| ソリトン波は消滅しにくい…だそうな。 |
Ch. de Landiras '93
シャトー・ドゥ・ランディラス '93
(フランス/ボルドー/グラーヴ、白)
ずいぶんと暑くなってきたのでやはり白に手が行ってしまう。それも「重厚なシャルドネ」じゃない白に。色は薄い麦藁色。香りは…かわいらしい花のような香りにオレンジがはっきりとわかる。スパイスや金属を感じさせるニュアンスもある。飲むとライト級だが、逆に強すぎない果実と強すぎない酸のバランス感が素晴らしく、涼やかな印象。飲んだ後のほのかな苦みの余韻も初夏にふさわしい。うーん、こういうのは川べりで夕涼みでもしながら飲むと極楽かも。軽いと言っても料理にも負けない芯の強さがあり、合せやすい。…ということで、ボルドーの白はやはり不当に低い評価がされているのではないでしょうか?
Botrytis '96 St-Peter's
ボトリティス '96 セント・ピーターズ
(オーストラリア、甘口白)
薄いオレンジ色が美しい。削りたての鉛筆のような香り、そしてアプリコットの砂糖煮のような甘い香り。ふむむ、完熟したフルーツをさらに砂糖で煮たような甘さがあるが、もう少し酸が効いていてもいいんじゃないかな。青カビ系のチーズ (フルム・ダンベール) より、ちょっと癖のあるヤギのチーズの方がよくあいました。チーズも奥が深い。
以前大分でお世話になった BBQ さんが東京にこられるとのことで、飯田橋の「ラ・ターシェ」にて歓迎会を開きました。以下、持ち込みの5本を含めて、BBQ さん、かぎさん、yy-吉田さん、磯子さん、TAK さん、浜ちゃんさん、かもしださんと奥様のナターシャさん、そして私の9人で飲みました。まあなかなかすごい面子ですが、飲めば単なるおっさんの集団です。(^-^;;)
Special Cuvee NV Bollinger
スペシャル・キュヴェ NV ボランジェ
(フランス/シャンパーニュ/、シャンパーニュ)
予算の都合上、普通のスパークリングにしようかと思ったけど、どうしてもシャンパーニュを飲みたかったのでチョイスしました。幹事の役得っちゅーヤツですかね。それはさておき…猛烈なリンゴの蜜の部分とオレンジのような甘い香り。さらに白檀のような華やかな香りもする。酸は穏やかで果実味は非常に豊か。苦みの要素も少ないので実に飲みやすい。うーむ、いいっすね!時間とともに石灰やしっくいのような香りが少し出てきたが、味のバランスは変わらず。しかし…ボランジェってこんな感じだったっけ?もっと男性的なイメージがあったけどな。7500 yen/bottle は、お店での値段です。
Sancerre '97 Henri Bourgeois
サンセール '97 アンリ・ブルジョワ
(フランス/ロワール、白)
シャルドネの前でアルザスとかのチョイスもあったのだが、アンリ・ブルジョワのワインを前から飲みたかったのでこれまだ独断。(^-^;) グラスの中の液体は、極薄い麦藁色で、この色だけで何となく夏っぽい。香りはハーブや青草、リンゴに柑橘類。さらには辛くないスパイスも感じられる。スパイスは…無理して言うとフェネルシードかな。果実味も酸もおとなしめで柔らかだが、ややメタリックな印象がある。塩っぽさが感じられる余韻は意外と長い。サーモンにもよく合いました。3700 yen/bottle。
Puligny-Montrachet "La Truffiere" '88 Louis Latour
ピュリニ・モンラッシェ・ラ・トリフィエール '88 ルイ・ラトゥール
(フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、白)
白の二本目はかぎさんの持ち込み。かなり金色に近い色だが、香りは最初おとなしめで煎ったナッツのような香りにウイスキーやシェリーっぽさが主体。飲むと予想以上に柔らかだが、新樽をかなり使っているのかキャラメルのような余韻 (正確には香りの余韻かな) がある。時間とともに、酸や渋みを押しのけて果実感が膨らんできて、口の中で非常に存在感が感じられた。その後、豆をゆでたような香りが感じられたのは気のせいかな?
Chambolle-Musigny Vieilles Vignes '96 Dom. Fourrier
シャンボール・ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ '96 ドメーヌ・フーリエ
(フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
赤の一本目はお店のお勧めです。クンクンと香りをかぐと…おう!若々しいながらもピノらしい香りが心地よい。何と表現してよいのかわからないのだが…それこそ「森の下草」という要素と甘美な果実香におとなしめの樽香が見事に融合している。飲むと果実のヴォリューム感はなかなかだが、さすがにタンニンとウメっぽい酸のややばらけた感じは否めないかな。しかしいくらなんでもガスパチョには合わないだろうと思っていたのに、その若々しさゆえにそう無茶な取り合わせでもない。うむう、興味深い。7000 yen/bottle。
Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits '89 Jayer-Gilles
ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ '89 ジャイエ・ジル
(フランス/ブルゴーニュ/オー・コート・ド・ニュイ、赤)
「スンバラシイ香り」と手元のメモには残っているが、さすがにそれは恥ずかしいので伏せておこう。樽香が完全に融合しており、朽ちていく草花のようなすえた香りは何とも深く妖艶な感じ。しかもそれに鮮烈な印象とほのかなスパイシーさが重なっており、クンクンするだけで心地よい。以前 BBQ さんのご自宅でいただいた '92 ヴィラージュのような圧倒的な果実感ではないが、旨みが口の中に広がるさまはやはりただ者ではない。かつお節のような旨味の余韻すらある。BBQ さんの持ち込みでした。まだ発展しそう。
Nuits-Saint-Georges "Les Roncieres" '88 Robert Chevillon
ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ロンシェール '88 ロベール・シェヴィヨン
(フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
これまたピノ特有の何とも良い香りがするぅ!香りと味のまとまり具合はジャイエ・ジルよりこちらの方がやや上かな?ほのかなオレンジやチョコレートの香りがするのもたまらない。私の持ち込み。状態が結構不安だったが、まあ大丈夫だったみたい。おほほほほ!(狂)
Pommard Les Grand Epenots '87 Michel Gaunoux
ポマール・レ・グラン・ゼプノ '87 ミッシェル・ゴーヌー
(フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
やはり素晴らしい。上の二つのピノに比べるとさらに深く落ち着いた香り。ヨードや石灰、ある種の和菓子 (種類は思いつかないが) のような香りもあり。蜜を焦がしたような香りも好ましいもの。ニュイとボーヌの違いは…私にはそれすら難しいよ。なんとなくニュイの方が華やかであり、ボーヌの方が深いような気もするけど。 かぎさんの持ち込み。ピノの中でなぜか最も色が濃かった。
Condrieu Fleurs d'Automne '97 Pierre Gaillard
コンドリュー・何とか '97 ピエール・ガイヤール (かな?)
(フランス/コート・デュ・ローヌ、甘口白)
モモ!ピンク色のクマではなくてピーチだよ。そして洋ナシにパッションフルーツにソーダ味のキャンディーのような甘い香りも。花というよりもっと濃い香りが主体だが、爽快なミントのような香りもほのかに。飲むとマンゴーのような甘い果実味にキャラメルを焦がしたようなほろ苦さの余韻がほのかにある。遅摘みなので貴腐のような高貴さはないが、逆に重苦しさがなくチャーミングでとても楽しい。が、もう少し酸があってもいいかな…。私の持ち込みなので、ブラインドにしようかと思ったけどさすがにそれは無茶なのでやめました。(^-^;) なぜかすこし濁っていましたよ。
Rully "Clos St. Jacques" '94 Dom. de la Folie
リュリー・クロ・サン・ジャーク '94 ドメーヌ・ド・ラ・フォーリー
(フランス/ブルゴーニュ/コート・シャロネーズ、白)
購入は '97 年の 11 月。ということで、ちと不安な面持ちで抜栓。しかし抜栓直後からとても鮮烈な香りに驚いてしまった。煎ったナッツやハチミツ付きトーストのような香りはお約束かもしれないが、それ以上になんとも鮮烈な刺激がたまらない。残念ながらいい比喩を思いつかないが。さらに白木やおしろいがあり、少し粉っぽい印象もある。飲むと骨格が非常にしっかりしており、梅酒的果実味とともに、ハニーでこってりした感じすらある。余韻は苦みがやや強いが、長くたなびくよう。むう、旨い。そうだな…金管楽器のきらびやかな音色を想起させるようなワインとでも言うべきか。しんかわ酒店で購入。3097 yen。

