今年の年末はおとなしめに…。
  …の予定。


おそとで…といっても野外じゃないけど。
Blanc de Blancs '82 Iron House
 ブラン・ド・ブラン '82 アイアン・ホース
  (アメリカ/カリフォルニア州/ソノマ、スパ−クリング)
ほとんど存在そのものが驚きのようなスパークリング。有名な Wedding Cuvee ではない。色は比較的薄いがややピンクゴールドがかっている感がある。泡は非常に弱く、飲んだときの刺激も少ない。最初のひと嗅ぎはトマトケチャップ!って思うんですけど…ほとんど同意は得られなかった。(^-^;) 別にカリフォルニアのスパークリングだから、ってこともないんですけどね。すぐに穀物、特に米を焦がしたような香ばしい香りが立ち上り、それだけで力強さを予感させる。その予想通りと言うべきか、果実感はとても豊か。酸もしっかりとしているため、クリアーかつパワフルな印象。やがてショウガの香りが感じられ (これは同意がえられた ^-^;)、二時間もするとマロングラッセのような甘い香りに転じていった。悪く言えば気の抜けたスパークリングなのだが、もともとのポテンシャルが素晴らしいため、泡が抜けかけても魅力はつきない。9800 yen は意義あるお値段でした。
#ちょっとサロンに似ているとも思ったのだが…。ダメ?

Savennieres Clos de la Coulee de Serrant '89 Nicolas Jolly
 サヴニエール・クロ・ド・ラ・クレー・ド・セラン '89 ニコラ・ジョリィ
  (フランス/ロワール、白)
ワインリストはロワールも充実しておりうれしい限り。クレー・ド・セランは '93 (10000 yen) もあったのだが、さんざん悩んだあげくに '89 (15000 yen) を選択。もうこの値段ではなかなかお目にかかれそうにないですから…こんなことならもっと現金を持って行けばよかったよ。(^-^*) で、見た目はこちらも比較的薄い麦藁色。が、すこしグラスを回しただけでもねっとりとしていてオイリーなのが印象的。くんのひと嗅ぎで…うわお!なんなんでしょうか、これは。恐ろしく複雑で華やかで深い。爽やかかつ非常に深みを感じさせる青草の香りとかすかな揮発油を背景に、重めのミツの香りやリキュール類が底辺をながれる。華やかさは白い花や洋ナシの香りが担当。非常に立体感のある香りの印象で、まさに絡み合うような旋律を想起させるものだ。飲んでもねっとりとしたテクスチャがあり、ミツのような重厚感のある果実味と始終続く複雑な苦味は素晴らしいとしか表現できない。「新月の夜に牛の骨を畑にまいて…」という話を聞くと (ニコラ・ジョリィは本当にそういう作り方をしているそうだ。ビオディナミ (有機農法) とのこと)、なんとなく胡散臭い印象もあったのだが (^-^;)、飲めば入信してしまいそうですよ。(大誤解)

#そうそう、「サヴニエール・クロ・ド・ラ・クレー・ド・セラン」がアペラシオン名なんだって (エチケットにそう書いてあった)。フランス一長いアペラシオン名なんじゃないでしょうか?

Santenay "Grand Clos Rousseau" '88 Claude Nouveau
 サントネイ・グラン・クロ・ルソー '88 クロード・ヌーヴォー
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
もうスパークリングと白でずいぶん予算を使ってしまったので (^-^;)、手ごろなピノをチョイス。色合いはさほど枯れてはいない。香りの果実感はおとなしく、時間がたっても開く気配はなかった。土や砂、鉄、粘土のようなミネラル系の匂いの印象が強い。果実味は痩せており、酸がやや突出している。うーむ、飲み頃が過ぎているんじゃないのかな?優良収穫年だろうに…。8500 yen はちともったいなかったな (それより全然手ごろな値段じゃない!)。



ほんの一杯ってことだったんですけど…。
"Merlot" '97(?) Glass Mountain
 「メルロー」 '97(?) グラス・マウンテン
  (アメリカ/カリフォルニア州、赤)
非常に親しみやすい赤。たっぷりとしたフルーツにココアパウダーのような香り。かなり甘みを感じさせる果実感でタンニンも穏やか。酸が足りないのがカリフォルニアらしいといえばそうなのかな。コストパフォーマンス高く、普段飲みにはいいのかもしれないが、どういう食べ物に合せればいいのかな?

Bulgarian Merlot '97(?) Dom. Boyar
 ブルガリアン・メルロー '97(?) ドメーヌ・ボイヤール
  (ブルガリア、赤)
かの有名なブルガリアの赤。といっても飲むのは始めてなんですけど…。香りの果実感は少なく、ややおがくずのような印象。タンニンもそこそこあり、シャープな酸が冷涼な地域のワインであることを思わせる。(誤解だったりして ^-^;) ワインそのものの魅力は上のグラス・マウンテンに軍配があがるが、食事と合せやすいのはこちらのような気がするんですけどねえ…。こってりとした料理にとても合いそうです。
ってことで三人で二本も開けてしまいました。
単におつかいに行っただけなのに、本当にごちそうさまでした。



近所の酒屋で出された不思議な一杯。
Moulin-a-Vent '84 Georges Duboeuf
 ムーラン・ナ・ヴァン '84 ジョルジュ・デュビュッフ
  (フランス/ブルゴーニュ/ボージョレー、赤)
このマグナムボトル、酒屋に数年間貯蔵した後に何日か前に抜栓したそうです。エチケットに付いた造花がかわいらしい。で、グラスに注がれた液体を本当に恐る恐る見てみると…ナニコレ。(^-^;) できの悪いコーヒーというか、泥水みたいで茶色に濁っている。さらに恐る恐る匂いを嗅いでみると…うん?土や鉄分、漬物のようなひねた匂いに混じってかすかながら干しブドウだとか果実を感じさせる。さらにさらに、罰ゲームよろしく恐る恐る飲んでみると…かなり薄くなっているものの果実味は残っている。そしてタンニンは完全に落ちており、弱々しい酸が残っている。うーん、気の抜けたコーラを水で割ったみたいだ。でもね、それなりにちゃんと飲めますよ。翌日お腹が痛くなることもありませんでしたし。(^-^;)

#貴重な体験をありがとうございました>しんかわ酒店の若旦那!



いつのまにか毎年恒例になったダイビング仲間の忘年会。
数が多いので簡単なコメントだけね。
Brut Imperial NV Moet & Chandon
 ブリュット・アンペリアル NV モエ・エ・シャンドン
  (フランス/シャンパーニュ/エペルネ、シャンパーニュ)
おなじみ (?) のジェロボアム (3 L)。ハチミツの香りがしたりしてなんだか濃いね、普通のボトルより。そしてデザート用のイチゴがあったので、「これとシャンパーニュ (もちろん現場では『シャンパン』って言ってます) を合せましょうよ!」と半ば強引に提供させる。(^-^;) すると…なんとモモの香りが出てきましたよ。リチャード・ギアの台詞もあながち嘘ではないということか。
Gran Baron NV
 グラン・バロン NV
  (スペイン、カヴァ)
以前飲んだときより濃い。ただメタリックな感触があまり好きになれないのだが。
Gonet NV
 ゴネ NV
  (フランス/シャンパーニュ、シャンパーニュ)
穀物を焦がしたような香り。酸が強く、引き締まった印象。
Baron de Lestac '98
 バロン・ド・レスタック? '98
  (フランス/ボルドー、たぶん白)
すっきりした白。オレンジの印象。普段の食事にはいいだろうけどこういう場では目立たないかな。
Chablis '97 Dom. Jean Collet
 シャブリ '97 ジャン・コレ
  (フランス/ブルゴーニュ/シャブリ、白)
意外と酸は強くなく、ふくよかな印象。余韻がえぐみでなくて苦みならいいんだけど。
Mount Palomer "Chardonnay" '97 Temecula
 マウント・パロマー「シャルドネ」 '97 テムクーラ?
  (アメリカ/カリフォルニア州、白)
濃く、いかにもカリフォルニアの白。アプリコットの香りはお約束か。なんでも現地にお住まいの方から頂いたものだそうな。
Ch. Paradis Casseuil '96 Dom. Baron de Rothschild (Lafite)
 シャトー…何て読むんだろ? '96 ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト (ラフィット)
  (フランス/ボルドー、赤)
"(Lafite)" と括弧付きなのが何とも奥床しいですね。で、味の方もそれ相応に奥床しい。普通の AC ボルドーという印象しかないもん。(^-^;)
Ch. de Lignac '97
 シャトー・ド・リニャック? '97
  (フランス/ボルドー、赤)
最初紙粘土のような香りでこれまた普通の AC ボルドーなのかと思いきや、途中から果実味がぐっと出てきて楽しめた。今回の一番の収穫かな。飲んでいて楽しい。
Cotes-du-Rhone "Le Gramenon" '97 Dom. Gramenon
 コート・デュ・ローヌ・ル・グラムノン '97 ドメーヌ・グラムノン
  (フランス/コート・デュ・ローヌ、赤)
私の持ち込み。定番ですな、これは。最初から花のような香りと果実香が芳しい。飲むとちょっと酸が強めだが、果実感は豊かでタンニンは柔らかい。うーん、なかなかいいと思うのだけど感心してくれたのは一人だけでした。/_; しんかわ酒店で購入、2310 yen。来年はさらに価格帯を下げるべきなのかな…。
Grande Reserve '97 Los Vascos
 グラン・リゼルヴ '97 ロス・ヴァスコス
  (チリ/コルチャグア県、赤)
手元のメモには残っていないがたぶん「カベルネ・ソーヴィニヨン」。かなり強いワイン。果実も相当にあるようだが、インキーさで隠れがち。収斂性強く端的に言って渋いのだが、こういうのって一般の人に受けるのだろうか?評論家には評価されるかもしれないが…。てなコメントをその場でしたら、ちょうど話していた人が『これ、たぶん私が持ってきたものなんですけど…』だって。うはは!と笑ってゴマかそう!
Selection Reserve "Cabernet Sauvignon" '98 Cono Sur
 セレクション・リゼルヴ '98 コノ・スル
  (チリ/チンバロンゴ、赤)
以前「シャルドネ」は飲んでいる「コノ・スル」。そのときは感心しなかったのだけど、これはなかなかいいです。バランスよく、果実感も十二分に楽しめます。値段も手ごろだし (1000 yen 以下で買えるそうな) 普段飲みにはいい感じ。
"Merlot" '96 Vina Tarapaca
 「メルロー」 '96 ヴィーニャ・タラパカ
  (チリ、赤)
大昔にシャルドネを飲んで結構感動したタラパカ。キャラメルの香りはマロラクティック発酵か。果実感は上のコノ・スルよりさらに親しみやすく、女性受けしやすそう。なるほど、シャルドネの印象を考え合せると狙っている路線がわかった気がする。
Castelletto "Sangiovese" '96? Temecula
 カステレッロ「サンジョヴェーゼ」 '96? テムクーラ?
  (アメリカ/カリフォルニア州、赤)
これも上のシャルドネを持ち込まれたご夫婦の差し入れ。うむ、濃い、これは。上のロス・ヴァスコスのような (別に集中攻撃するつもりはないんだけれど ^-^;) 「単に」濃いタイプではなくて、それなりに複雑で密に作ってある印象。最初はサンジョヴェーゼだってことがわからなかったし。鼻はもう利かなかったので香りの印象は乏しいが、もう一度じっくりと飲んでみたいワイン。

#てな感じで夜がふけていったわけです。
#しかし…誰なのだー!俺の断りもなしにグルギッチ・ヒルズのシャルドネを飲んだのはー!
#(↑すっかり自分の物だと思っている)


Soave Classico Superiore "Salvarenza" '97 Gini
 ソアーヴェ・クラシコ・スペリオーレ・サルヴァレンツァ '97 ジーニ
  (イタリア/ヴェローナ、白)
ジーニのソアーヴェは以前 "La Frosca" を飲んでいるが、これはさらに上位の、かつ、入手困難な銘柄だそうである。やや薄暗い照明でもなんだか濃い色をしているのは明らか。見た目に負けず劣らず香りも濃く、最初から花のような高いトーンの香りにクリームや蜜のようなこってりとした香り。さらにフレッシュなモモやアプリコットの香りも非常に強い。もう飲まずとも十二分に楽しめますよ、これは。口に含んですぐには正体を現さず、少し拍子抜けしてしまう。が、やがて口の中でパワフルな果実味が弾け、飲み終わった後には長くたなびくような苦みの余韻が延々と続く。抜栓後時間がたつと (温度が上がると?)、「辛口の貴腐ワイン」といった様相を呈してきた。間違ってもこれはソアーヴェの代表選手にはなり得ないだろう。とても濃い。

Cote-Rotie "Brune et Blonde" '94 E. Guigal
 コート・ロティ・ブリュヌ・エ・ブロンド '94 ギガル
  (フランス/コート・デュ・ローヌ、赤)
赤はいきなりコート・ロティーから始まる。(^-^;) まだまだ元気な赤紫色をした液体からは厚味のあるベリー系の香り (黒かな?) にコショウ、チョコレートの香りが強く主張する。そのほかやや埃っぽい匂いに肉の燻製、パンのような酵母臭。何だか食事がひととおりそろっているようですね。そしてグラスをしばらく回さないでおくと、ヨーグルト風味キャラメルのような甘い香りがグラスに充満する。まず舌先で感じられる果実感は始終続き、やがて強いながらも主張しすぎないタンニンが現れ、最後には引き締まった酸が全てを洗い流して余韻を形成する。『濃度 100%』というわけではないが、やはり非常に強い主張をするワイン。しかし時間がたつと果実感はやや衰え、ミネラルや米のお焦げのような匂いが感じられた。

Saint-Chinian "Les Terrasses Grillees" '96 G. Moulinier
 サン・シニャン・レ・テラッセ・グリ…何だろう? '96 ムリニエ
  (フランス/ラングドック、赤)
1982 年から AOC が認められたラングドックはサン・シニャンのワイン。のっけからヴィオニエを思わせるような中音から高音域の強い花のような香り。匂いのみを嗅ぐブラインドなら間違えなくコンドリューと答えていたであろう。(^-^;) 熟したサクランボを凝縮させたような強い果実感があり、タンニンや酸は弱い。ジャムっぽいと言っても過言ではないが、そのわりにはくどさのない透明感のある味わいなので、なんとも親しみやすい。ちょっと愛敬振りまきすぎなのでは、と思ってしまうぐらいに。そう、この地方はブドウの畑のまわりにローズマリーなどが植えられており、少なからずもその香りの影響は受けるそうだ。そういうのをフランス語で「ガリーク」と言うんだそうですよ。知ってました?

Barbaresco '95 Viila Ile
 バルバレスコ '95 ヴィッラ・イッレ
  (イタリア/ピエモンテ、赤)
ほとんど無名に近い作り手のバルバレスコ…だそうな。しかしこれを飲んで初めてわかりましたよ、「スミレの花の香り」というのが。いや、逆にこのワインの香りをスミレの花の香りというべきなのか…そのぐらい強い香りなんです。その他、藁、紙粘土、コカ・コーラ、松ヤニや酢酸エチル (セメダインという方が通りがいいか) という一種独特の香りもある。バニラやココアパウダーは樽のなせる技か。飲むとフレッシュではないが干しブドウのようなねっとりとした果実味と、強めの酸がやや分離しがちだが、それでもなお素晴らしいワインであることには間違いがない。次のワインよりもずっと親しみやすいのだ。

Barbaresco '94 Gaja
 バルバレスコ '94 ガヤ
  (イタリア/ピエモンテ、赤)
こちらは超有名作り手のバルバレスコ…。が、しかーし!なんだかこれは水っぽいぞ。ピノ・ノワールにときどきありがちなフナ (魚だよ) みたいな匂いもするし。うーん、といいつつ飲んでいると、時間とともにとてつもない果実味が出てきた。フレッシュや軽快という言葉とは程遠い、ずしっと重量感のある果実味だ。タンニンも重厚なのだが、この重量級の果実感と上手くバランスがとれており、なんともたくましい印象。でも無骨さはあまり感じないな。どこかに育ちの良さを感じさせる品のいいワインなのだ。それゆえ飲み干すまでに心を開いてくれなかった感はあるのだが…タダ酒だからこの点は黙っておこう。(^-^)


Brut "Prestige" NV Diebolt-Vallois
 ブリュット・プレステージ NV ディーボルト・ヴァロワ
  (フランス/シャンパーニュ/クラマン、シャンパーニュ)
のっけからハチミツを塗って焼いたトーストとリンゴの香りが心地よい。見た目の泡は細かいが飲んだ印象はかなり炭酸の刺激が強く、このへんは好き嫌いの分かれるところかもしれない。そしてモモのような豊かな果実感とややメタリックさのある力強い酸が頑丈なボディーを構成しており飲みごたえも充分。時間とともにかすかな揮発油香とスパイスの刺激が出て、飲み干す頃にはラム酒のような強い香りが…うーん、なかなかもモンです。(^-^) クリーム系でない力強いシャンパーニュといったところか。

#以前ブラン・ド・ブランを飲んでいます。アホみたいなコメントしか書いていませんが。(^-^;)

"Cabernet Sauvignon" Glenmore Vinyards '98 Moss Wood
 「カベルネ・ソーヴィニヨン」グレンモア・ヴィンヤーヅ '98 モス・ウッド
  (オーストラリア/ウェスタン・オーストラリア州/マーガレット・リヴァー、赤)
オーストラリア産らしい強力なワイン。なんたって「脚」に赤紫色の色がついているんですから。(^-^;) やや樽が強すぎるのか、ゴムのような匂いにシナモン、ココアパウダー、クリームの濃い香り。これらはやがて灰にまぶした焼き芋や焼き栗の香りに転じる。タンニンがかなり強くインキーなのだが、その裏に隠れた果実感はかなりのもののようだ。それゆえ (なのかどうかよくわからないが) 酸が弱いわりに余韻がかなり長い。むう、たしかにポテンシャルはとてつもないが、飲むのが早過ぎたのかな。しんかわ酒店で購入、3633 yen。澱も豪快。

Ch. l'Arrosee '78
 シャトー・ラロゼ '78
  (フランス/ボルドー/サン・テミリオン、赤)
酒蔵本店 (どこなんだ、そりゃ ^-^;) にて 20 カ月前に 8925 yen で購入したなんとも心細い一本。かなりオレンジの入った赤い色で、醤油をつけて焼いたおかきや灰、煙のような匂いがする。最初そのまま飲んでみたところ、もうかなり果実と酸の線が細くなっているわりにはタンニンが強く、バランスを崩しつつある印象。あらら…と思いつつ、澱を取る目的でデキャンタージュをしたところ灰や煙っぽさは消えてなくなり、かわりに甘い果実感が出てきた。ふむう、不思議なものですね。これだけで終わるとたいして面白くないのだが、合せた肴はけっこう面白いですよ。普通の醤油とこのワインを 3:2 ぐらいまぜたものを使うと…なんとマグロの大トロの刺身を食べてもちっとも生臭くなりません。教えていただいた方の話だと赤身や鮭などで有効な方法で、白身は難しいとのこと。あまり渋すぎなければ他のワインでもできるようなのでぜひ一度おためしあれ。

#もし上手くいかなくても「大トロ代を払え!」とか私に文句を言わないように!(^-^;)

Ch. Mouton Rothschild '76
 シャトー・ムートン・ロートシルド '76
  (フランス/メドック/ポイヤック、赤)
タバコ、削り立ての鉛筆、チョコレートやブランデーの香り。上のデキャンタージュ後のアロゼよりも引き締まって筋肉質かつ骨太な印象。最近のスタイルとは少し違うのかな?また、果実感が出た後に程なくして酸が立ってきたアロゼとは異なり、時間とともにじっくりと果実感が開いてくるあたりに風格を感じる。さらに枯れ葉のような熟成香や、バニラの甘い香りが強まってきたが、依然タニック。全く妥協を感じさせない造りだ。このときには大トロはなくなっていたのが残念だけど。(^-^;)


今年もたくさんのワインに出会えました。その中でも特に印象に残ったワインを以下に挙げてみました。全てにリンクを貼っておりますのでご興味のある方はそれぞれの鯨飲日誌をご覧ください。ただし「旨い」という要素だけでなく、「こういう味もあったか!」とか「コストパフォーマンスが異常に良い!」というような要素も入っています。その点をご了承ください。以下凡例。

 スパークリング
 白
 赤
 デザートワイン

※ 政治的配慮は全くしておりません。つまり誰それが持ってきたから、とか、誰かが旨いと言ったから…とかそういうことは一切考慮していません。純粋に印象に残ったワインのみを挙げてみました。

 Salon '83
  (フランス/シャンパーニュ/メニル・シュル・オジェ)

 "Chardonnay" '97 Kistler
  (アメリカ/カリフォルニア州/ソノマ・コースト)

 Savennieres Clos de la Coulee de Serrant '89 Nicolas Jolly
  (フランス/ロワール)

 Soave Classico Superiore "Salvarenza" '97 Gini
  (イタリア/ヴェローナ)

 Corton Cuvee Docteur Peste '79 Hospices de Beaune
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ)

 Hermitage '94 Dom. Jean-Louis Chave
  (フランス/コート・デュ・ローヌ)

 "Pinot Noir" '94 Staton Hills
  (アメリカ/オレゴン州)

 Bourgogne "Pinot Noir" '95 Robert Groffier
  (フランス/ブルゴーニュ)

 Moscato Passito di Pantelleria Bukkuram NV Marco de Bartoli
  (イタリア/シチリア)

 Botrytis Semillon Sauvignon Blanc '97 Yalumba
  (オーストラリア/サウス・オーストラリア州/バロッサ・ヴァレイ)


意外、というべきか、スパークリングはサロンのみ。タイプ別で言えば、スパークリング×1、白×3、赤×4、甘口×2でかなりバランスのいいリストになっていますね。偶然だけど。あとイタリアとアメリカが2本ずつあるのも特徴的か。面倒臭がらずにもうちょっとこのあたりも勉強すべきかな。

さらに次のようなワインも結構印象に残っています。以下飲んだ順。

 Blanc de Blancs '91 Dom. Carneros
  (アメリカ/カリフォルニア/ロス・カーネロス)

 Cote-Rotie "La Turque" '94 Dom. E. Guigal
  (フランス/コート・デュ・ローヌ)

 "Sauvignon Blanc" '97 Selene
  (アメリカ/カリフォルニア州/カーネロス)

 Ch. Pichon-Lalande '66
  (フランス/ボルドー/ポイヤック)

 Condrieu Fleurs d'Automne '97 Pierre Gaillard
  (フランス/コート・デュ・ローヌ)

 Clos de Vougeot '85 Robert Arnoux
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ)

 Cidre Bouche de Bretagne "Brut" NV Coat-Albret
  (フランス/ブルターニュ、シードル)

 Volnay "Les Carelles" '92 Jean-Marc Bouley
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ)

 Prelude '90 Merryvale
  (アメリカ/カリフォルニア/ナパ・ヴァレー)

 Latricieres-Chambertin '88 Ponsot
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ)

 Edelzwicker '95 Rolly Gassmann
  (フランス/アルザス)

はてさて 2000 年はどんなワインに出会えるでしょうか?

Donna Giulia NV Fattoria Le Terraze
 ドナ・ジュリア NV ファットリア・ル・テラッツェ
  (イタリア/マルケ、スパークリング)
モンテプルチアーノ種から作られるスパークリング。停電をちょっとだけ期待しつつ (^-^;)、除夜の鐘がなる頃に抜栓してみた。色はかなり薄くグリーンがかっており、泡は比較的大きい。香りはまさにレモングラスで、飲んでもレモンのような強めの酸が感じられメタリックな印象。しかしその奥に隠れた果実感は相当なものと予想される。肴もなしに杯を重ねていると、(つづく →)



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