電波暗室 2004/03
- 2004/03/31(水)
レイアウト変更。壁際の隣の部署(うるさい)との境界線を離れることができた。約3年ぶりの席替
えなので、新鮮な気持ち。特許を書こう!という気になり、着手。
NCの高橋が東京転勤の報。ショック。虚無感。
- 2004/03/30(火)
朝から頭痛し、体だるし。まったく起き上がれない。仕事にくぎりがついて、すこし力が抜けた
のか、逆に疲れがピークに来ていたのかもしれない。緊急の仕事はもうなかったはず。。。なの
で休ませてもらう。
朝から雨なので、蒸し暑い。春雨はあまり好きではない。
- 2004/03/29(月)
ネタがないので、昨日の話を書く。むかし似たようなことを書いた気もする。。。
演奏会後、京都にもどってきて、ちょうど夕方だったので、錦市場へ買い物に行った。とある
惣菜屋でパックを2つほど選んで、会計を待ったのだが、なかなか順番が来ない。見ると、店員が
必死で、惣菜のパックを紙に包んでいる。それもひとつずつだ。それが6〜7パックくらいあっただ
ろうか。惣菜だからお土産なんかではありえないとは思うのだが、買い物客は、どうも観光客のよ
うな、そうでなければ、ちょっと金持ち風のおばさんだ。おばさんがやらせたのか、店員が自らやっ
ているのか、どちらにしろ、馬鹿ばかしい光景を見てしまった。
9年も昔。フランクフルトのデパートの地下食品売り場で、置いてあったビニール袋に買い物を
入れてレジに行った所、ビニール袋料金がきっちり請求されていたのにびっくりした。どおりで、
まわりのひとがだれもビニール袋を使おうとしないわけだ。
環境保護とかそういうことを論じるつもりは全然ないし、「包装文化」そのものは好きな方なのだ。
単に過剰な包装というのは、家に帰った後、ゴミになってもったいないし、何より邪魔なので、
押し付けられるのはいやなだけなのだ、わたしの場合。で、それを社会的になんとかしよう、とい
う運動があったりするわけだが、これはもう人間の性善説とかに訴えて、どうこうできる問題じゃ
ないように思う。資本主義社会だから、そこはそう、シンプルに、お金の問題にするのが一番な
のじゃないかしらん。東京都杉並区がレジ袋税というのを導入しようとしているのは有名な話だ。
しかし、この動きはあまり浸透していないように思える。合理主義のドイツ人と、日本人の国民性
の違いなのだろうか?それにしても、10年近い差はなんなのか。
- 2004/03/28(日)
畷ジュニア・ハーモニー第10回演奏会を聞きに、学研都市線の住道まで行く。このあたりの
地理感覚というのはないに等しく、このまままっすぐ進むと、京田辺市に着くというのが、なんだか
不思議である。京都から非常に遠いと思っていたのだが、阪急で梅田までいき、大阪駅から京橋、
そこで学研都市線に乗り換えて約15分程度であり、かなり近い印象。大阪からの運賃も、210円
と、京都市バスの運賃より安いではないか。
駅に降り立って、迷う。ホールのあると思しき方面へ開かれた出口が見当たらないのだ。どうも、
この駅は北側へ人を誘導するようにできている。いったん北側へでて、南側への通路をたどる。
そこはいかにもベッドタウンといった感じの住宅街だった。サーティーホール、というところなんだ
が...と思って見渡すと、「30」と書かれた建物発見。わかりやすくて助かる。
さて、ジュニアのことは以前合唱祭のときに書いた。あれ以来、演奏を聞いたことはないので、
楽しみだ。プログラムを見ると、ハンガリー語の曲、中国、韓国、インドネシア、サモア、オースト
ラリア、フランス、イタリア、アメリカ、日本と、世界一周。これが、ジュニア合唱団のプログラムな
の?と、やや驚き。だが、この団の指揮者は、NC、YK、BKの指揮者でもある、I東さんである
から、不思議でもないか、とひとり納得。普通のひとならもっと驚いたかもしれない。しかし、冷静
に考えるとこのプログラムを歌いこなすには相当の力がないといけないと無理とわかる。
さて、演奏のほうだが、ハンガリー語の曲はさすがにちょっとてこずっている感じ。ソプラノに、小学
低学年が多く、アルトに中学生が多いように見えたのだが、そのせいか、音色のバランスが悪い
ように感じられた。しかし、ステージがすすむにつれ、歌いなれた歌などがでてきたせいか、急速
にバランスや、表情もよくなってきた。ジュニアらしく?振りつきの曲がかなり多く、そういう曲は皆、
本当に楽しそうだ。照れがないのが良い。アマチュアだから、ジュニアだから、という甘えが見える
と、父兄ではない観客は引いてしまう。彼女、彼ら(独りだけ男子がいる。ガンバレ。)にはそれが
ないと思う。(ちょっと贔屓目入ってる。)
残念であるのは、どこかにまだ「リミッター」がかかっているように思える点。メンバーのキャリア
にばらつきがあるせいだろうと思うが、全体として、慎重になりすぎて、声が十分に飛ばしきれて
ない。あと少しで、もっともっと良い音出るのにナァ、という場面が少なからずあった。あとは、音楽
のはじめのテンションだろうか。ときどき、ハッとびっくりするような入りをすることがあるのに、時々
入りはゆるく、途中から温度があがってくる場合があった。これなんかは、われわれ大人の合唱団
も同じ課題だと思うけれども。
今回の演奏会は、5ステージと長めの構成だったのだが、歌の多彩さ意外にも、工夫があって、
ひとつは要所要所に司会が入ること。ひとつは、観客を巻き込むこと。司会は、ジュニアの指導者の
ひとりでもあるTさん(スーツ姿がカッコいい!!!)。BKのR嬢にしろ、Tさんにしろ、司会というの
は結構天性の向き、不向きがあるような気がする。
観客を巻き込むというのは、途中、観客を二分して、メリーさんの羊と、ロンドン橋落ちた、を同時に
歌う、という試みをやったのだ。この2曲、ちょうど5度(ですよね?よわいんですよ。)離れて始まる
のだが、メロディーの進行が似ているので、途中でごっちゃになりかねない。もう二人のジュニア指
導者のNaと、Mさんも舞台に上がって、歌のお姉さんになって、会場全体でやってみる。途中で、
入れ替えたり、ごちゃごちゃにして歌う。これはジュニアの練習で、他パートに惑わされないように
歌う練習の一環なのだそうだ。こういう練習をしてます、という報告であり、(団員勧誘の)アピール
でもあるのだ。
ほかにも、5年在籍のメダル授与などもあって、長い演奏会なのに、全然退屈を感じなかった。
これは、父兄や、団員の兄弟といった合唱に縁のない人たちへの配慮が当然あったのだろうと
思う。ただでさえ、ジュニア合唱団の指導というのは、大変なのだろうが、その演奏会のビルディン
グとなると、プログラムだけでなく、こういった構成まで考えなければならず、実際にそれを実現させ
た裏方の指導者、指揮者、父母会の努力というのは、相当のものだっただろう。でも、それも終わっ
て見れば、大成功したのだから、本当に良かったと思う。お疲れ様でした。
さて、入場後、「入場の際にお渡しした番号で、あとで抽選会をやりま〜す」という案内があった。
「あれ、そんなんもろてへんなぁ、パンフのどっかにはさんである?」と思って、探してみたりした
のだが、見つからない。終了後、気づいた。それは来場した子どもたちのためのくじだったのだ。
さもしいことを考えてしまったことに一人恥じる....と思っていたら、同じく来場していたBKのIず
み君も同じことを考えていたとわかり、「一人じゃない!」と感激した(ウソ)。
- 2004/03/27(土)
(追記)
同人界の妖精、イワエモンこと、岩田さん死去の報を聞く。
一度もこの目でその姿をお見かけしたことのないまま、本当に伝説の人になってしまわれた。
ご冥福をお祈りするとともに、一同人として、これからもコミケットに参加し、良い本を探していく
ことを誓いたい。
(本文)
祖父母の法事。実家に戻り、家族と高雄の山の寺に向かう。行き違いがまったくできない道を
ぬけると、山を切り開いた寺が目に入る。さくらがもう咲いていた。
祖父母の兄弟と、親の兄弟のみ。孫で来ているのは家だけだ。父が長兄だからかも知れない。
やたらと、皆に父に似てきたと言われるが、自分ではあまりそうは思わない。体質面とか性格は
受け継いでいるように思うのだが。ひょっとして、太ったということなのか。
山の寺は、相変わらず空気がきれいで、緑が多く、目にやさしい。ついでに野性ものこっていて、
墓に備えていたりんごと、もちが烏だかに持っていかれていた。
焼香の順番といのは、結構難しくて、気の使うもので、長兄の長兄である私が二番目であったり、
ときには歳の順番であったり、といろいろと複雑だ。そういう指示をさりげなく出すのが母の役目の
ようだ。
お寺周りの行事や、しきたりというものは、家々によって違うし、うちは父も母も長子なので、両方
の墓守をやってきた。当然、のちのちには、私と妹がその役目を負うのであろうが、目で見聞きし
ただけではわからない。なんとかしかるべき方法で伝授してもらいたいものである。
さて、法事後、みなは会席を食べに行くというのだが、私は帰ることにした。NCの練習日なのだが、
これも休んで、すこし体調を整えたかった。山なので、バスもタクシーも少ない。仕方がないので、
途中まで歩く。母方の菩提寺は、町中も町中、寺町三条にあり、昔は行くのが楽しみだった。帰り
がけには、うどん屋や、デパートに寄れるからという子どもらしい発想。そうそう阪急電車に乗れるの
も楽しみのひとつだった。対して、父方は先に述べたように山のなか。車で行くことになるが、酔うの
でいやであったし、やまには何もないから、退屈至極である。
しかし、歳を経ると考え方もかわるもので、山の景色を愛で、住職の奥さんが手入れした庭をながめ
ることが、面白くなってきた。(町中の寺の優位性がゆらいだわけではないが。)
こういう菩提寺があることはしあわせなのだ、と思う。公団住宅のような墓地群や、霊園はどこか
味気ない。墓参りそのものや、生き帰りのプロセスも充実している私の環境は、いまはなかなか
手に入れられない財産なのだろう。
- 2004/03/26(金)
課内、自主定時退社日。というのも、メンバーのひとりが異動し、またわれわれ自体も、隣の課と
ミックスされる(もともと同じ課のメンバーなので、別の課という意識はない)ので、激励会兼、打ち
上げをやろうということで、17:30退社後に宴会、とあいなった。
会社の宴会にでるのはひさしぶりである。というのも、宴会は通常、金曜日に行われるのが常で、
ぶどうの練習がある私にとっては、どっちを選ぶかといわれれば、そりゃもうぶどうを選ぶのが、
コモンセンスであろうという状態だったのだ。だから忘年会ですらここ何年も出ていない。
ただ、今回のような異動関係は別である。義理がある、惜別がある、もう一緒に宴会もできない
かも知れない。だから行く。
社会人になって何年にもなるが、かつて一度も、社会人の身の丈にあった宴会場になったことは
なかったように思う。これは幹事を務めるのが、たいがい新入社員なので、彼らの感覚でチョイス
されるからであるが、いい加減、学生が暴れて騒ぐようなところで、宴会はしたくないのが、本音だ。
今回、具体的にそういう要望を出してみたが、送別会シーズンにまとまった場所がとれなかった、
ということで、結局そういうところになってしまった。
社会人の身の丈にあったというのは、主に環境面と、料理面である。いい料理を食べながら、じっく
り語るのだ。しかし、まあ一度はじまってしまえば、そんなことはどうでもよくなって、会社の宴会と
はいえ、もともとフランクな人たちの集まりなので、楽しい時間すごせた。最近、すこし疎遠になって
いた主任技師の隣になったが、その人と、合唱の話や、本の話、時計の話などができたのはよかっ
たと思う。(もともと何回か夫婦でNCの演奏会に来てくれていた。)
そうそう、せっかくなので、ほっけを注文して、魚分を補給しようとしたのだが、まわりのひとが、
もう腹がいっぱいだからと誰も手をつけなかったので、一尾まるまる食べるはめになってしまった。
さすがにきつい。
さて、その後、なんとぶどうの宴会にも行ってしまった。違うジャンルの宴会のはしごをしたのは
初めてである。毎週会っている顔ぶれに会えないというのはさびしいもので、とにかく宴会だけ
でも、と思うのだが、考えてみると、東京カンタートの曲、ほとんど練習に出れていないことに
気づく。これはヤバイ。
ぶどうの宴会では主にラムネを飲んだ。ジンジャーエールがなかったからだ。ほっけの胸焼けが、
ちょっとすっきりした。
- 2004/03/25(木)
定時退社日。
本当は特許でも書けばいいのだが、なかなかそいう気になれない。
日曜日は、畷ジュニアハーモニーの演奏会なのだが、午前中法事なので、ひょっとしたらいけない
なぁ、と思っていたら、実は法事は土曜日だった。
最近、野菜が少ないような気がしているので、出来合いの惣菜を買う場合でも、つとめて、野菜類
のものを取り入れるようにしている。そのなかで、最近お気に入りなのが、筑前煮である。ごぼう、
れんこん、にんじん、とりにく、こんにゃく、さといもがぎっしり入っている。最初は100gは少ないか?
と思っていたが、ちょうどいいか、食べすぎくらいであるとわかった。後は魚が少ないのがわかって
いるのだが、焼くものが、フライパンしかないので、グリルのようにちゃんとやけるか不安で、鮭の
ソテーを一回作ったきりである。久しぶりに、かれいや、さば、さわら、あじなんか食べたいなぁと思う
日々である。
- 2004/03/24(水)
便りのないのは良い知らせ、というのは確かにそうなのだが、こうもたやすく連絡がつく時代に
なってしまうと、逆に疑心暗鬼になってしまうものだ。かつては、そういうものには、触れまいと
意識していたのに、いつの間にか拠り所になってしまっている。自制が必要だとわかっていても
一日もつか、もたないか。いや、携帯メールのことなんだが。
- 2004/03/23(火)
ネットワークウィルスの攻撃をやたらとうける。ファイァーウォールでなんとか防いでいるが、
いちいちネットをロックするので面倒だ。だもんで、MSのサイトにいって、攻撃をうけている
ウィルスの対策プロを入手する。これで安心。
と思っていたら、インストールの1分後ぐらいにまた攻撃される。このOSはざるですか?
う〜む、これなら多少死に安くても、メインマシンのMeを使ったほうがいいのか?
悩ましいところである。
(追記)
攻撃はされるが、攻撃によってOSがシャットダウンされることはなくなった。ファイアーウォール
が過剰に反応しているだけだったようだ。しかし、頻度が高いのには閉口する。
- 2004/03/22(月)
雨。それも結構強いうえに、風もある。今日から、車で旅行にでかけているはずの友人の身を
案じる。
そろそろ給料日なので、次なる家具の購入を検討する。予算は3万円。主に文庫本、漫画、CD
を収納するのに使うつもりで、未使用の南側の壁につけて設置する。2000mm以上連続させて
安定感を出したい。となると、同じ規格のものを2〜3つ使うことになる。北側の壁面がすでに書
棚なので、南側も同様な形の書棚にすると、漫画の装丁なども考えると、うるさい感じになるかも
しれない。そこで、引き出し式か、扉付きで、3〜4段、しかも南側の窓をさえぎらない1000mm
以下の高さのものが必要だ。
引き出し式のものは、やはり値段が高いので、とても2つ3つ並べられない。扉式にメインを移す
が、なかなか見つからず。実際にお店に行ければいいのだが、手っ取り早く探すとなると、通販
しかない。壁につまれたダンボールにも見飽きてきたので、ここはもう決めてしまいたい。ので、
通販サイトをいろいろめぐりめぐって、ついにこれだ!と思える商品発見。引き戸式だが、樹脂製
のため、うすく透けて見えるので、圧迫感が少ない。しかも中の棚は4段で、高さ調節可能。横幅
は800mm系統のもの、1200mm系統のものがある。高さもクリアしているので、注文することに。
家具の通販で重要なのは、配送料金だ。おなじところから買っても、なぜか配送料を別々にとられ
たりする。まったく同じ商品でも買うところのよっては、500円近く差があることもある。今回は丹念
に同じ商品を扱っているところを探し、二つあわせて送料500円のところにした。値段も安いし、
HPの掲げられられたポリシーもしっかりしていて、信頼できそうだ。そう、通販で大事なのは、自分
が納得して、信頼に足ると感じられるかどうかなのだ。ここに決めたのは、配送料金が別々に取る
と場合によっては店側に差益が出てしまう場合があるので、可能な限り、配送料を抑える体系に
した、ときちんと説明があったことがポイントになっている。
届くのは土曜日である。これでやっと封印していた漫画が読めるようになる。CDも実家からもって
これる。そうそう、これで南側の配置が決まるので、長い間ほっておいたオーディオの接続もでき
る。
だんだんと、部屋が出来上がっていく。そういうプロセスが楽しい。
- 2004/03/21(日)
最近、自転車の後輪の空気がすぐ抜ける。実家に帰ろうとすると抜けているので、パンク状態の
まま、20分ほどかけて帰る。これでもパンクしたまま自転車に乗るのは得意で、最長3ヶ月ほど
パンクしたまま、毎日駅まで通ったことがある。自慢できない特技のひとつだ。
で、これはいかんと思い、空気入れを買いに行った。パンクの修理をすればよさそうなものだが、
明白にパンクしない状態で修理をするのはしゃくであったのと、空気入れのほうが安いと踏んだ
ためである。さっそく四条通りで空気を入れる。衆人環視でも平気な私。いや、ちょっと恥ずかし
かった。
その後、3時間後くらいたってから、友人に会うために出かけようと、自転車置き場にいくと、すで
に完全に空気が抜けていた。う〜む。これでは認めないわけにはいかない。空気入れの使用は
一回で終わってしまった。待ち合わせまで時間がなかったので、結局空気をいれずに向かう。
途中、1月ころから撮影していたPenF(オリンパスのハーフサイズカメラ)の現像・プリントを、
イエローカメラで受け取る。その際、おつりが100円足りないことにきづき、すぐに申し出たところ、
すぐにくれると思いきや、「本日の精算後、+100円でしたら、連絡させていただきます」とのこと。
う〜む、さすがであるなぁ、と思いつつも、その場で気づいたんだから、すぐ返してくれ〜という気が
しないでもなかった。対応の冷静さからすると、もしかして、つり銭サギなどが多いのだろうか。
しかし、100円だぞ、100円。結局、夜、謝罪の電話がかかってきたので、私の勘違いではない
とわかった。
そういう事件はありつつも、写真のほうのできは、かなり納得できるものが多かった。喫茶店で、
友人に見せながら、分析すると、私はどうも「何かが並んでいる状態、ずーっと続いている状態」
のものを被写体としてよく選んでいるようだ。自分だけでみていたら、気づかなかったかもしれない
傾向があらわになった。人に説明する、というワンクッションおいた状態は、視点を冷静で自由な
ものにするらしい。
- 2004/03/20(土)
・秘密の用事で、某所へ行く。
・秘密の人物(仮名A、B)と接触。写真撮影。
・秘密の行事に、潜入。
・秘密の人物(仮名B)に、某所を案内。
・大阪本町のドトールコーヒーにて、NCの演奏会・チラシ発送作業。
・NC練習。
・「ザ・ホワイトハウス2」最終回を視聴。感慨深い。DVD化してほしい。
・「スタートレック・ヴォイジャー」を視聴。特攻艦長にしびれる。
・NHK教育の、ダンス・バレエのドキュメンタリーを視聴。「バレエダンサーは、スポーツ選手と
似ている。しかし、舞台上では努力した姿を見せない、それがクラシック・バレエなのです。」
との言葉。NCの「さわやかにかっこよく」の精神と一緒だ!とちょっと感激。バレエの舞台
(クラシック・コンテンポラリー)を見たくなる。
という、忙しくも充実した、気持ちの良い一日だった。
- 2004/03/19(金)
葡萄の樹、練習。ラスト1分に間に合う。というか、指揮者がせっかく来たんだからと、締めの一曲
をやってくれたので、ひさしぶりに歌うことができた。
今日は、一緒に東京カンタートに載って頂くYKのメンバーがいらしてたので、練習後は当然宴会。
場所は、くれない(お好み焼き屋)。この店、なぜかひとりずつ好きなものを頼むと、最初のひとか
ら、最後のひとまで、上がってくる時間に相当の差があり、メンバーからは敬遠されているが、
とりあえず場所がひろいので、大人数には適している。でも、よく考えると、人数が増えれば増え
るほど、タイムラグは大きくなるという矛盾を抱えているのだった。
さて、くれない2階に通された私達は、しまった!と思った。そこは、すでにかなりイっちゃってる
状態のK大生(後にオーケストラ部の木管パートと判明)らの、半狂乱の舞台と化していた。とに
かく、うるさいので、普通に話しをしたりとてもできない。酔っ払いに注意したところで、無駄なのは
わかっているので、皆耐えているが、導火線の短そうな人が何人かいるので、精神衛生上あまり
よろしくない。
が、幸運なことに、廊下を隔てた反対側の個室が空いたので、結構すぐに避難完了。避難後、
実は、災いのK大生たちと、メンバーのひとりHが偶然にも知り合いだったことが判明。話による
と彼は「あういうノリ」が耐えられず、3年前にO部を離脱して、グリーに入ったのだという。それは
それで、幸福だったのか、不幸だったのか、世間の評価はわかれるというか、極端に「不幸」に
傾くような気がしないでもない。が、われわれにとってみれば、その決断がなければ、こうや
って一緒に歌う機会がなかっただろうから、良かった良かった、ということで、まとめておいた(笑)
さて、イベントはこれで終わりではなかった。我々の部屋は階段をあがってすぐにあり、ふすまを
あけると、階段から丸見え、逆にいえば、階段方面の事件の張り込みには最適な場所なのだ!
ほどなく、R嬢がめざとくも、階段に居座る男女カップル(?)を発見。状況を実況中継し始めた。
「あ、顔が近づいた」「ふとももさわってる」「&%$##!?」などと、いったい真実の姿なのか、
R嬢の脳内フィルターで変換された姿かわからないが、場は一気に盛り上がる。時々、様子を
確認するためにトイレに立つものまで現れたほか、観察は常に3人以上で行われた。
「階段での逢瀬というと、めぞん一刻を思い出すなぁ」と言ったところ、その場で意味がわかる
ひとは、YKのkatoponさん、とM川さんのふたりだけだった。世代の差を感じます。ちなみに、
どのシーンかというと、五代くんの部屋で、八神が勉強しているところに、管理人さんが、お茶
をもっていったところ、八神に「ほんとは五代先生のことが好きなんでしょ!」と詰め寄られて、
管理人さんは、何も言わずに逃げてしまったあと。逃げた管理人さんを五代くんが、追いかけ
て、階段の途中で...、というもの。今回のイベントは、めぞんの世界ほど、切ない感じはなかっ
た模様。
結果は...どうなったのかは不明。私が席を立っている間に状況が進展したのか、もどったときには
階段にひとの姿はなかった。が、その間に私の想像を超えた出来事が起こっていたというのだ。
観察中、突然扉が開き、K大生の女性が「ココの部屋は楽しそうですね〜」と、言い残して、去って
いったというのだ。かなりノーマルに近い天然であったとのことで、皆は大爆笑だったらしい。
くそうぉ。その日最高のイベントを見逃すとは不覚であった。
- 2004/03/18(木)
PCダウンの原因がわからないので、とりあえずサービスパックをはずす。そして、会社のネット
で、PCメーカーの情報コーナーを見ると、サウンドドライバーをアップデートしないと、サービス
パックは当てられないとわかった。これがわかるまでの試行錯誤は、いったい何時間かかった
か。メーカーのHPは定期的に見るべきだ。
で、帰宅後、手順を踏んでアップデート、サービスパック適用。しかし、やはり通信中にRPCが
発生する。いったいなんなんだ。
で、はたと気づく。ウィルスなのか?そうなのか?確かにメインマシンにはアンチウィルスソフト
はいれていたが、サブマシンには入れてなかった。RPC異常が起きないよう祈りつつ、評価版
をダウンロードし、検索。そうしたら、やはりというべきかウィルスを発見!駆除には成功したが、
まさかなぁ、とおもっていただけに結構ショックだった。
- 2004/03/17(水)
定時退社日。春闘回答指定日。
春闘はなんだかよくわからないまま、「賃金体系の維持」ということで、決着がついたらしい。
しかしなんだ、いい加減に「闘う」とか、「統一」とか、「異義な〜し」、「総括」とかいう、左翼チック
な用語を使うのはやめたらどうかと思う。ビラをみても抽象的な熟語と、紋きりの表現ばかりで、
まったく何をやっているのかわからない。組合の相手である会社の方は、ここ数年の改革路線
がすごいのに、確実に組合は後手にまわって、組合から提案したことなどなんらない。我々がい
くら提案したところで、途中でどんどん具体策がけずりとられているような気がしてならない。
組合専従の中央委員などは、我々の組合費で生活しているということをわかっているのだろうか。
小難しい顔で、選挙のときだけやたら協力を求める「奴ら」をいつまでたっても、認めることができ
ない。
Bフレッツの具合がどもよろしくない。通信速度を量ると、45Mbps以上出ているのに、なぜか
非常に遅い。特にどこか別のページにうつるときに遅く、最悪ページが見つからない、となること
もある。これは勘なのだが、Windows Meの処理能力が速さに対応できていないのでは?と
おもうにいたり、サブマシンのXPが入ったノートマシンでつなぐことにした。
すると速い。これが本来あるべき姿!というくらいまともに速い。
ところが、問題は結構すぐに起きた。突然「RPCに異常発生、シャットダウンされます」という
メッセージがでて60秒後にダウンする現象が頻発しはじめたのだ。この現象はBフレッツに
つないだときのみ起きる。ひょっとして、XPのセキュリティー問題のせいか?と思い、サービス
パックを導入。ところが、導入が終わる直後に、RPCエラーで強制シャットダウン。再起動後
は、ブルースクリーン。。。。
- 2004/03/16(火)
定時退社日。春闘の影響でなぜか定時退社。早く帰れるのはうれしいが、忙しいじきだけに、
仕事のやりくりが難しい。おまけに明日はFLEX解除。起きられるかどうかがもっとも心配だ。
今回は、盛り上がりも何もないので、ストなんかには絶対なりっこないのだから、FLEX解除
だけはやめてほしい、というのが組合員の大多数の切なる願いだろう。
- 2004/03/15(月)
3月も半分を過ぎ、彼岸の入り(たぶん)。昼間は暖かいが、夜は寒いので、服装に困る。
PCの調子が悪い。起動時に「<不明>がエラーを起こしました」などというメッセージが出る。
どうやら「何か」が死んでいるのだろうが、<不明>ではよくわからない。OSをローカライズする
際、日本のMSの担当者は、本当にこれでよいと思ったのだろうか?
昔、Windows付属のピンポールで、レベルアップすると、「レベル1推奨されました」という意味
不明のメッセージが出て、どういう意味なんだ?と、皆で随分悩んだのだが、これは、本来英語
の"recommend"を、「叙勲」と訳すべきところを「推奨」と訳したのだと後にわかった。この例から
しても、MSのローカライズは、現地法人がやっているのかどうか不明だが、相当にレベルが低
い。まあ、それはそれでネタとしては面白いのだが、今回のようなケースは困るの正直なところ
である。
- 2004/03/14(日)
「あんさんぶるVine はるよこいこんさーと」当日。
私は、従軍カメラマンとして参加させてもらった。
場所は、梅田新道のフェニックスホール。フェニックスというのは不死鳥のことだが、これは、この
ホールをもっている火災保険会社の象徴らしい。灰の中からでも蘇るということで。以上まめ知識。
ホールはビルの3,4階に位置し、定員は300弱程度のこじんまりとしたホールだが、ひびきが良く
歌いやすそうだ。リハーサルの間、テストショットをやりつつ、あちこち歩いてみたが、場所による
ひびきの違いはほとんどなく、良い具合に各パートの声がまざり、ホール満たしていく。室内楽には
うってつけのホールだなぁと思った。
さて、リハーサルのときから、わかっていたのだが、今年は前年よりも音楽に聞きほれて、満たされ
るような感覚が多かった。染み入るというか。だから、撮影するのがとてももどかしかった。どちらか
に集中したいという思いが強かった。なので、時には、カメラを離して、じっくりきくことにした。
舞台の撮影というものは、当然音が入らないし、あまり動き回れない。だから、どうしても同じような
写真が続いてしまいがちで、変化を出すのに苦労する。立て位置で撮ったり、フレームに収める人
の区切りを変えたり。だから、それ以上のことになると、それはもう、演奏者のみんなに頼るしかない。
そう、表情なのだ、問題は。
ファインダーをのぞくとよくわかるのだが、会場全体にむかって歌いかけているひとは、やはり表情
が違う。実は、曲はきちんと歌えてないんです。。。なんて話も打ち上げで聞いたりしたが、顔で歌う
というのは、全身が楽器の合唱にとっては、かなり重要なことなのだ。NHKコンクールに登場する
さわやか小中高生のような過剰なまでの笑顔振りまきは、要らないと思うが、お客さんに届く歌声は
なにも音だけではないということは、客観的な立場に立って、よくわかった気がする。
それともうひとつ。音楽とは関係ないが、顔を上げているひとは焦点をあわせやすいので、必然的
にそのひとが中心の絵作りになる可能性がある。これは手動でピントをあわせていて、実感した。
今回は、なるべくそうならないように注意はしたが。なるべくみんなの顔を見て、良い表情をした
瞬間瞬間を狙ったつもり。ちかいうちに、メンバー限定で公開するので、結果をご覧ください。
曲のなかでは、個人的には信長貴富氏編曲の「7つの子ども歌」と、近代のReinbergerのAbendlied
なんかが良かった。Vineの良いところは、合唱の基本というか、「あわせる」というところがうまいとこ
ろだと思う。フレーズの端々で、乱れない。生地が糸がほつれているようなものではなくて、きちんと
祭り縫いされている。その分、ワイルドさとかには欠けるのは仕方ないが、上品だ。日本語の曲、そ
れも皆が良く知っている曲を歌うと、うまいか下手かというのは、皆にすぐわかってしまう。Vineの
演奏は、どこまでも丸く、なめらかで、うまかった。信長氏のうまい編曲にも魅せられて、結構気に入
ってしまった。Reinbergerは、そう、、、音楽が空間を下から満たしていくのがよくわかって、派手じゃ
ないのに、自分の心が高揚して、沈静していく感じがして、心地よかった。
演奏会の直接の感想ではなくなってしまうが、「歌い、聞く」、この二つが、自分の音楽を一層ゆたか
にしてくれると、今回改めて思った。私は普段、歌い手の側であることが多いし、学生時代は、他人
の演奏を聞く気もなかったし、機会もなかった。(練習してたから)でも、それでは片手落ちなのだ。
良い歌い手は、良い聞き手であるべきだ。良い音楽を知らない人間は、良い音楽を歌えない。歌っ
ている人間は、決して、自分の演奏をきくことはできない。だから、誰かの演奏を聞くしかない。
そういう機会を持たなかった学生時代がもったないと思うし、今、こういう機会を持ててよかったと
思っている。
今回の演奏会ではMCが、R嬢、くりりん、I東さんの三人で、M川さんがはずれていたが、これも
演奏会としては、良かった(笑)。過剰な露出は、時として全体の風味を変えてしまうものだから。
(いやあ、悪気はないんですよ。悪気は。)
演奏会後、打ち上げ。阿鼻叫喚のNC打ち上げとは180度違うのが逆に新鮮だった。
帰り道、阪急電車、充実してたけれども、すこし気だるい。そして、少し寂しい。
こうして、長いようで短い一日が終わった。
- 2004/03/13(土)
反省すべき日。どんなに仕事がいそがしくても、楽譜を見、音をとる時間は設けないといけない。
- 2004/03/12(金)
湿布をはったせいか、腰の痛みは昨日ほどではないが、左の腰骨の上の筋肉が異常につっぱっ
ていたいのだけは直らない。ベルトがちょどあたるところなので、過敏になっているのか。不自然な
姿勢で寝たためか、寝不足か、頭痛もする。ほんと、やっかいな体である。健康管理がなっていな
い、とひとはいうかもしれないが、風邪もひかない、腰も痛くならない、頭痛もしない、というひとは、
どれだけいるだろうか。それは、健康管理によってもたらされたものなのか、もって生まれた特質
によるものなのか、証明するのは難しいだろうな〜と思う。いずれにせよ、病気がちの人間にして
みれば、あまり病気に縁がないひとには、「痛覚神経がもったいない」ぐらいの皮肉は言ってみて
もばちはあたらないような気がする。
仕事の状態は、小康状態だが、刻々と年度末の締め切りと、次年度の予定がせまってくるので、
あまり安穏とはしていられない。去年のいまごろには、この小康状態すらなく、自分で自分を常に
緊張状態にもちこんで、負の循環に自分を追いやっていたように思う。いまは、、、螺旋の外に、
ひょいと、顔をだして、息を吸うくらいのことはできるようになった。
とりあえず、締め切りを早めに勘違いしていたので、今日は昨日よりもさらに早く仕事を終え、
葡萄の樹の練習に向かう。四条河原町から、バスに乗るのが通常だが、調べるとまだ京都駅も
出発していないようだったので、丸太町河原町まで歩いた。バスには追い抜かれなかったので、
ひとり「勝ったぜ!」などと無意味によろこんでみる。
ひさしぶりに、練習に参加。30分たらずとはいえ、貴重だった。今日は東京カンタートの曲の練習
で、Y混のUS姐さんが参加。いつにもまして、アルトの壁が厚い。ソプラノがかすんでみえてしまう
混声合唱団というのは珍しいように思う。
練習後、「ん」という居酒屋で、US姐さんを囲んで宴会。参加メンバー7人のうち、5人が先週と同
じだ。途中で判明したのだが、私を含む4人の男性は全員がO型だった。なぜか女性に、「いやや
〜」とか、「気持ち悪い〜」みたいなことを言われた。どういうところが、だめなのかは教えてくれな
かった。
宴会をした場所は二畳くらいの狭い場所で、7人だと寿し詰め状態のうえ、蛍光灯のあかりで、
なんとも薄暗い。顔をつき合わせていると、なんだか、劇的ビフォーアフターのビフォー状態に
思えて、おかしかった。いくらなんでもこんな家族はいないだろうが、いたらいたで、加藤みどり
がどんなナレーションをつけてくれるのか、想像すると楽しい(笑)
US姐さんとしゃべっていると、突然、なつ。が、「山Dさんが敬語使ってる...」という。それはまあ、
目上だし、なんといっても「姐さん」だし、敬語になるわけだが、指摘されてみると、たしかに、BK
の宴会メンバーでは、いまのところ私が最年長になるケースが多いのだった。私は、学生時代、
それも中高生のころから、どうも同輩や、後輩とのつきあいよりも、先輩とのつきあいが多かった
し、なぜかその方が気が楽だった。院生時代、学会で海外にいったときも2週間近くを、うちの
教授と、他大学の同じ学会の教授と行程をともにさせてもらったのだが、一緒に行ったほかの学
生は、自分達の発表が終わると、完全に離脱していって、先生達と話をしていたのはもっぱら
私だった。普通のひとならば、それは苦痛と感じるのかもしれないが、私にはあの2週間の学会
旅行は、生涯忘れられない楽しい思い出である。
そんな自分が、何年も下の後輩達と合唱をし、ご飯をともにするということは、自分自身とても、
意外であり、不思議でもあるのだが、また同時に、そういうことはできない、と思い込んでいた自
分がおかしくも感じられた。コミニュケーションに努力を払った、というわけではないと思うが、
きっかけと、とびこんでいくための少しの勇気(?)みたいなものは、あったかな、と、宴会に
参加し始めた当初のことを思い出すのだった。
- 2004/03/11(木)
白い巨塔を見るために、仕事を無理やり20:30に終わらせて帰宅する。が、帰宅途中突然、腰痛
に襲われる。家にたどりつくころには、腰からくずれおちそうなくらい痛い。一度横になると、両手
で、体を支えて腕の力で下半身を動かさないと痛くて動けない。
とりあえず、業務用の湿布を腰に張ってから寝床に入るが、寝返りがうてず、くるしい。急に冷え
こんだのが、原因か。明日は、会社にいけるのか、いや、葡萄にいけるのか、それだけが心配
であった。
- 2004/03/10(水)
ホルター心電図二日目。今度は時間通りに取り外しに行く。看護婦さんに電極をはずしてもらう
だけなのだから、自分ではずして、機械とテープだけ送ってもよさそうなものだが、仕方がない。
といっても、実際に看護婦さんと対面して、電極をはずしてもらい、テープの跡の痕をふきとって
もらう、というのは結構どきどきするもので、ああこういう機会があるのなら、これはこれでいいか
も、と邪なことを考えたりしてしまった。ちなみに3年前も同じ看護婦さんだったが、3年の月日
の間に、苗字が変わっていた。どうでも良い話なのだが。
取り外し後、会社に戻り仕事。よくよく考えると、いまはむちゃくちゃ忙しいので、この二日で、かな
りのロスであった。この前の仕事が、終わったら、ちょっと一息できるな、と思って選んだ日付だ
ったが、予想に反して、一息つくどこか、そのまま水底まで沈んでしまいそうな状態に陥ってしま
った。ある程度、そういう状況を予測する必要があったので、この期間に検査を入れたのは、失
敗だった。いや、むしろ忙しいときのほうが、結果的には良いデータ?がとれるかもしれない、など
と逆説的なことを考えてしまうのは、追い詰められて頭がおかしくなっている証拠だろうか?
経験のない方には想像するのは難しいかもしれないが、出張に出て、もう一度職場にもどって
仕事をするのは結構ダルイのだ。それが駅から遠い職場だとなおさら。やらねばならぬのだが、
あまり進捗のないまま、時間だけが過ぎて行く。
- 2004/03/09(火)
会社の手帳を、会社に忘れて帰って、しかもその手帳を昼休み後に見たものだから、見たとき
は、ほんとにこころのなかで、飛び上がって、しまった!と思った。実は、今日の昼から、健康管
理センターへ行き、ホルター心電図(24時間心電図)を取り付けなければならなかったのだ。
時間まであと30分。とにかく、遅れてもいいですか?と連絡を入れて、大慌てで会社をでる。
会社からだいたい1時間20分はかかる距離。普段なら阪急とモノレールを使うところを、背に
腹はかえられないため、JRと谷町線を使う。谷町線は駅の名前がどれも好きではないので、
正直あまり乗りたくない。(変な理由だろうか?)
なんとか1時間遅れ程度で到着。24時間心電図は、普通の心電図とは違い、5つの電極を、
ほぼ体の正面にさいころの5の目のようにシンメトリーにつける。そして、それらの電極の情報
を、カセットテープに記録するのだ。だから見た目はカセットレコーダーそのもの。電極はシャツ
の首からだして、前にまわし、Yシャツの前のすきまから出して、腰からつるした本体につながる。
ちょっと見たところ、体から線が出ているので、サイバーな感じがする。(私だけですか。そうで
すか。)
で、記録は勝手に取ってくれるので、そのまま何もしないでいいのかと思うと、そうではなくて、
まず、食事の時間、排便、排尿の時間を紙に記録しなければならない。それから長時間の歩行、
階段の昇降、自転車、車の運転なども事細かに記す必要がある。これがかなりめんどくさいの
である。(実は3年ぶり2回目。)
ということで、これから約24時間、サイバーでめんどくさい生活を送るのだった。
- 2004/03/08(月)
先週の土曜日の代休。今日はBフレッツの工事のため、家にいることに。昨日いろいろ動き
すぎたせいか、すこししんどい。一応外のヒトが部屋に入るので、掃除をするが、かざっている
絵だとか、フィギュアだとかは隠しようもないし、隠してもしかたがないので、そのままにしておく。
私の知人も少し前、「とても一般人を入れることはできない」と同じことで悩んでいたが、結局
どうしたのだろうか。
内装というものは二面性があって、ひとつは当然ながら、自分が見て気にいるか、落ち着くか、
という内面的なものと、もうひとつは誰かに見せるためという外面的なものがある。簡単にたと
えると、世間でいう勝負下着とか、勝負メガネとかがそうか。あれは外面のみだ、という反論も
あるかもしれないが、外面を強調することで、内面も高まるという相乗効果があるんではない
だろうか?(実際のところはよくわかりませんが。)
内装は、内面的な時間の方が多いので、どちらかというと、自分の趣味性が強くなるけれども、
やはりこころのどこかでは、ヒトに見られて、どう思われるか?とか気になる点がすこしずつ入り
こんでいくと思う。その少しの割合が、良い意味での張りをもたらすような気がする。
実家にいるときは、外部から人が入り込むということがまず考えられなかったのだが、一人暮ら
しをはじめると、友達も来やすいだろうし、そういう機会は増えると思う。また、玄関から台所、
トイレ、風呂、主室、ベランダにいたるまで、すべてが、自分の管轄化に置かれることから、統一
性を打ち出しやすいし、その分気合が入る。
ということで、こじつけじみているが、昨日、映画を見る前の時間つぶしに本屋に入ったら、
「独り暮らしをつくる100」(川上ユキ著、文化出版局刊、1600円。)という、面白い本を見つけ
たので、買ってしまった。そのものずばり、独り暮らしにおける指南書なのだが、インテリアの
構築が中心で、イラストと読みきりサイズの文章という構成の100編。ときには具体的に、時に
はエッセイ風にと、実用書とは思えない、構成のうまさで、ぱらぱらめくるだけで、結構楽しい。
この本のなかのアドバイスで、すぐに役に立ったことがひとつある。家具は同じ大きさ(高さ)の
ものをなるべく長く並べると、すっきり見えるというもの。家具ではないが、漫画や文庫本は未だ
にダンボールに入っているのだが、このダンボールを壁につけ、同じ高さ、同じ奥行きにならべ
てみると、あれびっくり、こんなにここの空間は広かったのか!と驚きの白さに!もとい、驚きの
広さになった。うーむやるな、という感じである。みなさんもお試しください。
- 2004/03/07(日)
昼、F栄が、昨日なにコラで販売したコンクールのCDとビデオを受け取りに来る。私が立て替
えておいたのだ。昨日、Hさんの車のなかで、聞いてみたが、あまりうまくないような気がした。
ベースのうまくなさは、際立っていたように思う。どんなに第四テナーっぽく歌おう、と思って
いても、結局のところ、ベース下に、グリー声でぼえ〜っと消されているとわかると、なんだか
悲しい。ベースの上のメンバー少ないからなぁ。もっと頑張ってプレゼンスを高めたいところ。
午後一で、R嬢から「DATテープってどこで買えますか〜」とメール。F栄と一緒につきあって
買いに行くことにする。京都だと、寺町電計社や、タニヤマ無線で買える。用途は来週行われ
るアンサンブル・バインの演奏会のため。午後一で、太陽は出ているものの、朝のように冷た
い。
買い物のあと、きしめんやで昼食し、三人ばらばらに別れる。
私は、昔販売実習でお世話になった「街の電器屋さん」へ行く。量販の攻勢もあって、こういう
お店はどこも大変なのだが、売り上げがあるところは下手な安売り店なんかをはるかに凌駕
する。その秘密はやはり、地域密着型であるということ。お店のスタッフが、顧客の家族構成
や、嗜好なんかを熟知して、ひとりひとりのお客さんにあった商品を、御用聞きのようにもって
いく。もちろんアフターサービスもこちらから時期を見て尋ねる。それをつづけていると、「ウチ
の家は代々このお店から買う」ということになっていくのだ。
今日行くことにしたのは、お店の創業30周年記念、売り出しだから。いってみると、狭い店に
ひっきりなしにお客さんがやってくる。それこそ老若男女。そして、すかさず商談を繰り出す
スタッフ。合間に景気とか、売れ筋とか、お互いの調子とかを話したり。お店の裏では、お客
さんにいただいた巻き寿司をごちそうになったりして、昔に戻ったよう。実は25周年のときは、
ぼくもハッピを着て、スタッフとして参加してたのだ。(実習は終わっていたので、個人的に)
古巣がいまもにぎわっているのは嬉しい。古参の出入り業者のひとが私のことを覚えていて
くれていたのも嬉しかった。思えば、実習中は大変だったけれども、いまもつづく、この関係が
残ったことは、自分の財産なんだなぁと思わずにはいられない。
- 2004/03/06(土)
なにコラ練習の前に、実家へ帰る。洗濯モノをもってかえって、実家で洗うのだ。冬の間は
この方法でなんとかなりそうな気がするし、実家にも顔をだせるので良いと思っている。
なにより、飼い犬とあえるのはこのときだけなので、なんとしてもかえる。先週帰れなかった
ときは、犬がたずねてきた。というか親がマンションを見に来たついでにつれてきたのだ。
じゅうたんのうえを駈けずり回る姿をみて、こころが和む。
なにコラ練習では演奏会前に一度録音をしてみた。みんな録音しているとわかると、よけいな
ことや危ない話をたくさんする。ナチュラルにあぶないことを一番言うのは指揮者なんだが。
練習後の飲み会は、最近「M治維新」という店で固定化。店のご主人が焼酎をだしてくれた
り、謎のアルコール物質を振舞ってくれる。演奏会のときMCで宣伝しますよ〜、と半分本気、
半分冗談で言ってみる。(貧乏合唱団の我々には資金なり、パトロンが必要なのだ。)
それにしても、今日も笑った。腹がよじれて窒息しそうなほど笑った。毎回の飲み代は少し
痛いけれども、それをおぎなってあまりある楽しさ。宴会の席っていうのは、ともすると、まじめ
くさい話になりがちで、合唱人はその傾向が顕著だと思うのだが、なにコラの宴会はそういう
話もひっくるめて、同時進行するのが面白い。アンサンブルもこれくらい楽しめればいいんだ
が。
- 2004/03/05(金)
システムのフォロー。対応をもう一度ディスカッション。多人数で考えるといろいろな方策が
出てくるものだ。「三人寄れば、文殊の知恵」という言葉を思い出す。
なにがなんでも早く帰るつもりが、途中で部長にも経過と対応を報告することになり、ばたばた
しているうちに遅くなる。
ひさしぶりに葡萄に行くつもりだったのだが。。。でも宴会には行く!と決めて、21:30になんと
か、会社を出る。宴会(ご飯を食べるのがメイン)にはいつものメンツよりもややすくなめの5人。
12:00ごろまで話をする。こうやって、みんなと話したり笑いあうと仕事の疲れも一気に吹き飛
んでしまう。なかでも「笑い」が重要なように思う。普段の生活で大声あげて笑うことが少なく
なっているので、笑いエネルギーの充填率が120%になるこの場は貴重。
帰り道、方向が一緒のメンバーと、こんどは静かに語らいながら歩く。ゆっくり歩く。いや、私の
ペースで歩いてしまったから、速かったかも。まだまだ話足りなかったけど、幸せな感覚に満ち
ていた。
- 2004/03/04(木)
プレゼン終了。5人の評価者から、あとでコメントがもらえるとのこと。
システムの問題点を上司に説明する。とにかく説明が難しい問題。対応策を検討する。
そんなこんなで、今日は早く帰ろうと思っていたら結局遅くなってしまった。
- 2004/03/03(水)
ひなまつり、なのだが、あまりそういう風物詩を感じさせるものが身近にないので、途中まで
忘れていた。
システムのバグが止まず。やばい状態。フォローに時間をとられる。とりあえずバグだしのために
は、ある程度稼動させる必要がある、と思い、金曜日の時点で、旧システムにもどすかどうかを
きめることにする。フォローの過程で、問題の内容がだんだんとわかってきたが、いいわけくさく
なるが、これは実際に稼動しなければわからないものを含んでいた。しかもひとに説明のしにくい。
明日は、一年間の仕事の成果報告会。このプレゼンが、査定を結構左右する。が、発表5分、
質問5分と短い。成果だけでなく、プレゼン能力も問われるのだ。仕事に余裕がなかったので、
今日まで資料は作れていないが、一応骨格だけは考えていたので、先輩などの資料をみせて
もらいながら二時間くらいで作成。
システムのフォローと資料作成で、かなりくたくたのうえ、明日は定時出社しなければならない。
とほほ。
- 2004/03/02(火)
システムはやはり、バグがひそんでいた。細かい部分を順につぶしていくが、途中で重要なこと
にきづく。非常に重要な仕様をすっかり忘れていたのだ。現段階では表面化していないのが幸い
だった。データベース上の問題と、古いシステムからのデータの引継ぎ方の問題。必死になって
抜けの部分を作りこんでいく。。。。
バインの広告データは、会社のPCにあったツールでも簡単にできたので、メールで依頼者に
送っておいた。
- 2004/03/01(月)
今日の夜稼動させるシステムを、やっとこさ仕上げる。結果は明日にならないとわからないが、
テストの結果では大丈夫だろうとは思う。しかし、「なくて7バグ、あって48バグ」なので、今週
はデバッグが続くんじゃないだろうかという不安がよぎる。
帰り際、ぶどうメンバーから電話。アンサンブル・バインの演奏会の広告の電子データを、加工
できないか?というもの。くわしく聞いてみると、手持ちのツールでできそうなので、データを転送
してもらう。しかし、通信環境がないため、会社でうけとって、家で加工して、会社で送ることに
なりそう。
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