今月は最初から暴走。いかんねえ。


ワイン会。テーマは「モレ・サン・ドニ村」で大ハッピイ。
Morey Saint-Denis "Monts-Luisants" '95 Dom. Ponsot
 モレ・サン・ドニ・モン・リュイザン '95 ポンソ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、白)
薄い金色。トロピカルフルーツやパイナップルの香り。花の蜜という表現はうなずける。飲んでみるとフルーツというより酢のような酸がきつく収斂性がある。しかしその奥に非常に丸く柔らかな果実味を感じることができる。この先どうなって行くんだろうか?酸が強いためか嚥下後に逆に甘みが広がる。
#ピノ・ブラン 80%、シャルドネ 20% だそうだ。
Morey Saint-Denis "Les Sorbets" '88 Bernard Serveau et Fils
 モレ・サン・ドニ・レ・ソルベ '88 ベルナール・セルヴォー
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
色はやや薄くなり、オレンジが少し入っている。梅、少しスパイス、花、磯の香り、飲むとかつお節っぽい。こう書くと魅力的だがそれぞれほんの少し感じられる程度。酒質はかなり軽く、タンニンがやや目立つ。丸さを感じないと言うべきか。'88 というのを感じないぞー!
Morey Saint-Denis '93 Hubert Ligner
 モレ・サン・ドニ '93 ユベール・リニエ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
村名だが上の一級とは桁違いにおいしい。色は濃いルビー色で、カラメルやコーヒーのような甘い香りが素晴らしい。口に含むと真っ先にふくよかで濃い果実味が感じられ、極めて魅力的。タンニンや酸は上手く丸め込まれているが飲んだ後には少し感じるかな。本当にブルゴーニュは生産者なんだな、と教えてくれる一本。
Bonnes Mares '92 Dom. Dujac
 ボンヌ・マール '92 デュジャック
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
実はデュジャックの (赤) ワインを飲むのはこの時初めて。わくわく。色はかなり濃いルビー色で熟成色が少し出ている。ガーネット色っていうのかな?匂いをかいでみよう。くんくん。すっごーーーーい!コーヒーだとか柑橘類のような爆発的な香り、しかも深い。飲んでみよう。どっひゃーーーー!舌が抜き取られそうなぐらいに旨い!おそるべき凝縮感があるが乱暴なものではまるでなく、非常にやさしくかつ奥が極めて深い。タンニンや酸も上手く溶け込んだ感じ。嚥下後、わずかにタンニンが感じられるけどこれは熟成待ちってことらしい。これはもう舌の極楽。葡萄から作られる芸術品だと思う。
#正確にはこれはシャンボール・ミュジニイ村のワインかもしれないが。


大学時代の後輩の家でワイン会。お料理ごちそうさまでした。
Meursault "Les Criots" '92 Ballot-Millot et Fils
 ムルソー・レ・クリオ '92 バロ・ミヨ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、白)
「バロ・ミヨ」ってどうだったかな…… 5150 yen も出してブルゴーニュの白ではずしたら悲惨だしな……とか思いつつ購入した一本。色は薄い金色。ナッツ、ハチミツ、それに花のような甘い香りにフルーツが混じってかぐわしい。飲んでみるとこってりしたスタイルではないがフルーツの酸がシャープで果実味もいきいきとしておりなかなかのもの。要ははずさなかったってことなんだけど、このラベルっていまいち安っぽいなあ。中身に応じた格調高いものにしてみてはいかが?
#まあ大きなお世話か。
Ch. de Carolle '94
 シャトー・ド・何だろう? '94
  (フランス/ボルドー/グラーヴ、赤)
これは後輩くんが用意してくれていた一本。彼はグラーヴが好きらしい。確かにグラーヴらしい香りがするのだがなんて表現すればいいのだろう。土ではなくどちらかというと濡れた砂。んー、「グラーヴ (小石)」の名前からそう思いこんでいるだけか (^-^;)。味は比較的果実味のあるタイプでタンニンは少なめ。いくらでもいけるタイプですね。
Clos de la Roche '89 Dom. Pirre Amiot et Fils
 クロ・ド・ラ・ロッシュ '89 ピエール・アミオ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
「ピノ・ノワール=酸っぱい&薄っぺらい」という図式を頭の中に持っている後輩くんの脳天を直撃するための一本。いや、すごいです。抜栓直後から紅茶や枯れ葉、シナモン、コーラといった植物系の甘い香りで抜群にかぐわしい。で、飲んでみるとこの香りを直接味に変換した感じ&自然なんだがかなり甘い果実味を感じる。そして舌がしびれるぐらいの「旨味」の要素があり、余韻が極めて長い。うーん、し・あ・わ・せ。わずかに浮いたタンニンを感じるけどね。「梅カツオ」っていう表現もみんな納得してくれた。後輩くんの脳天直撃に成功。ザマミロ。以前神戸ベリエにて 5565 yen で購入。値段以上の価値はあるがもう売っていないよ。
Ch. Pichon Longueville Comtesse de Lalande '79
 シャトー・ピション・ラランド '79
  (フランス/ボルドー/ポイヤック、赤)
やはりデキャンタージュしてみる。二十年近くたっているはずなのに、色はとてつもなく濃く、グラスの底がみえないぐらい。いい意味での腐葉土のような香りがし、清々しさと相まって森の奥深くといった趣きは本当にある。ソムリエの人の言葉遊びじゃないんですね。醤油の要素もあり。飲んでみると元気な果実味は影を潜め、かなり枯れた感じ。しかし不思議とこってり感がありオイリー。むー、悪くないがもっと期待していた。途中の保存状態が悪かったのかな?14490 yen だったが購入場所は書けない、すんませんです。

Chablis '96 Pascal Bouchard
 シャブリ '96 パスカル・ブシャール
  (フランス/ブルゴーニュ/シャブリ、白)
ダイビング仲間の飲み会で「とりあえず」注文されていた白。樽香以外に特徴見いだせず。これがシャブリなんだと思ったらそれは不幸だろう。懐石料理は抜群においしかったのにねえ。恵比寿のお店で、値段わからず。

Ch. Cissac '86
 シャトー・シサック '86
  (フランス/ボルドー/オー・メドック、赤)
あずきと動物の要素は明らかだが、非常に落ち着いた香り。まだ少しタンニンが目立つがかなりこなれつつありなんとも優等生的な味わい。三越・名古屋栄店で 3100 yen。良いワインだと思うが魅力に欠ける。これだったらもっと元気でわかりやすいオーストラリアやカリフォルニアのカベルネがいいなあ。

Casillero del Diablo "Chardonnay" '96 Concha y Toro
 ディアブロ "シャルドネ" '96 コンチャ・イ・トロ
  (チリ/アコンカグア・ヴァレイ、白)
シャルドネらしさは備えるが、思ったよりおとなしい香りと果実味。酸もさほど目立たない。銀座のヴァン・ヴィーノという極めてカジュアルなレストランで 3150 yen。ヒュー・ジョンソンの本によるとアコンガグアはチリでも最北の地域らしいがこれって「最も暖かい」ってことだよね?


今日はしんかわ酒店の試飲会。いい天気だというのに昼間っから大勢集まってました。
以下、それぞれ簡単にコメントします。

Lar de Barros Bianco '96
 ラール・デ・バロス・ビアンコ '96
  (スペイン/南西部、白)
ガブ飲み用白。でも白ワイン臭さもないしこれはこれでいい。1260 yen。

Ch. Vignol '96
 シャトー・ヴィニョル '96
  (フランス/ボルドー/アントゥル・ドゥ・メール、白)
アプリコットや潮の香り。果実味もなかなかのもの。1312 yen。

Macon Villages '96 Olivier Leflaive
 マコン・ヴィラージュ '96 オリヴィエ・ルフレーヴ
  (フランス/ブルゴーニュ/マコネー、白)
香りはおとなしいが、これもちょっと潮っぽい。酸がシャープ。1764 yen。

Chablis '96 Robert Vocoret
 シャブリ '96 ロベール・ヴォコレ
  (フランス/ブルゴーニュ/シャブリ、白)
柑橘類の香り。これも酸がシャープ。2089 yen。

Saint-Triffon "Cabernet Sauvignon" '95
 セント・トリフォン "カベルネ・ソーヴィニヨン" '95
  (ブルガリア、赤)
さすがにこのクラスだと特徴がよくつかめない。ちょっとジャムっぽいがやはりガブ飲み用。840 yen。

Monte Antico '94
 モンテ・アンティコ '94
  (イタリア、赤)
バナナの香り。少し渋みが目立つが軽快な果実味。以前飲んだドルチェット・ダルバとそっくり。1417 yen。

Maitre d'Estournel '96
 メートル・デストゥルネル '96
  (フランス/ボルドー/サン・テステフ、赤)
ジャムのようなベリー香とあずきのような香りが少し。あとは軽い渋みがあるだけで水のように飲める。1344 yen。

Michel Lynch '94
 ミッシェル・リンチ '94
  (フランス/ボルドー、赤)
あずき、蜜のような甘い香り。軽快で料理とともにいくらでも飲めそう。1417 yen。

Castillo de Molina '96
 カスティーリョ・ディ・モリーナ '96
  (チリ、赤)
アプリコット、花の蜜のような甘い香り。果実味も結構感じられ値段を考えるとたいしたもんです。1417 yen。

Cencibel '97
 センシベル '97
  (スペイン、赤)
バナナのようなエステル香。花の香りも感じられ果実味も豊かで楽しめる。1260 yen。

Codice '96
 コディチェ '96
  (スペイン、赤)
削りたての鉛筆。テンプラ特有のプラスチックを思わせる香り (セパージュは知らないけど)。フルーツのようなエステル香。果実味も結構あるが少し中抜け。1459 yen。

Lar de Barros Reserva '94
 ラール・デ・バロス・レゼルヴァ '94
  (スペイン/南西部、赤)
少しスパイス。あまりにも明らかな硬質チーズの香り。飲むとすごく強調される。テンプラっぽさは感じられない。1459 yen。

Dignus '94
 ディグナス '94
  (スペイン/ナヴァラ、赤)
ルビー色で熟成色が少し出ている。しっかりしたタンニンと柔らかな果実味。さすがに値段とともに複雑になってくる。1942 yen。

Jean Leon "Cabernet Sauvignon" '91
 ジーン・レオン "カベルネ・ソーヴィニヨン" '94
  (スペイン/ペネデス、赤)
豊かで複雑な香り (もうこのころになると酔いがまわって鼻が効かない ^-^;)。しっかりしたタンニンと果実味がカベルネらしいが不思議とスペイン (テンプラ) 風。いやはやご立派。2919 yen。

David Wynn "Patriarch Shiraz" '95
 デイヴィッド・ウィン "パトリアーク・シラーズ" '95
  (オーストラリア、赤)
ジャムを思わせるぐらいの凝縮した果実味。タンニンとのバランスも見事。あまりスパイシーさは感じないが柑橘類の香りや甘いロースト香が素晴らしい。飲んでいて本当に楽しくなる。2625 yen。

以上パンとチーズの軽食付きで 1500 yen。
今回は以下のグラス毎有料試飲もありました。


Joseph Phelps "Chardonnay" '95
 ジョセフ・フェルプス "シャルドネ" '95
  (アメリカ/カリフォルニア、白)
色は薄い金色。柑橘類、オーク、ハチミツ。しっかりした果実味があり、かなり甘みを感じる良いシャルドネ。またわずかに微炭酸のような刺激も感じた。3097 yen/bottle。500 yen/glass。

Peter Lehmann "Mentor" '93
 ピーター・レーマン "?" '95
  (オーストラリア/サウス・オーストラリア州/バロッサ・ヴァレイ、赤)
グラスの底が見えないぐらいの濃い色調。エッジはまだピンク色。これも柑橘類や甘いロースト香が心地よい。味も色に負けず劣らず濃い。タンニンもうまく果実味に隠されている感じ。余韻も長く素晴らしい。3675 yen/bottle。500 yen/glass。
#セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、シラー、メルロー。

Robert Mondavi "Cabernet Sauvignon" '94
 ロバート・モンダヴィ "カベルネ・ソーヴィニヨン" '94
  (アメリカ/カリフォルニア、赤)
これもグラスの底が見えないぐらいの濃い色調。樽香が結構強い。これぞカベルネ!といった香りと味わい。凝縮感がありどっしりとしているがやや収れん性がある。上記のオーストラリアのワインに比べると個性といった点でやや劣勢か。5040 yen/bottle だったらかなりのワインが買えるし。600 yen/glass。

白だったらシャトー・ヴィニョルがコスト・パフォーマンス高いと思う。
赤はデイヴィッド・ウィンが私の好み。値段の価値は必ずある。センシベルとカスティーリョ・ディ・モリーナも健闘。

1997 prev month next month 1999

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