Updated: 2003-11-02

2003-11-02

LUMIX FZ10 購入

この年の初めくらいから、デジカメのステップアップを考えていた。候補としてはCanonのPowerShot G3(5)シリーズとか、オリンパスのミドルクラスのZOOMシリーズとか。その中にLUMIXのFZ1も含まれていた。FZ1が出た時に、やはり画素数的なものに不満を感じて見送っていた。「画素数があがったら買おう」と思っていて、そのものずばりの機種が出た。慌てることも無いと思って、ボーナスが出てからゆっくり考えようかと思ってたら、ヨドバシカメラで阪神タイガースの応援感謝キャンペーンか何だかで3%ポイントアップ。結局18%ポイントになることに魅かれて、購入した。

元々遠景を撮るよりは、物に寄って「凝視する」写真を撮るのが好きなので、光学12倍というのにすごく魅かれていた。手ブレ防止機能の評価も高いようなので、これにも非常に期待していたし。

ちょうど、近場で万博公園でコスモスフェスタをやっているので、早速テスト撮影に出かけてきた。テスト撮影の画像は.Macに用意した。レタッチなどはいっさい行っておらず、ファイルサイズ調整等はiPhotoの公開機能にお任せ。もし、元画像ファイルを見てみたいということであれば、ご連絡ください。

今までがフルオートのデジタルカメラばかりだったので、フルマニュアルとまではいかなくてもFZ10では結構な量のパラメータにさわれてしまうので、少し戸惑ってしまう(といっても今回はモード切り替えとかだけで、後はほとんどまかっせきりだけど…)。少しずつ露出設定のコツとか、覚えていきたい。でも、デジカメはじゃんじゃんシャッターを切れるのが楽しいので、あんまり設定いじりにはまっちゃわないように気をつけないと…。

2003-11-03

D-Snap AS10

LUMIX FZ10を買ったというのは昨日書いたけど、実はそれに先立ってD-Snap AS10も買っていたのだった…。

もともとオカン用にお下がりにしていたオリンパスのデジカメがとうとう動かなくなってしまったので、これまで使っていたFinepix F401をお下がりにしようかと考えた。FZ10はもう少し考えてから買おうかと思っていたので、それまでのつなぎの遊びに、と買ってみたのだった。まー、何より店頭で初めて見て、そのちっちゃさ、薄さにグラッときたというのが一番の要因であったのだけど…。

[AS10とApple Pro Mouseとのサイズ比較写真]

このように、Pro Mouseと比べて面積方向で一回りちっちゃい。写真は無いが、薄さがさらに凄くて、だいたい単4電池程度と考えてもらえばよいと思う。既に大きな家電量販店等には、たくさん展示されているので、見てもらうのが早いし、既に触った人が多いだろう。

「マルチカメラ」と言うことで、機能てんこ盛り系の商品になっている。

  • 静止画カメラ
  • 動画カメラ(Motion JPEG QVGA 15fps, 音声付)
  • ボイスレコーダ
  • SD音楽プレーヤ

ちなみに音楽プレーヤーは転送に専用のソフト(Windowsのみ)が必要なので、Macとは連携できない(Virtual PC経由では不明)が、それ以外の機能はSDカードリーダーがあれば問題なし(しかし、この場合も付属クレイドル経由のUSB接続は出来ないみたいなのであった…)。個人的には音楽プレーヤはiPodなので問題ないが、AS10のウリとなる機能だけに、少しもったいない気がする…(これに限った話ではないけど、やっぱりWindowsマシンがあったほうが楽だなぁ…)。

FZ10のテスト撮影と同時にAS10でも何枚か撮ってきたので、.Macに撮影画像を置いておいた

もちろん現在ポピュラーな3万〜4万円の光学3倍程度のデジカメに比べれば静止画、動画ともクオリティは落ちるけど、携帯電話搭載のものに比べれば十分アドバンテージはあるし、このちっちゃさなのでいつでもどこでも携帯できるのが嬉しい(携帯電話のベルトホルダに入れて、ウェアラブルに使ってる)。印刷するとしてもL版くらいなら十分な画質だし。FZ10は気合い入れてとる時だけで、それ以外はAS10で十分という感じ。

まー、でも来年、再来年には携帯電話もこれ位の性能になってくることが考えられるので、Casio EXLIMとかとも含めてこの類いの製品は正念場なのかも(今でも十分に微妙か…)。画素数は上がらなくてもいいから、動画の滑らかさや専用機ならではの使い心地を追及してもらえると嬉しいんだけど…。

 バンダイ 1/1700 スタートレックエンタープライズNCC-1701-E

すっかり物欲消化報告日記になってしまっているが、発売から売り切れが続いていたエンタープライズNCC-1701-Eのプラモデルをようやく入手できたので、組み立て。

ムギ球が仕込まれていて、ライティングギミックも楽しめる。ワープナセルの青色がきれい…。

エンタープライズの中ではこのE型が大好き。かなり良くできていて、満足。今、関西でも地上波放送が始まっているエンタープライズ NX-01に関しても予約開始とのこと。こちらもカブトガニみたいなフォルムが好きなので、これも買ってしまうかも。

映画「マグダレンの祈り」 [cinema]

60年代のアイルランド、カトリック教会が社会構造の大きな部分を牛耳っている時代に、「臭いものにフタ」的な発想で少女たちを収容所に監禁していた衝撃の事実をテーマにした映画。カトリック教会はこのことに対する正式な謝罪はおこなっていなくて、結構いろんな論争が起きたらしい映画なんだそうだ。

「より良く生きること」をダシにして、信教上の崇高な建前を隠れみのにして、嫉妬やねたみ、都合の悪いものの隠ぺいや単なる金儲け目的のために、少女たちの監禁をおこなってしまうという、人間の弱さ・怖さへの批判が痛いほど伝わってくる。

一つ面白いとおもったのは、日本語版のホームページで、カトリック側の人間(上智大学講師のイエスズ会司祭 小山英之 氏)からのコメント・解説を掲載しているということだ。こういうことをしているホームページも珍しい。どうしてもカトリック教会への憎悪を煽ってしまう内容の映画に対して、あくまでの相対する側からの意見を聞く、観客に伝えるという行動を取っているのには感心した。

今年の春に、「ヤァヤァ・シスターズの聖なるひみつ」が国内公開されたのだが、この原作(米国では結構売れたらしい)にもヴィヴィが修道院送りになるエピソードがあって、似た様なことが描かれていた。「娘の魂を開放させる」といいながら、その実は母親の娘への嫉妬が理由で修道院送りになる。実はこのエピソードは映画には含まれていなかったりするのだが、もちろん尺の問題は大きかったりするのだろうが、論争の種になるのを避けたのかなと邪推してみたり。けど、多感なヴィヴィの視点から見た修道院の風景というのを映像化して欲しかった気もする…。

2003-11-04

映画「アイデンティティ」 [cinema]

記念する今年150本目の映画は、「アイデンティティ」となった。

最初に「この結末をまだ見ていない人に明かさないでください」というメッセージが出てくる通り、思わぬどんでん返しの繰り返しの結末になっている。個人的には最後のは、なんだかなー、という感じもしないでもないのだけど、確かに言われてみればそういう複線が張ってあったなー、と妙に納得してみたりもした。

それよりなにより、映画を見ている間、刑事役のレイ・リオッタが、伊良部投手ににそっくりなのにばかり気がいってしまったのだった…。

マトリックス・レボリューションズ、間近 [cinema]

いよいよ、全世界公開が24時間後に迫っている訳だが、当然のように見に行けない。週末を待つこと自体は我慢できるのだけど、それまでにネタバレに触れてしまうかもしれないことが最大の恐怖だ。

んー、やっぱりネットから遠ざかるのが一番のような気がしてきた…

D-Snap AS10のテスト撮影画像

昨日のAS10の件で、テスト画像へのリンクを張りわすれていたので修正。

2003-11-09

ファインディング・ニモのDVD/ビデオの米国リリース [cinema]

なんと、初日であわせて800本なんだそうな…

 Longhorn

「Longhornのすべて - ZDNet エンタープライズ -」という記事が。全体的にいわゆるLonghorn「マンセー」な記事であるし、これまでのMicrosoftのOSに対する技術宣伝戦略を考えると、一歩引いた目で見るべき記事ではあるのだが、以下の文は自分にとっても気にとめておかないといけないことだなー、と思った。

最後に、ほかのOSのファンに警告しておきたいことがある。(中略)正しい競争をするには、Microsoftのやることは全部間違っているという心地よい空想を拒否し、彼らの技術がユーザーに何を与えるのかという現実に向き合わなければならない。

Mac OS XはRhapsodyから10.1あたりまでの、「これからどうなるやらさっぱりわからん」感が無くなって、今は安定期に入っていると思う。その上でどんどん新しい機能が載っていくのは間違いないのだろうけど、純粋に個人的な好奇心という点ではかなり物足りないのも事実だ。当面はLonghornあたりを追っかけるのも面白いかなぁ、と思っているところ。

映画「マトリックス・レボリューションズ」 [cinema]

土曜日に見てきた。まだ分からないところもあるし、2時間10分では収まりきらない話だったとは思うけれど、とりあえず主な話はちゃんとcloseしていたようでひとまず安心、満足できるものだった。少なくともあと1,2回は見に行くと思うので、いろいろな人の意見を見ながら、ゆっくり解釈していきたい。

ストーリー以外のことだけれど、「〜リローデッド」と感じたいろいろの違い。まず動員の雰囲気。明らかに「〜リローデッド」の時とは勢いが違うなぁ、という感じが土曜日ではした。水曜日公開ということが響いているのかもしれないが、明らかにチケット売り場の状況を見ていると、「〜リローデッド」の時のような、半分パニックに近い混雑はそこには無かった。

あと、アクションシーンに関してだが、個人的には「〜リローデッド」のほうがおもしろい。もちろん「〜リローデッド」っで慣れてしまったというのもあるが、「〜リローデッド」は路地裏やハイウェイといった、ある程度スケールが想像しやすい場所でのアクションシーンであったことが大きく、「〜レボリューションズ」はそこら辺のスケールがつかみにくいシーン・アクションなので、凄いのは分かるけどポカーンとしてしまったというのがその要因かもしれない。

それから、「〜リローデッド」では笑いの要素が大きくなっていたのだけど、「〜レボリューションズ」では非常にまじめな雰囲気に。ストーリーを完結させるのにそんな時間的余裕は無かったのかもしれないが、元に戻っただけで「〜リローデッド」が特殊だっただけなのかも。

あと、エンドロールのBGMは「〜リローデッド」は歌もの中心であったのが、「〜レボリューションズ」はオーケストレーションのものだけに。サウンドトラックのCDも「〜レボリューションズ」では歌ものが無くなり、さらにビートがきいたものが減っている。これも映画の雰囲気を変えている要因かも。

映画「スカイハイ 劇場版」[cinema]

一番の見どころは岡本綾の四つんばい歩きのシーンでした…

という冗談は置いておいて、人気漫画・ドラマの映画化。原作・ドラマは見ていないのでよく分かっていないのだが、オリジナルストーリーとのこと。「怨みの門」の設定を中心に、各種オカルト周辺の事柄をうまくミックスしていて、ストーリーとしてはとても面白かった。

ただ、残念ながらそういうストーリーを消化しきれる俳優陣、製作体制ではなかったのだなーというのが残念。どうしてもお金のかかった学芸会に見えてしまう。もっともビジュアル的に重要なはずの「怨みの門」が安物丸出しのセットでがっくり。映画として耐えうるレベルの物にはなっていなかった…。

年明けからドラマ版の第二段がはじまるとのことで、それを見たいなーというぐらいの気にはなった。

2003-11-10

 iPod+iTunesタブ

Apple 米国サイトのサイトナビゲーションタブに、いつの間にやら「iPod+iTunes」タブなるものが増えていたのね。

日本サイトのほうにはまだ作られていないようだけど…。

2003-11-12

 Mac OS X 10.3.1でのスリープ

PowerMac G4(MDD)でMac OS X 10.3.1にしてから、スリープに入るまでの時間が感覚的に倍近く(2〜3秒が7〜8秒くらい?)長くなった。再現性はある。特にスリープに失敗するとかいうことではないみたいなのであまり気にしていないけど、何かの修正内容の副作用なのかな…。ちなみにPowerBook(Pismo)では発生していなくて、これまで通り。

2003-11-15

映画「シャンハイ・ナイト」 [cinema]

ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン主役による「シャンハイ・ヌーン」の続編。

最初の1/3は前作からのネタを延々引っ張るのが退屈で、このまま終わったらどうしようと心配になっていた。ホワイトチャペルの宿あたりからオーウェンのキャラがうまく出して、軽快な雰囲気になってくる。その後はラストまで楽しく安心して観ることが出来た。

ジャッキー・チェンのアクションは、さすがに年齢を感じさせてしまうもになってしまっているけど、いつもの小技がきいた息もつかせないアクションが楽しい(1ヶ所、橋から川に飛び降りるシーンは、5年前ならノースタントで1カットでやっていたんだろうなー、と思った)。まー、それがマンネリになっているといえばそうなのだけど、毎年恒例の獅子舞を観るのは毎回楽しい、という感じで、そういう職人技を観ていると思えば良いのだ。

ジャッキーのアクションの中でも、映画のウリ文句にもなっているドニー・イェンとの対決シーン。時間が短いのが残念だったが、おそるべきスピードと振り幅の大きさで、さすがと思わせるものだった。やっぱり、こういうのを観てしまうと、マトリックスとかハリウッドでのカンフーアクションブームは「ごっこ」止まりであることを実感する…。

前作は、ルーシー・リューのお姫さまが少々きつかったが、今回のヒロインを演じるファン・ウォンはなかなかセクシーで、ファンになりそうな感じ。

映画「昭和歌謡大全集」 [cinema]

村上龍の同名小説の映画化、ということで、実は週刊プレイボーイ連載時に最終回近くだけ原作を読んでいたのだが、まさにこの部分が映画化を難しくしていたのだと思う。しかし、本作ではそこの部分が少し弱まった表現になってしまっていて、少し拍子抜けした感じになってしまったのが残念だった。

2003-11-16

映画「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」 [cinema]

主役のエル演ずるリーズ・ウィザースプーンの出世作となった「キューティー・ブロンド」の続編。

前作はレンタルDVDで観ていて、お目当ての新作が貸し出し中だったのでなんとはなしに借りて見て見たところ、結構面白かったので本作にも期待していた。舞台が前作のロースクールから国政の場に移ったものの、基本的なプロットは前作そのままに引き継いでいて続編にありがちな変な背伸びをしなかったことが成功しているように見えた。

これは前作からも共通なのだけど、話の主軸の部分は非常に都合よく展開していって、事件や陰謀の解決事態にのみ焦点を当ててしまうと、とてもつまらない映画であることは確か。でも、このシリーズの楽しさはそんなところではなく、一見単なる金持ちの家のバカ娘風の主役エルのひた向きさや、そんな立場だからこその超ポジティブな姿勢、信念を貫き通そうとする姿が魅力的であることだと思う。実はバカどころか、頭の回転がむちゃくちゃ速くて記憶力も抜群であることがさりげなく描写されている(法案の草案もさらっと書いちゃうし)のだけど、そこは前面に出さず、重要な部分はエルらしいファッションに関するひらめきで問題解決する、というところもこの映画を良いものにしているところの理由の一つであると思う。

ただ、今回の続編でちょっと気になってしまったのは、エルが目標とする化粧品に関する動物実験の禁止というテーマだ。映画全体としては当然、禁止することに肯定的な立場で作られている訳だが、実際に人間の健康屋安全のために薬品や食品の動物実験が不可避であるという現実とのギャップに違和感を感じてしまう。「化粧品」に絞っていることや、「人間と動物では結果が違うこともある」という趣旨がエルの主張の中に含まれていたりして、余計にそんな違和感が強調されてしまった感じもする…。

まあ、それを抜きにすれば、邦題にのみ含まれる「ハッピーMAX」というサブタイトルに負けない、楽しい映画だと思う。未見の方は、ぜひ前作を観てから本作に望むことをお勧めする。

2003-11-20

PC Watch「周波数向上が停まり、爆発するCPUのバリエーション」

タイトルだけを見て、「クロック周波数が延びない」とあればすぐにPowerPCを連想するような時代が長く続いていたのだけど、これはIntelのCPUに関する記事だ。一時は爆発的に伸びていたけど、ちょっと頭打ちらしい。あんまりこういうのって、話題にならない。なんでだろう?

PowerPCのほうは今は調子良い、と見ていいのかな。世代交代というのもあったが、都合のいい期間で計ると、PowerMac G4 1.25GHzからPower G5 2.0Ghzでほぼ1年で1.6倍なんていうことになる。

十分に技術が高度化してきていて、ロードマップの読みが難しくなってきているのかも。まぁ、なんやかんやといってしばらくは頭打ちとブレイクスルーを繰り返して延びて行くのだろうけど、パソコンの特にパーソナル用途として専用のデコーダ・エンコーダの位置づけが強くなってきているということもあって、決定的な要素でなくなってきているのが現実なような気がする。

(それでも、このあいだ仕事でPentium4 2.8Ghzのマシンを導入して、コンパイル時間が5〜6倍になった時には、生産性の寄与へのありがたみを実感したけど…)

2003-11-21

 携帯電話買い換え

D-Snap AS10を買ったときにも書いたけど、携帯電話を買い換えた。機種はP505iS。ヒンジが2軸構成で、「Flexスタイル」と呼ばれる機構になっている。

機能増大方向に向かう最近の携帯電話としても大きい方だけど、撮影時のカメラスタイルでの大画面プレビューはやっぱり便利。なおかつ普段は普通の折りたたみ型でメイン液晶が保護されて、取り扱いも安心。オートフォーカスのおかげでマクロ撮影も楽チンだ。

ちょうど阪急梅田駅で、iPodの一斉広告展開をやっていたので、撮ってみた(SXGAモードで撮影したものをQVGAへ縮小)。全体としては暗く、蛍光灯が極端に明るいという悪条件もあるが、AS10に比べるとやはり表現力には欠ける。でも、逆にこれくらい取れてしまうという見方だって出来るので、薄型小型デジカメがこれからどんどん厳しくなるなぁ、というのを再度実感。

現時点としては静止画・動画とも圧倒的に表現力はAS10の方が上なので、常に身につけるP505iS、カバンにいつも忍ばしておくAS10というふうに棲み分けは出来そう。

2003-11-23

映画「フォーン・ブース」 [cinema]

コリン・ファレル主演の、ある電話ボックスでの事件を描いた作品。映画の基本的なところはアイデア一発勝負で、舞台もほぼ全てが電話ボックスの周辺数メートルに固定されている。

冒頭の自信満々の顔から恐怖におびえ、やがて懇願、というふうにクルクル表情が変わっていく主役ステュを演じるコリン・ファレルの演技が楽しめるのだけど、やっぱり楽しかったのは電話のかけ主の声だ。サラウンドをうまく使っていて、観客を取り囲むような、すなわちステュの立場でその声を楽しむことも出来るし、観客側からスクリーンのステュに話しかけるような感覚も楽しめる。劇場で観るか、DVD待ちならちゃんとサラウンド環境で観たほうが数倍楽しめる映画だと思った。

というわけで、電話のかけ主の「ッフー、フッフッフ…ハッハッハッハッハ!」という笑い声が強烈に印象に残る映画なのでした。

2003-11-24

全日本Mac系大忘年会 in 大阪

全日本Mac系大忘年会
in 大阪

本全国の Mac ユーザーの皆さん、今年も終わりに近づいて来ました。

今年も又、MacSite オーナーやユーザーが一同に会する狂乱の大忘年会が行われます。 第5回 全日本Mac系大忘年会 in 大阪!

今年は、昨年の東京から変わって関西地域からの強い要望によって大阪にて開催 する事になりました。

「Macを使い始めたけど、まだ使いこなせていない」「Macを使っている友人が欲しい」 「あのMac系Siteを運営しているあの人に会いたい」 等など、多くのMacユーザーが集まる狂乱の祭典になること請け合いです。

ぜひふるってご参加ください!

というわけで、今年も開催とのこと。詳しい告知は全日本Mac系大忘年会ページまで。

映画「ラスト サムライ」 [cinema]

むちゃくちゃ忙しくなる予定の12月前半を前に、あらかじめ先々行ロードショーで鑑賞。実は、先行ロードショーのたぐいで映画を見るのは初体験なのであった…(攻殻機動隊を試写会で見たことはあるが…)。

さて、ラスト サムライ。トム・クルーズ主演というあたりであまり期待はしていなかったのだが、見事に裏切られた。単純な話ではあるが、ちゃんと泣けたし。描画がおかしいとか確かにあるけども、きるrルと同じく日本をベースにしたおとぎの国、と思ってのめりこめるかどうかがこの映画に対する印象を大きく分けるんだろう。

映画を見ている間、以前にテレビで見た、渡辺謙の闘病時代を含めたドキュメンタリー番組を思い出していた。「天と地と」(1990)での主役、上杉謙信にキャストされ、実際に撮影も進んでいたのだが、白血病により無念の降板。映画自体そのものははっきり言って駄作になってしまうのだろうが、とうじの日本経済の好調振りを反映して、大規模なカナダロケによる合戦シーンは見ものだった。そのドキュメンタリー番組はそのロケ地を再び訪れた渡辺謙が号泣する姿を映していた。渡辺謙で撮影したフィルムも少しだけ放映されていたのだが、渡辺謙演ずる上杉謙信は、そのナイーブさや鋭さというところがよく出ていて似合っていた。降板後の代役となった榎木孝明も悪くは無かったが、個人的には渡辺謙版の「天と地と」が見てみたかった…。

ラストサムライの話に戻ると、渡辺謙の演技がとても存在感があってよかった、ということになる。ちらほらアカデミー賞等の話も出ているけれど、これで認知されて映画で活躍するところをもっと見てみたい気もする。「独眼流政宗」で有名になったこともあって自分にとっては武将役のイメージが濃く、もっといろいろな武将役での姿を見てみたいと思う。

© ぴぐもん, 2003
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