Created: 2001-11-03@664
Updated: 2001-11-25@552

footmarks 2001-11

2001-11-25(その04)

めこめしにっきさんの、11/25分「データ」「表示」「操作」 。この3つの分け方って、まさしくMVC(Model-View-Controller)モデルですね。確かに「操作」はそのプラットフォームの影響が強くて、CSSみたいになるべくプラットフォーム独立を図りつつ製作者が指定というわけには、簡単にはいかないかも…。でも、興味深い考え方です。

2001-11-25(その03)

基本的には好印象なiPodのUIだけど、気になることが2つ。

まずは前者。確かにmodeキーが戻る操作に対応するというところが分かりにくいという指摘は既にあるけど、それはまぁ1回把握すればたいした問題じゃない。それより分かりにくいなぁ、と思うのは、今自分がどの状況にいるのか、上の階層はあるのかということだ。進む操作、一つの画面をスクロールする操作に関しては「>」マークがあったりスクロールバーがあったりして分かりやすい。でも、戻る操作ができるかどうかに関してはいっさい情報がないのだ。Finderのカラム表示で言えば、下部にある横スクロールバーに相当するのだろうけど、それが無いんで階層中の現在の位置がつかめない。あと、「アーティスト」からたどって深い階層まで行ってトップメニューに戻るのがとっても面倒くさい。modeキーを何度も押さないといけないのだ。これもFinderで言えば、HomeアイコンやComputerアイコンみたいな存在が無いとつらい。これは階層指向なインタフェースの宿命なのかな。

後者に関しては、ハードディスクから読み込む時なんかに、完全にUIの反応が無くなってしまうこと。もちろん、こういった機器でファイルシステム操作というのが大変であることは承知なのだけど、せめてビジーアイコンなりプログレスバーを表示してくれれば、と思うのだけど…。本当は読み込み中もUI動作ができるべき。なんかしている時にUIが固まってしまいがちなのはMac OSの悪いところでもあるんだけど、できれば真似して欲しくないなぁ(Mac OS Xはマルチタスクによって緩和されるはずなんだけど、それぞれの動作が緩慢なところがあるので同じ問題を抱えてしまってる…)。

2001-11-25(その02)

iPodが出た時に、「画期的」か否かでいろいろ議論があったっけ…。自分の中では「画期的」なんていうのは、それまでのここのちょっとずつの積み重ねなんだと思う。だいたい何年か後になってからあるマイルストーンとなるものをもって「画期的だった」なんていうふうに評価されるもんじゃないのかなぁ。

最近のAppleの新しい製品なりそういうものって、全部そうなんじゃないかな。iMacしかり、iMovie然りね。最終的にできることから冷静に考えたら、それまでの積み重ねでしかないわけで…。でも、「画期的」という言葉に理想を見過ぎてて、実際にそういうものが出ていってもすぐにはわからない。しばらく経ってから徐々に分かってくるんじゃないかなぁ、と。

Macという存在にしたってそうだろう。Appleの中に閉じた話だけにしたって、Lisaや(製品としての)Appleといったものがあったわけだし、GUI一般に考えるならもっと前からあったわけだし…。「♪革命も、一瞬の積み重ね」なんよね。

iPodがどういう影響を与えていくか…、もうそれを買っちゃった側だから冷静な判断ができなくなってるのかもしれないけど、少なくとも作り手側としての小型機器への影響が出てくる予感がするのだ。

2001-11-25(その01)

昨日は近所の山へ紅葉狩りへ…。

2001-11-24(その03)

ちょうど配達時に留守だったりして、3日遅れでようやく手に入れたTM NETWORK LIVE TOUR Major Turn-Round 01。01のほうはライブ本編。

透過スクリーンであるUMUを最大限生かすためか、ライブ中も他に比べてとっても照明が暗く感じた。映像もその影響が出ており、非常に暗いので、見る時は部屋の電気を消してみるのが良いかも…

ライブ本編が短かったので、DVD1枚で本編がノーカットで収録されている。2週間後にリリース予定の02では、アンコール部分の映像とMajor Turn-RoundのCG画像集になるようだ。

DVDの特典映像は、“GET WILD for TK PERFORMANCE”。アンコールのGET WILDの序盤部分。シンセ小僧に戻ったてっちゃんがはしゃいでる姿が拝める。

キースエマーソンへのオマージュの、ナイフをキーボードに突き刺すパフォーマンス。GET WILD間奏中にもこれを持ち出してきて、暴れてた。案の定、手をちょっと切っちゃったらしい。

昔ファンだった人も、今もファンの人も、最近ファンになった人も、ライブに行った人も行かなかった人も、いちばん新しいTMの映像を見られるこのDVD/VIDEO、お勧めです。

2001-11-24(その02)

1週間iPodと暮らしてみての感想。とりあえず、もうMDには戻れない感じだ。

今でもやっぱりリモコンが欲しい、という気持ちに変わりはないけど、iPodのUIは素晴らしい。たくさんの曲を一気に持ち歩けるという贅沢に、このUIが合わさることで、相乗効果でiPodの価値がぐんと上がっている感じだ。ほかのハードディスクMP3プレイヤーの貧弱なUIを見るにつけ、この差はとても大きいんじゃないかと思う。仕様として最終的にできることは同じかそれ以上だとしても、そこにたどり着く過程としてのUIにここまで力を入れられるAppleには改めて凄さを感じる。

職場でも自慢という形をとって、いろんな人がどんなふうに触るのかを観察していたのだけど、印象は2つの言葉に集約される。「重い、でもこのUIはすごい」。もちろん技術系の職場だからこそ後者の言葉が出てくるのだけど、「ここまでやっていいんだぁ…」という話になることが多かったのが印象深かったかな。

ここまでやっていいんだぁ…、というのは組み込み機器、小型機器でもUIに相当のパワーと工夫をつぎ込んでも良い、ということ。もちろん、これまでもそれぞれにそれなりの使いやすさを追及してきているわけだけど、iPodがまた一つブレイクスルーになるのかもしれない。

2001-11-24(その01)

MacWIRE編集長オススメのSONY のMDR-EX70Sだけど、ちょっと前に使ってみたことがあった。

うん、確かに「徹底的に音を漏らさない」という感じでSONYらしい良い音だと思う。そのかわり、イヤフォンの耳への刺さる方向によって低音の響きが大きく変わってくるのは、ほかのイヤフォンに比べてシビアかも。あと、形状を見てもわかるけど、もうそれはまさしく「耳栓」なので、着用すると周りの音が一気に聞こえなくなる。音楽再生していると、電車のアナウンスも聞き逃してしまうかも…。あと、耳に指突っ込んで歩くとわかるのだけど、足が地面につくたびに「ゴツン、ゴツン」という音、つまり足の衝撃が骨を伝って内耳に響く音が音楽と干渉してしまう。

あと、最大の問題は長時間聞いていると頭の芯あたりが痛くなってくる(これはインナータイプはどれも多少はあることだし、個人差大きいかもね)。…といった理由で常用はしてなかったのだ。

現在は、ちょっと前に大流行した「耳掛け」タイプのものを愛用していて、いろいろためした結果、PanasonicのRP-HZ50-Wを愛用中。音質はかなりドライな感じで並以下の品質だろうけど、とっても軽くて自分の耳にぴったりとあっていて快適。長時間聞くにはこっちのタイプの方が楽かも…。

2001-11-23(その02)

本日オープンのヨドバシカメラ・マルチメディア梅田。閉店間際に、ほんとにちらっとだけ見てきた。

午前中とかはほんとにすごい混雑で、5000人並んだとかいう話もあったけど、さすがに夜には落ち着いていたようで大混雑というところまで入っていなかった。それでも店内の客の密度はすごくて、短い時間だと各フロアーを素通りする程度しかできなかった。エスカレータが2系統(新宿南口高島屋のハンズのエスカレータと同じ、と言えば良いかな)になっており、ボトルネックになりやすいエスカレータが混雑していなかったので比較的ストレスなく回れたように思う。

新宿とかの「本家」のヨドバシカメラにも何回か行っているのだけど、梅田の特異さは、ほとんど「総合デパート」の様相を呈していることだ。明確に区分けされてはいるものの同じフロア内にCOMME ÇA STOREが入っていたり、そもそもヨドバシカメラ内に自転車売り場まであったりする。地下には食品売り場、高層階にはレストランまである。まさしく現代の百貨店という感じだった。

しばらくは混雑が続くことになると思うので、平日に休みがとれるか、1、2ヶ月経ってからゆっくり見物したいと思う。

あ、そうそう。11/24の特価品でFinpix 40i(ブルー)が¥29800とチラシに出ていた。これは安いなぁ…。

2001-11-23(その01)

TM NETWORK LIVE TOUR Major Turn-Round 01、発売になりました。

そんな自分はというと、amazon.co.jpからの発送待ち…

2001-11-19(その01)

先週、仕事でイギリスとドイツのスタッフとのミーティングを何度か持ったのだけど、お昼ご飯の時に日本のブロードバンドネットワークの状況の話題になった。ADSLなら、なんやかんやで月5000円以下で、実行速度はまあ条件に差はあるけど、1〜1.5Mbps位出てるみたいよ、と話したら、すごく驚いてた。倍ぐらいのコストがかかって、実行速度も200Kbpsあたりとか。ケーブルモデムになるともっと遅いらしい。細かい数字周りのことについてはヒアリングが間違っていたのかもしれないけど、でも確実に「日本は進んでるよなぁ…、うちの国は遅れまくってるよ(we are behind...)」とは言っていた。

普段、「日本のネットワーク事情は遅れている。けしからん。」という声は聞くのだけど、逆にヨーロッパの人から見ると上のような意見もあるのだなぁ、と結構新鮮な体験なのであった…。

2001-11-17(その06)

iPodのことを、“iTunes to Go”なんていうふうに書いた時以来、ちょっと考えていたことが…。

もちろん、これは初代iBookが出た時のキーワード、“iMac to Go”を当てはめてみたものだった。

このキーワードをiPodに当てはめた途端、もともとの“iMac to Go”とは別の意味合いになってきていることに気がついたのだ。

“iTunes to Go”というのは、iPodとiTunes2が持っている連携機能が絡んでくる。Firewireで接続しただけで、iTunes2のライブラリとiPodのリストの同期がとられる…、PalmとPalmDesktopが実現するHotSyncと同じ機能を手に入れることで、まさにiPodはiTunes2を外に持っていける存在となりえることができた。まさしく、“To Go”という感じ。

一方、初代iBookの“iMac to Go”では、iMacに対する“To Go”さ加減というのは、その外観を示していたんだろうと思う。もちろん、AirMacとかハンドルとか、“To Go”するための工夫はたくさんあったのだけど、既にiMacを持っている人にとって、そのiMacとの強力な連携機能を持っているわけではなかった。

これは、まだRhaspodyの話が始まったばかりで、サブノートMacの必要性にポジティブであった頃だけど、こういうデスクトップマシンとの連携機能の必要性を考えていたことがあった(文章にしたことはなかったけど、その頃会う人会う人に講釈してまわってたような気がする…)。機能が制限されているノートマシン(これはきっと初代iBookにも当てはまるだろう)を生かすためには、そのようなデスクトップマシンとの連携が必要不可欠だろうと思ったのだ(これに対する別の回答がDuoとDuo Dockだったのだなぁ…)。普段デスクトップマシンとネットワーク接続していて、いざ持ち出す時はさっとデータ連携をおこなって環境を持ち出せる…、まさにiTunes2とiPodの関係をノートMacに求めていたのだ。

時代は移って、Appleは機能が制限されたノートMacではなく、機能が制限されないノートMacを推し進めていくことを選んだ。iBookがメインマシンとして1台で成り立った段階で、キーワードも“Your life. To go.”に変わった。もうiBookはその存在意義の面で、iMacに依存しないで済むようになったのだ(実質的にはFirewire付きのiBook SEが出てきた段階で、その移行は始まっていたのだろう)。

ノートMacは今はそういう状況になっていて、この方針がいいかどうかは人によって好みが分かれるところだろう。個人的にはPowerBookやiBookが何かの“To Go”ではなくて、それ1台でも完結できることに賛成だけれど、それとは別にiPodと同じような意味での“iMac To Go.”や、さらには“iBook To Go.”が見てみないなぁ、という思いもあったりするのだ…。

2001-11-17(その05)

Mac OS X Security News Trackerを更新。

2001-11-17(その04)

11/22にオープンが迫ったヨドバシカメラ・マルチメディア梅田。Windows XP深夜販売の報道を見て、東京地区でのパソコン販売店の分散化、特に秋葉原離れをあらためて実感したけど、大阪でもそれは同じ。Sofmapの店舗再編やビックカメラの進出により、日本橋のいわゆる「でんでんタウン」と呼ばれる堺筋通りから、より難波駅に近い方向に主要店舗が移動しつつある。梅田には最近まで大きなパソコン販売店舗がなく、去年のSofmap GIGASTORE梅田の開店で状況が変わったのだが、今週のヨドバシカメラのオープンにより、おそらく客足の流れが変わってくるんじゃないだろうか…。

確実に梅田地区ではコンピュータ関連取り扱いで最大の店舗面積になるであろうヨドバシカメラは、その建物のでかさが既に広告塔のようなもの。道行く人が思わず目を留めている光景を頻繁に見かけることができた。

2001-11-17(その03)

包装を解く時に、iPod本体を包んでいるフィルムの、ちょうど液晶の部分に次のような文言が…

Don't steal music.
Ne volez pas la musique.
Bitte keine Musik steblen.
音楽を盗用しないでください。

2001-11-17(その02)

とりあえずiPodを使ってみる。ちょいと過剰包装ぎみのパッケージを解いて、付属のFirewireケーブルをPowerBookにつなぐ。すでにiTunes2(on Mac OS X)が立ち上がっていたので、iPodへの転送が自動的に始まる。とともに充電開始のインジケータが出た。

10分ほど時間がかかるそうなので、その間にお茶を飲みに…。もなかを食って一息つくと転送は終わっていた。

インナータイプのイヤホンは最近使っていないので、付属のものではなく、既に持っていた耳に引っかけるタイプのヘッドホンをつなげて聞いてみる。ちょうどうまい具合に色も合ってたし。

個人的には外で歩きながら聞くにはもっと低音が効いていたほうがいいけど、いい感じの音質。これなら十分許容範囲だ。評判の操作系も使いやすい。個人的にはホイールはもうちょっと動きに重みがあったほうが誤操作が少なくなりそうだけど、マニュアルいらずで一連の操作ができた。

これまでポータブルオーディオとしてMDを愛用していたからかもしれないけど、持った感じはずっしり重たい感じ。でも、男性なら胸ポケットに入れても許容範囲かも。Palmを入れて平気な人なら大丈夫なんじゃないだろうか。

リモコンがついていないことが懸念だったけど、使ってみて意外な発見が。操作するためのボタンなりホイールが大きいので、胸ポケットに入れていても、服の上から押したりできる。自分の使い方だと、リモコンが必須というわけではないかも…。ただ、大きさ重さ的に鞄等に入れて使う人も多いだろうから、リモコンがついていたほうがいいなぁ、というのに変わりはない。

付属のFirewireケーブルは、6-pinケーブルだけあって太くて、持ち運びには向かない。電源とデータ交換用のケーブルを兼ねていることで、持ち運びと便利さがトレードオフになっている感じだ。電源アダプタは新しいPowerBook G4やiBookで採用された新しいものの小型版という感じ。PowerBook G4やiBookのものと同じように、コンセントの部分が外れるようになっていて、長いものに付け替えられるようになっているけど、長いケーブルは付属していない。

あ、そうそう、買う時に店員さんに言われて初めて知ったのだけど、iPodは1年保証ではなく90日保証とのこと。確かに保証規約にもそのように書いてあった。

2001-11-17(その01)

11時半ごろに、大阪日本橋へ。Sofmap Saurusに在庫があったので、iPodを購入。

2001-11-13(その01)

昨日のfoomarksChe-ez!spyzは、Mac OS X 10.1だと認識してくれない旨を書いたけど、Classic環境でちゃんと認識してくれた。Mac OS 9.2.1で付属のCD-ROMからドライバをインストールしておけば、Classicでも問題なく画像の取り込みができた。

2001-11-11(その06)

Mac OS X Security News Trackerを更新。

2001-11-11(その05)

ビックカメラで、思わずChe-ez!spyzを衝動買い。

Windowsに加えてMac OS 8.6〜9.1にも対応しているのだが、残念ながらMac OS X 10.1ではうまく認識してくれなかった。WindowsやMac OS 8.6〜9.1のデータのやり取りを見ていると、どうも一般的なUSBストレージじゃない方法でデータをやり取りしているみたいだ。

とりあえずサンプル画像を…(ちなみに画像はトロの湯飲み。中身はかおりちゃんの唐辛子梅茶。)

光量が足りずノイズが出まくっているけど…。ストロボもついてなくて、もともと野外での使用を前提にした商品みたいなので、しばらくはその小ささを生かして、持ち歩いていろいろ撮りまくってみようと思う。

2001-11-11(その04)

駅に行く途中の川にカモ達が…。秋の深まりを感じる。

2001-11-11(その03)

今日は難波のビックカメラまでお買い物へ…

DVD売り場で、ギャラクシークエストDVDのチラシを発見した。気になる特典内容は以下の通り。

定価は¥3,800。11/22発売。…と思ったら、販売元にちゃんと情報ページができてた…。

2001-11-11(その02)

ADC検索ツールGoogleベースに(ADC News)。

ちょっと前からADCの検索がうまく動かなかったりしたのだけど、これの準備だったのかな。ともかく、前のサーチの検索結果はあんまり良くなかったので、これで効率が上がるといいな。

2001-11-11(その01)

Mac OS X Security News Trackerを更新。

2001-11-10

今回のiTunesの件でちょっとびっくりしたのは、ハードディスクでのバックアップかな。

いや、ハードディスクでバックアップすること自体は自然なことのように思う。ノートパソコンの内蔵HDDでさえ10GB単位のサイズになっていて、リムーバブルメディアがその状況に追い付いていない以上、安価な大容量HDDをバックアップメディアに使うということは自然な選択だと思う。実際、自分もそうしているし…。

びっくりしたのはそこではなくて、バックアップ用のHDDをつなぎっぱなしにしていうるように受け取れるようなケースをちらほら見かけたことだ。確かにそのようにしていても、HDDの物理的なクラッシュからは防御としての意味があるけど、「ソフトウェアの誤動作、ユーザの誤操作」ということに関しては全く効力がなくなってしまう…。つなぎっぱなしにしていたのでは、そんなものバックアップにもならない、とまで思ってしまうのだが…。

従来のMOやフロッピーを使ったバックアップをするときは、バックアップし終わったらドライブから取り出して、つまりコンピュータからはアクティブではない状態にして、安全なところに保管しておく、ということをしていたことと思う。できるならバックアップ元のメディアとは物理的な距離も離しておいて、自然災害や火事、盗難などにも備えた方がいい。

HDDでも同じように、バックアップが終わったらすくなくともパソコン本体から分離させておいた方がいいように思う。バックアップメディアへアクセスする手段やタイミングをなるべく少なくなるようにしておくこと。HDDをバックアップに使うのなら、普通に作業領域に使うのとは別の運用をするべきなのだ。

もちろん、そんな必要が無いようにコンピュータに万能さや理想を追い求めるのは簡単だけど、自分の身を守るためなら現状そういうことが起こり得てしまうことは理解しておかなくては。特に、物理的なリスクは認識してバックアップの手段を講じておきながら、「ソフトウェアの誤動作、ユーザの誤操作」という要因に気を使っていないのなら、えらく中途半端だなぁ、と思うのだ。

2001-11-08(その2)

“Majar Turn-Round”01 Turn-Round Editionが出マス。

CDアルバムはインディーズ販売で手に入れにくかったですが、DVDはメジャー販売なので、そこらじゅうで購入できそうデス。

12月には後編も出マス。

2001-11-08(その1)

MacFixIt.comに早速iPodの不具合情報が…(1曲のサイズが大きなMP3ファイルでの不具合)。どこまで再現性があるのかが気になるところだけど、UnicodeのBOMの件とあわせて「ファームウェアのアップデート」とやらでどこまで対応できるのかな…。初物なので、それなりの覚悟はして買わないといけないかも。

2001-11-07(その2)

リンクとか備忘録とか日記とかさんの、2001.11.05への記事のお返事という形で。

Mac OS X Security News Trackerを別枠としてあのような形式にしているのは、セキュリティ問題というものへの対処にはデータベース的な「経験の積み上げ」みたいなものも重要なんじゃないか、と個人的に思っているからです。そういう目的を重視するのであれば、このようなfootmarkのような時系列で流れていってしまう形式は不向きなんじゃないかと。これは、セキュリティ問題でなくても、特定の話題にしぼって何か情報を得たい、と思ったときには共通のことなのかも…。

これは、日記形式を否定しているわけではなくて、あくまで目的から考えた向き、不向きであるだけで、時系列にセキュリティ問題を追っかけ、タイムリーな展開をおこなうということも大切だと思うんです。ただ、私はそうではなくてデータベース的な、しばらく経ってから生きてくるようなコンテンツを目指してみたかったということです。一つの動機には、従来のMac OSに関して、日本語でそのような情報を提供しているところを見かけたことがなかったからで、そのために過去のMac OSのセキュリティ問題は発掘しにくいものになってしまってます。これではすぐに風化してしまうのではないか…、という問題意識のもとにMac OS Xに関してやってやろうと思ったのです。半年出遅れてしまっているのですが、Mac OS Xが出た当初からずっとやろうかやるまいか悩んでいて(それは主に責任問題や取り組める時間的余裕の問題なのだけど)とりあえずはじめちゃえ、と決心したのが現在です。

もちろん、既にあるいくつものニュースサイトがそうしているように、いろんなサイトでセキュリティ情報の提供が重複しておこなわれ、お互いに補完できる方がいいと思っています。それぞれ良いと思った形式でやることにより、より多様性が出る、という意見には全面的に賛成です。

まー、まだはじめたばかりでいつまで続くか分かったもんじゃないのですが(いろいろ前科もありますし…)、マイペースに更新方法とかポリシーとか構築していきたいと思います。

2001-11-07(その1)

Mac OS X Security News Trackerを更新。

上記の更新内容に関して、2001-11-04(その5)のインストール手順に関する記述を撤回する。

2001-11-05

Mac OS X Security News Trackerを更新。

リンクとか備忘録とか日記とかさんに紹介してもらって、気を良くしてマス。

2001-11-04(その6)

もう少し件のiTunes2.0のスクリプトについて考えてみると…。"$2"の部分に何が入るのかが気になる…。デベロッパのドキュメントにも記述がかなったの推測ばかりになるけど、でも、/Volumesには起動ボリュームは追加されないので、起動ボリューム自身が誤って消されることはないはずだ。

となると、iTunesを起動ボリューム以外にインストールしていた、という条件が加わることになる。ここで、"$2"にどのような値がどのような条件ではいるのかが判れば、問題が起こる場合と起こらない場合がはっきりする。

しかも、これまでの情報から、ボリューム名やフォルダ名に空白が入っていただけでは発生しない。空白で分割されて、それが運悪くボリューム名とぶつかってしまう、という条件が重なるのだ。一番最悪の条件なのが先頭が空白のボリューム名を含むパスが"$2"が入ってくるときで、このときは起動ボリューム以外のボリュームが消されてしまう。

まー、条件が非常にレアでも、揃えば確実に起こってしまうことなので、その5で書いた開発者側の配慮は同じ。別にこれはUNIXな世界でも許されることではないので、shを使う場合の一般的な配慮と考えることが出来る。というか、「ユーザの入力した値の可能性を徹底的に検証する」というのは、セキュリティの世界では一般常識だ。今回の場合は、「ボリューム名」というユーザがいじる可能性のある文字列を疑う、というのが抜けていたということ。それもごく初歩的な部分で。

(補足:「別にこれはUNIXな世界でも許されることではない」の部分について。近代的ないわゆるUNIXなOSでも、特にファイル名やフォルダ名に空白を含むことはできない、などという制限はない。だから、シェルプログラミングをするときは空白が含まれる可能性があることを前提にしなければいけないのだ。ただ、使用頻度の多いシェルのコマンドラインインタフェースではスペースをエスケープしたりクォートで囲んでやったりしないといけないので、ユーザは自然と空白を避けるようになる。URLでも"%20"で空白は表現できるので、httpサーバなんかでも特に空白を含むパスを回避する必然はないのだ。今回の件でも「UNIXだから制限が…」などという意見を持ち出す向きもあるようだが、それは的外れなように思う。あくまでシェルスクリプトプログラミングの基本ミスに還元される。プログラミングミスでデータが危機にさらされる可能性があるのは、どのOSにもありえることだ。)

2001-11-04(その5)

Tales about Appleさんのところで、iTunes2のインストールスクリプトの解析が行われていた。問題の箇所は、「Applicationフォルダに古いiTunesが残っていたら、消す」という処理をしていて、そこで実際に古いiTunesを消す部分に問題があった、ということのようだ。

そこで思い出したのだけど、iTunes2のReadMeである「iTunes for Mac OS X 情報.rtf」には、インストールする際の注意として次のようなことが書いてあった(これは2.0のインストーラも2.0.1のインストーラも一緒)。

iTunes for Mac OS X をインストールする

これまでに「iTunes for Mac OS X」をインストールしている場合は、新しいバージョンをインストールする前に、古いバージョンを削除してください。「iTunes」を「Dock」に置く場合は、まず「Dock」から古い「iTunes」のアイコンを取り除き、新しい「iTunes」をインストールした後で、新しい「iTunes」のアイコンを「Dock」にドラッグします。

自分の場合はこの記述通り、古いiTunesをゴミ箱に入れてからインストールを行ったので、今回の問題からは無関係だったようだ。つまり、古いiTunesをあらかじめApplicationフォルダから取り除いてあるので、問題のスクリプトが実行されることはなかったのだ(実行されても自分の環境であれば問題は起きなかったのだが…)。

今回問題に遭遇した人は、上記の処置をせず、なおかつボリューム名の先頭を半角のスペースにしていたりしていた、という条件が当てはまるようだ。

ReadMeの通りにユーザが作業していれば…という条件ではテスト出来ていたのかもしれない。だけど、そうではない場合の対処が出来ていなかったようだ。「ReadMeを読んでいないのが悪い」という指摘も出来るけど、そういったマニュアル類を読まないことを想定して最悪の事態を避けることはメーカーの義務だ。その点で、今回はAppleは失敗してしまったということかな。

ユーザサイドとしては、自分の身を自分で守るためにも、ちゃんとインストール関連のドキュメントには目を通すこと、というのが教訓。

Mac OS X上のソフトウェア開発者の視点からも考えておく。今回の件では、Installer.app自体の問題でもなく、そのInstallerから呼び出されるスクリプトの問題であるので、すべてのMac OS X開発者に関連することだ。shを使って何か作業をさせるのなら、パスの指定を必ずダブルクォート等で囲んでおく、という教訓になる。

2001-11-04(その4)

iPodの欲しい機能一覧、こういうごくストレートな発想の機能なんてのがついたらついたで、きっと物足りない感じがしてしまうのはAppleという会社の特異性なのかな…。

要望を聞いて、それで使いやすくなりました、だけでは満足されないのだ。大変だなぁ…

2001-11-04(その3)

iTunes 2.0のインストーラに問題があったんだそうな。うちのMac OS 9.2.1のボリューム名には半角スペースが入ってたけど、何も問題がなかった…。必ず起こる、というものでもなさそう。新しい2.0.1が出ているそうです(Apple - iTunes - Download iTunes 2)。

public betaのときからインストーラがらみのトラブルが多く感じるなぁ…。

2001-11-04(その2)

ポータブルオーディオとして当たり前の機能として、iPodに追加して欲しいもの。

というわけで、上記の意見をTell USしておこう。

2001-11-04(その1)

「忙」という字は、「心を亡くす」とよく言われるけど、自分の心を亡くすより、いろんな人との交流が遠のいてしまうことのほうがが悲しい。

仕事に追われる休日を過ごしながら、トロに癒される日々。

2001-11-03(その2)

先週1週間、頭に鳴り響いてたCharlie's Angelsのサントラを買う(ついでに、Lenny Kravitzの新作とYo-Yo Maも)。家に帰ったらまずすることはiTunesのライブラリに追加すること。

最近は…、特にBOSEのパソコン用スピーカーを買ってからは、音楽を聴くのはiTunesに頼り切っている。3ヶ月弱の寮生活でも、音楽はこれ一本で過ごしていたし。

各所で言われていることだけど、そんなiTunesにハマりきっている人にiPodは魅力的に映るんだろう。特に、この前書いた“iTunes to Go!”というキーワードでもって、iTunesの環境をそのままいつでもどこでも持ち出せる、という使い方が。

家電的な立場から見たらまだまだ不足なところもあるiPodだけど、おそらく買うことになるだろうと思う。逆にコンピュータ屋さんならではのアイデアもたくさん隠されているような気もするし…。

「そんなの言いなりだ」と思われるかもしれないけど、Appleの提案してくることに、そのままハマりきってしまうのも悪くない。結構楽しいんだよね。だからこそ「宗教的」とも言われるのかもしれないけど…。

そんな楽しさは、こないだであればPismoを買ったときに痛感していて、このときはFirewireがノートパソコンに搭載されることによるものだった。このときはiMovieをつかったりして、それこそAppleの思うツボな楽しみ方をしたと言える。今回のiPodでもそんな風に楽しめるか、ちょっと試してみいという気持ちが強い。

値段のこともあるけど、スペック的に同じ事が出来て、それだけで高い安いで判断するのなら、Macなんか使い続けてない。仕事の対象ではなくて、あくまで娯楽と私生活の範囲でしか使ってないものだから、そういうハマリ方が出来るのかもしれないなぁ…。

2001-11-03(その1)

さっそくiTunes2を入手。ほとんど使わないであろうMac OS 9版まで一緒にダウンロードしてしまうのには、なんか悲しい性を感じる…。

© ぴぐもん, 2001