健康あっての鯨飲、ですよね。

Samur-Champigny "La Bretonniere" '96 Langlois-Chateau
 ソミュール・シャンピニィ・ラ・ブレトニエール '96 ラングロワ・シャトー
  (フランス/ヴァル・デ・ロワール、赤)
真面目に書くと……
『イチゴやバナナ、グレープフルーツの爽やかな香り。とくにイチゴが著しくボージョレのようなイメージ。軽く、(しつこくない) コーラのような甘味。渋みはほとんどないが、ほのかにグレープフルーツのような苦みも。注意してクンクンするとあずきやコーヒー、青草のような香りもある。余韻はとても短いが甘酸っぱく感じられるのが印象的。』

といったところですが、そんな小難しいことはさておいて楽しい!これは。チキンに負けてしまう弱さもあるが、気軽な食事にあわせてかぱかぱ飲めます。ジャンクフードにも OK。そうそう、今の季節、お花見なんかにもよさそうですよ。十日市場サカグチヤにて 1669 yen。ただ澱が以外とあるのには驚いてしまった。


珍しい人がうちに来た。
Morey Saint-Denis '93 Hubert Ligner
 モレ・サン・ドニ '93 ユベール・リニエ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
ボトルからちょっと梅の香りがするのがなんとなく不安をかき立てる…。やはり以前飲んだときのような香りのヴォリューム感はなく、薬臭くもある。もちろん甘い香りもあるのだが…。飲むと果実味はパワフルだが、苦味のような余韻がある。うーん…こりゃ劣化してしまったみたいですね。なんとも残念。
Ch. Latour '76
 シャトー・ラトゥール '76
  (フランス/ボルドー/ポイヤック、赤)
実は五大シャトーって今までムートンしか飲んだことがないのだ。楽しみであると同時にさっきのように劣化していないだろうかと心配でもある。デキャンタージュしてからグラスに注ぐとハーブのような香りがまず立ち昇る。そしてグラスをまわすと甘い香りと獣香が支配的に。こうしか書けない自分が情けないものだが、非常に複雑で魅力的な香り。同席した方は第一香だけで「ローズマリー、熟したスモモの皮、チョウジ」と表現しておられた。実に素晴らしい。ところが飲むとはっきり言って「薄い」。繊細で複雑な感じはよくわかるのだが果実味は消え入りそう。その割にはタンニンがしっかりしていたのが不思議だったが、小一時間後にはその謎が解けた。果実味が非常にたくましくなり、嗅いでも力強い甘い香りの比重が大きくなってきたのだ。さすがその名に恥じないパワーを秘めたワイン。決してよいヴィンテージではないだろうに、まだまだこの先発展する可能性がある、のかな。ちょっと不安だけど。
Cuvee Blanca NV Villa Rinaldi
 クヴェ・ブランカ NV ヴィッラ・リナルディ
  (イタリア、スパークリング)
ラトゥール後、コニャックとか飲んでいたのにまだ一本開けることに。いや私が勧めたんですけどね (^-^;)。なんでもこの「ヴィッラ・リナルディ」の醸造主は若い頃クリュッグで修行。それゆえクリュッグを目指した濃い造りのスプマンテになっているとのこと。期待しつつフルートグラスに注ぐと色は非常に薄い。そして酔っ払いつつもクンクンしてみると…燻製肉の香り!ホントだよ。ついこのあいだ飲んだエルミタージュコート・ロティのような香りがするのだ。ところが飲んでみると、拍子抜けしてしまうぐらいあっさりしている。やや苦味と酸の余韻がある以外はなんだか特徴がつかめない。むう、これほど香りと味の印象が異なるワインも初めてだよ。3759 yen。
珍しい人って誰かって?
面白い人ですよ。


Brut '90 Laurent-Perrier
 ブリュット '90 ローラン・ペリエ
  (フランス/シャンパーニュ/トゥール・シュール・マルヌ、シャンパーニュ)
最初に口に含んだときのインパクトはおとなしめで細かくて気持ちのいい泡と爽やかさが特徴的。しかしそれとは対照的にその香りの豊かさは圧倒的。リンゴやレモンにオレンジ、辛そうなスパイス、白いキノコ、ややパウダリックでこうばしいクッキーのような香りもほのかに。いわゆる酵母臭さはまるで感じられない。しばらくすると甘い香りが強くなり、蜜のような甘味も出て力強さが感じられるようになってきた。やっぱりローラン・ペリエは大好き。いつかキュヴェ・グラン・シエクルを飲んでみたい。
Mazy-Chambertin '90 Frederic Esmonin
 マジ・シャンベルタン '90 フレデリック・エスモナン
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
「去年の九月に買ったんです」というのは大嘘。購入はちょうど一年前でした>参加者のみなさん。しかしうちの押入れでよくがんばったものだ。ちょうど良い樽香は心地よく、さまざまな香りの要素、中でも青臭くない草の香りは気品をもたらすとともに大地をも感じさせる。果実味もまだまだ元気だが、やや酸と苦みの余韻が目立つかな?触覚で感じられる粉っぽさは当日持ち込みのご愛敬。神戸のベリエで購入、9700 yen。しかしこの頃のブルゴーニュの在庫ももう底をつきかけてきた。くぅ。
Ch. Caillou '87
 シャトー・カイユー '87
  (フランス/ボルドー/バルザック、甘口白)
デザートとともにバルザックをいただきました。いいですねえ。削りたての鉛筆の香りと書くとよく笑われるのだが、私にしてみればどうしてもそのイメージが強い。甘いデザートにコーヒーやエスプレッソもいいけれど、こういう甘いワインを重ねてもくどくならない。これはやはりオレンジマーマレードのような甘味の背景にある一本通った酸のためなのかな?ともあれごちそうさまでした。
それにしてもお料理おいしかったですよ。


Corton-Charlemagne '90 Bonneau du Martray
 コルトン・シャルルマーニュ '90 ボノー・デュ・マルトレイ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、白)
ボノー・デュ・マルトレイのコルトン・シャルルマーニュ。なぜか今までに '89'91 を飲んでいる。しかしどうも良い印象がないのだ。ということで今回は三度目の正直。薄い金色の液体は華やかな香りとともに鮮烈な印象。花のような香りになんて言うんだっけ?扇子に使う木。そんなトーンの高い香りに火打石のような鮮烈さ、そしてチョークのような匂いが加わる。グラスを回すとナッツのもったりした香りも出てくるが、さほどではない。そんな案配で香りは非常に楽しめるのだが、飲んだときのインパクトはさほどではない。最初はアルコールを非常に強く感じたのだが、力強さはなぜかさほど感じられないのだ。かといって濃度がないのではなく、やや舌に絡みつくような感じは濃いめの清酒のよう。なんだか何かが抜けているような感じがするのだ。うむう、やっぱりあまり好きにはなれないな。ごめんなさい。14385 yen/bottle でした。

#ソムリエ (?) の方といろいろとお話ししていたら「グラスを交換して飲んでみますか?」という展開になった。それまではリーデル (たぶん) のブルゴーニュを使っていたのだが、ボルドーに注いでもらうと…ホントだね!甘い香りが少なくなってスリムな香り立ちになった。実に面白い。しかし飲んだときの味の感じ方の方はその変化がわからなかったよ。甘味が減って感じられるそうなのだが…。

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