます。
- 2007/12/2(日)
風邪、あまりよくなっておりません。のどがやや痛いです。なので、今日から加湿器を導入。
遅い昼ごはんを食べたら、少し眠ります。
ただいまのBGM:
音鉄のCD(列車の車内放送、走行音、モーター音などを録音した自主製作CD。コミケや乗り物
学会で頒布されている。「鉄」の中でも、かなりニッチな分野。夜行列車の車内放送を聞いている
と自宅のベッドに横たわりながら、旅気分が味わえるので良い。。。想像力の勝利デス)
あっ、また冷えピタ買ってくるの忘れた。仕方がない、保冷剤でなんとかしよう。
- 2007/12/1(土)
中学のとき、みんなで飛行船を組み立てた。なぜかそれを飛ばすことはせずに、高校の体育館に
格納したままにしていた。久しぶりに入った高校の体育館で目にしたものは、すでに解体された
飛行船だった…、という夢を見た。熱にうかされているときは、よくわからん夢をみるが、今日
のはかなり謎な部類に入る。
つい二日ほど前、風邪を引いた友人にお見舞いメールなどを送っていたら、翌日から自分が風邪
を引いてしまうという体たらくで、更新を休みました。ん、もしや電子メール経由でうつったの
か!(ごめん、ウソ)
朝、昼は葛根湯エキス(眠くならない)、夜は小児用ジキニン1本一気飲み*で対策。医者に行く
とたいてい渡されるPLという薬がありますが、あれは風邪でふらふらするのか、副作用でふらふ
らするのか(強烈に眠くなる)わからないので、よっぽどのときでないと飲まないことにしている。
風邪を治す基本は睡眠なので、眠くなるのは正しいのだろうけど。
今日の日中は、薬のおかげでずいぶん楽に。今のうちにと思って、フレスコに行って夕飯に食べら
れそうなものと、みかん、バナナを入手してきた。で、夕方になって薬が切れると、途端に発熱、
腹痛、寒気がしてくるじゃありませんか。薬の効果の偉大さと、風邪のしぶとさに感心する。いや
感心してる場合じゃない。
とりあえず、ご飯と総菜を食べてお腹を満たしたので、あとはジキニンをもう1本飲んで、そうそ
うに眠ることにします。
(しんどいときに限って、冬コミ本作成に関するアイデアが浮かんでくるのは、なぜだろう。
そろそろ着手しないとやばいよ。)
*小児用ジキニンは、通常小児が3回にわけて飲むためのお薬です。絶対に小児に1回で飲ませて
はいけません。また、大人がこれを一気に飲むのは用法外なので、過去にジキニンを飲用したこと
のない方にはお勧めしません。マネしないでね。(山Dに対して有効であることは実証済み)
- 2007/11/30(金)
更新休みます。すいません。
葛根湯を飲んで、寝ます。
ただいまのBGM:
・Valde honorandus est (Giovanni Pierluigi da Palestrina)
・Go, Lovely Rose (Edmund Waller / Eric Whitacre)
・Kalinda (Gabriel T. Guillaume / Sydney Guillaume)
追記:
眠らないと!と思うとなかなか眠れない。うちの家系はみな三秒で眠る達人ぞろいであるのに、
なぜ私はこうも寝付きが悪いのか不思議。「寝付きの遺伝子」があるとしたら、劣性遺伝なの
かなぁ。犬ですら、よく寝るのに(それはもともとか)。

眼鏡、時計、筆入れ…。茶系統が好きなのか、自分。
寝床で写真を撮ったりしているうちに薬が効いてきたみたいで、ようやく眠たくなってきた。
熱は、いまは引いてるみたいだ。おやすみなさい。
- 2007/11/29(木)
今日、ちょっと変なことがあった。朝からなんだか目が疲れるというよりか、目と脳がうまく接続され
ていないような違和感があったのだけど、ふと入ったジュンク堂の店頭でそれは起こったのだ。そうい
うときに本屋に行くのはどうか?という意見もあるだろうが、書店空間=万病に効く説を唱えている身
としては、この変な感じが治るのではないかと無意識に思ったに違いない。
店頭に並べられた新刊のなかに一冊の文庫本があった。それを見たときに、こう感じたのだ。
「文庫本ってこんなに縦が長かったっけ????」
おかしいでしょ。でも、すごい違和感を感じてしまって、頭がむずがゆくなるというか、気持ちが悪く
なってしまったのだ。それで、最初に見た文庫本だけがそうなのか、確かめようとして、他の文庫本を
見たのだけれど、それもどことなくしっくりこない。つまり、文庫本の縦横フォーマットそのものに違
和感を感じているのだとわかったわけです。最初は、装丁の具合でそう見えるものだと納得させようと
していたのだけど。
こんな有様では文庫本が読めなくなる、と危機感を憶えて、視覚をリハビリするために、きっかけにな
った文庫本を持って、文庫のフロアへ行き、手当たりしだいに手にとって、目を慣らしていったのだっ
た。はたから見たら、あきらかに挙動不審だ。こうやって書いていても、おかしな行動だよねぇ。
違和感は、いまも若干続いている。帰宅してから、この原因を考えてみた。縦に長いと感じるのだが、
それは縦横比でどれくらいなのか。測ってみた。文庫本の場合、約1.5。これに対して、昨日読んでい
た芸術新潮は約1.35。これを皮切りにあたりの本やらマンガをいろいろ測ってみたところ、おおむね
1.3〜1.45の範囲に収まることがわかった。例外は新書や、少年誌コミックで、これは1.7近い。
縦横比1.5というのは、結構縦長なのだ。最近、文庫本を読むペースが落ちて、大型本や雑誌を目にし
ていたことが原因かもしれない。あと考えられるのはデジカメの画像だ。GRDをメインに使っていた
ときは、フィルムサイズと同じ3:2(つまり縦横比1.5)フォーマットで撮影していたのだけど、E410
がメインになってからは4:3(縦横比1.33)フォーマットの撮影が多くなった。4:3画像は横位置
の場合、少し締まらない感じがするのだけど、縦位置にするととてもしっくりくる。私の撮影は縦位置
が多いので、その画像を見ているうちに、いつしか4:3をフォーマットの標準とする認識が定着して
しまったのかもしれない。
まぁ、この違和感はページを開いて見た本文ではまったく感じなかったので、読む分には影響はないみ
たい。あくまで、本を外から見たときの話。こういうのもゲシュタルト崩壊というのかな。
結局、この違和感を最初に想起させた文庫本を買って帰宅した。もしかしたら、この本の内容のせいで
はないかしらん、とちょっと疑ってみるのだった。
今日買った本:「東京奇譚集」、村上春樹著、新潮文庫。400円。
本日の夕飯:
とりのもも唐揚げ、小松菜のおひたし、ごはん。
- 2007/11/28(水)
水曜日の習慣であったスタンド通い。きょうも、自宅でご飯キャンペーンのためにいってませんです。
常連さんのようにママやお姉さん、バイトの兄ちゃんとは話したりはしないけれど、おそらく「水曜日
になるとやってくる会社員のお兄さん」として認識されるくらいは通っていたと思うので、「転勤しは
ったんやろか」くらいは思われてるかもしれない。体調がよくなったら、また行くぞ。あぁ、なつかし
や、ハムカツ。食べたいナァ。別に食事制限を受けてるわけじゃないから、日曜日とかにふらっと行っ
てもいいのだけど。。。なんとなく、自分への挑戦というか、そんな感じ。まぁ、山Dの言うことです
から、あまり当てにはなりません。
あしたは創立記念日(母校のだけど)。学生時代、授業は休講だったので、ここぞとばかりにグリーの
練習が行われたため、同時期に行われる学園祭というものを、一度も体験したことがなかったりする。
あれは、やっぱり面白いものなんでしょうか。いまごろになって思う、ちょっとした心残り。しかし、
まぁキャンパスの違う工学部生にとっては、みんなそんなものかもしれないよね(学祭が行われるのは
京都市内のキャンパスのみ)。バカになれるときにバカにならない(なれない)、っていうのは本当は
あまりよくないことだったんじゃないだろうかねぇ…。
- 2007/11/27(火)
11.28追記
昨日は更新できず。横になりながら、楽譜三次元レイヤー理論とか、よくわからないことを考えていた。
午前中、循環器検診。血圧は下がってきているという見解。でも、140-90ラインを下回らない日が多い。
どうも心理的な影響が大きい気がする。ぶどう一日練習の前日から、当日、翌日にかけての勾配はすごか
った。さがってきたのは26日から。急激に下がるのもしんどい。
血圧が下がると、端的に体調がよくなるので、やはり血圧は正常値にありたいものだ。27日は下がり傾向
ということで、トレッドミル検査を実施。7年くらい前にやって以来なので、どれくらい負荷がかかるの
か忘れていた。どういう検査かというと、ベルトコンベアに乗って歩きながら、血圧と心電図を取るとい
うもの。運動負荷がかかっているときの心臓の様子を見たいというわけです。3分ごとにベルトの速さが
変わるというシステム。傾斜がついているので、ただ歩いているよりもややきつい。それを15分実施する。
第四段階まではわりと楽。これでも歩くのは得意なのだ。エアコンをつけてくれるので汗だくにはならな
いのがいい。しんどい感じもない。いける、まだまだいけますよ。最終第五段階はさすがに、ちょっとか
け足でないと転げ落ちそうになる。でも、ぜいぜいとはならない。お?ひょっとして、以前よりも鍛えら
れてるってことか?などと調子に乗る。
終了後、ぐたー。あとから来るんですな。だいたい、検査が混んでいて昼も食べられずに40分くらい待っ
てからだったもの。それで、結果ですが、
・今すぐ、どうこうなるような症状は出ていない(これについては安心)。
・でも、通常の○○歳の人の心臓ではやっぱりない。
・ゆめゆめ、油断されぬよう(←こんな口調じゃないけど)
だって。がく。やっぱり、そうなんだなぁ。わかっちゃいたけどネ。
循環器科の待合い所を見渡すとですね、一番近くても、私より20は年上だろうという人で、ほとんが30
から40以上は上なのですよ。つまり歳を取ると、だれでも心臓の機能が弱ってくるということなんだろ
うね。歳を取ってから、がくんと弱くなるより、いまのうちから、弱いなりのつきあい方をわかってい
る方がいいのだろうなぁ、などと考えました。
- 2007/11/26(月)
ずっと懸案であった冬コミ本の内容なのだけど、すでに何をどういう形でつくるのかというのは、固
まっているのだけど、まだ製作には至らず。今回は、手持ちの写真ではなくて、全部撮り下ろしにな
る。ただ、その撮影がなかなか進んでいなくて。理由の一つに体調の面があるのは確かだけれど、最
大の理由は…本が出来たらわかると思いマス。すでに2枚ほど撮ったのだけど、なかなかきついです。
11月も終わろうかというときに、こんなこと言っていていいのか。あとひと月しかないのになぁ。
落とさないように頑張ります。これまで、ギリギリはあっても、落とすかも…という危機感はなかった
のですけどね。今回はわりとピンチ。
昨日、散髪したせいか、ちょっと変な体調なので、本日はこのへんで。
(散髪したら、しんどくなるってどんな体やねん!←冷えるんですよ)
明日は循環器の検診日。
- 2007/11/25(日)
去年は、確か別府行きのフェリーの船上にいたのだ。コンクールで熊本に向かうために。今年はコ
ンクールが二週間早かったので、京都で迎える誕生日。特に何のイベントもない、普通の日曜日。
自分で何かしよう!とか考えていなかったので、すごく暇だ。さびしいくらいだ。旅行でも計画す
ればよかった。
昼、大宮のマクドで食事した後、近くの理髪店(美容院か?)で散髪へ。「もっと短くできるんで
すけど、後ろが尖ってはるので、これくらいがいいかと」、頭蓋の形に言及した理容師さんははじ
めてかもしれない。そう、尖ってるんです。コンクールの前にいっとけよ、という意見もあるだろ
うが、風邪を引くのがこわくて(結局引いたけど)。
30分で終了。いきなり、目標がなくなってしまい途方にくれる。目的をさがしながらモールトンで
うろうろする。ゆく当てがないまま、コトクロスまでやってきて、屋上駐輪場を探索しようと思い
つく。
入り口の脇に自転車と荷物用の通路があるので、そこをずんずん進むと奧の方で建物の中に入るよ
うになっている。専用のエレベータでもあるのかな?と思っていたら、そこは普通のエレベータホ
ールで、徒歩で来た人も利用するスペースだった。単に通路をわけただけやん!ちょっと、がっか
りする。
エレベータは2基あって、片方はB1Fから8Fまで、もう片方は1Fから9Fまで、ただし2F-5Fは止ま
らない仕様。後者の方が幅が広くて、こちらに自転車と共に乗る。当然、徒歩のお客さんも乗るの
で、専用感がないのが残念だが、ちょっとした違和感が面白いかも。途中階で開いたドアの先で、
あからさまに「あ、え、自転車?!」と声に出す人がいたので、してやったりという気分になる。
さて、扉が開いた先は、こんな風に。

出てすぐにゲート。ほかの施設は一切なし。

全体像、南側。四条通方面。

北側。河原町方面。
全部で120台ほどが駐められるスペースが広がっていた(原付もOKらしい)。ご覧の通り、誰も
使っていないので、もったいない。屋根はなし。まぁ、雨降ったら、自転車で来ないものね。料金
は最初の60分は無料で、以降120分ごとに300円(原付は500円)となっていて、公営の駐輪場の
1日料金が150円だから、ちょっとお高め。でも、このあたりには他にちゃんとした駐輪場はない
から、これだけ整備されたものを作ったのは、商業施設としてはえらいと思う。
それにしても利用者がいないのは、なんでだろう。もっと存在をアピールすべきだと思うのだけど
ブックファーストでも特に案内はしてないみたいだし。本を買ったら、60分以降も無料にするとか
してもいいのに(本屋に60分以上滞在する人がどれくらいの割合いるか、という疑問はある)。
自転車2台乗るとエレベータが満杯になっちゃうのと、共用というのが欠点かもしれないなぁ。専
用をつくるにはコストが合わないので、難しいところ。
6Fから3Fまで、ぐるーっと時間をかけて見て回った後、芸術新潮12月号を買う。
特集はアルネ・ヤコブセン。セブンチェアなどの椅子のデザインで有名なデンマークのデザイナー
と思っていたら、実は有数の建築家でもあったそうで、ちょっと驚いた。建築家としての評価がこ
れまでまったくなかったのが不思議なくらい*、いい建築が載ってます。おすすめ!(*癖のある人
物だったのと、コンペで1等をとりまくる優秀さから、建築界からやっかまれていたためらしい)
寺町のフレスコで買い物をしたあと帰宅。
今日の夕飯:
焼さば、切り干し大根、ポテトサラダ、ごはん。
今日のデザート:
誕生日なので、コーヒーゼリー1パック(3個入り)。
- 2007/11/24(土)
昼、うちの近所の文房具店で買い物をしようとしたら目当てのものが売り切れのため、支店のある
烏丸二条へ。買い物をすませた後、そのまま二条を東へ。こうやって昼間の二条通りを走ることは
普段あまりないのだけど、薬問屋に雑貨屋、家具屋、自転車屋、カフェ、ダイニング、と結構多彩
な感じが続く。散歩写真によさそう。今日はモールトンなのでスルー。
寺町を南下して、寺町三条の額縁屋さんに先週依頼した額装を引き取りに向かう。できあがったの
はこんなのです。

黒と赤

「SATOMI 里美」!
ちょっと謎な印刷物であるが、これは昭和初期のマッチラベルのシート。"SANCHOME HONGO"とあ
るから、おそらく本郷三丁目、東大生相手のビリヤード場のものだと思う。それにしても「里美」
って、黒と赤の印刷と相まって怪しいというかアダルトな雰囲気。大人の社交場をイメージ?(謎)。
とおーくから見ると、浜口陽三のメゾチントっぽいかもしれない。。。
引き取り後、寺町三条の田毎本店にて、なべやきうどん。やっぱり冬はうどんだなー。それにして
もこんな繁華街で昼食をとっているとなんだか、よそから京都に観光にやってきた気分になる。よ
そゆきの感覚というか。隣に座った夫婦は関東から来た様子で、そばを食べながらしきりに「甘い
ねぇ」「甘いな」と口にしていた(不満ではなく、感想っぽい)。だしはともかく、そばつゆって
そんなに違うものなのか。関東でせいろを食べたことがないので、よくわからない。
その後、ソフマップでDSのソフトを見たり、WILCOMの携帯(デザインが好み)をいじったりして
から、帰宅。自宅で静養。
- 2007/11/23(金)
BK練習10:00-17:00。だったのだけど、13:00-17:00の参加。朝は、血圧がまたもとに戻った
せいかしんどかったので、休んでました。やっぱり4時間練習があると、やれることが多いので
わりと充実感はあり。でも、本来だとこれを基準点にしたいところ。あと一ヶ月でようやくこの
状態なことには、危機感を持たないとだめなんだろうなぁ。まぁ、今はあまり神経質に考えない
ことにします。一人でどうこうできないのが合唱の難しいところでもあり、いいところでもあり。
17:30-21:00、懇親会@くれない。いやー、しゃべったしゃべった、しゃべりました。久しぶり
にこんなにしゃべったし、笑ったな。最近、体調のことがあって宴会はご無沙汰だったのだけど、
出て良かった。ちょっと疲れたけど。でも、宴会が終わってもまだ21時なので、家に帰ってゆっ
くりできる。何だか時間の感覚が狂ったような不思議な感じ。
団員に一人、「鉄」を発見したので、一緒になって鉄トークを炸裂させてしまったのは、やや反省。
血圧、測ってみたら、昨日の晩と変わっていない。。。うーん、今日は無理をしたつもりはなかっ
たのだけど、負担は確実に来ているということなんだろうか。まだ完調じゃないってことを意識し
ないとだめだね。またもや、反省。
というわけで、おやすみなさい。
- 2007/11/22(木)
血圧、朝測ったら、なんと126/78になっていた。うわ、上も下も正常値!やったー。
しかし、さっき測ったら(夕食から3時間以上後、入浴前)、147/89。。。
も、戻ってるじゃないか。うーん、ぬか喜び。
明日は一日BK練習。あまり飛ばしすぎないようにしようっと。
本日の夕飯:
おでん(大根、厚揚げ、ちくわ、つくね、たまご)、ツナたまごサラダ、ごはん。
- 2007/11/21(水)
きょうは何だか心身ともに調子が良い。この感じが続いてくれるといいのだけれど。
エアコンが壊れて、そして直った。
京都が急に冷えはじめた、ちょっと前、そう日中なら半袖ででも大丈夫なんじゃないかというくらい
だったから、10月のはじめくらいか。エアコンがうんともすんともいわなくなってしまった。スイ
ッチを入れても、パイロットランプが点滅するだけで、室外機も動かないし、ファンも回らないとい
う状態になったのだ。その何日か前に、除湿をつけっぱなしにして出かけてしまったことがあって、
それが何かエアコンに負荷をかけてしまったのでは?と推測。でも、ともかく動かない。
それで、寒くなってからも支障はなかった。電気カーペットをつければ足元ポカポカなので。しかし、
どうも昨晩、寝ているときにすぅーっと冷たい空気が部屋を満たしていく感覚があって、これはカー
ペットではおっつかないなと思い始めた。
業者を呼べば修理はしてもらえると思うが、そこはそれ、技術者ですから、やっぱり自分で直せない
ものか?と考えて、エアコンのフタをあけたり、直接スイッチをいれたり。いろいろやってみて、だ
めだったので、最後にコンセントからプラグを抜いてみた。そして、差した。すると、なんというこ
とか、スイッチを入れていないのに「ウィーン、キュルキュル〜」となにやらイニシャライズっぽい
動作を始めたではないか。「あ、直った」とわかる。そう、長時間除湿をしたときにどうも、変な動
作モード、あるいはセーフモードみたいなものに入っていたのが、リセットされたようなのだ。
電化製品修理の基本、電源を落とす、プラグを外す、をすっかり忘れていた。しかし、電源スイッチ
ではなくて、プラグの抜き差しがリセットトリガーというのは、なかなか思いつきにくいなぁ。何に
せよ、動いてよかった。。。。
といきたいところだが、エアコンの暖房はどうもね、苦手なのですよ。まず、うるさい。さっきまで
つけてたのだけど、切った瞬間、びっくりするくらい静かになったし。そして、空気が悪くなるのが
何よりダメ。環境適応能力の低い山Dは、酸素濃度の低下にとても敏感。すぐさま「気持ち悪い」モ
ードに移行してしまうのだ(バスとか、車に弱いのは換気能力が鉄道に比べて低いから。鉄道でも、
北陸本線の特急は低いと感じる)。
じゃあ、なにがいいか。これですよ、奥さん。

Dimplex クラシックオイルヒーターOFX100J
そう、オイルヒーター。対流熱と輻射熱で部屋をあたためる。エアコンやガスファンヒーターのよう
にすぐには暖まらないけれど、床や壁にまで暖かさが浸透するのが特長。空気を汚さないし、温風も
出さないし、作動音もない。対流を利用するので、密閉度が低い日本家屋ではあまり有効じゃないら
しいけれど(日本のメーカーが手がけない理由)、マンションだったらばっちりなはず!
とりあえず、届くまでに設置するスペースをキープしなければ…。
- 2007/11/20(火)
夜、京都芸大の打楽器科のコンサートを聞きに桂にある芸大のキャンパスにいってきた。芸大に来た
のは初めて。ずいぶんと遠い山のなかにあって、夜はさびしいことこのうえない。正門前は国道が走
っているのだけど、公共交通はバスのみ。個人的な体験から言うと、学校は街の中にあるべきだと思
う。広い土地を求めて、郊外に出る学校が増えたけれども、学生にとっては外部からの刺激がなさす
ぎるのはあまり良いこととは思えない。学校のカラーってよく言うけれども、じつはその半分くらい
は「地域性」っていうものが含まれるんじゃないだろうか。郊外の新興住宅街、新規開発地域の地域
性は限りなく薄い。そういうところには「愛着」というものが生まれにくい。地域への愛着はそのま
ま学校への愛着につながると思うのだけどね。むろん、そういうものが不要という人はいるのだろう
けれど、人間同士のつながりも薄まってしまうような気がして、それは社会に送り出す人材を育てる
教育機関としては、あまりよろしくないのでは?と思ってしまうのだ。
さて、演奏会そのものは、お客さんも200人くらいいて、なかなかのものでした。打楽器だけで、こ
んなに多彩なプログラムが組めるのかと、おどろきもあり。武満徹の「雨の樹」という曲などは、
作曲者によって照明の指示があるらしく、まるでシアターピースのよう。合唱にはああいう表現は
少ないような気がする。スポットライトのなか演奏される打楽器を見ていて、ひとつ思ったのは、
打楽器の演奏というのは、それ自体が身体表現でもあるということ。モノを叩いて音を出すという
のが打楽器の基本なんだから当たり前といえば、当たり前のことなんだけれど、指先の動き、手首
の動き、上腕の動き、足の動きを見ていると、それ自体を「ああ美しいな。かっこいいな」と思っ
てしまったのだ。そこにビートが重なるのだから、聞いていて見ていて楽しくないわけがない。
ひるがえって、じゃぁ合唱の表現ってなんだろう?とちょっと思う。ただ、声を出していればいい
のか?いや、違う。だったらリズムにのって体を動かせばいいのか?それもなんだか違う気がする。
何があればいい、何がないとダメというわけではないけれど、そこのところを少し探究してみるの
もいいんじゃないか、今日はそれくらいのところでとどめておいた。こういうことはやっぱり合唱
だけやっていてはわからないのかもね。きょうは良い音楽だけでなく、良い刺激ももらえた気がす
る。
行きと帰りのバスでちょっと酔ったのさえなければなぁ…。バスはやっぱり苦手だ。
- 2007/11/19(月)
オリンパスからキャッシュバックキャンペーンの普通為替が届いたので、郵便局で換金してもらっ
た。このキャンペーンのタイトルは「写真の旅応援キャンペーン」。別に、キャンペーンの主旨な
どは掲載されていない。それに、他社も同じようなキャッシュバックをやっているから、あくまで
名目上のものなのかもしれない。でも、タイトルの上にある"GO FIND YOUR WONDERS"という
キャッチフレーズを見ると、「旅」に行かねば、という気持ちにさせられる。そう、CMのなかの
あおいさん(宮崎あおい)の様に!
というわけで一万円でできる旅はないものかを考えて、航空券を買うことを思いついた。誕生日の
前後一ヶ月に、ANAもJALも国内線を一万円程度に割り引く制度がある。一、二度、コンクー
ルのときに使ったことがあるのだ。と、思ってANAのHPを見ると、なんと去年までで制度自体
がなくなったとの告知が。JALの方には残ってるかも、と思って調べたけど、こちらも今年の四
月で終了していた。考えてみたら、ライバル会社が止めているのに、続ける必要はないものねぇ。
うーん、これで一気に遠くへ行く、という目論みはくずれた。「旅」はやっぱり遠くに行きたいも
のだから。やはり、自分のテリトリー(?)である鉄道を活用するしかないか。旅気分を味わうに
は寝台夜行列車がいいのだけど、予算を超えてしまうしなぁ。別の目的に使ってしまう(本とか)
前に、もう一度考えてみようと思う。
(そういえば、誕生日割引があっても往きの分しか買えないのだった。)
今日買った本:
ユリイカ11月号増刊、総特集「荒木飛呂彦」。青土社刊。1200円。
本を買っても、最近はなかなか体調のことなどもあって、読み進むペースが限られているのだけど
本というのは一期一会なときがあるので、買えるときに買うということがある。もちろん、じっく
り待つこともあるけれど、この本は確実に売り切れるという直感があったので、読めなくても手を
伸ばす必要があった(雑誌のバックナンバーほど、手に入れにくいものはない。版元売り切れとな
れば絶望的)。今回は、たまたま通りかかったゼスト御池のふたば書店で「ユリイカ」フェアをや
っていて、偶然見つけた。買ったのは今月の増刊だけど、他の増刊はたぶん、店頭にあるだけしか
存在しないと思うので、興味がある人はどうぞ。お勧めは、任天堂特集、黒田硫黄特集、村上春樹
特集かな。青土社の回し者みたいですが。
今日の夕飯:
銀座チキンカリー、野菜サラダ。
- 2007/11/18(日)
明日発売のマンガが売っていないかなぁと思って談へ行ったのだけれど、やはり売っていなか
った。ちょっと期待していた分だけ落胆。その足で特に期待せずにいったジュンク堂の店頭で
川上弘美の新刊を見つけて、大いに喜ぶ。
「東京日記2 ほかに踊りを知らない。」、川上弘美著、平凡社刊。1200円。
雑誌「東京人」で連載されている川上さんの東京日記の2冊目。1冊目は「卵一個分のお祝
い」であった。今回は2004年から2007年の分。川上さんもあとがきで述懐していることだ
けど、もう3年も経ったのだね。知らない人のために言っておくと、日記というタイトルだ
けれど、五分の四くらいはホントで、あとはウソ話です。でも、ホントに五分の四もホント
なのか?!って思うような面白い話ばかり。五分の五、ウソ話が読みたい人は新潮文庫から
出ている「椰子・椰子」をどうぞ。
そういえば、「卵一個分のお祝い」はまだ文庫にはなっていないなぁ。。。
余談だけれど、本に挟まっている平凡社の新刊・近刊案内は二つ折りの縦書き二段組み。
とてもストイックな感じがして、なんだか好ましい。だから、いつもそのまましおりとし
て使っている。
その足で、寺町御池下ルの額縁屋さんにいって、このまえ日月堂で買ってきたマッチラベルを
額装してもらう。いろいろ相談して、ありもののやつではサイズがあわないので、注文製作す
ることにした。一週間後に完成予定。
東洞院の上島珈琲で、黒糖珈琲とやわらかプリン。つい習性で、珈琲に砂糖をいれてしまう。
すでに黒糖が入っているのに。。。糖分取りすぎた。えー、わたしの周りの皆さんにお願いデ
ス。最近、山Dはちょっと抜けているので、変なことしようとしてたら止めてくださいませ。
(いつも変なことしてるから見分けがつかない、という意見もあり。)
今日の夕飯:
豆腐ハンバーグ、蛸とキュウリのマリネ、筑前煮、ごはん。
- 2007/11/17(土)
水曜日に帰ったところだが、昨日の晩からまた実家へ。所用で家族が誰もいないので留守番を
しておいて欲しいと親に頼まれたのだ。留守番とはつまり、犬の世話をするということ。とい
っても、ごはんをやるのと散歩くらいなんだけど、この散歩が曲者だった。
散歩に行くぞというと、向こうはやる気まんまんなのがわかる。いったい何をたくらんでいる
のだ…。と、散歩用のベルトをつけて、玄関を開けた途端、猛ダッシュである。弾丸のように
東に向かって突進していくではないか。いや、犬が進むだけなら問題ないが、ベルトが強烈に
ひっぱられる。こっちはのんびり歩こうと思っていたのに、駆け足全速である。小型室内犬な
のになんちゅう馬力。しかも容赦なし。
しかし、このコース、本当にいつものコースか。親じゃないと思って、好き勝手に進んでいる
のでは。前に私が散歩させたのはかなり前なのだ。途中、隣のおばさんに遭遇。散歩っていつ
もどこいってるんですかねぇと聞くと、「ああ、川のとこ曲がって、うんたらかんたら」と教
えてもらう。なんで、おばさんの方が詳しいのか、などと考えている間にも犬は突進する。
川沿いを走ったあと、トイレ。それから急に反転して、勝手に道路をスタコラと横断する。
お前、こんなとこ今まで連れてきてもらったことないやろ!というところまで、ひたすら
ひっぱられること30分。いい加減疲れた(どこかの橋の上で、しゃがみこんでしまうくらい)
ので、Uターンさせようとすると、えらく機嫌が悪く、歩こうとしないので、無理やり引っ張
って帰った。途中、道順が違うらしく、何度か逆戻りしつつようやく帰宅した。
あれは、たぶん日頃、親による散歩(ルート・時間厳守)で抑制されているものを、一気に
開放したものに違いない。まぁ、ようは「お兄ちゃんやし、ええやろ」となめられているわ
けです。犬は人を見ているなぁと改めて感じたひととき。
「センセイの鞄」、読みかけ(島へ、その1)で忘れてきてしまった。どうしよ。取りに行く
のも面倒だ。どうせ親か妹が読むだろう。もう一冊買おうか。
- 2007/11/16(金)
通院日。病院の近くの和菓子屋で「竹の子最中」を買ってくる。さくっとした最中と、タケノコの
こりっとした食感が意外にあっていて、結構おいしい。じつは隠れた銘菓なのかもしれない。
1個130円。大納言、白小豆、柚子の3種類。
静養のため、BKは休ませてもらう。
ごめんなさい。疲れがとれなくて。。。
- 2007/11/15(木)

「....。」
昨日実家からもってきたもの。
・銅線メガネ:院生のときに研究室で作成した。何を考えてつくったのか不明。
・パイプ:ブライヤ製。グリーの演奏旅行のとき、フランクフルトで買った。50DMくらいだった
ような気がする。磨かれて光る木目に惹かれたのだと思うけど、喫煙しないので使い道がない。
自宅に持ち帰ったところで、どうにかなるものたちではないことに気づいた。
TAGにローラーボールのリフィルを買いに行く。メガネの女性店員さんがずっとレジにいて、
ちょっと幸せな気分に浸る。でも、接客は違うひとだった。手帳にメモをするとき、どの筆記具
が一番しっくり来るか試しているのだけど、書きやすさでいうとやはり万年筆かローラーボール
だなぁと思う。シャーペンは割ときっちりと構えないと書けないので、走り書きがしにくい。で
もインクを使うものは裏写りするのが問題。筆圧が高いのでボールペンは裏写りどころか、跡が
できてしまうのだ。すぐかわいて、筆記抵抗が少なくて、後で見たとき読みやすいもの。そうい
う筆記具が理想。あとは、自分の手に馴染んでくれればいい。伊東屋のRED CLIP SELECTIONを
読んで、Parkerや、MONTBLANC以外のものも使ってみたいなぁと思うようになった。
「センセイの鞄」を細々と読む。
今日のBGM:
・チャットモンチー2ndアルバム「生命力」(Ki/oon Records)
ギターとベース、ドラムの曲たちも好きだけれど、そんななかに混じっていた8曲目の「素直」、
ピアノとクラリネットの伴奏が心地いい。
今日の夕飯:焼き鳥(もも)、壬生菜としめじのおひたし、ごはん。
- 2007/11/14(水)
薄型テレビに厚手の黄色い布をかけて、それを写真に撮る、という夢を見た。今年見た夢の
なかでもっとも不可解なものである。。どんな意味があるのやら。
東京みやげを持って実家に帰る。夕食を食べ、ひとしきり犬と遊ぶ。そのうちだんだん、
おなかの調子が悪くなってくる。原因は…足元が寒いから、と気づくまでに時間がかかった。
じわーっと冷気が立ち上ってくるのだ。そういえば、忘れていたが実家にいるときはスリッパ
履きは必須であった。同じ京都市内なのに、やっぱり戸建てとマンションでは断熱が違うのだ
ねぇ。マンションの方だと、まだ暖房をいれなくても寒くないけれど、実家ではホットカーペ
ットに、エアコンをつけて、やっと普通にすごせる。
(マンションでもさすがに寝るときに寒くなってきたので、昨日から足元に電気アンカを配備
した。)
実家から、白子のり、柳桜園の刈番茶、毛布、コートを入手して帰宅。
血圧は140-90のラインのまま。グラフにすると傾向として右肩下がりに見えるのだけど…。
なにか心の奥底にストレスがあるのか、それとも食生活の問題か。いい加減健康になりたい
のだけど。。。困った。
あつーい番茶をいれて、たまってる本でも読むか。
寝る前に血圧をはかったら、だいぶさがっていた。実家に帰ったのがよかったのかもしれない。
これからもたまには帰るか。
そうそう、ひとつ思い出した。東京でやり忘れたことがある。いつも、やらねばやらねばと
思って忘れてしまうのだ。それは京急のVVVFモーター、通称「歌う電車」の音を直接聞くこと。
ファソラシドレミファソ〜(音が出ます)
最近、鉄分が不足しているので、元気なら10月にグランドオープンした大宮の鉄道博物館に
も行ってみたかったのだけど、こちらはまた行く機会もあるだろし。じっくり計画を立てて。
- 2007/11/13(火)
議論する夢。夢の間中、ずっと反証する方法を考えていて、しかも四面楚歌。議論の途中で、
自分の声で目が覚める。かなり大きな声をだしていたような。予想通り、頭痛。せっかく、
コンクールが終わったというのに、もっとすっきり目覚めたかったなぁ。
楽天の宿泊アンケートに答える。インターコンチネンタルは良いとして、APA日本橋は予想以上
に過ごしやすかった。でも、他の人のアンケートを見ると、口をそろえて「部屋が狭い」。
どうも、これは論点がずれているというか、評価すべきポイントとは違うようにわたしは思う。
ビジネスホテルのほとんどで必ず、部屋の広さ(狭いという不評)を話題にする人がいるけれど
山Dはどちらかというと、「空間品質」を重視するので、狭くても心地よいところはいいし、
中途半端に広いところはかえって落ち着かなかったりする。ベッドや調度品、水回りをどういう
風に配置するか、空いた空間がどういう風な場所に位置するのかによって、過ごしやすさは左右
されるというのが持論。だいたい、楽天トラベルで予約するならば、部屋の広さは事前にわかる
のだし、それを体感として記憶しておくべきではないかと思う。それに部屋も広さも立地も、値
段も、何もかも求めて、不満のみ口にする神様的消費者意識は、良いホテル文化を育てないと思
うのだけど。
頭痛が続いているので、今日はこのへんで。っていうか、追記を書きすぎた。
肩こりかなぁ。
- 2007/11/12(月)
帰ってきました。10,11,12の雑感は明日以降に追記予定です。
土曜日は東京の方が寒かったのに、今日は京都の方が寒いよー。
(東京はとてもいいお天気。上着がいらないくらい。)
えーと、遅くなりましたが、アンサンブルVine、Aグループ金賞おめでとう!
それから、NCはBグループ金賞、文部科学大臣賞をいただきました。
お世話になった連盟関係者の皆さん、お手伝いの合唱団のみなさんありがとうございました。
そうそう、二位金賞って今までの開催地では「知事賞」だったのだけど、今回は
「台東区長賞」だったのがちょっと驚き。会場の東京文化会館の住所は台東区上
野公園だからだと思うけど、都よりも区の独立意識が強いのかな?後援団体を見
ると東京都と並んで、台東区、台東区教育委員会の名前がある。
そろそろ疲れてきたので、今日はこのへんでおやすみなさい。
本日の東京みやげ:

・SUICA DE ECOキャンペーンバック(KIOSKで400円以上買い物するともらえる)
・RED CLIP SELECTION Vol.1、銀座・伊東屋がおすすめする116のステイショナリー
(伊東屋銀座本店で購入、500円。文房具好きにはたまらん内容。。。)
11/13追記
・ブルーベランダで朝食。ポテトフライ、ハッシュドポテト、ポテトグラタン、ハム。
ここのパンは美味しいので、いつも昼ご飯用にもらってかえるのだが、今日は忘れた。
・かさばる衣類を宅配便で送り、チェックアウト。日の出桟橋から竹芝桟橋、浜離宮あたり
を散歩。
・ゆりかもめで新橋へ。汐留のビルを撮影。地下のスープストックで昼食。
・新橋から銀座へ。
・博品館でおもちゃを見る。ぬいぐるみコーナーはちょっとぐっと来た。
・ggg(銀座グラフィックギャラリー)を見て、ニコラス・G・ハイエクセンターへ。
・スウオッチ・グループの日本の旗艦店。油圧式エレベータで各ブランドのショップへ直行
できる上、エレベータの内部からしてショールームになっている。かなり楽しい。
・ところでスウオッチグループって皆さんご存じか。
・スウオッチ、オメガ、ジャッケ・ドロー、グラスヒュッテオリジナル、ブランパン、ブレゲ、
ロンジン、ラドー、ティソ、ハミルトン、全部グループ会社という信じられなさ。
・スウオッチのショップの店長さんと歓談。というか、すごい積極的に案内してもらう。
また行きたい。
・油圧エレベータを経験したい方は、是非どうぞ。見るのはタダだし。
・銀座伊東屋を見てから、東京国際フォーラムのなかを通って、丸の内へ。
・そのまま丸の内北口から改札へ。15:13の新幹線で帰京。
・すごいあちこち行っているように見えるけれど、全部宿泊地から東京駅への通り道。
おまけ:

夜の隅田川

朝の隅田川

汐留シオサイト

東京国際フォーラム1

東京国際フォーラム2

東京国際フォーラム3
- 2007/11/11(日)
全国合唱コンクール第2日目
NCで出演
11/13追記
・おそらく4時間くらいしか眠れてないが眠くはない。気がはっていたのかな?
・地下鉄で上野へ。そこから宇都宮線。車両の顔(前面)が異常にでかく感じる。
E231系?という車両。しかも15両編成。。。長いなぁ。クロスシートの車両
とストレートの車両があるけれど、ストレートの方は京浜東北線と同じだった。
・駅の自動アナウンス「おはようございます」。関西では時間帯によって変わるよう
なアナウンスはないと思う。
・JR尾久駅下車。本当は都電荒川線に乗っていきたかったのだが、そこまでの元気
はなかった。
・体育館で練習。郡山のときを思い出す。あのときは暖をとるために、みんなでバス
ケットをしたっけか。ここは空調が効いていてあたたかい。
・ベースのMさんに「山D君、靴を出せ」といわれて、おずおずと差し出すと、なんと
磨いてくださるという。「靴磨きが趣味やねん」という言葉通り、道具が一式そろっ
ている。磨きおわった靴はやはり履いていて気持ちがいい。やる気が増してきた。M
さんに御礼を言う。
・14:00、上野に向けて出発。
・いままでで、一番落ち着いて、慎重に、しかし思い切りよく歌った気がする。歌い終わ
た後、倒れても良いやという気持ちだったからか。
・演奏後、聞いていてくれた友人に会って感想を聞く。ほっとして、気がゆるんで、逆に
倒れそうになった。。。
・楽屋口に全員集合。ひさしぶりのチェアマンの言葉を聞く。この場にいれて良かったと
心底思う。
・来週からは、普通にNC練習あり。それがNCなんだと思う。
・上野→新橋→竹芝桟橋。インターコンチネンタル東京ベイ宿泊。自分の家より落ち着く?
・浜松町、貿易センタービルの地階、竹はしで、特撰とんかつ。
・浜松町といえば、東京タワーだけど、じつは東京タワーよりも貿易センタービルの展望台
の方が夜景はきれい。存在がしられていないせいか、すいているし。
・食事後、ちょっと気分が悪くなったので、展望台には行かず、上の階のブックストア談へ。
・ゆっくり楽しみたいのだけど、ぼーっとしていて、あまり長居できず。
・夜食を買ってホテルへ戻る。
・風呂につかりながら、読書。息苦しくなったので、しばらく休む。
・BGMをジャズにして、隅田川を見ながらぼーっとたたずむ。
・21時ごろからか、強烈なスコール。対岸のマンションの灯りがまったく見えなくなるほど。
上野で飲んでいるみんなは大丈夫か心配になる。
・息苦しさがなくなってから就寝。
- 2007/11/10(土)
全国合唱コンクール第1日目
NC練習
11/13追記
・風邪薬のせいか、頭がぼーっとしたまま新幹線に乗り込む。
・東京は冷たい雨。体調のせいか、天候のせいか、とてつもなく不安な気持ちに襲われる。
・品川→渋谷→表参道へ。東京に来たら、古書日月堂へ行くのが最近の習わし。
・二時間ほど紙モノを中心に物色しながら、店主と歓談。気分が晴れてくる。
・銀座線で上野、東京文化会館へ。Aグループ、アンサンブルVineの演奏のみ聞く。
・こういう昔のホールでは、Vineの良さが十分に出ないのがとても残念。あの関西の演奏
をここにいるみんなに聞かせたい、と切に思う。
・代表者会議に出ていたマネージャーと合流し、パンフレットを運ぶ。
・上野駅の改札を通過した直後、切符をなくす。。。ちょっとぼけてる。
・NC練習のため川崎へ。
・集中力をなんとか保ったまま最後まで練習できた。
・日本橋のAPAホテルに宿泊。高島屋の裏手で、交通至便。
・大浴場でリラックス。。。するも、なかなか寝付かれず。神経が高ぶったまま。
- 2007/11/9(金)
風邪気味のため、BK練習を休ませてもらう。男声はいつも少ないので、行くとしっかり歌わ
ざるをえなくて、めいっぱい歌ってしまうだろうなぁという予感もあって。全国の前々日だ
から休むんだろうと思われてもしかたないのだけれど、まぁそうなるか。今はNCの本番一本
分のエネルギーのみ蓄積していて、余力が全然ない。BKの皆さん、ごめんなさい。
練習の間、マネージの最終確認。やれることは全部、人にふったのだけど、どうしても抜け
がある。この期に及んで、種々の調査結果が「?」になっているところがあるのを見ると、
とても腹立たしい思いがする。まぁ、いいか。あとは臨機応変だ。
以降、帰宅するまで更新ストップします。
プリン食べて、風邪ぐすり飲んで寝ます。
- 2007/11/8(木)
東京に行くにあたって、なにか淡々としたものが読みたいと思った。詰め込まれていたり、
ハードな感じなのは、面白くてもあとが疲れることがある。
「おめでとう」、川上弘美著、新潮文庫。400円。
じつは持っているのではないかという疑念がなかったわけではないが、やっぱり持っていな
いということが立ち読みしてわかった。この本はいつも冒頭の「いまだ目覚めず」のさらに
冒頭で笹かまぼこを食べるところまでは立ち読みするのだが、その先はついぞ読んだことが
なかった。デパ地下で、試食品のつまみぐいばかりしている人みたいであるが、今日は思い
切って買ってみたという次第。
おなじように「プラネタリウムのふたご」(いしいしんじ著、講談社文庫)という小説も冒
頭のプラネタリウムのシーンばかり立ち読みしている。決まって、特に買う本がないときと
か、どこかの駅前の本屋で電車待ちの間だったりする。どちらもだいたい旅先のことで、あ
まり腰を落ち着けて本を読む気分ではなかったりして、買わずにいる。「おめでとう」も買
うまでにすごく時間がかかったので、この本もそうだろう。でも、たぶんいつか読む。
「センセイの鞄」、川上弘美著、新潮文庫。514円。
平凡社から出ている単行本で読んだのだけれど、新潮文庫版のページを開いたとき、ああ、
もう一回、この文庫で読みたいと思ったのだ。この本は、少し先に文春文庫でも刊行されて
いるのだけれど、両者は本当に同じ小説かと思うくらい印象が違う。文春文庫版からは作品
のもつ淡々としたものが、ごっそりぬけているかのように思える。新潮版には淡々とした雰
囲気はそのままに、物語を端正に現実につなぎとめている(でもあやうくもある)、そんな
感じが加わって、作品の本質に一番沿った版であるように思える。これは単行本でさえもっ
ていなかったものだ。
何を力説しているのかって言われると、それは活字と組版のことだ。本を活かすことも、
殺すこともできる版面の編集って、こわくもあり、面白くもある。今回は新潮の勝ち(
山Dの視線で見たとき)。
本屋の帰りに、夕飯のおかずと、牛乳石けんを買って帰った。
今日の夕飯:
むつの味噌漬け、小松菜のおひたし、ご飯。デザートはみかん。
- 2007/11/7(水)

「なんでやねん!」どつき漫才コンビ、タップ&安田さんON。
NHKいちにのさんすう、のタップくんがわが家にやってきた!NHKのストアでは販売終了という
ことで落胆していたとき、オークションで検索したら未使用品を出品している人がいたのだ。
ほぼかつての販売価格と同じくらいの金額で落札。需要と供給が見事一致した瞬間である。
マペットなので、手をつっこんで口をパクパクさせたりできます。何より、特筆すべきは手。
両手にマペット特有の「操作棒」がついているので、番組のように動きが自由自在。口と手と
一人で扱うのはなかなか難しいですが。
(ちなみ、そのままでは自立しないので、写真ではvolvicの1lペットボトルを中にいれてある)
熱がでてきたので、本日はこのへんで。
またあした。
覚え書き:
・コミケット73当選通知書類到着。
・血圧朝は下がって(上のみ)、夜は上がる。140-90ライン。
- 2007/11/6(火)
血圧の上は、昨日から130代になることもあり、さがってきているのかな?と思うが、下は依然
として、90を割るか割らないかという状態で変化がみえない。夕方になると頭痛がするのも相変
わらず。血圧との因果関係は不明。肩こりが原因にしては、時間周期があるのがよくわからない。
また実家に行って、首から血を抜いてもらおうかと思う。
今日のきのこ:

「南方熊楠菌類図譜」、解説:萩原博光、編集:ワタリウム美術館。新潮社刊。3800円。
知人・友人に少なくみても3人は、きのこが苦手というひとがいる。私とて、常日頃きのこと親
しいつきあいがあるわけでなく、しっほくうどんの椎茸や、土瓶蒸しの松茸、きのこの山くらい
でしか接することはない。嫌いか、そうでないかで、それほど大きな違いがないのがきのことい
うものだろう。でも、きのこが好きな人とは、大きな違いがあるということを思いしらされる。
鬼才の博物学者、南方熊楠が残したきのこ類のスケッチは、生涯で実に5000種に及ぶという。
A4程の画用紙にスケッチし、彩色された、この菌類図譜は彼の生前には出版はされておらず、
この本は、国立科学博物館所蔵の図譜をスキャニングし、そこから120枚を厳選、集成したもの。
きのこ好きでもない私が、この本を手にとってしまったのは、ひとえにその図像的な美しさに
惹かれたからだ。きのこそのもののスケッチだけでは、そうはいかなかったかもしれない。び
っしりと英文で書きこまれた所見・データそのものが、スケッチとあいまって、ひとつの記録
的美術?を形作っているように思える。それは決して、熊楠の意志に沿うものではないかもし
れないけれど。

細かくて、びっしり書かれた筆記体。読み解くのはかなり難しい。

英文雑誌などの切り抜きで作られた袋には、標本や胞子が入っている。
今日の雑誌:

Re:S[りす]、vol.1。リトルモア刊。680円。
特集「すいとうのある暮らし」、「いまだからワープロ」。美しい組判の雑誌はついつい眺め
てしまう。買ったのは、後者の特集が心にひっかかったから。どうも、文筆業の人にはワープロ
を今でも好きな人がいるようで、特集の対談でも長嶋有と柴崎友香のお二人がワープロ復活委員
会として登場しているし、川上弘美もエッセイのなかでワープロが壊れて困った話を書いている。
わたしは文筆業ではないけれど、ワープロには懐かしい思いと苦い思い、そして縁がある。以前
書いたかもしれないし、親しい友人には話したかもしれない。高校のころ、合唱部の演奏会のパ
ンフレットをワープロだけで作ったことがあるのだ。当時はPCが出てきていて、一太郎もあっ
たのだけど、クラブにワープロがあったのでそれを使った。データに互換性などないので、うち
に帰って、原稿の打ち込みをやるということができない。やむをえず重いワープロを毎日持ち運
んでいた。学年一人の部員だったので、全部一人でやったのだ。NECの文豪という機種だった。
物理的に分業ができないし、人的にも仲間がいないのは精神的にきつかった。ひとりで合唱する
のもつらかった(一見すると矛盾した文章だな)けど、マネージメントもひとりだったのだ。編
集作業以外には庶務と会計と、ステマネもやっていた。こうしてみると、今NCで置かれている立
場とそう対して変わらないのが笑える。
レイアウト機能というのは、まだその機種にはなかったので、基本的に清書したものを印刷して
それをリソグラフ用紙に貼り付けるという作業を繰り返していた。このときのうっぷん?がいま
の私のDTPに向かう土壌になったのかもしれない。そう、文筆業の人が求めるものは文をつむ
ぐための道具としてのワープロだが、わたしのそれは編集者の立場のもので、過去のワープロに
は望めないものだった(少なくとも使っていた機種では)。望めないが、使わざるを得ない、そ
ういうジレンマに高校生の私はひどく苦しんだ。
だから、今ワープロが欲しいかといわれると、たとえレイアウト機能がついていたとしても、あ
のころの思いがよぎってしまって、欲しいとは決して言えないのだった。
そうワープロの縁の話。厳密にはワープロとは関係ないが、できあがった編集原稿を持ち込んで、
印刷してもらっていた印刷屋さんが室町通りにあった。なんども足を運んだ、その印刷屋さんは
決して愛想がよかったわけではないけれど、高校生相手にもちゃんと商売をしてくれた。印刷と
いうものに興味をもったきっかけの場所だった。今、私はその印刷屋さんがあった場所から50m
のところに住んでいる。意図したわけではないけれど、これも何かの縁というものだろう。印刷
屋さんのあった場所は、DPEショップになっている。が、その隣のビルの3階に印刷屋さんは
いまも健在である。

すいとうには、苦い思い出というのはない
いずれも寺町蛸薬師のランダムウォークで購入。この書店はいつ行ってもすいているので、やっ
ていけているのかとよけいな心配をしてしまう。寺町アーケード街のエアーポケットのような場所。
まぁ、静かにじっくり本が見られるのでよいか。
- 2007/11/5(月)
コミックマーケット73、受かりました。29日(土)、東R-05a「山Dの電波暗室」です。
今回は珍しく、メカミリ分野が初日ということで、前日宿泊しなければならない。一応、宿を
抑えておいてよかった。今からだとあぶなかったかも。それにしても、今年も大晦日を埋め立
て地で過ごすことになるのだが、一度大晦日開催を経験してしまうと、別にそれが普通に思え
てしまっている自分がいる。常識とか、慣習というのは、かくもはかないものなのだ。皆さん
は、こんな風になってはいけませんよ。
新刊は出すつもりなのだが、どんな本にするかは未定。近代建築はブームとは言わないまでも
最近になって市販の本が増えているのは事実で、そういった本とどう違いを出していくのか、
コミケだからできる、同人誌だからできる、山Dだからできる、そういう本を作らないとい
けないと思っている。とはいえ、前回の東京漂泊のときは、ある程度インスピレーションが
あったのだけど、今回はまだそういうものがない。。。困ったときは、やはり本屋か。近代
建築のジャンルとは違う分野の本を眺めて、着想を得なければ。
あ、今書いているときに、少し中身についてアイデアが浮かんだ。さっそく、モレスキンの
手帳に書きつつ、実現の可能性を構想。。。これは、かなり取材がいるけど、面白いかもし
れない…。できるかな?
- 2007/11/4(日)
頭痛が引くまで起きていたら、寝るのが三時くらいになってしまった。頭痛薬の消費ペース
が早くて困る。肝心なときに切れていたりすることがあるのも困るが、経済的にも困るのだ。
大衆薬は高いからね。
京都国立博物館で開かれている「狩野永徳展」。前売り券までもっているのに、未だに行け
ていない。理由は待ち時間の長さ。平日ですら、60-80分待ちという状態らしく、休日など
考えるだけでおそろしい。と思っていたら、土日の開館時間を20時まで延長する(通常は18
時、金曜日のみ20時)というニュースを聞いた。それでなんとかなればいいのだけど、会期
は今月の18日までと、あんまり残り時間もない。これだけ反響があるのは、予想できたと
思うのに、どうして1ヶ月しか開催できないのだろ。せめて12月末までならなぁ。京都に
観光に来るひとにとってもありがたいだろうに。
頭痛の余波もあって、練習は無理と判断。血圧は依然140-90レベルで変わらず。体動かさな
いとなぁと思って、2時間ほど散歩。自転車は使わず。東洞院↑、御池→、寺町↑、丸太町←、
間之町↓、御池←、烏丸↓。途中、馴染みの時計屋によって、コーヒーを頂く。会うなり、
「死にそうな顔してんでー」と言われる。最近、よく言われます。
シリーズ今日のE410:

寺町夷川。G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5
- 2007/11/3(土)
NC練習、17:30-21:30。久しぶりに歌うと、やはりすさまじいエネルギーを使う曲なのだ
とわかる。このペースで最後まで続けると、下がった血圧がまたあがりかねないと予感。
最後の1時間は、歌わずに聞いていた。
今日の練習で、今の私の状態と、練習に対するすり合わせの感触がわかったので、本番前日
と、当日練習でのペース配分を考えることにする。本番に全力を尽くすとすると、当日は、
打ち上げには出られないだろうから、不参加の返事。表彰式もどうかな。ちょっと長くなる
ようなら、ホテルに帰ろうと思う。いつになく弱気だ。
もっともっと練習でベースに言いたいことはあるのだけど、指示したり、それをするため
に注意深く聞くこともしんどいので、今日はあきらめた。すべては、前日・当日練習にか
ける。演奏後はぶっ倒れたって構わないのだし。
シリーズ今日のE410:

京都駅ビル
- 2007/11/2(金)
BK練習、18:30-21:00。なんとか、最後まで集中力がもった。途中、休み休み歌ったのが
よかったかも。でも、帰宅してから、ややぼーっとなっている。やっぱり今のところは、
3時間以内がリミットかなぁという気がする。歌っている最中はアドレナリンが出ている
のでわからないが、集中力が切れると、かくんとなるのでこわい。明日、明後日のNC練習
は調子に乗らないように気をつけないといけない。
今日買った本:

「ダカフェ日記」、森友治著、発行:ホーム社、発売:集英社。2200円。
ある家族の、娘と息子、ヨメ、そして犬の日々を綴った写真集。
『街の写真を撮るんだ』とかいっておきながら、こんな子供と犬が主役の写真集を買うな
んて、この軟弱者!とおしかりを受けそうだけど、撮るのと見るのでは違うので許してく
ださい。写真を撮っている人間なら、誰しも家族の写真を撮りたくなるものだと思う。自
分もそういう境遇になれば、撮ると思う。あのアラーキーだって、奥さんとチロ(猫)の
写真をたくさん撮っていたもの。
シリーズ今日のE410(今日撮った写真ではないけど):

柳馬場二条にて
- 2007/11/1(木)
ビックカメラの時計売り場で、オリエントのカタログと、Suuntoのカタログをもらってくる。
かたや機械式オンリーの時計、かたやデジタルオンリーのリストップ・コンピューター。対極
にあるような時計同士なんだけど、どちらも好きなメーカー。
カタログをもらってくるのは、時計を見たいという本来の目的と、こういった小冊子のレイア
ウトや構成を見ることで、自分の本作りの勉強をするため。コミケで頒布している本は市販の
書籍よりも、こういった小冊子・カタログの方が近いので、プロの作製者の「技」を盗むには
ちょうどいいのだ。
最近、夕方から頭痛が起きることが多い。早めに頭痛薬をのめばおさまるのだけど、頭痛が本
格化するまえの鈍い痛みは、本式に痛いときよりも気持ち悪いかも。まだ少し頭痛が残ってい
るので、今日はこのへんで。
撮りためているE410の写真を少しずつ公開。

Tower(京都駅ビル)
- 2007/10/31(水)
窓の外から、どこかの家の夕飯の匂いが流れ込んでくるのであるが、どうも何かを煮ているような。
しかも、これは酒蒸しっぽい感じがする。冷酒ならともかく、お燗した日本酒の匂いをかいでしま
うとたちまちノックアウトである。それに類するものも同じ。ちょっと酔いそうなので、部屋で香
をたいて、それで紛らわしている。窓を閉めればいいのだけど、風は通したいので苦肉の策。
いつも使っていたParkerのシャープペンシルを関西コンクールのときに、紛失してしまった。
少し壊れていたので、どのみち新しいのを買わないといけなかったのだけど。以来、ありあわせ
(?)のコンビニシャーペンを使ってた。これで十分なんだけど、やっぱり手に馴染んだ筆記具
というのは手放せなくて、ちょっと禁断症状が。
というわけで、今日文房具店によって買ってきた。

上はボールペンの画像。1050円。
使ってみると、細かい点が変更になっていて、エンドキャップが凹み絞り→凸型R付き、軸とケース
を固定→ノックのときペン先をスライドさせて力を逃がす機構(耐久性の向上)、という違いが見ら
れた。こんなシンプルな道具でも、見えにくいところで仕様の変更があるものなんだな。

MOLESKINE(モールスキン/モレスキン)。1890円。
ついでに買ってきたMOLESKINEの手帳。スケジュール帳ではなくて、方眼が入ったメモ帳タイプのも
の。だいたい、わたしは予定表というものを書けないたちで、会社の手帳もほとんど空白で活用され
ていない。社会人としてそれはどうかという意見は置いておいて、唯一、後ろにあるフリースペース
はわりと、ごちゃごちゃとメモを書いていたりする。大学のときの学生手帳も同じだった。旅行に出
かけたときの日記なんかを書くのに、スケジュールのページでは足りないから、やはり後ろのページ
に書き連ねていた。
というわけで、日々思いついたことをメモするつもり。暗室のネタ帳みたいなものか。
表紙に固定されたゴムバンドで手帳が開かないように閉じられるのがいい感じ。
- 2007/10/30(火)
朝、病院に行って検診。血液検査の結果、わたしが抱えている心臓に関する問題はないので、これまで
同様経過観察ということになった。ただ、高血圧は今もって原因不明なので、引き続き降圧剤を処方し
てもらう。病院で測ると150-95と全然下がってないんだもんな(一般に、家庭より緊張するため高く
出る傾向がある)。先週からの測定結果を、薬の説明の紙にひょろひょろ書いているのを見て、先生が
「高血圧管理手帳」をくれた。ありがたや。昔、やはり一時的に高血圧になったとき、別の病院で同じ
ように手帳をくれたことがあったのだが、後で領収書を見ると手帳代105円が引かれていて、唖然とし
たことがあった。あの病院には、もう行かないだろうけど。今回の手帳は、ちゃんとタダでした。とい
うか、製薬会社の提供品なんだけどね。
親が心配して電話してくるのであるが、「1にお茶、2に野菜」と繰り返し言う。毎日サラダを食べて
いる、と言うと「たんぱく質も摂るように」とダメ押し。というわけで、今日の夕飯は30品目サラダと
サワラの塩焼き(←塩分はまずいか?)。
本日の気になるパペット:

「いちにのさんすう」のタップくん
30代の人間には、とてもなつかしいタップくん。どうして急に出てきたかと言うと、毎度お馴染みの
デイリーポータルZでこの記事を読んだため。
ライターの乙幡さんは、同じ世代なので共感すること甚だしい。
NHKがタップくんのパペットを発売していたようだけど、現在はぬいぐるみのみ(これも在庫僅少らしい)。
再販希望。
本日のマンガ:
「皇国の守護者」、原作:佐藤大輔、漫画:伊藤悠、ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ。590円。
ノベルズが原作の架空戦記。ご都合主義なところがなく、とにかく読ませる内容。戦記ものゆえ、男
だらけなので、腐女子の皆さんの方がよく知っているかもしれない。「おおきく振りかぶって」の影
に隠れているが、前回のコミケカタログには、その片鱗が伺えた。
「もやしもん」、石川雅之著、イブニングKC。533円。
農学部が舞台の漫画。「菌」が主役。とにかく文字が多いが、読んでいると楽しい。発酵とはどういう
ことなのか、おぼろげにわかる。実は学習漫画なのかも?
どちらも続刊中。
- 2007/10/29(月)
血圧、朝138-91。このあたりから、なかなか下がらないなぁ。
薬が効きすぎたのか、今日は一日ぼーっとした状態。花粉症の人がよくいう「薬で頭がぼーっ
とするねん」というのは、こういう感じなのか。これが毎日続くのなら、確かにしんどいと思う。
最近の考えごと:
・往来を歩くのが下手な人に関する考察
・飲食店の待ち行列に並ぶのが下手な人に関する考察
前者に関しては、まだ思いついただけで、観察が不十分。後者に関しては、論がまとまりかけて
はいる。しかし、どちらの内容も書いてしまうと、いろいろと角が立ってしまう気がするので、
頭の中にしまったままにしておくのが良いなと思っている。
最近気になっている写真集:
「CHAMBER of CURIOCITIES」
昨日のリンク先のようなハートフルな写真でなくて申し訳ない。Cocon烏丸の3FにあるShin-biに、
この写真集の見本(収録写真数葉が掲載)が置いてあって、猛烈に欲しくなってしまった。装丁もいい。
この写真集に乗っているようなモノは、実は出身高校にもたくさんあった。大学にもないようなものが
どうしてウチの高校にあったのか、その来歴ははっきりしていない。年に一度、夏にこのモノたちの虫
干しをするバイトをやっていたけれど、10数名がかりで五日間かかったことを憶えている。ああいうも
のは、高校生くらいになると、バイトをやっていた私たちを除くと、あまり興味を示さないばかりか、
忌避すらするものなので、ほとんど死蔵されているといってもよく、常々もったいないあなぁと思って
いた。二年ほど前に高校の敷地内に、D大学の附属小学校ができた。こういうモノは子供の方が興味を
示すはずだし、好奇心を刺激するいい教材だと思うので、見せてやればいいのになと思う。
※余談
私の出身高校や、出身中学はよくD大学の「附属」と思われているが、違う。さらに一貫教育とも思
われているが、それも誤解だ。同じ学校法人であるが、運営や教育方針は、中学と高校でまるで違っ
ていてびっくりするくらい。小学校のみが、正式に「大学の附属」となっている。
今日の引用:
『本は原則として忙しい時に読むべきものです。まとまった時間があったらものを考えよう。』
(丸谷才一「思考のレッスン」より)
本読みに対する新鮮な警句だなぁ。
- 2007/10/28(日)
血圧、朝137-88、夕139-88。ようやく落ち着いてきた。薬が効いている模様。
まだ高いけど、安全圏内。
・天気がよいので、モールトンで散歩。不安なので近場限定で2時間ほど。
・昼食、三条室町下ルにできた「カリテ」でランチ。表のランチメニューを眺めていたら、
「どうぞー」「いらっしゃーい」と二回も声をかけられたので、引き寄せられた。うまい。
日曜日はクルートがお休みなので、ここはいいかも。座高の高いカウンターの椅子が気に
入ってしまった。
・旧明倫小学校である京都芸術センターへ行く。新しいカメラを手に入れると、だいたい
ここに来て写真を撮る。フォトジェニックな空間なのだ。
・xDピクチャーカードのUSBアダプターを買いに寺町のジョーシンへ。E410はUSBで直接
MACに接続できるけれど、そのたびにE410のバッテリーを消耗させるのはもったいない
ので。SDも使えるタイプを買ったので、GRDigitalのストレージもできる。
・ついでに、向かいのフレスコで夕飯の買い物。鯖、ポテトサラダ、野菜サラダ、スゴイダイズ。
野菜生活はつづく。
・帰り道、因幡薬師前を通りがかったので、健康になれるようお参り。
・すべて自転車5分圏内の移動だった。

午後のアトリエ

ぜんまい?

因幡薬師にて
ひとつ紹介。OLYMPUSのホームページで、ユーザーの撮った写真をつなぎあわせて、Mr.Children
の「彩り」という曲のミュージックビデオを作る企画をやっている。web上で、応募されている写真
を自由に組み合わせることができるので、暇つぶしにどうぞ。意外と難しいです。
少し前にSONYが写真に音や音楽をつける「音フォト」なる機能を大々的に打ち出していたけれど、
これはどう考えても無理矢理な付加機能で、企画倒れだなぁと思っていた。最近ではその機能をうた
った宣伝はやめて、スマイルシャッター(これもどうかと思う)にシフトしたみたいだけど。
一見すると、「彩り」プロジェクトは「音フォト」と似ているけれど、自分で編集をやってみて、
決定的に違うということに気づいた。一個人の写真に音楽をつけても、退屈なだけなんだ。だって、
同じ人間が撮れば、同じ傾向の写真に偏るので、意識しないと音楽にあう写真にならない。それが
目的じゃないなら、音楽にあう写真を撮るっていうのは、もちろん本末転倒。でも、「彩り」の方
は不特定多数の人が応募した、いろんな意志がいりまじった写真だから、幅が広い。当然、音楽に
マッチするシーンも出てくるし、逆に予想もつかない写真がぴったりはまる、っていう面白さもある。
いろんな人たちと写真を共有して、ひとつのことをやってみる。インターネットらしい企画だと思う。
考えてみると、昔のSONYの方が思いつきそうなもんだけれど。
注意:どちらのリンク先でも音が出ます!
E GOES to WORLD(「彩りプロジェクト」)
山D編集バージョン
ああ、写真っていいなぁと思う。
- 2007/10/27(土)
血圧、急変。130-70代に落ち込む。下がったのはいいが、変化が急なのでやや苦しい。夕方、
150-90に上昇。そうそう簡単には下がらないということか。
NC練習、休ませてもらう。読者の方には「山Dはまた、練習休んでけしからん」とか、「体弱
いからって休みすぎではないか」と思われる方がいらっしるかもしれない。NCは全国コンクー
ル前、BKは演奏会前の大事な時なので、みんなには申し訳ないと思う。
しかし、今回はちょっと、自分でもやばいなぁと思う状態が続いているので、健康を優先させ
てもらうことにした。死んだら、合唱できないし。周りに医療関係者がおられたら、血圧150-
100というのがどういうものか、聞いてみてほしい。
とはいえ、買い物したり、近所を少し散歩するくらいはできるので、気分転換に外に出たりし
している。ずっと、寝てるわけにもいかないので。
ネタがとぼしいので、近所・室内で写した写真をお楽しみください。

E410 + ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6

E410 + ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6

E410 + ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6
ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6というレンズは、いわゆる「キットレンズ」と呼ばれる
レンズである。この種のレンズは、各社ともあまり性能がよくない(とりあえず写せればいい
という程度のつくり)というのが一般的とされている。一眼レフが「ボディ」のみ売っている
のは、自分でレンズを買いたしていくユーザーがいるからだ。しかし、初心者の場合はレンズ
についての知識が少ないので、買ってすぐに写せるようにという配慮で、キットレンズは存在
する。
しかし、ことこのレンズに関して、少しだけれど撮ってみた感じでは、キットレンズという感
じはしない。むしろ、これで必要十分なくらい、とてもいい描写をする。E410と組み合わせた
とき、とてもしっくりくるし、何よりとても軽い。E410の機動性をそぐことがない。もし、
E410を買おうと思っている人がいるならば、安心してレンズ付きのパッケージを買っていいと
思う。レンズ遊びをするのは、このレンズを使い倒してからでもいい。すでに、遊んでいる私
が書くと説得力がないですが。
でも、あおいさん(#宮崎あおい)も、こうおっしゃっている。
「このレンズで撮る感じが私は好きです。
目で見ると、こうは見えてないのにレンズを通すと
違う世界が見えてくる‥。」
(”あおいのフォトブログ”より)
するどいなぁ。なかなか、こんなこと言える人はいませんよ。
- 2007/10/26(金)
血圧、上は150の前後、下は90の前後をうろうろ。測定する時間帯によって、ずいぶん変わる
らしいので、時間を決めることにする。
雨のせいか、古傷が痛む(古傷などない)。いや、湿気が多いのは苦手なのは本当。
湿気→蒸す→暑い→しんどくなる、という図式。カメハメハ大王の歌にある「雨が降ったら、
お休みで」という歌詞は、案外正しいこと(?)なのかもしれないなぁ、と大人になって思っ
ている。
ちょっと歌える感じではないので、BK練習を休ませてもらう。調子のいいときって、あまり
深く考えていないけれど、歌うのって、ほんとに体力や気力を使っている。明日のNCもちょっと
やばいかなぁ。。
オリンパスのユーザーズサイトには写真を投稿するページがあって、それを眺めていると、
やはりというか、「自然風景(海、空、植物)」「動物(猫)」「子供」が多いなーと思う。
確かに、この種の写真にはあらがいがたい魅力があるのもわかるんだけれど、写真のフィールド
っていうのは、もっと広いんじゃないかな?と反発してみたくなる。
一応、テーマ別の投稿になっていて、そこにはちゃんと「街の風景」というテーマがある。
いままでもそうだったけれど、私は、できる限り街のなかで写真を撮りたい。人の痕跡のある
風景を撮ってみたい。できれば、人も撮りたい。ポートレートをね。
今日買った本:
「カメラ日和」11月号、第一プログレス発行。780円。
どっちかというと、女性向けと思われる誌面なんだけれど、今回はポートレート特集という
ことで、いいなぁーと思う写真が結構多くて買ってしまった。
今日買わなかった本:
「デザインの現場」
隔月刊の雑誌。良い雑誌だとおもうんだけど、いかんせん価格が1890円とバカ高い。ゆえに
いままで一度も新刊を買ったことが無くて、一冊だけ神保町で中古のやつを買ったきり。今月
の特集「サイン」は、見所が多いから欲しいんだけどなぁ。雑誌だとなかなか手がのびない。。。
- 2007/10/25(木)

あ。とうとうやりましたね。

ん?何、何するの?

この見慣れないレンズ(左)はいったい!

これを、授けてしんぜよう。

おー、なんということでしょう。

まるで兄弟のようだ。
【解説】
・OLYMPUS E410というデジタル一眼レフを買いました。
・セットで、ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6というレンズも買いました。
・35mm判換算で、28-84mmのズームレンズです。
・OLYMPUS G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5という中古レンズがありました。
・これはフィルム一眼レフ用の交換レンズです。
・OMアダプターという代物を使うと、なんとE410でこのレンズが使えます。
・このアダプターは、OLYMPUS純正なのです。
・「レンズ交換には魅力を感じない」とか言ってなかったか。
・一眼レフ用のレンズでは、当然マニュアルフォーカスで、露出はマニュアルか、絞り優先しか
使えません。というわけで、カメラに不慣れな人には、全くおすすめできません。
・不慣れな人は、こんな「遊び」はしないと思いますが。
・上の写真はGR Digitalで撮りました。こうしてみると、GRDはやっぱりすごいカメラだ。
・E410の写真はいずれまた。
覚え書き
夕食後1時間の血圧:148-83。下が下がりはじめた。きょうも野菜中心メニュー。
- 2007/10/24(水)

家で食事をしてみる運動実施中のため、スタンドには行かず。血圧のこともあるので、しばらく
は運動はつづくと思われる。
血圧を下げるためのポイント、野菜をたくさん食べる、お茶をたくさん飲む(ナトリウムを排出)、
バナナを食べる(カリウムを摂取する)を実践する。左上のサラダは大丸で買ってきた。30品目
入っているらしく、とにかく量が多い。今のわたしにはうってつけ。ちなみに右下の唐揚げより
も値段が高いのが痛いところ。
奧に見えるのはマイ血圧計。夕食前の測定で、143-95。とりあえず100を切った。
とりあえず、ちゃんと立って歩いて動けるので良かった。
今日買った本と最近行った本屋について:

・「DESIGNING DESIGN」、原研哉著、岩波書店。7400円。(ジュンク堂にて購入)
写真右手にある「デザインのデザイン」を解体し、大幅加筆、図版を満載した英語版を再編集
した日本語版、という複雑な進化を遂げた本。原著230ページに対して、本著は469ページと倍
増。図版が増えたことで、原研哉の仕事の全体像がとてもよくわかるようになった。しかし、
このサイズでは持ち歩けないので、彼の思考のエッセンスである「デザインのデザイン」も改
めて、おすすめしたい。
・「思考のレッスン」、丸谷才一著、文春文庫。448円。(ブックファースト京都店にて購入)
下手なビジネス指南書一冊を読むよりも、この文庫本を1ページ読むだけで、よっぽど豊かで
味わい深い文章が書けるようになるんじゃないか、そう思わせてくれる一冊。
さて、つい最近京都に新しい本屋ができたのである。四条河原町の北東角のビルの3-6階に。
三条河原町にあった「ブックファースト」がリニューアル・移転したのだ。このところの不調
で書いていなかったが、新しい本屋には、やはりいの一番に行くのが本好きの責務であると思
っているので、じつはちゃんと行っていたのである。
正直、四条河原町という立地はどうかと思った。行きにくいからだ。河原町通りを横断する人
と、四条から河原町を北上(南下)する人が、狭い歩道にかちあって、それはもうすごい人口
密度になる場所だからだ。東京の渋谷・新宿に比べたらそりゃ比較にならないくらいの規模だ
が、京都に住むものからしたら、あれで十分行く気が失せる。
それから交差点ということもあり、四条通以上に自転車が置きにくいポイントであることも拍
車をかけている。1階に店舗がないのも、入りにくい。それに、最大の問題点は四条通に存在
するジュンク堂+談の2店舗でわたしの日常の書店ライフはまかなえているということである。
わざわざ、さらに遠い河原町まで行く必要があるのか。
そういう思いを持ちながら店におもむいた。3Fまでエスカレーターで上がり、店内を順繰り見
て回る。つづいて、4F、5F、6F…。
思ったこと:「ここに住みたい」。
これに尽きる。さきほどまでのネガティブなイメージは全部忘れた。皆さんも忘れて欲しい。
人混みがいやなら、阪急の地下道を行けばいい(河原町駅東改札出て3番出口すぐ)。自転車
で行きにくいなら歩いていけばいいのだ。それに、どうももらったパンフレットによると、
ちゃんと駐輪場(有料)があるらしい。それも屋上に!(これはどういうことか?次回調査し
てみます)
三条河原町時代のブックファーストは、前の書店である駸々堂の店舗をそのまま居抜きで使っ
ていたという事情がある。それに対して、この店舗はビル自体が親会社の阪急のものみたいな
ので、自由に店舗を設計できたのだと思う。大阪駅前店と共通する「これがブックファースト」
という匂いが感じられた。
まだまだ、じっくり見た訳じゃないので、これからゆっくり、味わいつくしてゆきたいなぁ、
と思っている(これは書店に関する感想です。念のため)。
- 2007/10/23(火)
覚え書き
・血圧測定、昨日と変わらず。上も高いが、下が下がらないのが困る。病院へ行く。
・心電図→慣れている。すぐ終わる。
・心レントゲン→あっというまに終わる。
・心エコー→肋間をプローブでぐりぐりされると痛いので嫌い。姿勢固定でつらい。割と長い。
・血液検査→すぐ終わる。
・心臓から来る高血圧ではないとの診断。
・いい機会なので、心臓については引き続き見てもらう。主治医がいなかったことだし。
・来週、再度検診。
・降圧剤の処方にて、自宅に戻る。
・寝ます。
・NCマネージは明日やろう。
追記
・20:30、ちょっと起きた。
・熱はちょっとだけ下がった。
・血圧、ちょっとだけ下がった。まだ安心できないレベル。
・「暴れん坊ママ」、上戸彩がキラキラしてるのばかり眺めてしまうため、ストーリーがわからなくなる。
・NHKスペシャル「100年の難問はなぜ解けたのか〜天才数学者 失踪の謎〜」の再放送は24日24:20〜25:19。
『ポアンカレ予想』を解いたロシア人数学者グリゴリー・ペレルマンを追ったドキュメンタリー。本放送を
見逃したので、要チェック。実は、位相幾何学ってさっぱりわからない。見る前にちょっと予習しておこう。
・夜風にあたってから寝る。
- 2007/10/22(月)
覚え書き
・普通に起床。症状無し。
・実家で鍼治療。
・夕食後より、症状あり。
・血圧測定、150-102。薬局で自宅用に血圧計購入。
・NCマネージ、電話で打ち合わせ。
・眠れないが、とりあえず寝る。
- 2007/10/21(日)
朝から目眩がひどいので更新を休みます。ほげー。
かなり、だめ。実家に帰って、鍼打ってもらうしかなさそう。
- 2007/10/20(土)
昨日のBK練習後から歌えない状態のままなので、NC練習を休ませてもらう。たった8分間の曲だけど
極度の緊張とリズムにあわせた動きに、とてもついていけそうにないので。体力と集中力の配分をちょ
っと間違えたかも。本当は、BKもNCも全力で取り組みたいのだけど、いま出せる力は本当に限られて
いて、どちらかにウェイトを置かなきゃ保たないのが自分でわかる。コンクールを控えているNCに集
中して、そのあと演奏会に向けてBKを加速する、というのが一応の予定だったのだけど。
何か書いていて、いいわけがましいけれど、関係者の皆さんすいません。
台所に置いている置き型ファブリーズ、中身のゼリーが一向になくならないので「有効期間長いなぁ」
と思っていたら、どうも違うということが判明した。この消臭剤は中身に立方体状ゼリーがつまって
いるのだけど、消臭とともになくなっていくタイプではなくて、どんどん縮んでいくものだった。
なぜわかったかというと、水仕事をしているときにそのファブリーズに水がかかってしまって、その
ままほおって置いたのだけど、翌朝見たら、容器のなかがパンパンに膨らんでいたのだ。まるで買っ
てきた新品みたいに!これにはびっくり。
容器がどんどんすかすかになっていくので、てっきり空気中に拡散していってるんだろうなぁと思っ
ていたのだが、減っていたのは有効成分だけだったのだね。水でもどしたワカメ並に増殖したこの再
生ファブリーズ、かすかに匂いはしているので、「まだ使えるかも」と思って、そのまま台所に置い
てある。実は二つあるので、一つはトイレに置いてみようと思っている。
みなさんも、捨てる前に一度水をかけてみましょう。おもしろいよ。
膨らむ、といえば、携帯電話の電池が膨らんできてしまって裏蓋がいびつな形になっていることに
今日気づいた。ぽっこり膨らんで、テーブルに置くとぺったりつかない。どうやら劣化してくると
膨らむらしい。どうも、最近すぐ切れるので変だなと思っていたのだけど。古い機種なのでショッ
プにはないだろうと思い、携帯会社のオンライン販売で新しい電池を購入。
たまっていたポイントで買えたけど、送料は別払いなのが悔しいなぁ。
- 2007/10/19(金)
BK練習、18:30-21:00。最初、ベース二人だったけれど、プレッシャーでいい練習になった。
ひとりだとさすがにつらいけど、二人いればブレスが取れる。きょうは、みんなの反応もよか
ったと思うし、曲の形がそろってきた気がする。もっと、研ぎ澄ましたい!っていう意欲がわ
いてきたかも。
とか思ってたら、20:30くらいから山Dはガス欠で、声がでなくなって休んでました。とほほ。

たまには、洋酒を飲んでみる(ウソ)
お茶を沸かすようになって、飲む機会が増えた。夏場は麦茶パックを使って冷蔵庫で冷やしておく
のだけど、やっぱりちゃんとした番茶の方がおいしい。
わが家では体調が悪いときは、お茶をたくさん飲めということになっている。
利尿作用がある→頻繁に放熱する→熱が下がる、という図式。
というわけで、種火を守るように、お茶を絶やさないようしなければならない。
お茶は山Dの生命線なのである(大げさ)。
いまより、大きな薬缶にした方がいいかもしれないと思う今日このごろ。
- 2007/10/18(木)
更新休みました(眠ってしまった)。
- 2007/10/17(水)
電車に乗っているとき、車窓に"霧"がかかった風景が見えると「あ、古い空間だ…」とつぶやいて
しまう今日このごろ。
『情報の力というのは、受け止められ、脳の中で消費されるのではなく、相手の脳を運動させ、
さらなる興味を引き出す力のことです。』
(「なぜデザインなのか。」より、原研哉の発言を引用)
つまり、私が撮った建築の写真を見た人が、あるいは私が作った建築の本を読んだ人が、この建築を
直接見に行きたい、この建築のことをもっと知りたい、近代建築って面白いなぁ、と思ってくれれば、
私が発信したものには力があったということで、逆に「ああ、きれいやなぁ」で終わってしまうなら
ば、それは消費されただけで力のなかった情報ということになる、ということかもしれない。
小学生のころ、筑波で科学万博が行われた。私の世代にとっては大阪万博に匹敵するインパクトのある
イベントだったと思う。当然、見に行きたかったが「とても筑波まで連れて行ってやれないから」と、
母親に一冊の本を渡された。学研が発行した「科学万博ガイドブック」というムックである。これを見
てガマンしてくれ、という親心だったわけだけど、この本はとてもよく出来ていた。表面上は聞き分け
よい小学生を演じてしまったけれど、ガマンするどころかますます行きたくなってしまったことを憶え
ている。いま考えると、あの本にはきっと情報の力がみなぎっていたんだろう。
同じ情報を扱っていても、読みたくなる買いたくなる雑誌と、そうでないものには、どこかで決定的な
違いがある。それが何なのか、うまく捉えられずにいたのだけれど、引用した文章を読んで氷解した。
そして、いまその意味を考えてみて、自分がつくる本、撮る写真はどうなのか、ってことを考えている。
なるほど、この本自体にもやはり大きな「情報の力」が宿っているのだ。
このHPには「情報の力」はあるんだろうかねぇ。。。
あまり深く考えると書けなくなっちゃうので、考えるのはやめときます。
- 2007/10/16(火)
とうとう入手した!と、力んで言うほどのことではないけど、あるものを買ってきた。
(デジタル一眼じゃないよ)
それは「菜箸」。竹製のただの菜箸。大丸の調理器具コーナーで。どういうわけか家になかったのだ。
自炊もしてないのに菜箸なんているのかと言われれば、要る。袋麺(塩ラーメン)をゆでるときに、
普通の箸を使っていたのだけど、蒸気が熱くてかなわない。ゆでるたびに「ああ、菜箸いるなぁ」と
考え、食べ終わるころにはすっかり忘れているため、なかなか買う機会がなかった。あとは、シャウ
エッセンを焼くときくらいしか使わないかもしれないけれど、無いよりかはあったほうがいい。自炊
への道が半歩くらい進んだことであろう。
また、例の銭湯へ行ってきた。今度はしっかりマッサージ器にかかってきたのだが、このマシンがす
ごい。ほぼ全身がすっぽり覆われるような形で、何か未来的な乗り物のコックピットに座っているか
のようだ(確かめようのない比喩)。両手首、両足、上腕、肩、腰、首、全部がエアーで圧迫できる
ようになっている。もし、マッサージ器が反乱を起こして、これら全部のエアーを作動させたら、完
全に身動きできないだろうなぁ、なんて考えながら10分間(200円)。途中、思わず「あへっ」とか
「うおぉぉ」とか声が出るくらい気持ちよかったです。いやー、よい仕事しますな。家に帰ってきて
から調べてみたら、30〜40万円くらいするみたい。さすが値段相応ってことかな。
ちょいと目の奧が痛いので、きょうはこの辺で。
おやすみなさい。
- 2007/10/15(月)
開店以来、まだ足を運んでいなかったビックカメラ京都店に行ってみた。もちろん、京都駅30・31番ホーム
入り口から入店。エスカレータを登ると、あきらかに駅とは違う家電量販店特有の匂いがしてきた。わくわく
する。
家からも近いし、会社帰りに寄れるのに、なぜ今まで行かなかったかというと、個人的にビックカメラには
あまりいいイメージを持ってなかったから。別に店員さんの態度が悪いとか、品揃えが不満とかそういうこ
とでは全然ない。すべてはビックカメラ難波店のイメージが頭にこびりついていたから。難波店の店内はあ
まり広くない店内に、ちょっとごちゃごちゃつめ込んだ感じがあって、それがちょっとスーパーの家電売り
場っぽく思えて、梅田のヨドバシのスマートさとの開きがあるように思えたのだ。さらに、それに大阪難波
の猥雑さ、うす暗さ、騒音、人混みのイメージがミックスされていて、それが私のなかでビックカメラを代
表するイメージなってしまっていたのだ。
でもまぁ、行かずにあれこれ言うことはできないし、ちょっとデジタル一眼が見たいなぁと思っていたので
行ってみることにしたのだ。
あれ、すごくいいかも。入ってすぐにイメージは一変。新しいからというのを差し引いても、明るいし、
通路も広い。建物を外からみた感じでは狭そうだったのに、1フロアの大きさは十分広く感じる。いや、
むしろ、これ位の広さの方が見て回るには必要十分だって思える。見渡せば、だいたいどこに何があるか
っていうのが把握できるもの。展示の仕方も見やすいような気がする。。。
いやー、食わず嫌いで損してた!っていう気がしてきた。で、ひとつ個人的にポイントが高いところがあっ
て、真に気に入ったのは、それがあったからだけど、なんとDVDソフトのコーナーに、ツールドフランス
のDVDがあったのだ。しかも、3種類も。これって、意外とすごいことで、ドキュメンタリーやスポーツ
ものを取り扱っている店自体少ないのだけど、その中のスポーツものはサッカーや野球以外では、モーター
スポーツだとか格闘技モノしか置いてないことがほとんどなのだ。ツールのDVD、店頭を見たのは始めて
だったので、すごく感動。思わず買ってしまった。で、ちゃんとポイントカードも作った。つまり、また来
るつもりっていうこと。
デジタル一眼の方はというと、こちらはあぶなかった。ちょっと衝動買いしそうになって、いまもまだぐら
ぐら揺れている。あまりデジタル一眼そのものに興味はなかったのだが、その決心がにぶるようなカメラが
あるのだ。少し前に別の店頭でちょこっと触れたときにいいなと感じて、今日じっくり触ってみたら、ます
ます気に入ってしまった。
そもそも、わたしは写真を撮るとき、レンズ交換をするような性格ではない。レンズ交換できるフィルムカ
メラを二台(PEN-F、BESSA-R)を持っているけれど、交換レンズはあるものの、撮影に行くときにまで持
参したりしない。常についているレンズオンリー。だから、デジタル一眼のメリットと言われるレンズ交換
には魅力を感じない。
じゃあ、何がそのカメラがいいかというと、「手に持った感じ」なのだ。まず、軽い。肩こりの私には、す
ごく重要なこと。それに歩きまわるとき重荷になると、持って行くのがおっくうになる。それから、ホール
ドのしやすさ。自分の手のなかにすっぽりおさまる感じ。他のデジタル一眼は大きすぎて、取り回しするの
がしんどい。このカメラに近い、と感じたのは以前に友人に借りたことのあるPanasonic FZ-7。形も機能
もまるで違うけれど、「手のなかにおさまる」という感覚がとてもよく似ている。そして、そういうカメラ
はきびきびして使いやすい(このFZシリーズは隠れた銘機だと思う)。写真を撮りに行きたいと思わせてく
れる。同じ一眼でいうなら、フィルムカメラのPENTAX MZ-3もその系統に入ると思う。欲しかったなぁ、
MZ-3。
もうひとついうなら、道具としての存在感があること。重々しいものじゃなくて、万年筆のようなミニマル
もの。さて、もったいぶりましたが、気になっているのはこれ。

OLYMPUS E410 with 宮崎あおい
ちなみにポイントが19800もつく上に、メーカー自身がキャッシュバックキャンペーンをやっていて(なんと
10000円!)、改めてデジタル一眼の粗利の高さと囲い込みの必死さを思い知ったのでした。
ところで冒頭で述べた30・31番出口、ホームから入れるのは面白いのだけど、実はあまりお客さん確保には
貢献しにくいんじゃないかと思う。というのも、一つはホーム自体がかなり他の本線ホームから離れている
ということと、そのホームのさらに端っこにあること。もうちょっと手前にあればなぁと思う。それから、
重要なのは、30・31番ホームは「はるか」や特急列車が止まるホームということ。つまり、観光客や旅行者
が多い。お客になりそうな通勤通学の人間が集まるのは、普通・快速電車が止まる隣の32・33番ホームなの
だ。これはすごく惜しいなぁと思う。設計上、仕方なかったのかもしれないけど。
以上、ちょっと鉄っぽいことを語ってみました。
- 2007/10/14(日)

終日、休暇。PEN-Fを持って出かける。

海が見たくなったのです。
GR Digitalで1枚(一番目の写真)、携帯のカメラで1枚(二番目の写真)。
そして、PEN-Fで約60枚を撮影。
デジカメ2台を使い分けて撮影したことは何度かあるけれど、これは全然違和感がない。
でも、フィルムカメラ(PEN-F)とデジカメ(GR Digital)の使い分けは難しくて、結局できなかった。
リズムが違うのですね、撮影の。それから、GRは広角(28mm)だけど、PEN-Fの標準レンズはやや望遠
の55mm(35mm判換算で)なので、おのずと画面の切り取り方が変わってくる。何を撮るかの視線が変わる。
だから、一度、PEN-Fで取り始めると、もうスイッチできなくなってしまって。
あとPEN-Fはハーフサイズだから、あまりフィルム枚数を気にせず撮れることも影響したと思う。
たくさん歩いて、たくさん撮影したのに、あまり疲れなかった。
たぶん、視界のどこかに必ず、海と山と空があったから、目が疲れなかったのだと思う。
もうひとつ理由があるとすると、猫と犬にたくさん会ったからかも。
京都の犬猫に比べるとみんな人なつっこくて、すごく和んでしまった。
充足した休暇だったなぁ。
- 2007/10/13(土)
NC練習、17:30-21:00。
関西の音源を聞いて、皆でいろいろ反省。今日から全国に向けて、再チューニング開始。
PA(Personal Attack)も躊躇せずにやっていかねばならない。これまでの練習は甘かった。
今日のお勧め映画:
「めがね」
脚本・監督=荻上直子(「バーバー吉野」「かもめ食堂」)
主演=小林聡美、市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこ
効能(個人によって異なる)
・朝ごはんを食べたくなる。
・海に行きたくなる。
・メルシー体操をやりたくなる。
・市川実日子Love(実はファン)。
京都シネマ(Cocon烏丸3F)にて上映中。
メガネ着用割引とかあるかな?と思ったら、なかった。残念。
- 2007/10/12(金)
BK練習、18:30-21:00。うーん、最初から来れる男声が少ないのはツライ。ボイトレもあったので、
最小でテナー1、ベース1の時間帯があって、生まれたての子鹿のような気持ちで歌っておりました。
でも、BKの黎明期の日曜練習とかって、そういう時期があった気もするし、何より高校のときは、常
に男声一人だったから、慣れていないわけじゃないんだけど。やっぱり、合唱なので声をあわせてな
んぼなので、うまく歌えても一人、失敗しても一人という状況は嫌だ。練習の意味も薄いし。全員で
歌っている時間が決定的に少ないのがBKの悩みどころ。
最近、新規物件が少ない。不動産チラシの中古マンションのこと。一週間に一回くらい入っている
のだけど、「あ、これ前も見たなぁ。売れ残ってるのかなぁ」と思うことが多い。少ないことの何
が問題かというと、新しい間取り図がないということ。わたしは、自分でも活字中毒者だと思うけ
れど、同じくらい間取り図中毒だと思う。だから、いろんな間取りを見たいし、それを見て、あれ
これ想像をめぐらしたいのだ。この壁には本棚を並べる、この部屋にはベッドをこの向きに置くと
か、購入するかどうかの現実性は無視して、その間取りのなかで、いろいろ考えるのが好きなのだ。
新規物件が少ないのも不満だが、毎回載っている間取りはじつはあまり「好みでない」ものが多くて、
「はぁ、こんなに高いのに、こんなんじゃダメ」とか、えらそうなことをよく考えている。あ、よく
見ると、いいのが一つだけあるな。なかなか好みの間取りじゃないかー。新築戸建て、今のマンション
から近いし、引っ越しは楽そうだ。でも、価格は…3880万円!。買えるわけないよぉ。
やっぱり、いい物件は現実に欲しくなるみたい。
- 2007/10/11(木)
総菜屋でおかずを買い、久しぶりにご飯を炊き、久しぶりにお茶を沸かした。以前も書いたことが
あるけれど、台所に火が点ったり、湯気がもくもくと立っていると、一人暮らしであっても、家の
なかが活気づくような気がする。一人だから活気づくのは自分自身である。弁当ばっかりでは、エ
ネルギーは補給できても、活気は注入されない。自分のことだから、そうそう簡単に自炊できると
は思えないけど、とりあえず、ご飯とお茶だけは、準備する習慣を取り戻してみよう、そんなこと
を思う食欲の秋。今日炊いたのは非常用(山D的に)に備蓄している米だから、週末には、いい米
買ってこよう。
BKで練習している新曲のひとつ、出だしのメロディラインがある曲にとてもよく似ている(と思う)。
さだまさしの「Snowman」という10年以上前の曲。厳密には違うはずなんだけれど、もの哀しい雰
囲気がどちらの曲にも共通しているので、聞く度にSnowmanの歌詞(やはり哀しい歌)を思い出し
てしまうのだった。
目が疲れているので、今日はこのへんで。
- 2007/10/10(水)
昨日、銭湯で体重を量ったら、8月末の健康診断のときから3kg弱減っていた。これは、コンクール
自由曲のもたらしたものである可能性が高い。全国大会までの1ヶ月。あとは減らなくていいから
この近辺を維持したい。「やせる合唱」から「筋力アップの合唱」が目標。
夕食は久しぶりのスタンド。グリンピースと卵を和えた付け合わせ、なんとなくグリンピース臭いので
残してしまった。今まで、そんなことなかったのになぁ。
今日買った本:
・「対岸の彼女」、角田光代著、文春文庫。514円。
単行本発刊から3年。待った、待ちに待った。とうとう文庫化!
・「私はそうは思わない」、佐野洋子、ちくま文庫。680円。
「ふうつがえらい」を読了したので、さっそく次の「佐野節」を求めて。「ふつうがえらい」の河合
隼雄による解説はこの「佐野節」(勝手に命名した)をとてもわかりやすく説明している。佐野洋子
が「正しくておもしろい」、その理由。
『世の中には「正しい」ことばかり言う人が居て、そんなのは総じておもしろくないのではないだろ
うか』(「ふつうがえらい」解説より)
・「なぜデザインなのか。Dialogue in Design」、原研哉+阿部雅世著、平凡社刊。1800円。
アーキテクトデザイナーの阿部雅世と、グラフィックデザイナーの原研哉による対談。帯に書かれた
惹句は対談の中から出てきた言葉だと思う。「感覚の世界地図を広げよう」。デザインというと、ち
っと気取ったような、お洒落っぽいものや、軽佻浮薄なものを思い浮かべて、アンチデザインになる
人はいないだろうか。それは誤解だと思う。デザインというのは、人間の身の回りすべてにあって、
いや人間の皮膚感覚からそれは始まっていて、地に足のついた、人間の生活そのものを考える上で
とても大切な概念なのだ。デザインになんて普段の興味のない人にこそ読んで欲しい。
今日フレスコで買ったもの:
・焼きプリン、1個。
・スゴイダイズ、1パック。
・グレープフルーツ、1ヶ。
レジに居たバイトの女の子が黒縁フレームのメガネをかけていたので、思わずその列に並んでしまった。
えらい可愛かった。メガネは人を惑わしますな。
- 2007/10/9(火)
夜の八時を回ってから、銭湯に行ってきた。家の近くのではなくて、自転車で5分くらいの距離にある
スーパー銭湯「やまとの湯」というところ。本当は桂にある竹の郷温泉がいいのだけれど(夜遅くまで
やっているので会社帰りに寄ることが可能)、阪急の桂駅からバスで10分くらいかかるという遠さが、
平日の夜に行くのにはネック。ニュータウンの真ん中にあるので、帰りのバス亭なんて真っ暗だし。で
なんでスーパー銭湯なのかというと、親に只券をもらったから。
入ってみるとそんなに広くないけれど、ジェットバス(種類も数も多い)や露天風呂、サウナも2種類
あって結構もりだくさん。いや、お察しの通り、山Dはサウナには入らないのだが(しんどくなる)。
浴室は2階で、1階にはレストランやマッサージがあるのは基本パターンですね。
で、結構リラックスして30分くらい入っていた。で、帰ろうかと思ったところ階段脇にマッサージ器に
並んで、コレ↓があるのをみつけてしまった。

ナショナル・ジョーバ
実物を目にしたのははじめてだった。15分、200円。う〜ん、やりたい。お金を入れずにまたがってい
る子供に「降りろ〜、降りろ〜」と念を送ったところ、すんなりどこかへ行ってしまったので、さっそ
くライドオン!インサート・コイン!200YEN!コースを選んでスタート。
想像してたよりか割とゆっくりとした緩慢な動き。でも、絶えず動いていて、結構な角度で前傾・後傾
する。でも、運動してるって感じはあまりしない。どこが鍛えられてるのかは、ようわからんなぁ。
で、そのとき気づいたのだけど、これ結構はずかしい。階段脇のこの場所は、老若男女問わず風呂に入
る人、出る人が必ず通る場所なのだ。みんな、目を合わせないようにちらっと見ていく。端から見ると
百貨店の屋上遊園地の電動遊具で遊んでいる困った大人みたいなんだから。
しかし、そんなに視線にまけてはいられない。いつも乗って健康増進してるんですよ、乗馬なんて慣れ
たもんです、という雰囲気(どんなのかは不明)を醸し出すために、背筋を伸ばして優雅な感じを演出
してみた。あほみたいだ。まぁいい。地道に乗ってやる。。。しかし、15分は長かった。飽きてくるの
である。座っているだけで、脂肪燃焼といううたい文句だけど、何かしながらでないと全く間がもたな
い。音楽を聞いたり、TVでも見ながら、本を読みながら(読めると思う)。でも、ここにはそんなの
ないのだ。ああ、どうして私は隣のマッサージ器でうつらうつらしなかったんだ。気持ちよさそうにも
たれているおっちゃんが恨めしい。
よくよく考えると、これお金を払ってジョーバーの宣伝をしているのではないだろうか。ジョーバに限
らず、ここにあるマッサージ器(2種類)、足もみ器、フィットネスマシーン、全部メーカーが試供品
として銭湯に置かせてもらっているような気がする。普通の銭湯にあるマッサージ器のようなひなびた
感じがまったくなくて、よくメンテナンスされているように見える。。。メーカーの営業さんが巡回し
てまわってるのかも。などと考えてみる。
やり始めたことを途中で止めるのは気がひける。というわけで、ポジションを変えてみたり、"あぶみ"
を踏ん張ってみたり、といろいろ工夫して15分完乗を成し遂げたのだった。あんまり嬉しくない。ジョ
ーバを体験してみたいっていう人がいたら、友達と3人くらいで行って、5分ずつくらい交代で乗るのが
いいかも。ただし、恥ずかしいのは覚悟。
帰りの自転車のペダリングがなんとなく軽やかで力強かったのは、気のせいだろうか。
じつは只券はもう一枚ある。今度は、惑わされずにマッサージ器に座らねばならぬ。
覚え書き:コミックマーケット73受付確認ハガキ到着。
- 2007/10/8(月)
早朝、指揮者からのマネージメールで起床。もうちょっと寝てたかった。。。
しおしおな状態ながらも、関連する人に調整のため連絡。
ほげーっと過ごした後、午後伊丹ホールへ。大学部門Aグループの演奏を聞くため。ホールで会った
佛混OGに「死にそうな顔してますよ」と言われる。え、そんなに体調悪いわけじゃないのになぁ。
寝不足と疲れが顔に出てたのか。
14:50から9団体の演奏を聞く。昨日、一緒にラーメンを食べた二人を見つけて、頑張れよ!と念じる。
しょっぱなの演奏は経験があるけれど、その部門の基準点になるから、プレッシャーがあるのだ。好演
だったけれど、後の団体によって印象が変わるだろうなぁ、と思う。
途中、四団体男声合唱団が続いたのだけど、そのうち三団体は正直、演奏を聞くのがつらかった。仮に
もコンクールという舞台に出てくるのなら、一定水準以上の音楽をやって欲しい。観客の反応を見れば、
彼らにもそれはわかったと思うのだけど。。。気づいてるのかな?
残り四団体はとても安心して聞けたのだけど、特に大阪外国語大学混声合唱団TEMPESTが秀逸。のびの
びとして、あかるくて、豊か。さすが外大というべきか、ソロの英語の発音がじつに決まってて、かっ
こいい。よくよーく見ると、テナーで歌っているのはNCメンバーの一人じゃないか。彼はなんでNCでは
バリトンなんだろう??普通は、演奏後すぐに止む拍手も、TEMPESTの皆が退場するまで続いていた。
いいもの聞かせてもらったな、うん。来てよかった。
「大学合唱団の低迷」なんてことを言うけれど、こと今日のAグループを聞いている限りは、全部が全部
そうじゃなくて、懸命にいい音楽を奏でていることが、よくわかった。内情はきつい、ってことはあるの
は知っているけど。
迷ったのだが、Bグループは聞かずに帰る。たぶん、自分では気づいていないけれど、このあたりが今日
の限界ラインではないかな?という予感があったのだ。京都に帰ってきて、しんどいということはなかっ
たけれど、かなり疲れてた。
帰宅途中、業務用自転車(ブレーキがケーブルではなくて、全部シャフトの結合でできてるやつ。出前と
か新聞配達の人が乗ってる黒いあれね)に乗った若い女性がすーっと脇を通り抜けていった。ほえー、な
んて素敵な、かっこよさ!決して、『遅刻しそうなんで、実家の蕎麦屋の自転車借りた』って雰囲気じゃ
なくて、通勤で乗りこなしてる風。最近はやりの小径自転車に乗っている女性は、町中でよく見るけど、
業務用自転車は始めて見たなぁ。もう一回あの勇姿を見たい。
- 2007/10/7(日)
アンサンブルVine、Aグループ一位金賞おめでとう!!
淀川混声合唱団、Bグループ三位金賞おめでとう!!
そして、なにわコラリアーズは、Bグループ一位金賞でした。
応援くださった皆さんに感謝です。今回は、関西コンクールからということで、いつも以上にうれ
しいです。
本日の記録
・9:00-11:45、NC直前練習。気になることは、とにかく余さず注意する。言わずに後悔するのは
嫌だからだ。団員に嫌な顔されたって、関係ない。自分のことだって、わかってもらうまでやる。
(全国はもっと精度あげないと!)
・今回の演奏、シャーマンドラムという楽器を使うため、パーカッショニストの方に合宿のときから
来ていただいていた。幼稚園のような落ち着きのない練習、ぐだぐだな音程、パーカッションには
関係のない動きの反復練習、本当によくつきあってくださったものだと思う。練習も本番も、素晴
らしい演奏。これまでは、NCの中だけで作りあげる音楽がほとんどだったけれど、こうやって全く
の新しいつながりの方と音楽を作り上げていくことは、とても楽しい作業だった。
(今回の方は、日程の都合で全国ではご一緒できないのが残念。。。)
・ところで、今日、練習場から本番会場まで、パーカッショニストを誰がどのようにアテンドするの
か、誰もまったく、何も考えていないことが判明。たぶん、そうだろうなぁと思っていたので、そ
の場でとりまとめて、マネージャーの一人を任命。わたしゃ、練習会場の後片付け・戸締まりがあ
ったので。だいたい、スケジュールがおかしいもの。昼ご飯の時間がないから、「すいません、コ
ンビニでおにぎり買っていただいて、ホールのロビーで食べていただけませんか?」って、客演の
方に向かってお願いすることじゃないよなぁ。ホスピタリティ、ということに関して、案外NCの皆
は欠如しているように思う。BKの男声の比じゃないくらい。一番に近くにいる人間が、さっと椅子
を出すくらいできないのか。いつも特定の人が動く。ぷんぷん。
・NC演奏、練習の通りに。「練習以上のことを本番でやろうとするな」と本番直前にIさんに言われて、
そのことが身にしみた。直前に言ってもらえてよかった。
・解散、三々五々。NCの通例として、関西後は特に打ち上げはない。わたしは、とりあえずVineの演奏
時間まで休むために駅ビルへ行って昼食をとることにした。すでに3時だったから、誰もいないだろう
と思って店に入ったら、YKのUさん一家と、女性陣6名の総勢9人が、いっせいにトンカツを食べていた!
皆さんに迎えいれてもらい、食事+歓談。途中から、男声1対女声6という状況に。もへー。
・ホールに戻り、YK女声陣の皆さんとVineの演奏を聴く。始まってすぐ、三小節目くらいのソプラノの
上昇音階で、早くもやられてしまった。それまで歌っていた団体とまったく次元の異なる空間が、ぐわ
っと立ち上って、みるみるホール全体を満たしていく。どきどきして、鼓動が早くなる。息ができない
くらい聞き惚れる。バカみたいに、口をぽかっーっとあけたまま。そのまま課題曲が終わる。そう、
これはまだ課題曲だったんだ、って気づくの時間がかかる。
・善し悪しはともかくとして、この合唱コンクールの評価は、課題曲と自由曲は50対50の関係にある。
つまり、課題曲だけよくてもだめだし、自由曲だけよくてもだめということになる。それは基本中の
基本のルールなのに、どうしてだがこのことを忘れている団体が多いように思ったのだ。あからさま
に課題曲と自由曲の完成度が違う。音の鳴り方が違う。自由曲でそれだけの音楽ができるのに、なん
で?というところがほとんど。そりゃ、課題曲がかならずしも良い曲ばかりとは限らないけど。でも
Vineという団体は、課題曲のもつ音楽の良さを最大限以上に引き出してしまった。それもたった三小
節で。
・あとの自由曲の素晴らしさはいわずもがな。もう、自分のなかの音楽的興奮がおさえられなくて、
演奏が終わった直後に、会場を飛び出して、団員に声をかけたあとは、ずっと休んでいた。本当に
気分が悪くなるくらいに、興奮して。良い音楽を聴き過ぎて、気持ち悪くなるなんて、そんなこと
があるなんてびっくりだ。冷静になるのに、だいぶ時間がかかった。
・阪急で帰宅。十三まで、偶然友人二人と居合わして列車内で歓談。飲み会よりも、こういう時間に
話すことは、なんだかいい。
・十三からは、さらに居合わせた佛混のOG+団員二人と列車内で歓談。そのままの流れで、一緒にラ
ーメン屋で夕食。なんだか、偶然にいろんなひとと居合わすことが多い日であった。しかも、女声
多人数に囲まれるという状況。そこで、普通に会話ができている自分がちょっと不思議だったり。
昔の自分だったら、どう立ち振る舞っていいかわからなかったと思う。
・ラーメン屋での会話の流れで、明日の大学部門Aグループの演奏を聴きに行くことになる。予定は
していなかったけど、まぁいいか。関係者がたくさん出演するから、応援しないと。
こうして、長い一日が終わる。キリンレモン飲んで、TVでも見るっかなー。
明日からは、NC全国マネージの始まりだー。
- 2007/10/6(土)
NC練習、17:30-21:00。経験上、多少しんどいくらいのときは、無理してでも練習に出た方が
気分も体調もよくなるものだ。さすがに全開は無理なので、だいぶ抜いてはいたけれど、今回の
曲としては、それくらいの方がいいのかもしれないと思った。さすがにこの人数でやると楽だ。
いつも思うことだけれど、関西の常日頃の練習で、このメンバーでやれれば、演奏会もコンクー
ルも、もっと緻密な組み立てができるのになぁと思う。ないものねだりなんだけど。
今回のオーダーでは、わたしの隣にグリーの先輩に来てもらった。なぜなら、同じ学生合唱団出
身の人とは、やっぱり声がとてもあわせやすいからだ。そして、意識せずとも「あうんの呼吸」
のようなものができる。いつもは、後輩が隣だったけれど、そいつは今は東京で今回はのれない
のが残念。自分が歌いやすいように、というのはオーダーを作る者のちょっとしたずるかもしれ
ないけど、一応他のパートや、ベースのなかでも声質というものは意識してつくっている。もし
誰と誰は声があう、というのがあれば自分で位置をかわったってかまわないのだ。オーダーは絶
対じゃない。大事なのは、自分の声をわかっているか、他人の声の特質を知っているかというこ
とだ。本当は一緒に歌っている仲間のことは、もっと知っていて欲しい。
決められたオーダー通りに並ぶのが目的じゃない。一番いい音楽をするためには、どうすればい
いのか。そのための組み合わせはどうなのか。「並ばされている」のじゃなくて、団員ひとりひ
とりが、そういうことを考えて、意見を口にできるようになって欲しい。ここは変えたいなぁ、
というべきなんだと思う(トップは多少調整してた)。
まぁ、実際はオーダー以前のレベル(パートで音がばらける)だったりするから、そこまで到達
しないんだけどさ。ちょっとした願望です。なぜなら、誰かひとりがオーダーを考えなくても済
むから(←自分が楽したいだけか!)。
練習に行く前に「カプラ」が届いた。ちょっと、ふふふーんと軽い気持ちで、螺旋状に積み上げ
てみたら、本当にあっという間に何十層にも到達してしまって、びっくり。木と木がぴったりす
いつくような感じで積めるので、全然ぶれがない。すごいや。これ、真剣にやりはじめたら、確
実に寝食を忘れそうな予感がする。注意せねば。
さて、明日は頑張ろう。
- 2007/10/5(金)
NCオーダー、過去2番目くらいに難しくて2時間もかかってしまった。一番は新潟全国大会。ステージ
が扇形だったから。
熱が引かないため、更新を休みます。明日、ちゃんと練習行けるかなぁ。
- 2007/10/4(木)
季節の変わり目には体調に注意しよう、とはよくいうが、山Dはいともたやすく季節の罠にはまって
しまうのであった。(訳:体調くずして(例:お腹いたい、発熱)、しんどいので更新を休みます)
だいたい、あれだ。コンクールの直前には一度は倒れるので、年中行事みたいなものですよ。
NCのオーダーは明日の夜に考えます。だって、この一週間でメンバーが増えたり、減ったりでちっと
も確定しないので。いつものことだけどさ。
それでは、ちょっと早めにおやすみなさい。
- 2007/10/3(水)
体調整え週間(山Dの)のため、スタンド行きはお休み。
高島屋のヘンリーコットンで秋冬の服を買う。トレーナーと長袖のボーダーシャツ。暑がりなので、
秋冬とはいえ基本的に薄めのものを重ね着するスタイルを採用。
ついでに靴売り場に行って、靴も買う。ASICSのpedala。ウォーキングシューズなのに革靴という
靴なので、よく歩く人にぴったり。試し履きをするときに、靴べらを渡されて戸惑う。いつも直接
足をつっこんではくので、そういうものを使う習慣がないのである。
平日の百貨店はいい。ゆったりして、空気が新鮮な感じ(二酸化炭素濃度が低い)がするのがいい。
帰宅後、突然思いたって積み木を買うことした。子どもが遊ぶあの積み木。誰かに送るのではなくて
自分で遊ぶためだ。山Dは突然何を言い出すのか、と思った人、まぁこの記事を読んでください。
デイリーポータルZ:驚異の積み木・カプラで、パーフェクトジェンガに挑む
どうです?遊びたくなったでしょ。
コンクールが終わったあとの楽しみ(なんじゃそりゃ)がなんか欲しいなと思っていて、前に読んで
いた上の記事を思い出したのだ。
ちなみに普通に「カプラ」を検索すると、ケーブルカプラとか、音響カプラとかがヒットするので、
「カプラ 積み木」で検索した方が良い。さらにどうでもいいことを言うなら「カプラ」とは、
クリンゴン語で「武運を!」という意味で、スタートレック作品中では頻繁に登場する言葉でもある。
最後のは、本当にどうでもいいことだな。
さて、カプラの通販を探していると、やはり子ども向けの知育玩具のページに行き当たることが多くて、
そこにはカプラ以外の積み木や、ブロックなんかもあった。それで思い出したのだが、私は子どものころ
やたらブロックで遊ぶのが好きな子どもだったのだ。
ブロックといっても、レゴブロックではなくて、ジャクエツという会社が販売しているBブロックという
もの。大人になってから、幾人かにこのブロックの話をしても通じる人がいなかったので悲しいのだが、
知育玩具としての完成度はレゴブロックなんかよりも上だと思う。(幼稚園のころから、そう思っていた
らしい。おもちゃ売り場などでレゴ○○シリーズなどを見ると、「あらかじめ完成した形が決まってるなん
て、あんなの邪道だ!」と本気で考えていた。ナマイキな野郎だ。)

カラフル。私が子どものころは手前にあるジョイントっぽいパーツはなかったと思う。

特徴いろいろ。
このブロックの何が面白いかというと、左下の特徴を見て欲しい。質感の違いを表現できるだけじゃなく
て、このブロックのジョイント部を片側だけつないだ状態にすると、ブロックが可動するのだ。接合部が
円形をしているからだけど、さらにその可動も曲面側だけで、平面側には角がひっかかって動かないとい
う特徴をもっている。レゴとの違いはここなのだ。別パーツだとかを使わずに可動部分をつくることがで
きるのだ。
もう、とにかくいろんなものを作ったと思う。一番多かったのは合体変形ロボット(もどき)。可動部を
つくって、分離後に羽根を広げて飛行機に変形(という脳内設定)するとか、そういうの。あとは、ブラ
スターみたいな銃。これも可動部をつくってスコープサイト(もどき)にしたり。
レゴブロックとかダイヤブロックではなくて、このBブロックを与えてくれた親には感謝したい。
それくらい、面白かった。楽しかった。
は、つい興奮。しかし、30余年を経た今でも販売してるんだな。すごいなー。
まとめ
・小さいお子さんがいる家庭の皆さん、カプラとBブロック、お勧めです。
・カプラは届いてからレポートします。
- 2007/10/2(火)
ちゃぶ台の上が荒れ放題だったので、ちょっと整理をした。ほとんど本だった。これはちょっと本気
で本棚や本の整理をしようと思った。具体的には、過去1年くらいに読み返したことがない本、雑誌
をピックアップして、ジャンル別に段ボールにつめる。それをベッドの下の空きスペースに入れる。
そうやって空いたスペースに新しい本を入れる。
ジャンル分けだけでも相当時間がかかりそうだけれど、こういうものはとにかくアルゴリズムを決め
てしまいさえすれば、手を動かすだけで済むので、頭を使わない。そして、確実に成果は出るので、
やっていれば楽しくなる(はず)。平日にも少しずつ作業して、ぼちぼち頑張ってみよう。だいたい
一度にやろうとすると挫折するか、一生懸命になりすぎて疲れてしまうのが落ちなので。
ところで、この文章を打っているMacBookのキーボード、じつは手の平にじわっと汗をかくほど熱い。
MacBookをひざのうえに置くとよくわかるのだが、結構本体が発熱しているのだ。で、ちょっと困っ
たことがあって、ホームポジションに指を置くと、左手の小指が痛いのだ。力が入りすぎて痛いのじゃ
なくて、低温やけどのような感じで痛くなる。どうも、小指のあたり、つまり「A」のあたりが一番発
熱しているようなのだ。日本語の文章をローマ字変換で打つ以上「A」の打鍵率は圧倒的である。打た
ないわけにはいかないし、ましてやホームポジションである以上指をおかないわけにはいかない。
クーラーで室内を冷やしていたときは、それほど意識しなかったのだけれど、こうして通常の室温のま
まだと、かえって熱さが際だつようになってしまった。クーラーでMacBook自体も冷却されていたのだ。
解決策として、底面につっかえの入れることで高床式にして下に空気を通すようにした。が、空冷でな
んとかなる程度ではないみたい。机の材質が木材なので熱を余計にためこんでしまうようだ。抜本的に
は金属でできたノートPC用の冷却台というものが商品化されているので、それを使うしかないと思っ
ている。どれくらい効果があるのかなぁ。そうだ、自分でつくってみるという手もある。
レッツノートを使っているときはこんなこと考えたこともなかったのだけど。ちゃんと排熱まで考慮し
て設計されているかどうか、ってことなんだと思う。
みなさんの家のノートPCはどうですか?熱くないですか?
- 2007/10/1(月)
ようやく秋らしい気候になってきたので、やらないといけないというか、替えないといけないことが
ある。まず、衣替え。これは普通だな。そろそろ長袖にしないといけない。その次は時計替えである。
通勤のときにはめる(=仕事中にも使う)時計は、オールシーズン同じでメタルバンドのWENGER。
これは背広でつけていても、作業着でつけていても、普段着でつけていてもどれも合うという、なか
なかの優れもので、愛用している。だが、平日も休日も同じというのはちょっとどうかなーと思って、
気分を変える意味でも休日は違う時計をはめることが多い。その時計を替えるのだ。
夏の間中、今年はIWCのアクアタイマーという時計をはめていた。いわゆるダイバーズ・ウオッチで、
見た目がごつい。もちろん、メタルバンド。この種の時計は、半袖のTシャツには大層ぴったりくる
のだけど、長袖にはまったくといっていいほど似合わない。さっき、長袖の普段着を着て、はめてみ
たら本当にびっくりするくらいアンバランスだった。
で、何が合うかというと、やっぱり革バンドの時計。夏場はどうしてもつけにくいので、ようやく出番
復活なのだ。何本かあるけれど、春先まではめていたLONGINEのクロノグラフが一番しっくりくる。
明るい茶色の革バンドなので、だいたいどんな服にでもあうし、背広にもあわせられる(まぁ、実際の
ところ、そんな衣装持ちではない)。
(冬になればなったで、「冬に合う」時計がある。いずれまたの機会に。たぶん、冬コミくらいになら
ないとはめない。)
服装のオシャレには疎いけれど、時計には気を使うというのは変、かなぁ。
実用品にお金をかけるのって、ちょっと楽しいのですよ。決して、自慢したいのじゃなくて、自分の心
をほっとさせたり、高揚させたりするための小道具としての存在(+道具としての精密感もだけど)が
好きなんだろうなぁ。
あ、そうそう、医者から電話がかかってきて靴を間違えた人が見つかったそう。とりかえるので、土曜
日以降に来てくださいとのこと。よかった。感謝。
- 2007/9/30(日)
今日見た夢、高層ビルパニックアクション風。宙ぶらりんの透明エレベーターで最上階に移動する私。
到着するも、ぶらんぶらん揺れるので降りるタイミングが難しい。しかも外側にへばりついている人が
いてあぶなっかしいったらない。はっきりいって恐い。高所恐怖症なのだ。正確に言うと、危険度が高
い高所が苦手。覆われていないとか、柵がないとか、角度が急な感じ。足元が見えるのもダメ。タワー
は好きだが、観覧車は恐い。ケーブルカーは好きだが、ロープウェイは苦手。なんとなくニュアンスは
伝わるだろうか。それにしても、なんであんな夢を見たのか不明。
で、起きると体が動かない。疲れすぎ。最近、体力の限界を感じる。ほんとに。
今週の土曜日までにコンクールのオーダーを決めないといけない。7月のときは、確かちゃんと考えて
いたような気がする。ただし、ベースだけ。その前くらいは珍しく指揮者が考えていたように思う。ちゃ
んとしたオーダーをつくるのは頭を使うのだ。当日、人数が急に変わることのあるNCでは特に。
今回はどうなるかなぁと思っていたら、昨日の練習で「オーダーは山D君がつくってくれます」と
みんなの前で指揮者に公言されてしまった。やらないわけにいかない。
そもそも、なんで技術系でもない私がオーダーを、それも全パートオーダーをつくっているのか。自分
でもいつからそんなことになったのか、きっかけはなんだったのか思い出せない。たぶん、会計をやっ
ている→人数を把握しないといけない→誰がオンステするかわかっている、ということが発端のような
気がする。
オーダーをつくるには、ソロは誰か、誰と誰の声が合うか、どの配置が有効か、どの配置はまずいか、
山台の構造とあっているか、ホールの特性はどうか、etc.いろいろな要因が効いてくる。だから、難し
いけれど、つくっているときはちょっと面白さもある。だから、嫌いな作業ではないのだけれど。
ん、でもやっぱり、要因を並べてみると、技術系がやるべき作業じゃないの??と思う人がいるかも
しれない。そうだよねぇ。でもね、NCには技術系という役職がないのですよ。指揮者とコンサートマ
スターを除いては。考えてみれば不思議な合唱団。。。
- 2007/9/29(土)
NC練習の前に医者に行ったら、靴を間違えられる。よく見ると、本当によく似た茶色の靴が置きざり
にされていた。でも、サイズがあきらかに違うのだけど。。。よく履いている途中気づかないなぁ。
その靴を履いて帰るわけにもいかないので、先生につっかけを借りて帰ってきた。つっかけって、長
時間歩きにくい。間違えてそうな人に連絡を取ってみてくれるというが、無事に帰ってくるだろうか。
たいした靴じゃないし、もうぼろぼろなんだけど、一応父親の形見なのだ…。
NC練習、15:00-21:00。さすがに、足の裏が痛い。やっぱり合唱は難しい。一人増えるだけで全体
が安定することもあるし、一人増えるだけで不安定になることもある。今日は、ベースの不安定さが
極大化してしまった。悔しい。そして、不安はつのる。これ以上人が増えたときに制御が効くのか。
キーマンが何人も抜けている今のベースでは、かなり辛いよ。
- 2007/9/28(金)
BK練習、18:45-21:00。たまには、ぐちっぽいことを書いてみる。
・最初は少なかったけれど、だんだんと人も増えて、そんなに悪くない練習だった。
練習指揮をしたK君の手腕だと思う。ちゃんと予習してたことがわかる。
・新曲、初見の人が多かったが、なんとか頑張って食いついて行こうという感じがあった。
でも、本当にごくごく一部に「家帰ってから見よう」的な人がいて、そういう人を見ると、
とても気分が悪い。温厚な私でも怒りたくなる。
・今日もベース。後から増えたけど。バリトン、もっと頑張らないとだめだ。曲がいいのに
もったいない。ベースよりも、頭から出ている率が高いにのに、ベースにおいしいところ
をもっていかれて悔しくないのか!…ということを言ってみるか。発声が悪いのを直さない
と精神論では無理だろうなぁ。
・曲が途切れたときや、練習始めるっていってるのにしゃべり続けるのはなぜか。正指揮者じゃ
ないと思って、なめてかかるのか。みんな、一度前に立って指揮をすればいい。どういう気持
ちになるかわかる。
・練習終わったら、みんなどうして自分の持ってきたペットボトルを置いていくのか。わたし
のかばんのなか、3つも水が入ってて重いのですけど。
練習後、Oさんに車で送ってもらって烏丸御池のO垣書店へ。
今日買った本:
「有頂天家族」、森見登美彦著、幻冬舎刊。1500円。
「よつばと!」7巻、あずまきよひこ著、メディアワークス刊。600円。
「キミキス」、2巻、東雲太郎著+エンターブレイン作、白泉社刊。552円。
森見登美彦氏、待望の新刊!平積みか?と思ったら、O垣書店ではその他の新刊と同列の扱いで、
ちょっとさびしい。。。どうせなら、「まなみ組」(森見登美彦を応援する書店有志の会)の書店
で買えばよかったかもしれぬ。本に愛情を、売ることに情熱を注いでいるか否かは、割と客にはぴ
ぴんと来るものなのだ。今、見たら補充注文カード抜いてなかったし。。。
だったら、他の書店に行けばいいじゃん、と思われるかもしれないが、「遅くまでやっているので
BKの帰りに寄れる」「ブックカバーが好み」「建築・美術系が固まっていて物色しやすい」という
理由でときどき行くのであった。
ともかく、買った本はどれも楽しみにしていたものなので、それでよし。ゆっくり読もうっと。
昨日の晩、試しにベッドに上下逆で寝てみた。体が違和感を感じるのか、起きるとちょっと体が固かっ
たような。昔、半年ほど試したことがあるのだけど、一概にどっちがいいとも言い切れず。ちょっとし
た気分転換にはなるかなぁと思うので、あきるまでは、逆で寝てみようと思っている。
うっ、やっぱりだめみたい。寝返りがうまくうてないし、同じ夢ばっかり繰り返し見て、目がさめてし
まった。もとの体勢で寝ることにします。。。
- 2007/9/27(木)
定食屋に行くと気になるのが、しょうゆやソースの容器の大きさである。どちらが大きいか。
実家ではどちらも同じ種類のガラスの容器に入れてあるのだが、背の小さい方がしょうゆ、大きい方
がソースであった。そのせいか、外出先でも無意識にしょうゆなら小さい方、というように大きさで
判断するようになってしまった。まぁ、食堂などではきちんと「しょうゆ」「ソース」と書いてある
ので、実際はきわどいところで掛け間違いは回避している。近所の定食屋は背の高い方がしょうゆで
ある。なので、実家に帰ったときに、間違えて豆腐にソースをかけてしまわないか?が今は心配である。
しょうゆとソースではないが、砂糖と塩を間違えたことがある。忘れもしない、1999年の広島のこと
だ。その日、全国合唱コンクールでNCは金賞を受賞した。全国初出場で、初金賞であったから団員の
喜びようは一通りではなかった。あのときの熱気以上のものは、以降のコンクールで味わったことは
ないと思う。それはともかく、そんなことは予想していなかったので、打ち上げ場所の確保すら我々
はしていなかったのだ。いま考えると、本当に初々しい。
それでも、とにかく打ち上げに行こうということになったのだが、そのとき私は断ってしまった。こ
れも今考えると信じがたい。早くホテルに帰ってゆっくりしたい。ホテルの近くのファミレスで、好
きなものを一人でたらふく食いたい、と思っていたのだ。酒を飲まずに盛り上がるすべをまだ知らな
かったのだ。
で、ファミレス。自分へのご褒美とばかり、特上のステーキを頼んで悦にいっていた。が、口にする
とどうも水くさい。塩気が足りない気がする。そこで、テーブルにあった容器から「塩」をふりかけ
たのだった。それが本当は砂糖だったのだ。自分の経験上、その形の容器には「塩」が入っていると
思いこんでいたし、砂糖はスプーンで入れるものと思っていた。でも違った。ふりかけ式の砂糖があ
るなんて!!
結果、甘甘になった微妙な味のステーキ。あわてて払拭したものの、後の祭り。その後塩をさがした
がなんとテーブルには塩がなかった。仕方なく、ソースをかけて塩気を補ったけれど、微妙さは残った
ままだった(泣)
今年の関西コンクール、演奏を終わったらどうしよう。AグループのVineを聞いたら帰ろうかなぁ。
表彰式まで残っているとえらい時間になりそうだし。。。思い返せば、1999年の関西コンクール、
NCの演奏を終えたあと、速攻で家に帰った。なぜなら、演奏後気分が悪くなったからだ。それで家で
寝ているところに友人から「全国やで〜」という、のん気な電話がかかってきたのだった。
今日買った雑誌
「モーニング」、講談社。300円。
定食屋の帰りのコンビニで。新幹線に乗るとき、必ず買ってしまうモーニングだが、普段の生活の
なかで買ったのは初めてかも。理由は、表紙を見て。わたせせいぞうの「菜」が10年ぶりの復活
連載とのことで、表紙・巻頭オールカラーだった。良いな、日本家屋。縁側。犬、猫。着物の妻。
膝枕。鎌倉の四季。
- 2007/9/26(水)
最近、頭痛薬の飲み過ぎでちょっと胃が荒れ気味。なので、今日はスタンドは控えて近くの弁当屋
の弁当で夕食。スタンドの定食は、ご飯も含めてボリュームがあるからねぇ。頭痛薬を飲むのは頭
が痛くなるからだけど、その原因の最たるは肩こり。最近、メンテナンス(マッサージに行く)を
さぼっているのだ。ほんとは行きたいのだけど、ちょっとお高いので、ついついしぶってしまう。
そういう判断をするのは割と元気なときで、しんどくなると「いっときゃ良かった」ということに
なる。で、いまは後者。
きょうも月がきれいだ。ぼーっとした頭のまま眺めている。
早く健康になれ、わが心身。
- 2007/9/25(火)
昼過ぎからなんとなく集中力がもどってくる。コンクールまで、10日ちょっとという状態で、
オンステ調査やらのマネージメントが、全然進んでいないことに気づいたからだ。というわけ
で復活したわずかばかりの気力を、すべてNCに振り向けるという本末転倒ぶりを発揮。
夜、中秋の名月をベランダに寝っ転がって見る。相伴はvolvicとチョコレート。夜空に月だけ
だと味気ないから、薄雲でもたなびかないかなぁと思っていたら、見ている間だけうまい具合に
雲が流れたのでラッキー。
この前の結婚式の引き出物は、やはりカタログギフトであった。熟読してみたけれど、いまいち
食指をそそるものにめぐりあえず。この前、体重計もらったところだし、実用品で不足している
ものは特にないのだ。あー、唯一これかなぁ。白山陶器のゆるりボウルセット。選択基準は自分
でお金を出してでも欲しいと思うかどうか。
カタログギフトの引き出物は、本当にみんな、自分が欲しいものを選んでいるのだろうか。それ
でうれしいのだろうか。便利なようで、実はそうじゃないんじゃないか?って思う。自分の趣味
にあわなくても、「送り主(新郎新婦)が選んだモノ」の方が印象深いんじゃないかな。理屈っ
ぽいですかね。
- 2007/9/24(月)
頭痛と倦怠のため、5時半ごろまで眠れず。起きたのは10時。
なんにもする気がおきない。無気力状態。いまもそう。
ジュンク堂、談へ行くも何も買わず。本屋に行っても気分が優れないってこともあるのだ。
土曜日に買ったまま食べていなかったみかんゼリーを冷蔵庫に見つけたが、あまり嬉しいと思わ
ない。賞味期限がきれる前に、食べたくなるだろうか。
指揮者に連絡して、NC練習は休ませてもらう。
どうも、今日は(特に)変だ。
- 2007/9/23(日)
うっかり、二度寝してしまい、気がつくともう練習にいかねばならない時間であった。
昨日、疲れていないようで、やっぱり疲れてたのかと思う。社交的な人間ではないので、
気づかないうちに、ずいぶん気がはっていたのかもしれない。
NC練習、14:00-18:00。
特急に乗ったのに、京都に帰るまでの阪急がずいぶん長く感じる。座れてなかったらたぶん酔った。
しんどいので、ぐてーっとなる。
あまり文章も書けないので、このへんで。すいません。
- 2007/9/22(土)
まれに見る良い結婚式でした。いいんでしょうかね、あんなに幸福で。私などは、昔からちょっといい
ことがあると、「このあと悪いことがあるだろうから注意せねば」なんて考える人間なので、天井知ら
ずの幸福というのはちょっとこわいです。ひねくれてるのかな。
それにしてもあれだ。いろんなものに才能があるように、やっぱり「幸せ」みたいなものにも、才能が
あるんじゃないかって思いました。今日の新郎新婦を見ていると。我が身を振り返ると、これが全くな
いことを思い知らされて、式に出てよかったんだか、悪かったんだか、わからなくなってしまう。
それでも、まぁ、幸せな人のために、何か仕事をする(私の場合、カメラマン)というのは、悪い気持
ちはしなかったです。
それとやっぱり、歌っていいなと思いました。
- 2007/9/21(金)
昨日、あんなこと書いたせいか、ばっちり見てしまった。歌う夢。しかも全編振り付き。混声だった
けれど、BKでもYKでもない感じ。ジョイントだろうか。振り付けがうろ覚えなせいか、あくせくする。
なので、隣のNCメンバーにちょっと教えてって言ったら、えーって感じでにらまれた。だって、夢の
世界にとびこんで、いきなりそんなのできるわけないやんかーと、夢の心のなかで言い訳する私。
BK練習、19:00-21:00。うう、また誰もいないからベースを歌う。バリトンが歌えない。。。
帰宅後、楽譜を見る。明日の披露宴と二次会でやる曲。披露宴などで合唱をした経験がない方には、
なかなかわかりづらいことだが、式場というのは基本的にデッドにできている(床がじゅうたんだ)
ので、合唱に向いていない。響かないのだ。だから、ほとんどの余興はマイク使ってやるでしょう。
で、響かないから、普通に歌うよりも気をつけないと、ちゃんとした演奏にならない。
今回の曲、難しくはないけれど、簡単ではない。こんな微妙な曲選ぶなよー、とちょっと思わないで
もなかったが、お祝いなんだから仕方ないか。
背広、ネクタイ、Yシャツを準備。最後に靴。普段は何もしないけれど、まぁ後輩の晴れ舞台だ。ちゃ
んとしようと思って、念入りに磨く。磨く、磨く。ごしごし、きゅっきゅっ。。。靴磨きって、なん
だか一心不乱になってしまう。何も考えずに無心で、ひとつの作業をするって、実は好きだ。トイレ
掃除とか、風呂掃除も同じ(これは祖母の血を引いているに違いないと思う。)
カメラ、三脚も準備。二次会ではカメラマンなので、落ち着いていられないだろうなぁ。段取り、聞い
ておかないと。
あとは、風呂に入って寝ます。忙しい一日になりそう。
暑かったので、寝る前に牛乳をあおったら、これが引き金になって、運悪く細動が。やばい、これでは
明日行けなくなる!と、かなり必死になって、いったん息を止めて、脈を落ち着かせ、それから複式呼
吸をしてリズムを整える。結果、除細動に成功。ふう、まだ脈は速いけどとりあえず助かった。意志の
力?は強し。。。というか運が良かっただけか。ま、大事にならずによかった。
で、おさまったものの神経が高ぶってしまったのか、寝付けません。胸も若干苦しい。くそー。
- 2007/9/20(木)
他の地方の方には信じがたいかもしれないが、彼岸の入りだというのに日中の気温が30℃を超えて
いるのだ。近畿地方全域で。なんでも東北の方では20℃を切っているところもあるそうで、うらや
ましい限り。今週末に後輩の結婚式があるのだけれど、スーツをどうしようか真剣に悩む。いい
スーツって秋冬用のしかもってないもんだから。うー。
この暑さ+半年に一回ほどなる胃腸の不調が重なってしまい、かなりグロッキーな状態。お腹がす
いたような気持ち悪い状態なのに、食事をとっても胃が受け付けない(うまく消化できず、胃がも
たれる)という症状。以前、NCでシンガポールに行ったときも、これになってしまってつらかった。
微熱が出るので、家にいるときは保冷剤を頭にあてる。最初は表面の水滴で額にくっつくのだが、
すぐに落ちてくる。当然。そこで、登場するのがこの前買った手ぬぐい。受験生のようにはちまき
にして、保冷剤を押さえつけるのだ。汗も、保冷剤の水滴も吸い取って一石二鳥。手ぬぐいって
便利だー。その状態で、BKの新曲のおさらい。一曲、ベースがトリッキーな動きをするのがあって
音が不安定このうえない。なので、歌詞がうまくはめられず、頭がくらくらする。
ところで、みなさん保冷剤ってどうしているだろうか。わたしは、よく頭が痛くなったり、熱を出
すので、デパ地下などでもらったやつは、ほとんど取っておく。それで冷蔵室と冷凍室に振り分け
て冷やしておく。冷蔵室のやつは、ちょっとした熱のときには気持ちいいけれど、10分もすると生
ぬるくなっちゃう。なので、多めに。冷凍室のやつは長期戦用。これは直にあてるときんきんして
逆に気持ち悪くなったりするので、冷蔵室版でならした後に使う。さっき、見たら冷蔵室に15個、
冷凍庫に3個入ってた。多い?かな。ベッドの下を掃除すると、時たま取り替えた後でほったらかし
にしていたヤツが出てくるので、数はもっとあるような気がするけど。
そうそう、今朝また合唱の夢を見た。たぶんNC。ある場所から、どこかの練習場へ移動するのに、
私を含む何人かが先発するのだが、いっこうに後続が到着せず、あせるというもの。やっぱり夢の
なかでもマネージをやる宿命なのだね。。。歌っているシーンとか出てきたことないもの!
- 2007/9/19(水)
うぅぅ、暑いよう。外歩いているときは別にいい。家に帰ってきて、静止したとたん汗がだら
だらでるんだよう。早く、涼しくなってくれよう。
スタンドで夕食。19:50-20:10。帰り道、寺町フレスコにて「スゴイダイズ」1リットルを買う。
かばんに入れずに、手に持って高辻通りを西にぶらぶら歩く。こうやっていると、子どものころ
を思い出す。牛乳は毎朝、牛乳屋さんが配達してくれるのであるが、ときどき休みだったり、休日
の晩に切れたりしたときに、牛乳屋さんへ買いに行くのは私の仕事であった。牛乳屋さんはしまっ
ているので、表にある牛乳の自動販売機で買うのである。紙パックが「ぼっこん」とにぶい音を立
てて落ちてくるのが、缶ジュースの自動販売機のうるさい感じと違って、好みだった。牛乳と一緒
にコーヒー牛乳も買ってきて、と言われたときは特にうきうき感が倍増した。これは単に甘いもの
が飲めるのが楽しみだったせいだ(子どもに厳しい親だったのでめったになかったが)。
帰りは、牛乳パックを両手で抱えて帰るのだ。高学年になると、片手で持てるようになった。
普通の買い物と違って、たっぷんたっぷんと揺れる牛乳パックの重さだけが、その手にかかる。
その重みと揺れが、「この牛乳をわが家に持ち帰るのだ!」というような変な使命感を感じさ
せた。これは、コカコーラの1.5リットル瓶(ペットボトルじゃない)のお使いのときもそう
だった。
今、大人になって、ときどきこうやって、牛乳やスゴイダイズの紙パックを持っていると、
自分のためだけの買い物なのに、あの頃の気持ちを思いだす。明日の仕事の心配など、週末の
合唱の心配などしなかった夜道のことを思い出す。そして、なんだか穏やかに気持ちになるの
だった。
- 2007/9/18(火)
音叉から12音階を取る練習をしてみる。
1、Aをラと読む→ソ(G)→ミ(E)→シ(H)→レ(D)→ファ(F)→ド(C)。
2、Aをドと読む→シ(Gis)→ラ(Fis)→ミ(Cis)→ソ(F)から半音下を取って、(Es)
3、Aから半音上を取って(Ais)
どうも、Es(=Dis)、Ais(=B)あたりが苦しい。黒鍵の音は白鍵が取れれば、その半音上か下なんだ
から、取りやすいって思う人がいるかもしれないけれど、やってみると半音は難しいです。5度や3度
の方が和音でよく聞いている分、耳に馴染みがあるのに対して、半音というのは距離が微妙なんだ。
常にあたる音だから。もっとうまい方法はないものか。。。
次に、I,Vと鍵盤で弾いてIIIを取る練習をしてみる。durはなんとか。mollは時々こんがらがるの
だが、ラ→ミ→ドと読み替えてとれるようになった。でも、durとmollを交互にやると調子が狂う。
まだまだ、練習が必要デス。
タイムマシンで過去に戻れるなら、幼児のころにもどって、毎日ドミソ、ドファラ、シレソの和音を
聞かせるように母に進言すると思う(それ以外に自分自身に色々忠告したい局面が山ほどあるけど)。
今日買った本
「ふつうがえらい」、佐野洋子著、新潮文庫。476円。
「あれも嫌い これも好き」を結構な勢いで読み終えてしまったので、さっそく第二弾。「あれも〜」
よりか、数年古い(つまり年齢が若い)せいか、著者はとばしにとばしまくっているという印象を
受ける。真っ正直で、ひねくれていて、ちょっと拗ねて、ちょっととぼけてみる。読んでいて、
知っている誰かとなんだか似ているなぁと思うのだった。
- 2007/9/17(月)
昨日は10時くらいに寝てしまったのだけれど、2時間おきに目がさめる。暑い。ぐっすり眠った!
という感覚を忘れて久しい。朝はいつも眠たいままである。まどろみのまま二度寝するのは楽ではあ
るけれど、あとになって振り返ると、なんだかもったいない時間の使い方をしているようにも思える。
これからの季節、日が短くなってくると特にそうだ。気持ちよく寝て、気持ちよく起きるにはどうし
たらいいのだろうね。特に後者。ストレスがあるときに眉毛をひっぱらないようにする方法も知りたい。
昼、親子丼が食べたくなる。この前、東京駅で食べたようなおいしいやつだ。京都には有名店がいく
つかあるらしい(地元の情報にはかえってうといのだ)ので、営業時間を調べてモールトンで出かけ
る。行った先は、五辻通智恵光院西入るの「鳥岩楼」。五辻通りなんて、聞いたこともなかったが、
今出川通りの一本北の通りだった(大宮通より西にしか通っていない)。
町屋の料亭である。町屋風ではなく、本当の町屋。異常に奧が長い。入るとだれもむかえてはくれな
いし、妙に静かなのであせる。旅館の玄関みたいだ。厨房から静かに調理の音がする。誰かいるのに
誰もでない。玄関からは廊下しか見えないし、客の姿も見えない。靴があるばかり。と、廊下の奥か
らポメラニアンが一匹やってきた。出迎えか?それにしてもごく普通に犬がいるな。
何度か声をかけるとやっと人が出てきた。廊下をずーっとすすんで、突き当たりを二階へどうぞ、と
だけ言われる。本当に親子丼が食べられるのか自信がなくなってくる。
本当にずーっと奧の階段を上ると狭い座敷にひとがいっぱいいた。背の低い(20cmくらい)平机の
前にざぶとんがしいてある。親戚のうちの客間に通されたような感じだ。あいているところに座る。
完全相席制らしく、カップルだろうとグループだろうと、容赦なく折りたたまれて、みんなで机を
囲む。お茶も水も自分でいれる。注文は不要で、勝手に親子丼と鶏スープが出てくる。おばちゃん
が机においた丼を、はいどうぞ、と隣の客に回していく。代わりに隣の客に割り箸をとってもらう。
かといって、これは下町の食堂とかの雰囲気とはちょっと違う。これは、この場所特有のルールな
のだ。押しつけでも、人情でもない、ある種、京都的なルール。必要以上にかまわない。ある程度
ほおっておく、というような。慣れていないとちょっと戸惑う。
店のおばちゃん達は別に無愛想なのではなくて、ひとりで来た客を気にかけ、水をすすめ、扇風機が
あたるように調節してくれる。ここの空間にいると、普段食事する定食屋や、居酒屋の接客が過剰
であり、それが別に嬉しくもなんともない接客であるということがよくわかる。
親子丼は、茶碗くらいの大きさの丼鉢に入っている。見た目はすごく小さい。でも、結構ぎっしり
つまっている。食の細いひとだと、残すかもしれない。逆に大人の男性でもちゃんとお腹いっぱい
になる。何も考えずにひたすら、食べた。おいしさが途切れない。とにかく食べ続ける。無言で。
たっぷり使われた山椒の匂いがたまらない。(そういえば、よそでは山椒ってかけませんか?)
あー、満足満足。勘定は厨房に声をかける仕組み。レジなんてない。さて出ますかと思うと、玄関
の沓脱石の上に、私の脱いだ靴が並べておいてあった。客の出る順番を予測してのことなのか。
ちょっと驚く。玄関に寝そべっていたポメラニアンに声をかけると、逃げられてしまった。
親子丼は800円で、出るのは12時〜14時まで。木曜日定休。
映画を見てからかえるかと思ったが、時間があわないので止めた。来週にしよう。
夕方になったけれど、まだお腹がふくれている。晩ご飯、まだいらないなぁ。
- 2007/9/16(日)
9:00-12:00、NC合宿・第3クール。
13:00-16:00、NC合宿・第4クール。
朝食時、後輩が「こんなのが5泊6日も続くんですよね。グリーの合宿は。」とこぼす。うん。
確かにいまだったら、耐えられそうにない。1日でこれだもの。それに、決してこんなにおい
しい朝食ではなかったし。
合宿の全体目標は「1kgやせる」だったのだが、たぶん達成できている。かなり腰回りに負担
がかかる動きなので、腹筋も鍛えられて一石二鳥。明日になって、腰痛になってなければいい
のだけど、「みんなもう若くない」(指揮者の口癖)からなぁ。
というわけで、帰りも近鉄特急に乗る。文庫本を持つ手がなぜか震えてしまって、ちょっと
あぶない状態かも、と思う帰路であった。
- 2007/9/15(土)
クルートでランチ。今日も魚のフライがうまい。元気出た。
バファリン、ドリエル、イヤーウィスパー入手。
「あれも嫌い これも好き」も入れた。楽譜も入れた。
午後、NC合宿@奈良に向けて出発。最近、贅沢になって奈良に行くときは必ず特急です。
9/16追記:
15:00-18:00、NC合宿・第1クール。
19:00-21:30、NC合宿・第2クール。
22:00-24:30、懇親会参加。
25:00、就寝。
ドリエルを飲んだけれど、なかなか寝付けず。懇親会でおかきとかを食べ過ぎたからか。
- 2007/9/14(金)
祝、月周回衛星「かぐや」打ち上げ成功。無事に月にたどり着けますように。
BK練習、行けず。気持ちを切り替えて、NCの曲の細部の暗譜にいそしむ。明日はNCの合宿なので、
準備もしないといけない。といっても、最低限必須なのは、楽譜と新しい耳栓とドリエルの3つだ
から、明日出発前に京都駅の薬局で手に入るか。明日の晩は絶対、部屋の誰よりも先に寝て快眠を
得なければならない。合宿での睡眠勝ち率0%を覆すのだ。いびき人間、断固撲滅。
ちなみに今日見た夢はまたしても演奏旅行の夢で、どうやら中南米の合唱団とジョイントコンサート
をしたみたいだった。なぜ、中南米なのか不明。1カットくらいの夢だった。
さっきTシャツを全部洗濯して干してしまったので、着るものがない。仕方がないのでサイクルジャージ
を着ている。ふだん外で着る機会は少ないので、部屋着として着るのがいいかもしれない。ところで
ジャージの襟ぐりにはオリジナルの文字が入っているのだ。
"molto vivace e cantabile"
自転車に乗るときの心意気を書いたつもりだったのだけれど、うーむ、普段の生活もこういう感じで
ないとダメですね。最近、かなりバイオリズムが低下気味なので、なんとかしないといけないと思っ
てはいるのだけれど。「空元気でも元気」(by山本正之)という言葉もある。とりあえず、目の前の
合宿を頑張りすぎず、頑張ります。
- 2007/9/13(木)
熱にうかされているとき、決まって頭に浮かぶのは「体育の履修があぶない」という、ありもしない
焦燥感だ。これってなんなんだろう。高校の時、よく体育館シューズを紛失しては、そこらへんにほ
ってある誰のともしれないシューズを間に合わせで使っていたことを思い出す。今日の体育は屋内だ
って、直前にわかると、とにくかくシューズの確保にやきもきした。記憶の底にある、あのときの焦
りが、ぼぁーと浮上してくるんだろうか。高校も大学も体育の授業をさぼったことはないのになぁ。
つづけてよく見るのが合唱団の合宿のような、演奏旅行のような夢。どこかの旅館やホテルで練習し
たあとだったり、これからみんなが集まってくるところ。きょうも見た。指揮者もいる、仲間もいる。
でも、見終わったあとになぜか苦い気持ちが心のなかに残ってしまうのはなぜか。よくわからない。
熱のせいかもしれない。
起きてからしばらく「あれも嫌い これも好き」を読んだ。
『なまじの希望を与えられ、それをぶちこわしにされるのが、一番こたえる。と私はクモの住みか
を破壊しながら毎回思ってしまうのです。』(「蜘蛛の糸」より)
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を、こういう風に読む人もいるのだ。これを読んだとき、わたしは、ああ
そうかもしれないなぁ、と深く共感したのだった。それは、熱のせいではない、と思う。
続けて、佐野洋子は言う。
『地獄でスーッとクモの糸が落ちてきても、わたしゃつかまるのをやめようと思います。』
潔い。だって、ずっと地獄にいても構わないっていうのだから。
いろいろ考えさせられる一編である。そして、考えていたら眠くなってきた。
きょうも、早めに寝ます。
- 2007/9/12(水)
熱があるため、更新を休みます。ごめんなさい。
置き型ファブリーズって紅茶キャンディーみたいな匂いがすると思うのは私だけですか。
- 2007/9/11(火)
今日買った本
「あれも嫌い これも好き」、佐野洋子著、朝日文庫。580円。
お察しの通り、川上弘美書評集を読んで買ったのである。今朝、電車のなかでその書評を読んだ
ばかりでもう買った。書評集のあとがきで、川上さんは自分の書評の拙さを嘆いているが、むろ
んそんなことはなくて、こうやってちゃんと影響を受けている読者がいる。
佐野洋子をご存じの方はずいぶんいるだろう。その名前を聞いていなくてもしっているはずなの
だ。絵本「100万回生きたねこ」の作者だといえば、おわかりになるだろうか。子どものころ
に読んだという人は多いと思う。わたしは大人になってから読んだので、子どもが感じるものと
はたぶん違った印象を持った。絵本なのに、なんでこんなにクールかと。川上さん的に言うなら、
「優しくない」だろう。
「あれも嫌い これも好き」は朝日新聞に連載されていたエッセイをまとめたもの。語り口をみ
ていると、とても気っ風がいい。テンポがいい。媚びない。だからといって、読んでいる人を
不快にさせない。かみつかない。
異論はあると思うのだけれど、大きくな括りというか、系譜というか、白州正子や武田百合子、
武田花親子、それから実在の人物ではないけれど「ノルウェイの森」のレイコさん、そういった
人たちと近い感じを受ける。さばけているというのかな。でも決して粗野なのではなくて、その
土台には気品があるのだ(本人達は否定すると思うけれど)。
わたしはそういう人柄の人が好きなのだが、その人たちの書く文章もやはり好きだ。このエッセ
イも少し読んで、いっぺんに好きになった。読み終わらないうちから、ほかのエッセイ集も読み
たいなあと思っている。
それにしても、この調子で行くと書評集を読み終わるまでに、あと4〜5冊は本を買ってしまいそ
うな気がする。問題は、書評集を読みながら買った本をどう読み分けて行くかである。電車の行き
と帰りでわけようか。新聞、読む時間がなくなるけど。
そうそう、「からくりアンモラル」は万が一隣の人にのぞきこまれる(そんなことはないが)と、
ちょっと困ってしまうような描写が多くて、電車のなかで読むには緊張(?)してしまうため、
通勤用からは外しました。
きょうはちょっと疲れているので、本を読むのは止めて早めに寝ます。
- 2007/9/10(月)
つい2、3日前、前に書いていた壁のポスターがはがれてしまった。布テープを折り返して
輪っかにして、はっていたのだけど、どうもうちの壁紙は、どんな種類の粘着物も受付けな
い様子で、ことごとくはがれる。そろそろフレーム買わないとだめだな。
これは最近の話。携帯でPCのメールを見る方法を知る。外出したとき、宿泊先にPCがあれば
いいのだが、たいていはない。急ぎの連絡は携帯メールに入るにしてもやはり気になっていた。
できるんだろうなーと思いつつ、方法を調べるのが億劫だったのだけど、やってみたら簡単で、
しかもウェブメールよりも安定していて、使いやすかった。しかしなぁ、スパムが多いから
かえってパケット代がもったいないかもしれない。あと来るのはほとんどNCのマネージメント
だし、見るのが憂鬱になるかもしれない。よく考えると、大して良いことはないのだった。
というわけで、これから、そのNCのマネージメントをやります。
心が渇くぜ。
- 2007/9/9(日)
淀川混声合唱団第19回演奏会@いずみホールを聞きにいく。
Pekka KostiainenのGloria、瑞慶覧尚子作曲「うっさくわったい」、ノルウェー合唱曲集、
そして混声版委嘱初演、信長貴富作曲「くちびるに歌を」の4ステージ。
大きくて、優しい演奏だった。大仰なパフォーマンスも、聞いている人に極度の緊張を強いる
ような自己満足気味な演奏も一切なかった。ただただ、優しくて豊かな声、歌。その内側には
とうぜん、情熱も気迫も最大限にこめられていることは、同じ指揮者のもとで合唱をやってい
るものには、よくわかっている。大事なのは、そういう気持ちが空回りしないで、本当の意味
で聞き手と聞き手、歌い手と歌い手、そして歌い手と聞き手をつなぐ、架け橋のような音楽に
なっていたことだと思う。
ちょっとした事故だとか、発声の堅さ、とか団員に聞けば、至らない点はいくつもあるという
かもしれない。みんなで声を合わせることだから、葛藤もあるかもしれない(いや、ないわけ
はないんだ)。でも、それはきょうの演奏の価値をひとつも損なうことにはならないと思う。
胸をはって、今日のことを、子どものように自慢していいのだ。どうかな?って悩んでいる団員
がいたら、わたしは、どんなことをしてもほめてあげたい。肯定してあげたい。それだけのもの
をもらったから。一瞬で消えてしまう音楽だけど、そこには確かに価値がある。一瞬でも価値が
ある。そう言ってあげたい。
ベースの盤石さはともかく、今回テナー系が安定してきたのが何よりよかったなぁと思う。
ソプラノ、アルトの美しさはかわりなかったけれど、今回ちょっと、色気と艶のあるアダルト
な雰囲気がちょっとしたなぁ。こんな声も出せるのよ!って感じ。意外でした。
2ステージの「てぃんさぐぬ花」、3ステージの"Varen","Kilden"などが特に心地よく、
それらステージをふまえたうえで4ステージがあったと思う。決して、4ステージだけが
特別(は特別なんだろうけど)ということではなく、どのステージもいい演奏レベルを保っ
ていたと思う。
「くちびるに歌を」は、なんだろう。やっぱり、とても大きなもの、何かを感じた。かといっ
て大ざっぱになっていない、とても繊細なもの。素直なもの。勇気づけるもの。うまくまとま
りまらないけれど、ま、いいか。ちょっとね、泣いてしまったんですよ。
ああ、よかった。本当によかった。
ありがとう。
- 2007/9/8(土)
午後、所用で少しでかける。風は吹いているけれど、日差しにあたるととたんに暑さを感じる。
日陰でもわりと暑い。ところが途中通ったある場所だけはとても涼しい風が吹いていた。思わず
モールトンを止めて、20分くらいたたずんでしまった。その場所は、木屋町御池にかかる橋の上。
よく見ないと欄干だとわからないくらい小さい橋。川の名前は高瀬川。行ってみるとわかると思
うけれど、ビルやマンションが建ち並ぶ町のど真ん中(鴨川のすぐそばだけど)。浅い川に揺れ
る柳の陰と、きらきら光る水面。そして涼しい風が、そんなことを忘れさせてくれる。残暑をし
のぐのにこれ以上の場所はないなぁ。
今日買った本
「大好きな本 川上弘美書評集」、川上弘美著、朝日新聞社刊。1800円。
去年の怒濤のような刊行ラッシュのためか、今年は川上さんの新刊がないので、ややしょんぼり
していたところに、どーんと来た。帯の惹句「つつしんでお勧めする144冊」。分厚い。その分
たくさん読めるのでうれしい。たくさんあるので、どれか一つの文章をとりあげて紹介するのが
難しい。書評の書評を書くことはおかしくはないと思うけれど、どこからが川上さんの引用で、
どこからが私の引用になるのかわかりづらくなるからやめておく。でも大事なことは、ちゃんと
タイトルについている。『大好きな本』。本を読むことは楽しい、そう思う人でなければ、こん
なタイトルはつけられないよ。これまで、本をあまり読んでいなかった人も、そうでない人も、
まずは「どういう風に楽しいの?」と、川上さんに問いかけてみるとよいと思う。そうすれば、
あなたが読みたくなる本をきっと教えてくれると思う。
NC練習、17:15-21:00。わりとみっちり練習。そういえば、5分以上の休憩がなかったような。
デジカメのムービー機能で、動きのある部分を撮影。DVDにして、遠隔地のメンバーに送るのだ。
が、「明日欲しい」と指揮者に言われる。明日、YKの演奏会で会ったメンバーには渡せるからだ。
うーん、できるかなぁ。ともかく、これから(0時過ぎ)作業してみます。。。つらいなぁ。
YKメンバーのみんな、最後まで頑張って。
- 2007/9/7(金)
BK練習、18:30-21:00。予想していたけど練習場が暑い。精神が身体と糸一本でむすばれた状態
で風船のようにふらふら浮かんでいるような感じになってくる。そのまま、ふわーっと飛んでいき
そうなのをかろうじてこらえている感じ。
ただ、もっと予習していかないとだめだわ。素直に反省。音取り苦手なんだから。
本当はバリトンを歌いたいのだけど、ベースのメンバーがなかなかそろわないので、ベースを歌う。
そうすると当然バリトンの練習ができない。ちょっとジレンマだ。
West Wingネタ。もしかしたら、前にWest Wingのことを書いたときも、同じことを書いたかも
しれないけど、オープニングに登場する登場人物たちのポートレイトが実にいいのだ。カラーと
モノクロが連鎖して写るのだけど、やっぱりモノクロがすごくいい。構えた感じではなくて、横顔
や勤務中のひとコマという切り取り方で、写している人間を意識させない。同じことは、どうでし
ょうのエンドクレジットでも感じる。本編のシーンが、モノクロになるだけでどうして、こんなに
「時間を切り取った」感が強くなるのか不思議だけど、とにかく一瞬一瞬がとても大事なものに見
える。
近代建築を撮るときは、どうしてもやっぱり陰影だけでは物足りなくて、その色彩感を見せたいか
らカラーで撮るけれど、こと街中の風景や人物になると、モノクロがいいな。建築と違って時間の
流れが早いから、その分、ぎゅっと一枚に詰め込みたくなるのだと思う。すぎていく時間を愛おし
む、そういう感覚。
- 2007/9/6(木)
昨日友人が書いたブログの記事を読んで、心のなかに気持ちのいい風が吹き抜けていった
ように感じた。ちょっと切ない内容なのに。それは単なる日記とか、雑記帳を読むときには
感じないもの。上質な随筆を読んだときに感じるものと似ていたと思う。
誰でも、文章をよくする人の文を読んで、こんな文章がかけたらいいなと思う。でも、その
文章は、文体は、その人本人が得たもので、その人にしかかけない、ということも知っている。
だから嫉妬すらする。でも、それがわかっていてもなお、「いいな」って思わせる。そういう
ものを持っている文章がある。それを読んだときの気持ちは格別なんだ。
そういうものに、ごくまれに出会えるから、本を読んだり、HPやブログを読んだりすることを
やめられない。そう思う。
"The WEST WING"のDVDが届いた。今日の晩見る夢に絶対出てくると思う。ホワイトハウス。
劇中で合衆国憲法の一文に触れている部分があって、ある言葉にひっかかった。「じゆうじん」。
吹き替えなので、とっさにはあてはまる単語がわからない。ひょっとして「自由人」だろうか。
しかし、自由人っていったいなんだろう?文字的な意味からは、憲法の条文に出てくる意味は
想像できない。
憲法の条文の内容も口頭ではよく理解できない。が、条文のなかに出てくるのは自由人だけでは
ない。「自由人以外」。自由人と、そうでない人は何が違うのか。ドラマの筋を見て、おおよそ
はわかった。でも、確かめてみたかった。だから条文を調べた。第一条第二節、これだけは覚え
ていたから。
アメリカ合衆国憲法
第一条、第二節の三
『下院議員および直接税は、この連邦に加入する各州の人口に比例して、各州の間で配分される。
各州の人口は、年期契約奉公人を含み課税されないインディアンを除外した自由人の総数に、自由
人以外のすべての人数の五分の三を加えたものとする』(冒頭抜粋)
調べていて、ようやくわかってきた。そう、自由人とは「自由ではない人ではない」ということ。
回りくどいけど、自由人以外=自由ではない、つまり自由でないのは黒人奴隷のことなのだ。
自由人はすなわち白人ということになる。これってすごいというか、えげつない訳だなと思う。
いや、本当にえげつないのは訳じゃなくて、条文の中身の意味するところなんだけど。
それにしても、なんだってこんな婉曲な訳になっているのか?と疑問に思って原文にあたってみる
ことにした。それで、驚いたというか、拍子抜けというか、そこにあった単語は、"free person"
だったのだ。原文の時点ですでに、そういう表現だったのか。うーむ。
ところでこの冒頭の部分は、1886年に修正第十四条によって訂正されている。それでもなお、2000年
代のドラマでは、この条文がキーポイントとして成り立っているのだ。アメリカの持つ複雑さの一端
を見た気がする。。。
ちなみに、上記に参照した合衆国憲法の日本語訳はどこから参照したでしょうか?答えは簡単。
在日米国大使館のホームページ。
やるなー、アメリカ。さすが情報戦の国。日本を含む、その他の国は果たしてここまでやっているの
か気になる。暇があれば調べて、比較論をやってみたいなぁ。メディア論なんか何かで誰か調べてそ
うに思うけど。
追悼:ルチアーノ・パバロッティ。どうか安らかに。
- 2007/9/5(水)
スタンド、19:45-20:15。最近、ちょっと行くのが遅くなっている。会社を出るのが遅いせいだ。
前に座っていた会社員っぽいおばちゃん(50代)に声をかけられる。スタンドのおばちゃんの
友達で、寝屋川から時々くるという。おばちゃんはなにげにビニールの袋にはいった「しそ」を
取り出し、お兄ちゃんも食べる?かと聞いてきた。わたしはしそが苦手なので、断ると、途中で
合流した同僚の男性(30代後半)に無理矢理食べさせていた。スタンドにはいろんな人が来るなぁ。
そうそう、定食(きょうは、ハンバーグ、ハムカツ、ミンチカツ。ハムカツうまい)を食べている
とき、スタンドのおばちゃんはなにやら店の前で写真を撮られていました。取材(?)やろか。
今日買った本
「からくりアンモラル」、森 奈津子著、ハヤカワ文庫JA。740円。
スタンドを出ると雨だったので、雨宿りがてらジュンク堂へ。きのう読了した「生物と無生物の
あいだ」に代わる、通勤読書用として購入。帯の文字はこう「信じられるのはこの快感だけ」。
「永遠の少女たちに捧げる、愛と性の未来小説」。なんだ、この惹句は。日本SF大賞ノミネート
作品。本文はまだ読んでないが、「文庫版のためのあとがき」だけは読んだ。この作者はとても
かっこいい女性だということがわかった。「世間は本当にこんな女の子がいいと思っているのか?
わたしは違う!私が好きな女の子はこうだっ!」。作者が言う、世間が好きな女の子ってどんな
のかは、この本のあとがきを読みましょう。で、これから、作者が好きな女の子を読んでいきます。。。
ちなみに、まず先に作者の前著を読みたかったのだが、棚になかったのでこれを選んだ。前著
のタイトルは「西城英樹のおかげです」(同じくハヤカワ文庫JA)。
風呂にはいって、あずきバーを食べて、どうでしょうを見て、きょうは寝ます。
連日プログラムの中身をおっていくのに疲れてます。でもって、たいして成果が出てないのがツライ
ところ。
- 2007/9/4(火)
きょうもまた、他人の作ったプログラムの解析に挑む。そして、また絶望…はしなかった。よかった、
よかった。一日かかって、どうにかプログラムの怪しい部分を発見。高度複雑化したプログラムの
すべての分岐条件を網羅して検証するには、人間業では不可能になりつつある昨今、いかに検証する
かは重要な課題になっているのだが、今回のは考えられうる一番ノーマルな条件でプログラムを動か
せば、すぐにエラーがあることは露見する(エラーの原因箇所の発見はそれなりに難しい)にもかか
わらず、それがなされていなかったと推定される。こういうのは困る。そのプログラムが正しく動く、
という前提で、ほかのプログラムや、それらが織りなす系は組み立てられているのに。
エラーの原因箇所をつきとめながら、作成者(不在)にそれなりに上品に悪態をつくという高度スキ
ルを駆使して、今日の業務を終えた。
なんだかんだで、疲労困憊。
「生物と無生物のあいだ」を読了。この本は、少しでも好奇心や探究心というものを持ち合わせている
人間ならば、文系理系というものを問わず、読むべき本ではないかと思う。
『生命の神秘』、TVの科学や医療を題材にした番組で、非常によく使われる言葉ではないかと思う。
しかし、この言葉を聞いた瞬間、あーあと思う。結局はそこかと。現象を神秘と定義した時点で、
探究に対して匙を投げたも同じである。たとえそこにいたる過程がいかに、客観性に基づく科学的
推論で説明されていても、すべてが台無しになる。神秘というオカルスティックなものにゆだねる
ことの危うさをわれわれはよく知っている。森羅万象に対する個人的な感慨として「神秘」を感じ
ること、そういう感想を口にすることはありうる。それは文学的、詩的な表現であるからだ。しか
し、科学的な探究においては、それは否定されるべきではないかと思う。
「生物と無生物のあいだ」で、筆者は「生物とは何か」の定義を行っていく。それはそのまま分子
生物学の発展の歴史と重なっており、その様子が定義とあわせて描写されていくのだが、これが実
に文学的なのである。また、その定義は詩的とさえいえる。探究における推論に観念論は不要だが、
それを記述するのに文学的、観念的な表現は、表現をより理解させるためにむしろ必要だといえる。
実は、その才をもった科学者というのは希有なのだ。この本を読んでいてなぜ、ぐいぐいとひきこ
まれるのか。それは客観的事実を客観的に記述するのでは得られない、表現力を備えているからだ。
豊かな比喩表現があるからなのだ。そして、しかしその定義や論そのものは、あくまで「神秘」とい
う言葉の対極にある合理性に満ちている。その峻別が見事なまでに行われている。本当に透徹した
視点がなければ、こんな筆致は得られないだろうと思う。
また、その詩的表現、思考のアナロジーがあったればこそ「生命とは何か」という定義を導きだせた
といえるかもしれない。それは数式や化学式でもなく、逆に神格化された預言でもない。純粋な科学
的概念である。でも、その意味するところ理解、把握しようとするならば、読者には「概念」という
ものを解する素養を必要とする。それは論理というものとは違うものだ。だから、文系理系というも
のは、この本を読むときには意味をなさない。
エピローグにおいて、筆者は、導き出した「生物の定義」に対して、実に謙虚な気持ちで「畏れ」
を表明しているようにみえる。それはもちろん宗教的な「神秘」に対して「畏れ」を抱くのとは違う。
「生物」という仕組みに対しての、純粋な驚きと感嘆。そして、諦観を重ねあわせたものではない
だろうか。それは「神秘」という単純な理解ではなく、あくまで探究を続けたゆえに得られる尊い
理解なのだ。
この類まれなる著書を得たことは、とても大きな喜びである。
疲労困憊とかいいながら、ずいぶんと書いてしまったなぁ。。。
大仰なのは、ご勘弁。読了して、静かに興奮しているのかもしれない。
- 2007/9/3(月)
ネットのニュースで、米国大統領次席補佐官や、報道官が相次いで辞任(9月中旬に予定)すること
を取り上げた記事があった。記事の内容にはここでは触れないけれど、この記事の面白かったのは、
余談として”West Wingファンのために言うと、(辞任する)ローブ次席補佐官はジョシュと同じ役
職だが、レオ・マクギャリー主席補佐官(West Wingの)に近い役割”というようなことを書いてい
たこと。しかも同じ例えで三度も。
West Wingとは、アメリカのTVドラマ”The West Wing”のこと。日本ではNHKで「ザ・ホワイトハ
ウス」のタイトルで第2シーズンまで放映されていた(第3シーズンはBSで放送。プンスカ!)。
題名の通り、ホワイトハウスで行われているアメリカの政治が舞台。ちなみに原題のWest Wingとは、
ホワイトハウスの西棟のことで、ここに大統領執務室があるから。
政治ドラマって面白いの?って思うでしょう。これがめっぽう面白いのだ。ERのような群像劇で、必ず
しも大統領や、その他の誰かが主役というわけではなくて、たたみかけるような会話のやり取りが続く
なかに、ひとつのストーリーが浮かぶという形式。政治という難しいテーマが主題だけれど、みどころ
は政治そのものではなくて「プロフェッショナルの仕事とは何か」「人間としての仕事は何か」という
ことが見られる点だと思う。それが例えドラマであっても、見る人に訴えかけてくる何かがあるのだ。
だから、アメリカの政治の中枢が舞台であっても、見る人の共感を生む。
と、いっても日本ではマイノリティな番組です。だって、知ってる人いないもの。NCのHさんくらいだ
もんなぁ、話が通じたのは。それで、マイノリティゆえに、マジョリティの韓流ドラマに押されて、
とうとう放送枠がなくなってしまったのでありました。
で、今日、ひさしぶりに”The West Wing”の名前を目にして、ふつふつと「もう一回みたい!」という
気持ちがわきあがって、押さえられなくなってしまった。結果、アマゾンでポチッと、クリック。
ファーストシーズンDVDを購入してしまいました。
でもね、全26話収録で5230円ですよ!?一般的なTVアニメのDVDが、2話収録でも6300円くらいすると
いうのに。これはある意味では悲しい話なのだけど、ファンにとってはありがたいことこの上ないので、
素直に喜んでおきます。
興味のある方、見終わったら貸します。なお、視聴の際はぜひ日本語吹き替えで(吹き替えファンなの
です)。
- 2007/9/2(日)
きのうまで何にも言ってなかったのだが、今日は密かにNC東京練習へ行こうと思っていた。しかし、
朝起きた瞬間、「とても無理」ということに気づいて、もう一度寝た。あんまり無茶したらダメだ。
昼頃、モールトンで河原町御池の雑貨屋へ行く。前々から欲しいと思っていたものがあるかもしれ
ないと思って。コミケにサークル参加したときに使ってみたいのだ。
コレ↓

ユニトレー。デザイン:渡辺力。販売:佐藤商事。
でも、残念なことに扱ってなかった。かわりに「かまわぬ」の手ぬぐいを買ってきた。
当初の目的から変化しすぎである。まだまだ暑いのでハンカチ代わりに使うつもり。
いつも同じハンカチばかり使っているので、少々変化が欲しかったのだ。
で、レジに行ったらユニトレーが使われていた。やっぱり良いなぁ。
そうそう、冬コミのこと。申し込みは完了しているけれど、サークルカットがまだだった(9/4締め切り)
ので、あわてて作成。今回はこんな感じです。後日、別室の方にも掲載しておきます。

いまのところ中部地方(名古屋、桑名、豊橋)の本になりそうです。
- 2007/9/1(土)
昼食がおいしく食べられた日はなんとなく気持ちよくすごせるような気がする。今日はクルートで
日替わり。ハンバーグとフィッシュ・フライ。魚のフライが美味しいお店は、ほかの料理も概して
美味しい、という法則が頭に浮かぶ。
自宅に帰って、NCの曲を復習。NCの練習に向かう前に三条の十字屋(CD+楽器専門店)に立ち寄る。
立ち寄るというか、阪急に乗るのは四条からなので、四条→三条→四条という遠回りになるんだけど。
ふだん乗りの自転車のパンクをいい加減直さないといけないなと思いながら徒歩で移動。目的は譜面台。
いまNCで練習している曲はわりと動きがあるので、譜面台の入手が推奨されているのだ。実際他の曲で
も便利だし、買うことにした。最上階の楽器フロアに足を踏みいれると、ちょっと雰囲気が違う。金管
や木管楽器のまばゆい光があふれていて、ちょっとうっとりする。心なしか、下のフロアよりも接客が
丁寧(ここまで上がってくるお客さんが少ないから+単価が高いフロアだからだと思う)。
譜面台コーナー(わりと種類がある)に案内される。なんと、間の良いことに今日から一週間ほど「譜面
台セール」を実施中とのこと。うそーと思ったら、ほんとみたいで、ちゃんとチラシに書いてある。20%
OFF。折りたたみ式のやつは三種。そのうちのひとつは、結構見慣れたドイツ製のねじ止め式。とにかく
安い。しかし、重いんだ。全身、これ鉄の固まりだから。
ほかの2種類はアルミやカーボンにプラスチックを併用していて、あきらかに軽い。600gくらい。ノート
パソコンでもそうだけど、1kgを切ると持ち運ぶものの重さってあまり気にならなくなるように思う。1.2kg
をこえるものくらいかな、ずしっと手応えみたいなを感じるのは(私見)。
重いと肩が凝るので(山Dはそういう選びかたをする)、鉄のやつの2倍弱高いけど、軽いやつを購入する
ことに。これくださいって、言おうと思ったら、別のお客がとつぜんやってきて、ためらいもなく鉄のや
つを買っていったので、え、あ?っとなって、なんとなく店員に声をかけるタイミングをずらす。なんか、
気まずかったのさ。合唱系の人ではなくて、楽器系の人だったみたい。
譜面台が続けて売れるって珍しいのでは?これが譜面台セールの効果なのか。
NC練習、17:30-21:30。言うまでもないが、疲れた。よく集中力が途切れなかったと思う。楽器の譜め
くりしながら歌ってたから、適度に冷静になれたような気がする。動きに慣れていない人の手をつかんで
二人羽織りまでやったのは予定外。合唱というより、エキササイズになりつつある。
念のために喉と顎関節ににサロンパス貼って寝ますー。
- 2007/8/31(金)
TVCMを見ていると、ムービーの宣伝が多い。たいがいは子どもの運動会がテーマ。ああいうビデオ
って、親はどうして撮るのだろうか。撮られる子どもはどういう気持ちなんだろう。わたしが小学
校のころはムービーは一般的ではなかったし、まして写真ですら撮っているような親もいなかった
ように思う。現代の、我が子かわいさの極大化した形が、ムービーカメラのような気がするなぁ。
編集していない動画って、見るのがしんどいと思う。それならば、一瞬一瞬を切り取った写真の方
がまだいいと思うのだけど。。。
(映像表現を否定するわけじゃないです。ムービー=子どもをかわいく撮るものという固定観念の
すりこみのようなCM、売り込み方と、実際にそうなってしまっていることが好きになれないだけで。
まぁ、そうしないと売れないのだということもわかるけど。)
なんか、ネガティブな感じですいません。
- 2007/8/30(木)
健康診断。今の体重の近辺をずっと維持していたつもりだったのが、実は違っていて、去年の体重
から4kgも増えていた。しかも、去年は標準体重よりも-1kg。いったいなんでそんなに痩せていた
のか、思い出せないなぁ。というよりか、この1年間に4kg増える要因があったということの方が
重要だ。やけ食いとかした覚えはないし、キャンプインもしたのに。ストレス過多なんだろうか。
いろいろな面で。
この前の額装が想像以上によいので、第二段を考えている。今度はポスターである。いま寝床の頭
側の壁に、直に貼っているポスターをなんとかしたいのだ。というのも、この部屋で、最も湿度の
変化が激しい場所なのか、やたらポスターが伸び縮みしてしまうのだ。何カ所かで、布テープ止め
しているので伸び縮みによって、表面がいびつになっている。このままでは紙が傷んでしまう。
このポスターは、もともとポスターだったものを、さらにポスターとして再レイアウトしたもの
(いわゆる復刻ポスターではない)で、展覧会のポスターなのだ。「ポスター芸術の革命 ロシア
アヴァンギャルド展 ステンベルグ兄弟を中心に」という展覧会。2001年2月10日〜4月1日まで、
東京都庭園美術館で開催された。たしか、2月の連休を利用して見にいったんじゃなかったっけ。
このポスター、なんとサイズがB1(1030mm x 728mm)なのだ。まるめた状態でも70cmもあるの
で、持ち歩くのにえらい苦労した覚えがある。でも、まぁ今にしてみればあのとき買って良かった
持ち帰ってよかったと思える逸品だと思う。たぶんだけど、展覧会で売っているポスターとしては、
B1というのは異例の大きさなので、買った人はあまりいないんじゃないだろうか。そう考えると、
貴重なポスターなんじゃないかと思うのだ。
大きさが大きさだけに、額縁屋に持ち込んだあと、額装の状態で持って帰るのが大変なので、通販
でフレームを買って、自分で額装しようかと思っている。問題はどんなフレームにするか。ネット
で見るとピンキリ。一番いいなと思っているのはアクリル板二枚で挟み込むタイプ。これだと、
ポスターのデザインと合わないってことはないと思うので。
しかし、額装すると壁に貼ったり、つるしたりできないので、またしてもPC机の前に立てかけて
おくことになりそう。壁と天井の間に突っ張り棒のようなフレームを二本並行に立てれば、そこ
にかけられるんだけどな。そういう物もないか探してみよう。
- 2007/8/29(水)
スタンドで夕食。今日の日替わりをみると「洋風カツ丼、魚フライ」とある。これははじめての
組み合わせ。洋風カツ丼ってなんだ?と思ったのだけれど、ともかくカツ丼だからいいかと思っ
て注文した。
でーん!出てきたのはハヤシライスっぽいルーがかかったご飯のうえにカツが乗っているもの。
見た目からして強烈すぎる。そもそも、わたしはハヤシライスはあまり好きではないのだ。嫌い
じゃないので食べられるけれど、NCの合宿でユースホステルに泊まったときくらいしか食べない。
それはともかく、そこにカツ。うーむ。
とりあえず、魚フライを先に。これはいつもの。小鉢はこれは珍しく小芋のたいたやつ。で、いよ
いよ、手をつける。洋風カツ丼。まず、このルーの正体を見極めようと思い、スプーンですくって
口にいれる。「?!」これって、デミグラスソースじゃない。そうだ、いつもの定食で出てくる
ハンバーグにかかっているソースそのもの。このソース、恐ろしく味が濃いので主成分がまるで
特定できないのだけれど、間違っても単体で食べるものじゃないよ!それがご飯にたんまりかかっ
ているなんて。
半分くらい食べたところであきらめて、カツだけ食べて、残してしまいました。スタンドで残した
のは初めてで、ちょっと申し訳なかったけれど、どうしても、わたしの口には合わず。半分食べる
のもつらかった。しかも後を引くし。
うー、ちょっとでも怪しいなと自分のレーダーにひっかかったものは、これからは手をださないよ
うにしようっと。少なくとも食べ物に関しては。
帰り道、寺町を下がってフレスコで、口直し(?)のために「スゴイダイズ」を買う。あとプリン。
この前知ったのだけど、フレスコでは、買い物袋を持参するとスタンプを押してくれる。20個たま
ると、100円引きになる。1回5円換算。ということはレジ袋は、それ以上に高いってことなんだろ
うか?確かに10年ほど前、ドイツのスーパーでビニール袋を取ったら、結構請求されたような気が
するけれど。
フレスコで買い物をするときは、たいがいいつものカバンをもっているし、自転車に乗る都合上、
レジ袋よりはかばんに全部押し込んだほうがいいのだ。コンビニと違って、詰め替えスペースが
あるのが助かる。じつは、この違いって大きいように思う。
今日は会社帰りだから歩きだけど、やっぱりナイフ、ランプ、カバンにつめこんで帰宅した。
現在2ポイント。
スゴイダイズで中和するも、まだハンバーグソースの名残が。。。うっ。
あ、そうそう明日は健康診断。だいじょぶか、こんなんで。
- 2007/8/28(火)
朝からかすみ目。目ぐすりを差しても、あまり改善しない。ビタミン不足?
なんとなく昨日よりも疲れている感じなので、早めに仕事を切りあげて帰宅。
ほどなく、知り合いから一通のメール。「今、見えますよ」。
そう、今日は月食だった。というか、帰宅してニュースみるまで気づいてなかったんだけど。
おおー、赤くて暗い月。メールに感謝。でも、見えたのは本当に一瞬で、すぐ雲に隠れてし
まった。わたしも友人にメールで知らせたいと思ったのだけど、そのあとずっと見えずじまい。
気がつくと、食の時間は終わっていた。
でも、その後また、少しだけ月が満ちてリングのように光る姿を目にした。今度は双眼鏡を用意
していたので、しっかりと見えた。きれいだった。ささやかな幸せ。
いまはまた雲に覆われて何もみえない。あと30分ほどで満月に戻るはずなんだけれど。残念。。
ちょっとしんどいので、きょうもまた早めに休みます。
- 2007/8/27(月)
「絶望したー!仕様のよくわからない他人のプログラムを読むことに絶望したー!」
という状態になる。まぁほかにもいろいろストレス要因はあるが、いちどきに重なってしまい、
会社を出るときには、これはガス抜きしないと、えらいことになる!と自分でもわかっていたので、
処方箋を求めて本屋に向かった。
いつもなら、本屋の空間に浸っているだけで回復するのだが、きょうはそんな程度では効果がな
くて、このような結果になってしまった。
今日買った本(手に取った順)
・「神様ドォルズ」1巻、やまむらはじめ著、サンデーGXコミックス。560円。
・「小林賢太郎戯曲集 home FLAT news」、小林賢太郎著、幻冬舎文庫。495円。
・「デザインのひきだし2」、グラフィック社。2000円。
・「村上かるた うさぎおいしーフランス人」、村上春樹著、安西水丸絵。1524円。
目についたものを片端から、積み上げてしまう。心理的傾向を分析しやすいチョイスかもしれない。
「はい、うさぎ丼におしんこつけてください」、我慢できずに吹き出す。これだ、これがガス抜き。
ひとつ、不思議というか、幸運なことがある。今日のストレスにはNCが全く関連していないって
こと。
プリン食べて、本読んで寝ます。
幸せの方向はどっちだ(こわれかけ)。
- 2007/8/26(日)
NC特別練習。18:00-21:00。ふー、三時間があっという間だった。特別練習の意味が十分あった
なぁ。そのかわりへとへと。帰りの車、みんなずっと無口。。。

額装しました
額縁屋さんに、ドンキホーテの一葉を持参。昨日挙げていた候補とあわせてみるとあまりしっくり
こなかったので、一番シンプルなありもののメタルフレームに決定。エッジが効いていて、台紙の
黒との対比がいいのではないかなぁと。「貴重なものっぽいですし、両面テープとか使わないほう
がいいですよね?」と言われて、いや店で売ってたときはのり付けされてたんですけど…といえず
(うらに微妙に台紙からはがした跡あり。それでちょっとまけてもらったのだが)。テープなどを
つかわなくても、台紙とアクリルパネルでしっかり挟みこむことで、ある程度のものなら固定でき
るそうなので、あとはお願いした。
30分ほどかかるらしいので、近くをぶらぶらする。便利堂にいってみたり、筋から筋へ観光客の
ような視点で。こうしてみると、このあたりは雰囲気のあるお店が結構あるものだ。そうそう、
いくつかの町内では昨日、今日と地蔵盆をやっていた。なつかしい。ときどき、自分が京都の人間
じゃなかったら、どういう感慨をもって夏の京都を歩くんだろうかなぁと思う。今のこの性格も
多少違ったものになっていたかもしれない。
できあがった額を受け取る。おー、いい感じです。うちにはつり下げるような場所がない(賃貸
だから)ので、机のうえにこうやって立てかけている次第。
ところで、気づいている人がいると思うけれど、じつは中身より額の方が高いです。でも、まぁ
いいじゃないですか。大事なのはバランス。こうして目の前にすると、とてもそうは見えないん
だから。
写真や絵(ちょっとしたイラストでも)、こういう紙モノも、ちょっと額装するだけで、ずっと
目を楽しませてくれる度合いがアップすると思うので、みなさんも是非やってみてください。
(昨日も今日も、私がお店にいるあいだ、コンスタントにお客さんが来てました。額装する人は
わりといるみたい。)
- 2007/8/25(土)
朝、体調を整えるため(ごろごろするだけ)本を読む。「マルドゥック・スクランブル」2、3巻を再読。
NC自主連、昼夜二時間ずつほど自宅で。大阪までいく気力がない。でも、明日は夜から練習。日曜の
夜から大阪へでかけるのってあまり好きではないのだけれど、特別練習のためやむなし。
あまり、ずっと家に居るとかえってしんどいので、日が傾いてから買い物ついでに外に出る。
まず、寺町二条の額縁屋へ。アシェンデン・プレスのドンキホーテ(2007/7/24参照)を額装するため。
サイズ的にはありもののフレームでもいけるのだが、雰囲気にあったものとなると注文しないといけない
ので、サンプルで適当なものを見つくろう。つや消しのアルミがいいかなと思うが、太さやRの出し方で
ずいぶんと雰囲気が変わる。なので、やっぱり現物とあわせたほうがいいなと思い、明日物をもって再訪
することで話がまとまる。ちなみに、注文とありものとでは、そんなに値段の差があるわけではないそう。
(寺町の額縁屋は二軒。どっちでしょう。ヒント:店にいたお姉さんが山Dの好みのタイプだった。)
高島屋によって、マッサージ。わたしにとって肩・首のマッサージは「癒し」とかそんなレベルではなくて、
もはや「メンテナンス」扱いになっている。
寺町のフレスコで買い物。食パンだけカバンに入りきらないので、そのまま持ち歩く。むかしは、別にこれ
が普通だったんだし。
斜め向かいの定食屋あいばで、夕食。ここの定食は、ちょっと量が少なめなので女性向きかもしれない。
時間帯のせいか、客はわたし一人。静かでいい。もともと静かなとこだけど。
- 2007/8/24(金)
高めのドリンク剤は紙箱に入っている。値段相応の高級感を出して棚で目立つためだと思う。もうひとつ
特徴があって、箱のなかにストローが入っている。これはなぜなのか、考えてみたけれどわからず。ゆっ
くり味わって飲んだ方が効果が出るということなんだろうか。それとも、この価格帯のドリンクを飲む人
は口につけて、顔をあげて飲むのがつらいほと疲弊しているということを予想してのことか。
ストローで飲んだら、ちょっとむせた。体調がよくないため、早めに休みます。
BKのみんな、ごめんなさい(後期初練習)。
- 2007/8/23(木)
えらく遅いのだけれど、コミケでの売り上げの計算をしていた。それで、実際の入金換算と、紙に正の字
でつけていた数との差は4冊と出た。むろん入金換算の方が多くて、つまりはつけ忘れである。事業をや
っているわけではないので、多少の誤差はあるだろうなと思っていたが、これは多いか少ないか微妙だ。
暑かったし、と言い訳してみる。
それで考えてみたのだが、次回からはカウンターを導入してみたい。あの交通調査で使っているやつ。
押し忘れたら、書き忘れるのと変わらないけれど、押すだけなので忘れにくいし、数が出ることで変化
がわかりやすい。たくさんの「正」を字を見続けていると、ゲシュタルト崩壊をおこしそうになって、
つけたのか、つけてないのか一目でわからなくなってしまうのに比べると有用なのではないか。
それでどれくらいするものかとネットを調べたのだが、「カウンター」では全然検索にひっかからない。
「手動カウンター」で検索すると、HPの来訪カウンター関連の記事ばかりひっかかる。
結局、「交通調査 カウンター」で検索していると、あの機械はなんと呼ぶのか?と質問している記事
に行き当たり、見つけることができた。「数取器」というのが正式名らしい。かずとりき?って読むの
だろうか。

よく見かけるタイプ。でもどこに売っているのか。

卓上型。本の種類がたくさんあれば、是非。
値段は1000円前後で、わりとお手頃。うちの近くにある「ストアデポ」という店舗用の文房具・什器、
用品の店でも取り扱っているらしいので、週末にいってみようと思う。
夏・冬以外の使い道については買ってから考えるのだ。
- 2007/8/22(水)
昨日、新任の上司(以前から顔見知り)と面談をした。仕事の話はもちろん、趣味のことまで
わりとざっくばらんに。その中で合唱団に二つ入っていると言うと「え?どうしても二つも…?」
と本当に不思議そうな顔をされてしまった。そのうえで、NCで歌っていることが本当にきついこと
なんかも話したあとに「どうして、そんなに頑張るの?」と、聞かれて答えに窮してしまった。
少し考えて、「頑張らないと、続けられないからです」と、答えてはみたものの、やっぱり到底
理解してもらえるものではないなと思った。自分だって、よくわかっていないのに。
上司に他意はなく、純粋に心配してくれていたらしいのだけれど、あらためてつきつけられると
少し堪える質問だった。普通のひとは誰だってそう思うだろう。
-理解し、共感してくれる人がどっかにいるといいのだけれど。
帰宅途中、本を読みながら歩いていると、雷雨。目の前にあった農家のビニールハウス利用ガレージに
かけこんで雨宿り。15分近くも振り込められた。あのとき、無理に駅まで走っていたらひどいことに
なっていたなぁ。京都近辺の皆さんは大丈夫でしたか?
阪急で河原町へ。スタンドを目指すも休み。ショック。雨はまだふっていたので、阪急に乗って烏丸へ
戻った。いろいろついていない。
「第六大陸」(小川一水著)を読了。月曜日から再読していた。あきらかに、JAXAiに行って見てきた
「かぐや」(月周回衛星SELENEの愛称)のミッションに感化された結果。
今日買った本
「生物と無生物のあいだ」、福岡伸一著、講談社現代新書。740円。新書を買ったのは、久しぶり。
- 2007/8/21(火)
夏休みで帰省している同期(社会人→法科大学院生)らと京都駅近くで飲み会。ドイツ旅行の写真
を見せてもらうが、ほとんど昼・夜に飲んだビールか、ソーセージなどの食事が写っていた。観光地
へ行くのが目的ではなく、「現地で暮らすような旅」がしたかったのだという。その気持ちはわかる。
つぎに多かったのが移動につかった列車の写真。やっぱりヨーロッパの鉄道は良いなぁ。一等車だと
食事が出る列車もあったらしい。
来年、休暇が取れたら、ヨーロッパ鉄道+建築三昧の旅をしてみたい。
- 2007/8/20(月)
遅くなりましたが、コミックマーケットで当サークルのスペースにお越し頂いた皆さん、ありがとう
ございました。お陰さまで既刊は完売、新刊もたくさんの皆さんに手にとっていただけました。
初めてのかた、いつも本を買っていただける方、いつも差し入れをいただく方に感謝です。
「聖地の珈琲」(東京ビッグサイト限定販売の缶コーヒー)を差し入れていただいた隣のサークルの
方にも感謝(冬に期待していますよ)。
今回は島の外周だったので通路として過ぎていく人が多くて、立ち止まって見てもらうにはちょっと
難しい雰囲気だったのですけど、その分、わりとお話をすることができたのが良かったです。あと、
コミケの場で知り合った他の建築・写真系サークルの方と近況を報告したりと、繋がりがだんだん育っ
てきたなぁと感じられたのも収穫です。
既刊の京都遊学については再版を望む声をたくさんもらいました。正直、財布との相談ですので実現は
確約できませんが、そういう声をいただけたことはすごく嬉しいことでした。
新刊、既刊のご感想、近代建築情報などお待ちしております(奥付のメールアドレスまで)。
次回の本の構想はまだなんですが、門司・下関エリア、中部エリア、になるかなぁと思っています。
暑い中、おつかれさまでした。
17、18日、それぞれの覚え書きを追記。
- 2007/8/19(日)
コミックマーケット72、第三日目サークル参加。西ほ-06a、山Dの電波暗室。
新刊1、既刊1を頒布。詳細は、サークル情報ページをご参照ください。
- 2007/8/18(土)
軽井沢合唱フェスティバルを聴きに軽井沢へ。
(コミケ二日目は今回参加せず)
・午前中、丸の内OAZOへ。JAXAi(宇宙航空研究開発機構の情報センター)を見学。燃焼実験を行ったLE7
(メインロケットエンジン)の実物を展示。職員の方が積極的に解説や案内をしてくださる。最後には、
宇宙服から顔を出しての写真まで撮られてしまった。いい大人なのに…。恥ずかしさ半分、楽しさ半分。
・続いて、同ビル内の丸善丸の内本店へ。「山Dの好きな書店ランキング」最上位の書店。
買った本:

「旅するデザイン/鉄道でめぐる九州ー水戸岡鋭治のデザイン画集」、小学館刊。3150円。
鉄道好きには有名であるが、JR九州を走る車両はどれもかっこよくて、オシャレだ。特急に限らず、普通
電車にいたるまですべてがそうなのだ。それらすべてをデザインしたのが、デザイナー・イラストレーター
の水戸岡氏。この画集は、氏がJR九州や車両制作関係者への意思統一に使ったプレゼンのイラストを編集し
たものなんだけど、中を見てびっくりした。実物の車両のデザインそのままの雰囲気がイラストからばんばん
と伝わってくる。これ、順序としては逆だけど、実物を先に見ているから仕方がない。イラスト=実物と思っ
てもらっていい。そのイラストは無味乾燥な設計図面じゃない。リアルな縮尺な中に、わくわくさせるデザイン
がぎゅっと詰め込まれている。そして、極彩色ともいうべき背景とレイアウトがそれをもり立てている。すごい。
イラストレーションを見て、こんなに感銘を受けたことはない。ちょっと呆然とした。
こんな列車、あったらいいなーと思うものがイラストに収まらず、実物として本当に存在する。これって、
本当にすごいことだ。鉄道のデザインは、製作上や実用的、力学的な要求から来るデザインが圧倒的だと思う。
それに真っ向から挑戦して、実現させることができたのは、単なる夢とかイメージに終わらない、精緻で実現性
のある、でもどこか心をくすぐる水戸岡氏のイラストがあったればこそだと思う。そして、関係者みんなで、そ
のイメージを共有できたんだということが、実物を見ると本当によくわかる。
夏休みはもう終わりだけれど、どこかへ旅したいという人がいるなら、この本を見るといいと思う。別に鉄道が
特段好きだというわけでなくても、絶対に「乗りたい」「乗って九州を旅行したい」と思うはず。そして、それ
が実現できたとき、その喜びは倍増するに違いない。これはそういう画集。
発行元の小学館による特集ページはこちら
・昼食は、東京駅構内キッチンストリートにて、親子丼。1050円もするだけのことはある!美味しい。
・大丸で耕友会事務局への差し入れを買い、上越長野新幹線で軽井沢へ。1時間10分しかかからない。
・トンネルを抜けると、そこは視界10mの霧の世界だった。ひえー、こんな景色見たことない。寒いくらい。
・徒歩5分の大賀ホールへ。MODOKIで出演するYKのMさんと遭遇。それからBKのKさんが来られてたので
びっくり。知ってる人はいないだろうなーと思っていたので、なんとなく心強い。7月に京都に来た島
根のpureberryの高校生が一人でやってきてたのも驚き。演奏会までの時間、指揮者も含めた4人で歓談。
・15:30、招待合唱団演奏会開演。
○女声コーラス しなの(長野)・・・道化師のソネットの歌声はぐっと来ました。
○同志社グリークラブ(京都)・・・頑張ってました。ステージングも○。
○MODOKI(佐賀)・・・醸し出す雰囲気がすごい。すごい集中力。さすが。
○ゆりがおか児童合唱団(神奈川)・・・とても素直な発声で聞いていて疲れない。心地良い。
○フォルモサ・シンガーズ(台湾)・・・軽妙洒脱、美麗多彩。空気まで変えてしまう歌声。
・19:15、耕友会コンサート。
○東京レディースコンソートさやか・・・海外コンクールの20分プログラムを再現。古典・ロマン・民謡・現代
とつぎつぎに歌いわけていくのは、さすが。ぐうの音も出ない。その魅力にやられます。エレガント。しかし、
これも女声合唱の頂点のひとつの形態であって、たとえばぶどうの女声がもっとうまくなっても同じものにな
るわけではないし、同じものを目指しているわけではない。ぶどうならではの魅力がもっとあらわれてくれば
いいねぇ、という話をKさんとする。
○耕友会合唱団・・・松下耕作曲、4つのモテットよりI,III,IV曲。機会があって、この曲を聴くのは三回目。
一、二回目でかなり揺さぶられていたものが我慢できなくなって、三回目にして自然に涙ぐんでしまいました。
あの感覚は、なんというか説明できないです。
・20:30-21:20(途中退席)、交流会参加。NC東京メンバーのM氏、同グリの後輩達と少し歓談。
・21:35、軽井沢発。23:00、大井町着。
- 2007/8/17(金)
コミックマーケット72、第一日目一般参加。
・9:30、会場到着。西館からの入場のため一般入場待機列最後尾に向かうと、なんと二つ目の橋の途中。
この時間帯としては過去最長行列だったのでは。
・11:20、入場。入場規制が解除されたのは、13:00近く(通常は12:00ごろ)だった。
・15:00、会場を後にする。暑さ・汗のため、長年の習慣だった水上バスには乗らずに、すぐさまりんかい線
で大井町のホテルに帰ることに。
・ホテルの作務衣に着替えて、その間にTシャツやタオルを洗面所で湯洗い。大浴場で汗を流す。
・夕食は大井町アトレのさぼてんでとんかつ。味噌汁のお代わりや、食後のデザートの配膳など、なぜか
ことごとくスルーされ、店員は隣の客のところに行く始末。「王将難民」になった気分。
・大井町阪急で、リセッシュを買う。洗ったシャツやズボンにシュッシュッと噴霧。
- 2007/8/16(木)
前日深夜、寝付けず久しぶりに長嶋有のエッセイを読み返す。やっぱり「褒め負ける」は秀逸。
続けて、深沢直人の「デザインの輪郭」を読み返す。夏の夜は、じつは秋の夜よりも読書が進む
のではないだろうか。寝不足になるけれどさ。
午前中、本が届いた。うまくできていてほっとする。毎回出来が心配で、宅配搬入(印刷屋から会場
に直接届けてもらう)ができない小心者。本は薄いとはいえ100冊単位になると、割と重いのでじつ
は京都から運ぶのはしんどいのだけど。でも、できあがった本はじっくり確かめて味わいたいという
気持ちもあるのだ(会場だと設営であわただしい)。
午後、実家へ。犬と遊び、どうでしょうを録画したDVDを見てすごす。家の前で送り火をしてから戻る。
自転車だと、夜とはいえ汗だくになる。室内に入ったとたん、じわっと汗がふきだす。夏だ。
お知らせ:明日より夏コミ参加のため、更新を一時停止します。みなさん、3日目の西館でお会いし
ましょう。
- 2007/8/15(水)
昼頃〜16:30、部屋の掃除。きれいさ30%アップ(本人比)。それにしても本が多い。本気で
書庫が欲しくなる。本の次に多いのが楽譜、関係資料。いつか二部屋以上ある部屋に引っ越す
か、三方の壁が全部書棚の家を建てることにしよう。
17:00-17:30、スタンドで夕食。お盆だから休みかと思っていたらちゃんと開いてました。
原稿作業に使っていた22インチワイドの液晶で映画「イノセンス」(押井守監督)のDVDをちらっと
見ていたら、えらくびっくりしてしまった。今まで見えなかったものが見えたからだ。それは背景の
書き込みのすごさであったり、主人公達の画面上のレイアウトの巧みさであったり、本編とは直接関
係ない部分なのだけど、これだけの情報量をいまのいままですぱっと見落としていたのかと思うと、
ショックであった。認識力が急にあがったわけではないだろう。では、なぜか。
理由はとても単純なことだ。うちのTVは13インチの液晶で縦横比が4:3の普通のやつだが、それで
3:2や16:9の映画を見ると上下が黒で切れるので13インチよりもさらに小さな画面になる。でも、
22インチワイドだと、もともと16:10の画面だからほぼ22インチのモニターの大きさのまま視聴する
ことができる。当たり前の話だ。でも、この違いがすごく大きいということが今回わかったのだ。まる
で、違う作品か、リニューアル版を見ているかのような錯覚があった。もともとの情報量が欠如なく伝
わるというのはすごいことなのだ。
このことを考えてみるに、映像でも音楽でも、その作品が万人に同じ環境で伝わることはありえない
ということだ。意図したことが意図通りに伝わらないかもしれない。そういうことを想定しておかな
いといけないのだ。演劇や、小説、絵画、彫刻などダイレクトに伝わる芸術との違い、インターフェ
ースやインフラを必要とする芸術のありかたとは?そんな風に芸術比較論を展開してみると面白いか
もしれないなあ。(放りっぱなしで、特に考察しません)
あまり関連性はないが、PCというインターフェースを必要とする写真芸術(?)をひとつ紹介。という
か、今日のデイリーポータルの記事なんですけど。プルプル立体猫写真
以前、江ノ島に行ったときこんなに猫がいるって気づかなかった。避けられていたのだろうか。
コミケの準備をしないといけないのだが、ぼえーっとしている。あまつさえ本など読み出す始末だ。
やっぱり新刊を手にとらないとやる気にならない。予定では明日の朝届く。それまで待つのだ。
そして、大急ぎで銀行に行って、おつり用の500円玉を用意するのだ。
- 2007/8/14(火)
どうも昼間の間は、外に出かける気がしませんなー。かといって室内ですることもなく。無為な日を
過ごしてしまった気がする一日。プールにでも行きたいと思うのだけど、25mくらいしか泳ぐ能力が
ない(それも平泳ぎ。クロールができないので、泳げないに等しい)ので、流れるプールなどの施設
がないとつまらない。しかし、京都には競泳用のプールしかないのですよ。
ともかく、あしたは部屋の掃除をしよう。
今日買った本
「愛のひだりがわ」、筒井康隆著、新潮文庫。552円。
- 2007/8/13(月)
・朝食、駅ビルのなかのミスタードーナッツで。なぜか飲み物にジンジャーエールを頼んでしまう。
・朝、フェリーで宇野に渡って、そのまま帰るつもりでいたのだが、ターミナルに行くとここから直島行きが
出ているらしいことがわかる。直島は一度、行ってみたかった島なので、その場で急遽向かうことに決める。
・高松10:14発のフェリーで直島へ。約50分。
・フェリーに乗るときは、展望デッキへ出るのが流儀。風があるので暑くない。でも、えらい日焼けしました。
・宮之浦港からバスで、地中美術館(設計:安藤忠雄)へ。約5分。
・よく考えると月曜日は休館日のはずだが、お盆休みだからか開館していたのか?
・町営バスは後払いの100円。ただのマイクロバスなので、ぎゅうぎゅう詰め。島にタクシーは一台しかない。
・カーブにつぐカーブ。立っているとあちこちに身体をぶつける。
・地中美術館は一見の価値あり。目が喜びます。
・ベネッセミュージアムも行きたかったが、船の時間を考えてパス。いずれまた、今度はゆっくり宿泊して
巡りたいものだなぁと思う。直島自体に見所がたくさんありすぎるくらいあるので、二日間くらい欲しい。
・フェリー乗り場は「海の駅」として、きれいな平屋建ての待合所がある。その形や、駅前にある椅子が金沢
21世紀美術館と同じものだったことからしてもしや?と思ったら、やはり妹島和世+西沢立衛の設計だった。
地中美術館同様、一見の価値あり。
・岸壁近くには、草間彌生の赤いかぼちゃのオブジェがある。子ども達の絶好の遊び場になっていた。
・14:55発のフェリーで岡山側の対岸、宇野へ。約20分。直島自体は香川県なのだ。
・30分ほど、宇野駅前の本屋で時間をつぶして、16:02、宇野発の普通電車に乗る。17:00前に岡山着。
・17:17分岡山発の新幹線。18:24京都着。京都駅でとんかつを食べてから自宅へ戻った。
・新幹線のリクライニングをめいっぱい倒している人は、どことなくバカっぽく見える。品がない。
・そういう人は、公共の場で騒がしくしている自分の子どもを叱ろうとしない。
- 2007/8/12(日)
高松まで、山田屋さんのうどん(どうでしょう四国巡礼を参照)を食べに行ってきます。
さっき、急に決めました。
8/13、20:00追記。
帰ってきました。ひとまずトピックスだけ書いておきます。
・11:00の新快速に乗車。無計画旅のスタート。やはりお盆休みだけに混んでいてずっと補助席だった。
・12:31、姫路着。12:41の新幹線で岡山へ。13:00ごろ着。マリンライナーを一本見送って、構内の
コンビニでおにぎりを購入。ホームで食べる。鉄道旅行っぽくなってくる。
・岡山駅のホームにいた係員の特急乗車待ち客の整列スキルはすばらしい。コミケスタッフか。
・岡山駅では電車が入線するときに「線路は続くよどこまでも」のメロディがかかる。あちこちのホームで
しょっちゅうかかるのでややうざったいが、ときどきうまい具合にカノンになるのが面白かった。
・13:44岡山発、マリンラーナー。瀬戸大橋から見える、瀬戸内の海が眩しい。あまりにもきらきらして
美しかったせいか、目頭に涙がうかびそうになる。
・14:38高松着。高松に来るのはじつに4回目である。グリー時代、演奏旅行で訪れて以来、特に縁がある
というわけではないのだけど、やってきてしまう。神戸なんかよりも町自体が海に近いところがいいと思う。
(門司も同じような印象から好きだが。)京都からほどほどに遠くて近い感じがするのもポイント。
・ホテルにチェックインし、またすぐに「ことでん」に乗って、志度線の八栗へ向かう
・高松築港〜瓦町を経て、約20分で八栗。
・八栗駅から八十八カ所、八十五番札所の八栗寺を目指す。八栗寺には五剣山へ至るケーブルカーに乗る必要
がある。駅員さんによると、歩いていくと駅から30分かかるという。駅前のタクシー会社からタクシーに乗
ることにした。
・五分ほどでケーブルの駅。駅まではずっと登りなので、ここまで歩くのはかなりしんどかろう。
(つづく)
8/14、18:00追記。
・駅に到着するやいなや、駅員さんが「すぐ出ますよ」と待ちかまえていた。私以外には山の上に住んで
いるとおぼしきおばあさんのみで、巡礼の人の姿が見えず。まだ夕暮れには早いし、日曜日なのに意外。
・山頂駅から歩いて5分ほどで境内。途中、土産物屋や民宿もあるが、開店休業といった様子。歩いてい
るのが自分だけなのが寂しい。
・参拝後に、セルフで記念撮影。どうでしょうでのアングルをマネて小坊主さんの看板を前に。
・八栗寺のすぐ上に五剣山がそびえる。瀬戸大橋を渡るたびに毎回思うのは、四国の山の形は変だという
こと。妙に山頂が丸かったり、あるいは台形のような形をしていたり不自然な感じがする。ふもとの辺
りにやたらと石材店があったのと関係があるのだろうか。五剣山はあきらかに岩石質の山だけど他の山
も岩石質で風化による形だとかだろうか??四国の地学に詳しい方教えてください。
・少し散歩後に駅にもどる。私の後の便でだんだんと、巡礼の方が増えてきた。ケーブルでふもとに戻る。
一緒にもどったご夫婦の巡礼者が、セダンの自家用車に乗り込むのが見えた。そうだよねぇ、歩きだけ
で巡礼するのは大変だもの。
・といいつつも、徒歩の私は歩いて駅へ。正確には、途中にある「うどん本陣山田屋」さんへ向かった。
ずっと下りなので、帰りは楽である。
・山田屋さんで「釜ぶっかけうどん」(530円)を食べる。はふー、うまい!とにかくうまい。もう一杯
食べるかどうか真剣に悩んだくらいだ(ちょっとお腹がふくれていたので止めた)。実家への土産に
うどん玉とつゆのセットを購入。うどん自体は安いけれど、このお土産でずいぶん儲かっているのでは
ないかしらん。
・30分ほどで駅に到着。
・高松築港まで戻る。途中、瓦町あたりで大量の浴衣着の人々と遭遇。きょうはお祭りらしい。
・高松駅の駅前はずいぶんと整備されていて、昼夜を問わず散歩するのにとてもいい環境。フォトジェニック
でもある。うどんがまだ残っているため、フレッシュネスバーガーで、ポテトとダブルバーガーを食べて夕
食とする。
・ホテルに戻って、読書。旅先ではTV番組をなるべく見ないのが信条。家にいるのと変わらないもの。でも、
夕方のニュースだけはローカル色が知りたくて時々みることもある。
・「神様のパズル」を読了する。どういったらいいのか。何かひさしぶりに、とても良い物に手を触れたよう
な気がした。読後感がとてもいい。難しくないとはいえ、物理法則や原理の触りが会話に登場するので、
それらにアレルギーがある人にはかなりとっつきにくいかもしれない。
- 2007/8/11(土)
昼食、クルートで日替わりランチ。モールトンを入り口の近くに止めておいたら、食べ終えて出て行っ
た近所の会社員らしき人が、はっと気づいて、じーっと眺めているのが見えた。角度を変えて30秒くらい。
モールトンを知っているというよりも、「この自転車はいったい何だ??」という感じだった。こういう
場面に出くわすとちょっと嬉しい。そして、あの会社員の人の”スイッチ”が入ってしまって、家族の反対
を押し切って、モールトンかあるいはBD-1のような自転車を買ってしまう!ようなことが起こらないかな
と期待するのだった。自転車の楽しさに気づく大人がもっと増えて欲しいと思うのだ。
食事後、御池の「ロッジ」(登山用品店)へ。この時期になるとアウトドア用品が欲しくなるのだ。今日は
帽子を新調した。そういえば、去年はコンパクトランタンと水筒を買ったなぁ。帽子の具合がなかなかよく
て、ついつい街中をふらりふらりと走ってしまう。
17:30-21:20、NC練習。疲れた。ぐったり。帰りの阪急、立ちっぱなしだったのもこたえた。
- 2007/8/10(金)
今日は全然、風が入ってこない。だめかも。午前中、少しサイクリングするも、暑さにやられて早々に
退散する。五条坂で陶器市をやっていたので、それを冷やかしに行こうかと思ったが、一度家に戻ると
とまた出かけるのがおっくうになって、そのまま本を読んですごす。
17:00-17:30、ジュンク堂書店。買った本は「神様のパズル」、機本伸司著、ハルキ文庫。680円。SF。
序章で主人公が量子力学Iを落としたという記述を見て、シンパシーを感じて買う気になった。なぜなら
わたしは量子力学は通ったが、いまもってあれは本当に通ったといえるのか疑問に思っているからだ。
「シュレディンガー方程式さえ書けば、一応合格にする」などと公言するような教授のことはいまいち
好きになれなかったが、自分の実力ではシュレディンガー方程式を書くだけでせいいっぱいだったこと
が非常に悔しかった。彼はある意味、能力のない学生達に失望していたのだと思う。でもいっぽうで、
一回生の時にさっぱり、ちっともわかなかった電気磁気学の基本を、ものの90分で魔法のように本質(
の一端)を理解させてくれた教授もいたのだ。その教授は物わかりのいい、学生にとって都合のいい教授
などでは決してなかった。むしろ、前述の教授の方がそういう評判だった(私は信じていなかったが)。
皮肉なことだと思う。
17:30-18:00、スタンドで夕食。珍しくお冷やではなく、サイダーを注文する。ま、一杯、いやいや、
どうぞどうぞ、と一人芝居をする(ウソ)。この時間帯はほとんど客がいなんだな。高校野球を見ながら
のんびり食べる。食事後、サイダーを飲みながら読書。
18:10、京都宝塚劇場(映画館)の立て替え中の鉄骨構造が夕日に映えて、目を奪われる。写真を撮ろう
とすると、先客がいた。外国人(長期滞在中な感じ)が、私が撮りたいアングルで携帯カメラを構えてい
る。前に出ると、彼も前に出た。仲間、という気がした。
18:50-21:00、映画「オーシャンズ13」(初日)を見る。映画館で映画を見るのは1年ぶり。
21:30-22:00、自宅近くの喫茶店でパンプキンチーズケーキを食べながら読書。
夏季休暇初日は、こんな風であった。明日からは、現実逃避していないで部屋の掃除をしよう。
なお、この文を書いている途中で、我慢できなくて冷房つけました。ひー。
ネットでニュースを見ていたら、ある新聞社のページにたどりつく。大河ドラマのキャスティングの
宮崎あおいの写真が掲載されていた。それだけなら、普通だと思うのだが、その写真に妙なキャプション
がついていた。「もっとみたい方はクリック」。新聞社らしからぬ文言で、なにかブログのランキングに
協力して!みたいな素人っぽい感じすらする。で、もっと見てみたかったので、クリックすると!!
なんですかこれは。記者会見の写真が80枚近くも閲覧できるようになっていて、ほとんどが宮崎あおい
のショット。もう、なりふり構わず撮りましたという具合。これ、カメラマンじゃなくて記者が私的に
撮影したのをそのまま載せたのでは。いや、宮崎さんはきれいでかわいらしいから、いいんですけどね。
毎○新聞社って、こんな社風だったのか。。。
こちら
どうやら、今回に限らず、芸能関係の記者発表の記事はいつもこんな調子みたい。
- 2007/8/9(木)
山Dの電波暗室、サークル情報ページを作成しました。トップページの「Division6」から入れます。
夏コミ情報はそちらをご覧ください。
このところ、夏本番(このHPでは夏コミのことを指す)に向けて、自宅にいるときは冷房をかけずに
いる。理由は汗をかくため。職場は暑いとはいえ、一応空調が入っているし、通勤列車も冷房が入っ
ているので、どうも汗が出にくくなっているみたいなのだ。夏コミで一番警戒すべきは、熱中症。
体温を下げられないと冗談抜きで生死に関わる。いまのうちに、汗をちゃんとかける身体にしておく
のだ。まぁ、もうひとつ理由があって、お腹の調子がいまいちなので冷房がかけられないというのも
あります。
南側の窓から風が入るので、涼しいのだけれど朝はえらくまぶしいので、寝るときにはカーテンをし
めないといけないのが難点。
本日の夕食は、焼き鯖、切り干し大根、ポテトサラダ、ご飯。寺町のフレスコで買い物するときの
パターン。夕食後に「スゴイダイズ」を飲む。これもフレスコで。お腹が治っていたら、明日はスタ
ンドへ行こうかと思う。昨日行けなかったしな。
夜、DVDで「トニー滝谷」を見る。一年のうち何回か、突発的に見たくなる映画。孤独だったトニー
滝谷(イッセー尾形)が、彼女(宮沢りえ)と出会い結婚するが、彼女には「服を買う衝動を抑えら
れない」という問題があった…、というストーリー。基本的に、孤独や死というものがテーマで、知
らない人が見ても、あとで村上春樹の原作だといえば、納得できるかもしれない。
で、劇中で「服を買うのを少しひかえたらどうだろう」とトニー滝谷が彼女に言う場面がある。これ
を聞いて、ふと思ったのだ。「服」を「本」に置き換えたらどうなるんだろう?「同人誌」に置き換
えてもいい。それで、以降の台詞・ナレーションに出てくる服という言葉を全部、本に読み替えなが
ら見ていたのだけど、まったくひとつの破綻もなく(私の頭のなかだけだけど)、よみかえが可能だ
った。ずらりと並ぶ彼女の服も、脳内で本棚と本に見える。まぁ、どうでもいい妄想なんだけど、考
えていたのは、自分はたとえば親しい人に言われたとして、彼女のように、本(服)を買うことを我
慢できるんだろうかと思った。置き換えを思いつくまで、「服」にそれほど執着できるのかなぁと、
ちょっと覚めた目で考えながら見ていた部分があるのだけれど、「本」に変わると急にリアリティの
ある出来事として身近に思えたのだった。彼女の服の行く末を、自分の本棚の本の行く末に置き換え
てみると、ちょっと哀しくなったりもした。
何回も同じ映画を見ていると、こういう見方もできるようになる。いや、それができるのはこの映画
がやはり小説を原作に、その雰囲気をうまく再現しているからなのかもしれないなぁ。
- 2007/8/8(水)
入稿しました。

C72(2007夏)新刊「近代建築探訪 東京漂泊」、A4変形フルカラー20頁。頒価500円。
その他の頒布物

C71(2006冬)既刊「近代建築探訪 京都遊学」、A5判フルカラー24頁。頒価500円。残部僅少。
もともと「京都遊学」冬コミでの好評を受けて、増刷するつもりだったのだが、CS3を買ったり
して余裕がなくなってしまった。やはり、資本は新刊に注ぎたいので、ご容赦ください。今後、
臨時収入があればvol.1,vol3,vol4は増刷したいけれど、そんなあてはないのだった。
でも、資金と余裕があれば、一番出したいのはvol.2のリニューアル版。InDesignを使って
作り直したい。自分で本をつくるようになって、漫画家や作家が単行本時に加筆修正する気持
ちがわかりました。内容はともかく、版面のデザインをもうちょっとなんとかしたいなぁ。
夕方から、お腹の調子がよろしくないため、正露丸を飲んで休みます。
- 2007/8/7(火)
朝、いつものようにトースターでパンを焼き、ティファールでお湯を沸かしていたら、突然
バチッという嫌な音がした。続けて、焦げ臭い匂いが充満。と、トースターの電源が切れて、
ティファールの電源も切れた。????、トースターの故障?それにしてはティファールも
連動するのは変だなぁと思いつつも、両方のコンセントをつないでいた延長タップから外した。
すると、タップの根本からケーブルがぽろっと外れてしまった。その先端は黒焦げ状態!驚いた
のなんの。いや、驚くよりも背筋がぞぞーっと。負荷容量オーバーだったのだ。あわてて調べる
と、トースターは990W、そしてなんと今まで気づいてなかったのだが、ティファールは1450Wも
あったのだ。タップの上限は1500Wだから、ティファールだけでもうぎりぎり。
トースターとティファールを併用しはじめたのって、いつごろだろう?1年くらい前からか。今
の今までよく保ってた。いやー、それにしても火事にならなくてよかったよぉ。タップ本体は溶
けたりしておらず、ケーブルのみが外れたのは、こういうときのための安全構造なんだろうか。
ちゃんとしたメーカー製のものを買っていて良かったということかもしれないなあ。
というわけで、皆さんも電熱系の機器を使うときは、タップではなくて直接コンセントに差すか、
負荷容量を確認しましょうね。それにしても、明日からどうしよ。ティファールは部屋で直接差す
にしても、トースターはなぁ。台所のは電子レンジと冷蔵庫がすでに差してあるし。分割プラグを
買ってくるか。トースターとレンジは一緒に使わない(以前、一緒に使ったらブレーカーが飛んだ)
ので、それでしのごう。
原稿、細部を見直して決定稿が完成。最後の最後に、チェック忘れのところが見つかって、あぶ
ないところだった。検証期間を一旦置いて正解でした。
今回は、本作りに関して、前作の際に頂いたご意見や、感想をいくつか活かしています。個別に
お名前は挙げませんが、ご協力頂いた皆さんに感謝します。ありがとう。
明日、仕事帰りに入稿してきます。十条(遠い)までいかなきゃならないのですけど。
告知、画像アップは入稿終わってすっきりしてからということで。
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 完了。
・目次+中表紙 完了。
・1章、2章 完了。
・3章、4章 完了。
・5章、6章 完了。
・7章、8章 完了。
・9章、10章 完了。
・11章、12章 完了。
・13章、14章 完了。
・解説+謝辞 完了。
- 2007/8/6(月)
今回の本では序文を省いているのだが、これが良いことなのか、悪いことなのか、ちょっと
量りかねている。いや、良い悪いじゃなくて、この本の意図みたいなものを説明した方が適切
なのか、あるいは見てもらった人に判断してもらうのか、どちらを取るのかの判断がつきかね
ているということ。今回は、既刊の京都遊学も頒布するのだけど、これは割と字数多めのエッ
セイなので、いろいろな面で、それとの対比を出したいというのが序文のない理由。また、
序文としてうまくまとまらないかも、というのも理由のひとつ。もうちょっと、考えてみます。
書いている途中に、グリーのひとつ上の先輩の訃報が入る。ショック、としか言いようがない。
どうして、そんな若さで。
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 100%(検証中)
・目次+中表紙 100%(検証中)
・1章、2章 100%(検証中)
・3章、4章 100%(検証中)
・5章、6章 100%(検証中)
・7章、8章 100%(検証中)
・9章、10章 100%(検証中)
・11章、12章 100%(検証中)
・13章、14章 100%(検証中)
・解説+謝辞 100%(検証中)
- 2007/8/5(日)
午後から初めて、今22:30です。夏コミ原稿、なんとか形になりました。
いままでの本とは、構成をだいぶ変えて、より写真集の形態に近いものにしました。
とりあえず、これで一晩寝かせてみて、明日また見直してみます。
まだ完成ではないので、画像や告知は後日アップします。疲れたー。
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 100%
・目次+中表紙 100%
・1章、2章 100%
・3章、4章 100%
・5章、6章 100%
・7章、8章 100%
・9章、10章 100%
・11章、12章 100%
・13章、14章 100%
・解説+謝辞 100%
- 2007/8/4(土)
18:30-21:15、NC練習。
21:30-22:40、NC宴会。
午前中〜午後にかけて、やっと解説半分。ページ数でいうと1ページしかないのに、こんなにきつい
とは。短く簡潔に、でも伝えたいことはちゃんと書く、というのは長い文章を書くよりも難しい。
原稿疲れで、昼寝。起きたら17:00だった!というわけで、NC練習は遅刻したのでした。
明日、どこまで頑張れるかが勝負。
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 100%
・目次+中表紙 50%(前書き未着手)
・1章、2章 95%(本組み)
・3章、4章 95%(本組み)
・5章、6章 95%(本組み)
・7章、8章 95%(本組み)
・9章、10章 95%(本組み)
・11章、12章 95%(本組み)
・13章、14章 95%(本組み)
・解説+謝辞 75%(解説50%完了)
- 2007/8/3(金)
原稿作業中、かなり疲れてくる。やっぱり文章を書くのはそれなりに頭を使うんだなぁ。それだけ
じゃなくてレイアウトやデザインも同時に考えるので、左脳と右脳を同時に使っていることになる。
疲れるわけだ。誰かデザイナーと編集者をやってくれないか。
ちょっと、くらくら来て、はきそうなので、もう横になります。
- 2007/8/2(木)
友よりメール来る。夏コミの原稿を書く者同士として、互いの健闘を祈る。この時期の最大の敵は
己自信であることを確認する。「ちょっと休憩しよう」「今日やれることは明日やろう」などという
誘いがしょっちゅうなのである。自分のなかで。しかし、"we shall overcome someday."なのだ。
いや、somedayではダメだな。next weekくらいでないと。
昨日買った本
「風の歌を聴け」、村上春樹著、講談社文庫。400円。デビュー作にまでもどってしまった。
「ジオブリーダーズ」13巻、伊藤明弘著、YKコミックス。514円。いよいよ核心へ。
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 100%
・目次+中表紙 50%
・1章、2章 95%(本組み)
・3章、4章 95%(本組み)
・5章、6章 95%(本組み)
・7章、8章 95%(本組み)
・9章、10章 95%(本組み)
・11章、12章 95%(本組み)
・13章、14章 95%(本組み)
・解説+謝辞 50%(地図作成)
やはり、どうしても文章を書かなければいけないパートが残ってしまった。
少しスピードが落ちるか。。。とりあえず手を動かせばできる解説ページ、目次をやってしまおう。
前書きは一番最後に回す。
あ、忘れないように書いておこう。夏コミ用装備として、帽子を発掘しておくこと。毎年、夏しか
かぶらないので、いつもどこかに行ってしまう。あと、折りたたみ椅子も。今年はサングラスも、
持って行くか。並んでいるとき、意外と目をやられるので。
- 2007/8/1(水)
朝、PC机で朝食を取りながら、デイリーポータルZを見ていたら、ある写真で思わず吹き出してし
まった。いや、文字通りに飲んでいたミルクティーを吹き出したのである。その先には液晶モニター。
画面からどばーっと垂れ下がる茶色い液体。漫画みたいだ!と、拭くのも忘れて見入ってしまった。
まだ頭が寝てたんだろう。MacBook本体にふきださなくてよかった。
以前、テーブルで夕食を食べているときだかに、お茶だったかをLet's Noteの上にこぼして、キー
の一部が効かなくなったことがあったけど、食環境とPC環境はちゃんとわけた方がいいですね。ほんと。
吹き出した写真は、改めてみるとたいして面白くない。何がそんなにつぼだったのか不明。
スタンドにて夕食。
昨日より、右足の脛の下部、関節に近い部分がかなり痛む。身に覚えがない。靴のせい?
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 100%
・目次+中表紙 0%
・1章、2章 90%(仮組み)
・3章、4章 90%(仮組み)
・5章、6章 90%(仮組み)
・7章、8章 50%(写真決定)
・9章、10章 50%(写真決定)
・11章、12章 50%(写真決定)
・13章、14章 50%(写真決定)
・まとめ+あとがき 0%
あ、原稿に必死になってて、どうでしょうクラシック見るの忘れてた(録画も失念)。。。
- 2007/7/31(火)
「ダンス・ダンス・ダンス(下)」読了。ユミヨシさんはどんな眼鏡をかけているんだろうかなぁ。
ねじ巻き鳥→カフカ(なぜか中断)→ノルウェイの森→ダンス・ダンス・ダンスと来て、次はどれ
を読もうか。
表紙・裏表紙はできるも、本文レイアウトについて悩む。無理をしてフォトエッセイにする必要性はない
んじゃないかと思えてきたのだ。余白をしっかりとって、一頁一頁しっかり写真を据える、そういう形に
方向転換しようかと。従来、夏は写真主体、冬はフォトエッセイという形で、スタイルができていたので、
今回もそれ沿った方が、並べて頒布する既刊との違いも出せるだろうという目論みもある。何より、写真が
あって、文章(仮のもの)がある形を画面でみていると、既視感があって、どうも去年の冬に作った「京都
遊学」から脱却できていない感じがしてしまったのだ。今回CS3を購入して、InDesignを使いはじめたこと
で「文字組み」をすることにこだわってしまった気がしている。別に文字組だけがInDesignの機能じゃない。
InDesignで写真集を編んでも、別におかしくはないし、前書き・後書き・解説のページには文字組みは必要
だもの。Photoshop、Bridgeとの連携もいいので、ツールはInDesiginのまま行く。
そういうわけで、明日からは写真の最終セレクトと順番を決めていこうと思う。文章をなくすことにしたとは
いえ、スケジュール的にきついことに変わりない。頑張らねば。
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 100%
・目次+中表紙 0%
・1章、2章 0%
・3章、4章 0%
・5章、6章 0%
・7章、8章 0%
・9章、10章 0%
・11章、12章 0%
・13章、14章 0%
・まとめ+あとがき 0%
- 2007/7/30(月)
表紙・裏表紙のデザインに試行錯誤。ある程度定型を考えていた本文レイアウトに対して、あまり考えて
いなかったせいもあるが、やはり、一番目につく部分だけに気を遣う。でも、なんとか納得のできるもの
ができる。が、あれ?何か変だ。サイズが小さくないか…。あっ、縦横171mmの判型のつもりが、71mmで
作成してた!!何てお馬鹿な間違いなんだ。この前、判型を決めたときから、71mm,71mmって思いこんでた
ような気がする。とほほ。もういっぺんやり直しだ。まぁ、レイアウトは決まったから、手を動かすだけ
で作業時間はそんなにかからないと思うけど。結構ショックだったので、仕切り直して明日にします。
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 50%(レイアウトはできたので)
・目次+中表紙 0%
・1章、2章 0%
・3章、4章 0%
・5章、6章 0%
・7章、8章 0%
・9章、10章 0%
・11章、12章 0%
・13章、14章 0%
・まとめ+あとがき 0%
- 2007/7/29(日)
・朝食代わりにバナナを1本食べる。
・洗濯をする。
・NCの友人にコンクールの楽譜を渡す
・その友人と昼食を摂る。カツカレー。「やっぱり、カツか」と言われる。
・日用雑貨(トイレの芳香剤、歯磨き粉)を買う。歯磨きはデ○ター。
・マッサージに行く。ちょっと酔いそうになる。なんにでも酔うな。
・隣の元中学校へ投票に行く。前回と違って体育館ではなく、教室が会場になっていた。
・洗濯物を干す。
・録画していたTV番組を見る。
・定食屋で夕食を摂る。肉野菜いため定食。
・コンビニで、麦茶パックを買ってくるも、戸棚から麦茶パックの余りを見つけてしまう。
・GRDigitalから、東京で撮ってきた写真を引き出す。これで素材が揃う。
・InDesingの本を読む。
・うたた寝をしてしまう。
はっ!今日一日を振り返ってみて、原稿がひとつも進んでいないことに気づく。
先延ばし体質と夜型体質による最悪パターンじゃないか。反省。
今日から進捗表を掲載して、プレッシャーをかけます。でないとやらないもんな。
夏コミ原稿進捗(3日目、西ほ-06a、山Dの電波暗室)
・表紙裏表紙 0%
・目次+中表紙 0%
・1章、2章 0%
・3章、4章 0%
・5章、6章 0%
・7章、8章 0%
・9章、10章 0%
・11章、12章 0%
・13章、14章 0%
・まとめ+あとがき 0%
- 2007/7/28(土)
14:30-16:40、宝塚国際合唱コンクール:フォークロア部門を聞く。アルティアンサンブルフェスティバル
のとき、日本は広いなぁ、まだこんなに聞いていない合唱がある、と思ったけれど宝塚では、世界は広いなぁ
と思った。やっぱり、来年の世界合唱シンポジウムは行かないとだめかなぁ。
ここ最近、児童合唱や、少年少女合唱などの若い合唱を聴く機会が多かったのだけれど、きょうもいくつか
聞けて、本当にエネルギーにあふれて天井知らずだなぁと思う。でも、そんななか大人の女声の声が聞けた
のが京都の女声合唱団コール・シェリーの演奏だった。半分くらいのメンバーはよく知った顔ばかりなので
身内といってもいいんだけれども。その音楽は上品で、パート同士が張り合わない。息がとても自然に溶け合
って、優しくホールを満たしていく。そう、優しい音なんだ。だから、フォークロアのように、ある種の情
念とか、土着的なもの、熱にうかされたようなパッションといったもののなかに混じるとちょっと、コンク
ールとしては不利だなと思っていた。でも、みごと銀賞。審査員が正当に評価してくれたことが、なんだか
嬉しい。
18:00-21:15、NC練習。だんだんと口が回るようになってきた。今日は、久しぶりのメンバーもいて、実り
のある練習ができたと思う。でも、でもでも。バリトンとベースは、先週オンステした関西メンバーのうちで
今日来たのは一握りしかいなくって。いいのか、そんなんで。東京メンバーが出席してるのにさ。
21:50-23:00、NC宴会出席。NCの宴会は、同年代が多いのでBKのそれとはちょっと雰囲気が違う。。。
- 2007/7/27(金)
送別会、19:00-22:00。思うに、途中で飲んだグレープフルーツジュース、あれアルコール入りだった
のではないだろうか。他の注文とごっちゃになって店員も判別がつかなかったみたいだし。途中で、頭
がくらっときたので、途中でウーロン茶にシフトしたけれど、いまもなんかぼーっと熱い。ジンジャー
エールとウーロン茶のローテーションをくずしてはいけないのだ、私の場合。
23:00-、NCマネージをやりながら、歌詞読み。途中で飽きてきたので、関係ない曲を聴く。
"Good-bye days", "Why?" by YUI
ああ、自分はやっぱり、アコースティック・ギターの音が好きなんだなーって思う。途切れることのない
流麗な弦の音もいいのだけれど、ギター独特の爪弾くときの切れと、響きのギャップがいいんだ。
"gravity" by 坂本真綾
ピアノのもの哀しい響きが心を打つ。
- 2007/7/26(木)
上司が8/1で異動する。行き先は北陸。明日は送別会だ。6年間、迷惑をかけお世話になった。発表があった
のは、つい3週間前。本人への通知は、たぶん一ヶ月前くらいだろう。働かないと食っていけないとはいえ、
こうやって会社組織というものの非情さと厳しさを目の当たりすると、勤労意欲よりも、ある種の恐怖の方が
上回ってしまう気がする。生活圏が変わるということは、本人はおろか家族を取り巻く状況が大きく変わる。
合唱をやっている人間にとっては、それがどれだけ大きな意味を持つのかは身にしみてわかる。たとえ、転勤
する立場になくとも。そういう場面に出くわすたびに、日本の社会で合唱団を続けることの難しさを突きつけ
られる。そして、明日は我が身かと恐々とする。生活が変わるだけでなく、趣味まで奪われたら、仲間から引
き離されたら、自分はどうなるのかと。
合唱をつづけることはしんどい。でも、続けられなくなることはもっとつらいだろうと思う。じゃ、まあなん
とかしんどい、しんどいと言い続けながらも、続けられる現状に感謝して、頑張ってみようかと思うのだ。今は。
今日のデザート:
コンビニの焼きプリン。105円。ハーゲンダッツはおいしいけれど、いつもとなると経済的にしんどいので。
これに「あずきバー」と「ガリガリ君」「みかんバー」を取り混ぜてローテーションを回している。そういえ
ば、最近柄が二本ささっていて、真ん中で二つに分けられるアイスをみかけなくなった。ソーダとかコーラ味
のやつ。絶滅してしまったのかなぁ。量は同じなのに、2本食べられるというところが、子供心に妙にうれし
かったのをよく憶えている。
今日の発見:
声優の山崎和佳奈(名探偵コナンの毛利蘭役、ラストエグザイルのソフィア役)が、大学の工学部の先輩(学科
は違う)で、友達が勤めるソフトウェア会社の元社員だったこと。かなりびっくり。ちょっと親近感がわいた。
ウィキペディアおそるべし。
- 2007/7/25(水)

食パン皿(古本屋の近くで購入)
朝食。新しい皿で、トーストを食べた。なんとなく気分が良い。
夕食、スタンドにて。仕事の都合で20:00到着。すこし静かな雰囲気。クールダウンする。
食後、給料日なのでジュンク堂に寄って本を買う。って給料日じゃなくても買っているけど、
給料日の書店では、少し気が大きくなって1000円以上の本を買ってしまうのが特徴だ。
・「うめ版」、新明解国語辞典×梅佳代(著・写真)、三省堂刊。1400円。
写真+エッセイをフォトエッセイというけれど、写真+辞書っていうのは何だろう?新解さん
(新明解国語辞典のこと)の「言葉」は、ときにエッセイで、ときに詩で、ときには評論であ
ったりするからなあ。梅佳代氏は、第32回木村伊兵衛写真賞を受賞。気負わない人物スナップ
を見ていると、心も身体も脱力するのであった。
・「暮らしの哲学」、池田晶子著、毎日新聞社刊。1333円。
2007年2月に急逝した文筆家・哲学者である著者が最後の1年間に綴ったエッセイ。春の章に
始まり、夏・秋・冬と季節の移ろいのなかに哲学を見て、感じた記録でもある。そして、再び
春の章で終わる。文章の隅々にまで行き渡った美しさは、著者の生き方の表れなのかもしれない。
帰宅後、夏コミ本作業。全体構成を再考。写真の分類を実施。じょじょに頭のなかに写真と結び
ついた文章が萌芽してくる。「うめ版」からインスピレーションを得られたような気がする。
- 2007/7/24(火)

装飾文字のみならず、通常のフォントまで美しい。サイズは29.5cm × 42.5cm。
土曜日は練習開始まで、少しく時間があったため、いつも行く青山の古本屋に顔を出した。そこで
見つけたのがこの本。正確には本ではなく、本を解体してページを抜き取ったもの。1928年、アシェンデン・
プレスから発行された「ドン・キホーテ」、第1巻、第1章の第1ページ。
アシェンデン・プレスは、プライベート・プレスと呼ばれる少部数を手作業で作成する出版所のひとつで、
その筋(ってどの筋?)では有名らしい。世界三大美書のひとつと呼ばれる『ダンテ著作集』を発行した
出版所として知られている。
古い本のように見えて、じつは20世紀初頭の出版であることに違和感を感じる方もいると思うが、19世紀末
頃の出版は、効率優先の大量生産によって、その品質は活版印刷発明当初のものに比べると、劣悪なもので
あったらしい。そこで、手工業による美しい本を取り戻そうと考えたのが、かのウィリアム・モリスであった。
彼は仲間とともにケルムスコット・プレスという出版所を作り、美しいフォントや装飾文字、レイアウト、紙に
こだわった本を作成した。これがプライベート・プレスの走りとされる。プライベート・プレスが行ったのは
単なる古い時代の書物の復刻ではなく、古い時代の書物を研究し、オリジナルのフォントによって、新しい本
を作ったということ(テキストは古典)。
手工業ゆえの少部数(200-300部)で、本の価値自体は異常に高い(稀覯本という)のだけれど、それを山Dが
手に入れられたのはなぜか。店主曰く、ある稀覯本展示室に展示されていたもののひとつだったが、火事で焼け
てしまった(写真には写っていないが、上部が焦げている)ので、えらく値が下がったそうで、焚書にするには
忍びがたく、なんとか手が出せる値段だったので落札したとのこと。それで他のページに、もっときれいな部分
が残っていて、それを売って元がとれているので、これは安くでいいですよということになって、わけてもらっ
た次第(もともと額装して、店に飾ってあったもの)。なんと、1000円です。え、高い?主観の相違だなぁ。
(上部しか焦げないの?という指摘があるかもしれないが、本というものは意外と内部まで焼けるには時間がか
かるものらしい。ぴったり張り付いた紙と紙の間には空気がないからね。)
せっかくのいいものなので、寺町でフレームをかってきて、ちゃんと額装しようと思っている。
- 2007/7/23(月)
今日の京都はからっとした、すごしやすい天気。風が心地よい。こういう夏の天気はいいな。
南の空を見ると半月が高く浮かんでいる。あ、やっぱり昨日見たのは月だったのだ、と思う。
なんのことかと言うと、帰りの新幹線で名古屋を過ぎたあたりで、異常に低い位置に半月が
浮かんでいたのを見たのだ。あんな低いところに見える月は、ほとんど見たことがなかった
ので、驚きとちょっとした感動の半々くらいの気持ちで見ていた。でも、途中からなんだか
自分の目に自信がなくなってきて、「車内の灯りの照り返しが月っぽく見えるのかな?」なん
て思い始めていたのだ(目が悪いので、そういう前科がある)。
でも、今日見た月の形からすると、やっぱりあれは月だったのだねぇ。だったら素直に感動し
ておけばよかった。京都は三方を山に囲まれているので、太陽も月も、その姿を見るのは割と
高くあがってからだ(長野などの山間部に比べるとそうでもないけど)。名古屋のあたりは
平野だから、とても低い位置で見えるのだな。町のなかは平野みたいに真っ平らなのに、周り
は山というのは、地形的にやっぱり変わっているなと、改めて思う。まぁ、盆地っていうのは
そういうものなんだけどさ。
地平線や、水平線に沈む夕日、月が立ち上るところを一度見てみたいものだなー。
- 2007/7/22(日)
国立音楽大学女声合唱団アンジェリカ・なにわコラリアーズジョイントコンサート
@文京シビックホール。14:30開場、15:00開演。
帰ってきました。土曜日は、いつもと同じくハードな練習。
今日は、とてもいい時間をすごせました。
歌を歌いながら、歌と歌で女声と男声が応え合う関係というのが、こんなに気持ちが
いいなんて。短時間の間に、驚くくらい、いろいろなものが詰まっていたように思う。
指揮者のあんな嬉しそうな顔を見たのは、はじめてだった。人によっては、若い女声を
前にして、にやけてただけって言うかもしれないけれど、それはあっているようでたぶ
ん違う。そうじゃなくて、この音楽を浴びてうれしい、自然と顔がほころぶほど、幸せ
を感じている、そういうことなんだと思う。そう思えたのは、自分自身がそういう気
持ちを感じていたからだ。
BKの演奏でも、ああいう瞬間をもてるようになりたいなぁ。
- 2007/7/21(土)
NC練習@東京:14:00-21:30。
ドーミーイン水道橋泊予定。練習時間が延びたので、秋葉原から変更。
- 2007/7/20(金)
体調不良のため、更新休みます。
明日から東京です。元気にならねば。
ひとつだけ追加。
明日、7/21、21:00から関西テレビで「時をかける少女」(アニメ版)が放映されます。
とにかく見てください。
- 2007/7/19(木)
NCマネージ中。なかなか終わらない。誰かやってくれないかな。無理か。
最近「鉄子の旅」を読み返しているのだけど、あれこんなの書いてあったっけ?と改めて気づく
ところが多い。やっぱり、普通の漫画に比べると情報量(有益かどうか不明)が多いんだなぁ。
あと、私自身は鉄道は好きだけれど、横見さんの極端な行動や言動には、やはりついていけない
ところがあるなぁと(笑)思ったり。
ところが、ある旅にフジテレビの笠井アナウンサー親子が同行したときに「熱海まで各駅はちょ
っと驚いた」「鉄子では常識ですよ」というやりとりがあって、それを見たとき「えっ、それっ
て驚くところなのか…」と思ってしまったのだ。本当に素で。だって、熱海〜東京間って新幹線
よりも普通電車の方が風情があるし、急ぎでなかったら、何も考えなくてもそういう選択肢が
出てくるって考えたのだけど、それってやっぱり一般的ではないのかな。。。
そんな一般的でない山Dは、21日は始発の新幹線で東京に向かう予定。なぜなら、N700系に乗る
ためです(珍しく、指定券を買うつもり)。
追記:
NCマネージメントは、過去の演奏会を編集することでした。日曜日に渡さないといけないので、
なんとか、かんとか作業。総作業時間、4時間45分。。。しんどい。これって、もうなんでも
いいので、作業に見合った何らかの対価が欲しい。それくらいのレベルの仕事。だめかなぁ。
こんなのを、近いうちにあと3回はやらないといけないと思うと憂鬱。
- 2007/7/18(水)

同志社寒梅館エントランス。好きな風景。
NCマネージのため、仕事後今出川へ。終了後、四条へ戻るも新京極まで歩くのがしんどかったので、
大正軒に行く。満席。しかたないので、錦を通って新京極へ向かうもスタンドはなぜか休み。ショック大。
腰が痛いのを我慢して来たというのに。。。空いていたヤングメンに入る。なかなか注文したものが来ない。
20分ほど待たされる。お腹がすく。頭痛もする。なんなんだ、今日は厄日か。
- 2007/7/17(火)
雨は降らないけれど、一日中どんよりとした雲に覆われた京都。山鉾巡行の前後にだいたい梅雨
があけるような気がしているのだけど、その「合図」となる”雷雨”がまだないということは、もう
少し先なんだろうかなぁ。
今日は芥川賞・直木賞の発表の日。芥川賞は決まったようなのだけど、20時現在、直木賞はまだ選考中
の様子。いつも、そんなに注目しているわけではないのだが、今回は違う。暗室で何度か紹介した本
が直木賞にノミネートされているからだ。森見登美彦著、「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店)だ。
今年の本屋大賞で2位を獲得したあと、なんと山本周五郎賞まで取ってしまったのにはたまげたが、
さらに直木賞ノミネートまで行くとは!ご本人(京都在住)もびっくりなのではないだろうか。
直木賞というのは「作家として食っていける力量がある」とお墨付きをもらうようなものなので、
まだ新人の域に近い森見氏がノミネートされるのは意外なよう気がしたのだけど、実は結構な数の
連載を抱えていることが、本人のブログからもわかった。
新刊もコンスタントに出版されているし、出版界では期待されているのだろうなぁ。
さあ、そこのあなた今のうち(今日の夜のうち)に森見登美彦の著作に手をだしておけば「直木賞と
る前から注目してたんだ〜」とひとに自慢できる(かどうかは全くもって不明)かも。今年の新潮文庫
夏の百選に選ばれている「太陽の塔」なら入手しやすいはず。もちろん「夜は短し〜」もお薦め。
「ダンスダンスダンス(下)」(読了間近)を読みながら、授賞発表を待つつもり。
この本を読んでいると作品世界にシンクロして、やたら理屈っぽくなるのだけど、これってよくない
傾向なのか?自問自答。
追記:23:00
・森見氏、直木賞は逃しました。残念。
・緊急のNCマネージが入ってしまいました。これから仕事です。。。
- 2007/7/16(月)
15:00〜アルティ声楽アンサンブル第2日目。
終了が19:30。うへー、疲れた。1時間押しになるとは。
遠方の方はもちろん、近隣の方も交流会に参加せず(当然だろうなぁ)という状況のため、
残ったのはほとんど実行委員とサポートメンバー、お手伝いをしていたBKのメンバーのみ。
大量の料理をいかに分担して食べるかということに主眼が置かれて、非常に残念だった。
サイダーなんて、二杯が限度ですよ。。。うっぷ。
中途半端なお腹のまま、夕食を食べる気にもなれず、BKメンバーは三々五々別れて帰って
いったのでありました。VoxGaudiosaのメンバーとゆっくりお話できなかったことが、
やっぱり残念。
今日の音楽について。
どの団体も、このアルティというホールで歌うことの楽しさとか、喜びがそれぞれの歌に
備わっていたような気がする。いろいろな形で、私の心や体に刺激を与えてくれる演奏ば
かりだった。ひとひとつ書くのが、ちょっとしんどいので割愛。
一番身近なVineの演奏についてだけ。少し元気がなかったように感じたのはベースが
少なかったせいなんだろうか。でも、心の一番深いところにある、普段は絶対動くこと
のない感情のふた・重しを、優しくぐらぐらと揺らすのは、やっぱりVineの歌声なんだ
と再認識したように思う。よく聞いているから、その分だけ染みこみやすくなっている
のかもしれないけれど。
あ、もうひとつ。VoxGaudiosaの男声、口を開いて一声だすだけで倍音がなっていて、
びっくりした。あんな風な響きのある声を目指したいな。
風呂につかって、ゆっくり寝ます。
- 2007/7/15(日)
15:00〜アルティ声楽アンサンブル第1日目。
18:30〜交流会
19:30〜出演団体の小田原少年少女合唱隊のみんなを祇園祭に案内。
22:00、宿舎に到着。案内完了。
22:30、帰宅。
いつものこの時期だと、わりと蒸し蒸ししているのだけれど、台風の過ぎた後で風が涼しく
すごしやすかった。移動手段が徒歩しかないので、朝から疲れている子供達をたくさん歩か
せてしまって、反省。ひとりしんどくなってしまった子がいて、自分も彼女達の年頃だったら、
まっさきにしんどくなっていたことであろうことを思うと、しんどさがわかるだけに、申し訳
なかった。
ひとをどこかに案内するというのは、本当に配慮がいることで、来年もどこかの合唱団を案内
する機会があれば、今回の経験をふまえて、もうちょっと戦略を練らないといけないなぁと思
うのでありました。
あ、演奏のことちっとも書いていない。ひとことだけ書くと、普段耳が感じる音域以外の音が
アルティの空間を満たしていて、そのことに耳が驚いていたように思う。自分の耳の能力の限界
まで総動員して、すべての音を聞きたいと思うような瞬間がいくつかあった。
では、疲れましたので、おやすみなさい。
よく考えると、アテンドを担当した4人は夕飯食べてなかったなあ。
- 2007/7/14(土)

夏コミ本製作中。
20インチワイドの液晶ディスプレイを買ってきました。近頃はディスプレイも信じられないくらい安い
のでした。右端の黒いのがそう。MacBookからminiDVI-DVI変換ケーブルを通じて接続し、デュアルモ
ニターにしている。解像度は1440x1050で、さすがにこれくらい広いと非常に作業がしやすいし、製作
している本も実物大で表示できる。このメリットは大きい。素材やテキストはMacBookのディスプレイ
で表示。
今日は考えていた判型で、写真と解説のレイアウトの仮決めまで行った。どういう本にするのかイメー
ジがだんだんと固まってきたのだけど、ちょっと「東京漂泊」という”地域性+紀行的なもの”から外れ
る形になってしまいそうなので、やや考え直さないといけない。やはり今回も文章で苦しみそうな予感
がする。デッドラインを8月10日に設定。夏季休暇に入る前に完了する計算。。。
午後、NCの曲を自宅で練習。いざ、出発の段になって「また今日も怒鳴られて、バカにされて、疲労困憊
するために行くのか。。。」とやたらネガティブな考えにとりつかれてしまう。うじうじしているうちに、
風雨が強くなってきたので、いよいよ行く気力がなくなってしまった。だめだなぁ、そうならないために
練習してるのに。でも、趣味でやっていることに過度のストレスを感じるのは、ちょっと間違っているよ
うな気がしないでもない。
- 2007/7/13(金)
BK練習、18:45-21:00。
BK食事、21:30-23:00。男6人でイタ飯屋というのはどうかと思う、というのが6人の一致した意見。
でも、ゆったりとした気持ちの良い食事時間だったのは認めざるをえない。いや、素直においしかっ
たと書こう。われわれの直後にやってきた客も、男3人連れだった。。。
ハーモニー(合唱連盟の機関誌)夏号に、第8回世界合唱シンポジウム参加の要項が出ていた。期間は
2008年7月19日から26日までで、場所はデンマークはコペンハーゲン!うーん、2005年に京都であの
シンポジウムの雰囲気を味わってしまうと、無性に行きたくなる(行けるかどうかは別として)。記事
を読んでいて驚いたのが、日本からのツアー代金。全11日間の航空運賃、宿泊、シンポジウム参加費な
どが全部こみで、34万円也(関西発)。どうです?ちょっと考えるとかなり破格な値段ではないかと。
だってシンポジウム参加費が全日程登録の早期割引でも550ユーロ(90000円弱)もする。夏のハイシー
ズンのヨーロッパへの往復航空運賃を考えてみると、妥当どころかずいぶん安いのでは。もっとも、来年
の今頃にユーロがどれだけ高くなっているかを考えると、これで確定とはいかないだろうなぁ。
セレクションした写真をスライドショーで見ていく。じょじょにインスピレーションが湧いてくるのを
感じる。見せ方が浮かぶ。構成が浮かぶ。足りないショットが浮かぶ。でも、まだだ。まだ、もう少し。
- 2007/7/12(木)
ようやく、肩の凝りと顎関節の痛みがとれてきました。
今日買ってきた本:
「F.S.S.DESINGNS 2 ADDLER:JUNO」、永野護著、角川書店刊。2800円。
F.S.S.という漫画の副読本。というより、百科事典みたいなもの。以前、DESIGNS1を紹介した。
これほど膨大なバックグラウンドを持つ漫画は他になく、それゆえに読む人を選んでしまう。物語
の世界観の説明が物語中ですべて完結していないと気が済まない気質の人には薦められない。たぶん、
読んでいると???が頭のなかにたまってきてストレスを感じるから。この漫画はひとつの宇宙と、
歴史がまるごと設定としてすでに存在し、そのなかで起こっているごくごく一部分が「漫画」として
示されているにすぎない(強固な世界感の上に成り立っている例として、ほかに攻殻機動隊、ジオブ
リーダーズがあげられると思う)。しかし、人を突き放していながら、人を惹きつけて止まない漫画
であることは確かで、決して漫画の原点であるエンターテイメント性を消失しているわけではない、
ということは、はっきりと述べておきたい。
- 2007/7/11(水)
二週続けてスタンドに行かなかったのは、初めてかもしれない。顎が治っていたら、久しぶりに週末
に行ってみようと思う。
電車のなかで、「ダンスダンスダンス(下)」を読む。落ち着くような、落ち着かないような不思議
なこころ持ちになる。主人公の「僕」はちょっと分析的すぎて、冷静すぎるんじゃないか、と思う。
でも意外と現実にいなさそうで、「僕」のような心理や、「ユキ」のような心を持っている人はいる
んじゃないだろうか。会話の合間に「高度資本主義社会」って呟くことはないにしても、その声にな
らないつぶやきは耳を澄ますときこえるような気がする。
どうでしょうリターンズに変わって始まった、「どうでしょうクラシック」を見てから寝ます。
大泉さん、えらく若い…。
ん、よく考えると週末の四条通りは祇園祭でえらいことになっているはず。スタンドに行くのに
一苦労かもしれない。そもそも、自分の家に帰ることすら困難になるのだ(室町通を四条から、
南下することは100%不可能。むろん、北上することも不可能。)週末だけ、どこかに疎開した方
が賢明かもしれないなぁ。
- 2007/7/10(火)
今日の健康

今日の夕飯

きょうは「べつやくメソッド」で書いてみた。べつやくメソッドの元ネタはAppleのCMで、旅行の思い出を
Macならかっこよくおしゃれに表現できるが、PCだと円グラフになってしまうというもの。しかし、円グラフ
の方がじつは面白いのではないか?とイラストレーターのべつやくれいさんは考えた。それが、この記事。
この記事の発表以降、ほうぼうで円グラフを作成するソフトが公開され、この手法を「べつやくメソッド」と
呼び習わすようになったらしい。というか、それほど人口に膾炙しているかどうかは、じつのところ不明。
みなさんも試してみて、面白いのができたらHPや、ブログに貼ってみよう。
私が使ったのはこちら。
- 2007/7/9(月)
ユニク○に入社する夢を見た。配属先で新人が自己紹介をし、その内容によってどの先輩の下につくかが
決まる様子。わたしの直前の女性がブルースハープを吹き出したので、あ、そうだ合唱経験者っていうと
必ず歌え〜と言われるので、だったら校歌でも歌うかと思う。それも他校(W大学)のを歌いはじめて、
受けをとってから自校のを歌うという二段構え。ところが!ブルースハープを吹き終えた後にその女性は
カレソ○(私の自校の校歌)を歌い始めたではないか。まさか同じ学校とは。やけくそになって、私も一緒
に歌うことにした。しかも出身者がわらわら集まってくる。最後はご丁寧にエールまでやる羽目に。心の中
で、んー、このあとどんな自己紹介すればいいんだ?と思ったところで、終了。
昨日、久しぶりにカ○ソンを、演奏会で聞いたからだろう。フリューゲルの歌う混声版を聞いて「低いなー」
と思ってしまったあたり、つくづくグリーの業の深さ(?)を思い知ったのだった(混声版の調はF-dur、
男声版はG-dur)。
顎関節炎続く。やはり食事がネックで、今日は朝:食パン、昼:そば、夜:スープ+ご飯で乗り切った。
お腹がすくのだが、いたしかたない。これまで頭痛薬が割ときいたのだけれど、きかなくなってきたの
で飲まないことにする。胃にも悪いし。
CS3の話。Photoshop、Illustrator共に起動時間は7秒。Intelネイティブになったことで、5倍近く
早くなっている。まあ、本作りの場合、それほど重い処理はしないのだけど。後、Bridgeのインター
フェースがかなり洗練されて、見た目も使いやすさも向上したように思う。いじっていると楽しい。本
をつくるぞーという気分になってくる。頑張ろう。
- 2007/7/8(日)
同志社コールフリューゲル・サマーコンサート(@同志社大学寒梅館ハーディーホール)を聞きに行く。
第3ステージの合唱劇「どんぐりと山猫」(原作:宮沢賢治、作曲:萩京子)がメイン。
感想の初稿はBKのMLに書いたのだけれど、暗室用に書き起こすのが今ちょっとしんどいので、後日
再度まとめます。なぜ、しんどいかというと、朝からずっと顎関節炎の痛みがとれないから。いてて。
昨日のNC練習は歌詞読みが多かったからなぁ。
寝違い以来、どうも身体のあちこちの調子がおかくて、まいっているのでした。
- 2007/7/7(金)
NC練習、17:45-21:15。ベースが下手すぎて悲しくなる。
必死さがない。集中力がない。責任感がない。だから、楽しくない。
七夕。七夕らしいことは何もしていませんが。最近の子供は「笹の葉さーらさらー、のきばにゆれるー」
とか歌ったりするのだろうか。今日は曇り空。
コンビニでかっぱえびせんを見つける。ポテトチップスは普通にあるのに、かっぱえびせんは珍しい。
海洋深層水でつくった塩を使った期間限定商品だかららしい。普段、常置されないのはなんでなんだろう。
海老は苦手だけど、えびせんは食べられる山Dだった(全然別物じゃないかという意見もある)。
昨日、今日とR.O.D.(READ OR DIE)をOVA,TVシリーズと見返している。本好きの部屋、行動はやはり
似るものなんだなと改めて実感。アニメーションの世界の出来事に、強烈なシンパシーを感じる。自分で
もおかしいくらい。秋葉原より神保町の方が好き。
CS3のアップグレードパッケージが届いたので、これからインストールします。
さて、どれくらい速くなってるんだろうか。楽しみ。
- 2007/7/6(金)
BK練習、19:00-21:00。
BK宴会、21:30-23:10。
夜、ずいぶんと涼しい。久しぶりにBK宴会に参加@ろぐ。人数は少なかったけれど、なんだか充実した
宴会だった。よく食べて、よく飲んで、よく話した。これくらいの人数だとみんなの声が届くからいい。
帰りに食パンと牛乳1リットルと、スプライトを買う。急に飲みたくなったのだ。
どれどれ、ん?あー、これZERO SUGARって書いてあるじゃないか!しまった。山Dの味覚は子供並なの
で砂糖がないとだめなのだ。ごくごく、あれ?おいしい。ちょっと、甘いような気もする。ヨーロッパ
とかで売っているまずーい炭酸水とは違う感じだ。砂糖は入っていないけれど、甘味料は入ってるのか
もしれない。ともかく飲めてよかった。そういえば、高校のころ合唱団で「のどに悪いから炭酸はダメ」
っていわれたなぁ。あれって根拠あったのだろうか…。
缶のなかでパチパチはじける炭酸の音が聞こえる。静かな夜。
- 2007/7/5(木)
19:00-20:30、NC音源を編集。
20:30-22:00、夏コミ本準備。
そろそろ本づくりのことを意識しはじめる。写真のセレクトをしないことにはイメージがわかないので
DVDに保存していた素材をぱらぱらと見る。ストックしているのは2002年ごろからのもので、古いもの
だと5年は経つのだ。あ、こんな写真撮ってたんやーというものもあるのだけど、連続して見ていくと、
そのときの天気、気温、どういうルートで行ったのか、どこで迷ったのか、どんな心持ちだったのかと
いうことがつぎつぎと脳裏に蘇ってくるから不思議。思い出すのはいいことばかりじゃないけれど、
写真ってやっぱりいいものだと、なんだかしみじみしてしまった。時折混じる、自分を写した写真を見
ると、ずいぶん顔変わったなーと思う(笑)。時間があれば、今の視点で撮り直してみたいなと思う建
築も少なくないので、7/21-22の東京行き、ちょっと早めに行こうか。今回のタイトルは「東京漂泊」。
表題(テーマ)にあった本に仕上げられるかなぁ。
- 2007/7/4(水)
業務で使用することになる新しいプログラミング言語について座学の研修を受ける。講師はメーカーのトレ
ーニング課所属の方なので、眠くなったりしない。インタラプトがないので、集中できる。たまにはこうい
う環境で業務がしたいなぁ。あしたも続きの研修。早起き早起き。ひとつだけ難がある。新しい言語は複雑
すぎるのだった。んー、こんがらがってきた。
仕事後、NCマネージの関係で今出川へ。雨も降っていて、研修疲れもあったので地下鉄に乗る前に目につい
たCocoイチで夕食。ごめん!スタンド。トマトとアスパラのカレーは辛さが酸っぱさで中和されて食べや
すい。600円という値段もグッド。今出川のCocoイチ、かなり照明暗いので改装した方がいいなー、などと
思う(同じ暗さでも、蛍光灯のそれと電球色のそれとでは雰囲気が違ってみえる)。
外国人客が注文の際に「Ah,hoo,n〜mild」と言ったら店員が「甘口ですね」と返答していた。なるほど、
甘口は”mild”なんだ。これって、日本酒の甘口、辛口だと、どういう表現になるんだろう?味覚の表現と
いうのは言語比較すると面白そうな気がする。別の言語に置き換えることで、日本語の表現方法を探ること
ができるからだ。なぜ、砂糖の味と、カレーの味と、お酒の味に共通して「甘」が使われるのか?日本語の
「甘」が含包するものが見えるような気がする。
- 2007/7/3(火)
TVをつけたら、ビリーが東京の女子高校生(200人くらい)とブートキャンプをやっていた。で、日本語
吹き替えを、ちゃんとCMと同じ小杉十郎太があてていたのが、私的にちょっとツボに入りました。例えば
ブートキャンプの宣伝をラジオでやるとなったら、小杉氏が「やあ、俺はビリー・ブランクス」と言う訳
で、そこにビリー自身の姿や声がなくても誰も変に思わないだろうと思う。それくらい、ぴったりはまっ
てしまっている。同じような例は他にもあって、小山力也がERでジョージクルーニーの声をあてていたと
き、やはりラジオで「こんにちはジョージクルーニーです。私の最新主演作〜」と番宣をやっていたこと
がある。まぁ、これに関してはラジオパーソナリティーのキヨピー(谷口キヨコ)がCM明けに「クルーニ
ー(本人と)ちゃうやん!」と絶妙なつっこみを入れていたけれど(ERを見ていた人以外には、当時はま
だ伝わりにくかった)。

お皿つきライトwithサッカーマット(諸事情により横向け。すいません。)
今日の夜、届いたのだけれどスタンド以外におまけがついていた。サッカーマットといって、このスタンド
を発売している±0(プラマイゼロ)が売っているものの非売品版。サッカーの競技場をイメージしたマット
で、人工芝のうえにコーナーラインや、ペナルティエリアラインが引かれている。人工芝というと、DIYショ
ップで売られているビニールのやつが思う浮かぶと思うが、どうもこれは違うみたい。毛足がすごく短くて、
素足で踏んでも痛くない、どころか独特の感触が気持ちいいとすら思える。説明書によると、実際の競技場
で使われている専用の人工芝らしい。へぇー。円形で直径48cmもある。商品のラインナップにあってもおか
しくないと思うのだけど、いいのか?本当にもらっちゃって。
もらったはいいけれど、これ完全にインテリア用品だな。なにか、いい使い道があるだろうか。。。
あ、そうだ。ブートキャンプをやるときのホームポジションにすればいいんだ。人一人立つのちょうどいい
大きさだもの。
さて、では枕元にスタンドをおいて、就寝前の読書を楽しみます。
(もうすぐ、ダンス・ダンス・ダンス(上)を読了…)
- 2007/7/2(月)
昨日はちゃんと水無月を食べた。一人で3個。冷やして食べると非常においしい。冷やして食べる
というと、思い浮かぶのがわらびもち。それから鮎の形をしたお餅に、竹筒に入った水ようかん。
夏はやっぱり和菓子がおいしい。私は和菓子派なのだ。
和菓子の鮎にはこれといった呼び名がない(店ごとに違う)ので、「鮎食べたい」というと本物の
鮎と間違えられる。(豆知識:この季節、魚の鮎は京都の貴船あたりで食べるとべらぼうに高い)
なんとかこの夏は夏バテしないように乗り切りたいものだなぁと思う今日この頃。
水無月効果(夏の無病息災を祈って食べるお菓子のため)があることを祈る。
それにしても、寝違いの痛みがまだひかないのには困る。ブートキャンプの続きができないじゃないか。。
- 2007/7/1(日)
今日から祇園祭。観光で楽しめる行事はまだ先だけど。あ、そういえば昨日水無月を食べるの忘れていた。
あとで大丸に買いに行こう。
昼から、どこかの合唱団の演奏会を聴きに行こうかと思って自転車で出かけたら雨。すぐに引き返して、
自転車を部屋にしまった。なんとなく演奏会を聞く気分ではなくなった(最近、こんなの多いなぁ)ので
歩いていける範囲を散歩する。寺町のヤングメンで、ヤングメンランチ。四条界隈はものすごく人が多い。
何か行事があるのかっていうくらいで、ヤングメンですら表に行列が出来ていた。
ひとごみを避けるため、RANDOM WALKに避難。入るとひんやりとした空気とともに、独特の匂いが鼻をく
すぐる。途端に、落ち着いた気持ちになってくる。そう、これは紙の匂い。正確には洋書の匂い。雑誌に
しても、ペーパーバックにしても、日本の書籍のそれと比べてあきらかに「違うモノ」であることを主張
しているかのように思える。でも、不快じゃないんだな。
今日買った本:

"HARRY the Dirty Dog",by Gene Zion,Pictures by Margaret Bloy Graham. pub. by HarperFestival.
(US $6.99/ $8.99 CAN)、洋販価格1449円。
子供のころ読んだ(そして、今も実家にある)「どろんこハリー」の原著。とても懐かしくて買ってしまった。
日本語版の大きな判型とは違って、これはハンドブックサイズで、ボール紙製の分厚い装丁。そういえば、
子供向けの本ってやたら頑丈にできている。表紙には"50th Anniversary Edition"とある。半世紀!
近頃、ロングテール商品という言葉が経済誌でよく取り上げられるけれど、絵本ぐらい息の長いものはないん
じゃないだろうか。日本の絵本でも平気で「第100刷」とか奥付に書かれているのもある。
今、出版されている普通の書籍のうち、どれくらいが50年後も刷り続けられ、読み継がれているだろうかと思う。
たぶん、「どろんこハリー」は50年たったら"100th Anniversary Edition"が出ているに違いない。
そんなことを考えていると、どうでしょう班の嬉野Dの言葉を思い出した。
「僕らは新しいことをやらないから、古くならない」。
それにしても、原著のタイトルが"the Dirty Dog"とは。愛嬌も何もあったもんじゃない(笑)。英語って
ときどき身も蓋もない表現をするって思いませんか?映画「ダーティーハリー」の原語版タイトルって言っても
通じそう。「どろんこハリー」と訳してくれた訳者の渡辺茂男氏(2006年逝去)に感謝しないといけないと思う
のでありました。
テニスの話(つづき)
杉山・シャラポア戦のあと、ちょっとだけ森上・Vウィリアムズ戦を見た。うーん、なんてクールなんだ森上選手。
1セット目は2-6で負けたのに、どこを取ってみても森上ペースの試合に思えた。V.ウィリアムズはシャラポアに
比べると荒いなぁ…。
- 2007/6/30(土)
寝違いの影響で肩こりがひどいため、NC練習を休ませてもらう。頭痛少々あり。マッサージに行く。
ベースのみんなが発声から来てくれるのならいいのだけど、毎回ベース1、2人でスタートするのが
続くと、気分的に萎えてくる。今は耐え時なんだろうか。
読書用に使っていた電気スタンドのコードが断線。修理が難しいため、買い換えることにする。
部屋でじっくり本を読む時間はじつはあまりないが、読むときは薄明かりで読みたいのだ。
 
お皿つきライト(デザイン:深沢直人)
枕元において、時計やメガネを入れおけるのが良いです。
早く届かないものか。
杉山VSシャラポア。6回もブレークポイントが続くと、息をするのを忘れそうになる。
サービスエースばっかりの男子よりも、技と技の応酬が見える女子の方が面白い。
第1セット、3-6で杉山の負け。
頑張れ、杉山。いやぁ、でもシャラポア要所要所でうまいんだわ…。
あ、第2セット、第1試合は杉山がラブゲームでブレークした。すごいすごい。
このままだと、最後まで見てしまう。どうしよ。眠い。
第2セット、3-6で負けてしまいました。残念。
寝ます。
- 2007/6/29(金)
仕事でBK練習行かれず。
週末の夜、ぐだぐだと夜更かししないで、たまには早く寝ようと思う。
映画、見に行きたいナァ。
- 2007/6/28(木)
宝くじ当選、100円。んー、10枚買って一枚だけでも当たると、なんとなくもう一回買ってみようかなー
などと思う。100円というのは、下一桁の数字があっている場合の当選金なので、確率としては高いので
あるが、10枚バラで買ったときに、均等に0〜9の10の番号が入っているとは限らない。とするとそれほ
ど高率というわけでもないか、と思ってパラパラ券をめくっていって気づいた。下一桁、10個の数字が
そろっているではないか。むむむ。これは、偶然ではないだろうな。「10枚バラのセット」は、下一桁
がすべてそろっているのだ。枚数の間違いがない、というのが理由だと思うけれど、これはつまり1000円
買うと絶対100円は当たるようになっている、ということでもある。なんだ、不覚にも100円で喜んでしま
ったじゃないか。
100円換金しにいったついでに、そのお金で今度はナンバーズに挑戦するかなぁ…。
注:当選しても公表しないとか言ってましたが、むろん1等のことです。思えば、大それたことを考えて
いたものです。
寝違い痛の様子:まだ痛し。でも、もう少し。
- 2007/6/27(水)
肩・首・背中の痛みは相変わらず。仕事中、時折我慢できずにびくびくっとなる。とほほ。はよ治ってくれ〜。
いつものようにスタンドに行くと、友人がひとりで飲んでいた。偶然。いつもなら、友人はこの時間は用事
があって京都にはいないはずなのに、今日はたまたま。しばらく一緒に飲んで(いや私は食べてた)、あれ
これ話す。主な話題はブートキャンプ(笑)。あ、そうそう、ここでは書いてなかった。以前、あることを
始めたというのは、ブートキャンプのことなのでした。まだ1巻と4巻しかやっていないと話すと、「何で
そんなずるするんや〜」と怒られた。ほかにもいろいろ怒られる(?)。しかってくれる友がいることは、
とてもありがたいことだと思うのだった。
今日買った本:
「謎の彼女X」2巻、植芝理一著、アフタヌーンKC。562円。
「BLOOD ALONE」4巻、高野真之著、電撃コミックス。550円。
「新世紀エヴァンゲリオン」、11巻、貞本義行著、角川コミックスA。540円。
今日は漫画ばかり三冊。どれもいつ出るか?いつ出るか!と待っていたものばかりなので、いっぺんに手に
することができて嬉しい。寝違いの痛みも緩和されようってもの。
- 2007/6/26(火)
きのうから、断続的にハーボットへのアクセスに異常が起きているようで、なかなかページが表示されない
現象が続いている。こういうときは、ブラウザの×ボタンを押して読み込みを中断すればテキストの情報は
表示されるようなので、事態に遭遇したら試してみて下さい。
html中に条件分岐を書いて、何秒以内にロードできなければ自動で中断する、というようなことができれば
いいのだけれど。
寝違いによる首・肩の痛みはまだ続いている。患部をあたためてはいけないので、風呂にも入れないし、
新たに凝った部分をマッサージすることもできないのがつらい。こうやって傷めてみると、普段首だけを動か
している日常動作が結構多いことに気づく(なぜなら、痛みを感じる=首が動いている、だから)。これは身
体の他の部分についてもいえるだろう。普段、深爪が多い私だけれど、深爪しすぎると握力や、打鍵力が明ら
かに落ちる。そんなに重要なことじゃないと思っている部分ほど、怪我をすると、歩いたり、手を動かすの支
障を来すことになる。まぁ首は重要だけど、ここまで不便になるとは思わなかった。
そう思うと逆に、身体を自由自在に動かせている時というのは、驚くほど特別なことに思える。ほんの少しの
故障もないということだからだ。傷める可能性のある箇所は無数にあるというのに。何も起きない普通の日常
生活行動というのは、じつはとても危ない橋を渡っているか、強靱な運に守られているのか、どちらかなんだ
ろうと思う。
- 2007/6/25(月)
寝違えました。朝、目が覚めたら寝返りができない、起き上がることもできない(首を支える部分に痛み
が走る)有様でして。実家で受けた診断は「寝違いランク最高級の軽い版」とのこと。鍼、皮内鍼、湿布で
ただいま治療中。けっこうきついです。。。横になります。
- 2007/6/24(日)
雨。買い物で外に出たときに、近畿宝くじを買う。1枚100円、1等は1000万円。もう一種類1枚200円
のも売っていて、こちらは1等1億円!発売金額2倍でこの違いはいったい。。。1000円だけ買おうと
思ったのだけど、どちらを選ぶべきか考えて、枚数の多い100円を買うことに。小心者かなぁ。なお、
万一当選しても公表しません(^^;
雨。某大学合唱団の演奏会に行くかどうか迷って、結局行かず。なんとなく演奏会を集中して聞ける気分
ではなかったから。しんどいとか、嫌なことがあったわけじゃなくて、どうもたまたま今現在、感覚の受
容体のバッファがいっぱいで、これ以上新しい情報を受け付けられない、そういう状態だったのだ。7月
は自身の演奏会も含めて、合唱の演奏を聴く機会が異常に多い。全部聞けるか、ちょっと心配だ。
- 2007/6/23(土)
NC練習、18:00-21:15。
昼、難波へ。久方ぶりのジュンク堂難波店にて、1時間ほど散策を楽しむ。良き哉、良き哉。
今日買った本:

「工場萌え」、石井哲・写真、大山顕・文、東京書籍刊。1900円。
・工場を見るとわくわくする。
・コンビナートを見るとときめく。
・パイプが好き。かっこいい配管を見るときゅんとする。
・ガスタンクも好き。
・鉄塔も好き。
・煙突も好き。
・団地も好き。
(帯の惹句より)
以上の諸症状にあてはまる方に購読をお薦めしたい、工場の「グラビア写真」と工場鑑賞ガイドを収めた本。
著者による前書き『「そうだ、そういえば自分は工場の風景が好きだった」と気づいてほしい。』『ぼくは工場
の風景をおもしろがってもいいんだ、という雰囲気を作りたかった。』という言葉が印象的で、好きなものに
対するある意味真摯ともいえる姿勢が共感を呼ぶ。
自分はこれが好き、これが嫌いと、言葉で規定しまう前にまずは自分の目で見て、感じることを大事にしたい。
それは「工場の風景」に限らないと思う。
- 2007/6/22(金)
BK練習、19:30-21:00
演奏が終わったらすぐに駅に行かないといけないので、タクシーを呼んでおいて、と指揮者に
言われてタクシー会社に電話する。私もその演奏には出演するのだが、なぜか柄物のYシャツを
着たままで、しかも靴が楽屋にないので焦る。。。という夢を見た。夢のなかまでマネージメン
トかぁ。

BOSE on-ear headphones(TriPort OE)
実は1ヶ月くらい前に買ったのだけれど、エージング(音慣らし)に十分な時間をかけるまでは
紹介しないでおこうと思っていた。結論から言うと、非常に良いヘッドフォンである。クリアな
音かつ、艶があり、聞いていて疲れない音づくりだと思う。低音の出方も妙な強調はなく中音域
からの自然なつながりを感じる。聴き始めは、クラシックやインストゥルメンタルなど向きかな
あと思っていたが、時間をかけることで中音域も出始めてポップスなどを聴いていても違和感が
なくなった。音以外の特徴として、「耳に置く」形をしている。これだと耳を覆うタイプよりも
圧迫感が少ないので疲れにくい。また予想以上に密着するため遮音性が高い。電車のなかでも合
唱曲のようなダイナミックレンジの高い曲を聞いても、十分細部まで聞き取れる。また逆に外部
への音漏れがほとんどない。まさに移動中に使うのにぴったりで、NCの練習前の阪急電車で重宝
している。
阪急京都店で、Quiet Comfort3と聞き比べてみたのだけど、割と静かな場所だったので、はっ
きりとした有意差は感じなかった。むしろQC3の半額以下で、この音ならばこちらの方がお得感
は高いと個人的には思う。なお、直販で買うよりも阪急(BOSEの直営ショップ)の方が若干安か
ったような(同じ直営ショップが伊勢丹京都店にもあるらしいが、価格差があるかどうかは不明)。
勘違いだったらすみません。
今日は飲まずに帰宅。毎週飲んでたら(いや、飲んでないけど)体と財布に響くので。
- 2007/6/21(木)

ゆずレモン。ママレモンではない。
きのう食べたシャーベット、ゆずレモン。おいしかったです。パッケージデザイン、特にフォントの
選択がいいと思う。文字数が多いのに、うるさくなく絶妙のバランスで組み合わさっている。タイポ
グラフィー好きにはちょっとたまりませぬ。製造元はこちら。ほかにもいろいろ種類があるみたいやねー。
こういう風にして、山Dの部屋に箱とかパッケージが増殖していくのであった。。。
- 2007/6/20(水)
今日は、京都駅経由で帰宅したため、スタンドでの夕食はなし。京都駅から向かった先はアバン
ティにあるソフマップ。
Adobe Creative Suite 2(以下CS2)
を買うためである。CS2の次期バージョン、CS3の発売が22日なのでそれまでにCS2を買っておく
必要があった。なぜならCS2からはCS3に無償バージョンアップできるから。無償バージョンアップ
の何が嬉しいかというと、CS3を新規に買うよりもCS2の方が5万円弱安いという点(ソフトウェアの
価格体系というのは、本当に「目分量」なんじゃないかと思うよねぇ)。
これを見越しているユーザーは多いようで、CS2の在庫はほとんどないありさま。私が買おうとして
いる隣でも、CS2のPremiumを買おうとしている人がいたのだけど売り切れ。で、私の方のStandard版
の方も、問い合わせてから10分近く待たされた。倉庫の奥の方まで探しにいっていたような感じ。何
はともあれ在庫があってほっとする。財布には非常ーーーーに、厳しいのであるが。まぁ、これも自分
への投資といえなくもない。
これで、いよいよ夏コミ本に向けて始動。1ヶ月で最低限のことをマスターせねば!
- 2007/6/19(火)
疲れ目が続く。仕事で作っているシステムのチェックリストを作るため、エクセルに細々とした
文字を入力しているのだけれど、これがどうも目によくないみたい。エクセルの背景は基本的に
白なのでまぶしいのだ。対して、プログラミングをやっているときは、ターミナルソフトの設定
をいじって、背景は濃いめの紺に、文字色はやや灰色にしているので、見ているだけで疲れると
いうことはない。背景色をデフォルトの白のままにしているプログラマーがいたら、もぐりか新
人だと思っていいと思う。
帰宅するとき、夕日が沈んだ直後でまだ少しだけ夕焼け空が残っていた。すきな風景。こういう
景色が窓から見えたら目も安らぐんだろうなぁ、と思う。うちの職場には窓がないのだった(泣)
- 2007/6/18(月)
ちょっと目が疲れている(奥の方が痛い)ので更新休みます。体調は悪くないです。
関係ないですが、思いのほか9坪ハウスが気になっています。
- 2007/6/17(日)
くもりがちだが、いい天気なので、モールトンに乗って北上する。寺町〜下鴨中通りを通って、
北山通りに至る。ふと気がつくと、宝ヶ池運動公園の脇のきつね坂にさしかかっていた。ここは
岩倉につづく急勾配、急カーブの難所だったのが、道路改造工事で一部を高架にしてゆるやかな
道路に生まれ変わった。たしか去年のことだ。そのとき、旧道はそのまま残されて自転車道にす
る計画であった。開通当初に訪れると旧道はまだ未整備だったのだが、見るときれいな舗装にな
っている。よし、と思って登り始めた。しかし、もともと車ですらきついところ。自転車ではも
ときつい。何のためにのぼってるんだ?と思わないでもない。のぼりきってどうするかというあ
てもなかった。なので一般道に合流する地点にたどりつくなり、Uターンして一気に駆け下りた。
そうそう、これがしたかったのかもしれない。ウォータースライダーを滑るために階段を上って
いく子供のようであった。
その後松ヶ崎を経て、高野泉町へ。9年前に販売実習でお世話になった電器店へ顔を出した。毎年
この時期に実習生がくるので、差し入れ(アイスクリーム。屋外作業のあとのアイスはうまい)を
もっていくことにしている。社長の奥さんと2時間ほどあれこれ話しをする。いつもなら、外回り
のみんなが作業を終えて帰ってくる頃合いなのだが、きょうは忙しいらしい。実習生は25日から来
るという。途中ひとりだけ帰ってきた社長と奥さんに見送られて、店をあとにする。
そのまま一乗寺のけいぶん社へ。1時間ほど過ごす。
今日買った本@けいぶん社:
・「9坪ハウス 小さな家で大きな暮らし」、荻原百合+9坪ハウスオーナーズ倶楽部著。
河出書房新社刊。2200円。
9坪ハウスとは3間×3間の正方形の平面プランをもつ住宅のこと。もともとは1952年に建築家の
増沢洵氏が自邸として建てたものがルーツで、それを同じ大きさで2002年に”リメイク”したもの。
発表当初、そのシンプルな構造と狭さを感じさせない空間にとても驚いた記憶がある。狭小住宅の
ブーム(?)の走りだったように思う。しかし、それが一過性のものとならずに、なんと同じ規格
の9坪ハウスがあちらにも、こちらにもできていたとは、この本を見るまで全然しらなかった。同
じといっても、建て売り住宅やマンションのように寸分違わず同じものではなくて、基本ルールが
あって(3x3であること、丸柱を使うこと3坪の吹き抜けがあることなど)その範囲で家族にあ
わせてデザインされているらしい。。。。この住宅のことを口で説明してもたぶんうまく伝わらない。
興味がある方はココを見てもらいたい。
いまのマンション暮らしに不満があるわけではないが、ここまで開放的な家を見てしまうとああ
いいな、住んでみたいなと思ったりもする。何より本棚のスペースがいーっぱいとれそうな間取
りに非常に心ひかれるのであった(すでに一畳分くらいの本が棚をはみ出しているわが家)。
実現させるには、まずは宝くじを買わねばならないなぁ。
- 2007/6/16(土)
午前中、ベランダの大掃除。大量の段ボールを片付ける。物陰を作るとハトが寄ってくる原因
になるらしいので。無駄に広いベランダ(一人くらいキャンプできそうなスペース)が蘇った。
NCマネージ、16:30-18:00。総勢8人で。かつてない発送量でちょっと焦ったが、みんなで
やるとなんとかなるもんだ。単純作業であっても、そこに柔軟な有機的連携があるのを感じ
られると、なんだか嬉しくなる。。(合唱の上でも感じたいけどさ)
NC練習、18:00-21:00。歌詞をしゃべることに汲汲としすぎていたので反省。余裕がなかっ
たなぁ。ちょっと肩こり。
京都に帰ってから夕食。Cocoイチで、すき焼きカレー。肉のうま味がルーにまじって美味しい。
夏限定のトマトとアスパラのカレーも出ていたので、今度食べよう。トマトの酸っぱさを思い出
して、つばがでてきた。。。
- 2007/6/15(金)
BK練習19:45-21:00。
BK宴会21:30-23:45。
NCのマネージもあったので早く帰ろうと思ったのだが、元BK団員のNさんの突然の来訪で、
飲みに行くことになってしまった。団員に自転車を借りてひとっぱしり。NC団員のMさん宅へ
マネージ資料を届けて、すぐに宴会場へもどる。久しぶりの「くれない」。仕切りに手間どっ
ている男声達と、なにも動かない男声達。どちらに対してもちょっとだけ苛っとする。結局は
口をだしてしまう。。。最後はやっぱり集金しているし。べつにそういう役割が嫌なわけじゃ
ないけれど、「気のまわらなさ」というのは合唱をやったり、仕事をやっていくうえで「罪」
なんじゃないだろうか。そう思う今日このごろ。まぁ、楽しかったけど。
1:00より、NCマネージ継続中。
- 2007/6/14(木)
ICOCAに替えて、地下鉄・JR・阪急の改札を通ると3つの自動改札ですこしずつ反応時間が
違うことがわかる。やはり、ICカードの導入順(JR<阪急<地下鉄)に反応がよくなってい
ると感じる。JRではややもたつく感があるのに対して、最新の地下鉄の改札では歩くスピード
を全くゆるめずに通過することができる。反応距離も伸びているようで、ぴったり押しつける
必要がないので楽だ。しかし、JRでもストレスを感じるほどではない。ICカードでもっとも
反応が遅いのは会社の入出門認証である。あまりにも遅いので、定時退社日など帰宅時間が
集中するときは行列ができるありさま。あの読み取り機が駅の改札にあったら暴動がおきかね
ないと思う。いや、ほんとに。
NCマネージ、21:00-23:00。音源の編集。2年前に国立音大のアンジェリカとジョイントした
ときの曲を聴く。鳥肌が立つ。この女声の美しさと力強さは何だ??これが、心震わす声という
ものなんだな。比喩じゃなくて。沁みます。
編集のあと続けて、YKによる「シャガールと木の葉」「静かな雨の夜に」を聴く。なんて温かい
声。これもまた比喩ではなく、疲れてこわばった心を解きほぐしてくれる。歌ってばかりいると、
時々何のために、誰のために歌っているのかわからなくなることがある。そういうときは、歌う
ことをやめて、聞くことが絶対に必要なんだと思う。そうでなければ枯れてしまうだろうから。
今日のように、歌い手から聞き手にもどる時間はわりと好きだ。
余談になるが、「シャガールと木の葉」を検索すると、少なくとも東京の合唱団2つと兵庫の合唱
団によって演奏会などに取り上げられているのがわかる。直接関わったわけではないけれど、YKと
いうよく知る合唱団の初演を聞いたものとして、この曲が全国に広がっていくのをなんだか嬉しく
思うのだった。
チラシ続報:卒論で書いたよ!という方から情報をもらいました。くわしくは後日。いやー、いる
ものなんですね。驚きました。
- 2007/6/13(水)
帰宅後、すぐにNCマネージのため下鴨のHさん宅へ自転車で向かう。20分もあれば着く距離。
しかし、薄々予感していたのだが迷う。。。夜の住宅街は目印がなんにもないうえ、このあた
りは街灯もまばらなので、位置とか方向がわからなくなって非常にあせる。昼間の町だと結構
勘で移動しても「あたる」んだけどなぁ。どうにか、葵教会までたどり着ければと思っている
と見憶えのある四つ角(幅1mくらい)を見つける。で、すぐそこに教会の灯りが。あんなに
ほっとしたことはない。夜間の集会のようだ。もしあの灯りがなかったら、わからなかったか
もしれない。窓越しに感謝する。到着したのは家を出てから30分後だった。
無事にマネージを済ませて帰路につく。スタンドで遅い夕食。8時を過ぎてからスタンドに来た
のは初めてかも。ハムカツが今日もうまい。
教訓:夜の住宅街に無闇に飛び込まない。
今日の目覚め:やはり今日もすっきりした感覚。ただし5時に目が覚めたので、もう一度寝た。
やはりラブレの効果がある様子。今日も一本飲む。
チラシについて:2件の情報が寄せられました。ありがとうございます。やはり一日だけの結果
ではわからない、曜日ごとの規則性というものがある様子。不動産などは週末にあるらしい。近
くにデパートやスーパーがあるか、そうでないかによる地域性もやはりある様子。求人広告は日
曜日に多く、水曜日はパチンコ屋が多いという情報も。
最近の目:なぜかよく充血している。目薬はわりとしょっちゅう差しているのだけど。ホウ酸水
で洗った方がよいのだろうか。あ、どうせならあれをやってみたいな「アイボン」。
- 2007/6/12(火)
今日も目覚めがよい。昨日と共通している要因を考えると、いずれも前日にカゴメのラブレという
乳酸菌飲料を飲んだことである。もしかして、すごい効能があるのか?と少し期待して、きょうも
昼に売店で買って飲んでみた。注目の結果は明日発表。
朝、新聞受けに京都新聞が入っていた。取っていないのに。お試し版ということでときたま入って
いることがある。日経産業新聞だけ取り出して鞄に入れて、京都新聞は迷ったが捨てずに郵便受け
に入れたままにしておいた。帰宅後、やはり迷ったが捨てずに部屋に持ち帰った。チラシが見たく
なったからである。日経産業新聞にはそんなものははさまっていないのだ。
チラシの王道をゆくのは、やはりスーパーの特売チラシだろう。そして、それに続くのが家電量販
のチラシ、不動産のチラシ、求人広告のチラシだと思う。これは実家で見ていたときの経験則であ
る。特に私は不動産のやつを「読む」のが好きであることは以前書いたと思う。間取りを見て想像
するのが楽しいのだ。
ところが、京都新聞に挟まっていたチラシの様相は、予想していたのとずいぶん変わっていた。
・学習塾 5枚
・美容関係 4枚
・特売 4枚
・その他 4枚
なんと、特売こそ含まれていたものの、量販0、不動産0という結果だった。全17枚のうち、
3割近くを占めるのが学習塾のチラシというのは、これが世の趨勢なんだろうなぁ。美容関係の
躍進も無視できないようだ。まぁ、今回のこの1回だけでは十分な分析ではないのは確か。量販
などは週末にしか入らないという可能性もあるし。しかしなぁ、不動産が一枚もないとはなぁ。
間取り図を見たかったのに。。。
不動産のチラシは、単独で入っていることは多いのだけど。新聞購読層がターゲットではないと
いうことかな。20-30代の一人暮らしで一般紙を定期購読している人は少ないはずだから。
一般紙をお読みの皆さん、一週間、一ヶ月のチラシを分析して私に教えてください。地域性とか
もありそうで、なかなか興味深いテーマではないかと思います。人文学の卒論などにも使えそう
(無理か)。
今日のいいこと:近くのコンビニにアオハタのブルーベリージャムが復活。
今日買った本:「ダンス・ダンス・ダンス(上)」、村上春樹著、講談社文庫。648円。
- 2007/6/11(月)
一夜明けて、思ったよりも疲労感がない。前日宿泊や、自分たちの演奏、他団体の演奏、おでんなど
いろいろな要因がきいているのだろうと思う。BKではマネージメント体制が新しくなったことも、
負担が軽減された理由かもしれない。精神的な疲れが少ないのは、体にもいいのだ。
夜、ユニクロのTシャツ3枚が届く。さっそく水洗いをして干しております。いや、なかなかいいね。
しかし「仁丹」Tシャツだけれど、これ小学生が転校初日とかに着ていったら「おまえのあだ名は
”じんたん”や。きまり」ってことになりそうな気がする。それで一生呼ばれそうだ。I LOVE NYの
Tシャツだったら、「ニューヨーク」だろうか。そっちの方が子供的にはかっこいい。
さて、昨日の宿泊ホテル「ドーミーイン秋葉原」の話。ここは、ひょっとすると東京における第4の
定宿になりそうな気がしている。秋葉原の電気街の北の端にあって、秋葉原というイメージからは遠
い、わりと静かな場所にある。部屋に入って、すこし驚いたのが1.5畳ほどの畳スペースがあること。
奥のベッドのところは絨毯なんだけど。部屋のメイン照明は蛍光灯色。どちらかというと、中長期滞
在型のウィークリーマンション的な感じがして、一瞬ちょっと苦手だな、失敗したかな?と思ったの
だけど、灯りを全部電球色の間接照明だけにし、ちょっとくつろぐと慣れてきた。畳スペースは、じ
つは荷物整理に適していて、ちょっと座るにはベッドよりも落ち着く。
いいなと思ったのは、「リセッシュ」が常備されていて自由に使えたこと。汗をかくシーズンだけに
すぐにシャツをぬいで、しゅっしゅとかけた。よく見ると入り口には作り付けの傘立てがあったり、
オートでつく足元灯があったりと細かい点がよくできている。有料、無料で貸してくれるもののリスト
がちゃんとあって、とても生真面目な感じ。1階には共用のインターネット端末も2台ある。
しかし、何よりよかったのは大浴場だろう。大というほど大きくないが、小規模の和風旅館の浴室と
いっても通用するような風情のある作りで、床や天井も木製なのだ。灯りは本当に暗めに設定されて
いて、目に優しい。しかも露天風呂まである!内から露天風呂を見ると、なんだか夕暮れの後の、ま
だ完全に夜になっていない空の色が見えて、それがなんだがやっぱり落ち着く光で。これも演出かな
と思って、外に出ると屋上にあるホテルの青いネオンサインの照り返しだった。偶然、なんだろうけ
ど、あの光の加減は本当に絶妙でよかった。露天風呂で半身浴をしていると、これが本当に都心のど
真ん中なんだろうか?どっかの温泉に来てるんとちゃうやろか、と思うほどリラックスできた。
脱衣場には「コーヒー牛乳」「フルーツ牛乳」の自動販売機があるのもポイント!残念ながら売り切
れていたのだけど。
宿泊経験のある、同じドーミーインの金沢の大浴場と比べてもかなりいいと思う(部屋の雰囲気は金
沢の方が上)。
来月7月22日にNCとアンジェリカのジョイントで再び東京に行くのだけど、当初は演奏会場に近い
水道橋のドーミーインにしようとおもっていたのだけど、写真でみる限りでは水道橋も悪くないが
秋葉原に軍配があがるかも。水道橋と秋葉原は総武線で5分だし、どうしようかなー。
- 2007/6/10(日)
・第8回、北とぴあ合唱フェスティバルにBKで参加。
・東京在住の友人と少し飲んでから帰京予定。
23:54追記:
さきほど、帰宅しました。演奏は無事終了。何人か東京在住のNCメンバーが聞いてくれていたのだけど
肝心の感想を聞くのを忘れていた。わたしは目が悪いので客席に居る人をステージから、はっきりと認
識することができない。だからNCメンバーには演奏中気づかなかったのだけど、たったひとりだけあの
人や!とわかる人が聞いてくれていたのに気づいた。Wさんという新潟や東京で合唱をやっている人。
Wさんの友人がBKのソプラノにいる縁もあって、いまから数年前にはBKの演奏会に一緒に乗ったことが
ある人なのだ。古いBKメンバーなら憶えているかもしれない。以来、頻繁ではないけれどコンクールや
世界合唱シンポジウムなどで顔をあわす機会があった。Wさんがいることがわかったのは、一番前に座っ
てはったから。いつものように、にこにことした顔で演奏を聴いておられた。BKはコンクールには出ない
し、京都以外に活動の拠点はない。だから、こうやって縁もゆかりもないところで演奏するのは実はこ
わいのだ。でも、そこにたった一人でも自分達のことを知ってくれている人がいるとわかっただけで、
どれほど心強くなれることか。そのことを今日、強く思った。ありがたかった。
他団体の演奏を聞いて感じたこと、自分たちBKのありようについて思うことはいろいろある。まあ、
それについては気が向いたら書きます。新幹線のなかでは文章が出来ていたのだけれど、いまはもう
眠いので、さいごまでは書ききれないし。キーワードは「見えないところ」。
演奏終了後、東京駅へ。東京在住の同期とBKメンバーの同期と3人で、新丸ビルでおでんを食べながら
歓談。おでんだけどそこはそれ、新丸ビル価格。最終の新幹線で帰京。京都タワーは今日も白かったで
す(あたりまえか)。
では、おやすみなさい。明日は、昨日の宿泊の感想とかを書きます。
- 2007/6/9(土)
・NC@大阪府合唱祭(高槻)
・東京へ移動。ドーミーイン秋葉原宿泊予定。
- 2007/6/8(金)
BK練習、19:15-21:00。
今日は少々、力が入りすぎていたのか帰宅してから、えらく疲れていることに気づいた。しかし、
歌っている最中はわりと客観的に「あ、ここ注意せな声がつまる」「あ、浮いてる」など、自分の
注意点に気づいていたような気がする。いつもこれくらい集中力があれば。
あしたは大阪府合唱祭(@高槻現代劇場)にNCで出演。出演後、練習があるけれど次の日のBK演奏
にそなえて、その足で東京へ出発させてもらうことにする。日曜日はその日のうちに帰るので、せ
めて前日入りして体力を温存しておきたいのだ。NCの練習参加は大事。でも、私はあんまり丈夫に
できていない。そのことを自覚して歌っていかないと、倒れてしまう。この数年間、無理しすぎて
体がおかしくなる一歩手前なのだ。ずっと歌っていくためにも、ここは何を言われても自分のため
に行動したい。わがまま、なんだろうか。。。
今のBKの音楽には、NCにない輝きがある。まだちゃんと磨かれていないけれど、ようやく光はじめ
たという気がしてる。だから、日曜日は力をこめて、心をこめてラトビアの曲を歌いたい。
- 2007/6/7(木)
京都市営地下鉄がPitapaに対応したのを機に、ICOCAにICカードを統一することにした。??
よくわからないって?説明しよう。
私は日々、地下鉄五条→JR京都駅→JR長岡京という経路で出勤し、阪急長岡天神→阪急烏丸という経路で
帰宅しているのだ。つまり、地下鉄→JR→阪急を乗り継いで三角食べのごとき移動をしている。このルート
で定期券を買うとどれも一方向にしか乗らないので高くつくため、地下鉄:スルっとKANSAI、JR:SUICA、
阪急:スルっとKANSAIを使っていた。月に18日出勤する場合(月2日年休がとれたとして)、地下鉄+JR
の定期よりも安くつく。JR西日本でSUICAを使うなって声が聞こえそうだが。
SUICAを使っているのは、東京でも使えるからで、ICOCAより先に持っていたから。それはともかく、市営
地下鉄がPitapaカードを発売したときは、ちょっと迷ったのである。Pitapa一枚あれば、3路線全部にの
れるので十分に魅力的である。しかし、ちょっと気になることがあった。PitapaはSUICA区間で使えないと
いうのがひとつ。もうひとつはPitapaを利用しても、カードのポイントは付かないのである。ICOCA区間用
にチャージしてもポイントは付かない。これは損なのである。なぜならマイルがたまらないから。
カード会社のポイントは多くが、JALかANAのマイレージに変換できる。飛行機に乗らなくてもマイレージ
を獲得する人のことを陸(おか)マイラーというが、うちの母などはまさにそうで、たまったマイルで香港
にいったりしている。このマイルをためることにポイントを置きつつ、日々使いやすいカードは何か。それ
を考えると結論として、ICOCAになるのだ。まず、ICOCA自体はPitapa区間で乗れるので、上記3路線で
使うことができる。Pitapaのようにカード審査がないので入手が早くて容易という点もある。で、マイル
については、みどりの窓口でANAカードを使ってICOCAにチャージすることで獲得するのである。
ANAカードには子カードとして、ANA Pitapaカードを発行できるが、この場合チャージに本体のANAカード
が使えても(オートチャージを使うと全くポイントがつかない)、Pitapa部分にはポイントが付かないので
Pitapa区間が多いと、あまり意味がないのである。そう考えると、ICOCA+ANAカードがもっとも効率がいい。
(JALでもよい。その人の生活スタイルによって、どっちが良いかは変わる、わたしはANAがいい。)
よし、ということでICOCAに統一したのであるが、ひとつ問題がある。わたしはANAカードを持っていない!
申し込まねば。。。
追記:一番いいのはJRがマイレージサービスを始めてくれることなんだけどなぁ…。赤字ローカル線の獲得マイル
を2倍、3倍に設定すると、全国からマイラー+鉄が集まってくると思うんだけど。運賃収入がマイルの費用負担
を上回ればペイできるんだし。
- 2007/6/6(水)
昨日のTシャツ、店に行くとダントツで無くなっていました。人気あるんだ!Sサイズ1着のみしか残って
いなくて断念。帰宅してから、ユニクロのオンラインショップで他のシャツと一緒に注文することにした。
オンラインでも、取り寄せ中の表示で1週間くらいかかるらしい。まぁ仕方がない。確実に買えるとわかっ
ているところで、買えるときに買わないと欲しいものはなくなってしまうもの。
ホテルマーガリンとアオハタのブルーベリージャムが切れたので、スタンドの帰りに大丸に寄る。ジャムの
方は小瓶サイズがない。。。買うべきか、買わざるべきか。まあ、コンビニにもあるしな。と思ったのが間
違いであった。そのあと、近くのコンビニ2軒を巡ったのだが、ストロベリーはあってもブルーベリーがない。
実は、このまえ別のコンビニ二軒でも同じことがあって、そのときは気にとめていなかったのだが、ここま
でくるとコンビニから一斉にブルーベリーがなくなったのではないか?という疑惑に駆られる。これが選択
と集中というやつの結果なのか。ブルーベリー派にとっては世知辛い世の中である。
だいたいコンビニに定番の商品を求めるのは間違っているのだろう。常に同じものが置いてあるという安心感
をなげうって、24時間営業とか、すぐ近くにあるとかいう便利さを買っているわけだ。しかしなぁ、最近どう
もそれは本当に便利なのか、欲しいものが買えないことは、本当に客の方向を向いた商売になっているのか?
と思うようになってきた。食料品はフレスコとかに乗り換えようっかなー。
- 2007/6/5(火)
特にこだわりがあるわけではないけれど、夏場は帰宅するとTシャツに着替える。寝るときもTシャツの
まま。無地のものよりかは、多少ワンポイントが入っていたり、絵柄が入っているのがいい。値段がそ
んなに高いわけではないし、数が多くても困ることもないので、気に入ったものがあったら最近はよく
買うようになった。カエル屋ケロリン堂で買ったケロンTシャツ、コミケで買ったLittlewitch Desingの
チェス盤Tシャツ、ユニクロで買った企業コラボのTBSラジオTシャツなどが、お気に入り。
今日、ユニクロのページを見ていたら伝統企業コラボシリーズというのがあって、そのなかでも、コレ↓

がちょっと気になった。明日、スタンドで食事する前に新京極のユニクロに行ってみようと思う。
売っているといいな。
- 2007/6/4(月)
コミックマーケット72、当選しました。
8月19日(日)西ほ-06a「山Dの電波暗室」で参加いたします。
頒布物:既刊「近代建築探訪京都遊学」、新刊(予定)「近代建築探訪東京漂泊」。
さて、ようやくIntel版ネイティブのAdobe CS3が発表になったので、ぜひともIn Designを使って
レイアウト作業の負担を軽減していきたいと思う。やはり、Photoshopで文字を扱うのには限界を感
じていたので。しかし、日本語版の提供が6月下旬ですか。習熟期間1ヶ月、実製作期間2週間という
のが現実的なスケジュールになりそう。6月いっぱいは本のアイデアを考えられるということなので、
まぁ気楽にやろう。今考えているのは3つの点。1つ、今までとは違う判型を使ってみたい。2つ、
余白を大事にしてみたい。3つ、文字数を抑えてみたい。
1つ目はやはりコミケで買ってくるたくさんの本に刺激を受けている。2つ目は写真がメインだけれど
も、それを引き立てるには、少し引く、つまり写真の大きさをあえて抑えてみるということが必要かな
と思って。3つ目は、抑えた写真とのバランスをとる意味と、文字数を絞ることで文章の純度を高めて
(和歌とか俳句の領域)、より読みやすくすることで、もっと近代建築に興味を持ってもらえる内容に
したいということ。これはちょっと訓練がいるかもしれない。
というわけで、広義の意味での本作りを明日からスタートさせようと思う。まずは、3つのポイント
を練り込んでイメージに落とし込んでいくところから。
なぜ今日からじゃないかというと、今日は少々仕事がえらかったのでもう寝たいから。。。
- 2007/6/3(日)

引き出ものが届いた。
5/25の暗室でカタログ方式の引き出物の話を書いた。申し込み期限が切れていたのだ、という話。あの話の
あとで知人に「申し込むだけ申し込んでみたらどう?」という意見をもらい、ふむやるだけならと思って、
カタログの会社のウェブページに行って、申し込んでみたのである。個別IDを入力した時点ではねられるか
なーと思っていたら、何のおとがめもなしに商品IDの入力→届け先→完了と進んでしまった。ちょっと肩す
かしというか。まぁいいか、もしかしたら「やっぱりだめ」というハガキでも届くだろう、と思っていた。
…なのであるが、ちゃんと届いてしまいました。アナログヘルスメーターが。
最初はパーカーのボールペンと書いていたけれど、申し込む段になってカタログを再読(期限が切れている
とわかった時点でゴミ箱に捨てていたのを拾ってきた)して、わが家に今なくて、実用性があって、自分で
買うにはなかなか踏み切れないモノという、実に現実的な基準で選んだのがコレ。ヘルスメーターにはデジ
タルのものもあって、そちらの方は最小目盛りは0.2kg。こちらのアナログは目盛りは1kgごと。精度だけ
みたらデジタルの方が良さそうに見えるけれど、アナログだって目盛りと目盛りの間を読めばいいわけだし
対して変わりはない(高校の化学か、大学の基礎実験演習ときに、目盛りと目盛りの間を読み取るという訓
練をやった憶えがある)。
それにデジタル式は電池を使っている。つまり電池が切れると使えない。わたしのようなめんどくさがり屋
が、ヘルスメーターの電池をわざわざ取り替えるようなことをするだろうか?必需品でもないのに。そう考
えると、デジタルは却下ということになった。しかし、何より決め手となったのは私が単純にアナログメー
ターというものが好きだということだ。それをこのヘルスメーターは実にうまくデザインしてるじゃありま
せんか。The体重計といっていい、視認性重視の作りがいい。
さっそく、測ってみる。。。あれ?増えてるよ!(会社の健康管理室とかホテルの大浴場とかで測ってた)
(まずいと思って、そのあと30分ほど腹筋運動をやった。)
本日のBGM
グリーグ、ピアノ協奏曲イ短調(ツィマーマン、カラヤン、ベルリンフィル)。
今年はグリーグ没後100年。どうでもいいことだが、グリーグとアインシュタインは
顔がちょっと似てるような気がしませんか?
- 2007/6/2(土)
NC練習17:30-21:00。
昼、四条烏丸地下にある喫茶店でカツカレーを食べる。ここのカレーはなかなかうまいのだ。しかし、ひとつ
問題がある。店そのもののこととか味ではない。昔から私のなかで課題になっていて、いまだに確立できない
でいることの話だ。それは「カツカレーをどうやって食べるか」という様式のこと。
くだらない、すごくくだらないなぁとは思うのだけど、カツカレーを食べる度に考えてしまうのだ。他の人は
どうしているんだろうかと思う。具体的な問題はこうだ。カツカレーのカツはライスの上に乗った状態で供さ
れるのが普通だ。そのため、食べ始めるときにルーをライスにかけるためにはカツをいったんどこかどけなけ
ればならない。しかし、ルーの池にカツを落とすことはできない。ルーがカツに付きすぎると、ライスに回す
分が減ってしまう。従って、カツのうえにカツを載せて、ライスの領域を確保して、そこにルーをかけながら
だんだんと食べていかねばならない。ライスの領域が減る度にカツの保存場所は減る。従って、ライスと並行
してバランスよくカツも食べることを余儀なくされる。そのバランスに気を配りすぎると、ルー対ライスの関
係性が微妙になり、ライス過多、あるいはルー過多の状態を生み出しかねない。そう、皿という限定された空
間において、ルーVSカツVSライスという三元方程式を解かないといけない、それがカツカレー問題なのである。
「特殊」解はすでにわかっている。カツを全部先に食べればよい。しかし、それはわたしの望む姿ではない。
欲しいのは一般解である。などと常に考えているので、カツカレーを食べるには集中力を要するのだった。
一般解とはすなわち、様式である。様式とは定型のものということだ。定型に乗っ取りさえすれば、カツカレー
を食べながら頭を悩ますことはない。純粋にカツカレーの味、食事を楽しむことができるのだ。まるで、二次
方程式を解の公式に則ってすらすらといてしまうように、よどみなくカレーが食べられるだろう。
そんなことを考えていたら、ライスが余ってしまった。失敗である。
道のりは長い。
- 2007/6/1(金)
ああ、6月ですねぇ。例年だと汗ばむ日の方が多いのに、今年は夜になると冷えますな。暑がりにとっては
過ごしやすくてよいのだけれど。
朝、通勤途中、ローティーンとおぼしき白人男女3人組がバス停の付近をうろうろしていた。地図をもって
いたので観光なんだろうけど、ひょっとして学校ってもう休みに入っているのか?うちの近くはビジネスホ
テルが多くて、外国人の宿泊客もわりとよく見かける。穴場というか安いところをよく知っているという気
がする。で、その3人組に目がいったのは、一人が変なTシャツを着ていたからだ。
「フロリダ人にご用心」と黒に白抜きで正面に書いてある。アメリカ人じゃなくて、フロリダ限定なところ
がひじょうに謎。外国人向けの日本のお土産というよりか、アメリカ本土、しかもフロリダで本当に売って
いるTシャツなのかも。というのも、どうでしょうの「中米コスタリカで幻の鳥ケツァールを激写する」の
回で、ミスターと大泉さんが現地で買ったTシャツがやはり日本語で「純粋人生コスタリカ」と書かれたも
のだったから、フロリダにもそういうのがあっても不思議じゃないと思う。鏡文字の漢字や、意味をなさな
いひらがなの文章とかではなくて、一応意味は通る文字、文章であるのを見ると、日本語もちょっとずつ、
正当に世界に進出していっている(?)のかもしれないなぁと思う。
なにせ、フランスの若者が一番習いたい言語が日本語だというし(日本の漫画を直接読みたいからというの
がその理由らしい)、時代は変わったものだ。実は小学校で英語を教えるなんてのは、もう時代遅れのこと
なのではないかしらん。「日本語ができる」ということが特技や資格になる、そこまではないか。。。
BK練習、19:45-21:10。
BK宴会@ろぐ、21:30-22:40。
- 2007/5/31(木)
昼食、会社の食堂。わたしの直前で食べようと思っていたおかずが品切れになる。こういうとき、とっさに
ほかのどれを食べるのか決めないとならない。後ろがつかえているからだ。選べるほど種類があればいいの
だけど、選択の余地はあまりないうえに、落胆しているのでけっきょくどれを選んでも、不満足である。
せっかくの食事だから、惰性で摂るのは避けたいとは思いつつも、現実は日々妥協している。ようは、おい
しいもの食べさせてくれ!ということ。社外に出ることはできない(そもそも周りに店がない)のだから。
あの食堂の業者、本とにほんと、どっかと代わってくれないかなぁ。
夕食はわりと良いモノをゆっくり食べた。食事はこうでないと。
今日買った本:
月刊「言語」6月号、特集「外来語大解剖」。昔に比べて、「チャレンジコーナー」の設問内容がわかりやす
くなっているように思った。自分が年齢を重ねたからだろうか。以前買ったのは1993年だものなぁ。大学生
のための言語力トレーニングというような意欲的な記事もあって、固い雑誌だけれどすこしずつ変化していた
んだな。しかし、そもそもトレーニングが必要な学生がこの本を読むのか?という疑問がある。教える立場の
ためのものと解釈した方がいいのかもしれない。大学には英語や第二外国語の授業はあるけれど、国語の授業
はない。しかし、世論に乗っかって言うわけではないが、国語力・言語力が低下しているのは事実だと思う。
座学ではない、演習を多めにとった国語の授業があっていいのではないかなぁ。980円。
- 2007/5/30(水)
スタンドで夕食。夕食に行くような時間帯でもこんなに明るいのかと思う。こうやって、どんどん夏に
なっていくんだな。
いつものように日替わり定食を食べていると6人連れのサラリーマンがやってきた。あいにく、カウンター
席もテーブル席も6人まとめて座れる空きがない。最近の普通のお店だと、空きがでるのを待ってもらう
か、お断りするところだろう。でも、スタンドの接客係のおねえさんは違った。少し思案したのち、カウ
ンターのお兄さんと交渉し、テーブル席のあいた席へ相席してもらい、さらに私の二つ左となりにいた
おじさんに一個隣(つまり私の方)にずれてもらうように依頼した。結果、狭いながらもカウンター席
に向かい合わせに3人3人、計6人の座席を確保したのだった。みごとな手腕である。
このとき、いいなと思ったのは席をあけたお兄さんもおじさんも、もとから自分から協力するような感じ
であったし、移動のときもいやな顔をしなかったこと。そして、入ってきたサラリーマン達もちゃんと声
をかけて、彼らに御礼を言ったことだった。こういう雰囲気、「困ったときはお互い様」というお店とお
客の関係や、客同士の関係というものは、ほかのお店ではあまりお目にかかれない。昨今は、あまりにも
客の扱いが「神様」的になりすぎて、かえって居心地の悪さを感じるときがあったりするのだけど、ここ
の店には、それがない。気取りがない(もともと大衆的なお店なんだけどさ)。だから通ってしまうのか
もしれないなー。
食べている途中、雷の音。外を見てきた店のおばちゃんが「すごい大雨降ってきたえ〜」と入り口近くの
客に教えてくれたのだった。
シリーズ「ハト、ハト、ハト」第6回:どうやら休戦協定が結ばれたようである。
- 2007/5/29(火)
気がつくとBKの次の演奏(6/10、第8回北とぴあ合唱フェスティバル)まで、あと10日あまりしかないのだった。
というわけで、あわてて楽譜を開いて練習しているところ。ラトビア語の曲がなかなか覚えられませぬ。
曲の構造は解析した(というほど難しくない。簡単な繰り返し)ので音はいいとして、歌詞が…。
メロディのパートは覚えやすそうでいいなぁ。
- 2007/5/28(月)
ミネラルウォーターを飲み始めて3年くらい(わりと短い)になるが、一番からだにあってるなぁと
思うのはヴォルビックだ。定番ですな。しかし、飲みやすいゆえに、ときどき飽きを感じることがな
いでもない。体調にもよる。前に書いたけれど、胃の具合が悪いときにはヴォルビックはとても飲み
にくい水に変化する。そういうときの次点として、evianを飲む。ちょっと固く地味な味が硬派な感
じ?をかもしだしているように感じられる。でも、普段常飲するのはきつい。では、なにがいいだろ
うか。会社の売店に行くと、結構な酒類の水が売っているので、最近そこから選んで飲み比べている。
「バナジウム入りの水(名前忘れた)」「ミナクア(コカコーラ社だったかな」「日田天領水」の3
つくらいが主なところ。クリスタルゲイザー(?)はとても安いので、かえって手が伸びない。
バナジウムの水は、あ、これ何か入ってるかも!という明らかな違いがある。独特の後味がだいぶあ
るのだけど嫌な感じではない。ミナクアはこれといって特徴がないので、あえてヴォルビックの変
わりにしようとは思わない。爽健美茶と同じ路線だろう。で、日田天領水なのだけど3つのなかでは
一番高くて売店価格150円。しかし、これがとても柔らかい飲み口で、ヴォルビックのようなすっき
りさとは違うものがある。そう、同じわき水でも「日本のわき水」という感じがする。京都で名水と
呼ばれる神社のわき水を飲んだときの感覚に似ている。大分の日田には、学生時代演奏旅行で行った
ことがある。クラブの先輩の故郷でずいぶんと厚遇していただいて、良い演奏旅行として思い出に残
ているのだけれど、街自体の印象が記憶にない。観光したり、町歩きをしたりという時間がなかった
からだ。こんないい水が湧くところだから、自然豊かな閑静なところなんだろうなぁ。
それはともかく、この味だったらヴォルビックと交代で飲むにはいいなと思った次第。
ちなみにパッケージを見ると日田天領水はモンドセレクション最高金賞受賞だそうで、ちょっとびっ
くり。コンビニとかには売ってないので、スーパーなどで見かけたら試してみてください。
- 2007/5/27(日)
朝9時の練習集合のために、自転車で北上東進していく。こうしていると、かつて月1回だけ日曜日
にBK練習があったころを思い出す。あのころと変わっていないのは、私が朝に弱いってことだ。朝の
すがすがしさとか、人気のない通り、静かな空気とかは好きなのだけれど、血の巡りがどうも悪いせ
いか身体も頭も重いのだ。早く起きた休日の長い一日だったーっていう感じも好きなのに、夕方にな
ると眠気を押し殺そうとしてかえって頭が痛くなったりする。根本的に栄養とか酵素とか、何かが不
足したり欠落しているんだろうかなぁ。西日にも弱いし。ルーマニア(ドラキュラの故郷)の血筋な
のかしらん(嘘)。
演奏はまぁまぁ気持ちよくできたのでよかった。もっとお客さんがいればなー。終了後、メンバー数名
とうどん屋で昼食。後、近代美術館に福田平八郎展のカタログ(親の依頼)を買いに行ってから帰宅した。
もっとお客さんがいれば、とかいいながら自分の出番が終わってから帰ってしまうのは多少うしろめた
かったのだけど。合唱祭で一日つぶせるほど、合唱が好きではないのかな?でも、世界合唱シンポジウム
(2005年京都)のときはそんな風には感じなかったし。その差は…、まぁ色々あるから言えないな。こ
こでは。
指揮者から、昨日のNC練習のベース参加者が0だったと聞く。ショックである。これは、体調が悪くても
うかとは休めないってことか。でも、練習に参加してみたらベースは自分一人だった、っていうのもそれ
はそれで、ものすごく堪えるんである。考えられないでしょう、合唱団の練習でソプラノが一人とか、テ
ナーが一人って。練習にならない。それはやっぱりベースも同じなんですよ。
ぼやいても、嘆いても、怒っても、解決しない問題があるときって、どうすればいいのかなぁ。
2ヶ月後は東京で演奏会。下手なことはできないんだ。。。
- 2007/5/26(土)
体調不良のため、NC練習を休ませてもらう。あしたは京都合唱祭にBKで出演。金、土、日と合唱練習、
本番が続くことはここ数年かなりあったけれど、最近ちょっと体力的に無理があるなぁと思えてきた。
具体的には肩こり・頭痛の頻度が高くなっている。以前と同じペースでやってたらだめなんだ。ちょっ
と真剣に考えないといけないかも。
ところで今日は長年の課題であった「食・パソ環境分離」問題を見事に解決にいたらしめることに成功
した。まわりくどいか。電源が入らなくなって久しいWinパソをパソ机から放逐し、ここにMacBookと、
Let'sNoteを設置したのである。ついでに鍵盤とMIDI音源も常設。いままで、食事をするちゃぶ台に
パソを置いて生活していたのだけど、これはパソを使うときに姿勢が悪くなるという欠点があった。肩
こり症なのにそれを加速するようなことをしてたのだ。
新環境では椅子に座って、画面をやや見下ろす状態で使える。夏コミに向けての本作りもこちらの方が
効率があがりそうな予感(あくまで予感)。じつは鍵盤の常設も念願だった。いままで音取りのために
いちいちMIDIケーブルを接続し、ACアダプターをつなぎということをしていて大変面倒だったから。
あ、いま気づいた椅子に座っているから腰も楽なんだ。
ところであいたちゃぶ台はどうするのかと言うと、書類立てと筆記具立て、薬びん、置き時計以外のも
のは置かない、空白地帯にするのだ。この空白地帯の状況が部屋の整理整頓度のバロメーターとなる。
経験上、ここがごちゃごちゃとものであふれると、部屋のあちこちも同じような状態になっている。逆
にここをきれいにしようと努めることで、部屋全体のきれいさが維持されるのである。整理ベタゆえに
みつけた法則みたいなもんだ。
昼寝の後、気分転換に本屋に行く。今日買った本。いずれもジュンク堂にて。
・「思考の整理学」、外山滋比古著、ちくま文庫。520円。
前から気になっていた本。思考の流れと文章の流れがマッチしていて、とても理解しやすい。
・「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」、河合隼雄・村上春樹著、新潮文庫。438円。
小説でもない、村上朝日堂でもない、村上春樹の言葉が読みたいと思って。
・本城直季写真集「スモールプラネット」。リトルモア刊。2500円。
どう見てもこれミニチュアを撮ったんだろうという東京競馬場の写真がある。でも、いったいどう
やってこんなミニチュア模型を造ったんだろう…そう思わずにはいられないが、じつはそれは本物
の競馬場の写真だというからびっくりする。ちょっとした魔法のような写真集。2006年度第32回
木村伊兵衛写真賞受賞。とにかく、書店で見てほしい。こういう写真表現があったんだねぇ。
本を買ったあと、レジに向かうとき(ジュンク堂はすべて1階で精算)に思いっきり登りのエスカレ
ータの出口につっこんでいってしまって、手すりに触れたときに気づいてえらくあわてる。寝ぼけて
いたのか、疲れていたのか。注意せねば。
- 2007/5/25(金)
部屋の隅っこを整理していると、結婚式の引き出物が出てきた。去年の9月にあった長野の友人の式で
もらったものだ。今のいままで開封していなかったのは自分でもどうかと思う。ちょっと薄めで重い箱
があったのであけてみる。お皿か何かか、引き出物ではよくあるタイプかもしれない…。違った。よく
あるタイプには違いないけれど、カタログギフトであった。この手のギフトを選ぶのはとても慎重な方
である。まさに玉石混合だから、ちょっとでもいいもの、普段買わないようなものをと小心モノ根性全
開になる。しかし、失敗もある。以前、選んだのはスチール製の中国風の茶葉入れ。直径25cmくらいあ
るのだが、はっきりいって使っていない。でっかいオブジェと化している。茶葉を入れるにはでかいんだ。
今回はその轍は踏むまい。。。ん、有効期限?「6ヶ月以内にお申し込みください」。10,11,12,1,2,3…
なんと、今は5月だから切れてる。ちょっとショック。パーカーのインシグニア(ボールペン)欲しかったよ。
体調整えるために早めに休もう。
- 2007/5/24(木)
いつものことながら職場が少々暑いのと、仕事の目標設定をする面談が長かったせいもあって、ばてて
います。熱疲労というか、酸素欠乏というか。頭も痛いので、早めに休みます。
- 2007/5/23(水)
仕事を終えるのが遅かったので、スタンドには行けず。
「ノルウェイの森」、残すところ第十一章のみなので、今日中には読了すると思う。本を読んでいて、
ああ、もっと早くこの本を読んでいたら!なんて後悔するようなことは、わたしの場合あんまりない。
今現在、巡りあった本は今、読むのがちょうどいいのだと思う。買ってから寝かせていて、何年か経っ
てから読む本もあるけれど、それはやっぱり読んだときがちょうど「いい時」なのだと思う。そういう
風にできているのではないかなぁと、ときどき思うことがある。「ノルウェイの森」もわたしにとって
そういう本、つまり「今」読むのにぴったりだったような気がする。これは単なる勘のようなものなの
で、言葉の裏を読んでも何も出ない。今の私を取り巻く状況とか私自身の状況とかと直接結びついてい
るわけではないのだということを断っておきたい。今というのは、今現在までの経験とか記憶の蓄積が
ある、という状態というのが一番近いのかもしれない。小説から発せられる言葉の力と、ようやく向き
あっていけるだけの自分になったのかもしれないという感慨のようなものがある。
ともかくこの本と会うのは、1年前とか2年前ではなく、今年だったんだなぁと思っているわけです。
それでも、ちょっとだけ思うのは、もし10年前にこの本を読むことになっていたら、今の自分とは何か
違っていたかな、ということ。そして、10年後にもう一度読んだら(その前に再読しないとも限らない
けれど)、今度はどんなことを考えるかなぁとも思う。どっちも、答えはないのだけど。
ああ、本を読むのは楽しい。
本日はどうでしょうベトナム縦断第2夜。先に風呂に入ってしまおう。
- 2007/5/22(火)
アニメや洋画を見ていて、吹き替えをやっている人の演技がとても上手いと、ついつい誰がやっている
のか調べたくなる。ベテランの人はもちろん声を聞くだけで誰かわかるのだけど、新人だとクレジット
を見て、あとからネット検索するのである。きょうもそうやって、気になった声優さんを少しまとめて
経歴とかを見ていた。たいがいはウィキペディアでわかるのだけど、そこから所属事務所の公式案内へ
リンクが張られている場合がある。生年月日、出身地、声の特徴、得意ジャンル、出演作など、だいた
いは考えられるプロフィールが載っているのだけど、事務所によらず、共通して載っている項目がある
ことに気づいた(無いところもあるかも)。それは「方言」という項目。大阪弁、鹿児島弁、岡山弁、
青森弁…etc.これって、声の仕事(吹き替え以外にはCMやTV番組のナレーション)ならではという気が
しないでもないが、普通の顔見せする俳優さんだって、プロフィールとして書いてあってもおかしくな
い気がするのだけど、あまり見ない気がする。かつての日本だったら方言は恥ずかしいもの、隠すもの
という意識があって、標準語でなきゃいけないという風潮があったのは確かだと思う。どうどうと日本
全国どこへいっても方言を通したのは関西の人くらいだろう。でも、こうやって声優さんのプロフィー
ルに方言が載っているということは、それは貴重な「特技」であり、「財産」として扱われはじめてい
るっていうことの証じゃないだろうか。しゃれで「私、バイリンガル。標準語と関西弁の。」なんての
を聞いたことがあるけれど、考えようによってはしゃれじゃないんだなー。
実生活のなかでは、演技の世界のときみたいに積極的に方言を役立たせる機会ってのはないけれど、方言
は何も役に立つためにあるわけじゃないし。でも、その人の地の姿を見られるのはやっぱり方言でしゃべ
っているときが一番だと思う。そういう意味では方言が消されていくよりは、「特技」としてでも残って
いて欲しいなと思う。ちなみに私は京都弁。大阪弁とも神戸弁とも違うんですよ。微妙に。
- 2007/5/21(月)
仕事後、所用で近鉄西大寺へ。西大寺は乗り換えでホームに降り立つことはあっても、駅の外に出た
ことは実は初めてだった。帰り、特急がなかったので急行で帰る。学生時代、新田辺から京都の区間
ですらときにうんざりするほど長かったのだけれど、気がつくと新田辺、桃山御陵と昔見慣れた駅が
見えた。本を読んでいるとやっぱり早い。そういえば、新田辺〜京都間の20分が行きも帰りも貴重な
読書時間だったように思う。新平家物語とか読んでたなぁ。楽譜を見た記憶はあまりないけど。
シリーズ「鳩二モ負ケズ」第5回。ステンレスワイヤーの上段は破壊され完全に侵入されてました。なん
とくぐることはできないだろうと思っていた、手すりの下の隙間からも入ってきた模様。追い出すとき
に器用に身体をすぼめて出て行ったので。あー、もうこれは市販のワイヤーとか、ゴム製のとげとげと
かグリーンのネットを全面に張るしかなさそうです。とりあえずの処置として、下の隙間は全部ふさい
でおいたけれど、これでいつまで耐えられるか。。。気分は「墨攻」。
まぁ、鳩の件はさておき、所用のおかげで気分が晴れたし、充実した気持ち。今週一週間なんとか乗り
切れそうな気分。頑張ろう。
- 2007/5/20(日)
『「静かで平和で孤独な日曜日」と僕は口に出して言ってみた。日曜日には僕はねじを巻かないのだ。』
(村上春樹「ノルウェイの森(下)」第7章より)
この「ねじを巻く」という発想と、「日曜日には巻かない」っていう決まりが、何だかとてもすぅーっと
頭のなかに入ってきて、良いなと思ったので引用してみた。頭痛で目覚めなければ、こういう日曜日だっ
たといって差し支えない。
そもそも日曜日の朝の頭痛確率が高すぎるんじゃないか、なぜだと考えてみた。原因はやっぱり前日のNC
練習であろうと思う。体のどこかに力が入りすぎているのかもしれない。帰りに林号で送ってもらうとき
に、意識できない軽い車酔いになってる(首・肩凝り)ということも考えられる。土曜の夜はめんどくさ
くて、風呂には入らず、次の日にシャワーするという習慣は変えて、ちゃんと身体をほぐしてから寝た方
がいいなぁ。
トンカツ専門店でロースを頼むと、ちょうど真ん中のカツだけ立てて身が見えるような形で出されること
が多いと感じる。最近のことだと思う。まるで麻雀のドラ牌を表に向けているような感じで、別にいいが
かりをつけたいわけではなく、純粋にあれは何の意味があるのかなぁと思うのだ。ちゃんとロースですよ
ーということを見せたいのか、衣の厚さを確認させているのか、よくわからない。立てる分だけ盛りつけ
に手間がかかるだろうに。
シリーズ「鳩と戦う」第4回。ワイヤーのせいで、手すりに乗ってきたり、内部に侵入する鳩はいないの
でほっとしていたのだが、相変わらず鳩は来るのだった。手すりの外側のスペース、最初に発見したとこ
ろによく止まっているのだ。ここにもワイヤー張るかなーと思って、あたりを観察すると短い木の枝を発
見した。もしや??と思って、ベランダの奥の段ボールを積んでいる部分の裏あたり、ちょうど鳩がとま
っている真後ろのところをのぞきこむと。!!!巣が建設されていた!!!円形に枝を組み合わせて構築
されている。もの陰だったのでまったくわかならかったのだが、不覚もいいところ。この様子だとずいぶ
ん前から侵入を許していたことになる。ふん被害が少なかったのはそういう理由なのだろうか?ともかく
まだ完成していないので、即座に破壊。段ボールをのけて、もの陰を造らないようにした。ワイヤーも新
規に敷設。ふぅー。
こんなことに休日を費やしていいものか?と疑問に思わないでもない、「静かで平和で孤独な日曜日」で
あった。真の意味では、そんな日曜日はないのかもなー。何もないと思っていても、何かあるのだ。
- 2007/5/19(土)
NC練習、17:30-21:15。
きょうはシャツの袖をまくったり、元にもどしたり、気温の落ち着かない日であった。基本的に暑が
りなので、涼しいのはいいんだけれど。
ところで唐突だが、ABBAのダンシング・クィーン、あの曲はどうしてあんなにもキラキラしていて、
エネルギーに満ちあふれてるんだろうかねぇ。練習帰りのコンビニでたまたまかかっていたのだけど、
疲れているはずなのに、なんだか駆け出したくなるような気持ちになってしまった。あの曲をききな
がらだったら、ツーリングも疲れしらずなんじゃなかろうか。イントロや途中で入るピアノの部分が
一番好き。
さて、疲れたときには甘いもの。ハーゲンダッツのドルチェ、クリームブリュレを食べます。高いと
か書いておきながら、そのおいしさにやられて実は結構な頻度で食べているのであった。。。
アニメ「おおきく振りかぶって」を見る。漫画が原作の高校野球もの。タッチだとか、これまでのた
いがいの「野球もの」とされる漫画が、じつは野球に姿を変えただけの単なる「勝負もの」だったん
じゃないのか?って思わせてくれる。それくらい「野球」の「勝負」っていうのはこうなんだ!とい
うことをきっちり見せて、聞かせてくれるから、野球にそんなに思い入れがないわたしでも、とても
楽しんでみることができる。野球をきっちり見せてくれるから、いままでの野球ものが無理矢理にみ
せていた「青春」みたいなものが、逆にくっきりと浮かびあがってきて、とても清々しい。この対局
にあるのが「関東昭和軍」(講談社「モーニング」掲載の高校野球?漫画。”おお振り”は同じ講談社
の「アフタヌーン」に掲載されている)なんだろうな(笑)。興味のある人は読み比べてください。
しかし、この漫画(アニメ)は、さぞかし腐女子の方々には人気なのでしょうね。なんだかなー。
- 2007/5/18(金)
BK練習、20:30-21:00。
雨が本格的に振り出す前に帰宅。ポストになにやら冊子郵便が届いていた。なになに?「アンダー
グラウンドブックカフェ、地下室の古書展、場所:東京古書会館地下ホール」?!あ、これはあれ
だ、古書展の冊子目録なんだ。みれば、参加店舗のなかに東京でよくお世話になっている古書店の
名前があるから、店主が送ってくれたのに違いない。
こうやって古書目録の実物を見るのは始めてだ。ご存じない方もいると思うので説明すると、古書
店というのはじつは店頭販売だけでなく、店の常連さんや地方の人向けに目録を発行し、そこから
注文販売を受けるということを行っている。なかには目録販売専門店なんてところもある。つまり
店舗売りがないわけで、このあたり昨今増えているインターネット古書店と似ている。インターネ
ットで不特定多数の客に向けて販売するよりも、この人!と決めて目録を送付するほうが、じつは
効率がいいのかもしれない。この世界骨董と同じで、はまると底がしれないから。
今回のような古書展にも目録があるというのは知らなかった。開催は5/27-29。唯一行ける可能性
のある日曜日、27日は京都府合唱祭とかぶってしまっているので行けない。そこで目録が役に立つ。
といっても、なかなか手の出せるものがない。どうも、このイベントは稀覯本が多いみたいである。
一番高いのは250万円。芹沢けい(金偏に圭)介の非売品絵本、二十五部の内の一冊。しかも、棟方
志功旧蔵本であるからこの値段も納得がいく。まぁ、これは私の場合特に欲しいという訳ではない。
中にはお手頃なやつもあるんですよ。ディックブルーナが表紙を手がけたミステリー本(ジョルジュ・
シムノン作)なんかは、2100円均一。ミッフィーとは全然違うグラフィックアートがなんだか良い。
食指が動いたものとしては、谷川俊太郎の処女作品集「二十億光年の孤獨」の初版。帯には三好達治
の推薦文。これが8万5000円。シャガールのリトグラフポスター、36750円。武井武雄「のえるの書」
(糊染本、和綴)、52500円。etc,etc....だんだん金銭感覚が狂ってきます。
実際に買うことができないまでも、「こういう世界がある」というのを伺いしることができるのは
なんだか楽しいのである。みなさんもどうですか〜。
- 2007/5/17(木)
あさ、ベランダに出ると、鳩除けバリアー決壊。ぎゃぼ!
両側の壁につり金具を両面テープで貼り付け、そこにワイヤーをひっかけていたのだけれど、
上段の片側の金具がはずれていた。布ガムテープで補強していたのだが、それもろとも。しかし、
昨日の晩の雨風でとれたのか、鳩のアタックによってとれたのかは不明。鳩がひっかかったのなら
「クルッポー!!」とでも聞こえてきそうなものだけれど、今朝は静かだったことからして、ワイ
ヤーのテンションがきつすぎて、それに対しての貼り付け強度不足だったのかも。ともかく、明日
の朝までに修復しておかねば。
夜、NCマネージ。演奏会の音源編集。実演奏時間の2倍くらいかかるのと、腰を落ち着けてやらな
いといけないので、かなり面倒。もっと効率的に編集できるソフト・環境を構築したいのだけど。
DATデッキとMacが1mくらい離れているし、録音中のモニター出力と、再生出力が別なので確認の
たびにいちいちヘッドフォンを付け替えないといけないので非効率このうえない。だいたい、年に
数度の作業なので、やり終えると忘れてしまう。これって、コミケの原稿編集作業も同じ。
一応、時間があるときに次回の本の構想はあれこれ考えている。こうやって、想像しているときと、
印刷が上がってきたときが一番楽しいかなぁ。作業に入ると、今日のノルマはここまでっていう風
にスケジュールに追われるから。作業のなかで、よしっこれいいぞ!って思える瞬間もあるにはあ
るけれど、すぐ後には白紙のページがあとこれだけっていう現実が見えてしまうし。だから、構想
の段階でなるべく具体的にしておいて、作業に入ったら没頭できるような体制にしたいと思うのだ。
あっ、この手法って学生時代の実験レポートの考察を書くときにやってたなぁ。書きながら考える
って苦手だったから。頭のなかに論理のパーツをいっぱいつくって、組み立てて、エピソードにし
て、ためこんでためこんで、最後に一気に書き殴る。昔、母にそういう話をしたら、「おとーさん
も若いときは、よーそうやって論文かいてはったわー。しんどそうに」と言われた。親子ってのは
そういうところも似るもんなんだと思った。
編集の続きをやりまーす。
- 2007/5/16(水)
朝8時に家を出て、20時に帰宅するまで、携帯電話を持っていなかった。
そういう実験をしたわけではなくて、持って出るのを忘れただけのことだった。家を出てすぐに
気づいたのだけれど、まぁいいかと思ったのである。そして、日中は携帯電話のことなどすっか
り忘れて、気にもせず過ごしたのだった。意外と自分は携帯電話に依存していないのかもしれな
いと思った。心の片隅では、誰かからのメールや電話が来ていたら返事できずに申し訳ないくら
いのことは考えてはいたけれど。帰宅すると、ある程度予想できたことだけれど、メールも電話
もなくて、「寂しい奴であることよ」などと他人事のような感慨をつぶやいた。
帰宅後、ベランダの手すりの上にステンレスのワイヤーを二段にして張る。上段のワイヤーには
銀の鈴を6つ通しておいた。手製の鳩除けの完成。総工費300円也。できあがると雨が降ってき
た。せっかく頑張ったのに。雨が降っていては鳩も来まい。効果の判定は明後日以降か。
夕食はスタンド。帰りにジュンク堂で「ノルウェイの森(下)」を買った。
今日の風呂上がりには上巻を読了するかな。
そうそう今日から、どうでしょう最終シリーズ「ベトナム縦断1800km」が始まる。
ラストランを目に焼き付けるのだぁ!
本日のBGM:
久石譲、ピアノアルバム「Encore」。
- 2007/5/15(火)
時期的に早いかもしれないけれど、ベランダで蚊取り線香をたいてみる。んー、ええ匂いじゃ。
昨日の朝から、急にベランダに鳩が襲来しはじめた。明け方になんか音がするなぁと思って、
ベランダに出ると、手すりの外側の狭いところに鳩三羽。こっちもあわてたが、向こうもあわ
てたみたいで、ばさーっと飛び立っていった。で、今朝もがさごそする音で目が覚めた。これ
ぞ元祖鳩時計である、などと寝起きに思う。いまのところフン被害はまだないが、ほうってお
くと居座られそうなので対策をうつつもり。しかし、なんで急にやってきたのか。近所の鳩生
息地に異変があったのかもしれない。
鳩ではなくて青い鳥でもやってこないものか。カムヒア、ダイターン3ブルーバード!
本日の読書:
「ノルウェイの森(上)」。前に読んでいる途中に行方不明になったのが、見つかったので続き
から読み始めた。読んでいると、隙間からラガールカード1枚、Kカード1枚、しおり1枚、
そして、しおりがわりに使っていたリサとガスパールのカードが1枚出てきた。ずいぶんとたく
さん挟まっていたものだ。
- 2007/5/14(月)
JRの駅で「N700系試乗会へご招待!」というポスターを見た。N700系とは新型新幹線のこと。おお、
と思って近くにあったチラシをもらってきたのだが、よく見ると「親子で合計600名様」と但し書きが
されていた。小学生以下の子供と保護者限定なのである。うむむ。実施日は6月24日であるから、普
通に乗れるのはもっと先かぁとちょっと落胆していたら、実は7月1日デビューであった。一週間しか
先行してないなんて、試乗できてもあんまりうれしくないのではないかなぁ。用意されている試乗コース
は博多発新大阪着、広島発新大阪着、新大阪発博多着、岡山発博多着の4つなのだけど、前者が13:20着
なのに対して、後者は18:15着。日曜日の18:15に博多に着いても、あまり親子で楽しいことはないだろ
うし、なによりつぎの日は平日だからその日のうちに帰らないといけない。となると、まさしくとんぼ帰
りで、一日の4分の1を新幹線に乗って過ごすだけになる。子供はともかく、鉄道に興味のない親にとっ
ては地獄ではないかしらん。鉄道好きの大人でも山陽新幹線の往復はしんどいもの。もうちょっと、サー
ビス精神のあるスケジュールを組めなかったのかなと思う。このあたり、JR西日本のセンスのなさを如実
に表しているような気がする。JR東海や東日本ならもうちょっとうまくやると思うな。
さて、N700系そのものは東海道新幹線でも運用されるので、東京行きの際にも乗る機会がある。スピード
や座席の改良なんかは特に目新しさを感じないけれど、最大のポイントは全席禁煙を実現したことだと思う。
3,7,10,15号車のデッキに喫煙ルームが設けられていて完全分煙となっているらしい。これでようやく、
わざわざ「禁煙で」といって指定券を買ったり、自由席の禁煙車両(1、2号車)まで歩かなくても3号車
まで歩けば済むわけだ。他の新幹線車両や特急車両も是非追随してほしい(特にサンダーバード)。
仕事中より頭痛。仕事後、本屋に行くも治らず(たいがい治るのになぁ)。これを書き終えたら、バタン
キューってなりそう…。
- 2007/5/13(日)
昨日の晩に連絡してサイクリングは欠席させてもらうことにした。でも、今朝の体調は昨日に比べる
とかなりよい感じ。遠出するにはしんどいだろうが、軽く散歩する方が気分転換になると思って、少
し外に出た。
近所のマクドナルドで昼食。たまごダブルチーズバーガー。が、かぶりつこうとして違和感あり。
なんか薄い…??なんと、たまご(目玉焼き)が挟まっていない!そんなアホな。これではただの
ダブルチーズバーガーじゃないか。いや、よくよく見るとチーズも挟まってないのだった。
店で食べていたから交換してもらえたけれど、テイクアウトだったら脱力して店までもどる気には
なれなかっただろうなぁ。幸先悪し。
ゴミを捨てるとき、前に5歳くらいの男の子がやはりゴミを捨てようとしていた。後ろから親に上、
上と言われているので何かと思ったら、捨てる場所がわからないらしい。マクドのゴミ入れは観音開
きの逆で押し入れる扉がついているのは皆さんご存じでしょう。男の子にはそれがわからないみたい
なのだ。家庭にはああいうタイプの物入れやゴミ箱はないから無理もない。で、わたしが先に見本を
見せればすむのだけど、ちょっと彼がどのように解決するのか観察してみたくなって、ずっとつった
っていた。10秒ほど格闘した後、店員がごみを捨てる時に使う下側の扉を手前に開いて、ゴミ箱を
露出させ、そこに直接ゴミを捨てたのであった。「ああ、それもありなんだ」と変に感心してしまっ
た。子供って、見てる分には面白い。
ふらふらと五条、四条祇園のあたりから知恩院に向かう。三門をくぐって振り返ったとき、改めて門
のスケールの大きさに驚く。目の前にある三門よりも高いところまで登る石段を見て、また驚く。こ
れって、反射で驚いているのではなくて、なんというか目が、いや頭が驚いているという気がした。
あまりにも、普段の生活のなかにある”スケール感”と違いすぎるものを見て、戸惑いを感じているの
だ。これは登ったところにある御影堂も同じ。写真を撮ろうとする人が、どんどんどんどん後ろに下
がっていく光景がそこかしこにある。普通の35mmレンズの画角では全体が入らないからだ。
木陰にすわって、お茶を飲んでぼーっと、目の前の御影堂を眺める。ときどき、こうやって意識的に
視神経を幻惑させないと、ありきたりの視点しかもてなくなるんじゃないだろうか?ぼーっとした頭
でそんなことを考えてみる。近代建築を見るときの感じと少し似ている気がした。
知恩院で一番好きなのは石段の上から三門を見下ろす風景。風が吹くと気持ちがいい。
ゆっくり下って、帰途についた。
夜、TVを見ていたらN響アワーをやっていて、ドボルザークの曲が紹介されていた。そのときのテロ
ップ。「母が教えてくれた歌」。んー、しっくり来ない。
男声合唱をやっている者にとってあの歌は「わが母の教えたまひし歌」しかありえないのデス。音楽
に限らないけれど、呪文のように唱えつづけているうちに、まるで口にそなわったかのような言葉と
いうものは、そう軽々しく口語に置き換えないほうがいいとおもうのだけどな。「主の祈り」なんか
もそう。こういったことは、英語でもあると聞く。
- 2007/5/12(土)
朝方から著しく体調不良のため、NC練習を休ませてもらう。
昨日あんなことを書いておきながら、申し訳ないやら情けないやら。
本日のBGM:
ラフマニノフ、「パガニーニの主題による狂詩曲」。
- 2007/5/11(金)
BK練習、18:30-21:00。
BK宴会、21:30-24:00。
新入団員さん二人。BKでは入団時、簡単なボイスチェックをさせてもらうのだけど、今日はその人の
両脇に団員がついて、団員の出す音の間に入って、第三音や第五音で和音を鳴らしてもらう(dur,moll両方)
ということをやった。横で根音や第三音を出していて思ったのだけれど、自分がBK入団当初に同じこと
をやれといわれても絶対できなかったはずだ。そう考えると、BKやNCの演奏で和音の響きを割と意識し
ながら歌っている今は、自分でも少しは成長したかなぁと思う。だいたい大学グリーのとき、タダタケ
作品ですら和音を意識できていたか怪しい。ベースなんて根音しかないので、意識する必要もなかった
のだけど。
明日はNC練習。演奏会後の初練習、果たして何人来るかなぁ。ベース一人とか二人とかってことがあり
ませんように…。二ヶ月ちょっと先には、また本番(東京でジョイント)があるんだから。
- 2007/5/10(木)
4月に予定していて中止になった琵琶湖サイクリングが、再度5/13に行われる予定。23〜4kmの短い
距離だけれど、それまでに体力を整えないといけないなぁ。未だ、調子は戻らず。ん、天気予報によ
ると日曜はまたしても雨なのでは…?
職場の後輩(入社3年目くらいか?)が結婚して、明日から休暇を取る。会社からお祝い金がもらえ
るうえに、一週間も休暇が取れるのである。彼のいない間は残されメンバーで彼の分のルーチンワー
クを分担せねばならない。。。ただでさえ人出不足なのになぁ。別の後輩(入社7年目)曰く、「独身
休暇が欲しい!」。ほんとだほんとだ。まったくもう。話によると結婚する野郎(野郎呼ばわり)は、
高槻に一戸建てを建てるらしい。信じがたいな全く…。こういうのも「格差」というのかなぁ。いや、
「甲斐性」というやつか。
長崎で買ってきた「アイスクリームスプーン」は、今のところバターナイフとして使っているが、それ
では不憫であろうと思い、本職を全うさせるべくハーゲンダッツの新作「ドルチェ」というのを買って
きた。かなり高い。子供のころ、近所のたばこ屋には割と廉価(50-100円)で数え切れないくらいの
かき氷やアイスが売っていたのだけれど、最近はほんとに種類が少ない。変わらず現役なのは、ガリガリ
君とあずきバーくらいなもんだ。夏の夕方は家族でアイスを食べるのが日常だったのだけど、このごろは
そうではないのかな(わたしの世代は確かに子供の数が多かったけれど)?
BGM:"CHE.R.RY" song by YUI.
この人の声はいい。
解熱剤を飲んで早めに寝る。。
- 2007/5/9(水)
食欲はあるが、体調はいまひとつ。微熱が出たり、下がったり。目が重い。
仕事がなかなかすすまない。ひとつ課題をひっぱりあげると、芋づる式に広がっていって、
どこから手をつけたらいいのやらという有様になってしまった。担当者二人で悩む。
スタンドで夕食。バイトの兄ちゃんがメガネをかけていた。珍しい。新人のお姉ちゃんも慣れて
きた様子。もう一人見慣れない新人さんがいたけれど給仕はしていなかった。だいたい行く時間
は決まっているのだけど、水曜日の常連さんというような人は見かけない。日曜日にはいるんだ
けどね。
今日買った本:
「天才アラーキーの眼を磨け」、荒木経惟、平凡社。1575円。
荒木へのインタビュー+写真集。これまでに何度か紹介しているが、ようやく買いました。
この本をジュンク堂で見かけて2〜3年経つと思うけれど、未だに動いた様子がなくて、この1冊
が誰かに買われてしまったら、もう手に入らないかもなー(絶版になってるかもしれないし)と思
って。タイトルにもなっている言葉、「眼を磨くんだよ。毎朝、歯を磨くみたいに」は至言である
と思う。
今日見た夢:
駅、ターミナル。出発時刻まで、あと30分。売店で漫画を座り読み(売店の前が掘りごたつのよう
に足を入れられる造りになっているので)する山D。気がつくと、出発時刻。振り返ると、一緒に旅
行していた仲間達の姿がなく、置いて行かれたと気づく。ひとりで行動するのには慣れているのであ
まりあわてない。が、声もかけずに行くとはひどいなと思う。ホームで電車を待っていると、仲間が
もどってきた。それでこそ友ってもんよ、などと思う。
じつは、昔ドイツで逆のことをやった。発車間際の電車に友達を一人押し込んだ。当然、電車は発車。
私ともう一人の友人は、つぎに来た電車に乗り、押し込まれた友人は次の駅から乗ってきた。携帯も
なく、異国の土地、それも夜。よく何の打ち合わせもなしに合流できたものだ。今考えてみても不思議。
それ以前に、始めの私の行動の方が不思議ではあるが。何でそんなことをしたのか忘れてしまった。
- 2007/5/8(火)
半日ほど寝込んでおりました。演奏会の疲れが時間差で吹き出てしまった、という感じ。
起きているときは『旅の手帖MOOK 汽車旅selection「青春18きっぷ」で行く路面電車の走る町』
(交通新聞社、880円)を眺めて、心なごませている。
一部専用軌道線を走るものも含めて、日本の路面電車は19線。山Dの乗りつぶし記録を公開。
札幌市:○(NC@コンクール全国大会にて。)
函館市:?(函館には2回行っているのになぜか乗った記憶がない…。)
都電荒川線:○(都電の貸し切り一回やってみたいなぁ。)
東急世田谷:×(今回初めて知った。)
江ノ電:○(夏の江ノ電が好き。)
豊橋鉄道:○(豊橋市公会堂を撮影しにいったときに。)
富山地鉄:×(富山って実は降り立ったことがないのです。)
富山ライトレール:×(公設民営方式。全国から注目の的。乗り行かねば。)
高岡万葉線:×(高岡には出張で何度も行っているのに見かけるだけ。)
福井鉄道:×(富山同様、降り立ったことなし。)
京阪京津線:○(カーブが多く、ダイナミックな車窓が楽しめるので割と好き。)
京福嵐電:○(地元だけど、あまり乗る機会がない。)
阪堺電鉄:×(並行する南海電車ですら1年に1回くらいしか乗らないので。)
岡山電軌:×(岡山も純粋に観光で降り立ったことがない。乗り換えばかり。)
広島電鉄:○(NC、初のコンクール全国大会で。思い出深い。京都市電車両と対面し感動。)
伊予鉄松山:○(NC@コンクール全国大会にて。伊予鉄といえば路面ライダー。)
長崎電軌:○(100円っていう値段で気軽に乗れるのを実感)
熊本市:○(NC@コンクール全国大会にて。あまり活用できず。タクシー移動ばっかりだった。)
鹿児島市:×(天文館むじゃきの「しろくま」(かき氷)を食べに行きたいなぁ。)
というわけで19線中10線を制覇しております。
富山ライトレールの順調な滑り出しで、一躍、路面電車・LRTが脚光をあびていて、編集部の
調査によると全国20以上の市町村で導入のための調査・研究が進められているらしい。なか
には京都市のように一度廃止した都市も含まれている。上の19のうち、自治体運営は5つし
かないことを見ても、富山ライトレールのように公設民営方式でないと設置、存続は難しいの
ではないかなぁと思う。路面電車が注目を集める背景として、地方都市で車に依存した都市交
通の場合、高齢化が進むと生活が立ちゆかないことが予想されるからというものがあるらしい。
この本では、そのなかでも車交通依存が高い宇都宮の例を紹介している。LRT導入にかなり積極
的で、パンフレットの発行、広報での特集などで市民への浸透を図っているとのこと。
京都の場合、どちらかというと観光資源目的のような気がするが、今出川通りでバスを市電に
見立てての実証実験を行うなどしている。広報活動はいまひとつか。実現したとしても、地下鉄
や市バス並の料金(210〜250円)ではちょっと二の足を踏むかなぁ。個人的には烏丸通りを走る
路面電車を眺めてみたい。京都駅前から延びるこの通りは、京都のメインストリームだもの。駅
と直結していない場所に走らせても意味がないし。でも、地下鉄がある限りは無理だねぇ。
熱のせいか、文章が固い気がする。そろそろしんどくなってきた。
また横になります。おやすみなさい。
- 2007/5/7(月)
朝、微熱あるも出社。午後より発熱顕著、集中できず。されどシステムに原因不明の不具合。
問題解消しないため、早退できず。体力、気力消耗。19時50分帰宅。冷えピタ貼って寝ます。
- 2007/5/6(日)
雨。特に何もせずに過ごす。午後になると眠たくなる。夏の子供のようにプールに泳ぎにいっ
たあと、あらがいがたく眠くなる、そういう感じ。
近くのマクドナルドで昼食をとる。二階の窓に面したカウンターに座ろうとすると、3席くら
いが荷物でうまっていて席がない。どれも別々の人が自分の隣の席に荷物をおいているからだ。
飲食店のカウンターでも、コンサートホールでも、混雑時に自分の荷物で席をひとつ占有する
という行為がわりと平然と行われているのをよく目にする。あれはどうにも理解しがたい。
「想像力の乏しい可哀想な人なのだ」と心のなかで思ってみる(口に出すとケンカになるので)
が、それで溜飲が下がるわけでもないのであった。
演奏会でカザルスの曲をやったのだけれど、作曲もする人だとは実は知らなかった。さらに最
近雑誌の記事で知ったのだが、バッハの無伴奏チェロ組曲を「再発見」し、現代の世に知らし
めたのがカザルスだったそうで、これには心底驚いた。13歳のときにマドリッドの古書店だっ
たかで楽譜を見つけたという。すぐれた曲も演奏されなければ正しく認知されないのだ。演奏
会でとりあげた多田武彦の男声合唱組曲だって(無伴奏チェロと同列に論じられるかは別とし
て)、21世紀の大学合唱団で演奏される機会はもはや皆無だろうし、ドイツ語の男声合唱曲も
同じ運命にあるようだ。それらがもたらしてくれる音楽的な喜びを知りえないのは、不幸なこ
とかもしれない。同じように、わたしたちはまだまだ、すべての音楽を知りえたわけではない
のだ。現代のわれわれが忘れてしまって、再び発見されるのを待っている音楽がたくさんある
のだろうな。
- 2007/5/5(土)
昨日の演奏会について、すすんで手伝ってくれたり、気にかけてくださった方達も少なからず
いたことを追記しておきたい。思うのだけれど、マネージメントを町内会の様に当番制にして
みてはどうだろうか。現実味がないか…。
午後、高島屋へマッサージに行く。1時間後に予約を入れて、7階にあるとんかつ屋で昼食。
とんかつが出てくる前に漬け物四品を差し出されて面食らう。漬け物は嫌いなので食べたこと
がないし、さりとてこんなに残すのは気がひける。が、これは好きなだけ小皿にとって食べて
くれというものらしい。取り箸が添えてある。あまり漬け物っぽくなかった”ごぼう”を取って
食べてみる。食べられるかもという予感がしたのである。あまり酸っぱくないし、こりこりし
ていて、美味しいような気もする。結局、三つ四つと食べたのだった。あれは本当に漬け物だ
たんだろうか?
マッサージ後、その足で京都国立近代美術館へ行く。開催中の企画展は「福田平八郎展」。
入ってすぐに展示されていた「水」という絵を見て、「あっ」と思う。昨日演奏した「雪と花火」
の終曲「花火」に「とろん」という擬音らしき言葉がある。これは個人的には語感的に水の様子
をあらわした言葉だと思っているのだけど、この絵は私が思い描いていた「とろんとした水」その
イメージそのものだった。一様で流れのある川のような水とは違って、池や沼、わき水のような
”ゆるやかな固まり”としての水のありようが、そこには描写されていた。演奏をする前にこれを
見ていたら、もっと色彩のある音を出せたかもしれないなぁと思った。その「あっ」である。
福田平八郎の絵に接するのは始めてであったけれど、これほどじっと立ち止まって、ひとつ一つ
に引き込まれた経験は久しぶりだった。特徴的だなぁと思ったことがひとつあって、それはほと
んどの絵が「望遠」の視点であること。つまり、画角が狭く、対象を大きく集中して、ときには
部分だけを捉えた構図だということ。望遠レンズで写真を撮るとわかるけれど、対象に寄れるこ
とと引き替えにとても単調な画面になってしまうことがよくある。構図を決めるのが難しいのだ。
しかし、福田平八郎の絵の構図は、ああよくもこんな場面を切り取れたものだと感嘆しないでは
おれない印象をもたらす。これこそが引き込まれてしまった理由だと思う。
もうひとつ、根本は日本画なのだけれど、どこか現代のグラフィックアートを思わせる部分があ
って、それが他の日本画家との大きな違いのように思える。水面の様子を銀面に藍色の線だけで
描いた「漣」しかり、小雨が降る様を屋根瓦に残っては消えていく雨跡で描いた「雨」もまたし
かり。しかし、グラフィックアートと違うのは、それがあくまで写生に基づいて描かれていると
いうこと。その証拠に、作品の多くのモチーフとなるスケッチが数多く展示されている。これほ
ど多くのスケッチの展示は他の作家の展覧会では見たことがない。監修者の意図であろう。
会場を出てミュージアムショップで図録と絵はがき(「朝顔」「雨」「草河豚・鰈」の3点)を
買う。図録の値段を見て「2100円もすんの!高いわぁー」と言っているご婦人がいたのだけれど、
主観の相違である。これほどの内容(絵そのものの魅力)に加えて、装丁・レイアウト・印刷的
にみても2100円は妥当どころか安い。3000円でも買ったと思う。
ああ、見に来てよかった。心に平穏を取り戻せたような気がする。
(会期は6月3日まで。)
余談になるが作品のなかには「芥子」の花の絵もあった。これもまた「雪と花火」に登場。
- 2007/5/4(金)
なにわコラリアーズ第13回演奏会@京都コンサートホール大ホール。15:00-17:00。
良いことも悪いこともひっくるめて、全部終わったなぁ。
けっきょくのところ、合唱団なので、合唱で貢献することでしか認められないし、むろん
聞きに来てくれるお客さんにもそこしか見えないわけです。裏方ははっきりいえば損です。
演奏終了後にみんなが後先気にせずお客さんと楽しく歓談しているときに、マネージャー達
はロビーを撤収し、忘れ物を回収し、のみのこしのペットボトルやらゴミやらを回収して(
ホールでは捨てられないから他人のゴミを持って帰る)いるのです。実行委員長と二人して
最後に打ち上げ会場にたどりついても、ねぎらいの言葉ひとつもないのです。それが現実で
す。会場についても、裏で打ち上げ費の計算をしないといけないし、回収もしないといけな
い。ずっと一人です。これでも、歌うことも頑張って、マネージメントもやるなんて、モチ
ベーションが保てません。つらいことを見せずに頑張る方がかっこいい、というけれど限界
というものがあります。
とかなんとか書いておきながら、明日になれば、また演奏会の後始末がいっぱい残っている
のでマネージをします。だってやらないと、合唱団がなりたたないから。合唱団がなりたた
ないと、私は困るのです。歌う場所がなくなってしまうから。結局、歌うことが好きなんで
しょう。みんなのためじゃなくて、自分のためになんとか、もうしばらくだましだまし頑張
っていこうというのが、いまの消極的な目標です。
今日の最後に、演奏会聞きに来てくださった皆さんありがとうございました。感想をいただ
いた皆さんありがとうございました。マネージメントはぐだぐだですけど、歌うことの励み
になりました。これからも、よろしくお願いします。
今日のBGM:YUI 2nd Album "CAN'T BUY MY LOVE".
- 2007/5/3(木)
NC練習、15:00-20:30。
帰宅後、準備、NCマネージ、10:30-12:00。
明日は、なにわコラリアーズ第13回演奏会@京都コンサートホール大ホール。
全身全霊をかけて、明るく楽しく歌うのだ。
「生きることは歌うこと」
が聞いてくれるみんなに伝わるように。
- 2007/5/2(水)
昨日、投資信託を購入している銀行から電話があった。わたしが投資しているのは外国債券による
運用を行うファンドで、毎月分配金が出る。年利で言うと6%くらいになる。ただし、基準価格そ
のものは、ほとんど変動しない。つまり、投資した金額に連動する分配金のみが利益となる。とい
うことは投資金額が少ないとあまりうまみはない。そのかわりに安定している。単利の定期預金と
いえばわかりやすい(分配金を再投資していないため)。で、あまりうまみがないので、売却して
ポートフォリオを構築しなおしてはどうか?というのが銀行の言いたいことだった。
これについては一理ある。分配金を手つかずで残しているだけでは貯金と変わりない。しかし、
考えようによっては何も意識せずとも、少なくとも月に※円弱の貯金ができるともいえる。だい
たい今時単利とはいえ、年6%の預金がほかにあるわけはない。(※:ヒミツ)
銀行側がポートフォリオを構築して欲しいのには理由がある。たくさんの商品を購入してもらえれ
ば、その分信託報酬が増えるから。銀行の言うことを鵜呑みにはできないのだ。そもそも、いかに
も新人という感じの新担当者には運用を任せる気になれないし(まぁ、私がうまみのある顧客では
ないので重要視されていないのだろうが)。
では、何もせずにいるのかというと、別の銀行で国内株式信託と、途上国債権信託に投資している。
これはどちらも分配金を再投資している。なぜならどちらも基準価額が上昇傾向にあるから。この
傾向は短期のものではなく、中長期(3〜5年)は続くことが予想される。つまり、放っておいて
も利益がどんどん伸びる。(株式売買ほど劇的な利益は得られないが)
投資は「賭け」である。わたしが賭けに強くないのは、先日の「しまなみ海道天気予報対決」に負
けていることからしても明らか。では強くないなりに、それでも資産を増やすのを目的とするなら
「ローリスクローリターン」かつ、大負けしない施策が必要だ。それゆえの投資信託三本立てなのだ。
別の銀行にしているのは、そちらの方がネットバンキングの使い勝手がいいからにすぎない。本当
は、電話してきた銀行で買っている債券も買い増ししていきたいのだけど、ついおっくうになって。
電話はよい機会であったので、これ以上余計な電話をもらわないためにも、毎月定期的に投資する
ようにしようと思う。
ところで、今日は髪を切りに行った直後からずっと頭が痛い。薬を飲んでも治らない。熱もあること
がわかった。頭が冷えて風邪を引いてしまったのだろうか。あと二日で演奏会なのにまずいなぁ。
いまの状況で眠って治るかどうかわからないが、ともかく寝ます。うー、しんどい。気持ち悪い。
- 2007/5/1(火)
くもり、時々晴れ間。あれ?雨は?
長崎10:30発、特急「白いかもめ」にて、博多へ。いやー、いい。白いかもめ。たまりません。
こんなデザインの列車が日本を走っていること自体がうれしいなぁ。
車内にて「考える人」を読む。「長編と短編のどちらを書いているときが楽しいか」の質問に
対する村上春樹の答え(部分)。
『長編だろうが短編だろうが、まずだいいちに書くことが楽しくなければ書けないです。だから
僕がまずいちばんに考えるのは、書くのが楽しいという状況に、できるだけ自分を置き続けると
いうことですね』
なるほどなぁ。なんにでも敷衍するのは好きじゃないけれど、これって趣味の合唱でも自分の仕
事でも同じなんだろう。
12:18、博多着。そのまま地下鉄で福岡空港へ。直結とはまさにこのレベルのことを言うのだな。
1階あがったら、空港ってなんて便利なんだ。。
14:00発の飛行機で伊丹へ。機材は、B767-300。翼の横の席だったのだけれど、降下するときに
翼が雲を引くのを生で見ることができたのには感動。翼端だけでなく、エンジンのすぐわきからも
発生していた。はじめ、エンジンの方から翼面に沿って、白い固まりがすごい早さで後方に流れて
いくのが見えて、「謎の物体?それとも鳥がぶつかったのか?」なんて思っていたら、そのあとに
連続的に流れ出して、だんだん引きはじめたのだった。あれが雲を引き始める瞬間だったのかと思
うと、ちょっとじーんとしてしまった。
15:05、伊丹に定刻到着。モノレールと阪急で16:00過ぎに京都着。時間だけみると、新幹線より
も15分ほど遅いのだけれど、身体的な余裕でいうと飛行機の方がやっぱり楽だ。使い分けが必要
だなーと思う。
帰宅後、指揮者に借りていたCDを返しに今出川へ。演奏会の前に、もう一度聞いておきたいらしく、
昨日連絡があったのだ。マンションにポスティングしておく。本当は、こんなにあわてて帰ってくる
つもりはなかったのだけれど、演奏のためなら仕方がない。ずっと借りっぱなしにしていたのは事実
だからなぁ。
帰りがけ、スタンドで夕飯をと思ったが、火曜日は休みだった。前まで行ってから思い出すんだよなぁ。
おみやげ:

森正洋の平形めし茶碗、清水久和のアイスクリームスプーン。
なんだか、目にしているだけ、手にしているだけで嬉しくなるような、そういうモノです。
あきらかに「長崎みやげ」とは違うけれど(笑)。
- 2007/4/30(月)
5/1追記:後日写真掲載と一緒に更新予定。
やや、くもり。時折日差しも差す。これだったら、しまなみ海道行けたのでは…。
寝台特急あかつき、B寝台ソロにて京都を前日20:02に出発。長崎到着は8:54頃。
この個室空間の雰囲気はとても好き。しかし、断続的に起きたためか、あまり眠れず。
市電にて、旧香港上海銀行長崎支店へ。見学後、グラバー園へ。ベタなコースだけど近代建築は押さ
えておきたいポイントなので。
市電にて、眼鏡橋付近へ。市電撮影向けのポイントあり。12:00、ロッテリアで昼食。楽天で宿をさ
がす。窓から見えたホリデーインに決定。13:00のチェックインまで、正覚寺下まで歩いてみる。
正覚寺には行かず、その近くの崇福寺へ。1629年、長崎に在留していた華僑(福州人)が建立した寺
だけに、日本の寺とはまったく異なる様式の建築、配置。あれです、キョンシーの映画だとか、若い頃
のジャッキーチェンの映画に出てくるような中国の寺そのもの。いやー、すごく面白い
寺を出て、道を下っていく途中に「自由飛行館」を発見。店の存在自体は知らなかったのだけど、その
ロゴマークを見て、ピンと来る。っていうか、壁にそのものずばり「さだまさし・さだれいこの店」と
書いてあるし。店というか、喫茶店である。昼食を食べて間もなかったので、入らず。また来よう。
チェックイン。繁華街のどまん中なのに、静かである。設備は古いが部屋の雰囲気は良い。ホリデーイン
のブランドが行き届いているという感じがした。値段はビジネスホテル並なのに。外国人宿泊客多し。
1時間ほど休む。というか眠たい。やはり寝不足。
午後、歩いて長崎県美術館へ。「北欧モダン デザイン&クラフト」「デザイン希望峰 清水久和/竹下
洋子/城谷耕生の活動」「森正洋+阪本やすき+富永和弘展」を観覧。「北欧モダン」というものを展
覧会にするにあたって、キュレーターはさぞ頭をひねったことだろうと思う。それは、その展示が家具
店や雑貨屋の見本市、展示会とは違うのだ、ということを伝えないといけないからだ。これは相当難し
い作業であったと思う。そして、その試みはなかなか成功したとは言えないなぁというの正直な感想。
トーベヤンソンのムーミンの挿絵の原画の展示は、見られて良かったと思うのだけど。
同時開催されていた、後者二つの展示の方が小規模ながら、心引かれるものがあった。
16:00頃より、小雨がぱらつく。
観覧後、美術館内外を撮影。フォトジェニックな建物である。夕方、アーケード街をぶらぶらして、ち
ょっと脇道にそれた「西洋亭」にて、トルコライスを食べる。のっていたカツが絶品。。。なぜか店へ
の階段の途中に「長崎県合唱連盟60周年記念演奏会」のポスターが。なになに、「特別出演:浅○○○と
京○エ○ー」。ほえー。これについてはノーコメントということで。
23:00ごろ就寝。
- 2007/4/29(日)
NC練習、13:00-17:00。
20時すぎに京都を出発する寝台列車あかつきに乗って、長崎に行ってきます。長崎に行くのが目的と
いうよりか寝台列車(B寝台のソロ)に乗りたいなぁと思っていて、適度に遠いのが長崎だっただけ。
ただ、長崎にはもう一度行きたいとは思っていた。昔、卒業旅行で友達と3人で、車で九州を回った
のだけれど、あまり楽しい思い出がない。それはろくに街を歩かなかったからだし、長崎だと市電に
乗らなかったことが大きいと思う。今回は、ともかく市電に乗って、歩いて、さだまさしの歌に歌われ
た長崎の街をひとり、ゆっくりと感じてみたいと思っている。だから、別に雨が降っていてもいいの
である。まあ降らないにこしたことはない。長崎県立美術館もなかなか良いところらしいので、行こ
うと思っている。
しかし何ですね、夜から旅行に出発するっていうのは、どことなくわくわくしますな。
では。
- 2007/4/28(土)
NC練習、17:00-21:00。
天気がくずれるのは避けようもないようなので、しまなみ海道行きは中止する。それで、雨が降って
いても構わない場所へ旅をすることにした。そして、ともかく長い時間移動したい。それも鉄道で。
それぐらいの条件をつけて、目的地を決定。あとの細かいことは決めないで、でかけることにする。
今日買った本:
・「考える人」、特集短編小説を読もう、2007年春号。新潮社。1400円。
丸谷才一、村上春樹、川上弘美のインタビューが掲載されているので購入。これってすごい豪華
メンバーですよ。雑誌自体の装丁も良い感じ。手に持ったときの重みとか、手触りが頭の奥にピン
と響いてくる。長距離を移動するとき、小説を読むのも良いけれど、いろんな要素がある雑誌の方
がしっくりくる。退屈しにくいっていうのもある。というわけでは、これは旅行に持って行く。
・「京都の平熱 哲学者の都市案内」、鷲田清一著、講談社。1700円。
同じ古都でも、京都と奈良はずいぶんと違う。「観光」するならば、どちらも大して変わらない
だろうけれど、決定的に違うのはそこに住まう人の意識だと思う。「古い寺社は多いが歴史意識
は薄い。自然そのものより技巧・虚構に親しむ。けったいなもんオモロイもんを好」むと捉えた
著者の視点は、するどい。まことしやかに「京のしきたり」を語る京都本や、京都検定の参考書
には決して表れないものだ。幻想ではない「京都」=「京都人」のことがよくわかるのではない
だろうか。
- 2007/4/27(金)
BK練習19:30-21:00。
BK宴会21:30-23:55。
ひさしぶりに、みんなと飲むと、楽しい。
ICOCAのチャージをする機械がJRの駅構内にあるのだけれど、あれに5000円か1万円を入れて
おつりがある場合、最初に1000円札が一枚出てくる。あれ?そんなばかな!と思って1000円
を引き抜くと、思い出したかのようにまた1000円札が「ぬるっ」と出てくる。一枚ずつしか
でないのである。あれは面白いなぁ、いつか暗室に書こうと思っていたら、今日友人のブログ
に先を越されてしまった。なんとなく、くやしい。とかいって、ほとんど内容を書いてしまっ
てますね。まあ、そういう面白い(?)機械があるので、ぜひお試しを。わたしはSUICAをチ
ャージするのに使ってマス(何か間違っている…)。
そうそう、大きな問題があるのです。しまなみ海道行きを予定している30日、1日はどうも雨
らしいのです。これは正直、がっかりです。結構、頑張って準備していたのになぁ。なんとか
ならないものだろうか。中止するしかないのか。
中止するにしても、せっかくのOFFなので、どこかには行きたいけれど、雨が降る中行って面
白い場所で、旅気分が味わえる場所、今から見つかるだろうか。んー、とりあえず一晩眠って
から考えよう。
- 2007/4/26(木)
もうすぐ5月だというのに戸外はずいぶんと寒いですな。今年の夏は冷夏なんだろうか?
軽装でいいかな、と思っていたしまなみ海道行きの服装をちょっと考え直さないといけないなぁ。
帰宅時、中央郵便局に配達記録郵便を取りに寄ったついでにポルタで夕食をとる。とんかつ屋。
右の席から韓国語、向かいの席から日本語、左の席から北欧系の言葉、左の左の席から"女子高生語"
がいちどきに聞こえてくると、さすがにロスト・イン・トランスレーションを起こしてしまう。自分
がいま頭の中で考えている言語は果たして何語なんだろうか、日本語なんだろうか?と思わずいぶか
ってしまうのだった。
朝、なかなか起きられない日が続く。やや不調ぎみ。
ちょっとネタになりそうなことを始めてみる。うまくいったら後日紹介予定。
- 2007/4/25(水)
しまなみ海道は、尾道を出発して向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島を経て今治に向かう、
全長80kmのルートである。中間地点はだいたい伯方島あたりになるようだ。だいたいどの島にも民宿
や旅館があるので、宿には困らないとは思っていたが、ちょうど伯方島で宿がとれた。海沿いで、港
にある民宿。のんびりできそう。走り終わったら、海にしずむ夕日を見ながら暗譜でもしよう。
- 2007/4/24(火)
夕飯の足しにと思ってコンビニでコーンポタージュを買ってきた。好きなのである。湯を沸かして、
注ごうとすると、カップから漂う匂いがいつも違うことに気づいた。あれ?それでもとりあえず湯を
注ぐ。できあがったのは「野菜コンソメスープ」だった!OH、NO!
近所のコンビニには純粋コーンポタージュというのはなくて、「パン入り」タイプのものが売ってい
るのだけれど、間違えて買ってしまった「野菜コンソメ」にもパンが入っていて、そのためか外見デ
ザインがとてもよく似ているのだ。で、よく確かめもせずに手にとってしまったというわけ。いや、
しかしあれは似すぎだ。間違えるのも無理はないよ、と自分を慰めてみるが落胆は大きい。
しかも、野菜コンソメそのものは、あまり美味しくなかったので残してしまいました。。。
(おやつに買った「ポテトチップ、Wコンソメ」と”コンソメ”がかぶってしまったのも、痛かった)
天気も良いようなので、しまなみ海道サイクリングは実施する方向で準備に入る。いろいろと下調べ。
- 2007/4/23(月)
通勤途中の川縁に、これでもかというくらいアブラナの花が咲いている。春らしい風景ではある
けれど、私はあんまりあの黄色い花が好きではない。同じ黄色でもタンポポの方が好きである。
アブラナの黄色は蛍光が入ったような明るすぎる黄色で、それがなんだか毒々しいというか、
まがまがしく感じられてしまうのだ。なぜだかわからないが、そうなのだ。で、どちらかという
と原色よりもやや濃い感じの黄色であるタンポポのほうがいいのだ。こちらは数は少なくて、ひ
っそり咲いているのもいい。色は好きになれないが、アブラナの別名である「菜の花」という名
前は好きである。語感がとても優しいところが気に入っている。
昨日の夕方、いつもはめている時計の針が止まっていた。置き時計を見ると40分近く前に止まっ
たものらしい。どおりで時間のわりにお腹がすくわけである。で、電池交換にいけるまでの間、
別の時計をしようと思ったら、なんとそちらも止まっていた。クォーツの時計は3本あるが2本
が使えない。もう1本は革バンドがまだ固くて手が痛いので、一日中つけるのはしんどい。それ
にデザイン上目立つので、作業着を着た状態ではあんまり似合わないのだった。
仕方がないので、手巻きの時計で手近にあったものをはめていくことにした。最近巻いていなか
ったので巻いて巻いて。手巻きの時計はフォーマルのものが多いので、できれば仕事中ははめた
くない。といっても、いつもの時計も常時はめているわけではなく、机につくと外してキーボー
ドの横に置く。はめるのは休憩のとき、トイレの時、食事のとき、移動するとき。だが、この4
つのときに、実によく腕をいろんなところにぶつける。ドアが一番多いが、とにかく時計にはあ
まりよろしくない。なので、ぶつけても割合大丈夫なクォーツで、なかでも頑丈なやつをはめる
のがいい。いつものやつは一応スイスミリタリー採用のものなので文句なし。一番、愛用してい
る時計である。
今日はなるべく注意していたが、それでもやばい!と思うような接触が2度ほどあったので、
明日からどうするか考えて、自動巻のやつのなかで頑丈なやつがあるので、それをつけること
にした。巻き忘れる心配もないし。行き帰りのスーツにも、たぶん合う。
ところで、わたしが金曜日のBKのときに、フォーマルな手巻きの時計をしているのを目にした
ことがあるひともいると思う。あれは、たまに格好つけたくなるときがあってしているのと、
たまには動かさないと機械によくないので時々するのだけど、そのときは会社でも同じ時計を
しているかというとそうではない。仕事中はいつもの信頼しているクォーツのやつをはめて、
会社を出るときにフォーマルなヤツに付け替えているのだ。何でそんな面倒なことを!と思う
人がほとんどだと思うけれど、これは純粋に気持ちの問題である。ONとOFFを切り替えるため
のわかりやすいスイッチの役割を時計に持たせている、というところだろうか。
基本的にはずっと同じのをしているのだけど、たまにそうやって時間帯で替えるのはなかなか
楽しい。
- 2007/4/22(日)
まだ午後早い時間。たまには早めに書いてみる。
日本学生支援機構から奨学金返還の振り替え案内が来ていた。年に1回、毎月の返還額と残額が
通知されるのだ。山Dは大学の3、4回生時と、院の1、2回生時にそれぞれ第一種奨学金をも
らっていた。学部生と院生とでは支給額が違うので、区分上は二つにわかれていて、返済も独立
している。社会人になって返済を始めたころは、残額通知の大きさにぎょっとし、果てしなさを
感じていたのだけれど、今回の通知をみて「あっ、出口が見えたかも」という気分になった。計
算してみたところ、なんと学部時代の分はあと1年6ヶ月で完済する!これは、ちょっと嬉しい
ぞ。それから院生時代の分は…4年6ヶ月か。落胆、という感じは受けない。もう、そこまで来た
んだなぁ、あと少しだー、という感慨に近い。それぞれ完済の暁にはちょっとしたお祝いでもして
みるかなぁ。「内祝」のタオルを配ったりするとか。
うちのマンションの向かいの部屋の人は、雨が降ると傘をドアの外に立てかけている。よく観察す
ると、他の階のひとでもそういう人はいる。なぜ、そこに目がとまるのかというと、違和感を感じ
るからである。その違和感の正体は何か考えていたのだけれど、こういうことではないか。個人が
感じる「テリトリーの違い」の現れが傘の位置なのではないか。
わたしは濡れた傘でもドアの内側に持ち込み、玄関に置く。なぜなら、ドアの外は戸外という意識
があって、そこにモノを置くというのは「私の庇護下にそのものがない」=なんとなく不安という
状態になるからだ。共用スペースに個人のものを置くのは、ルール違反だからとかそういう道徳的
な意識が働いているわけではない。傘を外に置く人は、表層上の意識としては濡れたものを玄関に
置くのがいやとか、ドアの内側に濡れた傘=外のものを入れたくない、というように厳格に「外」
と「内」をドアによって分けているようにみえる。でも、実際はマンションの入り口ではなく、
自室の外、ドアの近くに置いていることからして、そこまでは自分のテリトリー=「内」という
意識が働いているのではないかと思う。つまり、外と内の境界意識がじつはあいまいというか、
ゆるやかなのではないかと思う。あるいは、外と内の境界に「段階」が存在するのかもしれない。
内1級=部屋、内2級=玄関、内3級=ドアの外近辺、という具合に。私の場合は、内か外かしか
ないと思う。
傘に限らず、小径自転車などをドア近くに置いている人も見受けられる。わたしの場合、自転車も
ドア内に入れている(モールトンを外に置いておくのは、いくら閉鎖廊下とはいえ勇気がいる)。
が、考えてみると実家の場合自転車はずっと外に置いていた(実家の玄関の前は、1mほどの空き
があって、そこは家族・患者さん用の自転車置き場と、植木鉢やらの園芸スペースになっている)。
とすると、一戸建て住宅とマンションの場合では、テリトリー意識が変化するということだろうか。
いや、公団住宅などでは階段室の共用スペースに園芸や傘、自転車という個人物が置かれているケ
ースが多くて、それに対しては違和感はあまり感じない。。。。とするとあれか?「個人の生活」
というものを、どれだけ外にさらけ出せるか?という意識の違いかもしれない。つまり、近所づき
あいがある実家の場合、それが一戸建てであろうとマンションであろうと関係なく、自分の痕跡で
ある傘や自転車を外に出すのは不安ではないのだ。しかし、実家ではない場所では、はっきりいっ
て「自閉的」である。接点を持たないようにすらしている。外に傘をおける人は、そういう視点で
見るならば、「社交的な要素」を持っている人、という風に考えることができるかもしれない。
(実家にいるときは、私個人ではなく「家」として最低限の社交はあった。)
これが物理的な物品であると、まあいいのだけれど「騒音」であったりすると周りの人は困る。
外にものを置く=騒音を出す可能性もある、ということにはならないとは思うが、因果関係を調査
すると意外と関連があったりしないだろうか。などと、考えはどんどんふくらんでいくので、この
あたりでやめておくことにしよう。
今日のそらみみ:
「執事生活」→「羊生活」に聞こえて、いったいどんな生活なのか気になってしまう。そもそもの
執事生活の方も想像はつかないのだった…。
最近の読書:
「カラマーゾフの兄弟」を読んでいないときは、「村上朝日堂の逆襲」を再読している。どちらか
というと脳天気な内容が多いので、脳に負担がかからないのがよい。それでいて、読み甲斐がある
ので不思議である。
- 2007/4/21(土)

DVD「時をかける少女」、監督:細田守、角川書店。
人生の幸福な時間を「春」に例えることがあるけれど、だったら青春という時間はやっぱり「夏」
だと思う。甲子園を目指す高校球児でなくても、夏は輝かしくて、どこか未来への希望にあふれて
いる気がする。
この映画を見るたびに、夏を思い出す。夏の気持ちを思い出す。その気持ちが「いま」を輝かせる。
そう、思う。
普段アニメーションを見ない人にも、是非見て欲しい。
NC情宣@枚方。某企業合唱団の練習に赴く。80人くらいいるのに2枚しか売れず。無念。半分くらい
の人が「帰省するのでいけない」で、もう半分が「別の用事がある」だった。考えてみれば5月4日
って、連休のただ中だし、わざわざ京都まで合唱を聴きに行くというのは難しいって気持ちはわから
ないでもない。現時点ではチケットは2枚だったけど、「情宣を聞いて、聞きにいきたくなった」と
いう方もいて(家族の意見を聞くとのこと)、それはそれで嬉しいものがあった。
NC練習、19:00-21:30。わたしが到着した時のベース参加者。関西レギュラー1人、地方団員1人、
”セカンドからの助っ人”1人。後にレギュラー3人参加。人数だけ見ると「なんてこったい!」と
いう状況。この期に及んで、まだ集まらないのか!と言いたくもなる。が、今日の参加者だけの方が
かえって音が良かった。これは、ジレンマだわ。
明日のサイクリングは中止。しかし、雨という予報にも関わらず、夜半をすぎたというのにただの
一滴も降ってないんだけど。。。どうなってるんだろ?
- 2007/4/20(金)
つらいことを堪え忍んだ先に、何か良いことがあると希望が持てるときは耐えることもできる
ように思うのだけれど、その先に何も光明が見えないどころか、なおも苦難が続くとわかって
いるとき、それでも耐えることはできるんだろうか。
高校のとき、一人で合唱部の運営をやっていたときに先輩に手紙をもらった。「その苦労が山
D君の血と肉になるのです」。けれど、それが何をもたらしたかというと、何かに耐えるという
スキルがのびただけで、そのことはかえって多くの「耐えなければならないこと」をもたらした
に過ぎなかったような気がする。
「世の中は公平ではない。理不尽がまかり通る。それが世の中や」とあるとき母が言った。何に
対しても戦って、乗り越えてきた母がふと漏らした言葉は意外だった。でも、真理であると思った。
いろんな人に、いいように使われているだけのような気がして(ひとりよがりも甚だしいが)、
そしてそれがちっとも自分を幸せにしていないような気もして、もう疲れてしまった。この先、
どれだけ耐えられるのか本当に自信がなくなってきた。
明日になれば、そういう気持ちが吹き飛んで、また一からやっていければいいなと思う。でない
と生きていけない。
たまには弱気にもなる。許されよ。
- 2007/4/19(木)
本日天気は良いものの、週末はまた悪くなりそうで残念である。22日のサイクリングは中止に
なるかもしれない。それにしても気温があまり上がらないですなぁ。御室桜が咲いているころ、
つまり先週くらいは、例年は少し暑いくらいの気候のはずなのに。夜、少しモールトンで走って
運動しようかと思っているのだけど、この冷え込みではなかなか決心がつかない。走っているう
ちに暖まるかな。
しまなみ海道について、少し調べてみた。尾道〜今治間のサイクリングコースは約80km。自動車
道が60kmくらいなので、すこし長い。さすがにこの距離を一日で走るのはしんどい。いや、平均
15km/hでも5〜6時間あればいいわけだから無理ではないけど、ただそれだと本当に走っている
だけになってしまう。尾道まで行く時間を考慮する必要もあるし、だいいち尾道を素通りするのは
もったいない。尾道午後着、観光。翌朝出発し、途中の島で一泊。さらに翌日今治、松山までと
いう日程が現実的かな。二泊三日の旅。松山からの帰りも考えておかないといけないが、19時く
らいの特急に乗れば、新幹線併用で京都には23時すぎには着く(コンクールの時の帰路がそうだ
った)。松山は以前観光しているので、今治から直接帰ってもいい。
だんだん、考えが具体的になってきたけれど、どうだろうやれるか?自分。天候、気候が良いと
いうのも条件になるが。あとは一人か、友達を誘うかどうか。自転車はレンタサイクルがあるの
で持っていない人でも大丈夫ではある。一人であれば、日程の都合がつけやすい。二人以上なら
ば長距離も心強い。うーん、どうしよう。
え、NCの演奏のことをもっと悩めって?
おぼえがき:明日は「時をかける少女」DVDの発売日。
- 2007/4/18(水)
「はねるのとびら」というバラエティ番組でやっている「ダイタイソー」というコーナーが好き
でよく見ている。100円ショップで売っていそうな商品のなかに数点、高額商品がまじっており、
レギュラー出演陣とゲストが交代で商品を選んでレジに持って行き、商品を買い取るというもの。
100円ならば100円を払う。高額商品もやはりレジに表示された値段で買う。ポイントは自腹であ
るという点。ゴチになりますや格付けチェックの変形版みたいなものだけれど、どきどき感はこち
らの方が高いのに気軽な感じで見られるのがいい。
高額である可能性が高いのは「石っぽいもの」(隕石だったりする)や、「いれもの、うつわ」
(茶道具系が多い。見慣れていないと難しい)、「おまけっぽいもの」(レア物だったりする)。
レギュラー出演陣は過去の痛い経験から、次々と独自の法則を生み出していて、それがテロップ
表示されるのも面白い。今日、はじめて見たケースとして「100円ではありません!」とレジで
言われて、すわ高額?と思ったら「0円」だったというのがある。駐車場で拾ってきた石だった。
「石は高い」というジンクスを崩されたわけで、今後の混迷が予想される。
こういう目利きの世界って、面白いけれど、深みにはまるとこわい。特に骨董。身の丈にあった
選び方ならいいけれど、投資や投機目的は素人には向かない。もちろん私も。勝負事(?)には弱
いのだ。あと、目利きが難しいのは、古書の値踏みだろうか。最近の傾向として、展覧会の図録の
値段が高騰している。基本的にその場所に行かないと手に入らない点、部数が限られている点、実
はデザインの良いものが多いという点から、買い手が多く、それに目を付けた業者が高くで売り抜
こうとしているようだ。実家にある伊藤若沖の図録、これは5年くらい前に京都国立博物館が主催
した時のもので、当時2000円で頒布されていたのだが、東京のさるアート系の古書店では12000円
の値がついている。びっくりである。
(ちなみに、京都国立博物館がその鋭い視点で若沖を発掘したとき、関西では大層話題になったと
思うのだが、全国的なブームというほどではなかった。それが昨年のブライスコレクションで再度
紹介されたときの盛り上がりといったら、すでに数年前に目にしているものとっては、白けてしま
うほどであった。どちらの展覧会もNHKの日曜美術館で取り上げられたはずだが、この違いは何だ
ろうか。前者がおそらく東京では開かれておらず、後者が東京でも開かれたということに起因して
いるように思う。関西の文化発信力が弱いと見るべきか、東京の暴力的にすら思える過剰な発信力
(=品がない)のせいと見るべきか。)
最近のがっかり:
会社の売店で売られているポテトチップの小袋(60円)が、すべてコンソメからうすしおに変わっ
てしまったこと。うすしお派の陰謀か!?
- 2007/4/17(火)
隣の席の派遣さんが「さ来週はもうGWですねぇ〜」と言った。はう、何も考えていなかったが
そうなのだ。どこかに旅行に行くなら、計画を立てておかないといけない。何より行く先を決
めないといけない。
そこで休み時間に売店に行って、パンフレットをもらってきた。
・「夢ヨーロッパ スイス・北欧」
夢〜の部分が48pt、スイス〜の部分が60pt以上はある。それはともかく、初夏のヨーロッパ
となれば、やはりスイス・アルプスが良いのではないだろうか。ユングフラウ、マッターホルン、
モンブランを巡る旅が満載である。これらスイス旅行の良い点は、風景の良さを一番とするなら、
二番は「列車での移動が多い」ことだと思う。有名な登山電車や、氷河特急に限らず都市間の移動
も列車が標準的である。行程表を見ると、スイス関連の旅の8割がたが列車の移動なのに対して、
ドイツのロマン街道+スイスのコースになるとバスでの移動が9割を占める。ちなみに北欧のプラ
ンは、ほとんどが飛行機である。北欧の車移動がある意味「大変」なのは、どうでしょうのヨーロ
ッパリベンジを見るとわかる(美しい景色だけが何百kmも続くのはしんどいという意味で)。
やはり、この「ツェルマット〜サンモリッツ氷河特急走破」のプランがいいな。シャモニー、ユン
グフラウへの行程も入っている。なになに、「グリンデンワルドとツェルマットのホテルは、バス
タブがなく、シャワーのみのお部屋になる場合があります」だって?それはちょっときついかもなぁ。
。
。
。
。
。
という感じで、しばし「旅行プランを考える妄想」にふけってみた。パンフレットは本物を使用。
なかなか楽しくて、休憩時間、帰りの電車および夕食時間にまで及んだ。それほど長く楽しめた
(いや、まだまだ楽しめるけど)のは、この種のパンフレットは情報が満載=活字がたくさんある
からだ。実に読み応えがある。さきほどの「バスタブなし」情報以外にも、「北欧のホテルはプー
ル付きが多いから水着持参がよい」とか「金曜日出発のプランは三日目が日曜日なので、店はほと
んどお休み」「○月○日はヘルシンキの祭日なのでやはり店は休み」など、こと細かい。
さて、実際の予定は以下の通り。
4月28日(土)15:00-21:30 NC練習
4月29日(日)13:00-17:00 NC練習
4月30日(月)OFF
5月 1日(火)OFF
5月 2日(水)OFF
5月 3日(木)15:00-20:00 NC練習
5月 4日(金)NC第13回演奏会@京都コンサートホール
5月 5日(土)寝る(たぶん動けない)
5月 6日(日)寝る(まだ動けない)
29日の練習後に夜行列車にでものって、あてもなくでかけるのもいいかもしれない。あるいは、
尾道〜しまなみ海道〜松山道後温泉をモールトンで走るのを一度やってみたいなと思う。
- 2007/4/16(月)
寝心地良し。しかし、もっと寝ていたいと思ってしまうのがちと問題か。腰の状態が端的に良く
なったのは期待していたとはいえやや驚き。
昨日書いた安眠計画のもう一つの要は「耳せん」である。合宿の後で買いに行った。わたしは
行動が遅いのである。百貨店の旅行グッズコーナーに売っていたのはイヤーウィスパーの上位
品である「サイレンシア」というもの。かなり昔、イヤーウィスパーを試したときに、どうも
私が不器用なのか、うまくつかえなくて遮音ができなかった記憶があり、あまり良いイメージ
がなかった。しかし、そこにはその一種類と飛行機用のものしかなかったので仕方なく購入。
ポリウレタン素材の筒状のものを糸状に縮めて、耳に入れる。そうするとだんだんと復元して、
耳をふさぐという寸法。で、これが面白い!復元していくのと同時に、周りからじょじょに音
が消えていくのがわかるのだ。完全にもとの形になったときには、室内だと無音に近い状態に
なったので驚いた。普段聞いている音量でTVをつけても、ほとんど聞き取れないレベル。おー。
アメリカのNRR32という規格品らしい。NRRとはNoise Reduction Ratio。32は32dB減とい
う意味。dBは騒音の単位。ここで気になったのは日本の規格には耳せんの規格のはないのか?
ということ。さっそくJIS規格を調べてみる。。
耳せん、というそのものずばりはなかったがやはりあった。「防音保護具」JIS T 8161:1983。
ジェットエンジンの製造現場、飛行場などで使うイヤーマフ(ヘッドフォン型の耳せん)の規格
のようだ。さっそく中身を読もう、と思ったらPDFのダウンロードにお金がかかる!そうだった。
JISの規格書は全部売り物なのだ。大学時代携わった規格にも値段が書いてあったのを思い出す。
PDFダウンロード630円、和文冊子630円也。ああ、これだったら図書館にでも行ったほうがいい
なぁ。単品はやはり割高。
というわけで規格の詳細はつかめず。どれくらいの性能要求があるのか、NRR32と同等のものは
何級なのか、もっと上のクラスはあるのか、というのが知りたかったのだけどなぁ。
まぁ、それはともかく思っていた以上に静かで装着感もいいので、毎日使っている次第。問題が
あるとすると、右耳の装着が手間取るというか、深くさせないことが多い点。左耳はうまくさせ
るのになぁ。中耳の形が左右で違うのかな?
ところで自分で書いていて気づいたが、何かものを買うとやたらと分析していますな、私。外観
形状、仕様概要、特長、問題点などを順にあげている。これはやはり技術系の人間のくせだろう
と思う。ほかの人から見て、どうなんだろう。違和感があったりするのかなぁ。
- 2007/4/15(日)
地震、昼二回、夕方一回。日に何度も体験したのは初めて。いずれも在宅時。マンションは耐震
構造なので実家にいるよりも安全かもしれないが、その分揺れるなーという印象。
朝、頼んでいた物が届く。その物とは「マットレス」。そう、あのベッドに敷くやつだ。それも
ポケットコイルタイプというもの。ほら、よくベッドにボーリングのピンを並べて、ボーリング
の玉が近くに落ちても倒れないって宣伝をしている、あれと同じもの(メーカーは違う)。
わたしは普段ベッドに寝ているが、これは便宜上そう呼んでいるだけで、実際は足のついたベッド
状のものの上に布団を敷いて寝ているのだ。つまり、高床式布団と言って差し支えない。実家でも
そうであった。ただ、実家と違ったのは台座(固い)のうえにウレタン(?)のマットが付属して
おり、そのうえに布団をしく点。布団といっても薄くて折りたためる布団状のもの。このように、
ベッド状、布団状と〜状のものでベッドでもなく布団でもない中途半端な寝床なのだった。
(ベッドというものはやっぱりスプリングの効いたマットレスが引いてあるものを指すと思う。)
で、今回寝床をちゃんとしたベッドにしようと考えた。理由は腰痛。ウレタンのマットは低反発状
(また状だ!)の動き、つまり荷重がかかった部分のみがへこみゆっくりと戻る。ただ、これがど
うも沈み過ぎる感じがしてずっと違和感はあった。やわらか過ぎる寝床は腰によくないのはよく知
られている。それから、このマットの表面の摩擦係数がやたら低くて、ふとんがすぐにずれるのだ。
寝ている間に左へ左へと動く。これも寝ている体にはよくないと思われる。掛け布団を落とすまい
とする体の上側の動きと、ずり落ちようとする体の下側の動きでねじれてしまう。
まあ、理屈はともかく、腰痛にならない寝床が欲しかった。加えて言うなら、安眠できる寝床。
ポケットコイルタイプというのは、スプリングが独立した袋に入っていて、床面に敷き詰められて
いるので、荷重がある部分だけ沈む。だから、実際に横になってみるとスプリングがあるという感
じはしない。なぜ、その感触を知っているかというと、最近普通のビジネスホテルでもこのタイプ
のベッドを導入しているところが増えたからだ。で、そのうたい文句は「安眠」。実際、よく眠れ
るというのが実感。(体圧分散とか、いろいろ理屈はあるみたいだけど。)
さて、ここからが問題だったけれど、やはりホテルに納入しているようなメーカーのはバカ高いの
である。一番標準的なグレードで6万円。別のメーカーのは10万円以上!!値段の違いがどこから
生まれるのかは、いろいろ考えはつくものの、そこまでは思い切れない。だいいち、ボーナスはま
だまだ先であるし、そもそも本の印刷代に使うことが決まっている。
で、いろいろ探していて、国内自社生産でコストを下げているメーカーを発見。ネットの口コミで
も評判がよい(品質の問題はないみたいだった)ので、そこに決めた。たぶん、一番安い。上記の
標準グレードの半額よりさらに下。
届いたマットレスを早速敷いてみて、寝ころがる。。。。お、腰が楽だ。寝返りもしやすいのでは。
肩胛骨のあたりも突っ張らない。これは肩にもいいのか。んー、良いんでないか。
夕方、ちょっと横になって。。。1時間半ほどうたた寝。ああ、夕ご飯食べてたらあのまま眠りた
かった。
これは今晩以降の眠りには期待できそうである。二点困ったこと。使っていたウレタンマットをど
うするか(とりあえずベランダに放置)、マットレスの梱包紙をどうするか(やたら丈夫。廊下を
占領中。。。困った)。
じつは、もうひとつ安眠グッズを数日前から導入している。
それについてはまた後日。
- 2007/4/14(土)
NC練習、15:30-21:20。今日は途中1時間だけ、ピアノ合わせ。ピアノの人(女性)が来ると、
みんな頑張る。。。というよりも、「がおー」と吠えて怖がらせたいみたいである。かくいう私
も加担しているわけであるが。そのせいか、ピアノはちょっと固かったナ。反省。
練習前に四条河原町の高島屋に寄る。予告通りズボン(パンツという言い方はどうも慣れない)を
買いに行ったのだけれど、20分くらいぐるぐると紳士用コーナーを回っていた。なぜなら、たまに
しかこういうところに来ないので、恐いというかおっかなびっくりというか、どういう風に振る舞っ
たらいいのかわからないのだ。こういうのが欲しいという目標はあったのだけれど、手にとろうと
するとすーっとやってくる店員さんがこわいのだ。あ、いや、まだ買うってきめたわけじゃないん
ですよ、見てるだけですよ、というオーラが出せないので、さっと逃げてしまう。もっとちゃんと
見たいのに。というのを繰り返して20分なのだ。もうひとつ理由があって、安いのを探していたから。
だって高いんだよ、デザイナーズブランドとかいうのは。
結局、割合おとなしめのブランドで、店員が別の客の接客中に近づいて物色。こうすると途中で声
をかけられても心構えができているので大丈夫である。まあ、あとやっぱり相談しやすかったり、
親身な感じの店員さんがいるというのが重要だと思った。いくつか候補を出してもらって、なんと
か決定。決めるときは早い。試着のとき、「23区の服は初めてですか?とてもよく着こなしてらっ
しゃるから」などと言われてちょっと気をよくする。まあ、ズボンをはくだけで着こなすも何もな
いとおもうんだけど。自然な感じでそういう言葉がでてくる店員さんはスキルが高いのであろう。
ついでなので、ヘンリーコットンで麻の長袖シャツと、半袖のポロシャツを買う。ここだけは唯一
珍しいことにブランド指名買いである。店員さんがずっと同じ人なので、入っていきやすい。デザ
インも好みで落ち着く。風合いがいいんですな、ここの服は。だから長く着れる。長く着る服には
愛着が沸く。ファッションとは、そういう関係でいたい。でも、ユニクロの服も好きだ。安いし。
私がこんなことを語ると変か?
追記:加古川の友人が「フランスパンにホテルマーガリンを塗るなんて、なんと小じゃれた生活か!」
言って激怒しているらしい。違う、ちがうぞ〜。フランスパンはなあ、そのまま食べるんだ。こう
ぶちっと引きちぎってなぁ。ぼりぼり、むしゃむしゃ、パンくずをこぼしながらワイルドに食べる
んだぁー。フランスパンの保存袋なんか使ったことはないぞぉ、一本をまるまるまなぁ、一人で全部
食べるんだ。残すなよぉーってパンが言うんだ。ほんとだぞぉ。ホテルマーガリンはなぁ、Pascoの
超熟5枚切り(180円)に塗るんだぞぉ、まちがえるな〜(どうでしょうの藤村Dの口調で読むこと)。
- 2007/4/13(金)
BK練習欠席。練習に出られないと、ちょっと罪悪感を感じてしまうことがある。まあ、仕事である
とか、別の用事があるとか、旅行の日程の都合とかでBKでも、NCでも休むことはあるのだけど。た
だ、体調が悪いときはどうするか悩む。かえって練習に出たほうが、積極的に歌えなくても気分が
すぐれて快方に向かうことがあるからだ。これは経験上。その次の日の保証はないけど。
おや、ずいぶんときつく雨が降ってきました。
明日はNC練習の前にズボンを買いに行こうかと思っている。というのも、今まではいていたものが
緩くなって、ベルトをきつくしめないと落ちてくるのだ。つまり、痩せたのである。昨年のコンク
ールのあたりから、今年の初めごろにかけて、あまり食欲がない状態が続いたせいだと思う。たま
にカロリーのあるものを食べても(例えば毎週水曜日のスタンド)、リバウンドのような現象はな
いし、固定化されつつある。あまりズボンは買わないのでウェストがわからないが、店で聞こう。
お腹が出ないことは喜ばしいが、反面筋力が低下している気がする。腰痛が増えたのはそのせいか?
もともと弱い背筋のあたりを、これはいよいよちゃんと鍛えないと駄目だなぁと思う。ちょっと調
べてみる。
最近、コンビニによると必ずといっていいほど「キャラメルコーン」(キャラメルスナックという
名前で販売)を買ってしまう。そして、ほとんど一気に!食べてしまうのである。それはもう、か
っぱえびせん並にMTTRが短いのである。牛乳があるとなお良い。
腰痛の一因を筋力の低下と書いたけれど、別の原因もあるのでは?と考えて、ある対策を施すこと
にした。予定では明後日にブツが届くはずである。うまく行けば、腰痛以外にも効果を発揮するか
もしれない。実は結構長く検討していた対策なので、ちょっと楽しみである。詳細は日曜日に。
今日はあまりまとまりがないのでした。
- 2007/4/12(木)
暖かすぎず寒すぎず、桜も咲いて。なんて酔い頃の夜なんだろう。
飲んで楽しいことでもあればいいのになぁ。飲めないし、楽しいこともない身の上なのさー。
5月に伊東美咲主演のTVドラマ「めぞん一刻」が放映されるのだけれど、その配役がなかなか
原作の雰囲気にあっているので、ちょっと楽しみになってきた。特にはまっているのは、岸部
一徳の四谷さんである。恐いくらいだ。あと、こずえちゃんがかわいい。坂本が実に坂本っぽ
いのも笑える。総一郎さん(犬)もちゃんといます。番組HPはこちら
そういえば、めぞん一刻は近頃は少ない、読んでいて季節が感じられる漫画だった。季節とと
もに年がすぎ、響子さんと五代君の関係もゆっくりと積み重なっていくのがわかった。特に春
は重要な季節だった。そして思い出すのはこんな言葉。
「冬来たりなば、春遠からじ」。(注:劇中の言葉ではない)
この言葉をなぞるように、物語は雪降る冬に始まり、桜咲く春に終わる。
(その間は実に7年くらいあるのだけれど)
ああ、実際の人生もこんな風であればよいのに。
何かとぼやきたくなる春の夜である。
- 2007/4/11(水)
ホテルマーガリンの感想:
まず、バターナイフを差したときの感触がネオソフトに比べて固めであるのに、パンに塗るとすーっと
溶けていく点が新鮮である。べっとりせず、必要最小限の量だけをパンにのせることができるのが良い。
食べたときの感想として、あまりその存在を主張しないためパンの味がよくわかる。かすかに漂うその
匂いがよい。主張しすぎないため、食後にいつまでも舌に残らず、軽やかである。概して、濃いめの味
つけが好みで、トーストにもそれを求める人には不向きかもしれない。が、山Dにはちょうどいい。
今日買った本:
「カラマーゾフの兄弟1」、ドストエフスキー著、亀山郁夫訳。光文社古典新訳文庫。760円。
最近、いろいろなところでこの「カラマーゾフの兄弟」という名を目にすることが多く、そのほとんどが
「こんなに面白いものはない」という感想だったので気になっていた。そして今日、休憩時間に読んでい
た週刊ダイヤモンドの書評のコーナーにたまたま紹介されていたのが、この新訳版だった。なんでも旧訳
版は難解だが、新訳はするすると読めるという。ならば、と忘れないうちに本屋に寄った。冒頭の文章を
読んでみて、何となく読めそうだと判断がついたので買うことにした。このとき、初めてカラマーゾフの
兄弟が三人だということを知った。それくらい、この古典文学のことを知らなかったわけである。
ところで、ひとつだけ気になったというか、驚いていることがある。この文庫が光文社から発行されてい
るという点だ。光文社文庫というと、まず思い浮かぶのが西村京太郎と赤川次郎シリーズで、小学生のこ
ろによく読んだものだ。ようは、火曜サスペンス劇場の原作になるようなエンターテイメントに特化した
文庫(だから小学生でも読める)というのが、昔からのイメージなのだ。それが、突然「世界文学の最高
峰」(帯の惹句)である「古典文学」をそれも新訳で刊行したというのは、にわかには信じがたかった。
しかし、光文社は本気のようだ。巻末に記された刊行の理念は「いま、息をしている言葉で、もういちど
古典を」である。よし、ならば現代の読書人の端くれとしてつきあおうじゃないか。まずは、カラマーゾ
フ全4巻を制覇せねばならぬ。
スタンドで食事。ときどき、激しい痛みが側頭葉に走る。頭の凝りは長引くのでやっかい。薬を飲む。
- 2007/4/10(火)
一日遅れで合宿の疲れが来てしまったみたい。重度の肩こり、首こりが原因と思われる頭痛で起床。
空腹状態では薬が飲めない。しかし、何か食べようにも胃の方も問題があって食欲がない。これは
ピンチである。回復を待っているうちに、出社限界時間を迎えてしまった。
半日年休にする手もあったけれど、症状の度合いに対して、回復の見込みを考えると難しそうだっ
たので休ませてもらうことにした。
胃が落ち着いたところで、牛乳でコーティング。薬を飲んで横になる。あとは耐えるしかない。
夕刻、頭痛は回復。このままでは再発必至なので、高島屋に向かう。自宅近くのマッサージ屋(1月
末に閉店)に代わる店があるという情報をつかんだからである。フットケアが主体の店らしいのだが、
頭首肩のメニューもあるらしい。情報は正しかった。15分で2100円と、前の店より高かったが腕は
同等以上で、時間を延長してもらったくらい。ついでに来週の予約までしてしまった。これから演奏
会までの期間は、少々お金はかかるが毎週行こうと思う。以降も、2週に一回のペースを守りたい。
というのも、ここ1年ほど頭痛で起床するケースが増えていて、回復にかかる時間(=痛みに耐える
時間でもある)も延びているのだ。運動不足なのだと思うけれど、体力がつくペースよりも疲れるペ
ースが上回っているので仕方がない。もっと暖かくなって、サイクリングがもっとできる気候になれ
ばいいんだけれど。
頭痛回復後に昨日のマーガリンを塗ったパンを食べたけれど、やや朦朧としていたので味がよくわか
らず。正確な味覚評価は明日以降になりそう。
- 2007/4/9(月)
明け方に4/8の内容に追記、注釈。

帝国ホテルのホテルマーガリン
わたしはいつも朝食のパンに雪印ネオソフトを塗っているのだけれど、特別なこだわりがあって
選んでいるわけではない。近所のコンビニには、ネオソフトしか売っていないだけである。今日
は晩ご飯を大丸の地下食品売り場で買うついでに、ちょうど切れてしまったネオソフトのかわり
をさがすことにした。ついでに言うと、バターか?マーガリンか?ということにもこだわりはな
いのだった。バターよりも淡泊な感じのするマーガリンの方が食べやすいというのはあるかな。
そこで見つけたのが「ホテルマーガリン」。帝国ホテルの名前が入っている。おお、あのマーガ
リンか、懐かしい。。。ウソです。帝国ホテルに泊まったことなどない(注)ので、これが帝国
ホテルの朝食で使われているものなのかは確認できず。ただ、牛乳石けんの赤箱に通ずるシンプ
ルなデザインは、どことなく業務用とかプロっぽい感じを漂わせていて、それがかえって高級感
や非日常感をあおる。何より、乳製品コーナーで目立っていた。しかし、値段は315円とお安い。
ちなみに隣に並んでいた「小岩井特選バター」は1200円!
さて、どんな味がするのだろうか。明日の朝食を待つ。
注:旧帝国ホテルに「入ったこと」はある。フランクロイドライト作のあの建築が今も日比谷に
に残っていたら、ビルだらけの東京駅周辺に対して、日比谷公園、皇居につづく景観はさぞ目に
優しく、空の高い、気持ちのいいもであったに違いない。現在の帝国ホテルタワーは何の変哲も
ないただのホテルである。あまり泊まりたいと思わないもの。旧帝国ホテルの一部は愛知県にあ
る博物館明治村に移築されており、誰でも入ることができるので、一度その大谷石でできた気持
ちのいい内部空間を味わってみて欲しい。
今日買った本:「沈黙のフライバイ」、野尻抱介著、ハヤカワ文庫JA。630円。
帯の惹句は”あきらめるな、宇宙はそこにある”。なんで宇宙開発をやるのかっていう疑問は誰も
が(本当か?)大小違いはあれ持っていることのような気がする。種子島からロケットが打ち上
げられるとき、どうしてあんなに期待をこめて見つめてしまうのか。私なりの考えを書くなら、
人間が叡智への挑戦というものを止められない存在だからだと思う。平たく言えば、好奇心が枯
れることがないから。だから、人間である限り、宇宙を目指すのは必然なのかもしれない。
- 2007/4/8(日)
NC合宿@奈良。2日目。
8:30-16:30、練習。
純米吟醸って、お米を磨いてつくるのだと聞く。磨いて磨いて、一番いいところを酒に
する。今日の練習は、まさに「和音の吟醸」を作っていく作業だったと思う。磨かれる
たびに、見えなかった色彩が音楽から放たれてくる。それはとても、心地のいいもの。
あきらかに寝不足なので、きょうはゆっくりと早めに眠ります。
追記:
明け方に目が覚めてしまった。心がざわざわして、寝た気がしない。いい音楽だけでは
心は満たされないっていったら贅沢なんだろうか。むしろ打ち込めば打ち込むほど、か
わいていく気がしないでもない。率先して歌い、新人さんに気を遣い、運営を補佐し、
マネ会を回し、会場の片付けを指示して見届けて最後に去る。ひとつひとつに不満はな
いのに。でも、歌うこと、それにまつわることが本当に自分自身を幸せにしているのか、
わからなくなってきた。
ガーシュウィン作曲の"Someone to watch over me"という曲がある。曲名通りのことを夢
見て信じて頑張ることを静かにつづった歌。歌はときには現実に即すけれど、時には現実
にないものを渇望する。ずっと、前者だといいと願望しつづけていたけれど、本当は後者
なんだということはわかっていた。誰か(Someone)なんていないのだ。
注釈:Someone to watch over meの歌詞の主役は女性なので、少々甘ったるい歌詞で
ある。しかし、山Dは男なので、ここは”私を見守ってくれる”「女性」と読み替えていた
だきたい。
- 2007/4/7(土)
NC合宿@奈良。1日目。
あかん、出発する前から頭痛が。。。薬局いかんと。
15:00-21:00、練習。
21:00-23:30、マネ会兼宴会出席。
あれですね、ユースホステルではいびきをかく人よりも先に眠れなかったら、負けです。
部屋に4人居て、2人にいびきかかれたらもう駄目です。普段いびきかかない人でも、
たぶんお酒飲むと出るのだろうな。練習の疲れもあるだろうし。
練習は充実。ベースも人数がそろって、面子がそろうと格段に安定して、いつもよりも
音楽的な練習ができたように思う。そのせいか、同じ疲れでも「行き場のない疲れ」で
はなかったし。
- 2007/4/6(金)
BK練習、18:30-21:00。
久しぶりに日本語の曲を歌ったら、大層つかれました。母音がやっぱり難しい。
NCのマネージがあるので、宴会には出ずに帰宅。さらに明日、明後日と奈良でNC合宿なので、曲の復習
をせねばならず。この二日間、人が集まるときになんとしても「ベースの骨格」を作ってしまわないと。
合宿中にベース補習、絶対あるだろうなぁ。。。疲弊しないように頑張ります。
河原町丸太町の北西角の元小学校跡地の桜が見頃。鴨川の土手の桜も、御所の桜も好きだけれど、やっぱ
り学校に咲いている桜っていうのは、たとえそれが自分の母校でなくっても、どこか特別に思える。
そこに集い、やがて去っていく人間をずっと見続けているから、人とともにある気がして。
「♪きみと二人〜、さくら日和〜」、星村麻衣の「桜日和」が脳内に響くきょうこのごろ。
- 2007/4/5(木)
やっぱり、さわやか系に負けました。
2007年本屋大賞、1位「一瞬の風になれ」、2位「夜は短し歩けよ乙女」、3位「風が強く吹いている」
という結果。速報なので、以下の順位は不明。でもまあ、さわやか系に挟まれてはいるけれど、堂々の
2位授賞おめでとう森見登美彦氏!
会社で部署が変わると個人の記録帳のような紙に異動日と部署名を記すことになっている。実は入社
以来、まったく別の部署になったことはなく、そのミッションと流れを受け継いだ部署に常にいる。ただ
し、その部署の所属は変遷し、名前もたびたび変わっている。その数を数えてみると、今回の部署で8回
も名前が変わっていた。ほぼ1年に1回のペース。こんなだから、最近では新しい名刺を作ることをあき
らめている。営業と違って対外のつきあいが限定されるので、名刺1ロット(100枚)を使い切ったことが
ないのだ。でも、たまにどうしても必要なときがあるんで困るんだよなぁ。もともとリサイクルペーパーだけ
どもったいないのに変わりはない。余ってしまった名刺の有効な使い道、何かないかな。
追記:本屋大賞のページに結果がアップされてました。http://www.hontai.jp/index.html
なんと、1位475.5点、2位455点、3位247点という結果で、ほぼ一騎打ちだったことが判明。
いやー、惜しかったな。
風呂上がり、ふと重大なことに気づく。昨日、どうでしょう見るの忘れてたよ!!
一日経ってから思い出すなんて、自分のアホ!そうだ、昨日は「たまには早く寝よう」とか
思って、11時前に寝てしまったのだった。う、昨日はNG集だったはずなので、まだ良かっ
たかも。シリーズの途中で見逃したときの悔しさに比べればましだ。長かったどうでしょう
も、シリーズは残り二つ。釣りバカ対決と、ラスト・ラン/原付ベトナム縦断1800kmのみ。
さびしくなります(といっても放送回数からすると、あと三ヶ月はある)。
- 2007/4/4(水)
全国の書店員がノミネート作品全作を読んで投票する本屋大賞。過去の大賞作品はいずれもベスト
セラーになるばかりか、作家の知名度もアップ。しかも、全作映画されていて、その効果たるやも
はや既存の文学賞以上だと思われる。第1回「博士の愛した数式」、第2回「夜のピクニック」、
第3回「東京タワー」と並べれば、本を普段読まない人でも聞いたことあるなあと思うはず。
さて、その第4回のノミネート作品がこちら10作品。
・一瞬の風になれ 佐藤多佳子 講談社
・週末のフール 伊坂幸太郎(1971年生まれ) 集英社
・失われた町 三崎亜紀(1970年生まれ) 集英社
・図書館戦争 有川浩(1972年生まれ) メディアワークス
・陰日向に咲く 劇団ひとり(1977年生まれ) 幻冬舎
・名もなき毒 宮部みゆき 幻冬舎
・風が強く吹いている 三浦しをん(1976年生まれ) 新潮社
・ミーナの行進 小川洋子 中央公論社
・鴨川ホルモー 万城目学(1976年生まれ) 産業編集センター
・夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦(1979年生まれ) 角川書店
今回はなかなか選びがいがある作品が並んだなあと思う反面、本屋大賞の弱点みたいなものが出て
きている面もあると思う。先にその弱点を見ると、宮部みゆき、小川洋子というすでに著名な二人
が入っているのがひとつ。ノミネートは、やはり書店員による投票なので、作品自体がよければベ
テラン、直木・芥川賞クラスの作品が入ってしまう可能性はある。本屋大賞としては、既存の権威
的な賞とは違う視点から本を選んでほしいなというのが私の考え。どちらかというと無名の人、賞
はとっていても、まだブレイクできていない人の方がいい。まあ、属人的になりすぎるのもどうか
と思うけれど。あとは、タレントの劇団ひとりの本が入っている点は、ちょっと気になる。本とし
ての評価はわからないけれど、もう十分話題になっているし本業ではない分野なので、遠慮してほ
しいなぁというのが本音。劇団ひとりの才能を否定するわけではない。(幻冬舎が好きではない、
ってのは少しあるかも)
選びがいがあるなーというのは、読んだことのある本以外に、これから読みたいなーと思っていた
本が結構入っていたという個人的な感想。「失われた町」は以前紹介した「となり町戦争」の作者
なので読んでみたいし、「図書館戦争」はその名前だけで心引かれる。あ、でも「図書館戦争」で
ちょっと残念なのは装丁があまり好みではない点。文体がそうなのか?ちょっとポップすぎる感じ
がして、それでまだ手が伸びないでいる。
ついでに述べると、装丁で大賞を選ぶなら「失われた町」「ミーナの行進」「夜は短し歩けよ乙女」
のいずれかだと思う。特に「ミーナの行進」の装画は群を抜いているので、気になる人は本屋さん
でパラパラとめくってみて欲しい。文庫化された際には全部カラーで収録して欲しいくらい。
今回の特徴をもうひとつあげると、著者が若い。20代後半から30代前半がほとんど。作家の世代交
代が進んでいる印象を受ける。自分と同世代の作家というのはやっぱり応援したくなる。
さて、最後に受賞予想をしてみる。京都が舞台というひいき目があるけれど、読んでいて楽しいこ
と、本屋大賞らしい(=他の普通の賞は絶対もらえなさそう)ということで、「夜は短し歩けよ乙女」
が来ると思う。もし、大賞を取ったら映画化の目もあるわけで、そうすると京大近辺、百万遍や今出
川、下鴨、鴨川デルタなんていう、自分の学生時代にはお馴染みの場所が出るわけで、これまで
の京都が舞台のものとは一風異なる感じになりそうだし、それは面白いに違いない。
対抗馬は同じく京都が舞台で、やはり京大生が主人公の「鴨川ホルモー」だろうか。実は地道に
版を重ねているらしい。。。
(ちなみに「一瞬の風になれ」「風が強く吹いている」は共に陸上競技がテーマ。陸上組のさわやか
さに、奇々怪々な京都組が勝てるかどうかも注目したい。)
結果発表は明日4/5の19:00から。
果たして「乙女ブーム」は来るか!
- 2007/4/3(火)
寒いですな。春は花曇りがあったりして、気温が落ち着かないので着るものに困る。今日の気温だ
と背広一枚では日が暮れてからはちとつらい。先週は逆に上着はいらなかったのであるが。ただ、
背広は温度調節のマージンが広いので、最悪上着がなくても大丈夫だと思う。問題なのは帰宅して
からの格好。ほとんどすぐに寝間着兼用のTシャツとズボンに着替えるのだけれど、これに薄手の
トレーナーを重ね着するかどうかが問題。着ていないと寒くて早くに目が覚めるときもあるが、逆
に着ていると寝苦しくて目が覚めるケースもある。どんぴしゃで、今日は着ていてよかった、着な
くて良かったと、良い方に転ぶ確率は50%くらいなのだ。とりあえず、今日は二枚重ね態勢で。
ポストに「東京タワー」の映画版のチラシが入っていた。一瞬、驚く。いままで映画の宣伝が入っ
ていたことはなかったから。近くの映画館か、配給会社そのものがポスティングして回ってるのか
すごいなーと思って、よく見ると「ダスキンは東京タワーを応援しています」の文字。裏面はダス
キンのお掃除サービスの広告だった。ああ、こういうのもありだなーと思う。映画のチラシってい
うのは割合高い訴求力を持っていると思うからだ。話題性があり、デザインのいいものなら、その
ままマンションの郵便コーナー備え付けのゴミ箱に捨てられる可能性は低いと思う。もうそれだけ
で半分くらい障害はクリアされたも同然。まず、映画のチラシを見て、裏の宣伝まで見る確立はぐ
んとあがる。あわよくば、とっておいてもらえることもある。映画の側も、企業の方にもメリット
の十分あるやり方。今後、増えるかな?
ところでこのチラシで、映画版のキャストがわかった。3つのバージョンのキャストを主人公、
オカン、オトン、彼女の順に並べてみるとこうなる。
TVスペシャル版:大泉洋、田中裕子、蟹江敬三、広末涼子
TVドラマ版:速水もこみち、倍賞美津子、泉谷しげる、香椎由宇
映画版:オダギリジョー、樹木希林、小林薫、松たか子
うーん、どうだろう。キャストだけで比較すると、どれが一番魅力的か。やはりスペシャル版か?
映画版の小林薫のオトン役はなかなか良さそうで、ちょっと見たい気もする。
その他の条件でみるとどうか。映画版は脚本が松尾スズキ。これは加点かもしれない。しかし、
主題歌が福山雅治!いかにも狙った感じがして何か嫌だ。これは減点。
ところで、勝手なことを書いていますが、原作読んでません。。。ベストセラー本を読むのは未だ
に抵抗があるのだ。
予告:4/5は第4回本屋大賞発表の日なので、前日にあたる明日は今年のノミネート作品について
ちょこちょこ書いてみたいなと思う。
- 2007/4/2(月)
一応、起きられました。うーん、体が慣れるまで時間かかりそう…。
19:00からTVでやっていた映画版の名探偵コナンを途中から見てしまう。見始めると止められず。
まだやってます。ほんとに最後まで気が抜けないなぁこのアニメは。エンディングっぽい音楽が流
れたと思ったら、案の定最後の最後に大ピンチが!!で、今ようやくエンディング。でも、パター
ンとしてエンドロールの後に後日談がありそう。。。あ、正解!予想通りでちょっと嬉しい。
昔は、映画館でエンドロールがはじまると帰り出すお客さんが多かったと思うけれど、そうすると
こういう最後のお楽しみ(?)が見られないわけで、もったいない。でも、最近は本当の最後まで
見る人が増えたような気がする。これは入れ替え制が多くなったことと関係ありそう。今まで途中
で出ていた人のうち、たぶん半分くらいは「終わる前に次の回を見る人が入ってくる」ことをきっ
かけにして「早く出ないと混雑になる」という思考にスイッチが自動的に入ってたんじゃないだろ
うか。入れ替え制では、本当に早く出たい人以外は当然そのスイッチは入らない。
で、それらの人につられて出ていた二次的な人達はきっかけを失ってしまう。三次、四次と続いて
いた連鎖はその時点で起こらなくなり、結局大多数がエンドロールが終わるまで残ってしまうこと
になる。どうだろう?
もし、これが本当なら映画を作るひとは是非とも、エンドロールまで見応え、聞き応えのある映画
を作って欲しいなと思う。役者やスタッフのクレジットに興味がある人なんてのは、少数だと思う
から。そういえば、ジャッキー・チェンの作る映画は昔からエンドロールはNGシーンを流していた
ような気がする。徹頭徹尾観客のための映画をジャッキーは作っていたってことかもしれない。
個人的には、本編の余韻を感じさせてくれる映像が挿入されて、曲は1.5クールくらいの長さが
一番好きかも。洋画なんかだとテーマ曲が3〜4曲流れるくらい長いでしょ。あれは疲れます。
覚え書き:コミックマーケット72、受付確認ハガキ到着。当落通知発送予定日は6月2日。
- 2007/4/1(日)
新年度。今年度の目標は「健康にすごす」。
とうとう明日より、FLEX勤務が解除され、通常勤務(8:30-17:00)となる。
心配だ、とても心配である。毎朝、頭痛くなったりしないだろうか。

ふるほん博覧会の収穫。いずれもキクオ書店のコーナーで購入。左1000円、右4500円。
金曜日にあたりをつけていたリトグラフを買いに行く。右のものがそれだけど、植物には詳しく
ないので、どんな名前かわからない。ただ、葉脈の精緻さや、実の赤い色など、シンプルなのに
特徴的で気に入ったのだった。余白もきれい。EKORRBAERとあるのが名前(AEはAウムラウト)
のようなので調べてみたが、ドイツ名と和名が載っているページはやはりない。で、その横に書
いてある"MAJANTHEMUM BIFOLIUM"という文字に気づいた。あ、ひょっとして。そう、これは
学名だった。学名を検索することで、和名:ヒメマイヅルソウとわかる。ああ、そうか。学名が
全世界共通(ラテン語)で決まっているのは、こういうときにとても便利だからなんだ!英語ば
かりが「世界共通語」ではないんだということを実感したのだった。
文化博物館への往復の道すがら写真を撮る。最近、あまり撮っていなかった。

三条通りにて

東洞院錦下がるにて
帰宅後、「マリア様がみてる〜あなたを探しに」(今野緒雪著、コバルト文庫)を読み始める。
表紙の絵が、優しげな祐巳と瞳子のツーショットだったので、買うとき少し安心した。やっと、
二人の問題に決着がついたってことだろうから(たぶん)。
”マリみて”は、女子校、姉妹制度という設定から、「ソフト百合」のような認識・紹介をされて
いるケースがあるみたいなのだけれど、読者にしてみればそれはちょっと違うと思っている。
そのことを、この本を買った書店にあったポップが代弁してくれていた。
「決して妖しいお話ではありません、女の子達の青春物語です。」
うん、うん。そうだね。
※畷ジュニア(NJH)の感想、まだうまく書けないので延期します。ごめんなさい。
- 2007/3/31(土)
14:00-16:10、畷ジュニア・ハーモニー、フェアウェルコンサート@四条畷市市民ホール。
17:20-21:00、NC練習@本町。
今日は一日疲れました。というか、ほとんどNC練習(主にパート練習)の疲れなのだけど。
Top、Sec、Bariに続々とメンバーが集結しつつあるのに、音程も発声もそろわないベース、
それもたった4人じゃ正直厳しいよ。いままでたいがいベースは危機的状況だったけれど、
今の状態は正直どうやって対処したらいいのかわからない。。。人が来ないんじゃ。合宿に
だけやってきて、演奏会に乗るつもりなんだったらひどい。そんな合唱をやったら、今日卒業
を迎えた畷ジュニアにとても顔向けできない。
いまは怒っているとか憤っているというわけじゃなくて、途方にくれているだけ。畷ジュニア
の感想は明日にします。あうー。
- 2007/3/30(金)
今朝の夢、あわよくば昨日のシチュエーションの続きをと念じていたのだが、うってかわった
ものだった。学校を卒業した私と、同期の二人はそのまま再入学し、ドイツ語を勉強すること
になったという設定。近代建築のなかにゼミ室があり、学生がめいめい自由に勉強している。
と、そこへ近日中にこの建物から新しい校舎(夢のなかではLG棟と呼称)に移るという話が。
この教室の雰囲気がいいので残念だと思っていると、なぜか同期がほかの学生とともに教授に
詰め寄って「近代建築がいいんです!」みたいなことをうったえかけはじめた。あ、それって
本来は近代建築好きの私の役割では…、と思ったところで終了。建築に対する取り組みついて
何らかのアクションの必要性を感じているということだろうか。DOCOMOMO JAPANには以前
から興味はあるので、それが関連しているのかも。しかし、ドイツ語はどこから来たのか。
※DOCOMOMO=Documentation and Conservation of buildings,sites and neighbourhoods
of the Modern Movement。モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および
保存のための国際組織。http://www.docomomojapan.com/index_jp.html
部署の引っ越し、レイアウト変更。16:00からって言っていたのに、いろいろ動かさないといけ
ないからというので、13:00から準備が始まる。PCの移動もしないといけないので、午後の仕事
は完全にストップ。ネットワークにつなげないと実は何も仕事ができないのである。作業がはじ
まるとみんなテンションがあがる。あれかな、小学校のときの席替えみたいなものかも。
16:00くらいから手持ちぶさたになったが、移動した先にネットワークもコンセントもないので
いかんともしがたし。16:30、だいたい完了。17:30に職場を出て京都へ。
予定まで30分ほど時間があったので、京都文化博物館でたまたまやっていた「ふるほん博覧会」
に参加。紙モノが意外と多く、そのなかでも目がとまったのが石板、銅板のリトグラフ。草木画
や、魚、建築、武器など、百科事典に掲載していた図版の切り売りであるが、これがまたきれい
なんですよ。いいなーと思うものは一枚5000円する。でも、それだけの値打ちは絶対ある。同行
していた部署の人たちの手前、ぽんとそれを買うのはちょっと憚られたので、狙いだけつけてお
いて、後日(4/1まで実施)買いに来ることにした。で、どうしても気になった一枚(ビザンチン
建築の教会の平面図)だけは、1000円だったので買ってしまった。あのとき、図版をめくりめく
りしている様子は、客観的に見てあきらかに趣味の世界に没入した人であったなあ、とちょっと
反省。
部署の送別会、総勢40人。ゆえにBKの練習は休ませてもらった。ここではあまり会社の飲み会の
ことを書かないけれど、歓迎会と金曜日が重なった場合は、BKの練習を優先している。あと、忘
年会も。ここ6年くらい出席した憶えがない。だってたいがい演奏会前の追い込みの時期とかぶ
るものだから、秤にかけるとどうしても。ただ、送別会に限っては可能な限り参加している。こ
れは部署の先輩のマネなんだけれど。
4/1から部署がおおよそ3つに別れてちりぢりになること、何人かの派遣さんがやめられること
もあって、結構盛り上がり一次会が22:00近くまであったのだった。意外と周りにどうでしょう
仲間(通称「どうでしょうバカ」)がいることがわかり、親交を深めた。
会場が東洞院六角だったので、10分ほどで帰宅。
明日はNC練習だー。
- 2007/3/29(木)
今朝見た夢の設定はコミケ。なぜか屋外での開催。シチュエーション的には嬉しい設定だったので
夢のなかでも気分よし。目覚めも良し。眠る前にこういう夢が見たい、と念じたのか良かったのだ
ろう。
22:30帰宅。
事前に十分なテストを繰り返していても、システムの入れ替えってのは必ず何か問題が起きるもの
なんだということを今回も思いしらされた一日。頭の血管がぱんぱんで、頭痛がひどいので、さっ
さと寝ます。ああ、Oracleさん、勝手に予約語を増やさないでぇー。吐血(ウソ)。
- 2007/3/28(水)
職場を出たのが20時を過ぎていたので、きょうはスタンドはなし。むむ、残念。
しかし、やっぱり夜の方が静かで仕事しやすい。。。日の光に弱い(?)山D。
今日見た夢は3つくらいの短編の組み合わせだったが、どれもあまり楽しいものではなかった。二つ
はどこかに向かって一人で放浪の旅というか逃亡の旅を続けているようなもの。心細いったらありゃ
しない。もう一つはちょっと変だった。実家(夢の中ではそうは見えないが、家族がいるのでそう認
識)にいるのだが、家族一人に一台ずつ自分専用のトースターがあるという設定。ところがなぜか私
のトースターが違うものに変わっていて、どこへやったんだよーと腹を立てている私。しばらくして、
自分のものと思っていたトースター(緑色)は勘違いで、本当は今自宅にある白くて二段重ねのもの
が自分のもの(これは本当)だと気づくという内容。いったい、どういう意味があるんだ。教えてフ
ロイト先生!
腰痛は以前よりはましになっているが、完全には治っていない。毎日テーピングで補強中。顎関節症
の方だが、治ったと思ったのは頭痛薬による鎮痛効果であったようだ。実は毎朝痛みがある。薬二錠
で、ほぼ一日効果があり、昼食時にはもう平気。夕食もOKだ。当然ながら朝食はつらい。どうも、こ
の前倒れたことの影響が全身に波及しているような気がする。歯のかみ合わせは筋肉のバランスに関
係するというし、やはり歯の治療の後遺症なんだろうか。いまのところ歯そのものには異常はないん
だけどなぁ。
アニメ版のだめカンタービレは、ちょうど千秋とシュトレーゼマンのラフマニノフ。いい場面だ。
観客が目を見開き、瞳をふるわせて、ときには涙を流し、ときには呆然とする。そういう姿がマンガ
チックに(マンガだけど)に描かれていたけれど、現実でも本当にいい音楽を目の前にしたとき、
案外私たちはああいう感じなんじゃないだろうか。それはみっともないことじゃなくて、ああいう
風にしかいられないということなんだ。こうやって言葉を紡くこともできない。それが自然で普通
のことなんだと思う。第一楽章のほとんどを途切れなく見せたのも、たぶんそのことを見ている人
に感じてほしかったんじゃないかな。
普段クラシックをほとんど聴かないし、CDも持っていない私だけれど、二曲だけ、よく繰り返して
聞いているものがある。ひとつはヘンデルのメサイア。もうひとつは、このラフマニノフのピアノ
協奏曲2番。今も聞いている。
もうすぐ、第三楽章が終わる。今、わたしはどんな顔をしているのかなあ。
わからない。けど、それでいい。
「せきをしてもひとり」山頭火。
- 2007/3/27(火)
自宅の風呂につかって、ふと思った。殺風景だ。四面がクリーム色の何もない壁だから当然だろう。
で、目の前の壁を見て思いついた。ここにポスターなど貼ればずいぶんと趣が変わるのではないか。
防水、防腐処理を施した特殊な紙に印刷すれば、風呂での使用に耐えられるのでは?んー、かなり
実用的なアイデアではなかろうか。特にオタク市場向けには有望と見た。あとはグラビア雑誌。特別
付録として等身大ほしのあき耐水ポスターなど、すぐにでも企画できそうだ。あとは…むにゃむにゃ
不埒な方向に考えが及んだので記さない。しかし、これを発展させてみるとどうだろう。ラッピング
バスというのがありますな。バスの全体が広告になっているアレ。浴室の内部全体をああいう風にペ
イントしたものって実際ないんだろうか?大理石風とか、ひのき風、森林浴風、天井には青空や月夜
を描くのだ。フィルムを使えば既存の浴室にも施工できるのでは。さらに発展させると、元の考えが
ラッピングバスなんだから、例えばビジネスホテルの浴室内部をまるごと広告に使うことはできない
のだろうか。洗い場のところはシャンプーやリンスの宣伝枠で、資生堂や花王、ユニリーバが。浴槽
の向かいはTVドラマの宣伝枠にして、浴槽TVを付けておくなど。当然、広告がある分宿泊費に還元する。
喫煙、禁煙によってJTの宣伝があってもいいし、女性向けフロアーではファッション広告も打てる。
風呂上がり需要をねらった、お酒・ビールの宣伝なんかは現実的かもしれないなぁ。
浴室ラッピング。どうでしょう?ちなみわたしは「活字」ラッピングか、「東京地下鉄路線図」ラッ
ピングが欲しいです。みなさんも、好きなラッピングを妄想してみましょう。
あ、今気がついたけれど、バス(bus)と浴室(bath)でダジャレになってますなぁ。偶然です。
本当です。
- 2007/3/26(月)
うまく行かなかったプログラムが2つとも片付いてほっと一息。原因は両方ともごくごく簡単なもの
だった。簡単すぎて逆に今までわからなかった。こういうケース、今後注意せねば。
今朝見た夢は、悪夢ではなかったが、あまり気持ちのいいものではなかった。NCか、あるいはBKか、
YKか、ともかく合唱の行事が終了して、鉄道で帰京しようとする場面からはじまる。他のみんなは
よく知られた観光地方面へ向かうらしいのだが、私はそこには行ったことがあるので、反対方面の
列車に乗って帰ることにした。ところが、ホームを間違えたというか、進行方向を勘違いしていた
らしく、観光地方面の列車に乗ってしまう。気づいてからあわてて降りた駅は、船着き場が併設さ
れた落ち着いた感じの駅。観光地の手前の駅であるが、ここもなかなか風情がある…。そういえば、
鉄道部時代に訪れたことがあると思い出した(夢の中の設定で、実際はそうではない)。しばらく
うろうろした後、引き返す列車を待つ。自由席の乗り口の付近は人でいっぱい。ほどなく来た列車
は形式が入り混じった車両で構成されていて、ちぐはぐな感じ。席を見つけて、ひとごごちつく。
と思ったら、なぜか席がうぃーんと動き出して進行方向とは反対方向に行くではないか。気がつく
と電動椅子のようなものに乗って、ホームに引き戻されていた。荷物の一部は列車に積んだままだ
というのに。それからまた乗るべき列車のホームを探して駅をうろうろするが、駅に併設された神
社の社務所というか事務所へ通じる通路ばかりで、いっこうにホームにたどりつけない。ほとんど
見知らぬ土地の駅。ただ帰りたい、列車に乗りたいだけなのに、思うようにいかずに焦るという夢
であった。ね、あまりいい夢じゃないでしょ。
これって何だろう。進みたい方向に行くのを阻まれている、あるいはプレッシャーを感じていると
いうことの現れだろうか。確かに、いま葛藤していることはあるにはあるのだけれど。。。

土曜日から阪急烏丸駅付近の地上出口付近に大きくて、わかりやすい案内板(サイン)が設置され
ている。これは鉄道関係のサインとしては、最近大阪駅に設置されているものと同じくらい、いい
デザインだと思う(写真では少々伝わりにくいのが残念)。公共交通機関のデザインが街全体のデ
ザインに与える影響は大きい。同じ地下通路で連結している地下鉄や、地上出口にある市バスの案
内も連携して、統一あるいは融和するようなデザインになれば、観光客には便利だし、普段使うわ
れわれとしては誇りや愛着がよりわくと思うのだけれど。
- 2007/3/25(日)
地震で目を覚ます。最初は自分が揺れているのだと思ったが天井を見上げると照明が振り子のように
揺れていたので地震とわかった。結構長く感じて、このあと縦揺れがこないか?来たらどうする?今
避難して間に合うか?本棚が倒れてもベッドには倒れてこないからまあ、とりあえずベッドにいよう
と思っているうちにおさまった。時間は長かったが、大きくはなかったので家族にも友人にも安否の
確認はせず、そのまま寝てしまった。とはいえやはり恐かった。
そのあとしばらくして、顎の痛みで目を覚ます。顎関節症で目覚める朝って、最悪だよ!口を閉じて
いても痛い。サロンパスを張ってすぐに対処。開かないながらも、パンを食べてから頭痛薬を飲む。
鎮痛のため。またしても貴重な薬を使ってしまった…。3時間くらいで、通常レベルにまで口は開くよ
うになった。しかし、こんなに簡単に治るということは顎関節症ではないのか。歯は治っているし、
頭、肩、顎を結ぶラインの筋肉がこっていただけかなぁ。それとも薬の鎮痛効果が効いているだけで
夕方になると再発しないとも限らない。ともかく、警戒態勢は続行する。
夜22:00の時点で痛み無し。筋が違えたような感じだったんだろうか?警戒態勢から注意態勢に移行
することにする。サロンパスのみ張り替える。
今日買った本:
「【新釈】走れメロス 他四編」、森見登美彦著、祥伝社。1470円。
こんなに早く買うことになろうとは思っていなかった。これは今日は読まない。明日からゆっくり
読むことにする。約束だ。
その他:
BKのマネージ用に封筒を買いに近所の文房具屋へ。店員さんにカワイイ女性がいるとの情報である。
しかし、それらしい女性が見あたらなかったのであきらめて帰る。と、表で掃除をしていた店員さん
(メガネ着用)が視界に入った。あ、たぶんこの人だ。直感で察知。しかし、足を止める口実もなか
ったので、一瞬の邂逅であった。なるほど、情報は正しかった。
- 2007/3/24(土)
NC練習、17:00-21:00。
雨の日の練習。雨音よりも小さな音量で和音が鳴るときがある。「あぁいいな」と思う瞬間。
練習はいつも学校の教室を借りて行っている。学校の入り口に書かれていた訓示。
「行った努力は必ず報われる」。
ああ、そうだね。それを信じなきゃ、やってられないよ。
その続き。
「ただし、努力した分しか報われない」。
厳しい、あまりに厳しいよ。そこまで言わなくてもいいじゃないか。
まるで「点取り占い」みたいだヨ!
ERを見る。前々回だったか、ベテラン看護師のアビーが医師国家試験を受験するシーンが登場した
のだけれど、これにびっくりしてしまった。いや、看護師が医師国家試験を受けるという時点で、
そういうことってありえるの?と思う人もいると思う。わたしがERを見ていなかった時にその経緯
があったと思うのだが、ともかく最近見た時点ではアビーはERで研修を受けているのだ。それが看
護師として仕事をしながらなのかはどうも判然としない。でも、少なくともアメリカの医学教育体
系としては可能であるらしい(ERは医療監修が当然入っている。プロデューサーのマイケルクライ
トン自身も医師免許を持っているし)。
それで、驚いたのはその試験方法なのだ。図書館のようなところにいくつも放射状に配置されたPC
が並んでいて、そこではたくさんの人がPCに向かって何かをしている。そこへ受付をすませたアビ
ーがやってきて、席について画面の指示にしたがってキーを叩き始めるのである。ここでわかった
ことが二つある。つまり、1:ペーパー試験ではない、2:一斉試験ではない、ということだ。
2と関係するが、あとでもうひとつわかったことは受験生は準備ができたらいつでも受けられると
いうこと。劇中でアビーと同じ研修生の仲間が「半年前に合格したよ」としゃべっていたからだ。
うーむ、すごい。「試験」と聞くと一斉に行うもので、筆記の試験か、バリエーションがあっても
口頭試問くらいししか思いつかないというのに、なんだか次元が違いすぎる。医療の分野で、日本
がアメリカにまるで追いつけない理由の一端をうかがい知ったような気がする。
で、そのシステムをもっと詳しく知りたいと思ったのだけれど、なかなか見つからない。その途中
でわかったのは、看護師国家試験も同様にPCによる受験であるということ。で、そのことが書かれ
たHPによると、試験問題は人によって違うということらしい。問題に難易度がつけられていて、
ある問題を正解すると次の問題は難易度が上がる。誤答すると難易度が下がる。それを延々とくり
かえして、合格基準に達すると自動的に終了。制限時間は5時間。最小で75問、最大で265問解か
ねばならないという。医師国家試験も同じかどうかは不明。医師の場合は試験問題数は700-800問
というのはわかった。ちなみに日本は300問弱らしい。ともかく、合理的というかこういうのを、
真の「システム」というのだろうな。いったい、どうやって構築されたものなのか、とても興味が
が沸いてきた。知ってどうなるものでもないけれど、自分の周りの何かに応用できないものか。。。
※日本でも医師国家試験のPC受験に向けた環境作り(問題のプール化、プレテストの導入検討)は
なされているらしい。実現するかは現時点では不明。
あ、そうそう、アビーは今週の回で合格したことが判明。晴れて、「ドクターアビー」となったわ
けです。よかった、よかった。(ただし、インターンを終えないと資格はもらえないらしい。厳し
いね。)
- 2007/3/23(金)
BK練習、18:30-21:00。
練習後、腰痛の治療のため実家に帰る。実家でとってくれた近所の中華料理屋(深夜まで営業)の鳥の
天ぷらと餃子はやっぱり美味しい。懐かしい味であった。治療後、犬と少し遊んでから自宅に戻った。
タミフルとインフルエンザ異常行動の因果関係についての日経産業の記事。
『厚労省が見解を変えるには「統計ではなく、科学に基づいた証明が必要」との声もある』
いわんとするところはわからないでもないけれど、少々いちゃもんをつけたくなる。統計というのは、
そもそも科学的な手法であって、単に標本を集めて結果が多い少ないをグラフにするだけのものでは
ないのである。皆さん、統計は社会科の時間に習っただろうか?否、数学の時間だったでしょう?
それも確率と一緒にだったはず。確率統計は極めて論理的なものなのだ。ただ、それが世間一般には
よく理解されていないから、知っているひとが知らないひとを騙しやすい点があるのは確か。
しかし、薬の効果を記事で言う科学的、つまりはおそらくは生化学的に証明することは不可能に近い
のではないかと思う。だからこそ、臨床治験では統計を取るのだ。統計によって、結果を分析し、
因果関係を確かめる。それが科学的に正しい手法だから、認可されるのだ。単に治った数が多いから、
少ないから、異常行動が多いから、というのは統計ではない。今回のケース、パラメータの数が少な
い状態でマスコミは話をすすめすぎだと思う。インフルエンザによる高熱が脳に及ぼす影響って方面
の知見があまりにも出てこないのは、ちょっとおかしい気がする。
厚労省が今回のような白紙撤回をするは、別のパラメータがあることをふまえた上でのことなのか、
それともマスコミ並に阿呆なのかどちらかだろうと思う。後者だったら、ひどいなぁ。
- 2007/3/22(木)
今日はむやみやたらと眠いので、更新を休みます。どれくらい眠いかというと、風呂の栓をしないまま
お湯をためようとしていたくらい。またか!眠りたいときにはなかなか眠れなくて、そうでもないとき
に眠くなるのはなぜか。この眠りを外部に貯蔵しておいて、眠りボタンを押すと即座に眠れる(1回で
2時間)装置が開発されないものか。
- 2007/3/21(水)
朝、友人の先導で急いでどこかに向かっている。走る友人、後を追う私。視界にはぶれる石畳と、
ジーンズ履きの友人の二本の足とスニーカーが見えるばかり。背中すらみえない。走っているうち
に気づいた。だんだん遅れ始めている。友人の歩調が増したのではなくて、私が遅れはじめたのだ。
このままじゃ、どんどん離れてしまう。待ってくれよう。ちょっと、速度をゆるめてくれよう。心のなかで
はそう思うが声に出ない。それとも出さないのか。いけるところまで、ついていこう。そういう気持ち
なのかもしれない。足は重い、でも息は苦しくない。
そのあたりで目が覚めた。自分でもよくわからぬ。うむむ。。。
「四畳半神話大系」(森見登美彦著、太田出版刊)を読了。うーん、よきかな。よきかな。予定調和
だとわかっていても、そこに至る艱難辛苦があるから、読んでいて気持ちがいい。ああ、これが運命?
などと”ロマンチックエンジン”を発動させてしまったりもする。運命の黒髪の乙女が傍らにいるかの
ような錯覚を憶えたりもする。でも、結局のところ、これは屈折した友情の物語なのかもしれない。
読了後に爽快さを憶えるのはそれだけ同調していたってことか。それにしても、荒くれ者「ジョニー」
との対話をこれほどまでに瑞々しい筆致(?)で描いた作家はそうはいまい。あっぱれである。
ついでに言うならば、300ページ級のハードカバーをほぼ二日で読み終えたのは過去最速であった。
じっくり読むつもりだったのに、つい。。。
夕食はいつも通りにスタンド。店を出て、四条を西に歩く。見上げると、下弦の月と金星。ああ、何と
美しい夜空であろうか。かたわらに、この小さな感動を分かち合いたいと思う黒髪の乙女がいないこと
のなんというむなしさよ。
- 2007/3/20(火)

ビバ!ポテト(でも、ちょっと多い)
きょうはちょっと疲れ気味であったので、少しはいいものを食べようかと思い京都駅ビルのとんかつ屋へ。
わたしの場合、「少しいいもの」はとんかつなのだ。ロースかつの定食と、なにげに目に入ったフライド
ポテトを注文。出てきたのが、↑これ。私も一瞬びっくりしたのであるが、隣の席にいたお客さんの方がもっ
と驚いたというか興味をひかれたらしく、見るやいなやメニューをとって、しげしげと眺めていた。それは
そうだろう、私もその後確かめたのだけど、この量で210円なんだもの。
いやはや、ポテト好きにはたまりませんなー、などと一人で浮かれてはみたものの、そのあとに来たロース
かつと一緒に食べるのはちょっときつかった。もへー。ポテトとご飯、味噌汁だけでもよかったな(そんな
取り合わせはたぶん店的にNG)。
帰宅後、念のため胃薬を飲みました。何事も先手必勝。意味がちがうか。
べつに浮かれているわけではない。
少々、しんどいが明日は休みなのでよかった。早く寝ます。
とか書いておきながら、モールトンの革サドルを磨いているうちにむらむらっときてしまって、深夜の都大
路をモールトンで疾駆。暗闇を走るときの疾走感が良い。昼間走るときはのんびり。ここだけ読むと峠を走
っている人みたいだが、自転車なのでバトルとかはしない。健全。
気持ちいい程度の疲れ方なので、ぐっすり寝れるとよいのだけど。
- 2007/3/19(月)
コンビニで食パンをレジに差し出すと「トーストにしましょうか?」と聞かれた。
ウソです。弁当出したら「温めましょうか」なんだから、食パンならトーストだろうなー、と常々思っている
のだけど、未だにそういってくれる気の利いた店員には会ったことがない。こちらから言ってみるのはどうだ
ろう(「めんどくさいのが来た」と思われるだけである)。
仕事がうまくいかない。プログラムのバグがどうしても取れないので困っている。条件を微妙に変えて、変数
の中身を出力し、1ステップずつ確認しているのだけれど、今日一日かけても何も判明しなかった。どういう
ときに起こるのかまでは先週までにわかっていた。ただ、それがどういう理屈に基づいて起こっているのかが
さっぱり説明できない。非常に困る。三時のおやつにポテトチップスを食べながら考えたがわからない。いつ
もなら妙案が浮かぶ洋式トイレにこもってみても進展しない。にっちもさっちもいかないので帰ってきた。
帰宅前に本屋に寄ると、森見登美彦の新刊が発売になっていた。と同時に既刊もあわせてフェアを実施。やる
なー、けいぶん社バンビオ店。応援ペーパーまである。全国の12の書店(ときわ書房、紀伊國屋、けいぶん社
三省堂、ジュンク堂、ブックファーストのそれぞれの一部店舗の有志)で作ったものらしい。森見登美彦氏書
店応援団、その名も「まなみ組」。氏は本上まなみのファンなのである。ペーパーを読むと「2007年2月20日
まなみ組は本上まなみさんの公認となりました」と書いてある。すごいよ、まなみ組!
新刊は「【新釈】走れメロス 他四編」」。しかし、これを読むまえに既刊を制覇しておきたいなーと思って
「四畳半神話大系」(太田出版)の方を購入した。書き下ろし700枚の大作である。妄想過多のもてない
京大生が主人公なのは他の作品と同じである。登場人物も若干オーバーラップしている様子。ハードカバー
であるが、太田出版は文庫を持たないので、将来文庫が出る見込みは低いかな?というのも購入理由。
応援ペーパーを読むと著者は書店員だけでなく出版社の編集者にも愛されているようだ。芥川賞を取らなく
ても、直木賞を取らなくても、長ーく読み継がれ親しまれる、そういう作家なのだと思う。ともかく、文芸
書のなかでは控えめにブレイク中(?)なので要注目。京都在住のそこのあなた!読むべし、読むべし。
(森見登美彦:1979年奈良県生まれ。京大農学部大学院修了。現在、京都在住の公務員。)
寒さのせいと、座りっぱなしのせいか、腰が痛い。痛み止めに貴重な頭痛薬を飲む。
本を読んでいるとき以外はほんとに良いことないな…。良いことってなんだって聞かれると困る。
- 2007/3/18(日)
この前、Google Earthを使って建築や行った場所のマッピングしている話を書いたけれども、Google Mapsを
使えばHP上で情報を共有できるので、そちらの方がいいなと思って下記のものを作ってみた。ご覧あれ。
近代建築探訪「京都断章」+「京都遊学」に登場した近代建築マップ
"Google Maps API"というものを使って、スクリプトを記述しないといけないのだが、これを利用することで
素人でも割合簡単に作ることができる。ありがたいことです。公開してくださっているにゃん次郎氏に感謝。
このままでも十分使えるのだが、さらに地図の右側に「マーカーリスト」を作ることで便利になる。ところが
このリストの記述方法がいろいろ探してみたけれど、まるでわからない。APIで提供されている機能では
なく、提供メソッドを組み合わせてプログラミングしないといけないようだ。仕方がないのでリスト付きのマッ
プを公開しているページのソースを読んで、なんとか仕組みを勉強。2時間くらいかかってなんとか所望
の体裁にすることができた。
あれですね、最新のテクノロジーを使いこなすには「英語のマニュアルが読める」「プログラミングができる」
というスキルがないと、とてもやっていけないということを実感いたしました。実現するための手法と、求める
もののギャップを埋めるもの、例えば先に挙げたこれなどはまさにそうだけれども、そういうツールが開発さ
れないとデジタルディバイド(IT的な格差)ってどんどん広がるような気がする今日このごろ。まあ逆に考え
るとそういうところにビジネスチャンスがあるのかもしれないな。
今日の買い物:ワコールCWーX。ワコールといっても魅惑の女性用下着!ではなくて、スポーツ用サポート
衣料デス。イチロー選手がトレーニングのときに着用していることで有名。なんで、そんなものを買ってきた
のかは後日書きます。それにしてもワコールがこういうものを開発していたっていうのは意外だった。てっき
りミズノとかナイキの製品かと。
- 2007/3/17(土)
山Dの公式1:散髪+寒い風=頭痛。
たぶん首肩がこって、その結果頭痛になるのかと。ただいま「ばいか鍼」で頭を叩いてほぐしております。
本日のBGM:「見えない星」、中島美嘉。
「ハケンの品格」の主題歌。ここ最近の鼻唄はほとんどこの歌なのだ。ドラマが終わって聞けなくなっ
たので、CDを購入。歌も曲もいいのだけれど、二度音程の繰り返しではじまるスローバラードの王道
的なイントロがたまらなく好き。この曲が印象に残った理由はもうひとつある。映画やドラマのエンディ
ングで場面にかぶせて主題歌がはじまる演出があるでしょう、あれもまた好きで、今回のドラマがまさ
にそうだったから(古いところでは「シティーハンター」のエンディングなんかがそう)。
あの手法って外国でもあるんだろうか。独立した何かと何かを「重ねて見せる」(十二単や呉服の袖)
「重ねて聞かせる」(演歌のイントロにあわせた曲紹介)と通ずるところがあって、日本独自のスタイ
ルのような気がするのだけれど。考えすぎかな?
ただいまNHKでやっている「真夜中なのに生放送・卒業式にもさだまさし」を聞いている。TV番組
だけれど、体裁はラジオ番組そのもので。視聴者のハガキを読み、フリートークあり。やっぱりラジオ
はいいなあ。笑いあり、ほろりとすることあり。さださんのラジオはいいなあ。。。(元セイヤングリスナー
なのだ。)
つづけてER。ERってほとんどが重い話だけれど、きょうはことさら辛かった。でも、見てしまうんだ。
なんでだろう。人間の感情にはカウンターウェイトが必要だってことだろうか。笑ってばかりはいられな
いということか。どちらかが多すぎてもいけないんだろうなー。
- 2007/3/16(金)
風にまじる匂いはあきらかに春なのに、なんだこの寒さは。
昨日、発表を聞いている途中に半導体テスターという測定機器を制御するUNIXマシンのHDDが
飛んでしまって、今日はその復旧作業。といってもHDDは死んでいるので昨日の時点で交換済み。
問題はもともとあった環境に戻す作業。皆さんの自宅のPCのHDDが壊れたときと同じです。OS
を入れて、ソフトを入れて、自分用に環境をカスタマイズをしていく。自宅のPCならば、元の状態
と多少違っても構わないかもしれないけど、業務に使うものだとそうもいかず。完全に同じ状態にも
どさないといけない。これがまた大変なんですよー!UNIXのOSはSolaris2.5.1という過去の
遺物みたいなやつで、これがまた取っつきにくくてねぇ。どこに何があって、どういう風に設定すれ
ばいいのかっていうのは経験を積まないとまずわからない。だから、本当はこういう仕事は若手にや
らせて経験値を上げさせたいのだけれど、今日はその若手の成果報告会なので任せられず。
11時から初めて、終わったのは18時。ふー。この機械も制御環境も古いから、メーカーのサポート
はそのうち受けられなくなる。自分たちで守っていかないとならないわけで、次に飛んだときのこ
とをちゃんと考えておかないといけない。経験値に頼ると、能力のある人がいないときに復旧する
ことができなくなる。だから、ここはもうわかっている限りのことを伝承するため、マニュアル化
するしかないのだ。来週から、かりかり書こうと思っている。ものづくりの技能だけでなく、こう
いうIT関連の仕事も実は継承するのが難しい仕事だったりするのですよ。トラブルに対して洞察
力を働かせないといけないから。
苦労のわりにほとんど成果として認められない仕事で、なんだか悔しいので、せめてここに書いて
おきます。(>_<)
BK練習、20:30-21:00。こんなに遅くなったのは、何年ぶりだろう。でも、まあ30分しか歌えな
いって状態の方がかえって集中できるものです。
さて、明日は絶対散髪に行く予定。自転車でいける天気と気候であってほしいなー。
そろそろ、自転車にがんがん乗りたいのです。すでに予定は入っているのだけど。
(4/22、自転車仲間10数人と琵琶湖へツーリング予定。)
・最近気になる広告・CM:生茶
気になるというのはかならずしも気に入っているということではなくて。今回の新しい生茶はなに
やら「北大路魯山人の教えに従ってつくった」ということらしいのだけれど、屋外広告でも、CM
でも魯山人のビジュアルと松嶋菜々子のビジュアルをつなぐものとして生茶が配置されていて、こ
のつなぎが全然うまくいっていないように思う。そもそも魯山人の教えってなんなのかがちゃんと
説明されていないので、魯山人を知っている人にとっては違和感がある。そして、魯山人を知らな
い人にとっても、この写真のおっちゃんはいったいなんなんだ、生茶と何の関係が?ということで
やはり違和感がある。どうも狙いがあいまい(文化的な感じにしたいとしても、魯山人は通すぎて
人口に膾炙するほどの知名度はない。つまりCM向きじゃない)な気がするのだ。
その2:CMのCM、高田純次篇、すっとこどっこい篇。
こういうドラマ仕立てのCMは好き。CMのCMがはじまって、すこし経つが、これは危機感のあ
らわれというのが一般的な見方だろうか。民放のCM受注はやはり減っているということかもしれ
ない。実は、いま働いている会社に入る気になったのは、その会社のCMが理由にあったりする。
中学1年のときにみたCMだ。高田純次は劇中で「このCMでみんなを幸せにしようよ…無理か!」
と逆説的に言ってみせるけれど、少なくとも私にとってはCMは人生に大きな意味をもっていると
いってもいい。志望動機でも言ったし。だから、幸せになるCMも、安らぎを与えるCMも、元気
をくれるCMもたぶんある。商業活動の一環だとしても、クリエイティブなものに無意味なものな
ど存在しない。わたしはそう思う。そして、CMを作っているひとももちろんそう思っているとわ
かるのが、CMのCMだと思う。
- 2007/3/15(木)
成果の発表会、10数人の発表を聞いたけれど、普段仕事できそうな人でも、意外とプレゼン能力がない
ということがわかる。正直、お、この人はできるな!と思わせる人は1、2人。発表資料を見るだけな
ら、その成果は著しいはずなのに、発表の仕方がまずくて印象を悪くしたり、誤解を招いているケース
が多数。意図が正しく伝わらないのというのは明らかに損なのに、そのことに気づいていない人もいる。
全員の発表を聞いていれば、資料はそのままでも話の流れを変えることで他山の石とできるのに、発表
直前まで資料を手直ししたり、会場にも姿を見せないって、どういうつもりなんだろう。あとは、質問
に対して、相手の意図をくみ取って端的に回答できない人が多いのも気になる。
プレゼンの極意はいろいろあるけれど、私が以前講習で教わったもので、重要なのは二つ。
1、資料(画面)を見て話さないで、聞いている人をみて話す。
2、資料をそのまま読まない。聞いている人は前を見ればわかるから。アピールポイントのみしゃべれ
ばいい。
この2つだけで、ずいぶんと違います。プレゼン経験の少ない方、試してみてください。1だけでも、
熱意は伝わるはず。
目、肩、腰に疲れがたまっているので、きょうはもう休みます。
- 2007/3/14(水)
「街角花だより」を読み始めて、何か違和感があるなぁ、すっきりしないなぁと思っているうちに読み
終わって、著者の後書きを読んで得心がいった。著者のデビュー作品だったのだこれは。他の短編も初
期のものだった。そう、「頑張っているのに、それがうまく伝わってこない」感覚がどの作品にもあった。
『「街角花だより」にはわたしの理想と挫折がつまっている』(あとがきより)
という言葉がすべてを説明していると思う。この本を読んでから、「長い道」や「さんさん録」を読むと、
著者が遂げた成長がとてもよくわかる。この道筋をたどって、この人は確かにプロとしての漫画家になっ
たのだとわかる。読み手に次の作品も読みたいと思わせるようになるのは、簡単なことじゃないんだな。
きのうの補足。報道機関が「電機1000円up」と報道しているけれども、よくよく見ると但し書きがついて
いるところがある。私が勤めているところだ。”育児手当として”とあるはずだ。つまり、子供のいる家庭
は今の育児手当にプラス1000円しますよ、ということで実際は賃上げではないのだ。単身者や子供のない
家庭にはまったく無縁なのでした。ともかく、がっかり。賃上げが必ずしもモチベーションアップにつな
がる時代ではないとはいえ、自動車・鉄鋼関連の好景気に連動した一時金は正直うらやましい。同じ製造業
でありながら、この違いはなんなんだろうか。考えても答えはないけれど。
期末、1年の成果を発表しなければならないので資料作成。うーん、ソフトウェアって資料作りにくいな。
毎年思うけれど。必然的に文字が多くなってしまう…。あと、苦労した点という項目も書きにくい。苦労し
たところをどのように切り抜けたのか?ということが聞きたいらしいのだけれど、ハードウェアと違って
現象を観察したり、回路を工夫したりということが語れない。ソフトウェアは仕様がすべて。どのように
実現するかは、閃き次第なところがある。「どうやってそれを?」「トイレに籠もっているときに思いつ
きました」としか言えないもんなぁ。ソフトウェア専門の部署ならば、また違うのだろうけれど、うちは
ソフト半分、ハード半分の部署。どちらかというとハード専門の部長、課長級にどうやって成果を訴えか
けようか?策を練らねばならない。
スタンドで食事。食後、本屋に立ち寄る。今日は何も買わずに見るだけ。レイモンド・チャンドラーの
「ロング・グッドバイ」(邦題:「長いお別れ」)が、早川からハードカバーの新訳で出ていた。訳者は
村上春樹。このところ、訳書の刊行が続いていますな。「キャッチャーインザライ」「グレートギャッツ
ビー」に続く第三作、村上春樹にとって大切な本たちであることはファンならばよく知っていることだ。
自らの作品を著す以外に、こうやって敬愛する作品の翻訳ができるということは、おそらくとても嬉しく
て楽しいことなんだろう。
いつか読みたい、とは思うけれど辞書並みの厚さのあるハードカバーは持ち運びがちと辛い。せめてペー
パーバッグの分冊で「簡易装丁版」が出ないものか。「キャッチャーインザライ」はそうだったから。
文庫にはならないだろうしなー。
さて、今日は「ハケンの品格」最終回。ああ、タイムリーというか、うちの職場でもこの三月末で派遣
終了の方々がいらっしゃいます。将来の生産性よりも、目先の人件費をとったんじゃないのか?って感
じで、なんだかやるせないのだけれど。会社って非情だ。
「ハケンの品格」、とてもよかった。最近、こんなに熱心にドラマを見たのは「白い巨塔」以来だ。
続いて見た今日のどうでしょう。ぶっ!吹き出してしまいました。衝撃の展開すぎて、笑いがこらえ
きれません。もう一度見てから寝ます。
- 2007/3/13(火)
春闘のため、今日、明日とFLEX解除。賃上げもなし、賞与アップもなし、労働条件の改善もなし。
「働きがいのある生活」という労組の言葉は空虚。春からは組織変更で所属部署のFLEXがなくなる
かもしれない(但し、ミッションは同じ。おかしいでしょ?)という、言葉とは正反対の状況が現実に
はあるのになぁ。そんなんで、春闘やってる意味あるのか。穏和なわたしも時には憤ります。
今日の夕食は、四条寺町角にある「ミスターヤングメン」で、ヤングメンランチ。「ランチ」とついて
いるけれど時間を問わず食べられる。お好み焼き半分+焼きそばに、おにぎり二個(おかか、梅)、
お味噌汁のセットで780円。女性だと一人で全部食べるのはしんどいだろうなという量があります。
クルートに行くようになるまでは土曜日の昼ご飯はたいがいここで食べていたが、今日は久しぶり。
ここに来ると、普段はなかなか読まない写真週刊誌を読んでしまう。今日読んだのには、ほしのあき
30歳記念とあり、なかなかにたんのうしました。そうそう、梅おにぎりもちゃんと食べましたヨ。
明日は、いつも通りスタンドの予定。
風呂上がり、目線の先にあった「デザインのデザイン」(原研哉著)を読む。小説や雑誌でないもの
を読みたくなるときがあるのだ。寝るまでのひととき、ゆったり読みまする。
- 2007/3/12(月)
やることは多いけれど、どれも一足とびには片付かず。優先順位の高い仕事が、必ずしも今やりたい
仕事とは限らないのだった。今日はしばらく放っておいた仕事に手をつけたら、意外にうまく頭が働
いて形になったので、ちょっと気が楽。こういう仕事は「明日につながる」のでよい。
今日買った本
「街角花だより」、こうの史代著、双葉社刊。760円。
こうの史代の漫画は、無条件に買いです。
「芸術新潮」3月号、特集”パリのびっくり箱 ケ・ブランリー美術館へ行こう”、新潮社刊。1400円。
エッフェル塔の足元に新しくできた民族芸術美術館を特集。建築的にみても魅力的な美術館である
とわかる。ただ内容を紹介するだけでなく、人類学者の目からみた寄稿「失望と期待と」が掲載さ
れているのは正しいバランス感覚であると思えた。ともかく、これは行ってみたい!
今日欲しくなった本
「LA TOUR DE 300 METERS」、タッシェン刊、15000円。
(参照→http://www.taschen.com/pages/en/catalogue/books/classics/new/facts/00312.htm)
エッフェル塔の設計図面4300枚を、53枚の特大図面に編集した図面集。エッフェル自身が編集、
限定500部で1900年に発行された本の復刻版だそうだ。芸術新潮の本の紹介ページで一目見てそ
の図面に美しさにひとめぼれ。ああ、実物を見たら、もっと欲しくなるのだろうなー。
エッフェル塔自体には、個人的にはぜひともリベンジしたいと思っている。1、夜に登ったので
ちょっとさびしい風景だった。2、暴風雨の日だったので真ん中の展望台までしか登れなかった。
の2つの理由から。ケ・ブランリー美術館とセットでなんとか。いつか。
- 2007/3/11(日)

Stara Lesna,Slovakia
近頃、Google Earthでこれまでに自分が訪れた近代建築や、東京でよく泊まる場所なんかをブック
マークして遊んでいる。検索して即座に出てくる場合もあるけれど、マイナーな場所だとそうもいか
ないから、近くの駅やランドマークでだいたいのエリアを絞りこんで、あとはその時に自分がたどっ
た道筋や路線を頼りに場所を特定していく。地図であればおそらく簡単であろう作業を、衛星写真上
でやるのはなかなか難しい。地図というものの機能性が逆によくわかる。情報量が膨大すぎると、処
理しきれないんだな。
で、Earthなんだから、日本国内でなくてもいいわけで、院生時代に学会でいった場所をブックマーク
することにした。
フランスのグルノーブル(Grenoble)と、シャモニー(Chamonix)は検索で一発OK。グルノーブル
は昔冬季オリンピックがおこなれた場所だし、シャモニーはモンブランを仰ぎ見る町として有名だ。と
ころが最後の一つを見つけるの難航した。その場所は、スロバキアにある。
1997年9月18日から20日まで、わたしはスロバキアのスタラレズナ(Stara Lesna)という町に居た。
(学会名:4th Japanese-Czech-Slovak Joint Seminar on Applied Electromagnetics)
たぶん、おそらく、いままでここに来たことのある日本人はわれわれのほかはいないだろうと、そのと
き確信した。上記の写真で、黄色のピンを刺してある場所がそうだが、この場所を衛星写真で見ると、
あらためて、その感想はあってるなーと思う。
スロバキアはご覧の通り、チェコ、オーストリア、ハンガリーに囲まれている。北はポーランド、東は
ウクライナに接している。スロバキアに行くのに、隣のオーストリアの首都、ウィーンに行き、そこか
ら陸路で国境を越えるコースを取った。画面の真ん中ほどにウィーンの文字があり、その右隣にあるの
がスロバキアの首都、ブラチスラバである。
スロバキアで学会があると聞いて、まず首都がどこかわからなかったのだが、ともかく首都であるんだ
ろうなと思っていた。事実、ブラチスラバに着いてから、スロバキア工科大学に赴いたのだが、そこで
は昼食をとっただけで、さらに移動するということになった。ドナウ川に面した美しい町並みや、路面
電車(じっくり見たかった!)を尻目に観光バスでえんえん移動すること5時間以上。灯りの全くみえ
ない山奥にわれわれは到着した。そここそが、Stara Lesna。タトラ山国立公園の麓にある小さな町
だった。どうも、スロバキア側のメンバーがせっかくやるんだったら!ということでスロバキアの観光
スポットを選んでくれたらしい。いや、しかしいかんせん遠い。ブラチスラバから直線で260kmもある。
周りは山しかない。別荘地みたいなところなので、観光地といっても店は皆無。ほとんど、ポーランド
との国境地域であるが、それくらいしかわからない。いったい自分がどこにいるのかわからないという
のは、まったくもって不安でしかたがなかった。国立公園の山にロープウェイで登ってみたが、見わた
す限り、人の住んでいる気配のない山であった。広すぎてこわいくらい。
で、そんな場所であったから、今回探すのもまず検索では出ない。なので、Google側の検索機能で、
Stara Lesnaを探してみた。そしたらなんと町のHPがあるではないですか。スロバキア語なのでさっ
ぱりであるが、地理案内らしき頁に4kmとか、15kmという文字がある。近くの町までの距離だろうと思
う。でも、その地名でもGE側の検索ではでない。そもそもHPに地図がない。さて、どうしよう。山
の名前は確かタトラ山だった、それは憶えている。そこからわからんかなーと思ってみると、それらし
い記述を町のHPで発見。Tatryとあるからそうだろう。そこで、Googleで検索。お、出てきた。国立
公園だったことがわかる。その付近の地図、地図…あった!(見つけるまでに10分くらいかかった)じゃ
あStara Lesnaは。。。これも発見!文字がちいちゃい。ほんとに小さな町だったんだ。
この地図を頼りに、Stara Lesnaの周りの大きい?と思われる町をGEの検索にかけると、見つかった。
Stara Lesnaの北にあるTatranska Lommnicaという町だ。あ、ここはあの時観光でいった町だよ!!
GEで見ると、Stara Lesnaの名前はさすがにないけれど、その地形(山に続く森)などから、ここが
そうだという場所をようやく見つけることができた。いやー、なんだか一仕事したみたいに、どっと疲
れた。物理空間的に日本と離れているだけでなくて、情報的にも遠かった。いや、確かに町のHPはす
ぐに見つかったけれど、だからといって簡単には位置特定はできなかった。あのころはまだ一般的でな
かったインターネットが身近にあるといっても、やはり東欧のことはまだまだ未知なんだなーと思った。
ちなみに、学会の帰り道はまたまたバスで移動で大変だったけれど、スロバキア各地に点在する古城を
巡るコースで帰りました。スロバキアは山ばっかりじゃなかった!
- 2007/3/10(土)
今年になってから、いろいろなことが空回り気味であるなぁと感じる最近。きょうもひとつ。もう
そういうことには慣れてしまったけれど、やるせないことに変わりはない。うーむ。
昼食は久しぶりにクルートで。そのまま、烏丸に出て北上。北大路タウンにあるQBハウスで散髪
をしようという目論み。久しぶりのモールトンは快調であった。ところが、ついてみると店の外で
赤いランプ点滅している。これは「15分以上待ち」を意味する。ちょっと覗いてみるとひぃふー
みーよー、すでに9人くらい待っている。一度にカットできるのは3人まで。30分くらいは待たな
いといけない。NCの用事やら、予習やらであとの時間がつまっているので引き返すことにした。
ショッピングセンターの中だからか、子供の利用客が多いみたいで、帰る途中1000円を握りしめた
小学生が中に入っていくのが見えた。QBハウスとは無関係だが、この北大路タウンという施設、
あまり好きではない。VIVREと、専門店、地下鉄の駅、市バスのターミナル、文化会館があわさっ
た複合施設なのだが、建物や通路構造すべてにおいてちぐはくした感じが否めないのだ。同じよう
な施設はどこの地方都市にもあると思うけれど、これほどまでにセンスのない設計はないだろうと
思う。個人的には京都駅ビルについで二番目くらいに、京都にあるのが恥ずかしくなるような建築。
ちなみに三番目は烏丸三条のみずほ銀行。近代建築の「レプリカ保存」である。かっこ悪すぎる。
引き返す途中、旧住友銀行(だったっけ)跡地に建てられたホテルモントレーを見上げる。BKの
練習帰りにいつも前を通っているけれど、昼間じっくりみたのは初めて。うーん、よくないです。
容積率めいっぱいに建てましたみたいな余裕のない建築。後に建てられたのがあれでは取り壊され
た近代建築も浮かばれないなぁ。ちょっと悲しい。
自宅に着く頃には天気がくずれてきた。引き返して正解だったか。
NC練習、17:00-21:00。
あー、なんといったらよいのか。史上最悪というべきか、今のベースは。途中で帰りたくなりまし
た。なんで、9割近くが互いにアンサンブルしたことがないメンバーなんだ?演奏会2ヶ月前です
よもう。グリーのフレッシュアンサンブルにも劣る状態をどうやってまとめていけばいいんだろう。
ベース上8人、ベース下2人ってパートバランスも無茶苦茶。これも試練か。耐えて、耐えて、そ
の先にあるのは何だ??つぎの試練なんだろうか。パートとしての積み上げがここ3年ほど全くな
いために音楽を楽しめない。苦しむために音楽やっているつもりはないのにな。
きょうは終始、嘆いてばかり。
- 2007/3/9(金)
サンキューの日。いまなんとなく名付けてみた。
BK練習、18:30-21:00。
BK食事、21:15-23:00@ろぐ。京都を離れるテナーメンバーのミニ送別会(本送別会は先週)。
帰り道、東京にいる友人にUNIXのネットワーク関連の質問をしようと電話したところ、衝撃の事実が
発覚した。この4月からなんと東大生になると言う!正確には東大法学部の法科大学院に入学して、
3年後に司法試験を受けるつもりらしい。彼の現在の職業はエース級のシステムエンジニア。大学時代
も情報系の学科にいたのになんでだ?と問いつめたところ「(法科大学院に)受かったから」とあっ
さり。そういえば、昔から資格マニアなところがあったけれど(情報系の資格は大概持っている)。
30歳を超えてからのこの決断はヤツならではだなと感心し、何事にもとらわれずに邁進していく姿に
なんだか元気づけられるような気がした。しかし、マンションのローンはどうするんだろ?(笑)。
そういうことも、なんとかしてしまうってわかっているから、つっこみはしなかった。
ああ、本人は目の前にいないが、なんだか祝い酒が飲みたい気分だー。
(注:山Dは基本的に飲めません)
もうすぐ春なんだね。明日はモールトンで少し走ろう。
- 2007/3/8(木)
先々週倒れたあとしばらくして、親がこんなものを持ってきた。

酸素エアチャージャーという代物である。通常空気中に21%の酸素を、30%にまで高めて出力する機器
で、スポーツ選手などがリフレッシュに使っているらしい。脳が疲れているときに10分ほど吸うと、
カラダによいからというので、持ってきてくれたのである。いまのところ、目立った効果はあるよう
なないような。何かなくても、どこか調子が狂っている最近であるから、効いていてもわからないの
かもしれない。ただ、入眠はよくなったようには思う。効果ありってことか?目覚めすっきりとか、
もっとわかりやすい効果が発揮されて欲しいところ。
- 2007/3/7(水)
昨日、一昨日と夜中にパッと目が覚めた。夢の切り替わりだったみたいだ。で、気がつくと両手を
目の前に突き出していた。寝ている状態だから宙をつかんでいるような状態。特に恐い夢だったと
か、戦っているとか、誰かに追いすがって逃げられるとか、そういう夢ではなかった(はずだ)。
どうしてだろう?という不思議もあるが、いったいいつから腕を上げていたのか気になる。目覚め
る直前に手が連動したのか、それともある瞬間からずっと上がっていたのか、徐々に上がっていっ
たのか。ずっと上がっていたとしたら、寝ている間にいらん筋力を使ってしまって肩が凝る原因に
なってしまってかなわないなぁ。あるいは、わたしの寝姿を観察している人がいたとして、突然腕
を上げたりしたらびっくりするだろうな。
また昨日の話。昨日は帰宅するときに雪が降っていた。街灯のない暗い道で、顔にぺしぺし何かが
あたるので、雪が降っているのだろうと思ったけれど、そのときは何の感慨もなかったのである。
ところが、道の途中で大きな駐車場のゲート付近にあった大型の電灯に照らされた空間があって、
その場所を見上げたとき、あっと思ったのだ。「雪が降ってる」と。そのとき、初めて認識したか
のような錯覚を起こした。その前から、雪が降っていたのはわかっていたのに。暗い夜空にくっき
りと浮かんだ明るい空間、あたかもそこにだけ降っているいるかのように舞う雪が見えたのだ。そ
の空間から外れた場所でははじめから存在しないかのように降る雪。雨と違って、雪の降る音は静
かすぎて、風の音にかき消されてしまう。だから、雪を雪として知覚するのは視覚の役割が大きい
んだろう。その目で初めて「見て」、雪が降っていることを知る。音や、匂い、触覚、目のいずれ
でも同じように感じることができる雨に比べて、なんて頼りのない存在なんだろうか。だからかな、
目にしたときに、とても嬉しく感じるのは。どんなに寒くて、凍えそうで、早く暖かいところに行
きたいと思っていても、疲れたー、お腹すいたーと思っていても、その一瞬の嬉しさだけは何にも
勝る。雪って、わたしにとってはそういう存在だ。
スローモーションのように降り続く雪を見ていると、決まって劇場版機動警察パトレイバー2の
1シーン、決起前夜の柘植と南雲隊長の一瞬の逢瀬を思い出す。あのイメージは一生消えないよ
うな気がする。
19:30-20:00、スタンドにて食事。残業のため、いつもより遅め。
さてさて、ちょうど時間がやってきた。「ハケンの品格」を見ることにいたしましょう。
ふぅー。東海林主任こと大泉さんが座っていた公園、劇中では内堀公園ってことになっていたけ
れど、あれは見間違えようもなく横網町公園でした。なぜわかるかというと、後ろにそびえるお
寺のような建物と、その横に立つ近代建築を見に行ったことがあるから。あの建物の名は東京都
慰霊堂。劇中では映っていなかった近代建築は東京都復興記念館。どちらも、伊東忠太の設計。
あの慰霊堂は関東大震災と、東京大空襲で亡くなった人たちを慰霊するために建てられ、地下に
は納骨堂があるのです。お寺のように見えるけれど、宗教法人ではなく、都の施設。特定の宗教
に因るわけではないけれど、ちゃんとあの空間には荘厳な雰囲気が満ちていて、亡くなった人の
ためにある施設なんだと実感できる。建築というものの役割を考えることのできる、とても大き
な存在なのだ。山の手線の両国駅から歩いて5分くらいの場所にあるので興味のある方は是非、
行ってみてください。途中に、今はもう閉鎖された赤いドームの両国公会堂が見えるはず。こち
らも必見。
- 2007/3/6(火)
定食屋で、前に座った会社員らしき男性が「一緒に持ってきてください」と店員に言ったので、
てっきり定食とビールか?と思ったら、なんと店員が復唱したメニューは、「定食とストロベ
リーアイスクリーム」だった。定食食べている間に溶けちゃうやんか…どうするんやろと思う。
そんな心配する必要はないのに、気になるので、行く末を見守ることに。オーダー通り、一緒
に運ばれてきた。おもむろにご飯を食べ、味噌汁をすする男性。そして、そのあとにスプーン
を持って、アイスを一口食べたではないか。まさかとは思ったが、ほんとに一緒に食べるとは。
その後も、おかずのしょうが焼き、ごはん、味噌汁、アイスのローテーションで食べ続けた。
見た目や、目つきからして偏執的な感じはしないので、異常行動というわけではないようだ。
あれが男性にとっての「普通」なのだろう。どうも、一般的に何か変わったと思われる行動を
見かけたとき、われわれはどこかに「原因」を発見しようとし、それゆえに変わった行動を取
っているのだ、と納得したがるような気がする。その人の自覚的な意志とは考えないで。こう
いうことも「常識にとらわれている」ということなんだろうかなぁ。
まあ、そうは言ってもデザートは食後に食べたいな。これは私の意志。
「トリップ」を読み始める。この本は連作小説である。最初の章「空の底」に登場する女子高校
生が、「駆け落ち」の待ち合わせに来なかった相手のことを考えて、こんな独白をする。
『森田次男のことを愛していたわけでなかった。愛しているから駆け落ちをしたかったのではな
く、わたしは道を踏み外してみたかったのだ』
これはまぎれもなく、角田光代節であると思う。こんな言葉を紡げる作家はそうはいない。たと
え実際に女性というものが、こういうことを考えるものだとしても、その何気ないけれど、はっ
きりした感情を、曖昧でない文章としてあらわすことは容易ではないはずだ。立ち読み二頁目に
して、唸ってしまった。だから、買ったのである。生々しさを感じさせる会話や言葉なのに、読
んでいて不快になることがない、むしろ淡々と受け止めてしまえるのを、いつも不思議に思う。
ああ、「対岸の彼女」早く文庫にならないかな(ハードカバーを読み返すよりも、文庫で読みた
いと思っている)。
久しぶりにDVDに録画していた「蟲師」の「天辺の糸」と「筆の海」を見る。何度見ても珠玉の
二編であると思う。心を静かに研ぎ澄まし、人の思いの切なさと美しさを知る。
- 2007/3/5(月)
「太陽の塔」に夢中(?)で、「鉄子の旅」第6巻を読むのをすっかり忘れていた。読む。。。
『鉄道に夢中になってる男の人って、素敵だと思います』(by響子さん)
(くわしくは本編参照。)
現実世界にこんなこといってくれる女性はいないよー!
あれ?そうでもないか?いや、違うな。ふむ。中学の時、鉄道部というクラブに入っていたのだけれど、
そこは別に日々鉄道のことを研究するとかではなくて、年に5回日帰り鉄道旅行をするのがメインのクラ
ブだった。1年生の時、そのクラブに女性が一人いたのだ。3年生の先輩で、同じクラスの同級生の姉君
であった。親しく話しをするような機会はなかったのでくわしくはわからないけれど、男子中学生ばかり
のクラブにひとりで居て、みんなと鉄道旅行をするということは多少なりとも鉄道が好きだったからに違
いない。横見さん言うところの「レールクィーン」だったのかも。20年も前だけれど、そういう女性はい
たのだ。上記のような台詞を言ってくれるかどうかは別問題として。
作者の菊池さんも言っていることだけれど「元々、鉄道が嫌いなわけじゃない」。それはそうだろうな。
でも、世間的には「鉄道好きー」って言うのは男性ならともかく、女性的にはやっぱりはばかられたり、
揶揄されるような風潮はあったのかもしれない。でも、今は「鉄道で旅行するの好きなんです」って、
ちゃんと言える時代(っていうと大げさか)になってきたと思う。で、そういう女性は少なくとも鉄道
のことが好きっていう男性の気持ちを(多少は)理解してくれるんじゃなかろうか。希望的観測ですが。
まぁ、おうおうにして男性の「鉄道好き!」ってやつは追究型が多いのと、ジャンルが細分化されすぎ
ていて、理解しがたいところはあるけれど。ちなみに私はもっとも一般的な鉄道旅行派に車両派の血が
少し混じってます。鉄子でたびたび登場する駅弁には、あまり興味がなく。理由は想像がつくでしょう。
今回、6巻に登場した天竜浜名湖鉄道(開業当初だったと思う)と、大井川鐵道には鉄道部で行った
思い出があり、特に大井川は今回読んでみてまた行きたくなってきた。
- 2007/3/4(日)
「美味し!ジョイントコンサートー合唱団まい&CANTUS ANIMAE&淀川混声合唱団」@いずみホールを
聞きに行ってきた。
沖縄のうた「うっさくわったい」をYKが、三善晃の「五つの童画」をまいが、千原英喜の「おらしょ」を
CAが演奏。このプログラムを聞いただけで、お腹いっぱい!になってしまうほどの充実。しかし、聞いて
いる側としてはややオーバーフロー気味。気力、体力がいりました。
YKの演奏は温かく、柔らかい風。まいは、歌の織物を編んでいるかのよう。CAは、天高くそびえる大き
な壁とソプラノ大砲、という感じだったかな。見事に個性が分かれていて、楽しめました。プログラムも実
は時代別に作曲家をとりあげていて意欲的。単なるジョイントにしたくない、という意図があったみたいだ。
合同のマーラー、Die Zwei blauen Augen.は、本当にいずみホールの天井から、はらはらと盛大に舞い
落ちる菩提樹の花びらが見えるようで、100人規模の合唱の真価をそこに見たように思う。うっとりしそう
だったもの。
そうそう、個人的なことだけれど、元CA団員でYKがコンクールでお世話になったtek310さんとお会い
することができた。新潟からいらしたのだ。実は、昨日のエントアールの演奏会にも来ておられて、開場の
前にお互いに顔を見合わせていたっぽいのだけれど、私はまったく気づかず。今日、tek310さんから声を
かけていただいて初めて気がついたので、まずは非礼をお詫びした次第。また一緒に歌いたいなー。
今度はNCに来てください、って言うのを忘れていた。
終演後、他のマネージャー二人と合流して、近くのマクドへ。演奏会帰りの知人達がガラスの向こうを通り
過ぎて行く手前で、NCのチラシ・チケットを数えたり、楽譜を封筒に詰めたりの作業。いつまでたっても
こういう役回りなんだな、私たちは。ちょっと自虐気味。17:30-18:30。
作業完了後、大阪駅前第4ビルへ移動。クロネコヤマトの集配センターに持ち込んでメール便で書類
一式を送付。ミッションコンプリート。19:00。ふー。3人とも阪急沿線なので、そのまま梅田駅へ。
演奏会の聞き疲れか、皆言葉少なである。暖かな春の夜は、なんとなく心が落ち着かないのだけれど、
それを言葉でうまく表現できないのだった。飲みに行く気分でもなく、なんとなく改札で三方向に別れ
た。
19:15、京都行き特急。そうだ、「太陽の塔」は開場を待つ間に読了していた。読むものがない。
20:30、帰宅。
たぶん、昨日以上に疲れているだろうから、今日は早めに休みます。
YKの皆、お疲れさま。ゆっくり休んでください。
- 2007/3/3(土)
12:13、近鉄郡山駅に降り立つ。時間があったので商店街にある書店へ。街中にある小規模な書店のなかで
は大きめで、奥行きが広い。雑誌はほぼオールジャンル揃っているといってもいいし、文庫は新潮から岩波
までしっかりある。文芸書も壁一面に。どうやら二階もあってそこはコミックスのようだ。昔風の落ち着い
た店内の雰囲気がいい。目新しさはなくても、こういう「町の書店」は好きだ。地方にでかけて、こういう
巡り会いがあると嬉しい。中規模以上の書店でもなかなかない「東京人」が売っていたのはポイント高し。
今月の特集は『東京は坂の町』。京都に住んでいると、どこまでいっても平らな道に、時折うんざりしてし
まうことがあって、だから坂からの景色というものにいつも憧れているのだった。自転車にとっては、難所
ではあるけれど。迷わず購入。それから角田光代の文庫新刊「トリップ」(光文社文庫)も買う。
13:00、やまと郡山城ホール・大ホールへ。NCの5月の演奏会、YKの明日の演奏会のチラシばさみをす
るためである。1時間弱で作業完了。演奏会を聞くので、開演までロビーで本を読む。座る場所が圧倒的に
少ないのが困りもの。ソファとかあればなぁ。窓際の段差に上着をしいて、本を読んだり、楽譜を開いたり。
15:00、開場。お客さんの列であふれている。関係者ではないけれど、無性に行列整理がしたくなってきた、
そんなところにちょうど知人であるステマネさんが登場。うまい手際で整理完了。さすがだなぁ。
15:30、エントアール第2回演奏会開演。思えば、2年前の第1回もここで聞いたんだった。1ステのハン
ガリーの合唱曲は、まだ声が暖まらず乗らない感じ。でも最後に残る響きはきれい。だんだん淘汰されてい
くのは仕方がないか。2ステ、アジアの歌巡り。調子が出てきたけれど、難曲があって苦戦。プログラムに
ないマオリの曲では、いきいきとした振り付けと声でようやく本領が発揮されてきた。少しほっとする。
3ステ、「パリの下セーヌは流れる」はシャンソンのステージ。本領発揮どころじゃない。甘く、しかし
切ない歌詞と調べは、齢を重ねたこの合唱団だからこそ歌い上げられる音楽だったと思う。しずかにしずか
に胸におりてくる歌は、やがてしみいり、こころの深いところに届くように感じられて、思わず目をとじて
しまうことが何度かあった。個人的には「さくらんぼの実る頃」は好きな曲なので、これが聞けてよかった。
パーカッションとピアノもグッド!でした。
音楽はその場所、その時間にいる人間だけが共有できるもの。音楽だけじゃなくて、指揮者のパフォーマンス
も、演奏者の気合いも魅力的な笑顔も、若干の事故も、やっぱりそこにいるみんなだけが共有できる。演奏会
に足を運ぶのは、そういう時間が楽しいから。距離も、団の実績も関係ない。そこに音楽と楽しい時間があれ
ば、わたしはどこへだって足をのばすのだろうと思う。来てよかった。
17:30、近鉄郡山を出発。生駒を経由して、地下鉄東西線にて本町へ。18:30着。わりと大阪は近かった。
18:30-20:00、練習場の外でマネ会実施。なかではNC補習(われわれ3人を除くと4人!)。話し合いの
結果、明日のYKジョイントコンサートの終演後に発送作業を行うことになった。動ける人材がわれわれし
かいないのだから、われわれがやるしかないのだ。これはもう、諦念というほかない。誰かが倒れたら、そ
こでTHE ENDだ。骨を拾って、弔ってくれるひともありゃしない。ただ、忘れ去られるだけだ。もう、それ
でいい。やけくそ。
20:00-20:50、補習参加。ほんとはマネ会が終わったら帰るつもりだった。でも、自分のためにもなるし、
あと1時間なんだったら大して変わらない。白秋の曲をやる。
21:30、阪急電車特急にて梅田を出発。結局、いつもの練習参加と変わらない時間になってしまった。車中、
「太陽の塔」を読む。この本はストーカー小説ではなかった。男の大いなるやせ我慢小説だった。シャンソン
を聞き、白秋を歌い、情緒のひだがゆるゆるになっていたところに、つぎの文章が来た。
「『ああ、ちくしょう。俺は負けんぞ!』フッと口をつぐんだ。『もうそろそろ、幸せになりてぇ』と呟いた。
それから私の方を向き、『聞かなかったことにしてくれ』と言った。」(「太陽の塔」190頁より引用)
なぜだかわからないけれど、少し目の端が熱くなりそうな勢いだったので、我慢した。
弁当屋で弁当を買ってから自宅にもどった。22:30帰宅。
先週のように、頭痛で迎える日曜日になりませんように。
おやすみなさい。
24:01記す。
- 2007/3/2(金)
BK練習、19:45-21:00。
NCマネージ@キンコーズ、22:00-22:30。
朝方は引くものの、夕方より熱。さりとて仕事はあり。年度末ともなると、いろいろとやっかいごとが増え
まする。4/1には組織変更などもあり、うかとはしてられない状況。BKは送別会であったが、体調を考えて
欠席させてもらった。明日は、練習はないものの演奏会後、マネ会(また3人で)のため大阪へ出向くこと
に。とほほ。その準備で練習後、キンコーズへ。
向かいのコピー機では学生がサークルの文集を頑張って印刷中。こちらは関係書類。お互いに刷っているも
のをなんとなく見られている、ということが視線でわかる。こういうのって、電車のなかでよくある。通勤
時に向かいの座席に座っている人の新聞のこっち側を読むときの、あの感じだ。あ、いやだからどうしたと
か結論はないんです、この話。
マネ会の段取りを考えてから寝ます。
疲れた。
- 2007/3/1(木)
冷えピタをおでこに貼って寝た。朝になると、これ以上ないという位カラカラに。熱は下がったみたいだ。
軽い倦怠感のみ。実は、冷えピタが朝になるまではがれなかったのは初めてである。これまでは夏場に使う
ことが多かったから(汗で吸着力が落ちてしまう+冷えすぎて逆に気持ち悪くなって自分で取る)。
BK新曲、ラトビアの曲を予習、復習。階名をふって、CDを聴きながら譜面を追う。明日はBK、土曜日
は奈良の女声合唱団エントアールの演奏会を聴きに大和郡山へ。日曜日はYK、CA、まいのジョイントコ
ンサートを聴きにいずみホールへ、という週末スケジュール。ここにNCの練習が入るとなると、正直しん
どいなと思っていたら、土曜日は休みだった。助かった。こうやって書いてみると、私は合唱マニアみたい
だけれど、自分としてはそうであるような、そうでないような。普段はほかの音楽も聴くし、合唱漬けとい
うわけでもない。曲にもくわしくないし、合唱界の事情(?)に精通しているわけでもないし。でも、合唱
という音楽が好きなのは確かなんだろうなと思う。この音楽の良さをほかの人たちにもわかって欲しいなと
思う。自分だけのものにしておくにはもったいない、とよく思う。だから、この場所にひとことでも、ふた
ことでも、ともかく演奏で思ったこと、感じたことを書いているのだろう。合唱が一部の「特殊」(と一般
には思われている節がある+合唱人自身もそう認識している)な人たちだけの音楽にならないように。
そうそう、この前のVoxGaudiosaの演奏会で感じたのは、客層が関西とずいぶん違うのでは?ということ
があったのだ。合唱をやっている人もいるけれど、クラシックや一般のコンサートを聞きにくるのと同じ
スタンスで聴きに来ているっぽい人が少なからずいたように思う(たぶんに主観だけれど)。「合唱」で
はなく、「音楽」を聴く。そういう次元にシフトした合唱演奏会だったと思う(検証できないけれど)。
NCの演奏会は5月4日、京都コンサートホール。音楽の一ジャンルとしての合唱を、みんなに聞いても
らえるようにしたいな。
夜にちょっと熱が出たので、だめ押しにもう一晩冷えピタ貼って寝ます。
これで治って欲しい。おやすみなさい。
22:55記す。
- 2007/2/28(水)
ぐったり。微熱37℃。暑い暑いと思っていたのだが、職場の居室の空調のせいではなかったのだな。
私のことをよく知る人は、こういうときの行動パターンが推測できることと思う。ご明察。本屋に行
きました。本屋は何にも勝る良薬であると固く信じて疑わない性質なのだ。
今日買った本
「太陽の塔」、森見登美彦著、新潮文庫。420円。
実は、しんどいしんどいとか言いながら「夜は短し歩けよ乙女」は読了していたのである。2006年度
本屋大賞ノミネートに間違いはなかった!キュートで奇想天外で、御都合主義と呼ばわば呼べの開き
直り精神に満ちあふれた大傑作と言えよう。それに比べて、この太陽の塔はどうだろう。30ページほ
ど読んでみてわかったのは「主人公はまごう事なきストーカーなのではないか?」という疑問だけで
あった!これはこれで面白い…(笑)。
あらすじを引用。
『巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失
恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作』。
そうか!これはファンタジーなのか。なるほど。著者とはなんとなく気があいそうな気がする今日こ
のごろ。
「鉄子の旅」第6巻、菊池直恵著、IKKI COMIX。590円。
まだ読んでないけれど、どうも最終巻らしい。しかし、帯にすごいことが書かれていた。『実録マン
ガなのに2007年春TVアニメ化!!』。いいのか、こんな濃ゆいのを公共の電波に流しても…。
今日で2月も終わり。家計簿によると、2月の書籍費は総計7149円。思ったより少なかった。2月は短
いからかな?(たった3日だけど)。
ちょっとしんどいのがぶり返してきた様子。「ハケンの品格」と「どうでしょう」は録画して、今日も
早めに休みます。
21:30記す。
- 2007/2/27(火)
よく眠れず、夜中に何度か目覚める。微熱、倦怠は続くが頭痛はなし。やや目眩あり。
やっぱり、そんなに簡単には回復しないか。でも昨日よりはよくなっている。よかった。

夕ごはん。ご飯、のり、野菜スープ、シャウエッセン3本。
お腹に優しい感じの食事にしてみた。シャウエッセンの残り3本は明日の朝食に回す。
シャウエッセンが弾けているのは、一度焼いたあとに電子レンジにかけたからデス。
(油を抜こうと思ったのさ)
本日のBGM
「Allegro Cantabile」,SUEMITSU & THE SUEMITH. Ki/oon Records.
TVアニメ、のだめカンタービレOP曲。ピアノって良いね。
歌詞の一節『交差していく三度を重ねここに響かせて』を聞いたとき、「あっ五度じゃない
んだ…」って思ってしまった。ベースの性(さが)?
もう一節『生きる事 こんな歌のすべて』。NCの今年の演奏会のキャッチコピー、「生きる
ことは、歌うこと」と少し似ているので、なんとなく親しみが沸くのだった。
きょうも早く寝ます。
9:16記す。
- 2007/2/26(月)
もうろうとした状態で起床。仕事を休ませてもらう。微熱、倦怠、軽い頭痛あり。酸素濃度が
足りないのではないかと思い、昨日から換気扇を常に回している。常時締め切っていたから。
たかが頭痛で休むなんて!と思われるかた多数いらっしゃると思うけれど、反論できない。
でも、確かに生きるか死ぬかのような頭痛はあるんです。体験してみろって言っても、ならな
い人はならないし、どうしようもない。理解しろとはいえないもの。
体調に関係なく、締め切りはやってくる。気力を振り絞ってコレ↓だけは作成。

コミックマーケット72、サークルカット。
オンライン申し込みのページに画像をアップして、これですべて完了。
今年は8月17〜19日の開催。軽井沢合唱フェスティバルともろにかぶっている。出演の予定は
ないけれど、台湾のフォルモザ合唱団の演奏がある。例年通りだとすると、18日の夕方か。
サークル参加は3日目。2日目の一般参加を早めに切りあげて軽井沢に向かい、聞き終わって
から東京に帰るっていうのは現実的にはありかもしれない。東京〜軽井沢間は新幹線でわずか
1時間なのだ。
って、こういう無茶?なことを考えてしまうのはまだ、ぼーっとしているからか。
早めに休みます。。
20:20記す。
- 2007/2/25(日)
・こめかみのひどい頭痛で起床。自然治癒を期待したのだけど、次第に吐き気に連鎖。
・トイレ前の床で2時間ほど、のたうち回る。こうするとたいがい直るものです。
・「理不尽だー」とか「何か悪いことしたかー」とか叫んでいたように思います。
・苦しいときに虚空に手を突き出して、手をにぎにぎするのはなぜなんだろうか。
・次第に昨年の4月になったやつよりひどい状態だと気づきました。
・水も食料も薬も尽きた最悪のタイミングであったので、さすがに実家に電話。
・食料と薬を差し入れてもらえることに。
・胃薬と頭痛薬のおかげで、15時ごろにようやく体を起こせるようになる。
・原因は肩の凝りすぎ、疲れのようですが、「歯の治療は割と体に負担がかかるもの」
という親の指摘は意外でした。
・頭痛はなくなったものの、衰弱著しいので何もできませぬ。
・出来事を列挙する以外のことは思考できないので、今日はここまで。
・水分をとって休みます。Volvicはだめです。こういうときはevianなのです。
18:00記す。
- 2007/2/24(土)
NC練習、17:00-21:00。
ある曲の簡単な音が全然とれなくて、落ち込む。もともと少ない音感をこれ以上鈍らせて
しまってどうするのだ。とほほ。
今日は午前も午後も自宅で音取りをしていたので、合唱以外のことは全然していないな。
ちょっと、もったいないような気がした。音取りは早いにこしたことはない。明日はまる
まる一日休み。予定もなし。気温が高ければ、モールトンでサイクリングでもしようか。
そうか映画でも見ようか。。。調べてみたけれど、あまり見たい映画がない。これだー!
って思えるのが、みなみ会館や京都シネマにもない。自宅以外で、静かーに過ごせる場所
ないかな。
なんだか、思考が停滞してきたので、本を読んで寝る。
- 2007/2/23(金)
BK練習、18:35-21:00。
BK食事、21:20-23:00。
新曲練習開始。ラトビアの曲を3曲。とても美しい。どれもBKの響きにとてもあっていると思う。
練習開始時からベースがいないことが多くて、本当はバリトンを練習したいのだけど、ベースを
歌わないとバランスがとれないので、ベースを歌うというケースが最近多い。どちらを歌うべき
か悩む。バリトンの方が歌っていて気持ちいいのです。旋律、和音の役割的にもやりがいがある
もの。
今日は見学者の方が三人。そして、まだ先だけれど3月末で京都を、そしてBKを離れる者が二人。
人は去り、また巡り来たる。そういう季節がまたやってきたのだね。こんなとき、いつも思い出
して噛みしめる言葉があるのです。
年々歳々花相似、歳々年々人不同。
(年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず。)
花は毎年その姿を変えず変わりなく咲くけれども、人の営みや、人の顔ぶれは移り変わりゆくもの。
そういう無情というか詠嘆を詠んだ漢詩の一部。昨日の私と今日の私、昨日のあなたと今日のあなた
は違う人間なんだってことでもある。
今年の桜はいつ咲くのかな…。
- 2007/2/22(木)
どうでしょう班の嬉野ディレクターが、公式HP(http://www.htb.co.jp/suidou/)の昨日
の日記にとても面白い考察を書いておられた。
『なぜだか知りませんが、O型の方は、この「一旦思いついてしまったイメージを実現すること」
に異常なこだわりを見せます。』
同僚の藤やん(どうでしょう班の藤村チーフディレクター)、奥さん、父親、その他もろもろの
関係者がすべてO型という環境にあって、嬉野DがたどりついたO型論である。いやあ、これは
なかなかどころか、ほとんど核心をついているといってもいいのではないだろうか。
この性格ゆえに周りを巻き込んでしまい、それが一見リーダーっぽく見えるが、本人はイメージ
を実現したいだけで、結果的にそう見えるだけという深い考察もある。なるほど、なるほど。
確かにそういえなくもないなぁ、会議のときなんかは特にそうなんだ。
『だが、仕切られまい、巻き込まれまいとする他人の頑強な不協力に遭うと想像以上に凹み、
自身では、自分のことを寂しがりだと強く思っているふしがあるようである。』
ああ、そこまで見切られているとは、返す言葉もない感じ。そうです、わたしもO型、O型の男。
ちなみにO脚ではありませぬ(くだらないこともたまに書きたくなる)。「夜は短し〜」を読ん
でいると、なんだか調子が狂ってくるような、それが本来の自分であるような気がしてきた。。。
影響(翻弄?)されやすいのかもしれない。これはO型の特質にはない、わたしの特質だろうなー。
年度末、仕事もせっぱつまってきて、やや目が疲れ気味。
それでも本は読むもんね。
- 2007/2/21(水)
「夜は短し歩けよ乙女」、読書中。リズムのある独特の文体で、読んでいること自体が楽しい
本デス。時々、不意打ちのように笑わされマス。舞台は京都、木屋町+先斗町!作者はお酒を
飲む楽しみをよく知っている人なんだろうなぁ。その世界にちょっと憧れてしまう。ところで、
電気ブランって何ですか?そういう名前のカクテルが出てくるんですけど(”偽電気ブラン”な
る酒も登場)。
スタンドで食事中、TVでU23のサッカーをやっていた。見るとはなしに見る。あまり興味
がわかない。そりゃ、ゴールが決まるところとかは面白いかもとは思うのだけれど、ワールド
カップを見るために徹夜したり、仕事を早めに切りあげて帰るとか、そういう気持ちはよくわ
からないというのが正直なところ。野球でも同じ。実家に帰ると、母や妹が「それ、そこや!」
「ああ、なんでそんなパスするかなー」「やったー!」とか、信じられない大音声で興奮して
いるのを見ると白けてしまう。父は野球とかバスケが好きだったようだが、母や妹ほどではな
いにしろ、ひいきのチームが負けると機嫌が悪くなったものだ。それで訳もわからず怒られた
りすることがあって、なんて理不尽なんだ!と子供心に思ったものだ。そのことが今も、野球、
サッカーをはじめとするスポーツと、それを熱狂的に支持する人に対する不信感(?)を抱か
せているように思う。
ラグビーと駅伝にはそういうのを感じないのが、これまた不思議。なんでだろう?
どうでしょう、四国八十八カ所3。どうでしょう班は足摺岬にある金剛福寺にずるして行きま
せんでしたけど(笑)、あれ気持ちわかります。院生時代、南港から船に乗って足摺岬へ行っ
たのですよ。船がつくのは麓の中村。そこからバスで岬へ向かってのぼっていくわけです。車
一台しか通れないカーブばっかりの道。その先には、ただ岬とお寺と灯台があるだけ。ほんっ
と何もない。ランズエンド、地の果てって感じが漂う。あまりにもさびしくて、自分は何でこ
んなところにぽつーんと一人で立っているんだろうって、ちょっと思ったなあのときは。
- 2007/2/20(火)
三日月のあの薄くぼやけたような光が好きなのだ。電柱に点る街灯が蛍光灯ではなくて、あの
三日月であったなら。あの形と光をそのままに。月のない夜も楽しかろ。
コンビニで買ってきたコロッケにソースをかけようとしたら、賞味期限が2005/12/25だった。
全然、料理してないってことですね。
「天涯の砦」読了。いやはや、真空の宇宙に対する恐怖を描きながらも、そこにきちんと未来
への希望を与えてとしまうとは。それも本当にSFらしい方法で。さすが小川一水。感嘆する。
- 2007/2/19(月)
よく飲んでいるミネラルウォーター、Volvicのラベルが紙製からビニール製に変わっていた。
握ったときの手触りが違うので戸惑う。普段、触れているもの、こうだと思っている感触が急
に変化するというのはあまり気持ちのいいものではないなー。
行きつけの近所のマッサージ屋が1月末で閉店していたことを知る。いや、2月の初めに前を
通ったとき店の灯りがともっていなかったのでもしや?と思っていたのだけど、今日公式HP
で確認したらやっぱりそうだった。せめて、店の前に閉店のメッセージがほしかったな。ここ
に引っ越してきてから、回数は多くなかったけど、お世話になっていたからちょっと寂しい。
というか、これからどこで肩をほぐしてもらったらいいんだ?今、すごい凝り凝りで、切実な
状態なのだ(起床時に頭痛がするくらい)。くそー、昨日東京駅のロッカーが空いていたら、
荷物をもってうろうろせずに済んだのに。東京マラソン、次回はなんとかしてください。
訂正:2/16の記述で、明治生命館が村上龍+小池栄子が出ている番組(カンブリア宮殿)で
収録に使われている、と書きましたが私の勘違いでした。セットの天井の格子などがよく似て
いるように思ったので、これは現地で収録しているに違いないと思いこんでしまいました。す
いません。それにしてもあれがセットだったとはすごいです。明治生命館の方も一見の価値が
ありますので、丸の内に出かける機会がある方、ぜひ見学してみてください(土日のみ。無料)。
(該当する2/16の記述部分は削除しました)
- 2007/2/18(日)
二日酔い。酒ではなくて、音楽の。
きのうの演奏会の余韻がまったくさめておらず、予定していた近代美術館行きをキャンセルした。
これ以上、自分のなかの芸術欲求を満たす必要がまったくなかったからだ。
丸の内OAZOの丸善に行くつもりが、OAZOそのものが全館休業日。法定点検日なのか?東京
マラソンのあおりか。東京駅のロッカーにまったく空きがなかったのは、東京マラソンにせいなの
は確実だけど。美術館行きはあきらめても、書店行きはあきらめられない。OAZOの丸善は特に
お気に入りで、東京に行くときは必ず訪れる場所なのに!ちょっとだけ悪態をつく。
仕方なく八重洲ブックセンターに行く。駅からちょっと離れているので、こういう雨の日はあんま
り行きたいとは思わないのである。本は別腹とはいえ、音楽二日酔いの影響があるので、これとい
った本が見つからない。しかし、ちょっと意地になって、なんとか良い物をと探し歩く。
今日買った本
「天涯の砦」、小川一水著、ハヤカワSFシリーズJコレクション。1575円。
「夜は短し歩けよ乙女」、森見登美彦、角川書店。1575円。
なかなか満足のいく収穫。
17:45ごろ、京都駅着。コンコースを歩いていると、指揮者とHさんに遭遇。同じ新幹線だったら
しい。演奏会の状況、プログラムを報告。Four Motets for Mixed choirを強力に推薦しておく。
自分たちにも、いつかどこかであんな演奏ができたらいいのに、という思いをこめて。
コミックマーケット72のサークル参加、オンライン申し込みを完了。
次回作は「近代建築探訪 東京漂泊」としておく。名古屋・東海地区の建物も紹介したいんだけど、
まとまった数が集められないかもしれないので、もともと数の多い東京に戻る可能性大。
- 2007/2/17(土)
室内合唱団Vox Gaudiosa、第10回定期演奏会@第一生命ホール。
これほど、心が震える音楽を聴いたのは、これまでで昨年の淀川混声合唱団の「シャガールと木の葉」
の演奏と、今日の演奏会の2つしかないかもしれない。一ステージ目の第一曲を終わった時点で、もう
この一曲を聴いただけで帰ってしまっても良い、と思えるほどだったのだが、全演奏を聴き終えたとき
には「もう、これから10年はほかの音楽を聴かなくてもいい!」と多少舞い上がった思考になるほどで
あった。特に第4ステージの”Four Motets for Mixed choir”(松下耕作曲の委嘱新作初演)は、
作曲者として、そして指揮者としての松下耕、渾身の作であったことは疑うべくもなかった。最初の
和音から最後の和音までの間、震えが止まらない。心と体を揺さぶる歌声がとぎれない。ああ、この
感覚は本当に言葉では伝えられない。あの時、あの場所にいたものだけが感じた至福だと思う。泣い
てしまっている人もいた。詩はラテン語の聖句である。だから単に歌詞に感動して、というのではな
いのだ。いってみれば世界中のありとあらゆる音楽に使い回された言葉だから(かといって、その
言葉に価値がなくなるわけではもちろんないけれど)。曲と詩と演奏が一体になっているから、感動
する。無意識の情動がわーっと、奔流になって表層に現れてくる、そんな感じなのだ。
自分が聴衆のとき、演奏会が終わったあとで、ホールから出てくるお客さんの顔を客観的に見ること
がある。入れ替え制の映画の前の回が終わったときに、出てくるひとの様子をうかがうようなものだ。
きょうの演奏会ほど、どのお客さんも晴れやかで、満ち足りた表情をしているということは、見たこ
とがない。よそさまの演奏会なのに、なんだかとても嬉しかった。
僭越ながら、レセプションに出席させてもらい、団員の方、愛媛から来た「歌姫」メンバーの皆さん
と交流。一緒にコダーイのケセンテとVeni Veniを歌う。アットホームな感じはBKと通じるところが
あって、居心地の良い時間をすごさせてもらった。感謝。
- 2007/2/16(金)
BK練習、19:50-21:00。仕事で大幅に遅れてしまった。しかし、今日は人数少なかったなぁ。
私が着いた時点でソプラノの上なんか二人だし、メゾは三人。ベースも上、下ひとりずつ。テナー
二人。アルトが五、六人。指揮者が来ないからって、みんなそんなんでいいのか?(言い訳みた
いですが、明日のNCは練習日ではなく、自習日。なのでちゃんと新幹線のなかで練習します。)
明日は、まず明治生命館(重要文化財)に行く予定。以前は月に一度しか見学できなかったので
中を見る機会がなかったのだが、修復+増築工事後は営業を高層ビルに移したらしく、毎週土日
の見学が可能になった。
そうそう、演奏会がある第一生命ホールは、晴海トリトンスクエアという高層建築ビルの中にあ
るのだけれど、ここのエントランスのスケール感には訪れる度に圧倒される。で、毎回あわただ
しくて写真を取り忘れるのだな。今回はちゃんと収めてこようと思う。実は現代建築ウォッチン
グも好きなのですよ。
- 2007/2/15(木)
東京の宿、直前になるとやはり少し出てきたのでともかく仮予約。明日の晩にもう一度チェック。
どうやら18日に「東京マラソン2007」という大規模なイベントがあるらしい。ランナーは3万人と
のことなので、そりゃあ宿もなくなるはずだわ。
「ノルウェイの森」をどんどん読み進む。恐いくらいに、すぅーっと文章が体に入ってくる(頭と
いう感じではなく、からだ全体のイメージ)。この小説を、10年前の自分は読むことができただろ
うか?とちょっと思う。今、この歳、この時だからこそ読んでいて面白いと感じることができる、
そんな気がする。どんな本も人生において、読むべきタイミングってものがあるんだろう。それは
一度きりかもしれないし、場合によっては何度もあるのかもしれない。
BKの曲を復習。ちょっと眠いので軽く。
あ、「のだめカンタービレ」17巻も読まないと。
- 2007/2/14(水)
祝!歯完治。今日で完了したよ〜。るらー。すべての歯がベストのコンディションになったのって、
実に25年ぶりぐらいだろうか。きっかけとなった虫歯による欠け以外に8カ所ほどを治療。いままで
金属でふたをかぶせていたところも損耗が激しかったり、じつは取れていたり、自分で(!)かぶせ
なおしたり(瞬間接着剤でつける。1〜2年保つ)していたので、すべて白いセメントで埋め直して
もらった。昔のセメントと違って、元の歯と色合いや馴染みがよくて、ぱっと見には正常な歯にみえ
るのがなんだかうれしい。唯一の金属かぶせは最初に欠けた歯で、範囲が広かったのでやむを得
ず。ともかく、食事のときのストレスがまったくなくなりました。スタンドでの夕食(日替わり定食)も快調。
これからはもっと大事にしよう。歯。
今週末、VoxGaudiosa定期演奏会を聴きに東京へ。しかーし、週末の東京は何かあるんだろうか?
「ちょっといいホテルに安く泊まる」つもりで楽天トラベルを検索したのだが、ほとんど部屋がない。
高い部屋は確かにある(とても泊まれない)。でも、その部屋でも数がとても少ない。安すぎるとこ
ろに泊まるのは、なんだかもったいない。直前に放出があることを期待する。翌日は、東京国立近
代美術館・工芸館へ、都路華香展+柳宗理、生活のなかのデザイン展+松田権六の世界展(以前
紹介した)の三流しの予定。ちょっとした目と耳の贅沢かな。
- 2007/2/13(火)
北原白秋の詩を読んでいた。正確には北原白秋の詩に曲をつけた合唱曲を聴いていたのだけれど、
それはさながら詩の朗読を聞いているようでもあり、情景を浮かべながら聞くさまは自ら読んでい
るようでもある。抒情という言葉は白秋の詩を語るときにこそふさわしい、そんな気がした。
「花火」という詩の最後の方に、とても好きな部分がある。『銀と緑の孔雀玉』の花火が上がると
き、それが様々な物や思いに『ちりかかる』さまを描いた詩なのだけれど、一番最後にちりかかる
ものがそれなのだ。
-アイスクリームひえびえと
ふくむ手つきにちりかかる-
このアイスクリームを手にしているのは誰だろうか。ちりかかるのを見ているのは誰だろう。男だ
と思う。そして、見つめるのは女の手。二人はどういう関係なんだろうか。はじまったばかりの恋
ではない。花火があがって、それがちりかかるのを見ているのだから、もう終わりの恋なんだろう
か。いや、終わってしまうことをわかっていながらも、決して悲嘆にくれるさまはここにはない。
そう思う。ひととき、いやもしかしたら長い間、でも永遠ではない恋のなかに、たゆたうようにし
ている二人。花火があがって、やがて消えてしまうわずかな時間、その輝きの余韻のなかの恋のよ
うな気がする。
詩はこう続いて終わる。
-わかいこころの孔雀玉
ええなんとせう 消えかかる-
はっ!なんだか柄にもないことを書いてしまったような気がする。白秋マジック?
みなさんもぜひ白秋の詩を読んでみてください。浸れます。
- 2007/2/12(月)
良い天気、良い気候で冬が終わってしまったような心持ち。ゆっくりと寝てから、掃除機を買い
に行った。買ったのは縦置き+サイクロンのタイプ(National,MC-U38A)。

普段はこうやって使います

細かい部分を掃除するときは、本体からノズルを分離するのだ!
こういうギミック(仕掛け)はすごく好き。それにしても掃除機って高いものだと今回店に行って
よくわかった。縦型は高くても15000円しない。安くはない、でも高くはないし、これだけの機能
があったら御の字。でも据え置き型(?っていうのか)は、安いのは5000円くらいなのに、高いの
は7万円とかする。平均的なラインでも3〜4万円だったかな。いかにも「耐久消費財」って感じの
家電であるから、10年や15年くらいで減価償却することを考えればいいのだろうけど、ちょっと二
の足をふんでしまう値段だなあ。
帰宅後、さっそく掃除。調子に乗ってそのあとクイックルで床の水ぶきなどもする。続けて洗濯。
洗濯日和だ。窓を開け放つと気持ちいい風。
あとは夕食までずっと本を読んでいた。「ジャージの二人」を読了。巻末の柴崎友香による解説
がとても良い。この小説について、感じた良さのほとんどが、とてもうまく言語化されていたから。
ひさしぶりに、穏やかに過ごす一日だった。
- 2007/2/11(日)
女声合唱団はづき+なにわコラリアーズ、ジョイントコンサート@いずみホールに出演。
わりと頑張りました。ほぼ満席だったようで、先方の集客力のすごさに驚くとともに、
客層の違いを実感。
マネージは全部先方任せだったのだけれど、マネージのない演奏会がこれほど体にも精神
にも負担が少ないものだったとは。こういう環境だったら歌うことに全力を注げるのにと、
NCの演奏会をひかえて、ちょっと思った。
ところでレセプションがニューオータニの最上階だったので、びっくり。NCでは絶対にあ
りえない選択。大阪城公園の夜景を一望にできるバーラウンジは雰囲気がよかったものの、
カメラマン(なぜかレセプションまで撮影)のフラッシュがばちばち当たる位置にいたもの
で、途中から頭痛になってしまいました(強い光に弱い。。。)。自分は絶対、芸能人には
なれないなー、毎日頭痛くなるなー、などと考えてしまう時点で、実はかなり疲れていたの
かも。
きょうの分の家計簿もつけたので、頭痛薬を飲んで休みます。
来場いただいた皆さん、友人、知人に感謝。
- 2007/2/10(土)
体調ややまし。わりと気持ちよく起床。これなら歌えるか。
NC練習@吹田、13:30-20:00。普段練習に出られない地方団員の方がうまく歌える(しかも暗譜)
って状況を、在関西メンバーのベースは情けないことだって認識しないといけない。特に2、3列目!!
って、読んでらっしゃる一部の人しかわかりませんね。すいません。あしたの演奏会は頑張ります。
昨日から思い立って、家計簿をつけはじめた。表計算ソフトとかではなくて、専用のソフトをダウン
ロード(3ヶ月間試用できるもの)して。自分はいったい、何にお金を使っているのか、赤字なのか
黒字なのかを知りたくなったのである。普段、カード払いはほとんどしないのだけれど、携帯電話や
プロバイダーの通信費、会社の昼食費などは実はカード扱いなので、出て行く金額を意識しにくい。
そういうのをきっちり見えるようにしたい。予測としては、書籍代、交通費(練習に行くとき)、食費
(外食が多い)、NC関連(練習参加費、楽譜代)が多くなるように思うのだけれど。
今月はなんとなく使いすぎたなぁと思うときでも、何を節約すべきなのかを判断する材料が今までな
かったので、とりあえずしばらく続けてみようと思う。毎日、暗室を書くように習慣化できればいい。
風呂に入って寝ます。前日なのに歌いすぎ。
- 2007/2/9(金)
BK練習、体調不良のため休む。
BKの練習を休むのは昨年のコンクール前々日の熊本行きの日以来か。それまでは、ほぼ無欠席だった。
金曜日の晩に自宅にいるとなんだか落ち着かない。ゆっくり休めばいいのに、練習時間が気になって
しまうのだった。
昨日、朝食の食パンを買うついでに、非常食としてカップヌードルもあわせて買う。非常食とはいう
ものの土曜日や日曜日の昼に食べたり、夜食にしてしまう可能性が高いけど。で、食べる段になって
お湯を沸かすわけだが、いつもどれだけの湯を沸かせばいいのか迷う。袋めんの場合、調理方法の欄
に「水:300mlを沸かす」などと書いてあるのに、カップ麺は「内側の線までお湯を注ぐ」とあって、
量が不明だからだ。
少なすぎると困るのでいつも多めに沸かしてしまう。袋めんとは逆に計量しなくても線まで注げばい
いので、湯量の過多が生じにくい点は評価しなければならないが、問題は余ったお湯は使い道がない
ということだ。そういえば、昔のこと、冬場に父が出勤するときは必ず湯をわかしていたような気が
する。車の屋根だとかにつもった雪や、フロントガラスの凍った水滴を融かすためである。あの光景
はいつだか自然と目にしなくなってしまったが、車体の素材性能があがったのでなければ、やっぱり
氷が張るほど冬が寒くなくなってきたということなんだろうか。余談。
ともかく余った湯がもったいないのは確かだが、それ以上に余分な湯を沸かすために消費する熱エネ
ルギーがもったいないではないか。光熱費節約のためには、ぜひとも適量の湯を計量せねばなるまい。
では、どうやって測ればよいのか?以下、次回につづく(しんどいので休む)。
- 2007/2/8(木)
会議中、議論している内容がかみ合わなくなってきたので、しばらく静観する。その間に具体論と
抽象論について論考する。この論議はなぜかみ合わないのか?がテーマ。時間がもったいないことだ。
昔のわたしなら怒って退席していたところだけれど、ちょっとは成長したということなんだろうか。
こういうケースを、収束の方向にもっていくのは議長の役目なんだけれど、どうしてそれを出席者
同士で折り合いがつくまで続けないといけないんだろう。理解に苦しむなー。
BKの曲を復習。まだ10時前なのに、なんだかまぶたが重い。明日は一日研修。グループ学習がある
ので、ちょっと気力がいる。普段の私はあまり自己主張しない方だけど、仕事やこういう研修のと
きは逆に主張しないとその場にいる意味がないような気がしてしまって、自分でもちょっと無理を
してしまうことがある。だから終わったあと、ぐったりしてしまう。もっと、気を抜かないとだめ
なんかな?
BKの曲を復習。手許をさぐっていたらクレークの4つのダビデ詩編の音源が出てきた。これをき
いてリラックスしようと思う。
- 2007/2/7(水)
隣の後輩は普通の風邪だったそうで、でもちゃんと会社来てました。偉いなぁ。念のため引き続き
マスク着用。ちょっと息苦しい。
夕食、スタンドにて。日替わりが「ミックスフライ」だったので、警戒してスタンド定食(焼肉)
に変更。だって、エビとか入ってたら食べられないし。
「ハケンの品格」、ますます面白くなってまいりました。しかし、今日のテーマはおもしろがって
ばかりもいられなくて、会社員としては身につまされる思いが少々したのも事実。このドラマに出
てくる正社員の人達は、帰属意識がわりと強く描かれていて、派遣の大前さんと対比をつけている
と思うのだけれど、きょうの大泉さんの台詞「(大前さんのように行動しようとすれば)俺たちは
ここから弾き飛ばされる」があったことで、単なる「しがみつき」意識とは違うことが示されてい
たように思う。深みが出て、とても共感できるものになっていた。
では、これから情けない方の大泉さんを見ます。どうでしょう、四国巡礼パート3!の始まり〜。
ネットを回っていてこんなページを見つけた↓
こういうの、すごく好きだ。
http://portal.nifty.com/2006/09/30/a/
「べつやくれい」って人は面白いなぁ(劇作家の別役実の娘さんらしい)。ちょっと注目。
ほかにもたくさん記事を書いているらしいので、ひまなときに読んでみるつもり。
- 2007/2/6(火)
会社近くの駅前に時計+温度計がある。節分のころ、19時くらい帰宅するときの温度は確か4℃。
それが今日同じ時間に見ると13℃だった。10℃以上あるなんて。確かに昨日の夕方の空気の匂い
には春の気配が混じっていたように感じた。このまま冬は終わってしまうのかな?
あまり気づいていなかったのだけど、会社でじわりじわりとインフルエンザが流行っていた。今日、
隣の隣の席の後輩がいないなぁと思ったら、午後になって「インフルエンザ確定」情報がもたらされ
た。と、その情報の直後に隣の後輩が「私、今日熱あるんですよ〜」と赤い顔をして言ったもんだか
らあわてて、売店にマスクを買いにいった次第。よく観察すると周囲の8割くらいがマスク着用。そう
か、マスクをしていないのはすでにかかった人ということだな。帰宅後、手洗い、うがい。
しかしなぁ、注意していても、なるときは突然なるものだ。去年もそうだったし。流行っているのが
去年と同じ型の場合、すでに引いている人はかからないというのは本当だろうか。うーん、それが正
しくても、違う型が流行っていたら意味がない。頼むから、かかるんなら明日かかってくれ。そした
ら2/11の演奏会までには回復がぎりぎり間に合うだろうから。
体力温存のため?今日は早く寝ようっと。
- 2007/2/5(月)
何かとネタが豊富な「掃除」であるが、その中からひとつ昨日発見した内容を書いてみる。今週末の
2月11日は京橋のいずみホールで、女声合唱団はづきとNCのジョイントコンサートが開かれるのだ
が、そういえば去年のいまごろ、何かあったなぁと思い返してみた。そうだ、インフルエンザにかか
ったのがまさに2006年2月11日だったのだ。なぜ、憶えているかというと、確か暗室にも書いたが、
自宅の近くの病院に行ったところ診察時間になっても扉が開かなくて、さらに別の病院に行っても休
みで、そのときにやっと建国記念日、つまり祝日で休診だったことに気づいたからだ。
ではその前の年は何を?とまでは考えなかった。ところが、掃除をしているときにひょんなことから
判明した。わたしはどこか旅行に出かけると、そのときに使った切符や、博物館などの半券、観光案
内図、食事したお店の割り箸の包み紙、ありとあらゆる紙を持ち帰ってきてなおかつ保管するくせが
ある。紙にも一期一会を感じてしまうというか、捨てられないのだ。その中には宿泊先の領収書も含
まれる。昨日出てきたのは羽田エクセルホテル東急の領収書。日付は「2005年2月11日」だった!
羽田空港に第二旅客ターミナルが新設されたことを知り、写真を撮りに行ったのである。空港なのに
飛行機ではなく新幹線で行った。品川から京急に乗ったのを憶えている。羽田に行く電車は東京モノ
レールと京急の二路線があって、後者には乗ったことがなかったからだ。
続いて見つけた別の領収書で、その日の行動がさらにわかった。富士谷ホテルで昼食をとっている。
会計の時間は13:11。本日のスープ(ポタージュ)とクラシックランチ、合計6699円!!こ、こんな
昼食代あり得ない。でも、事実らしい。しかも一人でですよ。なんで一人かって?だって領収書には
「人数:1」って書いてあるもの(いつだって独り旅なので驚く必要はない)。その後の行動はおそ
らく私のことだ、湯本の富士谷ホテルまで戻り、日帰り入浴をしたに違いない。そして小田急の特急
で新宿に行き、そこから品川へ行ったのだと思う。それが私の箱根旅行のルーチンだから。
さて、続いて見つけたのは東京国立近代美術館の半券。「17.2.13」のスタンプが押してある。富本
憲吉の陶芸展を見に行ったのだ。ん、じゃあ2月12日は何をしていたんだろうか?一緒に見つかった
「紙」には12日の行動を示すものが見あたらない。12日の宿泊先がどこなのかも気になる。考えられ
るのは、大井町のアワーズイン阪急、汐留のパークホテル東京、竹芝のインターコンチネンタルのど
れかだ。んー、思い出せない。
だいたい毎日暗室を書いているのだから、その日の分を読めば簡単に判明するのはわかっている。
でもあえてそれをしないのは、領収書という「痕跡」から行動を想起するのが楽しいからだ。断片と断
片をつなぎあわせてひとつの図にすること、どんな図になるのか推論することが単純におもしろい。
それができるのも、こうやってなんでもとっておくくせのおかげだなぁ。部屋は散らかるという弊害
はあるんだけど、整理したものを眺めるというのではなくて、ふとしたときに思いがけず見つかるっ
ていうのがいいのかもしれない。
「あるようなないような」を読了。川上弘美を読むと、ひととき心が柔らかくなる。思い詰めたりし
なくなる。
今日買ってきた本
・「ジャージの二人」、長嶋有著、集英社文庫。429円。
「あるようなないような」の文庫版あとがきに長嶋氏が登場して、本屋にいったらちょうどこの本
が発売になったばかりで平積みされていたものだから。長嶋作品で小説を読むのは初めて。
・「ノルウェイの森」(上巻)、村上春樹著、講談社文庫。514円。
村上春樹が読みたい状態にあったのであるが、今読みたいと思う村上作品はすべて講談社文庫なの
である。これは困る。何度も書いているけれど、講談社文庫の活字とは相性が悪いからだ。しかし、
このままだとずっと読めないし、それも困る。「羊をめぐる冒険」、「ダンス・ダンス・ダンス」、
そしてこの本の三冊を手にとってみて、最も目に違和感がなかったので買った。これを足がかり?
にして、だんだんと目を慣らしていこうという作戦なのである。それにしても帯の惹句、「限りな
い喪失と再生を描く」は良いのに、その後に「究極の恋愛小説!」とか書かれていたので、ちょっ
と引いてしまった。こんなこと書かれたら、レジに出すのが気恥ずかしいじゃないか。
最近、月桂冠の「月」のCMが良いなと思う。
- 2007/2/4(日)
近くの駐車場へ。しかし、人や車の出入りはないものの、その可能性はあるわけで、こんなところ
で遊んでるいると咎められるかもしれない。しかも、いい大人だもの。で、ちょっとだけ走らせて
感触をつかんでから、別の地を求めてモールトンで出発。
あてのないまま堀川を北上、御池のところで京都市役所への案内図を見てはたと気づく。市役所の
前は広場になっているじゃないか。路面はどんなだったかは思い出せないけど、とりあえず向かっ
てみる。幸い、フリーマーケットなどのイベントは開かれていなかったが、人が多い!親子連れが
散歩に来ているのだ。いい天気だもんね。それだけなら良かったのかもしれないけど、リーゼント
にした中年の踊り集団?みたいな人が大音量で音楽をかけていて、ちょっと気後れしてしまう。ど
うせなら、静かなところでひっそり走らせたい。
で、そこからさらに思い出した。鴨川の荒神橋〜丸太町橋の近辺に確か、そのものずばりのラジコン
用のサーキット(コンクリート製)みたいなのがあったはず。もしかしたらローラースケートだっ
たかもしれないが、路面はベスト。さっそくそこから河原町を北上。おうき会館の前の道、すなわ
ち荒神口から鴨川へ。で、橋のうえからのぞいてみると…。ああ、ない。だいぶ古いものだったか
ら、整備のときになくなってしまったらしい。今は整地されてゲートボールや、体操ができるほど
の広場になっていた。
うーむ、もうできそうな場所は思いつかないので、とりあえず考え無しに北上を続けてみる。サイ
クリングにはさぶいし、風がきついのだけど、体を動かしてみようという気持ちがあったのかも。
こうやって河川敷を見ていくと、昔はやたらコンクリートを使った護岸や、路面整備が目立ったの
だけど、最近は草木や土をそのままに整備するようになったみたいで、自然の公園のようで心地い
い。鴨川、さらに北上して賀茂川へ。川を覗いてみると、鴨?や鷺がいっぱいいる。昔はなかった
中州があちこちにできたせいなんだろうか。これも新しい発想の治水なのかもしれない。自然のま
まに荒れ放題にするのでもなく、人工物でがちがちに固めるのでもない、自然をうまく整備すると
いうやり方。考えてみると、日本庭園や御苑などの植生は「自然」ではなく「管理」されてできあ
がったものだ。先行する事例は100年以上前からあったのに、今頃になって蘇ったのは不思議。
北上をつづけて、北大路に到着。あ、あれは??あったあったよ、元テニスコートのような場所。
緑色にコーティングされている状態からして、理想的な路面。ああ、でもだめだ。先客がたくさん
いて、スケボー少年に、何か新種の球技をやっている人たちでいっぱい。だめか。もうちょっと
北上したら帰ることにする。なぜ、もうちょっとなのかは不明。で、3分後に北大路を超えたとこ
ろに、コンクリートの広場を発見。路面はあまりよくないけれど、とにかく土ではない空間があっ
た。十分な広さ。先客は孫連れのおじいさん、おばあさんのみ。広いので、先方をじゃますること
はないなと思って走らせることにした。出発して1時間くらい経っていた。
おもしろかったのは、ミニクーパーがちょろちょろと、でも素早く動くのをやたらと子供たちが
気に入ってしまって、後に続いて走り回ってたこと。こちらも調子に乗って、子供をかわしつつ
間をすり抜けさせたりと、ちょっとサービスしてみた。「ふんずけるとこわしちゃうから」とお
ばあさんが軽く諫めるまで続いた。まあ、ひっそりと走らせたいとはいうものの、ギャラリーは
欲しかったのかもしれない。
ずいぶんと冷え込んだので、帰宅途中ドーナッツと紅茶を体が求めだしたのだが、ドーナッツ屋
による経路を通るには遠回りだったので断念する。コンビニで買った菓子パンと、家で沸かした
紅茶でがまんがまん。
体を動かしたせいか眠い。そのままねてしまいそうだったが、少しだけ掃除。ちゃんと日々少し
ずつでも継続しているのである。今日気づいたことがひとつある。これ以上続けるのなら、どう
あっても、掃除機が必要だということに。ラジコン買う前に、掃除機買うべきだった。気づくの
が遅い。安くて使いやすいの売ってないかなぁ。。。
- 2007/2/3(土)
NC自宅練習、12:00-13:00,14:00-15:00。
NC練習、16:30-21:00。
NCマネ会兼宴会、21:15-22:45。
歌いすぎのような気がする。もっとうまくなれば、もう少し少なくても済むのだろうけど。
今回は音程が高い曲が多いので、自分の持ち味を生かせるような気がしている。ベース以上
バリトン未満という中途半端な音域なのだ。私は。ちょっと疲れた。
買ってきました↓なかなかよくできています。かっこいいデス。





家に帰ってからセッティングして、走らせてみる。ちょっとなめていた。むちゃくちゃ速くて
こんな狭い家の中じゃ思うように楽しめないのである!明日、近所の駐車場で走らせてみるこ
とにする。オンロードマシーンなので、平滑度の高い路面でないといけない。普通の道路では
無理なのだ。本当は学校の体育館のような場所がベストなんだけれど。どこか自由に使わせて
くれる広い屋内空間がないものかなぁ。
帰宅途中、コンビニで豆を探すも売り切れ。
「鬼は外〜、福は内〜」とかけ声だけはやっておく。
- 2007/2/2(金)
BK練習、18:30-21:00。昨日、復習してなかったので、できていない部分が目立ってしまった。反省。
BK食事、21:15-23:00。久しぶりに「ろぐ」でお好み焼き+もんじゃ。
今朝見た夢。漢字の書き取りをして、先生?らしき人に見せるという設定。問題は「足立銀行」。
何回書いても「足立打行」とか「足之銀行」と書いてしまい、正解できずいらいらする。昨日録画
でみた「試験に出るどうでしょう日本史編」の最終話のイメージだったんだろうか?ちょっと謎。
子供のころ、車には興味がなかった(酔うから)けれどラジコンには興味があった。自由自在に操る
感覚にとても憧れたのである。しかし、どれだけお金を貯めても小学生(小遣い無し)にとっては
本格的なラジコンをそろえることは無理で、一度として「操る喜び」を手にしたことはなかった。
せいぜい近所の同級生に3分間くらい貸してもらう(中学校になってからは工業部の友達に)程度。
それがどうですか?気がつくとラジコンは決して安くはなっていなけれど、宴会代を一ヶ月節約する
くらいの値段でシャーシ(台車)やらプロポ(操縦するやつ)が一式揃ってしまうじゃないですか。
しかも昔はキットしかなかったのに、今では完成品で良いのがある。
と、急にこんなことを書いたのは、昼休みに派遣さん達と話しているときに、明日はラジコン走らせ
るんですけど天気大丈夫かなぁという話になったから。聞いてみると電動式ではなくてエンジン式だ
っていう。ずいぶんと本格的だ。「やっぱり面白いですよ、すごく速いし」なんて言葉を聞いている
と、なんだかうずうずしてきた次第。
ラジコンというとタミヤか京商だった。今は、ラジコンでは京商の方が存在感があるのかな。タミヤ
は模型のイメージが。京商のミニッツというシリーズだとオールインワンらしく、そのなかで手のひ
らサイズのミニクーパーが出ているみたいである。よし、これに決めた(普通乗用車のモデルとか、
ラリーカーとかはあまり好きじゃないもので)。
豆知識:ミニのサスペンションを開発したのは、あの自転車のモールトンの開発者であるモールトン
博士その人なのですよ。あまり一般的じゃないので、人に話してもおーっとか言われないのがちょっ
と悲しい。
- 2007/2/1(木)
ほえ、もう2月ですか。
セキュリティのチェックというのが会社で定期的にあって、その一環で自宅の個人PCに会社の情報
が入っていないかという調査があった。昔、といっても3年くらい前まではよく自宅に資料やノートを
持ち帰って休日に頭を悩ましたものだけれど、そんなことは最近では御法度なのだ。かといって、休日
に「自己研修」のために出勤するのもあらかじめ届け出がいる。つまり、仕事はぜんーぶ会社でやりな
さいってこと。そうか「思考」だけ持ち帰って、「結果」を会社で書き出す。行き詰まったりしたとき
の打開策って、案外オフィスにいると出てこないもので、出勤中だとか、トイレの中で浮かぶことがあ
る。仕事をする場所を限定するっていうのは、セキュリティや業務管理の面では良いのかもしれないけ
れど、自由闊達な創造を生み出すには向いていないんじゃないかな。googleやMicrosoftのように、
機密は厳重だけれど、オフィスのデスクのレイアウトや、行動は完全に個人にゆだねられているってい
うならともかく、作業服着用、飲食不可、個人掲示物不可、クリアデスク、整理整頓、etc…でがんじが
らめにして、それで業務効率を上げろ!って言われても、ちっとも人間的じゃないような気がする。
まぁ、不平不満があるにせよ、現状のなかでいかにそういう「容赦のないもの」をかいくぐるかって
ことを考えたほうが精神的にはよろしいのだろうけどさ。景気回復?は感じられないけれど、何か働
きづらくなっているってことは感じる今日この頃。たまには真面目になる。
昨晩はソファの上を、今日はちゃぶ台のうえを整理。だんだんと見栄えがよくなってきた。それにと
もなって、帰宅してからの生活に張り+余裕が出てきたような気がする。掃除って、とても重要なこ
とだったんだ。
これから、ソファ(長らく荷物+洗濯物置き場だった)で本読みます。
- 2007/1/31(水)
舌で歯をなぞって、どういう状態になってるんかなぁと想像することがあるのだけど、歯医者に
行って鏡で見せてもらうと、まったく想像と違うことがほとんど。歯の形っていうものを普段直に
見ることが少ないから、感覚と視覚が連携していないのだと思う。だから、治療後に舌先で
感じる感覚が変わる度に、いったいどこがどうなったのかもっとくわしく知りたくなる。というわ
けで、「デンタルミラー」(柄の先に丸い鏡ついたアレね)が欲しいなぁ、あれで思う存分歯の
様子を観察してみたいものだ、なんて思ったりしている。今日は長年欠けていて、食事の度
に食べかすが挟まってしまう部分を詰めてもらったので、ちょっとうれしい。だから、久しぶりに
スタンドで日替わり定食を食べた。
カネボウのfreeplusという商品のCMに出ている女性が、ずっと前から気になっていた。で、調べ
ようと思うと、いつもその商品名の方を忘れてしまっていたのだけど、最近流れている第二段のCM
でも同じ女性を起用していたのでやっと調べることができた。汐見由香理というモデルさんらしい。
はあ、名前がわかったからって、何がどうということはないけれど、改めてみると、やっぱりきれい
やなぁ。ちょっと別世界の感じがあって近寄りがたいけど。いっぺん眼鏡かけてみて欲しい(妄想)。
眼鏡というと最近の国仲涼子はメガネが似合いすぎだと思う。とても良いです。ぜひとも、その方向
で頑張って欲しい(応援)。もうひとりメガネかけて欲しいと思っていたミムラは、指揮者の金聖響
と結婚しちゃったなぁ…(落胆)。
追記:汐見由香理はクロレッツのCMにも出ているらしい。でも、こちらはちょっと恐い感じ。化粧
はしない方がいい表情になるのになぁ。女の人はわかりません。
日刊「美しい人」というサイトで判明。→http://angel.blog2.fc2.com/
- 2007/1/30(火)
「カエテミル」の中から、早速二つのことを実践してみた。

一つ、本は平積みにしないで立ててみる。
本棚に入らない本がこれだけあるのである。たくさん本を読んでいたような気がしたけれど、
こうやって並べてみると案外少ないなという印象。こうやって立てることで、どこにどの本が
あるのかがわかるようになっただけでも収穫。平積みにすると大概行方不明になるから。次の
段階として、本棚から読んでいなかったり、処分してもいい本を間引くことがある。じつは同
人誌に5分の2くらいのスペースを割いているのだけれど、自分の嗜好がアニメ・マンガ・ゲーム
のパロディから、創作系へシフトして久しいので、読まなくなったものは実家へ返送しようと
思っている。

一つ、不定形のものは紙袋にまとめてみる。
山のようにある書類、これを整理・分類するのは至難なので、おおざっぱに「資料として残す」
「今使っている」「重要書類」くらいに分けて、紙袋にいれた。圧倒的に多いのが、NCのマネ
ージ関係書類だった。第二段階としては不要なものを捨てる作業になる。ただ、自分の性格とし
て分類はこれが限界かもしれない。ともかく散らかりそうなものは紙袋にいったん入れるように
する。あと、なにげないことだけれど、紙袋の高さをだいたいそろえている。奥行きと高さをそ
ろえるのは整理の基本らしいです。
あと整理がすすんでいないのが、TV周り(DVDディスクの散乱)、元PCデスク(デスクト
ップPCが死んでから物置きになっている)、ちゃぶ台の上(すぐ散らかる)と結構残っている。
元PCデスクについてはPCをどけて、キーボードとMIDIを置く予定(音取り用環境)。ちゃぶ
台周りと同一化しているので、配線がすごいのだ。あとは、同じ場所に本作りの環境を作りたい。
シネマディスプレイ(いずれ買う)を置いて、基本的には椅子で作業できるようにする。でない
と肩がこってしかたないのだわ。
問題はTV周り。レコーダーを直置きして、その上に液晶TVを乗っけているのだが、これが部屋
のなかでイレギュラー要因になっている。南側の本棚の空きスペースにTVとレコーダーを収納し
てしまいたいのだが、TV(13インチ)は入ってもレコーダーの横幅が結構あって入らない。たぶ
んこの大きさは標準サイズ。本棚の間仕切りは固定なので広げられない。うーむ。思案のしどころ。
ところで本の整理をしていて、部屋が散らかる・見栄えが悪くなる要因を一つ見つけた。新聞紙だ。
読んだあとにとにかくあちこちに置いてしまっていて、そのせいで部屋のなかのあちこちの美観バ
ランスが崩れること甚だしく、また書類や本の一覧性を遮ってしまうこともしばしば。今回、本の
間から発掘したら、二ヶ月分くらいになったのでびっくりだ。これからは、部屋の隅の決まった場
所にちゃんと置くことに決めた。
ふうー、このペースだとまだまだかかりそうです。
今日はここまでかな。
- 2007/1/29(月)
駅のホームにて指揮者と電話会談。いろいろなことが回りにくくなっていることを共通認識として確認。
ムチばかりが目立つようになってきた現状、アメ(やる気、モチベーション回復)をどういう風にさし
こんでいくか。次代のマネージャーをどう教育するか。「ゆるやかに検討する」ことを約束。やさぐれ
たところで何か変わるでなし。根をつめないことにした。
独り暮らしをはじめたとき、「部屋を作る」にあたって参考にした本がある。「独り暮らしをつくる100」
(文化出版局)という。著者の川上ユキ氏は、家具デザイナーでインテリアコーディネーターでもある。
家具をどのように配置するとどう見えるのか、どうすれば広く見えるのか、住みやすいのか?のコツを、
イラスト主体で具体的に説明していたのが気に入って買った。もちろん部屋づくりに役立てよう!と思っ
たのだけれど、もしうまくいかなくても読み物として面白いなぁくらいに思っていた。結果は、初期の私
の部屋を知る人ならば、まあまあうまくいったんじゃない?と言ってもらえると思う。つまり成功した。
であるが、その後がよくない。生来の片付け下手もあって、何度掃除しても、整理しても、エントロピー
が増大しつづけ(=散らかる)るのである。いまも掃除を続けているが、これだけのエネルギーを使った
片付けだから、なんとか持続させたい。そんなことを思ってぶらっと本屋で見つけたのが今日買った本で
ある。
「カエテミル ●インテリアのアイデアBOOK●」、川上ユキ著、大和書房。1400円。
行き着いたのはやはり川上氏の本であった。どういうわけか、この種の本には類書がほとんどないみたい
である。内容だが、キーワードは「変えてみる」。並べ方を変えてみる、床の直置きをやめてみる、隠す
部分を作ってみる、収納用品をやめてみる、など具体的なんだけれど普遍性のある方法で、今回もイラスト
でわかりやすく図示されている。すぐできることから、部屋全体の模様替えまで難易度にあわせて章だて
してあるのが良い。類書はない、と書いたけれど「整理術」のような本はあると思う。あるいは雑誌なん
かだと汚かった部屋がこういう風に変身!みたいな記事はあるだろう。でも、川上氏の本の違うところは
整理や見せ方のための「本質」を具体的に捉えている点。だから、普遍的なのだ。Aさんの部屋でも、B
さんの部屋でも、むろん私の部屋でも使うことができる。部屋づくりのときも、うまくいったのだから、
今度もうまくいく。片付け、整理そのものの本ではないけれど、インテリアを「カエテミル」ことで維持
したい(維持しやすい)部屋になるような気がするのである。
イラストの絵を見る感じ、おそらく女性向けではあるんだけれど、部屋をよくすることに女も男も関係ない。
部屋が散らかっている人みんなにお薦めしたい。
そういえば「独り暮らし…」の本、K岡に貸したまま返ってこない。ちゃんと実践したのだろうか?
- 2007/1/28(日)
DSの新しいソフト「ウィッシュルーム 天使の記憶」を買ってきた。CMを見て以来絶対買うぞと決めて
いたゲーム。皆さんはアドベンチャーゲームってジャンルをご存じだろうか。プレーヤーが主人公となって
画面上で、主に登場人物と会話することでストーリーが進んでいくもので、行動は選択肢の中から選ぶこと
で決定する。ほぼ、探偵モノのゲーム=アドベンチャーゲームと思ってもらっていい。ただ、このジャンル
がはやったのはPCゲーム全盛の80〜90年代前半までで、それ以降は選択肢から行動を選ぶというスタ
イルのみが、いわゆる美少女ゲームというものに継承されて、推理もの、探偵ものは姿を消してしまった。
(ちょっとはあったかも)
ところが、10年以上の時を経て蘇ったのだ。それが「ウィッシュルーム」。70年代のNY、元刑事の男。い
わくありげなホテルに泊まったことから起こる謎。ハードボイルド風な作画もあいまって、まさに元祖探偵モノ。
移動にはタッチペンを使うのはもちろんのこと、ドアのノック、手に取る、ものを観察する、と言った動き
でもペンを使う。思えば、こういう操作はPCではマウスを使ってやっていた。コンシューマゲーム機のコ
ントローラーでは、こういった身体性と直結した操作はできなかったからなぁ。なつかしい感覚だ。そして
一番感動?したのが捜査メモ。気になった点を画面の手帳にメモ書きできるのだ!メモ書きこそ、アドベン
チャーゲームの醍醐味。その昔、JBハロルドシリーズや、琥珀色の遺言といったPCゲームには、付録と
して本物の手帳が付属し、本物の捜査官のように証言や、推理をメモに取りながらプレイしたものだった。
ああ、あのときの没入感が蘇ってきた。まだ始めたばっかりなのに、このワクワク感はなんだろうか。
DS買って良かったなぁと思える瞬間であった。
今日、自分としてはちょっと大きな決断をしたような気がする。
いつか、この日を振り返る日が来るんだろうか。
とはいっても、まだ心の据わりが悪くて定まらない感じがしたまま。
- 2007/1/27(土)
NCマネ会、14:30-17:00@本町カフェベローチェ。この喫茶店には、ほんとにお世話になっているなぁ。
発送作業なんかでよく居座ったり。作業場にしたり。今日のメンバーは3人。この人数だとマネ会という
より密談のようである。
NC練習、17:00-21:00。指揮者がいないので、スケジュール通りにさくさくと効率よく練習。短い時間で、
曲の感じをつかんでいく。集中したのでちょっと疲れる。じつはいつもの練習の方が適度な弛緩があるため
か疲れは少ないのだ。
かつて、何度も繰り返されて、そのたびに「身を引き裂かれる思い」と指揮者も言う出来事が練習の最後
にあった。ベースのメンバーで、グリーの後輩のSが転職して東京に行くことになったと報告したのだ。
Sよ、おまえまでも行ってしまうのか。同期のH山、チェアマン、そしてS。この何年間でベースの支柱
がどれだけ抜けていってしまったことか。正直、Sがいなくなってはベースの音がまとまらない。最後の
「たが」が外れてしまったような感じ。これも試練か。いつまでもそろわないベースを鍛えるための。
それにしても代償が大きすぎる。いいやつほど、遠くに行ってしまうなホント。
帰宅後、TVで「谷口な夜」を見る。関西以外の方はご存じないと思うがラジオパーソナリティーの谷口
キヨコ(通称:キヨピー)と猫の金太郎師匠が京都のいろいろなスポットや人を紹介する30分番組。KBS
京都制作の番組としては異例(失礼)なほど、面白い番組で結構長く続いている。キヨピー宛にメールを
送ると、本人から返信がくることがある(返信もらった経験アリ)というローカルさも良い。きょうは
拾ってきた三毛猫に名前をつけて欲しいというメールが紹介されていた。ついた名前は「三菱」。。。
このセンスはなかなかマネできない。
猫、飼ってみたいなと、ふと思う。
風呂上がり後、今度はNHKでER(緊急救命室)を見る。いつのまにやら第10シーズンになっている。
10年も経ったんだなぁ。ドラマでは頻繁に出てくる除細動器、見始めたシーンからは登場せず。あの
チャージをしているときのキュイーンという音、フィクションでもあんなに不安になるのだけれど、
現実はもっと不安になる。あの音の一回一回に命がかかっているからだ。父の死から、2年経つけれど
あの時のあの音のことを思い出してしまい、未だに市立病院の前を通るのが恐くて仕方がない。TVの
音は平気だ。どれだけ迫真のシーンでも、あの冷徹さを再現することは不可能だからだ。フィクション
がフィクションで良かったと思う。
眠る前に奈良美智展覧会図録「I DON'T MIND, IF YOU FORGET ME.」(淡交社刊)を眺める。
最近、奈良美智の絵がしっくりくるようになった。かつては"小憎らしいキャラクター"ゆえに、
逆にカワイイと世間受けする絵なんじゃないのか?と批判的な眼差しで見ていた気がするのだけ
れど、じつはそんな意志は微塵もないのだということに気づきはじめた。だって、そんな人がこん
なタイトルの展覧会を開くはずがないもの。しかし、奈良と関わりが深い村上隆は未だに好きにな
れない。村上は「オタクになりたがっている一般人」と揶揄されることがあるが、これは的を射た
批評だと思う。なろうと思ってなれるものではない。そんなに甘いものじゃない。オタク的なもの
の表層表現だけを利用しようとする感じが許せないのかもしれないな。
- 2007/1/26(金)
BK練習、18:30-21:00。
BK宴会、21:30-24:00。
雨上がりの冷たい風。でもいい匂いだ。湿り気を帯びた風は、酔い覚ましにちょうどいい。
- 2007/1/25(木)
いまちょっと、ふっきれた気持ちになりつつあるのかもしれない。そうありたいと思っているだけなのかも
しれないけれど、いまの僕にはそう思うことが必要なのだ。たぶん。簡単には行かないかもしれないけれど、
無理にでも切り替えないとだめなんだろう。自分を解放するのは自分しかいない。そんな当たり前のことを
いまごろ気づいた。
って、風呂にお湯をはっているつもりが、栓をするのを忘れてました。やっぱりちょっと無理してるのかな?
少しずつ変わっていこう。きょうはゆっくり風呂に入ろう。
風呂上がり、さっきまでちょっとどころか、かなりあわてていた。コミックマーケット次回申込書が見あたら
らない!買ったのは確か。そして、宅急便では送らず、直接ほかの本と一緒に自宅に持ち帰った。そこ
までは憶えている。そこから先が思い出せない、見あたらない。夏の申し込みは、冬と違って時間的に
余裕があるのでほったらかしにしていたのだが、そのツケがきた。申し込み通販の締め切りは今日の昼
まで。今からは不可能。
で、必死にさがしてようやく、クリアファイルに大事にしまっていたのを見つけた。だめだな。重要書類は、
目につく場所に、目につく形で置いておかないと存在自体を忘れてしまう。注意、注意。
急に同人っぽくなってしまって、さっきまでのシリアスさはいったいどこに。。。
- 2007/1/24(水)
生きているうちに何度か困難な場面に直面したとき、挫けてしまって「消えてしまいたい」と思うことが
人によってはあると思う。わたしもある。しかし、親の教育の賜か、三つ子の魂百までというべきか、幼
少のころにしつこいほど「自ら命を絶ってはいけない」と言われたことで、その先の領域に踏み込んだ
ことは一度もなく済んでいる。ありがたいと思わないといけないだろう。
それで結局、消えたいとは思っても消えていないわけで、そこからどうするかって考えると思い浮かぶ
のはこういう言葉だったりする。
"If I wasn't hard, I couldn't be alive."
"If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to alive."
-from "Play Back" by R.Chandler
以前紹介したレイモンド・チャンドラーの小説の中で主人公フィリップ・マーロウが言った言葉だ。きっ
とどこかで聞いたことがあると思う。
「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」
日本語にするともしかしたら英語に含まれるニュアンスが若干消えてしまうかもしれない。しかし「hard」
で「gentle」であることが難しいっていう事実は、日本語でも英語でも一緒だろう。でも、この言葉を
思い出して、そうありたい、かくありたいと強く願うしか、今の僕にはできないんだ。
優しいけれどきつい言葉も行動も、きついけれど実は優しい言葉も行動もある。そのどちらも受け止め
て、理解して、そして返すことができるように。「強く」て「優し」い心を持ちたい。持たないといけないん
だ。
と、まぁ精神的にはそうでも、まだ物理的なダメージの方が大きくて、きょうの夕飯は「ご飯+のり」だけ
なんですが。外に出ているときはましでも、ひとたび家に帰ると弱くなってしまう。hardへの道のりは険
しいな。スタンドの日替わり定食が食べられるようになるまでは時間がかかることでしょう。。。
今日買ってきた本
「あるようなないような」、川上弘美著、中公文庫。590円。
2002年発行なのでだいぶ前のエッセイ集だけれど、じつは読んでいなかった。川上弘美の第一エッ
セイ集である。本当に面白いエッセイ集は、同じくらい面白い小説よりも何度も読んでしまう。小説は
長いからね。短い文章のなかなかにきらきら光るものを何度も見たくて、それを自分の心に埋めたくて
繰り返し読む。記憶、とはちょっと違うのかもしれない。憶えれば読まなくて済むはずなのに、そうし
ないのは読むという行為自体も、求めていることに含まれているのかもしれない。
- 2007/1/23(火)
鍋会のときに、私の好き嫌い(っていうけれど嫌いなものを言うときに使う方が多いのはなぜ?)について
話が及んだ。なぜか友人が列挙していく(くらい知られている)なかで、ひとつ抜けていたなぁと思うもの
があった。うな重だ。今、元祖デブ屋を見ていて思い出した。といっても、昔に比べると食べられる方向(?)
に進んでいるのだが。
まず、うなぎそのものがあまり好きではなかった。あの食感とタレの、いかにも「和風」の味にどうしても
馴染めなかった。そして、タレのしみこんだご飯がどうしても駄目だった。食べられるのだけれど、拒否反
応というか「味わって食べたい」と思えなくて。お弁当に入っているご飯におかずの汁ものがしみこんだよ
うなイメージが浮かんできてしまうのである。
で、家でうな重が出る(うなぎ丼と呼称)とどうしていたか?丼にかたくなに手をだそうとしないので、母
が私の分だけうなぎとご飯をあらかじめ分離して用意した。分離というか、単におかずがウナギの蒲焼きで
あるという状態。二きれのウナギを食べて、普通盛りのご飯食べるだけなので非常に早い。そして味気ない
うえに物足りない。だからうなぎ丼が夕食のときは子供心に切ない思いがしたものだ。
ごはんに何か混ぜるのが嫌なのかというと、親子丼ぶりや卵かけご飯は平気だったので卵はOKなのだろう。
で、同じ系統でもうひとつだめなのが牛丼。やっぱり、ご飯の汁がだめ。汁の匂いなどもだめで、おそらく
今までの生涯で吉野屋で牛丼を食べた記憶は1、2度しかないと思う(たぶん、やむにやまれず食べた?)。
ところが!ひとり暮らしを初めてから大丸の地下街にいったときに「特選和牛の牛丼」(1000円)を見つけ
て状況が変わった。見た目がまず美味しそうで、牛丼かどうかということは目に入らなかった。そして、パ
ッケージのデザイン(柿色地に白抜き文字)もよくて。ちょっと頑張って食べてみようか、いや食べてみた
い!と積極的な理由で購入した。ともかくうまかった。肉がうまかったというのもあるけれど、「食べられ
た」原因を考えるとたぶん、汁成分が少ないことがあったと思う。おかげで、ご飯と肉という構成に近くて、
ごはん+汁の味に引きずられずに味を楽しむことができた。
ということで、厳密には牛丼全般がOKになったわけではない。そして、うな重の方はご飯に蒲焼きがのっ
ているだけという構成ならOKかというと、たぶん食指は動かないと思う。うなぎ側にも原因があるから。
(いや、しかし名古屋に行ったとき、「積極的に」ひつまぶしを食べたがあれはなぜOKだったのか。検討
する必要があるなぁ。)
本日の夕食はコンビニで買った牛丼。これも汁はほとんどなく、しぐれ肉とそぼろを使ったものなので、
見た目から「おいしそう+食べられそう」と判断して購入。味は普通でした。特選和牛の方がやっぱりお
いしい(タイムセールの時間になっても割引きしないものね)。
きょうはなんとか喉に食べ物が通ってよかった。
- 2007/1/22(月)
昨日の嬉しいことと、やはり昨日のつらいこと(書かない)の両方をどうやって受け止めたらいいのか、
思案(?)しているところ。考えて解決することではないけれど、整理をしないと心の動脈硬化を起こし
てしまいそうで恐かった。あることのおかげで、少しだけ胸のつかえは下りた。そして、こうやって文章
を書いて、心を落ち着けている。どうしたらいいのかなんて、決まっていない。決まるはずもない。それ
でも、あることに感謝する。そういう感情までなくしてしまったら、本当に何も見えなくなるんだろうと
思った。
- 2007/1/21(日)
モールトンを持って、金沢に行ってきました。知っている近代建築がまだあるかを確かめながら、あちこち
走り回ったり、立ち止まって写真を撮ったり。何度か来ている場所でも、そのときどき、季節であったり、
天気であるといった外的な要因でもちろん写真は変わるし、なによりも内面の状態によって、どういうとこ
ろにレンズを向けるのかということが変わるのだなと、そんなことを感じたのだった。夜は、金沢大学合唱
団の定期演奏会を聞いて、その後でひとりで飲み屋に入って食事。一人でこういうところに入るのは初めて
だったので躊躇もあったのだけれど、経験値を積まねばと思って。飲み物はジンジャーエール(笑)。料理
は刺身とカレイ他を注文。北陸に来て魚食べないでどうする!というのが、コンビニ弁当とかラーメン屋で
すませなかった理由でもある。
ホテルは駅前の新しいところで、ドーミーインという。ここはお薦め!一つ、最上階に温泉大浴場があるこ
と。二つ、内装がとてもきれいなのにシングルで5900円!これは本当に倍の値段をとってもおかしくないと
思う。三つ、スタッフの対応が今まで泊まったいろんなホテルのなかで一番いい。マニュアルでも、おしきせ
でもない表情と対応は、やっぱり違うと感じる。今回、モールトンは土、日とも乗るつもりだったので、土
曜日にチェックインした後、ばらさないでおきたかったのであるが、駐輪場というものがない。で、相談し
たところ高い自転車でもあるし、ということでスタッフルームのバックヤードに保管してくれることになっ
たのだ。このときの対応だけでなく、チェックイン前の荷物の預かりや、チェックアウト後の荷物の預かり、
朝食時に「自転車は大丈夫ですよ」とちょっと声をかけてくれたりという対応がとにかく行き届いていて、
すっかり感心するとともに、とても気持ちがよかった。金沢で観光する場合、駅前というのはちょっとネック
なのだけれど、それを補って余りあるサービスのホテルだと思う。次に来るときも絶対ここだと決めた。
日曜日の午前中に金沢21世紀美術館を展覧。かなざわTVが取材に来ていて、もしかしたらちょっと映った
かもしれない(^_^;)
午後、京都帰着。荷物がちょっと多くなって、一人旅+輪行の不便さ(かさばる)をちょっとだけ呪う。
夜、友人夫妻宅で鍋。金沢で買ってきたカニが好評。よかった、よかった。私自身は食べないつもり(好きじゃ
なかった)だったのだが、友人のすすめで食べてみる。殻の匂いのイメージがあっていやだったのだけど、
食べてみると美味しかった。でも、そのことよりも、夫妻や、友人が想像以上に喜んでくれたことの方がうれ
しかったな。
- 2007/1/20(土)
しばらく旅に出ます(一日くらい)。
- 2007/1/19(金)
BK練習、18:30-21:00。
つい、二三日前か、芥川賞が発表されていたが、一年に二回っていうのはやっぱり多すぎるような気がする。
前回の発表なんて、ついこの前だったように思うもの。で、今回は直木賞の方は該当なし。今、読んでいる
「となり町戦争」の三崎亜記の最新刊「失われた町」がノミネートされていたらしいのだが、賛否両論があ
って受賞とはならなかったらしい。惜しいことだ。「となり町戦争」は佳境をすぎて終盤に向かっている。
淡々としながらも、決して読み手を引き離さない引力、いや本と私の双方から引き合うような、そんな不思
議な力を感じる文章である。遅かれ早かれ、ふたたび直木賞候補にあがることと思う。
で、そろそろ次に読む本がいるなぁと思って、今日買ってきた本。
「文学全集を立ちあげる」、丸谷才一・鹿島茂・三浦雅士著、文藝春秋刊。1500円。
『まったく新しい視点から文学全集を編纂する壮大な試み。世界編・日本編計300巻』というのが、惹句
そのものである。鼎談で進む編纂作業を記した本だけれど、丸谷才一が噛んでいる以上面白くないわけが
ない。世界編はおろか、日本編も知らない作家がばんばん登場するけれど、気にすることはない。この三
人の語りを聞いて、興味がわいたら読んでみようっていう寸法なのだから。
むかし、実家に親戚のお下がり(本でもそういうのか?)で「世界こども文学全集」というのがあって、
こどもとついているものの、世界の文豪と呼ばれる作家(トルストイとかドストエフスキー)のほか、古
事記なんかも入っていて本格的なものだった。で、今思うと惜しいことをしたと思うのだが、小学生のこ
ろはまったく興味がなくて、どちらかというと西村京太郎とか赤川次郎ばっかり読んでいたのである。父
が「西村京太郎くらいの小説だったらお父さんでも書ける」などと、よく言ったものだが、あれはもっと
良い本があるよって言いたかったのかもしれない。そういう言い方しかできない人だったからなぁ。それ
に対して、妹はこれはもう優等生であったから、これらを全巻読破していたのでちょっと羨望であった。
しかし、いまは全く本は読まないようで、実家に帰ると食卓の周りに積まれているのを見ると(わが家では、
母と妹はなぜか食卓の自分の席の近くに本を並べている)、六法全書とか法律の解説書とかそんなのばか
りで、たまにベストセラー書(ダヴィンチ・コードとか)が並んでいる程度である。法曹にかかわる者こ
そ、もっと文学的素養を身につけてもらいたいものである…と思うのだけれど。
- 2007/1/18(木)
ひさしぶりにプログラミングをすると勘所がつかめなくて疲れる。でも、仕様通り動作したときの充実感
はやっぱり良いものだ。最近、仕様ばかり書いて、自分ではやってなかったからなぁ。これからしばらく
は手を動かせる。
定食屋で夕食。なにげなく、前に置かれた食塩の容器に目が行く。「原材料:海水」とある。おお、確か
にそうだ。それで間違いないのだけれど。先入観として、食塩は化学合成で作られているようなイメージ
があったので、ちょっと違和感があった。よくテレビで塩田に海水をまいて、煮詰めてというのがあるけ
れどああいうものは、今では逆にちょっとお高いもの、というイメージがある。この塩もそういうものな
のだろうか。
家に帰ったあとで、「アジシオ」の原材料を見ると「食塩、グルタミン酸ナトリウム」とあった。食塩が
原材料って!その食塩はどこかから仕入れてくるのか?同じ会社の製品なのだけど。ちょっと不思議だ。
家のマンションの北側に11月くらいに町屋を改造した店ができた。どうやら割烹か何からしい。どうやら、
とあいまいな表現なのは、のれんはかかっているのに店名がどこにも見あたらないからだ。二階の照明や
一階の厨房らしき雰囲気から判断しただけで、どういう食事を出す店かは見当もつかない。なので、うか
つに入ることができないでいた。ある時、土曜日か休みの日の昼に覗くと、「ランチ:寿司12かん」と書
かれた黒板が外に出されていた。あぶないあぶない、寿司屋?だったのか。やっと、店の正体がわかって
安堵はしたが、わたし的には利用する機会はなさそうで、やや残念であった。ランチの値段からして、そ
んなに高級店というわけでもなさそう。しかし、ランチが寿司だからといって、寿司とは限らないかもと
思いはじめた。あの厨房の感じは寿司屋のそれではないし、どちらかというと仕出し屋っぽい。うーん、
謎が深まった。誰か、偵察してはくれないだろうか?(他力本願)
引き続き部屋の掃除。ポリ袋は増えていくのに、一向に部屋がきれいに見えないのはなぜだろう。一日の
部屋の掃除量よりも、一日の散らかり量が上回っているのか。
TVでやっていた映画「クリムゾン・タイド」の冒頭を少し見る。昔から、潜水艦映画にハズレなしとい
うが、本当にその通りでどんどん見入ってしまう。ジーン・ハックマン、なんてふてぶてしいんだ!この
まま最後まで見るとまずい。断腸の思いで電源を切る。BK新曲練習をやらねば。予習復習1時間ほど。
最近、就寝時間が遅いので早く寝るつもり。
- 2007/1/17(水)
震災忌。
朝、起きてしばらくするまで気づかなかった。もう12年も経ったのか。京都でも過去最大級に揺れたけ
れども、全国の多くの人と同じで、神戸や大阪の惨状はTVでしか見ることができなかった。何年も経
ってから神戸に行ったときは、目に見える傷跡は、少なくともよそからきた人間にはもう見えなかった。
どんなに地理的に近くにいても、そのただなかにいなければ、あの地震のことを語ることはできないよう
な気がする。唯一はっきり憶えているのは、四連の仲間である関学グリーの二個下の団員が下宿でなくな
ったということだ。関西学院中高のチャペルで行われた追悼式典に参列した。あの震災でなくなったひと
たちに対して、生きているわたしたちができることは、はっきりいうならば何もないのだと思う。何かで
きるのだとしたら、生きているわたしたちが、ちゃんと生きていくということだろうと思う。これから先
災害にあったとしても、命を落とさずにちゃんと生き抜く、ということしかないのではないか。近いよう
で遠い、京都でそんなことを考えた。
歯医者で参ったなあと思うことがひとつあって、歯を削っているときに、削りかすとか水と一緒に、唾液
を吸い取ってくれるのだが、それがうまく吸い取れていないときがある。そうすると、嚥下したくなるの
だが治療中にそれはできないし、また息もうまくできない(口をあけたまま鼻で吸うのは普通ならできる
けれど、治療中には余裕がない)。そんなわけで妙に力が入ったりするのだが、それがちょっとじたばた
しているように先生にはみえるらしく「痛いですか?」「もう削るのは終わりですよ」と言われるのであ
る。つまり、誤解されている。ちょっとだけ情けない。歯を削るのはもうこわくないんだ!口をとじそう
になるのがこわいだけなんだ!と釈明したい気分である。まぁ、何もこんなところで自尊心を発揮しなく
てもいいか。
大泉さんが出ているドラマ「ハケンの品格」。もうでずっぱりです!しかも、嫌みな役。この先どうなる
のだろうか。楽しみ。そして、最後の最後になんと安田さんまで登場。これは予想外だったけれど、いい
味出してます。安田さんも頑張れ〜。なお、主役は篠原涼子です。貫禄あるなぁ。大泉VS篠原、どうなる?
- 2007/1/16(火)
auの携帯で少し前、2〜3年前だったかに出たinfobarや、tablyといった機種がニューヨーク近代美術館
に収蔵されることが決まったらしい。デザインしたのは深沢直人、マーク・ニューソン。稀代のプロダクト
デザイナーだ。auがどういう意図をもって彼らと仕事をしたのかはわからないけれど、その成果として生み
だされたものは、ともかくキラキラと輝いていた。市場では1年、いや三ヶ月と持たない携帯電話。そこに
デザインを施すことに意義はあるのだろうか。あると思う。使っている人たちに、世の中の流れのなかに、
「道具として残したい」と思ってもらうことができる。そういうムーブメントが、三ヶ月使い捨ての市場を
変えていくと信じたい。いまでも、infobarやtablyは手に入るのだろうか?どんなプロダクトの世界にも
ロングセラーがある。携帯電話の世界にも、そろそろそういうものが出てきていいころだ。通信の世代が変
わっても踏襲されるデザインであればいい。ごく短い期間だったが、P701iとP702iのデザインはリファイン
はあったが、同じデザインと認識できるものだった。芽はある。infobarとtablyが、ニューヨーク近代美術
館に収蔵されたということは、その資格があるー継承されるデザインであるーと判断されたという証拠になら
ないだろうか。
- 2007/1/15(月)

とんかつ屋のカウンター。エリコの壁のようだ(見たことはないが)。
新しいクレジットカードを受け取りに中央郵便局へ(京都駅経由で帰宅することになる)。一昨日配達が
あったのだが、不在だったためだ。19時近かったので、そのまま駅ビルで夕食をして帰ることにした。そ
こで入ったとんかつ屋で見たのが、この巨大な障壁。以前、何度かこの店には来たことがあるがカウンター
に座ったことはなかったので気づかなかった。傾斜がついているので、圧迫感はないけれど迫力ありすぎ。
しかし、まあ平日の晩にこういうところで1000円強の夕食をとっていると、まるでサラリーマンのようだ。
というか、サラリーマンなのだけど、平素落ち着いた雰囲気の場所で外食することは少ないもので、そんな
風に感じたのかもしれない。

大階段横のエスカレーター。20時頃ともなると、人気がなくて恐いくらい。
今日買った本
「となり町戦争」、三崎亜記著、集英社文庫。476円。
著者は女性だと思っていたら男性だった。淡々とした筆致で描かれる「見えない戦争」。よみはじめた
ばかりだけれど、これはかなり引き込まれそうな雰囲気。
今日注文した本
「建築の七燈」、ジョン・ラスキン著、鹿島出版会。
NCの仲間に、四連同期のTがいるのだが彼の父上は建築家なのである。それで以前、拙著を進呈させて
もらったことがある。この冬の京都遊学は、その後頂いた父上からの感想・指摘を活かして作成した部
分が大きい。で、今回も年賀代わりに郵送させてもらっていたのだが、その返事が今日来た。感想のな
かでラスキンの「建築は詩以上のもの」という言葉を引用され、その著作「建築の七燈」に触れられて
いた。恥ずかしながら、その本を読んだことがなかったものだから、今回読もうと思った次第。
馴染みの古書店の目録にあったのでそこに頼んだ。本当は岩波文庫からも出ているのだが、品切重版未定
となっているから止むをえない。岩波の方は1930年出版、鹿島の方は1997年出版だから、訳も読みやす
くなっているのではないだろうか。
それにしてもこんな風に感想をよこしていただけるのは本当に幸いである。同人誌っていうのは、ほとん
ど読者の方からの反応が即売会の場に限られていて、なかなかメールを書いてくださる人はいない。みん
なシャイなのであろう。
- 2007/1/14(日)
NC練習(二月にあるジョイントコンサートの合同練習@神戸)、14:00-17:00。
続いて先方とステージマネ会、17:30-18:30。
行きがけに三宮の東急ハンズにいって少しぶらぶら見て回っているときに、これを発見。購入。

MKS(明工舎),CASE OPENER。
スクリューバックの時計の裏ブタを外すのに使うもの。普通の時計を使っている分にはこういうもの
はまったく必要なくて、時計屋さん専用ツールだ。ただ、アンティークの時計を持っている場合に、
「キャリバーを確認する」「遅れ・進みを調整する」場合にはあると便利。ただフタをあけるためだ
けの道具であるが、相手が精密機械であるからかものすごく精密に作られている。かつプロ仕様なの
で頑丈。こういう単機能のツールにはどこか美しさを感じる。帰宅後、さっそく調整に使用。つぎに
使うのはいつになるかなぁ。
それにしても、こんなものまであるとは東急ハンズおそるべし。
- 2007/1/13(土)
NCマネージ、15:00-16:30。内政マネージャー他の手腕によって年々効率化が進み、今回は実作業は
40分程度で完了。メール便の利用で郵送費が約5分の1に減らせたのが今回の収穫。配送拠点が練習場
のすぐそばにあったので持ち込み対応。郵送費の変わらないものだけ車で郵便局へ。久しぶりに「料
金別納」のスタンプをポンポンと封筒に押していく。こういう単純作業はじつは楽しい。
この部分におけるマネージメントの手法はほぼ確立化されたと思うけれど、集合したメンバーの大半
は社会人経験5年以上で、学生は一人。手法の意図を的確に読み取り、与えられた作業を遅滞なくこ
なすにはやはり仕事の経験がある程度あったほうがいい。とはいえ、学生、新卒を交えないと技術の
伝承ができない。問題は人材の動員。会社組織ではないから強制ではなく、自主的に手をあげた者し
か参加しないことになる。「手をあげてもらうための仕組み」を考えないといけない時がきているの
かもしれない。あと予備作業の効率化はじつは進んでいない。。。うーむ。
練習は欠席。一度、思い切ってやってみないと駄目かなと思って。明日の合同練習を優先させたかっ
たという意図もある。現状の体力・精神力では金曜日から3日連続の合唱は正直しんどい。指揮者に
ことわりのメールを入れておく。「明日は来てね」との返事。
京阪で帰京。特急のダブルデッカーの一階部分に乗って、「低い視点」を楽しんでみる。あ、いや
ホームに居る人を下から覗こうってことではないですよ!
四条のALOOKで眼鏡を新調。おととしの夏に来たとき(その時の眼鏡は諸事情によりお蔵入り)と比
べて明らかに変わったことがある。セルフレームが圧倒的に多くて、メタルフレームを駆逐しそうな
勢いなのだ。どちらかと言うと若向けの店だけれど、それでも以前とは比率が逆転していると思う。
見たところ4対1、いや5対1くらいかな。確かに世の中の限定された範囲で人気を呼んでいる眼鏡
男子、女子で露出がある有名人の多くはセルフレームのような気がする。いましているのがメタルだ
から、つぎはセルフレームって考えていたつもりだけれど、知らず知らずにそういうブーム(?)が
刷り込まれていたのかな?今回は羊羹色のセルです。
掛け心地は良好。レンズとの相性も良し。そのあたりは今回はわりと入念に考えたからな。書店での
買い物(細かい字が多い)クリア、デパートの地下食品売り場(多様な形、色、光源)クリア。模型
屋(狭い場所)クリア。照明を落とした室内でのPC作業(暗所、近接作業)クリア。あ、これはた
またまその後の行動をトレースしただけで、チェックするために場所を選んだわけではないですよ。
当面は、週末だけかけようと思う。眼鏡にもONとOFFの区別をつけてみると、何か変わるかもし
れないという期待を込めて。
帰宅後、「攻殻機動隊 Stand Alone Complex -Solid State Society-」を視聴。面白い!
思想哲学的な問題と対峙した「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」「イノセンス」に対して、より
現実的な社会問題と向き合った本作。どちらも、見事に原作を再構築しているという点では共通点が
あると思った。改めて原作者:士郎正宗の構築した世界(ベース)のすごさを思い知る。
- 2007/1/12(金)
きのうは、少々やさぐれてました。すいません。
BK練習、18:30-21:00。
BK宴会、21:30-24:30。
練習の甲斐あってか、半音はごにょごにょしたりはしたけれど、いつもよりスムーズに新曲が歌えて、
なんだかうれしい。それにやっぱりひとりで練習していてだめだーって思っていたところも、合唱つ
まり他のパートの音が聞こえることで格段に歌いやすくて。こういう当たり前のことを今まで簡単に
見逃していたような気がするなぁ。自分の音ばかり見ていることが去年は多かったかもしれない。
で、突然であるけれど、わたしは今年からベースの上(混声なのでバリトンというべきだね)を歌う
ことにしました。NCではずっとベース上なのに、BKではなんで下なの?上の方がいいんじゃないって
技術庶務に提案されたのである。それで、確かにもう上でもいいかなと。昔はベースの下が少なくて、
それで下に回って定着してしまったのだけど、いまは人の構成も変わって下はしっかり出る。考えてみ
ればクレークの曲、ベース下がEsとかEがあったのだけれど、NCだとまず間違いなく上の人間はそこま
で出さないわけで。むしろ上を歌った方が気持ちよかったかも知れない。
ということで、新曲は両方音取りします(パートバランス次第で下に行け!って急に言われるかもしれ
ないから)。昨日までなら、はーしんどいって思ってたかもしれない。でも、今日の練習で感覚がわか
ったので、やれると思う。頑張ろう。
NCの練習でもこんな風に前向きになれたらいいのになぁ。
明日の練習はまだ迷っている。マネージはちゃんとやりに行くけれど。
マネージの後、どうするかはわからない。
いかん、やさぐれモードか?
- 2007/1/11(木)
起床直後「NCの練習行きたくない症候群」にかかる。なんだって、朝っぱらこんなことで苦悶しなけ
ればならないのか。いっそ、本当に休んでしまった方がいいのかも、と真剣に考える。ついでに「マ
ネージやりたくない病」も併発。一人で抱えるのはよくないとは思うが、必要条件を列挙して、任せ
られる人材がいるかと考えると一人もいないことに気づいて愕然とする。能力がある・ない以前に定
常的に練習に来る20代後半〜30代前半が少なすぎるのが問題だなぁ。モチベーション、日々低下中。
BK新曲、音取り。シャープ系が多くて苦戦。全曲さらうのに2時間もかかってしまった!それだけや
っていると前の方を忘れてしまうよー。途中止まらなかったのは「蛍の光」だけ。ひえ〜。
NCマネージ少々。うがぁー。
- 2007/1/10(水)
胃腸がこんな具合だから、水をよく飲んでいる。あとは野菜ジュースとウコンの力。しかし、この
ローテーションにも飽きてきた。コストもそれなりにかかるのだ。そこで、お茶を沸かすことにし
た。そんなに大層な解決方法でもない。ただ、本当に久しぶりで一ヶ月以上は沸かしていなかった
と思う。理由は想像がつくでしょう。お茶っ葉を入れる袋が切れていたから。ほんとにこれがない
と茶葉の掃除がめんどうなのだが、前は実家から手に入れていたのでどこに売っているのかわから
なくて、切らしたままにしていた。正確には「二条のダイエーにいけばある」と具体的に聞いてい
たのだけど、家からダイエーは遠い。いや、こんなものはどこにでもあるものだと思うのだけど、
それが返って具体的にどこを探せばあるのかをわかりにくくしているような気がする。で、結局の
ところ年末に掃除用品を買いに行った近所のドラッグストアで見つけた。お茶パックではなくて、
ダシパックだったけれど機能は一緒。いま、それで沸かしたお茶を飲んでいる。
具合がよくなってきたことを受けて、コンビニでおろし竜田弁当を買ってくる。さすがにスタンド
の日替わり定食は無理だろうという判断。結構、前からの定番弁当なのだけれど、かなり進化して
いたので驚く。茶色い外枠のなかに五つの小皿があって、それぞれにおかずやご飯、付け合わせが
盛り分けられているじゃないですか。おおー、見た目にすごくいい。で、よーく見るまでもなく、
陶器の皿ではないし、五つに分かれているように見せかけているだけなのだ。しかし、手が込んで
いるのは五つの部分が陶器の皿のように染め付け模様が施されていて、それも五つとも違う色、違
う文様であるところ。そんなに精緻ではないけれど、たかだか500円の弁当なのにそんな工夫をこ
めていいのと思うできではある。たかだかコンビニの弁当だけど、白や黒のプラスチックの容器の
色のままより、よほど美味しそうに見えるし、食べていて楽しい(?)。この仕事の担当者の人、
ほかの誰がなんと言おうと、わたしは個人的にはこの仕事はグッドだと思いますよ。見ているはず
もないけれど。
ところで、弁当を食べながら見ていたTVCMで、最近疑問なものがひとつある。どうして奈良健康
ランドのCMに、ほしのあきが出ているのだろうか。しかも、グラビアで見るような水着とかタオル
姿ではないし、何かのコスチュームを着ているわけでもない。普通の格好だ。で、テーマジングルを
歌っている。「なっら、けんこー、らーんど」っていうアレ。出身が奈良?なのか。「オウミ住宅黒沢
さん」の黒沢年雄よりもインパクトは弱いが、違和感はありありなので、見逃せないCMである。
- 2007/1/9(火)
体調はややまし。ボーダーラインのこちら側(正常側)に近いところか。向こう側に転げないように
しないといけない(風邪を併発するとか)。朝、トーストを二枚食べられたから大丈夫だと思う。
夜、BKの新曲楽譜に階名をふりはじめる。半分(35ページ)くらい振ったところで燃料切れ。一曲
あたりが長いよこれ。見慣れない調も多い。鍵盤で音を確認するのは明日にしよう。ちゃんと予習し
ていかないと手こずるだろうな。ベースのメロディもあるし「うたごごろ皆無!」とかばっさりやら
れるのはなしにしたい。でも、"とりあえず"言われるような気もする。
ところで、楽譜を見ていて思う。そこのあなた!シャープ系とフラット系とどちらが好きですか?
ここでいう好きというのは、どっちの方がましという意味でもある。鍵盤を弾くとき、シャープで
もフラットでも黒鍵に指を乗せないといけないのにはかわりはないのだが、どうもわたしの場合、
フラットの方が弾きやすい、というか音を間違えずに弾ける確率が高い。シャープ系はなぜか、わ
かっていてもファや、ソのシャープを忘れてしまうのだ。右利きだと手を内側に動かす(半音下ル)
イメージのあるフラット系の方が引きやすいとか、そういう傾向があるのではないだろうか??
とはいっても、これはピアノは弾けないけど、鍵盤で音取りはできるというレベルでの話なので、
あまりちゃんとしたデータは取れないだろうと思う。
- 2007/1/8(月)
昼過ぎ、東京の知人に私信をしたためる。手紙を書くのは久しぶり。手書きではなく印刷だけれど。
手書きの場合だと紙幅が尽きるということがあるけれど、PC上で書くとどこで切り上げるのかって
いう加減が難しい(ワープロではなくて、エディタで書くから余計に)。先方の住所を封筒に書く際に
自分の住所の郵便番号を書きそうになる。先方からもらった封筒を見ながらだとよくあること。表を向
けて置くと、書いてあるのは自分の住所だもんねぇ。
昨日の体調不良は一過性のものではなくて、どうも半年にいっぺんくらいなる胃腸がおかしくなる症状
のようだ。この症状の特徴はお腹がすいたような感覚になるのに、食欲がない(むしろ食べたくない)
というやっかいなもので、きょうもとりあえず栄養補給に野菜ジュースを使用。夕方、すこし焼きそば
を食べたくらい。がっつり、もりもりという食事がとてもできない状況で、当然体力もなく、一度出か
けたのだけど途中で帰ってきてしまった。微熱少々。
この症状、いつ起きるかわからないのが困りもので、いまから7年前にNCでシンガポールに行ったとき、
NCの予定も終わったし、さあ残り三日間は遊ぶぞーという時に発症したのは最悪だった。まともに食事
はできないし、観光にいってもぐったり(で、みんなと別れてホテルに帰る)。ほとんどホテルの部屋
で寝てた思い出しかない。まあ、寝てもよくならないのだけど。
体が弱いって損だな、ほんと。じょうぶになりたい。
いま寝てしまうと夜眠れなくなるので、とりあえずぼんやりと起きています。
- 2007/1/7(日)
えー、掃除してません("やっぱりー"という声がどこからか聞こえる)。ゴミ捨てと洗濯はしました。
朝起きると、例によって(あまり例にしたくない)頭痛。そのあと、吐き気と連鎖したもので、体力はないは
胃はおかしくなるやらで。ゼリー飲料やフルーツゼリー、野菜ジュースを飲んでなんとかしのいで、ようやく
ご飯ものが食べられるようになったのが午後9時。棒に振るとはこのことだ。肩こりが原因かと。体弱い。
でもちょっとは良いこともある。それはTV番組。気分が持ち直した夕方からはTVを見ていて、そこに萩本欽一
が旅番組で登場。旅先は東北。欽ちゃんの言葉「寒いときは寒いところに行く。その方が温かいものをより温
かく感じられるから」。おおー、その通りだよ。そうだなぁ〜どこか旅に行きたいナァと考えることに。出歩
く気力はいまなくても、考え始めると想像がふくらみ、それが脳内を活性化しはじめた。いや、助けられまし
た。本当に。
それに続いて見たのは日曜美術館。漆工芸の人間国宝であった松田権六の特集。漆、雪?漆、雪!ピンと来た。
思い浮かんだのは、去年の1月に行った金沢。金沢21世紀美術館、そして金沢大学合唱団定期演奏会。調べる
と今年は1月21日にあるらしい。この二つをセットに金沢へ行くってのはどうだろう。今年もNCの演奏会チ
ラシを挟みに行く名目で!(注:NCの指揮者の客演は今年はありません)。21世紀美術館は奈良美智展、面白
そうである。だめかナァ?
あ、そうそう松田権六の展覧会は、東京国立近代美術館工芸館で開催している。これも行きたいのだけど、工
芸館というのがネック。駅から坂道を上っていった先にある。気力は回復してきたが、あの道のりを想像する
とちょっとしんどい。建物は旧近衛師団の庁舎だった近代建築なんだけど。だが、この展覧会は熱海のMOA美術
館に巡回展示されるという。ああ、どうせ見るならMOAの方が雰囲気はいいかも。見てから熱海か湯河原で温泉
に入れるし、足を伸ばして山向こうの箱根に行くのも良いな。でも3月だ。
特集の後のアートシーンでは亀倉雄策の展覧会の案内。日本のグラフィックデザインの先駆者だ。東京オリンピ
ックのポスターのほか、グッドデザイン賞のマーク、伝統工芸選のマークのデザインを手がけているので、名前
は知らなくても誰もがそのデザインを目にしているはず。これは猛烈に見たい、行きたい!しかし、遠い。宇都
宮美術館。しかも1月21日まで。巡回もなし。ああ。宇都宮美術館は国内でも有数のグラフィックデザイン、
特にポスターのコレクションを持っているので一度は行ってみたいと前々から思っていたのだけど、何か別のも
のとセットじゃないと行きづらい距離だ。。。
その後は、ドリームハウスという家を建てる番組。今回は9坪の家。以前、別の局でやっていたビフォーアフタ
ーよりもこっちの番組の方がなんとなく好きなのである。
さらにその後、KBS京都で大泉さん(大泉洋)主演のドラマをやっていた。去年の9月にHTB(北海道)で放送
されたものが、その後何ヶ月かかけて各地の主にUHF局で放送されていたのが京都に巡ってきたのだ。前にチェ
ックしていたのを忘れていて、途中からみることに(一応録画)。うーん、明智光秀もよかったけれど、こちら
は現代劇で地元だからなおさらいい。さて、KBSでの放送は最後に近くて、このあと残っているのは1月9日群馬
テレビ(23:00-23:55)、1月19日とちぎTV(20:00-20:55)、1月21日テレビ高知(14:00-14:54)の3局。
たぶん、どうでしょうの放送地域と重なっているんだと思う。ローカルのタレントが全国区になるのは東京キー
局の番組に出るパターンがほとんどだと思うのだけど、そのずっと前から大泉さんは全国のそれも地方局で有名
になった。なんだかその方が同じ「全国」でも、ファンの支持が熱いような気がする。国会議員に例えると、全
国各地に地元(支持基盤)があるようなものだから。
(放映時間は「大麦畑でつかまえて」公式ホームページより。変更があるかもしれないので、地元新聞などで
ご確認ください。)
というわけで、TV三昧な一日だった。なんか書いている量も多いよ。
- 2007/1/6(土)
NC初練習、17:00-21:00。ベース、年末の練習のときとメンバーがほぼ入れ替わり。。。むむむ、そんな
んじゃあいつまでたっても同じところぐるぐる回ってるだけやんかー!毎回怒られるのにも疲れたョ。
帰宅後、TVをつけたら女の子が泣きながら「安里屋ユンター」を歌っていた。沖縄が舞台のドラマみたい。
聞きしったり、歌いなれた曲がTVや映画で聞こえてくると、みょうにうれしくなるのだった。まあ、たい
がいはオリジナルの曲(民謡とか)が流れるのであって、合唱そのものが取り上げられるわけではないのだ
けれど。
腰も治ってきたし、あしたは部屋の掃除をしよう。
過去最大級の散らかり具合だもんなぁ。
- 2007/1/5(金)
出社すると、チームの半分近くが年休だった!こういう「トラブルが多発しそうな日」に休むひとは、
確かに賢いと思うのだけれど、なぜだか尊敬できない。どれだけ仕事ができて、実績があっても、どこ
かひっかかる。正当な権利を行使しているだけで、揶揄されるべきことでもないのにね。それでも。
(ああ、すごく不遜なこと書いてますな。わたし。)
人気のないテスター室。ブレーカーをあげる。キースイッチをひねる。ブーンという震えとともに唸り
を上げるファン。機械に火が入る瞬間。ぞくぞくする。何かが動き出すというそれだけで心が高鳴るの
はなぜだろう。今日、いまこのとき、この瞬間にいなければ、この感覚は味わえない。ここにいない人
たちには、おそらくわからない。割に合わない苦労への大きな代償。全部、それでちゃらにしてもいい
っていうと誇張がすぎる。でも、プラスマイナスで差し引き0になるのと、何もしないで0なのとは違
うのだ。
「世界は『用』『役に立つ』『なくては困る』によって支配されている」と穂村弘は言う(”yom yom”
「裏返しの宝石」文中)。それらは「生き延びる」ために必要であるけれど、その裏返しのこと、つま
り「不用」で「役に立たな」くて「なくても困らない」ことが見えて、聞き取れて、感じられなければ
「『生きている意味がない』と思うのだ」と、レイモンド・チャンドラーの小説を引用しつつ、述べて
いる。”裏返しの宝石”と彼が言うそれは、まさにブーンという音であったり、ファンの唸り、リレーの
カチカチ音そのものではないか?それらに聞き耳を立て、高揚を感じる感情そのものではないか。
帰宅途中の車内で読んだその文章は、わたしの不満でも満足でもない鬱屈した感情を肯定してくれるも
のだった。穂村弘自身が、チャンドラーの小説によって肯定されたことをなぞるかのようだった。こう
いう文章が読めるから、読書はやめられない。小説をエッセイを読むことがやめられない。まぁ、ビジ
ネス書だけは絶対読まないけどさ。じゃあ、ドラッカーは読まないのか?っていわれると違う。あれは
哲学書だ。
- 2007/1/4(木)
昨日来られなかった大学の同期と、昨日も来たもうひとりと新年会。新京極の眼鏡研究社でしばし、それ
ぞれの眼鏡を探す。わたしともうひとりは眼鏡着用、もうひとりは左目のみ悪いが裸眼。細いフレームだ
とイメージがかわらないのでセルロイドで角形のものをつけてみる。なかなか決定打が見つからない。今
つけているものが相当傷んできたので、替えたいなぁと思っているのだけれど、きょうの二人の意見では
やや心もとない。ここは有識者の意見を聞いてみたいと思い、いったん保留にした。しかし、なかば強引
に連れてきたのに、ほかの二人も結構真剣にチェックしていたのは意外だった。
きょうのお酒:
・「英勲 酒有夢」、純米大吟醸。飲み始めからあと味まで終始フルーティーで、おいしかった。ただ、
飲み過ぎるとあとに来ると思う。わたしの場合(いまちょっとふらっと来ている)。
・「黒龍」、種別不明。ちょっとにごりざけ。わたしには合わず。ほかの二人は、こちらの方がうまい
と言うのだが。
・「なかなか」、麦焼酎。
・「霧島 黒」、芋焼酎。
芋と麦の違いはなんなの?ということ飲み比べた。芋の味とか、麦の味というのはわからなかった
けれど、芋の方が味わいという点ではあったように思えた。焼酎は、ベースの部分に固いところが
あって、上澄みの薄くて狭い部分に違いがあるように思うので、なかなか日本酒ほどには違いを表
現するのが難しい。やっぱり日本酒の方がいいなぁ。
きょう買った本:
・「東京人」2月号、特集「たてもの保存再生物語part2」、小特集「しみじみ燗酒」。都市出版。900円。
残った建物と、消えていった建物の違い、その運命の分かれ道はどこにあったのか?を探る特集。
単に保存したいと思うだけでは、どうにもならないのが建築の難しいところ。一昨日、烏丸通り沿い
にある旧北國銀行京都支店の周りに白い塀が巡らされていて、とうとうくるべきときが来たかという
感じ。保存再生なのか、取り壊しなのかは現時点では不明。気になる。
小特集は、たまたまお酒の話だったが、わたしは燗酒は苦手。酒の匂いが引き立つせいか、飲む前に
酔ってしまう(だから、数えるほどしか飲んだことがない)。まあ、冷やだって一杯は飲めないから
えらそうなことは言えない。でも、あじわえるようになればいいなと思う。
・「HAPTIC 五感の覚醒」、株式会社竹尾編、原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所企画・構成。
朝日新聞社刊。3800円。
TAKEO PAPER SHOWにおける原研哉の三部作、”RE-DESIGN”、”HAPTIC”、”FILING”のひとつHAPTIC
をまとめたもの。これだけ未入手だったので。それにしても、この種の本が朝日新聞から刊行されている
のには非常に違和感を感じる。だいたいにおいて新聞社というものにはデザインのセンスを期待できない
と思うので、別に読売でも毎日でも日経でも同じなのだが。産経はうまくいっているかは別にして、ビジ
ネスアイや、エキスプレスなどの新機軸の紙面にはこだわりがあるように見える。
ちょっと、しんどいの手前のゾーンに入りつつあるので、水で薄めてから寝ます。
あしたから、出勤。
- 2007/1/3(水)
大学の同期と新年会。例年の通り初詣から開始、今年は上賀茂神社へ。そこから歩いて今宮神社。参道の
あぶりもち屋で休憩。これがまた二つの店ともすごい人で40分近く待ったような気がする。普通の日に
くればのんびり食べられるのだけれどしかたがない。
そこからバスで河原町三条へ。これまた例年通りボーリング。スコアが生まれて初めて200を超えたので
びっくりする。一年に一回しかやらないので上達したわけではなく、運かもしれない。正月三日目にして
キャパの少ない運を使い切ったのか??
夕食、見当をつけていた店が三軒ともだめで、三条から四条へ行ったのに結局三条へ戻ってきた。そこで
新たな店を発掘。なかなかよい感じでした。
きょうのお酒:「往馬(いこま)」、純米酒、奈良。非常に淡泊な味。わたしとしては、ちょっと物足り
ない(えらそうだ!)。
もう少し良いのが飲みたいと主張すると「2〜3口しか飲まないのに銘柄を指定するべからず」と言われ
てしまい、これにて終了。いやあもっともだ。
あ、そうそう。昨日の癒しグッズは「むぎゅむぎゅぽよっちょ」という名前で、モグラのように土の中に
住んでいる動物(という設定)らしい。夕食に行くまえに寄ったLOFTにたくさん売っていた。おすすめ。
- 2007/1/2(火)
昼の12時ごろから箱根駅伝を見る。ちょうど4区の小田原から5区の山越えにリレーされるところ。
順天堂の選手は「山の神様」「山の超人」「山の鉄人」といくつもの呼び名で実況されている通り、
まったく揺るがない走り。画面でみる傾斜はすごいのにまるで平地を走っているかのよう。いやー
すごいもんを見た。途中、毎年お馴染みの宮ノ下の富士屋ホテル(湯本にあらず)が映る。元旦から
泊まって、2日、3日と箱根駅伝を見る、なんてことができたらいいなぁと思う。いつか実現させて
みたい。
天気がよくない。昼からでも、日が出ていれば上賀茂神社へモールトンで行くつもりだったのだけれ
ど、どうも気分が乗らない。ということで初詣はまたも延期。腰が完調ではないというのも理由。
15:30ごろ、マンションに帰る。きょう、東京から発送した本が届くのだ。短い帰省だけれど、まあ
これくらいがベストかなぁ。犬と別れるのはやや寂しい。
ところで、冬コミの収穫物で本以外のものを紹介したい。

ペーパーナイフ(LITTLEWITCH DESIGN)。真鍮にメッキ。
ナイフといっても刃がついているわけではなく、手紙などの封を切るのに使うためのもの。
どうしてPCゲームメーカーがこんな洒落たものをデザインするのかは謎。しかし、適度な重みと
柔らかな曲線、真鍮メッキ独特の鈍い光沢がたまりません。ネットでペーパーナイフを検索すると
存外こういう古典的なタイプのものは見つからなくて、実用本位で無骨なものが多いみたい。2日
目に梱包を解くときや、自宅に帰ってから封筒を開くのに使ってみたのだが、じつにきれいに、そ
してスマートに切ることができて、実用的にも問題はなかった。実用とデザインは両立できるので
あって「実用本位」に見えるものは、踏み込みが一歩足りないのかもしれない。

謎の癒しグッズ。
こちらはコミケではなくて、実家から。母親が絵の教室の福引きであてたものらしい。ふわふわ
の手触りの生地から顔と手足、しっぽが生えた謎の生物。母は亀、妹は羊(毛を刈ったあと?)
という主張だったが、わたしは針のないハリネズミ説を主張。まあ、何であるかはともかく、
とにかく丸っこいのと、ふわふわなのが気に入ったのでもらってきた。この文章を書くときにあ
ぐらの上にのせている。なごむ。
今晩は、「Good Night,and Good luck」を見ようと思うが、はずみ?で「オーシャンズ12」
をみはじめてしまったので、もう一度見てからになりそう。
- 2007/1/1(月)
謹賀新年。旧年中はお世話になりました。本年も山Dの電波暗室をよろしくお願いします。
昼頃に起床。火打ち石で清めたあと、神棚(火の神さんである愛宕山)に向かってお参り。
おせちを食べた後、高雄へ墓参り。昨日までの寒さがうそのようにすごしやすい。山の墓
の水を供えるところにたまった水が氷になっていた。さすがに山は冷えるものとみえる。
きょうは、初詣はやめておく。
夕方、映画でも見ようとDVDを買いに行く。ツタヤなら開いてるだろうと思って四条方面へ
モールトンを走らせると、途中のジョーシンも開いているのを発見したのでそちらへ。買い求
めたのは、
「オーシャンズ12」、ジョージ・クルーニー主演、スティーブン・ソダーバーグ監督。
「Good night, and Good luck.」、デヴィッド・ストラザーン主演、ジョージ・クルーニー監督。
の2つ。ジョージ・クルーニー祭りという趣向。吹き替えはもちろん、力ちゃんこと小山力也。
夕食後、犬と一緒に「オーシャンズ12」の方を見る。母と妹は親戚の家に行くので、留守番なのだ。
ソダーバーグ監督はオーシャンズ11に続いて、さすがの巧さ。編集と、タイポグラフィー、そして
選曲の加減が絶妙。
風邪薬を飲んだ(31日から鼻風邪がぶりかえした)ので眠い。10時半に就寝。
おまけ。冬コミ時のビッグサイトの写真を掲載。

三日目。みんなお疲れさま。

二日目。月がのぼっていた。
そういえば、今回は水上バスに乗らなかった。。。さすがに寒いし。
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