発情を迎えると
犬はどうなるの?
どのように交配は
行われるのか?
人間は十月十日
犬も同じ?
ドキドキ!
神秘の出産!!
母と仔犬の
大切なケア
注意点!
責任を考える

■このページは、繁殖をおすすめするページではありません。基本的なことをご紹介しているページです。
■犬の交配や出産などは、犬種により異なったり、個体差がある事をご理解下さい。ここでは一般的な例を挙げて紹介します。ちなみに、「KIDS FARM」はキャバリア専門犬舎です。キャバリアの出産に関する詳しいお問い合わせは、メールにてお答えしたいと思います。
■私的繁殖論(安易に繁殖を希望される方が多いので、書いてみました!)
私は繁殖をすると言うことは、それなりに大変なこと、とても責任を問われることであると思っております。
また、繁殖をすると言うことは、「ブリーダーを目指す」くらいの気持ちのある方にしかお力にはなれません。
あくまでも、純血種は人間が作り出した生き物です。野生の動物とは違うのです。そのため、お産をさせることは、自然なことではなく、あくまでも人間が全責任を負わなければならないと思うのです。
もちろん、すべての条件が揃っているのであれば問題はないのですが、リスクはあります。
以前、私の知人がずっと可愛がっていたキャバリアの女の子に繁殖をさせました。その子は出産当日難産になって、途中で獣医さんに連れて行ったのですが、感染症を起こし、最悪にも命を落としてしまいました。子犬たちは幸いにも無事でしたが、母犬は死んでしまったのです。どれだけその方が後悔したかは、想像出来ますよね。
また、生まれたら引き取ってくれると言う口約束で、トラブルを起こした方も何名も見ています。
ご近所、ご親戚、ご友人、あくまでも親しい仲だったりしたのですが、逆にそれが問題になったりもしていました。
なぜなら、子犬は何頭生まれるか分からない、生まれても性別がどう生まれるかも分からない、気に入る子、気に入らない子も出てきます。その時にすべての方がイヤな思いをしないで、うまくそれぞれに巣立ってゆくことが出来るのか、口約束だけで大丈夫か、またそれまでにかかる費用などはどうするのか?などなどいろんな問題があると思います。それから、お産が難産だったらどうするのか?万が一奇形の子、先天的に異常のある子が産まれた場合、どうするつもりなのか、血統的に交配してまったく問題がないのか、実際にお産に立ち会えるか、妊娠期間の配慮は出来るか、産後のケアは出来るか、色々とあるものです。「犬は自分である程度する」と言う意見もありますが、これは本来の犬の本能がきちんと確立された子の場合です。最近では自分が人間だと思って普段生活している子が多いので、犬本来の本能が薄れていて、自分で出来るはずのことが出来ない子は多くいます。交配にしても同じです。また、生んだは良いが、どうして良いか分からず産み落とした子をぼーっと眺めている母犬も居るんですよ。
母性が発達せず、母乳も出ない、出ても子犬にあげるのを嫌がる、面倒を見ない、本当にいろんなケースがあるのです。ひどい場合は、生んだ子犬を食べてしまうこともありえます。犬は自分で出来る・・・と過信してはいけないと思います。
もちろん、何の問題もなく無事に済むかも知れません。ただ、人間の意志で行うことになるのですから、どんな場合でも人間側が責任をもって取り組む必要があると思うのです。それなりの知識、覚悟、細心の注意が求められるわけです。
ただ、牡と牝ををかければ良いものでもなく、ご自分の愛犬の子どもが見てみたいと言う理由だけで、繁殖するのは反対なのです。また、純血種は、スタンダードと言うのが設定してあり、そのスタンダードにいかに近づけるかで、多くのブリーダーが苦労をしながら繁殖に取り組んでおります。繁殖するには、健康面、血統、個体の長所・短所を十分に考慮し、繁殖しなければなりません。すべての子が繁殖に相応しいとは限りません。以上のようなことを良く考えた上でされるのであれば、お力になれることがあるかも知れません。
再度、ご相談下さい。