■ 調査事例 (数寄屋門) ■

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 前面道路拡幅に伴い、数寄屋門、塀など移動せざるを得なくなった事例。

 年代はそれほど古いものではないが、門の屋根は三次元にムクリがつけられ、かつて数寄屋の専門書にも掲載されている。袖塀から軒先の細部に至るまで洗練された意匠で、施主と職人の力の入れようが伺える。

門、塀、主屋等の調査を行い、門はそのままのかたちを残して移築。塀は構造的な安全性を考慮して、新規に建築することとなった。

 住宅としては規模が非常に大きかったこともあり、主屋の改修まで含めると、調査から竣工まで2年以上を要している。

 

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