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サスペンション交換 難易度 ★★★★

とうとう手を出しちゃいました、足周り。
一人でも出来ないこと無いでしょうが、これに関してはノウハウがあった方が早く且つ安全。
といいながら、時間の都合で結局一人でやることに。

今回は加工が必要ない分だけ楽かなあ?(^^;)


作業時間
 ストラット組み立て 30分以内/本〜
 フロント交換     30分〜
 リヤ交換       30分〜

準備するもの
 ・軍手
 ・メガネレンチ
 ・スパナレンチ
 ・ラチェットレンチ、ソケット(12・14・17・19・24mm)
   (可能であれば12.7sqがお勧め。9.5sqでも出来ないことはない。)
 ・スプリングコンプレッサ(サスコン)

あった方がいいもの
 ・インパクトレンチ
 ・トルクレンチ
 ・首振り角15度程度のメガネ、もしくはコンビレンチ
 ・やる気



< 目次 -Contents- > クリックするとジャンプできます。

 Step 1. 方針と部品紹介
 Step 2. フロントストラット組立 (1)
 Step 3. フロントストラット組立 (2)
 Step 4.
 Step 5.
 Step 6.

 Step 7.
 Column. ダウン量
 Impression & Settings. 試行錯誤


Step 1. 方針と部品紹介

当方、100万都市では類を見ない豪雪地帯に住んでおります。
ローダウンは雪で埋まるから最低限に、出来れば落ちなくてもいいくらいです。
でも少しは落としてみたいお年頃?(笑)
この辺の兼ね合いでかなり悩みます。

「多少スポーツ系に、且つ車高落ちは少なめ」を条件として探すと、目に留まったのがこれ。

・スプリング(バネ)は、東京発条製作所のスポルトマッキ。
・ショックアブソーバーはTOKICOのHTSダンパー。

これらは純正形状タイプです。
車高調は必要性を感じないのでパス。

ちょっとだけTRDのラリー用バネも考えたのですが、
固そう(3.1kgf/mm前後)だったので、見送りになりました。
車高が変わらないので、もし次回があれば候補の一つですね。


●パーツ&データ紹介

スプリング(スポルトマッキ) (67kB)

ショックアブソーバ(HTSダンパー) (31kB)


まだ、今回は先輩のアドバイスにより予めストラットを組み立てておくことにしました。
当日の作業が早く終わる事と、万が一足周りをバラしてからトラブルが発生したら、というリスク回避のためです。

他の細かい部品(スモールパーツといいます)を購入する必要性はありますが、一考の余地はありそうです。
どうせ買うならば、と一部にTRDのゴムを強化したパーツを選んでみました。

リヤの部品も含めた、その合計金額は23,380円。
内、アッパーマウントが半分を占めます。やっぱり高いか(^^ゞ
TRDパーツでなければ、もう少し安く上がるはずです。

で、その細かい部品のご紹介をば。

TRD&純正部品など (58kB)


Step 2. フロントストラット組立 (1)

今回は事前準備として、予めフロントストラットを組み立てておくことにしました。
そうでない場合は、フロントストラットを外した後に作業することになります。

1. スプリング圧縮

圧縮の目安 (46kB)

目安が分かったので、早速圧縮開始。

スプリングの縮め方 (53kB)


2. バンプラバー加工

組み立てる前にちょっとだけ部品加工する必要があったのを忘れてました(^^;)

バンプラバー切断 (40kB)


3. 組立イメージ

何となくでいいので、部品の位置関係を把握しておくと作業が楽になります。

足周り部品相関図 (24kB)


Step 3. フロントストラット組立 (2)

4. パーツ組み合わせ

細かい部品を組み合わせていきます。
向きが決まっている部品があるので注意。

パーツ組み合わせ (62kB)

フロントコイルスプリングシートUPR組み付け (70kB)

フロントサスペンションサポート組み付け (47kB)


Step 4.

Step 5.

Step 6.

Step 7.

Column. ダウン量

HyperREVのSTREETインプレッションにある「テスト車両実測データ」に準拠してみました。
厳密に垂直出ししたわけではなく誤差は少なからずあると思うので、参考程度と言うことで。
また、この数値は交換直後のものであり、時間経過に従い変化する可能性があります。

NCP10 (ユーロ)   交換前 交換後 ダウン量
A フロントフェンダーアーチと路面間距離 609 598 逆算すれば分かるが、タイヤ直径は557mm(実測値)
616 603
B リヤフェンダーアーチと路面間距離 615 597
625 607
C フロントフェンダーとタイヤのクリアランス 52 41 -11
59 46 -13
D リヤフェンダーとタイヤのクリアランス 58 40 -18
68 50 -18
E 装着タイヤの銘柄 ブリジストン MZ-03 (スタッドレスタイヤ)
F 装着タイヤのサイズ 175/70-13
G 装着ホイールの銘柄 No Brand
H 装着ホイールのサイズ 13x5.5 (オフセット不明だが、たぶん純正と同じ)
(単位はmm)



Impression & Settings. 試行錯誤

<注意>
文中の数字は、MaxHARDから何回転戻したかを表しています。
MaxHARDを0として、最大7回転半戻しを-7.5としました。
また[ ]内の数字は前回からの変更値を示します。


●Front -4/Rear -4 (メーカー初期推奨値、2004.03.28〜 13インチスタッドレス装着)

馴染みの関係もあるとは思うが、かなり硬く感じる。
リヤには工具や、撮影用の夏タイヤ2本などを積載していたにも関わらず(そのせいか?)、突き上げを感じた。
フロントはリヤほどではなかったが、たまに突き上げ感は有り。

いわゆる硬めのセッティングだと思われる。
確かにロールや加速時のリヤ沈み込みは少ないが、路面状況によっては不快な上下振動が発生し、
長距離運転には適さないと感じた。


●Front -4/Rear -5[-1] (2004.03.29〜 13インチスタッドレス装着)

余計な荷物を降ろした上で、あえてリヤをSoft側に振ってみた。
突き上げ感はかなり減少し、許容範囲になったといえなくもない。
ただ、前設定における突き上げ感の原因が積載による「底付き」ではなかったかとの懸念も残る。

数日後降雪があり、滑りやすい状況で運転する機会に巡り会えた。
プレーキングがシビアな印象を受けた。恐らくフロントが硬すぎるのだろう。
人間で言うと、ヒザを使えていない「棒立ち」のような感じである。


●Front -5[-1]/Rear -5 (2004.04.04〜 13インチスタッドレス装着)

突き上げ感を軽減すべく、フロントをSoft側に振る。
マンホール程度の段差であれば許容できるレベルになったと思う。
街乗りで硬めが好きな人ならこれくらいかな?といったところ。
ちなみにこれでもロールはしっかり抑えられており、踏ん張りの良さを感じる。


●Front -5/Rear -5 (2004.04.11〜 15インチ夏タイヤ装着)

過積載なので、後日改めて評価させていただきます。
とりあえずアライメント見に行くべし。

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