泡が恋しくなる季節ですね。


国家試験に合格した後輩くんのお祝い会でした。
Brut Premiere NV Louis Roedere
 ブリュット・プルミエ NV ルイ・ロデレール
  (フランス/シャンパーニュ/ランス、シャンパーニュ)
お祝いなので「泡」で乾杯。もう最高に旨いですよ、これは。華やかな香りに豊かな味わい。繊細な泡が喉をするすると通り抜けていく。ありがちな酵母臭さや口の中を刺激するきつい泡などまるでない。さすが他の会社のノンヴィンテージより千円高いだけのことはある (^-^;)。お客さんからの差し入れでした。
#しっかし『喉を通っていく泡が細かく、いつまでも続いて心地よい』っていうコメントはとても飲酒歴二年とは思えんなあ >> 後輩くん。
Presidents Selection "Cabernet Sauvignon" '95 Wolf Brass
 プレジデンツ・セレクション「カベルネ・ソーヴィニヨン」 '95 ヴォルフ・ブラス
  (オーストラリア/サウス・オーストラリア州/、赤)
すばらしい!実に複雑で心地よい香り。土やタバコ、カラメルやコーヒーやチョコレート、バナナのようなエステル臭は少なくとも感じられた。飲んでみると滑らかで繊細。「絹のよう」とはこのことなのかもしれない。シャンパーニュ用のクーラーで少し冷やしたところ、味はかなり引き締まり、バナナの香りが強調された。みなさんは冷やした方を好んでいたけど、私は冷やさない方がいいなあ。子羊肉のクルートとも抜群の相性。一時間ほど置いておくとカラメル&コーヒーと果実味が強くなり、もう味覚と嗅覚の極楽に突入、また違った表情が楽しめました。しんかわ酒店で 2625 yen にて購入。今このぐらいのボルドーを飲もうと思ったら一体いくら払わにゃならんのだろうか?
Pommard "Clos Blanc" '88 Albert Grivault
 ポマール・クロ・ブラン '88 アルベール・グリヴォ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、赤)
これまた素晴らしい。最初に感じられたのは動物臭や梅。やがてカラメルやコーヒーが強まり、焼きたてのパンのような酵母っぽさも感じられてきた (最後のは好みが分かれるところ)。品の良い果実味と滑らかなタンニンのバランスも見事。「飲むほどに旨くなる」の典型。その昔、三越・横浜で一本だけ転がっていたのを発見。3990 yen だった。あー、とうとうこれも開けちゃったねえ。
Chateauneuf-du-Pape "Cuvee Prestige" '86 Berard Pere et Fils
 シャトー・ヌフ・デュ・パープ・キュヴェ・プレステージ '86 ベルナール
  (フランス/コート・デュ・ローヌ、赤)
かなり久しぶりに飲むコート・デュ・ローヌのワイン。さすがに熟成色が出てエッジは煉瓦色。香りがまるで良いブルゴーニュのようなのが面白い。飲むと非常に濃く、しっかりしたボディとやや強めのアルコールが感じられる。このアルコールはヌフ・デュ・パープだからなのか、'86 だからなのか、どちらなのだろう?まあ旨いからどっちでもいいか。土浦鈴木屋で 3307 yen。'85 を注文したら '86 が来た。オイオイ……。
#これは開けるつもりなかったんだけど……。やだなあ酔っぱらいは。
普段あまり赤ワインを飲まない人が喜んでくれた。
私にはそれが一番の収穫。



がらにもなくキャンプ。野外で飲むのはどんなのがいいでしょうか?
Rose Excellence NV Bouvet-Ladubay
 ロゼ・エクセレンス '86 ブーヴェ・ラデュベイ
  (フランス/ヴァル・デ・ロワール、スパークリング)
いかにもロゼっていうピンク色。味も香りもすごく「野菜」を感じさせる。トマトの香りにトマトの甘み、ピーマンの苦みといった趣で、あまりフルーツを感じさせない。華やかさはないが夏を感じさせて面白い。温度が上がるとアルコールが目立つので注意。エノテカ・広尾店で購入。1748 yen。安くはないね。
Soave Classico Superiore '96 Bertani
 ソアーヴェ・クラシコ・スペリオーレ '96 ベルターニ
  (イタリア/ヴェネト、白)
メンバーの中にソアーヴェが好き、という人がいたので購入。香り、甘み、苦味ともグレープフルーツ。まるでグレープフルーツのお酒みたいだよ。よく冷やして飲むとこれも夏向き。ラムネのような香りもあるし。トマトのパスタなんかに合いそうだが、すでにたいらげた後だった。東急・青葉台店で購入。1312 yen。
Sauvignon de St Bris '94 Verget
 ソーヴィニヨン・ド・サン・ブリ '96 ヴェルジェ
  (フランス/ブルゴーニュ、白)
おお!明らかなネコのおしっこ。こんなにはっきりわかるのは初めて。潮のような香りもし、飲んでもなぜか塩味を感じる。これは夏の海向きですね。釣ったばかりの魚の塩焼きなんかが合うんじゃないでしょうか?もうちょっと果実味を期待したんだけど、おもしろいのでよしとしよう。東急・青葉台店で購入、1449 yen。
Gigondas '95 E.Guigal
 ジゴンダス '95 ギガル
  (フランス/コート・デュ・ローヌ、赤)
やっぱり赤も欲しいよね。イチゴジャムとバナナの香りが強烈。辛い系のスパイスの香りも感じられる。飲むとたっぷりした果実味があったが、タンニンが浮いていたのが残念。結構うけは良かった。これも東急・青葉台店で購入、2100 yen。
*

実はこの他にまだ三本も用意したあったんだけど結局飲まなかった。なにが残ったかというと、 あまるんだったら変化をつける意味でシャルドネを先に飲むべきだったかも。

Brut 1er Cru NV Forget-Chemin
 ブリュット・プルミエ・クリュ NV フォルジェ・シュマン?
  (フランス/シャンパーニュ、シャンパーニュ)
ハチミツとリンゴの香りが華やか。瓶にはほのかなトースト香があるって書いてあったけど、どちらかというとほのかなイースト香。果実味も充実していてきれもよく、実にきれいな味わい。やっぱりシャンパーニュはいいなあ。成城石井・青葉台で 1942 yen。ハーフボトルだがなかなかお買得。
#友人の婚約祝いということで抜栓。自分のときは何を飲むんだろうか?


ワイン会。テーマは白。より正確には「偉大な白」
Grand Cuvee NV Krug
 グラン・キュヴェ NV クリュッグ
  (フランス/シャンパーニュ/ランス、シャンパーニュ)
これがシャンパーニュでなくてなにがシャンパーニュだろうか。ハチミツ、柑橘類、ナッツ、カスタードクリームは分離できるけどその他、例えようのない抜群の芳香を放つ。飲んでも高貴な白ワインのような濃厚な味わい。うーむ、これ一本で食事を通したいものだ。しかし……これは夏向きじゃないですね。『すっきりさわやか』の対極にある究極の泡だと思います。
Bourgogne Aligote '90 J.Confuron-Cotetidot
 ブルゴーニュ・アリゴテ '90 コンフュロン・コトティド
  (フランス/ブルゴーニュ、白)
不思議なシロモノがでてきますね。二時間前に抜栓、デキャンタージュしたそうです。見た目はやや赤みがかっており、薄いピンクゴールドといったところ。独特の香りでなにか覚えがあるなあ、と考えていたら思い出した。以前飲んだトカイ (ハンガリーのやつだよ) の辛口白に香りがそっくり。ウイスキーの香りにも似ている。やはりまだまだ元気な酸があり、果実味たっぷりというタイプではないが非常に密な作りに好感が持てる。香りはかなり変化し、一時間以上経つと焦がしたカラメル、醤油、干し葡萄のような香りも楽しめた。瓶の底にある金魚鉢の藻のような澱も珍しい。
Meursault "Vieille Vigne" '94 Paul Garaudet
 ムルソー・ヴィエイユ・ヴィーニュ '94 ポール・ガローデ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、白)
こんなに甘い香りのシャルドネも初めて。オレンジ、アプリコットの甘い香り。桃やメロンの香りも感じられないことはない。甘口のリキュールのような、ソーテルヌのような、そんな香りです。飲んでみるとパワーはさほどではないが、まだまだフレッシュな酸が残っている。なかなか良いワインなのだがこの後に飲んだのが……だからなあ。
Montrachet '95 Dom. Thenard
 モンラッシェ '95 テナール
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、白)
グラスにつがれているのを遠巻きに見ていると……なにこれ? '95 なのにわずかに赤みがかった黄金色。脚も異常に長い。香りは花のように華やかでカスタードクリームのように濃厚で香水のように高貴。その複雑さは私の凡庸な語彙では表現しきれない。飲んでみると最初はややおとなしめだったが、一時間もすると口の中ではじけるようなパワーがでてきた。とにかく濃く、あまりワインという感じがしないのだ。もちろん熟成段階の最初のほうであるのはよくわかるが、だからこそ驚きを禁じ得ない。これが熟成するといったいどうなるのだろうか。
いままで少なからずブルゴーニュの白を飲んできたつもりだったが、全く井の中の蛙だったようだ。
いまさらながらワインのバラエティーの広さに感心。
「白ワイン」といっても色の共通項すらないからなあ。


Cotes du Rhone '95 E.Guigal
 コート・デュ・ローヌ '95 ギガル
  (フランス/コート・デュ・ローヌ、白)
去年 ('97) の初めぐらいに買って約 1200 yen だった。何となく白が飲みたくなって抜栓。ごく薄い麦藁色。香りがいいね、これは。アプリコットやパイナップル、リンゴ、花の蜜 (いわゆるハチミツも花の蜜だけどそんな重さを感じるものではなくもっと華やか) の甘い香りが心地よい。酸は完全に角が取れており、ほのかな甘みで飲みやすい。もちろんパワーがあって……といったタイプではないですよ。でも 本当にいいワインだと思います。どうもギガルをバカにする人がいるようだが何を根拠に言っているのだろうか。


毎日のようにワイン会。テーマはこれまた「白」。
Sauvignon Blanc '96 Cullens Willyabrup
 ソーヴィニヨン・ブラン '96 カレン
  (オーストラリア/ウェスタンオーストラリア州/マーガレット・リヴァー、白)
非常に丸くこなれた柔らかな酸。繊細なタイプでした。ほのかなロースト香も心地よい。ヒラメの造りにあったのが新鮮だった。ポン酢で食べたからじゃないですか、とはプロの意見だけど。
Chassagne-Montrachet '95 Oliver Leflaive
 シャサーニュ・モンラッシェ '95 オリヴィエ・ルフレーヴ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、白)
上のソーヴニヨン・ブランに比べてやはりヴォリューム感があるが、シャルドネにしては軽やかな感じ。香りは甘いトロピカルフルーツ系。これはぶりかまに合う!絶対合わないと思っていたのに……。なにごとも先入観は良くないですね、ハイ。
Chardonnay '96 Au Bon Climat
 シャルドネ '96 オー・ボン・クリマ
  (アメリカ/カリフォルニア州/サンタ・バーバラ、白)
上のシャサーニュ・モンラッシェにくらべてこってり感があり、より「シャルドネ」らしい。濃厚とまではいかないのだけど、この厚みと樽の感じが舞茸バターにぴったり。これは結構教科書通りかもね。
Meursault "Perrieres" '73 Leroy
 ムルソー・ペリエール '73 ルロワ
  (フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ、白)
二十五年も前の白なのに衰えた感じが全く感じられず、若々しい。香りは酸を感じるフレッシュなのものと熟成香の両方が感じられるがどちらかというと前者が強め。不思議なことにソーヴィニヨン・ブランのような潮っぽい感じもある。飲んでもその香りを反映しているがごとくの構成。酸が実に生き生きしており、繊細な感じはするが厚みはあまり感じられない。なるほどねえ、これが本来のムルソー (そしてペリエール!) なのかな。良い体験をさせていただきました >> しんかわ酒店の若旦那!
Coteaux du Layon '96 Pierre Bise
 コトー・デュ・レイヨン '96 ピエール・ビーズ
  (フランス/ヴァル・デ・ロワール、白)
ロワールの甘口白。ハチミツからつくったお酒みたい。ハチミツの香りに花の香り。そして飲んでみるとまさしくハチミツ!強烈だが嫌味のない甘さがすごい凝縮感で感じられる。なんというか、飲んだ後の「喉の渇き具合」までハチミツと同様に感じられるのだ (もっともハチミツは飲んだりしないけどね ^-^)。結構こういうのも好きです。でもなんかデザートが欲しかったなあ。
料理との取り合わせもやってみないとわからないですね。


1997 prev month next month 1999

returnhomeread me