Division2 "Diary"

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電波暗室 2003/10

  • 2003/10/31(金)

    携帯はやはりロッカーのうえに忘れていた。ほっとする。

    今日は定時規制日だったのだが、いつものごとく、定時前に急ぎの仕事が二件もはいって
    くる。しかも、両方とも、今日私がリリースしたシステムを使うとあっては断れない。

    結局21:30まで残業。私と社外工の人ふたりで対応。まわりは誰もいない。いつも暑いくらい
    の部屋も、人がいないせいか寒い。静かなのは好きだが、「定時規制」という日だけに、
    つらさが身にしみる。

    しかし、定時規制日の急ぎの仕事ヒット率が異常に高い。だれかこの悔しさと悲しさを補償
    してもらいたいものだ。今日はぶどうの練習日だったが、当然行けず。週に1回の癒しも
    つぶされて、むなしく家に帰るのだった。


  • 2003/10/30(木)

    会社から帰る途中、家まであと自転車で10分というところで、携帯をもっていないことに気が
    ついた。いったいどこで落としたのか。道で落としたのなら、まず見つからないだろう。阪急で
    落としたか、会社で更衣するときにポケットに入れ忘れてロッカーにうえに置いたままか?
    思い出そうとするが、更衣などはルーチンワークなので、いちいち記憶に残っていない。

    とりあえず、発信規制をNTTに申し込んでおく。


  • 2003/10/29(水)

    健康診断の結果、尿酸が少し多いので健康管理室で指導を受けた。どうせいっぺんにたくさん
    集めて説明をするだけだろう、と思っていたら、マンツーマンであった。まず産業医の問診。次に
    保健士による運動指導、さいごに栄養士による食事指導とつづいて計1時間。運動指導は、事前
    に書いていた食事と、体重から摂取カロリーと、消費カロリーを計算して、これくらいの運動が、こ
    れだけ必要ですねとかなり具体的。しかも日々の運動計画まで約束させられてしまった。食事指
    導も同じで、昼ごはんのごはんを大から小へ変えましょうか、とかこの間食のパンは脂分が多い
    から、食べるならこういうパンとかおにぎりに変えましょうと、かなり個人の生活に即した指導だ
    った。だからかもしれないが、こちらも目標にむけてやってやろうという気になってきた。(どちらも
    歳が近そうに見える女性の方だったからかも。うまく調子に乗ってしまったかな?)

    運動指導の際、「合唱は運動に入りますか?」と聞いてみたら、保健士の人は、用紙をながめて、
    「う〜ん、合唱はないですね。(消費カロリー)調べときます」と応えてくれた。真面目な方であった。


  • 2003/10/28(火)

    先週、○川さんに、比叡山へハイキングへ行かんか?と誘われていたのだが、今日がその日
    だった。平日に休みを取ることは不可能ではないが、今週はちょっとタイミングが悪かったので、
    断ったのだった。なんで平日なのかというと、合唱人は週末に合唱するから、という理由である。
    世間の常識がいろんな意味で通用しないのが合唱界のおそろしさだ。

    ○川さん以外のメンバーは、R嬢、なつ。の、おなじみの顔ぶれ。で、昼休みにメールしてみると、
    R嬢から、「今道に迷ってます。○川さんに殺される〜」と意味不明な返信アリ。しばらくすると、
    ロテル・ド・比叡(リゾートホテル)にちゃんと着いたらしい。このホテルは常々一度泊まってみたい
    と思っているので、大層うらやましい。と、いってもランチに行っただけらしいのだが。

    せっかくの秋だから、私もどこかへハイキングなど行ってみたいものだが、毎年10−11月の連休
    は、合唱に費やされてしまう。われわれがもっと賢ければ、こんなに練習しなくてもいいはずなんだ
    がなー。


  • 2003/10/27(月)

    部長との面談があったことをすっかり忘れて、面談時間を過ぎてから出社。しかも出社してから
    30分はそのことに気がつかなかった。やはり普段手帳を見る癖がないのはいけないなと思う。
    (結局、1時間遅れで、空き時間に面談していただいた。)


  • 2003/10/26(日)

    "R.O.D THE TV"という、アニメのDVDを見る。"R.O.D"とは、"Read or Die"の略。そう、このアニメ
    は、「本が好き!」な人たちが主人公の、「文系アクション」。現実の世界とはうらはらに、アニメの
    世界では、技術者とか、研究者(マッドなひとが多いけど)が登場する機会が多く、逆に文系な人
    が主人公で登場することはほとんどない。

    で、本好きな人がどうやってアクションをするのかというと、紙を武器にする。紙を自由自在に扱っ
    て攻撃し、防御する。銃弾もただの紙でとめちゃう。非現実的、だから面白い。で、事件がないとき
    は本にうずもれるのが悦楽。

    もともとOVA全3巻の物語で、このたびTVシリーズになったのだが、主人公などは一変してしまっ
    た。はじめ、その話を聞いたときは、とても悲しかったのだけれども、話を見ていると、どこかでOVA
    と世界がつながっているようで、逆に期待が高まってきた。新しい主人公は「紙使い」の三姉妹。
    身近にいるとひじょーに迷惑な人たち、でも一緒にいると楽しい。そんな雰囲気。開始10分で、の
    まれていた。

    この作品で共通するのは、本好きの人の部屋の描写。三姉妹の部屋には、"ブックタワー"が点在し
    二段ベッドで寝起き。月に数回は"ブックドラフト"で玄関の扉が崩壊する。物語の重要なバイプレー
    ヤー、菫川ねねね(作家)の仕事場も、乱雑に本が積まれている。そして、OVAの主人公、読子・
    リードマン(すごい名前だ!)の家は、四階建てのビルのペントハウスで、ビルの内部はおろか、
    階段にも本。ベッドの周りはすべてブックタワー。普通のひとがみたら驚愕しそうな風景も、「あっ、
    うちの部屋と一緒や」と思ってしまったので、ノープロブレム。

    本好きの人というと、誤解を受けそうだが、本棚にすべて本をきれいに収納している人はまれだろ
    う。実際の世界でも彼女達と同じように、乱雑に本が置かれているに違いない。ほんとの所、本棚
    にしまいたいが、まず棚に収まりきらないし、なにより、「本に囲まれている」こと自体が悦楽なのだ。
    手をのばせば、本が読めるし。

    と、いうわけで、非現実空間のことなのに、他人事とは思えず、みょうに心がなごんでしまう、そんな
    週末をすごすことができた。


  • 2003/10/25(土)

    なにコラの練習の前にいつものように本屋へ。「理系白書」なる本が店頭にある。帯を見ると、
    「理系は報われているか?」の文字。

    そうだ。いままで、理系の人間、技術者と呼ばれる人間、研究者と呼ばれる人間の誰もが、こころ
    のなかで思いつつも、誰も口にしていったことのない言葉だ。これは反語だ。自虐ではない訴えだ。
    これは世の真実だ。

    理系離れ、などと呼ばれて久しいけれども、技術者というものが社会的に尊敬され、経済的にも
    満たされているならば、子供たちは、自分の将来を技術者として思い描くことができるだろう。しか
    し、TVや新聞に華々しく登場するのは、芸能人やスポーツ選手で、契約金やら収入が億単位と
    報じられるなかで育ったらどうなるか。長者番付と呼ばれるものの上位を占める人たちが、金貸し
    や、企業役員だらけという記事を見てどう思うか。国語の教科書に登場するのが、文系の偉人や、
    商売で成功した人や、医者ばかりだとしたら、何を思うか。

    技術者の一員である自分も含めて、我々は生活のあらゆる場所にあり、支えてくれている技術と、
    その裏側にある技術者の尽力に、敬意を表し、感謝し、報いなければいけないのではないだろう
    か。子を持つ親は、子に、それは空気のようにあるものではなく、誰かの努力によって生み出され
    ているということを教えないといけないのではないか。お米を作ってくれるお百姓さんに感謝する
    だけの社会科や生活科なんて、いらない。


  • 2003/10/24(金)

    調子は相変わらず良くならないが、葡萄の練習にはちゃんと行く。それが男の生き様。
    最近、○川さんが合流してからは大層歌いやすい。ベース自体の出席率も良いので、なんだか
    いけいけGOGOな感じだ。

    練習後宴会。今日は帰ろうかと思っていたが、最近習慣化しているのと、なにコラの飲み会と違っ
    て、終電がなくなっても、とりあえず歩きでも、TAXIででも帰れるので、参加しやすい。「ろぐ」が、
    空いてなかったので、荒神口のお好み焼き屋へ。途中から話題が、ケーキバイキングや、ケーキ
    屋めぐりツアーの話になる。和菓子派の私はまったくついていけず、寂しくなる。みんななんでそん
    なにケーキ屋さんに詳しいのか...。


  • 2003/10/23(木)

    なんとか出社する。調子は最悪。

    これから冬にかけて、会社のトイレ(大)が混むので困る。私の働いている建物には一階につき
    2つのトイレがあり、男性用トイレの(大)は各トイレ洋1、和1の構成となっている。つまり、4人
    分ある。2Fから7Fまであるので、4x6=24。1Fにはトイレはひとつなので、26座。これに対して、
    この建物に勤務するのは、約1500人。9割が男性で、1350人。一人頭の便座数は26/1350=
    約0.019座。これは一般的に見て多いか少ないか?たぶん少ないのだろう。なぜなら、今日も
    そうなのだが、ある時間に、1F,2F,3F,4F,5Fの全トイレを行脚した結果、全部埋まっていて、結局
    6Fまで行ったとか、7Fまで行ったなんてことは、ざらなのだ。

    トイレ数が少ないからといって、トイレを増やせ!と要望したところで、増築のしようのないオフィ
    スビルなので、無駄である。そこで考えたのだが、電車に乗るとかならずついている、「便所使用
    知らせ燈」(ほんとにそういう名前なのだ。)のようなものを、社内のWEBに掲載するのだ。つか
    っているかどうかは、鍵に微電流を流す電車式と同じ。HPを開くと、「お、いまなら3Fの西の和が
    空いている」とわかる次第。また、使用中の場所は使い始めて何分経過したのかを、表示すれば
    予測行動が取れる...

    ...風邪でふらふらするせいか、どうにもくだらないことがぽんぽん頭にうかんでくる。これも一種の
    現実逃避だろうか。頭痛い。


  • 2003/10/22(水)

    回復しないので引き続き寝る。薬のせいか、熱は引いている。
    眠れないときは、ネットでライブカメラをぼっーと見る。四条木屋町や、チューリッヒ中心部は、
    人や車、路面電車がひっきりなしに行きかうので見ていて飽きない。知り合いが通ったら、
    携帯に電話して、「君はいま、どこそこにいて、こんな格好をしているだろう」とか、いってや
    ろう、などとアホなことを考える。


  • 2003/10/21(火)

    倒れたまま起き上がれない。せめて「のど」だけは、死守せねば。
    キーボードが重い。寝ます。


  • 2003/10/20(月)

    ゲームの発売日をたびたび延期するゲーム会社の、苦しい気持ちがすごくよく理解できる今日
    このごろ。私自身のマネージメントの甘さと、工場現場との意思疎通の難しさを痛感する。

    「きづいたときには遅すぎる」(映画「パトレイバー the Movie 2」より)


  • 2003/10/19(日)

    この前買ってきた村田蓮爾第二画集を見る。『僕にとっての精神安定のひとつは「優れたデザイン
    を所有すること」です』という言葉に、共感する。さすが、村田蓮爾。


  • 2003/10/18(土)


    石橋文化幼稚園にて(2003.10.12撮影)
    1600x1200で撮影したものを320x240に変換。

    実は、先週、出たばかりの新製品D-snap(Panasonic製)のSV-AS10を買っていた。この製品、薄さ
    9.9mmで胸ポケットにすっぽり収まるサイズに、デジカメ+動画+ICレコーダー+音楽プレーヤーを
    詰め込んだ野心作。記憶媒体はSDカード。デジカメはレンズ部が回転式の200万画素で、ズーム
    はなく、ピントあわせもない。(写るんですと同じ。ただ、シャッタースピードや感度はAUTO。)スペック
    だけ聞くと、プアなメカに見えるがなんのなんの、日常のメモ代わりには十分つかえる。「写真作品」
    として、使うにはピントの甘さがあり、PCで表示するとあらが目立つが、本体モニターで見るには十
    分な画質があるし、PCでも縮小画像にするとぴりっとした絵になる。

    これのいいところは、なによりその質感である。オール金属外装で、そのモールド、ボタンなど、どこ
    までも滑らかで、感触が心地良い。強度もあるので、携帯する際の安心感がオールプラスチックの
    携帯電話なんかにくらべて段違いである。ほとんど、この外観だけで購入してしまった!と言っても
    過言ではない。

    さて、デジカメだけ使っていてももったいないので、音楽プレーヤー(MP3,AAC,WMA)として使
    うべく、専用ソフトを買いに行った。そう、単にSDカードにPCから音楽ファイルを放り込んでも、再生
    できないのだ。著作権保護に対応したデータ変換をするソフトが必要で、それは別売り。同梱しても
    よさそうなものだが、このあたりの戦略は不明。

    梅田のヨドバシで購入。現在売っているソフトは128MBのSDカードが付属したもの。128MBの
    カードの実売+1000円程度なので、普通にカードを買うよりお徳である。本体を買ったときは、こ
    のソフトが品切れだったので、やむを得ず256MBのカードを買った...。SDを使えるデジカメはほか
    にももっているので、使い道はあるにはあるが...。たぶん、あまるだろうなぁ。といわけで誰か市価
    の半分くらいで引き取ってくれません?未使用新品。>知り合いの方。

    さて、ソフトも買って、とりあえず手持ちのMP3ファイルを変換。うん、ちゃんと聞ける。このソフト、
    面白い機能がついていて、曲の解析をして、Hard<->Soft、Active<->Quietの二次元マトリックス
    に、分布をしめてしてくれる。さらに、この分布図から、「いきいきする曲」「バラードな曲」などの
    「群」を自動的にファイルリストとして取り出せる。自分の持っている曲の傾向が視覚的に見える
    のは結構面白く、ああこの曲とこの曲、確かに近いよなーといったこともわかる。

    おそらく、用途としては、車でデートするときなどの選曲を傾向だけ選んで、一発で済ますとかそう
    いものだと思う。しかし、わたしの生活にそんなことはありえないので、とりあえずのところ「おまけ」
    的に遊んでみよう。

    さて、これで会社の行き帰りに、音楽を聞き、路上で発見したものを記録し、阪急電車のアナウンス
    をメモし、阪急電車の走行する勇姿を録画するといったことが、シームレスに行えるようになった。
    新生活のはじまりです!いや、そんな大げさなことでもないか。どうせなら、合唱音楽を聞き(わたし
    は普段合唱音楽は聞かない)、好きな女性の姿を写し、その声を採り、その様子を撮影しってって、
    それじゃぁ、ストーカーじゃ〜。いや、健全な心のもと使用すれば大丈夫だ。大丈夫。やや混乱。

    それにしても、こういう「ガジェット」は、何か日常のなかで新しいことができる、新しい楽しみを発見
    できる、そういう想像をかきたてるものがある。しかし、考えてみるに、ちょっと前までは、そういうこ
    とははS○NYの役目だった気がしないだろうか。いつからPanasonicをはじめとする他社にそのお
    株を奪われたのか?

    S○NYの新戦略"QUALIA"は、おそらく、そんななかにあって、「S○NYの役目」を、社内外に思い
    おこさせるためのものだろう。今はとても一般人には買えない"QUALIA"シリーズだが、ここで得たも
    のをいずれはフィードバックしてくるに違いない。そうでなければ、S○NYはだめになる。そう思う。

    Panasonic(松下)も、ここで手綱を緩めず頑張らないと。せっかく良い商品が出てきたのだから。
    ...とまじめっぽくまとめてみた。


  • 2003/10/17(金)

    葡萄の樹練習。練習後、ちかくのお好み焼きや「ろぐ」でご飯。ここで、食事をするとかならず、
    服ににおいがうつるのだが、これを「ろぐ臭い」と表現する。(単に油がこげた臭い)

    ご飯帰り、阪急方面に向かいながら雑談。一人にとつぜん「○○さんのこと○○?」と聞かれ、
    思わず正直に「そう...○○やけど」と答えてしまう。質問したほうが「そんなに正直に答える
    とは思わなかった」と言う。酒を飲まず(飲めず)にサイダー飲んでたのに。自分でもびっくり。
    で、ちょうどいいので、自分の心の中をいろいろと推し量ったり、整理したり、悩んだりする。

    しのぶれど色にいでにけり、なんとやら。青いねぇ。


  • 2003/10/16(木)

    所感の順番が回ってくる。前に書いたことがあったが、昼会のときに部署全員が集まった前で、
    なにか話しをするのである。ここのところ出張が続いていて、何を話すか考えていなかったので
    あせる。とりあえず前から不満に思っていた所感での皆の声の小ささについて、「皆さんの声は
    ディミニエンドするばかりか、ズモルツァンドしていきます。なんとかしてください。」と文句を言って
    みた。(ディミニエンド=だんだん小さく、ズモルツァンド=だんだん小さく、そして消えるように)

    日常会話で、自分の専門分野の用語が混じることはよくある。グリー時代からなかなか抜けなか
    ったのが、その日初めて会った人には「おはよう」と挨拶してしまうこと。芸能界や、TV局なんか
    ではそういうものらしいが、普通の世界ではかなり奇異なのかもしれない、がよくやってしまった。
    後は、何かの終わりころに、「最初のほうでこういうことを言いましたが」というとき、「え〜、朝も
    言いましたが...」といってしまうことがある。練習開始時刻=「朝」なのである。

    会社でも、飲み会の席で「俺の頭はDRAMやから、リフレッシュせーへんと記憶が抜けてくねん」
    とか、「○○部長は、ROMやから、いまだに俺の名前間違って覚えてる〜」とか、わけのわから
    ない会話がときどきなされる。技術系の人間の集まりではえてして、こういう隠語・比喩をあたり
    まえのように使っており、しかも技術的特長やテクニカルタームをしらなければ会話の意味がわ
    からない分、人口に膾炙する可能性が高い芸能用語で会話するよりも、性質が悪いような気が
    する。会話のなかでお互いの間合い(仲間意識、共通意識の度合い)を測るのにそれとなく使え
    るので、便利である反面、強い排他性を伴うからだ。(芸能用語は違和感があっても意味はだい
    たいわかるものが多い。)

    音楽用語の場合、誰もが小中学校で習っているはずなのだが、一般生活には特に必要ないので、
    皆忘れてしまうようである。そのせいか、音楽用語使う=クラッシクファン(?)=なんとなくノーブル
    (?)でインテリ=嫌味、という連想が働くようである。

    それがわかっていてあえて、所感で使ったのは、話の印象を強めたかったことがある。普通に話
    せば、単なる「お説教」であるから、聞き流される可能性がある。そこに聞きなれない言葉が混じ
    ると、抵抗となって心に引っかかるはずである。おやっと思うはずである。

    タクラミはうまくいったかどうかわからないけれども、少なくとも、何人かは「へぇ〜」という顔をして
    いたし、メモをとる律儀な人もいたので、それなりに伝わったような気がした。


  • 2003/10/15(水)

    横浜に出張。京都駅の新幹線乗り場に行くと、電光掲示板に6本の電車を表示していたが、5本
    がのぞみだった。おそるべし、のぞみの繁殖率。で、自由席の数はひかりにくらべて2両すくない
    わけだが、これだけ頻繁にくるのなら、自由席がいっぱいでも、一本、二本待てば、すいたやつ
    が来る可能性はある。

    今回はじめてのぞみにのったが、700系の車両自体は、ひかりにも採用されているので、新鮮味
    はないが、アナウンスの前のメロディーがひかりと違うのに気がついた。ひょっとしたらひかりもか
    わっているのか?しかし、何より驚いたのがスピードである。横浜までジャスト2時間。本を読んで、
    音楽聴いて、ちょっとうたたねしたらもう着いている。かなりショック。で、新横浜から横浜線で二駅
    の鴨居で降り、徒歩8分で会社。近いなぁ。

    仕事は、さくっとはいかないが、それなりに充実した感じで進んだので、まだ疲労が抜け切っていな
    い身としては助かった。さて帰ろうかと思った矢先、かなり大きな横揺れが5秒ちかく続く。ああ、
    間違いなく新幹線止まるなぁ、と妙に冷静だった。

    会社を出ると、みんな普通な様子。横浜線も動いているようだ。メールで、京都の友人に報告する
    と、JR東海のHPの情報を教えてくれた。新幹線は10〜15分遅れだが運行しているらしい。謝謝
    >なつ。

    それにしても、あの規模の地震ならば、関西だと結構騒ぐのだが、こちらでは皆割合冷静に見える。
    この程度は慣れっこなのだろうか。繰り返しになるがかなり揺れたと思う。

    新横浜から夕方新幹線に乗るとまず座れない、という経験があったのだが、本数が多いせいか、
    それほど混んだ様子もない。楽に座って帰ることができた。むろん帰りもあっという間だった。
    19時には京都着。普段の仕事よりもはやく家に帰れる。今日はゆっくりしようと、思う。


  • 2003/10/14(火)

    会社イキタクナイ、と結構切実に思う。週末のレビューで指摘された内容を考えると、連休中の
    めでたさもふっとぶほどだ。課長もこの結果は意外だったようで、あさって急遽対策会議を開くこ
    とに。なぜ、明日ではなく、あさってなのか。明日は横浜に出張なのだ。キビシー。ほんと、体力
    とか精神力とかもつのか心配。


  • 2003/10/13(月)

    祝!関西合唱コンクール大学部門金賞(全国出場) 佛教大学混声合唱団

    めでたいの一言。うーん、ついにやったなーという感じ。屈指のアンサンブル能力で、全国でも
    台風の目となってもらいたい。


  • 2003/10/12(日)

    祝!関西合唱コンクールAグループ金賞 Ensamble Vine
    祝!関西合唱コンクールBグループ金賞 淀川混声合唱団

    いやあ、どちらも私自身は、入っているわけではないのだが、どちらにも友人が多いため、発表を
    聞いたときには、わがことのように嬉しかった。バインは、今年こそは、全国!と思ったのだが、
    クールシェンヌがとんでもなくすごい演奏をしたとかで、一歩及ばず。残念。よどこんは、まさに悲願
    の金賞。ほんのちょっと前まで、今年は銅賞すら危ぶまれた状況からすると、これは皆の良い演奏
    がしたい!という執念のたまものなのかも。

    なにコラはシード演奏。いつもは響かないなーと思うアゼリアホールも、今日はよく響くように聞える。
    一年前に比べると、耳を使って、和音や、倍音をきちんと聞くようになったせいかもしれない。演奏
    中に、やはり何点か、あらがあったのはつめの甘さである。と同時に、本番当日の練習がながすぎ
    るのではないか?という気もする。体力の問題もあるが、前日、当日の練習時間を考えると、集中
    力が限界に近いのではないかと思う。本番前、集中力が途切れるのを必死で押さえてみたけれど、
    出張の疲れで、もともとそれほどもたない状態だっただけに結構つらかった。

    全国のステージは、こんなものでは到底、枝幸ジュニアを圧倒する良い演奏はできないだけに、
    全国までの練習、どうやってテンションを保ちつつ、仕上げていくかが課題のように思う。


  • 2003/10/11(土)

    なにコラ練習。15:00〜21:00。ちょっと練習しすぎなのではないだろうか(泣笑)。


  • 2003/10/10(金)

    新潟県新井市へ出張。直江津から信越本線で約15分。昨日と同様の仕様説明会。またもや、
    想定外の質問で、運用方法が不明瞭な点が発覚。やはり、複数の箇所で、複数のひとによる
    レビューは必要。運用方法の議論が活発になり、いつの間にか昼に。

    直江津13:00着。しかし、次の金沢行き特急は14:38。連絡が悪すぎる。新潟・越後湯沢方面は
    頻繁にある。そう、ここは東京出張圏なのだ。お金が出るなら、越後湯沢-東京-京都と新幹線
    を乗り継ぐ方が楽かも知れない。直江津-金沢-京都の区間(はくたか+サンダーバード)は、
    カーブが多く、意外と酔う。サンダーバード型の車両は、雷鳥以来の伝統なのか、揺れ+空調が
    悪い。みごとに酔う。暑いうえに、疲れているので、頭も痛くなり、吐き気を催す。根性で我慢す
    る。

    金沢で途中下車し、円(旧字体)八のあんころを買う。このあんころは、金沢の隣、松任市のお菓
    子。金沢駅には、金沢百万石という一大お土産センターがあるが、ここには売っていない。コンコ
    ースの普通のキオスクにのみ売っているので、知る人ぞ知るお土産だ。といっても、日持ちがしな
    いので、買ったその日に食べないといけない。なんとも上品な甘さは、類似品には決してまねが
    できないおいしさ。ひとつつみ315円の安さもうれしい。


  • 2003/10/09(木)

    富山県魚津市へ出張。システムの仕様説明会。というよりは、参加人数が5人なので、対面レビュ
    ーという感じ。いろいろと想定外の質問を受けて汗。雰囲気はなごやかだが、集中力は極限状態。
    ここで、しっかりと要望を聞き、こちらの仕様をつたえ、理解してもらわねば、出張した意味がない。
    気がつくと3時間半、ぶっ続け。へとへと。またしてもやらねばならぬことが増えたので、ひといき
    つくには程遠い。あらたな仕様を考えねば...頭痛い。胃も痛い。

    直江津まで移動。途中で糸魚川を通過。交流-直流切り替え区間で、電車の灯りが消える。この
    区間は、いつもわくわくする。

    直江津の駅前のホテルに投宿。駅前なのに何もない。最寄のコンビニまで徒歩15分。とにかく、
    疲れた。もう疲れた。休み明けにやらねばならないことを考えると、眉間がきりきり痛む。近くに、
    貨車の音が響く。すこし落ち着く。友人に愚痴メール(すまんのう)。返信あり。また少し落ち着く。


  • 2003/10/08(水)

    はっきりいってしんどい。頭に浮遊感と圧迫感が残る。思考が回らず、怒りっぽくなる。4月に休職
    した直前の様子にもどりつつある。よくない兆候。しかし、仕事が山場なうえ、すくなくとも年内は、
    ゆっくりできる見込みがない。ここに来て、細かい仕様をたくさん考えねばならないうえ、少なくとも
    あと3回のレビューが心理的に重い。やはり、プロジェクトの途中でプロジェクトリーダーが異動する
    というのは、痛手が大きすぎる。また休職する羽目になったらどうすればよいのか。私以外にこの
    仕事の全体と細部を把握する人はいない。


  • 2003/10/07(火)

    朝から頭が痛い。起きる直前まで、いろいろな夢を見るが、どうにもいやな夢ばかりで、寝た気
    がしない。少し休んでから、会社に行く。


  • 2003/10/06(月)

    日曜に飲んだ風邪薬(PLという総合感冒薬)が強力で、日中眠たいというか浮遊感がつづく。
    それだけではなく、どうも体調がすぐれない。先週の残業の疲れがとれていないようだ。


  • 2003/10/05(日)



    以前、東京は谷中の、「いせや」で買ってきた江戸千代紙を、どういう風に活用しようか?
    と考えていたのだが、そのまま眺められる形の方が良いし、時間もないので、黒い縮み和紙
    を買ってきて、ペーパーボンドでそのまま貼り付けてみた。縦置きにして壁に貼ってみると、
    素人作ながら、インテリアアートとしては、なかなか見栄えが良いように思う。
    (千代紙の鮮やかな色と、模様のおかげなのだが。)

    たまには、こういう工作(?)も良いものだ。


  • 2003/10/04(土)

    なにコラの練習に行く前に、TVをつけるとNHK教育で「ドッジボール教室」(?)のような番組
    をやっていた。攻める時のポジション、守るときのフォーメーションはこう、と指導員らしき人が、
    教えている。教えられる小学生は、皆ユニフォームを着て、ニーパッドをしている。本格的だ。
    ドッジボールの小学生大会みたいなのがあるのは知っていたが、こうも「競技」化されている
    とは思わなかったので、少々びっくりした。同時になんだか違和感がする。単なる小学生の遊
    びをそこまで体系化して、「指導」しなくってもいいじゃないか、という疑問もわく。

    なにコラ練習15:00〜17:00、18:00〜21:00。練習後宴会。宴会では主に、TOPのオーダーに
    ついて、秘密会談(笑)が繰り広げられる。いやー、それだけ建設的なオーダーを考えられる
    TOPはうらやましい、と思いつつ聞く。ベースなんか、いかに「影響」を及ぼさないように並べる
    か?が課題なので、そうすると選択の余地なしなのだ。

    11:00の京阪特急に乗るために、指揮者とさきに店を出る。10分弱で淀屋橋まで歩くのはちと、
    つらい。時間がないのをわかっているのか、わかっていないのか、指揮者はメールなどしながら
    歩くので、遅い。あわせていると、本当に間に合わなくなるで、いざとなったら、と思いどんどん
    先行すると、100mくらい離れてしまった。(それでもテンポは落としていた)

    結局、あと1分くらいというところで、「走らんとまにあわへんな」と、いつのまにか走ってきた指揮
    者と合流。なんとか、間に合う。席につくなり、楽譜を開いた指揮者だったが、5分と経たないうち
    に爆睡していた。四条で降りるときに挨拶すると、出町に着いたのかとおもって、「びくっ」と起きる
    姿は見ものだった。(ちなみに写真は撮ってません。>各位)


  • 2003/10/03(金)

    残業続きのせいか、冷え込みのせいか、レビューが終わった安堵感なのか、体がだるくて、
    何をする気にもなれない。今日は、ぶどうの練習が休みなので、部屋にこもって、楽譜を見る。
    英語の曲、やばい、全然歌えない。練習CDを聞いて、とにかく曲の感じだけ、耳に記憶させる。


  • 2003/10/02(木)

    レビュー終了。1時間近く質疑応答があったのはつらかった。だいたい全部の矢が自分に飛んで
    くるのだから、逃げようがない。議事録も全部自分でとらないといけないし、あたふたする。レビュー
    前よりも、やらないといけないことが増えたような気がする。いや、増えた。

    事前に、どれだけいろいろな場面を想定してシステムや運用規則をつくっても、実際に使う立場の
    開発者の視点からすると、いろいろ抜けがあったようだ。まあ、一人、二人の頭で考えられることに
    は限界があるもので、こういう多人数によるレビューというのは、どうしても必要だ。

    連日の残業で疲れていたので、議事録を少しまとめて、そうそうに帰宅する。途中、これまで気づか
    なかったのだが、キンモクセイの香りが心地よい。もう、背広の上着がいるなーと思った。
    (それまで着てなかったのはどうかしてるかも...。


  • 2003/10/01(水)

    朝、会社につくなり電話がかかる。この二日間サポートした開発者からだった。後ろから聞える
    騒音からすると、なんとまだ工場にいるらしい。ちょっとびっくり。まだ頑張っているらしい。話を聞く
    と、データがログと、ファイル出力でずれるらしい。しかも1チップだけ。しゃーないなーと思い調べる
    が原因不明。この二日間で疲れ切っていたので、本腰いれて見る気もせず。30分で打ち切る。

    冷たいようだが、実は明日、2時間近いレビューがあり、その資料作成が手付かずだったのだ。
    私もピンチなのである。開発者と違って、サポートしてくれるひとはいない。私と、社外工の人、二人
    だけで進めている仕事だからだ。社外工の人には、画面イメージの資料をお願いしているので、
    自分の分担を果たさねばならない。

    結局、ぶっ通しで作成して21:30くらいに仕上がった。これだけ集中できたのは久しぶりである。最近
    毎日飲んでいる「一点集中」と「スゴイダイズ」のおかげだろうか?反動が怖いが。


2003年09月の電波暗室

2003年08月の電波暗室

2003年07月の電波暗室

2003年06月の電波暗室

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