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Fleur des Champs - フルール・デ・シャン・みやざき
Fleur des Champs - 文字がないのに何かを感じさせる店先。
2003 年 10 月に開店。JR 西小倉駅から徒歩約 5 分。お店の名前の「みやざき」は若きシェフとマダムのご本名だそうです。写真の通り、大きな看板など出ていないので、一見して雑貨屋さんのようにも見えますが、歴としたフレンチのお店です。木を中心とした内装、調度品は、シンプルでありながら暖かみと清潔感が感じられ、普段着でくつろげるような雰囲気を醸し出しています。カトラリーや食器などもあくまでシンプルで飾り気がありませんが、その上にサーブされる料理はまさに華麗かつ大胆で、始めての方はおそらく驚かれると思います。適当な距離感を持ったマダムの接客も好印象です。
このお店を見つけたのはまさに偶然で、妻と街を歩いていてたまたまその前を通りかかり、一旦は通り過ぎたもののやはり二人とも気になって、引き返して中を覗いてみたのがそもそもの始まりでした。そのときはちょうとランチとディナーの間の休み時間でしたが、マダムに伺うと「魚介類を中心としたフレンチなので、仕入れの都合上、前日までに予約していただいた方がよい」とのこと。以前宮城県の塩竈を旅行した際に訪れた「シェ・ヌー」という魚介中心のフレンチでの印象深い体験を思い出し、それと同様のものを期待して早速翌日のランチを予約しました。結局はこれが大当たり。雰囲気から二人してよさそうだなとは思っていたのですが、素材も料理も予想をはるかに越えたレベルにあるのに正直驚きました。特筆すべきはそのコストパフォーマンス。首都圏で同様のフレンチを食べようと思うと少なくとも倍のコストはかかるような気がします。筆者は 2004 年現在、このお店からはほど近いところに住んでいるので、以来、何度か訪問させていただいています。以下に記録が残っているときの体験談をご紹介したいと思います。
- 2004 年 4 月 24 日訪問 [ランチ]
- 2004 年 7 月 24 日訪問 [ディナー・写真あり]