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ピントの幅 |
カメラのレンズは、手元から遠景まで全てを同時に、ピントを合わせた状態にすることはできません。
手元を写せば、背景はボケ、遠くのものを写せば近いものはボケてしまいます。
しかし、レンズの絞りを使えば、このピントの合う幅をある程度設定することができます。
例えば、奥行きの長い新幹線など先頭車両だけピントを合わせたいのか、先頭車両から5両目までピントを合わせたいのかということをコントロールすることができます。
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絞りで調整 |
絞りを絞り込む(光量が少なくなる)状態にすると、幅広い奥行きに対してピントが合います。
絞りを開く(光量が多くなる)とピントが合う奥行きが狭くなります。
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美しいボケ |
この被写界深度を上手に使うことで、ピントが合っている部分と、ボケている部分によって被写体が浮き上がり、美しい写真に仕上がります。
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大口径レンズ |
美しいボケを作ろうと思ったり、被写界深度の幅を調整したい場合は、大口径レンズが必要となり、F値が低いレンズが必要になります。
F値が下がり、大口径のレンズはとても高価ですが、美しい写真には欠かせないレンズであり、表現力として持っておきたいものです。 |
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