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うれしい不意打ち…っていい言葉ですね。 |
Agessimo Reserva '80 Felix Azpilicueta Martinez (?)
アヘッシモ・リゼルヴァ '80
(スペイン/リオハ、赤)
リオハが好き!という方がいらっしゃったので開けてみました。何でも言ってみるもんですね。(^-^;) もう 19 年も前のワインだし、リオハに比較的近いボルドーは惨めな年なので枯れきったものを想像していたのだが…それこそ素人考えというもの。チョコレートやクリームのような香りにベリー系の果実香はまるで年齢を感じさせない。それ以上に驚いたのは熟成したピノ・ノワールのような香りがすることだ。動物を通り越して「森の下草」的な香りや紅茶などの植物系の深く、かつ、華やかな香りが何とも心地よい。グラスはボルドータイプよりもやはりブルゴーニュ用のものがその甘く狂わしい香りを強調してくれるようだ。ちょっとアルコール感も感じるけどね。飲んでもまだまだタンニンの骨格がしっかりとしており、さらに熟成する余地があるな、とすら感じてしまう。うむう、リオハのワインって、そのプラスティック的な香りがあまり好きでなかったのだけど、熟成するとこうなるのかね。改めてワインの奥深さを思い知った次第です。
Bourgogne Rose '96 Mongeard-Mugneret
ブルゴーニュ・ロゼ '96 モンジャール・ミュニュレ
(フランス/ブルゴーニュ、ロゼ)
珍しくロゼワイン。色は薄いトマト色といったところか。少しオレンジが入っています。冷蔵庫でよく冷やして飲んだのだが…最初のクンクンでこれまた驚いてしまった。ちゃんとピノ・ノワールの香りがするんですよ。温度が低いのでそんなに強烈ではないけど、あきらかに上質で心地よいピノの香りがします。でもって飲むと今度はちょっとトマト風味で (これは気のせいか ^-^;) 酸っぱくはないけどすっきりした酸の爽やかな印象がまるでヴェネトの白ワインのよう。香りと味にイメージのギャップがあるが、さりとてバランスはちゃんととれているなんとも不思議な一本。暑い夏によく冷やして召し上がれ。トマト料理に合いますよ (だから気のせいだって!)。東急・たまプラーザ店で 1659 yen。
Sancerre "Comte Lafond" '96 de Ladoucette
サンセール・コント・ラフォン '96 ラドゥセット
(フランス/ヴァル・デ・ロワール、白)
他人様のお宅におじゃまして、昼間っから飲み会。世間はヴァカンスだというのにヒマだねぇ>我々。それはさておき信じられないような豪雨の中、まず開けたのがこのサンセール。色はごく薄いがやはり緑色が入っている。まず感じられる香りはオレンジ。そしてリンゴにレモンにナシのような香りもする。シベットはお約束。最初飲んだときの印象は非常にクリアーで金属的な酸を感じるようなものだったが、ボトルが空になる頃には果実味が非常に力強くなり、厚みを感じさせる味わいが出てきた。うむう、さすがに有名なだけのことはある。もう一点特筆すべきはアサリの酒蒸しに抜群の相性を見せたことか。貝類にこれほどにまであうワインは恥ずかしながら初めてでした。神戸のベリエで 2700 yen。お値段もそれなりだね。
Tokay Pinot Gris "Herrenweg" '96 Jean Meyer
「トケイ・ピノ・グリ」ヘレンウェッグ '96 ジャン・メイヤー
(フランス/アルザス、白)
この「ジャンメイヤー」なる作り手、いったい何者なのだろうか?ちょっと胡散臭かったりして。(^-^;) 閑話休題。これまたごく薄い色。緑はあまり入っていない。こちらも香りは豊かだが、上のサンセールと違ってより甘ったるく官能的な香りが特徴。モモとか花のような香りが主体ですね。(どんな花?という質問はしないように) 飲んでも甘味をそれなりに感じ、もう少しシャープな酸があってもいいかなと思わせるほど。どちらかというとサンセールの方が私の好み。これまたベリエにて 3000 yen。やはりこの季節、赤ワインやこってりシャルドネよりもこういうワインに手が行ってしまいますね。
Cordon Negro NV Freixenet
コルドン・ネグロ NV フレシネ
(スペイン、スパークリング)
少し涼しくなってきたが、どうもまだ重厚な赤を飲む気にはなれない。てことでカヴァを少々。色は薄いリンゴジュースみたい。リンゴのほのかな香りにグレープフルーツの皮、そして金属を感じさせる香り。味もそういう案配で、飲んでいる最中は軽快でクリアーな印象。泡も少ない。それゆえガブガブいけるはずなのだが、後口に残る日本酒臭さのような「くどさ」がどうも気になる。軽いわりにはたくさん飲めないんだよね。魚介類やてんぷらだとよく合うかも。東急・青葉台で 714 yen。ハーフボトル。
おうちで。
Brut NV Taillevent
ブリュット NV タイユヴァン
(フランス/シャンパーニュ、シャンパーニュ)
以前飲んで好印象だったのでまずはこれから。グラスの中は薄い色だがややピンクがかってなんともロマンティック。バランスよく、果実味も豊かで非常に人なつっこい味わい。リンゴやクリームのような香りも魅力的です。やっぱ旨いなあ、シャンパーニュは。紀ノ国屋・青葉台で 2310 yen / half bottle。
Montagny "Les Coeres" '91 Maurice Bertrand
モンタニー・レ・… (何て読むのかわからん) '91 モーリス・ベルトラン
(フランス/ブルゴーニュ/コート・シャロネーズ、白)
これも以前飲んで好印象だったワイン。グラスの中は金色と言ってもいい色なのだが、香りも味も少し控え目。あらら、ふた夏を越していっちゃったかなと思っていたが、三十分もすると香ばしいナッツにハチミツ、リンゴやクッキーような香りが立ち上ってきた。味わいはかなり複雑で甘味、渋味、えぐみ、酸、アルコール感がお互いにからみあう。そして香りとほぼ同時に果実味のインパクトが非常に増してきた。しかし押しつけがましいものではなく、舌の上で丸みを感じさせるところがなんともかわいらしい。ウイスキーを飲んだ後のようなたなびく余韻も印象的。エノテカ・広尾で 1984 yen。
Volnay "Les Carelles" '92 Jean-Marc Bouley
ヴォルネイ・レ・カレル '92 ジャン・マルク・ブーレイ
(フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
そろそろピノが飲みたいとのリクエストがあったので、手ごろなあたりからチョイス。ジャン・マルク・ブーレイはずいぶん前に飲んだポマールの印象が良かったし。熟成色はそんなに入っておらず、見た目若々しい。一方、香りはチェリーのような元気な果実香と複雑玄妙な熟成香がバランスよく同居しており、実に魅力的。飲んでも豊かな果実味と渋み、酸味などがこれまた複雑に絡み合う。なんというか、新樽とかそういう技術に頼らずに、ピノそのものの魅力を最大限に引き出したような、そんな実直なイメージがとても好印象なんです。名前は高名な畑、カイユレのパチモンみたいだけどね。東急・町田で 3990 yen。

