Created: 2002-01-01@326
Updated: 2002-01-28@722

footmarks 2002-01

2002-01-29(その02)

新しいPowerMacG4。エポック的な要素が含まれていたとしてもハードウェアのみのアップデートでは基調講演で取り上げることもない。まぁ、ハードの発表だけされてもつまんないもんねぇ。

2002-01-29(その01)

荻窪圭さんのMacWIREでの「混沌の屋形船Direct:次はこんなiシリーズが欲しいのであった-iTV, iPage, iVideo, iMessenger, iFinder−」という記事。こんな「i」アプリケーションがあったら良いなぁというお話だけども、「極めつけ」とされているiFinderだけ、そんな「i」アプリケーションの中で宙ぶらりんな印象がある。

それは、iFinderだけ、何をするためのもんなのか、よく分からないということだ。いや、僕も含めてすでにMacを使っていてFinder(これ以降、MacOS9までのものとMac OS Xを含める)を使いこなせている人であれば、なんとなくはその目的が分かるんだろう。いや、目的じゃなくてFinderは単なる手段だから分かりにくいんだ。

既にあるiTunesやiMovie,iDVD,iPhotoのいずれも、ユーザの「何をしたいか、何が出来るのか」にダイレクトに訴えかける。それは最終的にハードウェアやiToolsなどのインターネットサービスへの結合といったところまで含めたところの、いわゆる「ソリューション」という言葉に集約されるものだ。もちろん、そういったアプリケーションも手段なのだけど、その手段の結果が目的にダイレクトにつながっていて、そのことがユーザにすぐに分かるようになっている。

荻窪さんは「それはMac OS 9風のFinderじゃなくて,もっと進化した,感覚的に使えて論理的な破綻もなくてシンプルで楽しいもの。」と書いているけれど、もしそれがファイル管理なるものをユーザに押し付けるものでしかないのなら、結局Finderの呪縛からは逃れられていないものだと思う。ファイルやなんたらといった「コンピュータ臭さ」を押し付けているという点で、FinderこそがMacを使いにくくしているものなんだ。

これまでの考えの繰り返しになるけれど、いろんな「i」アプリケーションをうまく連携させるための一般的な仕組みが必要になってくるとは思う。だけど、それがFinderみたいな、一貫性を気にしすぎるあまりユーザの負担を大きくしてしまうようなものであれば元の木阿弥で、そこに1つ新しいパラダイムが作れればいいのになー、とか思う。だから、個人的にはiFinderのようなFinderに糖衣をかませたもの程度のものは却下で、GUIがもたらされた時ぐらいの発想の転換が必要なんじゃないかと考えている。でも、GUIもそうだったけど、そんなに大げさなことじゃないんじゃないかなぁ…。

2002-01-20(その01)

最近は家でDVDを見ることの方が多かったのだけど、昨日は、久しぶりに映画館に足を運ぶことに。カエル先生お勧めの「アメリ」を見に行くつもりだったが、満席。しばらくは上演しているみたいなので次の機会に譲って、ずっと見逃していた「メメント」を見に行くことに。

既にかなり前から評判になっている映画なのだけど、要は「10分以上前のことは忘れてしまう男」の話で、映画も10分程度に出来事を区切って、逆にたどっていく構成になっている。この突飛な構成がなんとも不思議な映画鑑賞体験を味あわせてくれる。非常に見る側の頭を使わされる映画なのだ。

見る前からこのことは知っていたので注意しながら映画を見たのだけど、残念ながら僕の記憶力ではだめだった。結論に近いあたり、つまり映画では冒頭のあたりでつじつまが分からないところがいくつかあったのだ。間に挟まれるセピア調のシーンと、残りのカラーのシーンの使い分けなんかはちゃんと分かって、オチの意味するところも何とか分かったんだけど…。

何だか最近映画を見ることがある種の「ルーチンワーク」になってきていて、そんな自分にとってはとっても新鮮な体験ができた。DVDが出たらもう一度内容を確認してみたいと思う。

ちなみにThe Matrixにも出演していたキャリー=アン・モスとジョー・パントリアーノが主要登場人物として出演しているのだけど、Matrixでのイメージを利用した思惑が、メメントの製作者側にもあったんじゃないかなぁ、と勘ぐってしまった…。

2002-01-15(その01)

基調講演のチャットに参加してiPhotoの発表を見ながら、ちょっと前に、Fee Like MacのMESSaGE (3)でこんな文章を書いていたことを思いだしていた…。

電子メールにデジカメの画像を添付して送ろうとします。今だとデジカメを USB でつないでマウントして、 Finder からアイコンを何回かダブルクリックしてファイルを探し、 Drag & Drop で添付の指定をしてやります(ファイルオープンダイアログから選択する方法もあるでしょう)。やりたいことはとっても簡単で典型的なことなのに、いくつものステップを踏まないと現状では実現できません。いろいろ都合があって抽象的な言い方になってしまうのが悔しいのですが、この場合電子メールアプリからもっとすぐに画像を引っ張ってこれるような、そんな連携方法が必要なのではないかと思います。さらにデジカメの画像サイズ変更が必要ならそういう編集機能へもすぐにアクセスできるような仕組みが欲しいです。

デジカメというターゲットはあまりにもありがちだから、たまたま内容が当たったことには大して感慨はない。元々この話はメールアプリからのデジカメ利用の話で、ちょっとずれてしまっているし。でも、「いろんな面倒くさいことをまとめて簡単にやってくれるよ」という方針が当たっていたのはちょっと嬉しかったことだ。

Graphic Converterのフォルダブラウズ機能があるから、EXIF Viewerの方が軽いからとか、確かにそうなんだけど…。思い出してみたら、iTunesが初めて出てきたときにも同じような声があった。SoundJamやMacMP3がもうあるし、そっちの方が機能が豊富だしっていうふうに…。んで、今は…こういう状況よね。

iPhotoは最初のバージョンからかなり豊富な機能を搭載してきていてこれでもかという勢いなんだけども、きっといろいろ改善できる点はあるような気がする。特に他の"i"アプリケーション達との連係機能だとかの面で。1年後にiPhoto (2?)がどうなってるか考えるのがとってもおもろい。

2002-01-10(その02)

デジタルハブ戦略の4つのソリューションのうちの2つを占めるiPhotoiDVD2がMac OS X上でしか動作しない以上、Mac OS Xがデフォルトの起動OSになるのは当然至極のこと。基調講演であれだけのことをしているのに、起動OSをMac OS 9のままにしておくのなら滑稽な話だ。もはや、Mac OS 9ではAppleのデジタルハブソリューションを提供できないのだ。

2002-01-10(その01)

New iMac(Flat Panel) Luxo Jr.

お二人は血縁関係?

(「EXPO SF 2002 基調講演 IRCチャット」の中の山本先生の発言よりネタをいただきました。)

2002-01-08(その01)

「EXPO SF 2002 基調講演 IRCチャットログ」を更新しました。チャットチャンネルを発表し、チャットログの公開を開始しています。

2002-01-07(その02)

JoE副会長曰く

ひょっとして、AppleとTIMEが一緒になって「ダミー」を掲載したとしたら、今日の基調講演は楽しいんだけどな〜。

ふふふ…。確かにそういう見方も面白いかも…。あれだけapple.comであおってた訳だし…。基調講演への期待が下がっちゃった人も、こんな感じで構えてたら楽しめるんじゃないかなぁ。

2002-01-07(その01)

年次休暇消化のため、冬季休暇は今日まで。チャットログの整備も終わったんで、EXPOで発表されて欲しいものでもまとめておこう。

噂にはどこも上がってないけど、個人的に早く欲しいのはPowerBookのメジャーアップデートなのだ。もちろん、まだ1年も経っていないしこの前マイナーアップデートしたばっかりだし、出る可能性が限りなく低いのは分かっているけれど、個人的願望としてはそれが一番の望みなのだ。

この前のプチ新年会の時にも話題にしたのだけど、現在のPowerBook G4はその筐体設計の面で個人的にはまったく納得がいっていないのだ。今のPowerBook G4を使っている人にはちょっと申し訳なくて、でもそれでもあえて書いているわけだけど、薄型であることにこだわるあまり、全体としてのバランスが崩壊しているマシンだと思っているのだ。もちろん、ワイドスクリーンやG4プロセッサ搭載であることはとっても魅力的(…でもそれだけか…)なのだけど、そういった魅力を筐体のやわさが打ち消してしまっているのだ。薄型軽量を狙ったことによる代償があまりにも大きすぎるように見えてしまう…。

プチ新年会の時にはその後も、丈夫なノートPCやら丈夫なデジカメに話は移っていったわけなんだけど、こういった製品群とまでとは言わないけど、せめて鞄の中にしまったりする時に気遣いしなくてよい程度の頑丈さは欲しい。

PowerBookがこの問題を根本的に解決するまでは、PowerBookをパスするかも…。せめてiBookやPismo筐体レベルにG4プロセッサが乗ればいいのに…、と思ったり。ポータブルとしてはPismoで我慢し続けて、iMacあたりをメインマシンにするという手もあるし…。いくつものマシンを使い分けるなんて面倒くさいんで、出来れば避けたいことなんだけど、PowerBookがあれでは…仕方がないかも。と、というのがここ半年くらいのPowerBookに対する感覚だ。

とまぁ、出ることもないだろうということで好き勝手書いてみた。出るであろうものは、発表があってから騒ごうかと思う…。

…と、思ったらどうやら新iMac(名前そのままなんかな…)の本物っぽい画像がフライング流出してしまっているみたい…。既に外観には賛否両論。個人的には○。Mac売り場が華やかになりそう。でも、本当に知りたいのはその中身。…って、プロセッサ速度とかそういうことではなくて…。

2002-01-06(その01)

「EXPO SF 2002 基調講演 IRCチャットログ」を用意しました。

2002-01-05(その02)

過去の基調講演IRCチャットのログのありかを書いておきます。

2002-01-05(その01)

基調講演のIRCチャットをやると言ってましたが、macwebcaster.comさんでも通訳ストリーミングにIRC/Webチャットと、本格的に開催されるようです。

んじゃ、もううちではもういいかー、と思ったんですが、せっかく前のスクリプトも動いているんで、取りあえずうちでも細々とやりたいと思います。

2002-01-01(その02)

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2002-01-01(その01)

Mac系大忘年会のときに、会長に栄のホテルまで送ってもらった時に、車中で「今年一番の映画は何?」という話題になった。その時に会長からいち押しされたのが、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」だったのだけど、大みそかの昨日、ようやくレンタルビデオで見た。

後半の展開が評価されることが多いみたいだけど、出だしの大阪万博が出てくるところからニヤニヤしっぱなしで見ていた(大阪万博は輝かしい未来を共有できていた、最後の時代の象徴なのだ…)。クレヨンしんちゃんの映画版は始めてみたのだけど、良くできた映画だし、久しぶりに映画で泣きが入った(最近映画の見過ぎか、どの映画を見ても前よりも感動が薄れてきている感じなのだ…)。

会長曰く、「スピルバーグは『千と千尋…』を見てコメントしてる暇あったら、クレヨンしんちゃんを見ろ!」と笑っていたが、それも納得の内容だった。僕からもお勧めしたい映画だ。今ならレンタルビデオ屋さんで新作コーナーにあるとおもうんで、退屈な正月を過ごしている人は、ぜひどうぞ…。

© ぴぐもん, 2002