■ 調査事例 (商家) ■

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 移築を目的とした実測調査の場合は、間取り、外観、内観、軸組などが中心となる。一概には言えないが、建築年代の古い建物ほど構造も太く、複雑になるように感じられる。

 ここに掲載するのは、江戸時代後期と考えられる商家の移築のための調査事例。 規模も大きく、今日まで数回にわたって増築、改造がなされていたため、間取りや構造の実測には非常に苦労した印象がある。

 現地調査を行った後、現状図を作成、その図面をベースに解体、移築という手順となる。なお、場合によっては建築当初、もしくはある時期に復元するような工事もあり、その場合は部材に残る痕跡や資料調査など、いわゆる学術的な調査が行われる。

 

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