今月が本当の「七の月」、なんだけど…。

Cremant de Bourgogne NV
 クレマン・ド・ブルゴーニュ NV
  (フランス/ブルゴーニュ、スパークリング)
ラベルを見ると、"Groupement de Producteurs de Prisse-Sologny-..." とある。共同醸造所ってことかな?フルートに注がれた液体は薄い色ながらわずかに銅色が入っているのが美しい。しかーし!底からわき上がる泡が無茶苦茶大きい。そりゃそうだよな、「炭酸ガス含有」って書いていあるから後から圧入しているのだろう。シャンパーニュとは違うのだと、あきらめ半ばでクンクンしてみると意外や意外、かなり濃いめの香りがする。ラム酒につけたレーズンとバターをたっぷり入れて焼き上げたクッキーのような香りが主体でリンゴの香りもほのかに。飲むとやはり炭酸がきつめだが、果実味はしっかりとしておりなかなかの飲みごたえ。ただし喉を通るときの金属感 (極端に言えば虫歯治療後の金属をかぶせた歯に金属製のスプーンがぶちあたった感じ) と、同時に鼻に抜けるそのメタリックな香りが気になるけどまあ許容範囲内でしょう。成城石井・青葉台で 1995 yen。

*

ここで昔苦しめられた物理化学の教科書を引っ張り出してみよう。
『(液体中の泡とその内外圧力差を記述する Laplace の式に関して) ... 曲面内の圧力は常に外圧よりも大きいことがわかるが、この差は曲率半径が無限大になるにつれて 0 に近づく。小さな泡は非常に曲率半径が小さいから、その内外の圧力差は非常に大きい。たとえばシャンパンの中の 0.1 mm の泡の場合は、圧力差が《中略》 1460 Nm-2 もあり、水柱 15 cm をもささえるほどである。』

千原ら訳、アトキンス物理化学・第二版 (東京化学同人) より勝手に引用。

何が言いたいかというと、シャンパーニュの細かな泡は、その炭酸ガスの大きな圧力の賜物なのだ。単純に圧力が大きければ泡が大きくなるんじゃないのと思っていた私が馬鹿でした。このページにも赤線いっぱい引いていたんだけどねえ…もっと勉強しろよ>座長!

Bourgogne "Pinot Noir" '95 Robert Groffier
 ブルゴーニュ「ピノ・ノワール」 '95 ロベール・グロフィエ
  (フランス/ブルゴーニュ、赤)
もう酔っ払っているんで調子に乗って二本目 (ワインに行くまでに生ビールをそれなりに飲んでいたのだ)。しかし酔っ払っていると言いつつ AC Bourgogne を選んでしまうあたりがヤなヤツか。ふた夏を押入れで過ごしているのであまり期待しなかったのだが……すごいです、これ。ベリー系の豊かなフルーツの香りに草花が朽ち果てていくような心地の良い熟成香。それにゆでたアズキや大豆のような炭水化物系の香りや獣香もかなり。大袈裟な言い方かもしれないが、ブドウの花が咲く頃から、実が熟し、ワインとなって熟成していくまでの全ての過程がボトル一本に凝縮しているような印象だ。飲んでもわずかにタニックな部分はあるが、たっぷりとした果実味をベースに複雑な味わいで楽しませてくれる。余韻は比較的短いけれど、品のいい酸が爽やかに残るのでくどさを感じさせず、それがかえって好印象なのだ。グラスを「ヴィノム・シャルドネ」から「ヴィノム・ブルゴーニュ」にかえてもばらけた印象になることはまるでなく、逆に香りがまとまって感じられるあたりただ者ではないと見た。ちなみに購入は去年の春。当時酒屋さんに、「ちゃんと定温保存できる設備があると熟成して旨くなるだろうけどねえ」と言われてしまいましたが、うちの押入れの中でも立派に成長いたしましたよ。お値段は 2500 yen だが、その値打ちは充分にある。それどころかブラインドで「結構良い作り手のニュイの一級畑、収穫年は '91 で、お値段は 5000 yen です」って言われてもきっと信じただろう。

#AC Bourgogne としては最初に飲んだルロワの '90 (白) 以来の感動。酔っ払っていても感動はできるのだ。



かもしださん主催の「酒屋で飲み会」でした。
お店にあるワインをかたっぱしから…飲むわけないよ。
ご安心を。
Excellence Brut NV Gosset
 エクセレンス・ブリュット NV ゴッセ
  (フランス/シャンパーニュ/アイ、シャンパーニュ)
「まずは?」と聞かれて「スパークリングがいいんじゃないですか?」と答えた人がいるのでこれからスタート。
やや濃いめの色合いだが、一口飲んで「あれっ?」。なんか酸に塗りつぶされたようで平坦な味覚なのだ。しかし二杯目には納得。一杯目は温度が高すぎたようだ。オシロイバナのような香りにクリームの濃さ。飲むとややパウダリック。そして引き締まった男性的な酸と厚みのある果実味がなんとも頼もしく、かつ立体感を構成しているから面白い。温度差はわずかなんだろうけど、こうまで違うものかな。シャンパーニュを飲むときには注意しよう。(自戒だよ)

Beaune "Vieilles Vignes" '93 Dominique Laurent
 ボーヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ '93 ドミニク・ローラン
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
「次は?」と聞かれて「ピノ…それもコート・ド・ボーヌなんかがコストパフォーマンス良さげでいいんじゃないですか?」という人がいたので酒屋の主がチョイス。
ドミニク・ローランは初めてなのだが、これはその中でも黒ラベル。なんでも同じ AOC でも白っぽいラベルと黒いラベルのものがあり、後者の方が濃縮感が強いんだそうな。グラスの中の濃い赤紫色をした液体に鼻を近づけると…むう!花のような華やかな香りが実にかぐわしい。これは忘れもしない DRC のエシェゾーみたいだ。飲むと思ったほどの無茶な濃さはない。膨張はしないものの永くたなびくような品の良い果実味があり、そして上口蓋で感じる (ように錯覚してしまう) コーヒーのような苦味も独特。30 分ぐらいかけてさらに複雑さを増していたが、1時間もすると苦みと強い酸が目立ってしまった。これがこの先どうなるのかは興味があるところ。

Chateauneuf-du Pape "Les Cailloux" '95 Andre Brunel
 シャトーヌフ・デュ・パープ・レ・カイユ '95 アンドレ・ブリュネル
  (フランス/コート・デュ・ローヌ、赤)
もう一人の参加者の方を待っている間に「もう一本はどうします?」と聞かれて「南フランス…いや、ひさしぶりにコート・デュ・ローヌなんかで良いのないですか?」とさらに自分の要求を通そうとするろくでもない輩がいたのでこれまた酒屋の主にチョイスしていただいた。
クンクンすると「これは絶対シラーが入っている!」という香り。オレンジマーマレードやグレープフルーツ。甘い香りのスパイス。肉の燻製のような香り。飲むとかなり甘味を感じるふくよかでかつ濃い果実味と、ビターチョコレートのような苦みが上手く同居している。余韻もビターチョコレートのようで長い。時間とともに焦がしたハチミツのような香りが出て、さらに飲んだときに干しブドウを思わせるようなねっとり感が出てきた。面白い…と僕は思うんだけど他の参加者のみなさんはいかがでした??あまり受けていなかったようにも思えるのだけど…。

Bonnes-Mares '95 Robert Groffier
 ボンヌ・マール '95 ロベール・グロフィエ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
で、もう一人の参加者の方が到着。ピノが飲みたいとのことだったのでこれまたチョイスしてもらった。そういえば今までさんざん自分の要求を通してきた人は「ああ、いいですね!今まで '94 と '91 を飲みましたけど、どちらも素晴らしかったですよ!」とのたまっていたな。いい気なもんだよ。
強い赤紫色をしたグラスを回さずに香りを嗅ぐと、杉だとか鉛筆のようなややミネラルを感じさせる香り。しかしグラスを二、三回まわせばむっとするような果実香が広がりなんとも妖艶。飲むと最初は舌先に穏やかな印象だが、かなり甘味を感じさせる果実味が忍び寄るように、しかし口中に広がっていく。そして面白いのは味覚の絶頂が飲んだ後に来ること。嚥下後、強い果実味が上口蓋に残り、その次にパワフルな酸、コーヒーのような苦味の余韻、燃えるようなアルコール感が順番に訪れる。元気だねえ…。ジャムのような甘味は人に愛敬を振りまいているが、やはりすこし早かったのでは、と思ってしまった。これが '95 というヴィンテージの難しさだろうか?

Riesling "Late Harvest" '96 Martinborough Vinyard
 リースリング・レイト・ハーヴェスト '96 マーティンボロウ・ヴィンヤード
  (ニュージーランド/北島/ワイラパパ、甘口白)
遅れてきた参加者の方のニュージーランド土産。なんでも知る人ぞ知る、ニュージーランドでもっとも高い評価をされているデザートワインだそうだ。オレンジが入った薄い金色ともいうべき色合いはいかにも濃そうな印象。クンクンすると、オレンジマーマレードやクリームの香り。さらに (貴腐ではないと思うのだが) 貴腐香のような香りもする。飲むと非常に凝縮感が強く、TBA クラスと言われるだけあって糖度が高い。しかしソーテルヌのような油っこさすら感じさせるようなこってり感はなく、甘さの割りにはすっきりした印象。オレンジのような酸がそれなりに効いているからなのかな?そう、他の参加者の方もおっしゃってましたけど、リースリング特有の揮発油香はほとんど感じられなかった。ドイツでもない独自の路線かもしれませんね、これは。



今日は「日々是鯨飲」一周年記念パーティーでした。
テーマは「俺が法律」。
Rose NV Ferrari
 ロゼ NV フェッラーリ
  (イタリア/トレンティーノ・アルト・アディジェ、スパークリング)
「まずは」じゃなくて「しばらく」スパークリング。ピンクがかった薄い銅色がかわいらしくも美しい。トマト、ハチミツ、チョコレート、ブランデーの香りで思ったよりずっと複雑。スプマンテというと往々にしてそっけない味わい (だと誤解しているの) だが、なかなかしっかりとした果実味と柔らかな酸で軽快ながらも飲みごたえあり。温度が上がるとメタリックさが鼻につくので暖まる前に飲んでしまおう。東急・町田で 3465 yen。

Prelude '90 Merryvale
 プレリュード '90 メリーヴェイル
  (アメリカ/カリフォルニア/ナパ・ヴァレー、スパークリング)
非常にレアなメリーヴェイルのスパークリング。現地のワイナリーでも売っていないらしい。首の部分が細くなった高級感あふれるボトルから注がれる液体は、深いピンクゴールドでなんとも高貴。ウイスキー、ハチミツ、プルーン、ややグラッシーで潮のような香りもする。干しブドウのような濃縮された果実味は、舌先で、というよりも口の中全体で感じられるから不思議。かといって押しつけがましいものではない。酸は梅酒のそれのようで、こちらは舌先で感じられ余韻を形成する。二杯目にはイーストやスパイスの刺激、クリームのようなこってりした香りも出てきた。非常に複雑で、熟成したスパークリングはこうなるのだということがよくわかりましたよ。大変に良い出来栄えはつうさんのお持ち込み。本当にありがとうございました。

Rose Reserve '90 Veuve-Cliquot Ponsardin
 ロゼ・リゼルヴ '90 ヴーヴ・クリコ
  (フランス/シャンパーニュ/ランス、シャンパーニュ)
タマネギの薄皮色というよりは、輝く赤銅色ともいうべき美しい色合い。面子にそぐわずロマンティックですね。(^-^;) クンクンすると青臭くはないのだが、何種類もの新鮮な野菜を感じさせる繊細で (弱いという意味ではない) 複雑な植物系の香り。青臭くない爽やかな青草の香りもあり (なんだそりゃ?)、さらにややパウダリックで小さな花のような香りはキュート。むう、今まで体験したことないので書いてもよく表現できないのだけれど、とてもいい香りでずっと鼻を突っ込んでいたくなるような感じなのだ。インパクトで攻めてくるタイプではない。香り華やかさ、繊細さとはやや対照的に干し柿のようなねっとりとした果実味がある。トマトのような酸はかわいらしく、柔らかで女性的な酸の余韻を形成する。全体として女性的で実に貴族的な印象。こちらは kodaira さんのお持ち込み。本当にすみませんねえ、皆様。

Brut '88 Salon
 ブリュット '88 サロン
  (フランス/シャンパーニュ/メニル・シュル・オジェ、シャンパーニュ)
泡のメインとなる一本。注がれて直後は思わず身を引いてしまうような香りの直撃弾があった。何の香りかというと、フレッシュな青リンゴだ。これまた「?」付きだが白い?花のような香り。いや、花束という方が適当か。ほのかに柑橘類も。思ったよりも味わいのインパクトは少ないが、それでも強靭な果実味はなかなか他に類を見ないのではないだろうか?比較してなんだが上のメリーヴェイルはかさが大きいがやや中空の様相を呈している果実味なのに対して、サロンはそれよりもやや小振りながらごろんとした中までつまった果実味なのだ……ってわかってくれるかな?その強靭な果実味に相応するように心強い酸があるのだが、当然ながらきつい印象はまるでなく全てに溶け込んでいる。時間がたつとウイスキーや火を加えた醤油のような熟成香が出て、リンゴにも少し火が通り、ハチミツと柑橘も強まってきた。さらに二時間後にはマロングラッセが強く香る底知れぬシャンパーニュ。できればボトル一本で食事を通したかったかな。13500 yen。
普段スパークリングを飲み比べることはないのだけれど、
どれも個性的でとても面白かったです。
で、紅白紅白になっているのは気付いていただけました?


Cahors "Le Cedre" '96 Ch. de Cedre
 カオール・ル・セドレ '96 シャトー・ド・セドレ
  (フランス/南西地方、赤)
赤の一本目はのへさんのお持ち込み。なんでも最近流行の「高級な」カオールだそうだ。黒の入った赤紫色でグラスの先はまるで見えない。香りを嗅ぐと…うむ、新樽の香りが強く、バニラアイスクリームというのは言えてる。さらにラズベリーソースをかけた、といえばより近いかな。強い果実味はあると思うのだが、若くインキーなタンニンの影に隠れているようだ。ヨード、プラム、ややグラッシーで墨のような苦味 (食ったことあるのか?というツッコミ禁止) がある。収斂姓もあるので脂ギトギトの肉が食いたくなるのだが…私だけかな?ともあれ貴重な体験、ありがとうございました。

"Cabernet Sauvignon / Merlot" '96 Howard Park
 「カベルネ・ソーヴィニヨン / メルロー」 '96 ハワード・パーク
  (オーストラリア/ウェスタン・オーストラリア州/マウント・バーカー、赤)
これは kodaira さんの豪州お土産の一本。これまた強い樽香を感じるが、上のカオールのような派手さはあまりない。チョコレートにブルーベリーのゼリー寄せといった案配。粉っぽさがあるのでココアパウダーというのももっともらしいかな。タンニンは苦みを感じさせるが不思議とこなれた印象がある。果実味は厚く、タンニンに隠れがちだが柑橘類のような酸もしっかりしており密な構造。時間とともにハチミツのような甘味が出て、さらにミントも香ってきた。クールミントガムとはのへさんの弁。これまたデキャンタージュした方がよかったかもしれないけど、これ以上お店に無理を言うのもね。

Ch. Saint-Pierre '86
 シャトー・サン・ピエール '86
  (フランス/ボルドー/サン・ジュリアン、赤)
ここでお店のチョイスの一本。かなり色は濃く、ベリー系の果実香に加えて紙巻きタバコ、墨、紙、そしてなぜかヨウカンのような香り。ウォッシュタイプチーズのような熟成香も著しく、なんだかほっとするよ (^-^;)。柔らかで品のいい果実味とともにまだまだしっかりとしたタンニンがあるのは VT のせいか。落ち着いたボルドーを飲みたい方にお勧めの一本。約 7000 yen でした。仔牛の腎臓によく合いましたよ。

Beaune "Bressandes" '89 Chanson Pere & Fils
 ボーヌ・ブレッサンド '89 シャンソン・ペール・エ・フィス
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
これは TAK さんのブルゴーニュ土産の一本。ニュイの酒屋で購入なされたとか。色は薄くなってきた熟成感のある明るいルビー色。香りは…うむう、熟成したピノらしく、草木系の深く心洗われるような香りで素晴らしい。まるで森林浴をしているようだ。これまた朽ち果て系の熟成香が著しく (ただどちらかというと上のボルドーが動物系なのに対してこちらは植物主体だと思う)、溶け込んだ樽香、焦がしたハチミツ、海草、ヨードも。全てが溶け合いつつある味わいだが、まだまだたっぷりとした果実味は優良収穫年のなせる技だろう。飲んだ後のミントのような爽やかさも特筆すべきもの。ごちそうさまです。

Latricieres-Chambertin '88 Ponsot
 ラトリシエール・シャンベルタン '88 ポンソ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
本日のメインとなる一本。押入れの奥から引っ張り出してきました。これは上のボーヌよりさらに強い草木朽ち果て系の熟成香がし、柑橘類もほのかに。参加者の TAK さんがおっしゃられたように、確かにキノコの香りも豊か。なんか彼の国の大地を感じさせるんですよ、いや想像ですけど。うーむ、たまらんな。飲んでも非常にパワフルな果実感を中心に複雑な要素が混然一体となったありさまはまさに「小さな奇跡」。時間とともに醤油を焦がしたような和風の熟成香に、焦がした米、ヨードも香ってきた。しかし依然として全く衰えを知らない力強い味わいはグラン・クリュの貫禄と言ったところか。って自画自賛だな、こりゃ。小田急ハルクで 12810 yen。もっとも購入は二年前の話ですけどね。

アストレ (Astre) 『艶』 '85 タケダワイナリー
  (日本/山形県、甘口赤)
これはリストになかったのだが、のへさんの飛び込み持ち込みということで、おそるおそる (^-^;) 賞味させていただきました。だって『'85』なんだもん。色は明るいルビー色で熟成色、といった案配はない。カラメルソースにアズキを甘く煮たような甘い香り、そして食用ブドウのようなフレッシュな甘味。余韻が柑橘類なのも面白い。うむう!なかなかいいじゃないですか。でも年齢のわりにはなぜかフレッシュすぎる気もするな、なぜだろう?
#動詞四つだ、『飛び込み持ち込み』。

Moscato Passito di Pantelleria Bukkuram NV Marco de Bartoli
 モスカート・パッシート・ディ・パンテレッリア・ブックラム NV マルコ・デ・バルトーリ
  (イタリア/シチリア、甘口白)
誰も飲んだことなさそうなデザートワインを、ということで近所の酒屋さんからチョイス。シチリアと書いていますが、正確にはシチリア島に近いパンテレッリア島の天然甘口ワインだそうです。まずグラスに注がれたその色にびっくり。濃くて深い琥珀色なのだ。そしてひと嗅ぎで「カルヴァドス!」と答えたのへさんはエライ!まさにそんな香りですよ。その他、ココナッツ、ブランデー、焦がした穀物に干しブドウ、キンカンの甘煮のような香り。飲むとまるでポートのようなこくのある深い甘味がある。飲んだ後の後口も良く、べたつかない。デザートワインはいままであまり飲んだことないが、これは他の参加者のみなさんも初めて経験する味と香りだったんじゃないでしょうか?しんかわ酒店で 7875 yen。まあ安くはないんですけどね。
#ブックラムとは「ブドウ畑の父」の意だとか。
#で、そんな複雑な単語がなんで三音節なの?>アラビア語。

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無償にもかかわらずワインを提供していただいた、kodaira さん、TAK さん、つうさん、のへさん、本当にありがとうございました。どれも個性的で非常に楽しめました。

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会場は下北沢の「ル・シュッド」。料理は 6000 yen のおまかせコースだったのだが、
● フォワグラ、サトイモ、ブロッコリのコンソメゼリー寄せ 《フェッラーリのあたり》
● マグロのエスカベッシュ 《メリーヴェイルのあたり》
● アスパラガス、キノコ、ホタテのムースのタートブリック包み 《ヴーヴ・クリコのあたり》
● タラのパネ (パン粉焼き) 赤ワインソース 《サロンのあたり》
● カモの胸肉のロースト、セップ茸ソース 《カオールのあたり》
● ロニョン・ド・ボー (仔牛の腎臓) 《Ch. サン・ピエールのあたり》
● チーズ盛り合わせ 《ポンソのあたり》
● デザート盛り合わせ (ココナッツのババロア、洋ナシとイチジクのコンポート、チョコレートとナッツのケーキ) 《モスカートのあたり》
と8品出てきましたよ。ホタテとタラが印象的だったけど……ちゃんと儲かっているのかちょっと心配。

それとワインを持ち込んだ際に、休み時間かつ食事中にもかかわらず、ご夫婦共々快く対応していただきました。こういうお店は大切にしたいですね。



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