外で飲むって気持ちいい。

読者の皆さんを募って花見を企画した。しかしそうなるとやっぱり気になるのが天気。Yahoo! の週間予報を見ていたら 4/3 (土) の予報は最初雨だったんですよ。以下、4/3 (土) の東京地方の予報の変遷。遠足に行く小学生よろしく毎日見ていました。
 3/31 (17:00) の予報 
のち
 降水確率 50% 
 4/1 (17:00) の予報 
ときどき
 降水確率 30% 
 4/2 (17:00) の予報 
ときどき
 降水確率 10% 
 4/3 (5:00) の予報 
 降水確率 10% 
 4/3 当日の天気 
 降水なし 

※ お天気アイコンも自作だよ。
日ごろの行いというヤツですかね。がーっはっはっはっ!
しかし週間予報というのは当てにならない。北京で蝶々がはばたけば、ニューヨークで雨が降る、というやつでしょうか。夏休みの自由研究の課題として面白そうです。

閑話休題。場所は大田区の洗足池公園。それぞれワインもしくは食べ物を持ち寄ってまさに鯨飲。以下五人で飲みました。それにしてもお料理の持ち込み本当にありがとう!ワインはお金さえ出せば誰でも買えるからね。
Grand Cuvee NV Krug
 グラン・キュヴェ NV クリュッグ
  (フランス/シャンパーニュ/ランス、シャンパーニュ)
本日の目玉として私が提供いたしました。酔っ払ってから飲むともったいないから最初に飲もうということで抜栓。最初からいきなり濃い。カスタードクリームやナッツの香り。飲んでも重量感がありなんとも風格を感じさせる。しかし泡は細かくて口の中で心地よくはじけてくれる。時間が経つとハチミツ香が強くなり、ちょっとセメダインっぽいエステル香も出てきた。そして果実味はますます力強く…。うーん、幸せ。やっぱりシャンパーニュは大好きです。えっ?もう聞き飽きたって?
"Pinot Noir" Santa Maria Valley '97 Au Bon Climat
 「ピノ・ノワール」サンタ・マリア・ヴァレー '97 オー・ボン・クリマ
  (アメリカ/カリフォルニア/サンタ・マリア・ヴァレー、赤)
わざわざ三島から来ていただいた方の持ち込みです。色は明るいルビー色。そしてグラスに鼻を近づけると…アプリコット!そしてオレンジの香りに獣香か少し。なんとも陽気なイメージである。飲むと甘さはさほどでもなく、渋みの印象がそれなりにある。酸は強くないが上品な感じ。ふーん、なるほどねえ。花見にはぴったりですね。なんと 3000 yen 以下で購入なさったとか。ちゃんと持ち込みの条件をクリアしてます。
Minervois "Cuvee Marie-Claude" '96 Dom. la Tour Boisee
 ミネルヴォワ・キュヴェ・マリー・クロード '96 ドメーヌ・ラ・トゥール・ボワゼ
  (フランス/ラングドック、赤)
東京から来ていただいた (場所は東京なんだから「来た」はヘンか) 方の差し入れ。お花見直前に「それ飲みたい!」と私がおねだりメールを出した一品です (^-^;)。飲み頃になるのに時間がかかるそうなので上の ABC といっしょに抜栓しました。確かに変化は激しく、瓶の口から匂いを嗅いだだけで抜栓直後と 30 分後では明らかに変わっていた。グラスに注ぐと非常に濃い色。その色に負けないぐらいに味も香りも濃密。かなりの樽香にスパイス、血を感じさせるような香り。最初タンニンがかなり強く、ざらったした舌触りでもあったがそれはそれで旨いのだ。一時間もするとタンニンはこなれ、梅のような酸と香りが出てきた。真剣に飲むともっとたくさんの要素がありそう。奥の深いワイン。
Brut "Rose" NV Jean Vesselle
 ブリュット・ロゼ NV ジャン・ヴェッセル
  (フランス/シャンパーニュ、シャンパーニュ)
花見ならロゼだろう!ということで私の持ち込み。色はタマネギの薄皮色というより、キャンディーのような明るいオレンジ色でなんともかわいらしい。見た目と同様、酵母臭さや苦みを感じさせず、フレッシュなフルーツの香りと爽やかな味わいがとてもチャーミング。うーん、クリュッグもいいけれど、こういうのもいいなあ。お花見には。しかーし!「クリュッグより香りはずっとおとなしいね」というコメントを聞き逃してはいないぞ!>同席人。そりゃそうなんだけど…まあいいじゃない。
Costieres de Nimes "Vieille Vignes" '96 Ch. de la Tuilerie
 コスティエール・ドゥ・ニーム '96 シャトー・ド・ラ・テュイルリ
  (フランス/ラングドック、赤)
ミネルヴォワを持ってきた方の差し入れ。やはりミネルヴォワに通ずる香りがあるのは葡萄品種のせい?樽香、スパイスに混じって枯れ葉のような、中国茶のような印象が強い。タンニンは柔らかだが味のインパクトは強い。なんか肉をバクバク食いたくなるようなワインだ。それなりに複雑性もあるので普段飲みには充分すぎるほどの出来栄え。そろそろ酔っ払ってきた。
"Riesling" '96 Alkoomi
 「リースリング」 '96 アルクーミ
  (オーストラリア/ウエスタン・オーストラリア州/マウント・バーカー、白)
以前も飲んでいるので安心材料として提供いたしました。もうバケツの氷が溶けていたので (^-^;) 少しぬるかったが、以前と印象は似通っている (あたりまえか)。グレープフルーツを感じさせる酸と苦みになんとなく微炭酸。甘ったるさを感じさせない品のある味わい。しかし以前と一点だけ違っていたのは猛烈な揮発油の香り。スモークした肉や魚を食いたくなるのは素人の発想か?
Salice Salentino '94 Taurino
 サリーチェ・サレンティーノ '94 タウリーノ
  (イタリア/プッリャ、赤)
これも以前に飲んでいる安心材料。そして以前と同じ印象なのかというと…よく覚えていねえ!ラングドックとかに比べると非常に軽くてちょっと果実味が下降気味ながら香りのフルーツっぽさは結構残っていたと思うが…わはは、やっぱり半分フィクションだよ、私のコメントは。だって知らない間に私の目の前に置いてあるんだもん。開けろとばかりに。
*
てな具合で五人で七本でした。まさかこれで足りるわけがないのでさらに二次会で……飲むと思います?やっぱり飲みますよね。翌日財布の中を見てみると中目黒の居酒屋さんのお食事券が 5500 yen 分入っていました。いったいどれだけ飲んだんだ > 俺たち。

まあそんなことはさておき、勇気ある皆さんの参加、本当にありがとうございました。アクの強い…いやいや個性豊かな面々で本当に楽しかったですよ。また飲みましょ!

Marsannay '94 Joseph Roty
 マルサネ '94 ジョセフ・ロティ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
なんとなくピノ・ノワールが飲みたくなって (毎週か ^-^;) 押入れの中を物色。手近なのを抜栓した。さして期待しなかったがこれはれっきとしたブルゴーニュのピノ・ノワール!かすかにオレンジの入った明るいルビー色が美しい。クンクンすると軽いロースト香にアンズとパンのような香り。まわすとほのかにウォッシュタイプのチーズのような熟成香もする。渋みがやや目立ちはするが、酸はきれいで飲んだ後に広がる甘酸っぱさはモモ (ピンク色のクマではない) の種に近い部分のよう。時間が経つと果実味のウェイトが増えるあたりも好ましいね。東急・町田で購入、たぶん 2500 yen ぐらいなんだけど今 HD の復旧作業中なので正確なデータはわからねえ。/_;

#ジョセフ・ロティのワインは始めてなのだが、やはりただ者ではないみたいです。

"Pinot Auxerrois" '96 Josmeyer
 「ピノ・オーセロワ」 '96 ジョスメイエール
  (フランス/アルザス、白)
下のポムロールを注文したものの、オマール海老とかアスパラガスとか白にしか合いそうにないものが多かったのでグラスで注文。グラスの中はフレッシュなフルーツの香りに満ちあふれている。揮発油のような香りはあまりしないな。飲んでも酸と果実味のバランスが良く、幅広く料理に合いそう。ただ酸が少し寝ぼけ気味だったのでサーブされた温度が少し高いのかな、とも思ったけど。1000 yen/glass。
Ch. l'Evangile '92
 シャトー・レヴァンジル '92
  (フランス/ボルドー/ポムロール、赤)
なぜかデキャンタージュはしなかった (指摘もしなかったけど)。ホストテースティングでいきなり野生のバラのような、ワイルドでかつ甘美な香りが嗅覚を直撃。飲むと最初少しタンニンが浮いた感じがあったが、果実味はとにかくパワフル。少し置いただけでコーヒー、いやエスプレッソのような濃い香りにアプリコットジャムのような香りも出てきた。時間とともに暴れ気味のタンニンも収まり、魅力はつきない。腎臓とも抜群の相性。しかし…デキャンタージュは指摘した方がよかったのかな?

でね…このあとデザートのときにおまけで出してくれたのがなんと Lafite-Rothschild のコニャック!そんなの聞いたことがあります?でもこの目で見たし、嗅いだし、飲んだよ。なんとも優雅なひとときを演出してくれました。

Brut NV Guy Jacopin
 ブリュット NV ギィ・ジャコパン
  (フランス/シャンパーニュ、シャンパーニュ)
新築祝でおじゃましたのでまずはシャンパーニュで乾杯。あまり聞いたことのないシャンパンハウスだけどなかなかいいですよ、これ。華やかなフルーツの香りでかぐわしく、ハチミツに加えてほのかにスパイスなんかも感じさせます。酵母臭はあまりないもの好ましい (これは個人差があるかな)。飲むとたっぷりとしたフルーツ感に結構圧倒されます。果実本来の (ような) 甘みが感じられ、酸とのバランス感も素晴らしい。甘いお酒が好きな方も「これは旨い!」とおっしゃっていたのでそう言う意味でもポイント高いですね。成城石井・青葉台で購入。3990 yen。もう成城石井においてあるシャンパーニュで私が飲んだことのないのはなくなってしまった。
Chablis '95 Chanson Pere et Fils
 シャブリ '95 シャンソン・ペール・エ・フィス
  (フランス/ブルゴーニュ/シャブリ、白)
久しぶりに飲むシャブリ。ご多分に漏れずクンクンしてみると…アプリコット!かなり強力で、そんなにミネラルな感じはしない。飲むと香りと同様に果実感があるのだが、なにせぬるい。酸が寝ぼけた感じで味の焦点が合っていない。これじゃワインがかわいそうだよ。いかんな…白は適当に冷やして持ってこなくちゃ。

#××先輩はこれを読んでいませんよーに!
Charmes-Chambertin '94 Dujac
 シャルム・シャンベルタン '94 デュジャック
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
'94 はどうなの?という話もあるだろうが、うまいものは旨い。コンデンスミルクのような甘くまったりした香りをベースにシナモンだとかコカ・コーラ (って書くと怒られるかな)、オレンジのような鮮烈な香りが心地よい。ややタンニンが目立ち気味ではあるが、たっぷりとした果実感と力強くもふくよかな酸はやはり見事。でも最近見ないよなあ、デュジャック。小田急ハルクにて 7035 yen。
"Cabernet Sauvignon" '96 Turning Leaf
 「カベルネ・ソーヴィニヨン」 '96 ターニング・リーフ
  (アメリカ/カリフォルニア、赤)
さるご身分の高い方の出張みやげだとか。カベルネ独特の甘みにがっしりとしたタンニン。甘い香りもカベルネ特有だと思うがスパイスを感じたと書くとフィクションになってしまうか。やや荒削りだが結構イケますよ。
結局五人で四本。飲み足りねー!


以前にもおじゃましたかぎさん宅にて持ち寄りワイン会。テーマは「こんなワイン見たことない」。他に知っている人がいたらペナルティがあるとかないとか。(^-^;) 以下、信じられないかもしれませんが、かぎさん、安師範さん、トビさん、磯子さん、TAK さん、のへさん、私の七人で飲みました。
Brut NV Bonet-Varry
 ブリュット NV ボネ・ヴァリー
  (フランス/シャンパーニュ、シャンパーニュ)
まずは安師範さん持ち込みのシャンパーニュで乾杯。なんでも外国人の知り合いからの頂き物とか。結構濃い色で期待が高まる。レモンを中心に、シナモン、クリーム、リンゴの香り。クイっと飲むと引き締まった酸があり、これがしっかりとしたボディを感じさせる。その酸に隠れがちだが、果実味もかなりあるようで緻密な印象。時間が経つとハチミツも出てきたが、まわりのペースに合せるためにさらにクイっと…。(^-^;)
そうそう、鯖寿司と合せても OK ですよ。なぜかお二方から鯖寿司の持ち込みがあり、期せずして食べ比べもできました。予期せぬ展開はテーマどおりか。
"Chardonnay" '94 Hill-Smith Estate
 「シャルドネ」 '94 ヒル・スミス・エステート
  (オーストラリア/サウス・オーストラリア州/アデレイド・ヒルズ、白)
私の持ち込み。やや赤みがかった薄い金色。グラスに鼻を近づけると、もうクンクンしなくても樽!飲んでも樽!『こりゃスコッチだよ』という感想にうなずいてしまった。色と香りから予想されるより味のパワーが少ない。なんというか…樽が強すぎて果実味が感じられないんだな、あんまし。時間とともにリンゴやカスタードクリームのような香りにパウダリックな印象が出てきたが味は変わらず。だいぶ期待外れ。神戸のベリエにて購入、2000 yen。
"Sauvignon Blanc" '97 Selene
 「ソーヴィニヨン・ブラン」 '97 セレーヌ
  (アメリカ/カリフォルニア州/カーネロス、白)
持ち込んだのへさんの話によると、とてもレアなワインだそうです。いや、不勉強でお恥ずかしい。色は薄い麦藁色 (って言うのかな)。オレンジ、ライチ、マスカットのようなフルーツの香りが豊か。香りだけで微炭酸を感じさせる雰囲気もある。飲んだときのヴォリューム感は香りの豊かさから受ける印象をさらに上回るから驚きだ。リンゴの蜜の部分のような甘味に苦みの余韻。果実のパワー全開といった印象。素晴らしい。
"Sylvaner" Vieilles Vignes '89 Dom. Ostertag
 「シルヴァーナ」ヴィエイユ・ヴィーニュ '89 ドメーヌ・オステルタグ
  (フランス/アルザス、白)
シルヴァーナという品種は初めて飲むのだが、あまり高級な品種ではなく、そんなに年数が持たないそうだ。ということでこういう席で抜栓してみました。(^-^;) 色は薄く、もう十年も経つのに緑がかっている。抜栓直後にはむっとするような動物香があったが、しばらくしてそれはおとなしくなり、レモンクリームのような香りが出てきた。品のいい (言い換えればおとなしめの) 果実味があり、甘酸っぱい余韻は時間とともに酸の余韻へと変化していく。最初のひと嗅ぎでもうだめかと思ったけどまだまだ酒質はしっかりしていますね。しかし上のセレーヌの後に飲むワインではないな。これも神戸のベリエで購入、2300 yen。澱が出ていた。
Clos Milan '94 Dom. Henri Milan
 クロ・ミラン '94 ドメーヌ・アンリ・ミラン
  (フランス/プロヴァンス、赤)
最初の赤はホストであるかぎさんのご提供。南仏のワインらしく、とても色が濃い。香りはなんとかベリーの香り。(^-^;) いやはや、ベリー系は全然わからないんですよ。人の話によると赤いベリーだとか。そしてスパイスがそれなりにあり、なぜかヨウカンのような香りも。飲むとやはり濃い印象で、かなりしっかりとした甘味と、パウダー状のチョコレートのような苦みが感じられる。漢方薬のような香りの余韻があるのもおもしろい。グルナッシュ 80%、シラー 20% だそうな。
Podere il Bosco '95 Fattoria di Manzano
 ポデレ・イル・ボスコ '95 ファットリア・ディ・マンツァーノ
  (イタリア/トスカーナ、赤)
磯子さんの持ち込み。シラーでできたトスカーナのワインといえばそれだけで珍しいよね。上のクロ・ミランもたいがい濃い色だが、これはそれをさらに上回り、黒みを感じさせるような赤紫色。しかもグラスの中でねっとりしている。見た目どおり密度の高い味わいでチョコレートのようなまったり感があり、マイルドでミルキー。しかし肉やスパイスの香りは感じられず、樽は感じさせるもののなぜか爽やかな香りが不思議な感じ。
"Cabernet Sauvignon" '96 Balnaves of Coonawarra
 「カベルネ・ソーヴィニヨン」 '96 バルネイブス・オブ・クーナワラ
  (オーストラリア/サウス・オーストラリア州/クーナワラ、赤)
TAK さんの持ち込み。これまたすごく色が濃く、コルクの裏が真っ黒だったりする。カシス (たぶん) にコンデンスミルクのような樽香、それに墨のような香りもする。飲むとやや粉っぽく、密度が高い果実味がパワフル。飲んだ後のおがくずのような香りも樽なのだろうか。デキャンタージュをしたものの、もう少しゆっくりのめばもっと変化しそうだったけどねえ。そのココロは…わかるよね。
Ceps Centeraires La Meme '96 Dom. Gramenon
 セップ・サントラール・ラ・メーメ? '96 ドメーヌ・グラムノン
  (フランス/コート・デュ・ローヌ、赤)
ここからはデザートワインを除いてかぎさん宅の在庫を飲み漁ることに。ホントにすみません、いつも。
スパイスの刺激とともに赤いベリー系 (たぶん) とオレンジの香り。飲むと…うーん、やはり噂に違わず素晴らしい。なんというのかな、バランスの妙というべきか。これ以上何も足す必要がないし、何も引く必要がないように思える。人をパワーで押し切るタイプではなくて、幸福感で満たしてくれるようなワインだね。
#さすがにそろそろ酔っ払ってきた…。
Corton Clos des Meix '89 Comte Senand
 コルトン・クロ・デ・メイ '89 コント・セナール
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
ついにブルゴーニュ登場。チョコレートにプリン、かと思えば醤油や梅の香りもあり。タンニンはほぼこなれており、きれいで素直な酸ゆえにスルスル飲めてしまう。ほのかなチョコレート的甘味もチャーミング。インパクトのあるワインが続いたからこういうのはなんだかほっとする。
Mas Montel "Cuvee Jericho" '96 Dominique Graniere?
 マス・モンテル・キュヴェ・ジェリコ '96 ドミニク・グラニエ
  (フランス/プロヴァンス?、赤)
まずブラインドで頂きました。くんくんと香りを嗅いで「シラー?」と答えたら当たりでした。えっへへ!まあ場所なんて当然わからないんだけど…。コショウを擦り込んで燻製にしたような肉の香り (これしかシラーの特徴を知らないのだ) に干したオレンジの皮の香り。スパイスはかなり強い。これもかなり濃いワインでビターチョコレートの余韻あり。すごいね、分類上はヴァン・ド・ペイらしいが、その存在感たるや堂々としたもの。肉が食いたくなる…食ってたけど。
Corton '78 Daniel Senand
 コルトン・ '78 ダニエル・セナール
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
わおー!幸せ (ハート)。花や草を朽ち果てさせてしまう寸前のなんとも甘美で妖しい香り。タンニンは完全にこなれており、酸も繊細。しかし果実味は相当残っており、自然の恵みというものを感じさせる。まるで身体に染み込んで行くようだ。しかも旨味の要素は変化せず、グラスについでからの持続性はやはり優良収穫年なのだろうか?
#この面子はブルゴーニュだと異様に盛り上がるね。
#本当に花や草を朽ち果てさせたことあるの?っていう野暮なツッコミはなしね。(^-^)
Franciacorta "Gran Cuvee Saten" '93 Bellavista
 フランチャコルタ・グラン・クヴェ・サテン '93 ベラヴィスタ
  (イタリア/ロンバルディア州、スパークリング)
もうホストであるかぎさんは寝てしまったのだけど、口直しに、とかなんとかわけのわからないことを言いながら勝手に開けてしまいました。ごめんなさい。
薄い黄色。ところが香りはナッツやクリーム、白カビチーズの結構ヴォリューム感のある香り。飲むと香りほど重たくはなく、スマートな果実味とほのかな苦味がいかにも高級スプマンテといった案配。軽いシェリーと言った人もいたな。紹興酒のような印象が私はしたけど。やっぱり半端な在庫は存在しない>かぎさん宅。
Dolc de l'Obac '96 Costers del Siurana
 ドルチェ・デ・ロバック '96 コステル・デル・シウラーナ
  (スペイン/カタルーニャ州、甘口赤)
ようやくデザートワインに到着?のへさんの持ち込み。赤紫色の非常に濃い色。猛烈なイチゴジャムの香りがする。カラメルのような甘味があるが、アルコール感が非常に強く、飲んだ後に喉にかーっと残る。もう少し手を抜いて作ってもいいんじゃないの、というと失礼か。ごめんね、のへさん。
#6 Barrique (6 樽) というこれまた「超」が付くようなレアアイテムでした。
#しかし、わたしゃワインのこと何にも知らんな。
Port of Cabernet Sauvignon '94 Beringer
 ポート・オブ・カベルネ・ソーヴィニヨン '94 ベリンジャー
  (アメリカ/カリフォルニア州/ナパ・ヴァレー、甘口赤)
普通デザートワインは二種類飲まんよな。(^-^;) トビさんのアメリカ土産でワイナリーでしか売っていないとのこと。19.7% のポート、ベリンジャー、'94 (カリフォルニアの当たり年) の三拍子そろってもう黒としか言いようのない色。漢方薬と精製度の低い砂糖をあわせて煮詰めたような香りで、甘味、渋味、アルコール感とも非常に強い。焦がした液体を飲んでいるかのごとくの印象がある。本当にあと五十年は持ちそうでしたよ。
#ポートってアルコール感強いのは当たり前だよな。こりゃまた失礼いたしました!
最後のポートを「飲んだ」と覚えている人は私だけ?
それはさておきかぎさん、毎回ご迷惑をおかけしております。
今度は他のところでやりましょうか。



他人様のご自宅でのパーティー。
本日の目玉はワインだと思いますか?
ノンノン、プロの料理人が作るフランス料理の数々だよ!
んーもう、し・あ・わ・せ!

Zeller Schwartze Kats Sekt NV? Gustav Adolf Schmitt
 ツェラー・シュヴァルツ・カッツェ・ゼクト NV? グスタフ・アドルフ・シュミット
  (ドイツ/モーゼル・ザール・ルーヴァー、スパークリング)
もしかしてゼクトを飲むのは初めてかもしれない。とういことで辞書登録>ゼクト。色は非常に薄く、濃口の日本酒に負けてしまうぐらい。でもそういう透明感のある液体から立ち上る泡もまた美しいな。香りはなぜかとっても日本酒。飲むとそうれなりに甘味 (果実味ではない) があり、泡の感じは非常に優しい。うーむ、これはこれで面白いけどなんかもう一本筋の通った味覚を期待してしますね、私は。これだとフォワグラには負けちゃうよ。
Brut NV Nicolas Feuillatte
 ブリュット NV ニコラ・フィアット
  (フランス/シャンパーニュ、シャンパーニュ)
誰の差し入れでしょうか?決まっていますね、私に。(^-^;) 色は薄い金色。香りははちきれんばかりのフルーツに少々のスパイス。酵母臭はあまりしません。飲むと存在感のある果実味に気品のある酸がバランスよくまとまっており、非常に優等生的。上位銘柄がコンコルド機内でサーブされるというのがわかる気がする。ウナギにも負けない力強さがあるが、品格を保っているのが見事です。東急・青葉台店で 5040 yen。
#しかし自画自賛もいいところ。これだけ読むとなんかとってもヤなやつ>座長。
#でも好きなんだ、シャンパーニュ。
Soave Classico "La Frosca" '97 Gini
 ソアーヴェ・クラシコ・ラ・フロスカ '97 ジーニ
  (イタリア/ヴェネト、白)
ブイヤベースに合せて飲みました。なんでも "Cassis (カシー:プロヴァンスの白でブイヤベースとのマリアージュが有名)" は高かったそうで…。しかしさすがに超有名作り手。そこいらのソアーヴェとは全く違う!黄色や橙色の柑橘類の爽やかさと蜜の甘美さを感じさせる豊かな香り。飲んだときの果実のヴォリューム感も「水のような」という私のイメージ、いや、偏見を払拭させるもの。苦みの余韻はグレープフルーツを連想させ面白い。もちろん、ブイヤベースにぴったりでしたよ。
Saint-Joseph '97 Georges Vernay
 サン・ジョセフ '97 ジョルジュ・ヴェルネイ
  (フランス/コート・デュ・ローヌ、赤)
紫の強い赤、猛烈なバナナとイチゴの香りでボージョレーのような第一印象。でも飲むとフレッシュな果実感に加えてインキーなタンニンが印象的。タンニンがおいしいワインで食事に非常に合せやすそう。特に健康を顧みないような脂っこい食材に最適。何かというと…もちろんフォワグラだよ。(^-^) カーヴ・タイユヴァンで売っているそうです。
#インクを飲んだことあるのか、っつーツッコミはなしね。
Beaune "1er cru" '94 Marion Freres
 ボーヌ・プルミエ・クリュ '94 マリオン・フレール?
  (フランス/ブルゴーニュ、赤)
ついに出てきましたね、ブルゴーニュ。とても明るいルビー色が美しい。動物臭やイチゴの香りはやはりピノ・ノワールの魅力。味覚的にはややまとまりに欠ける印象があるが、繊細な酸が印象的ですね。ただその繊細さゆえに「シェリーから作ったバルサミコ」を効かせた料理には不向きだったかな?ワイン選びは難しい。
Auxey-Duresses '94 Leroy
 オーセイ・デュレス '94 ルロワ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
ルロワを持ってきてくれた方がいらっしゃいました。うれしいよう!上のボーヌよりか少し深い色。香りは…うーん、素晴らしい。文字にしてしまうとこれも『動物臭やイチゴの香り』になってしまうのだが、その渾然一体具合というか、甘美さというか、妖しさはやはりルロワならではのもの。ややタニックで果実味も軽めだがヴィンテージを考えるとこれはしかたがないかな。そうした点を差し引いてもやはり魅力的なワインです。
Franciacorta "Brut" NV? Bellavista
 フランチャコルタ・ブリュット NV? ベラヴィスタ
  (イタリア/ロンバルディア、スパークリング)
なんかどっかで見たことあるようなワインだが…これは「グラン・キュヴェ・サテン」ではありません。(^-^;) 「グラン…」は非常に豊かで重厚感のある香りだったが、これはもっと軽快でグレープフルーツのような香り。飲んだ印象は「グラン…」に近く、全面には出てこないが背後で力強さを演出する果実味に、強さよりも透明感を感じさせる酸、そしてほのかな苦みの余韻で構成される。シャンパーニュとは非常に異なる路線ですね。最近になってようやくそんなことがわかってきた。無知ですみません。
*

この後に頂いた Grappa di Brunello (Fronci?) もおいしかった…。それはさておき最初にも書いたように本日の主役はやはり料理。「生フォワグラとカブの前菜」と山椒を効かした「ハトとウナギとフォワグラの居酒屋風」でいやがおうにも食欲は高まり、「オマール海老をまるごと五匹ぶちこんだブイヤベース」は一口食べただけで笑いが止まらないくらい。「フォワグラのコロッケ (クロケットか) 麦とバルサミコのソース・サラダ添え」は本当に生涯忘れられない味だと思います。最後の「AOC 付きウズラ」の濃厚な味も開眼モノでした。快く場所を提供していただいた方、プロの技を見せてくれた『彼』、そしてこのようなパーティーに招待していただいた深夜画家さん、本当にありがとうございました。

#それにしても肝臓がフォワグラになるぐらいフォワグラを頂いたのに、なんでソーテルヌを持っていかなかったんだろう!バカ!バカ!バカ!バカ!もう!(>_<)


友人宅におじゃまして。

Brut NV Pommery
 ブリュット NV ポメリー
  (フランス/シャンパーニュ/ランス、シャンパーニュ)
まずは乾杯。フルーツの華やかな香りが心地よい。ちょっとパンの香ばしさもあるかな。しかしポメリーって酸が特徴なんですね。ややメタリックな感じさえする硬質な酸で男性的な印象。果実もしっかりしているので意外と (といっては失礼か) 密度の高い印象。うーん、やっぱりこう暖かくなってくると、とってもハッピー!>シャンパーニュ。
Ch. Potensac '85
 シャトー・ポタンサック '85
  (フランス/ボルドー/メドック、赤)
ちょっと澱が心配だったが当日持ち込んだ。色は濃く、さほどオレンジっぽくもないため、若々しい印象。甘いカベルネ特有の香りが少しに枯れ葉の印象。スリムな果実味に、存在感のあるタンニンが極めて男性的な印象を与えている。ただタニックと言ってもさすがにもう荒々しいものではまるでなく、角のとれたやわらかなものなので品格をすごく感じる。ポタンサックってかなりタニックだと聞いていたが、本当にそうみたいですね。もっと新しいヴィンテージだと硬すぎるかもしれません。
Rosso di Montalcino '97 Quercecchio
 ロッソ・ディ・モンタルチーノ '97 クェルチェッキオ (Professore Yasushihano という人によればそう読むらしい)
  (イタリア/トスカーナ、赤)
やや飲み足りないモードに家の主が開けてくれました。バナナっぽい香りや赤いベリーのような香りがとても陽気な印象。軽いタンニンとフレッシュな果実味&酸がさらにその印象を強める。うーん、トマトを使った料理とかには本当によく合いそうですね。明るい赤色も美しい。
#「飲み足りない」といっても飲んでいたのは五人だからご安心を!(^-^)


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