KOGA建築設計室 建物調査の概要      
  

■ 建物調査の目的について

建物のプランニングを行うためには、「図面」が必要です。
図面があって初めてちゃんとした公正な工事費の見積が可能となります。古い建物の場合、図面の無い場合が多く、目的に応じて事前に意匠や構造に関する『建物調査(実測調査)』『作図作業』を行う必要があります。

その目的には、「改修」「保存再生」の他に道路拡幅などに伴う「補償費積算のため」、「中古住宅購入」「記録として」など、に関するものなど様々です。 「リフォーム」や「移築」などの場合は「再構築」するために、現状の間取りや部材寸法だけでなく「耐震性」なども考慮し劣化状況や場合によっては壁の下地の調査も含まれます。

当方では、一般住宅のほか社寺建築や数寄屋建築、古民家など、木造を中心に特殊な建築物を含めた調査業務も受け付けております。ここではその内容を簡単にご紹介します。目的に応じた調査を致しますので、まずはご相談下さい。

←実測調査の実際の様子はこちらから

設計事務所では新築のようにゼロから建物を設計することはもちろんですが、住宅のリフォームや改修・改築といった建物の再生の相談も最近は多くなってきました。

その際、プランニングしたり積算するには現況図面が必要となります。には、歴史的な建物の改修や移築の場合には、まず、そこにある建築物の現状を知るために実測調査を行ます。その調査した情報(野帳ともいう)を元に現況図面をおこします。

現況図面を下地として新たな設計を行うこともありますし、資料として残す場合もあります。 いづれにしても「改修・移築」など建築物の再生の仕事においてはこの作業が大変重要な役割を果たします。