| こう暑いとワインとは縁遠くなりそうなものですが……。 |
Cuvee Raventos NV Codorniu
キュヴェ・ラヴェントス NV コドーニュ
(スペイン/、スパークリング)
お祝いも兼ねていたのでまずは泡で乾杯。これを飲む以前にボトル一本分ぐらいのワインを飲んでいたのでコメントもへったくれもないかもしれないが……うまいですよこれは。味、香りともかなり濃いタイプでクリームのようなこくがあった。最近やっとスパークリングの味の違いがわかってきたような気がするが酔っぱらいの妄想かな?
Malbec Shiraz ? Wolf Brass
マルベック・シラーズ ? ヴォルフ・ブラス
(オーストラリア/サウス・オーストラリア州/、赤)
以前飲んだここのカベルネが好印象だったのでたのんでみるが……。すみません、ヴァニラ香がいいな、というぐらいのことしか覚えていませんです。結構軽いつくりだった気もするが……。
Glass Mountain "Cabernet Sauvignon" ? Markham
グラスマウンテン「カベルネ・ソーヴィニヨン」 ? マーカム
(アメリカ/カリフォルニア/ナパ・ヴァレイ、赤)
非常にわかりやすい赤。甘いロースト香は上のヴォルフ・ブラスより強い。味もかなり甘みが感じられて単純に旨いと感じられる味。皆さんへのうけも良かった。
Semillon Chardonnay ? Wolf Brass
セミヨン・シャルドネ ? ヴォルフ・ブラス
(オーストラリア/サウス・オーストラリア州/白)
飲み足りなくて頼んだ白。非常にフルーツの香りがする濃いつくりのワインだった。酸と果実味のバランスもなかなかのもの。しかしセミヨンとシャルドネの混醸なんていうのは珍しいですね。オーストラリアならでは、といったところでしょうか。
Chablis 1er Cru "Monts Mains" '95 Francois Raveneau
シャブリ・プルミエ・クリュ・モン・マン '95 フランソワ・ラヴノー
(フランス/ブルゴーニュ/シャブリ、白)
色薄い。香りはオレンジやアプリコット。わずかに鋼の要素も感じられる。飲むと果実の甘みが先に感じられ、後から唾液がにじみ出てくるような酸が感じられる。この酸は以前飲んだポンソのモレ・サン・ドニ・モン・リュイザン '95 (白) の酸によく似ている。飲んだ後に渋みの要素が感じられたがこれが「ミネラル」だとのこと。この先非常に長そうなワイン。今開けるのは犯罪に近いね。
Chablis 1er Cru "Butteaux" '93 Francois Raveneau
シャブリ・プルミエ・クリュ・ビュトー '93 フランソワ・ラヴノー
(フランス/ブルゴーニュ/シャブリ、白)
色は薄い金色でやや赤みがかかってさえいる。香りは非常に華やかかつ変化し、時間を追って、ブランデー、酵母、花の蜜、プラム、カスタードクリーム、木材、オレンジなどが感じられた。角の取れた、しかしいきいきとした酸と果実味のバランスがとれつつあるが、まだ前者が元気旺盛。飲むときに多少鋭めの酸が感じられ、喉の奥を刺激する。飲んだ後はこれもミネラルっぽい後味があり、その余韻は上のモン・マンよりずっと長い。その後白ワインでありながらコーヒーのような香りが感じられ、さらに時間が経つとぬか漬けのようなひねた香りに転じてきた。ぬうう……シャルドネも奥が深いのう。
Chablis Grand Cru "Blanchot" '93 Francois Raveneau
シャブリ・グラン・クリュ・ブランショ '93 フランソワ・ラヴノー
(フランス/ブルゴーニュ/シャブリ、白)
これも薄い金色だが上のビュトーの方が赤みが強い。最初広がりを感じさせる花の香りが感じらた。あとオレンジ、梅。グラスをまわすとバターっぽさがでて、ここで初めてシャルドネを感じることが出来た。飲むと酸と果実味が一体化してきつつあると感じられるがやや弱い。また、これも嚥下時に喉を刺すような酸がある。二番目のビュトーに比べて弱いなあと思っていたのだが、時間が経ってもバランスを崩さずおいしく飲めるのはさすがにグラン・クリュ。最後の方では酵母臭やジャガイモを茹でたような香り、そして (やっとのことだが) 火打石の要素がかすかに感じられた。
Ch. Durfort-Vivens '80
シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン '80
(フランス/ボルドー/マルゴー、赤)
私「うわっ!」
か「スーボアだよ、スーボア!」
私「すみません、スーボアって何ですか?」
か「えっ!?」(知らないの?)
ひ「『森の下草』って意味ですよ。日の当たらない森の中の湿った下草のようなそんな香りのことなんです。それが中には馬鹿なソムリエがいて『腐葉土』って訳をつけたりしてるんですよ。でも腐葉土って言うのはもっと朽ち果てたもののことですよね。」
だそうです。勉強になりますね。本当に吸い込まれそうになる素晴らしい香りでした。飲むと滑らかで繊細、果実味とタンニンが溶け合ったさまは円熟の極みといったところ。飲み頃とはこのことなんでしょうね。『ボルドーは女性的』というのが初めてわかった気がします。
ひ「今飲むのが最高でしょうね。なにせ二ヶ月前は『森の下草』じゃなくて『馬糞』でしたから……。」
私「……。」
Ch. Haut-Carles '96
シャトー・オー・カルル '96
(フランス/ボルドー/フロンサック、赤)
いきなり十六年後にタイムトリップ。もう酔っぱらいには怖いものなし。話を聞いていると「ミッシェル・ローラン」とか「メルロー 99%、カベルネフラン 1%」とかいう言葉が聞こえてきます。もうパワー全開のワインで、いわゆるロースト香を通り越して生ゴムを焦がしたような、硫黄を感じさせさえするような香りと動物臭の直撃。飲むと各要素がばらばらながら、若いタンニンとグレープフルーツのような酸味、はじけるような果実味が強烈に感じられる。とにかくすごいの一言。来世紀のまたお会いしたいものです。
Cotes du Jura '93 Jean Bourdy
コート・デュ・ジュラ '93 ジャン・ブルディ
(フランス/ジュラ、白)
初めて飲むジュラ地方のワイン。なんとなく癖がありそうな気がしたので、まずくても文句を言いそうにない人 (*1) と抜栓 (^-^;)。ナッツの香りがする。私の場合、ブルゴーニュの白とかで「ナッツ」って書くときにはクルミのイメージなんだけど、これはクルミのみならずアーモンドも連想させる。粉っぽさも感じられるな。飲むと果実味や渋み、酸などの要素がコンパクトながらバランスよくまとまって非常に好印象。コンテチーズ (*2) とベーコンのスフレにもあった。暑いさなかに飲むワインというより夏の終わりに飲みたい感じですな。恵比寿のカーヴ・タイユヴァンで 2940 yen。しょーもないブルゴーニュの白よりずっといい。
*1 当たるか外れるか全くわからないワインを普段飲み付けない人と開けるのは心苦しいでしょ?
*2 コンテチーズはジュラ地方産だそうな。
Bandol '95 Ch. de Pibarnon
バンドール '95 シャトー・ド・ピバルノン
(フランス/プロヴァンス、赤)
鴨のテリーヌを食っていたら赤が飲みたくなってしまったので抜栓。もうまるで子供のような行動パターンですな。ボトルから直接グラスに注いだところ、強烈なアルコール臭にびっくり。思わずむせてしまうような、「鼻をつく」と書いてもいいような刺激臭だった。時節柄ちょっとあせる。で、急遽カラフにデキャンタージュしたところ、だいぶ落ち着いて飲めました。しかし南国らしい強力なワインであることはよくわかるが、これはちょっと開けるのが早すぎ。もったいないお化けが出てきそうである。横浜そごうで 3150 yen。
#後日飲んだところ干し葡萄やヴァニラが出てきていい感じになっていました。
Chardonnay Trentino '96 Concchilio ← こんな感じのスペルです。
シャルドネ・トレンティーノ '96 コンチリオ
(イタリア/トレンティーノ・アルト・アディジェ、白)
アラカルトで頼んでいた料理がアスパラガスとかスズキとかだったので白の方が合うかな、と思って注文。なかなかいいですよ、これは。少なくともオレンジ、レモン、グレープフルーツの三つの柑橘類は嗅ぎ分けられた。快活な酸と果実味のバランスも良好。飲んだ後には心地よい苦味が残る。ボトルで確か 3400 yen だった。
Salice Salentino '94 Taurino
サリーチェ・サレンティーノ '94 タウリーノ
(イタリア/プッリャ、赤)
モンテプルチアーノ・ダブルッツォを飲もうかと思ったが売りきれていたのでこちらを注文。最初テンプラニーリョのようなプラスチックっぽい香りにバナナのような香り。木の箱のような香りと言った人もいたが、確かにそういう要素もあった。(私がやや苦手な) プラスチックっぽさはやがて消えて、フルーツの香りがしだいに充実していった。どんなフルーツ?って聞かれると……確かイチゴだったような記憶があるが……。飲むと最初弱かったが、三十分もすれば果実味がぐっと出てボディもしっかりしてきた。飲むに連れおいしく変化していくいいワイン。ボトルで 3000 yen を切っていた。よろしい!
#唯一欠点を挙げるとするなら私んちの在庫と同じワインを選んでしまったこと。VT は違うだろ、と思っていたけどそれすら同じだった。
Delphine de Margon "Chardonnay" '97 Dom. de Margon
デルフィーヌ・ド・マルゴン「シャルドネ」 '97 ドメーヌ・ド・マルゴン
(フランス/たぶんラングドック、白)
VdP のシャルドネ。飲むのは四回目なのに、ちゃんと飲むのは初めて。最初と二回目はしんかわ酒店の試飲会。で、少し飲んで ('96) 「うっひゃー!すげえ VdP!」と思い購入。三回目はそれを持って友人宅へ。さんざんメキシコ産ビールと吟醸酒を飲んだあげく、じゃあ、てんで抜栓後に注がれたのは「升」。オイオイ……香りもなにもわからんがな……。
最初柑橘系の強烈な香り。「柑橘系」といって私が区別できるのは、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、ゆず、キンカンぐらいしかないのだが (^-^;)、これはそのいずれでもない。強いて言えばオレンジに近いけど。で飲んでみるとことのほかシャープできつい感じ。VT が違うからなのか、と思っていたが、時間が経つと香りの角も取れ、柑橘類ベースにマンゴーなどのトロピカルフルーツ系の香りと得も言われぬ香ばしいが出て、酸の角も取れてすいすい飲めるようになってしまった。もちろん繊細さなどを求めてはいけないが、本当にコストパフォーマンスの高い一本だと思う。
#あ、そうそう、件のしんかわ酒店にて 1449 yen でした。
#翌日にはこってりとしたナッツ香とミネラルの余韻が出てきてさらにおいしくなっていました。こりゃブラインドで「ムルソーです」って言われたら信じると思う。
Meursault '88 Leroy
ムルソー '88 ルロワ
(フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、白)
今日は朝から何となくルロワな気分だったので抜栓……うそだよ。お客さんからの豪儀な差し入れでした。開けた瞬間から「私がムルソーです」といったような濃厚で心地の良いナッツ香を放つ。口に含むと肉厚でたっぷりとしており、舌全体がしびれるような濃厚なエキス分にはただただ驚くばかり。また喉を通るときには非常に香ばしい香りが感じられ、もう「うっひょー!」といった感じである (どんな感じや!)。その香ばしさはトーストというより焼きたてのクッキーに近いかな。そう、ナッツ入りの。余韻も非常に長い。やがて香りはヴァニラや完熟したパッションフルーツの要素がでてきて「グラスに鼻をずっと突っ込んでいたい」状態になってしまった。
さすがルロワ、村名でもこのありさまである。
Gevrey Chambertin "Lavaux St. Jacques" '89 Rene Leclerc
ジュヴレ・シャンベルタン・ラヴォー・サン・ジャック '89 ルネ・ルクレール
(フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ、赤)
上のムルソーは三人で一本だったので、何となく飲み足りないモード。そこで押入れを物色、やっぱりピノを開けてみる。これは香りも味もすっごく「梅カツオ」。獣香やシナモン、コカコーラのような香りも心地よい。わずかにタンニンを感じるが、旨味の要素を中心に全ての要素が溶け合いつつある。三十分もすれば果実味がぐっと出てきて更に魅力を増した。非常に正統派のピノ・ノワール、誠実な感じのするワインだった。ただ飲みきる直前にタンニンが浮いてきたのがちょっと残念だったかな。小田急ハルクにて 5880 yen。
"Pinot Chardonnay" NV Scanavino
「ピノ・シャルドネ」 NV スカナヴィーノ (かな?)
(イタリア/どこの地方か見当もつきません、スパークリング)
以前のキャンプで飲み残した一本。ソアヴェみたいな薄い色。香りは正真正銘のリンゴ!特に蜜の部分だね、これは。辛口とかそういう範疇を超えたクリアーな味わいなので、冷たく冷やしてビールのようにがぶがぶ飲むのに最適です。ただし温度が上がると後味にえぐみが残ってしまうので要注意。注意深く香りを嗅ぐと香ばしいクッキーの要素もありますよ。エノテカ・広尾店にて 1134 yen。充分なコストパフォーマンス。
Macon Vire '94 Andre Bonhomme
マコン・ヴィレ '94 アンドレ・ボノーム
(フランス/ブルゴーニュ/マコネ、白)
これは確か以前雑誌「ブルータス」で 3000 yen 以下のシャルドネの中で No 1 の栄冠に輝いたはず。まずは昔の雑誌を掘り返さずに飲んでみよう。
色は薄い金色……と書くと薄そうだが、かなり濃い色である。抜栓直後からハチミツ、ブランデー、カスタードクリーム、干し葡萄といったまったり系の心地よい香り。少し粉っぽくもある。飲むと果実味と完全に角のとれた酸のバランスが素晴らしく、しかも粘度があって口の中にまとわりつく濃厚なタイプ。「マコン…」という名前からフレッシュなフルーツを考えていたがずいぶんイメージが違う。これはいいねえ、私の好みです。しょうもないシャサーニュ・モンラッシェよりずっといい。コルクにドメーヌ名とヴィンテージが書かれているのも自信のあらわれといったところか。
さてと……昔の雑誌を探してみるか……。
さすがに雑誌に載っているテイスティングコメントを丸移しすることは、はばかられるけど概ね同じようなコメントでした。てことはみんなこのタイプが好きってことですか?どうなんでしょう?私の周りには「こってりシャルドネ」が好きな人は三人ぐらいしかいません。みなさんはどうですか?

