9月13日(mercredi)

パリのホテルは高いっす。特にこの時かなりユーロが上がっているのか、
円が下がっているのか、ガイドブックに載っているレートよりつらくなっていて、
・・・まあ、そんな事はいい。ともかくパリのホテルは高い。
今回、私は一人早く来て、パリを2日みて廻る予定で、
主な狙いはルーブル美術館。
空港(CDG2)からは治安の良くないと書かれている電車でパリ入りし、
シャルルビル・メジエールへはまた電車で移動する。
(空港からは北駅に、シャルビルへは東駅。 でも北駅と東駅は歩ける近さ)
んで、ルーブルに近いところか、北駅東駅のそばで宿を探しました。
それは、日本に居るうちに。
重い荷物を持って、言葉もよく分からないのにうろつきたくはないから。
最近はインターネットで予約できるから便利やね。
個人旅行もしやすい。
でも、9月頭に探したところ、いい所がなかなかみつからない。
ちょっと高めだけどいいと思うところ(帰りに泊まったとこ)はもう満室。
それでも何とか、安いところがみつかったので思い切ってそこを予約。
そこは、けっこう街の中心地。蛸薬師河原町みたいなとこ。
しかも分かり難い。

繁華街のホテル

この怪しげなドアを開けて2Fに上がるとメガネの人の良さそうなおじさんが
普通に出迎えてくれました。
13日朝パリについて、駅にはコインロッカーが見当たらず、
重い荷物を引きずったまま、まず、ポンピドー芸術文化センターに行ったけど、
まだ開いていないし、しかも、大きな荷物は持って入れないって掲示がしてある。
ともかく、宿にあさ11時前に飛び込んで、荷物を預かってもらおうと。
快く(?たぶん)あずかってくださいました。

13日観光編へ

9月15日(vendredi)

さて、シャルルビル・メジエールの宿です。
これは、この旅の一つのポイントでした。宿がとれるかどうか。
なんせ小さい街なのでホテルの数もそう多くない。
6月頃にちかちゃん達と劇団に集まって相談し、
その時ネットで探してみました。けど、
どこもいっぱい。らしい。
別情報によると早くから誰かがいっぱい押さえ込んでいる?
で、市内のおしゃれなホテルはダメで、
別の町か、10kmほど離れた殺風景なモーテルっぽい(外国のね)
この Formule 1 しか予約できなかったのでした。
それも15〜21の6泊だけ。
あと2泊シャルビルにいる予定だけど、そこは宿が決まらないまま。
いざとなったら、キャンプか誰かのホテルに忍び込みか・・・。

本部から歩いて駅まで、途中スーパーで買い物して、
そういえば、ゼンちゃんは先にスーパーまで探検にきていたんやった。
駅でタクシーをつかまえてホテルへ。
やっぱり遠い。荷物引きずっては絶対歩けません。

ホテルの受付は陽気なおじさん。
日本語まじりでやりとり。何泊するかでなかなか意思疎通がうまくいかなかったり、
カード番号は予約の時にいれたと思うのにまた求められたり。
現金の方が好きそうだったけど、
カードと二重払いになったら困るので、
申し込みと同じちかちゃんのカードで払う。

ホテルF1遠景

こんなインターチェンジそばの宿です。近くにはいろいろもう少しおしゃれなホテルもある。
入り口はこの道路沿いではなく、少し左の信号から少し中に入ったところ。

君は赤信号か

入り口。
ちなみにこれらのホテルの写真はこの日撮ったものではなく、後日撮影したものです。

何を見ているのか  TVでした

こんな変則な2段ベッド。
部屋に洗面所あり。TVあり。(でも初日にはリモコン行方不明)
エアコンなし。ドアはナンバーロック(キーなし。これは便利だった)
トイレ・シャワーは共同。
二人で使うととっても安いです。
(フランスはたいてい一部屋いくらか、なので一人で泊まると高い)

ここで、少し休んで、この日は夜公演のチケットをとっていたのと、
夜に広場でオープニングのイベントがあるようなので、
時間を決めて、バスで市内に戻る事に。
宿のおじさんがバスがあるって言ったんだけど。
バス停はどこだ?
大きな道に立っていたら、宿のおじさんが気付いて、そこじゃないあっちだーって。
あった、バス停。この時間は1時間に1本ぐらい。
一路線が市内に、一路線は途中まで。
あれ?けど行き先は?
ああ、バス停が反対や。
来た方向と違う方向を廻っていくバスでした。
(うーん、これ危ない橋渡ってるな。宿のおじさんが気付かなかったら
バス停でもなんでもないとこで待っていたし。
反対のバス停にいたら、市内にはいけなかったし。
その時の様子→シャルルビル・メジエールへの道(準備中)

でもさ、よるバスは8時ころで終るし、広場の催しは10時半から始まるし。
おじさんは11時にバスがあるって言ってたけど・・・それは本当?
フランスでは日本の様にはタクシーはつかまらないって噂だし、
どうする帰り・・・という不安を抱いて途中までのバスが来たので
乗り込んで、(先払い)市内に向かいました。

次―再び公演編

◎宿への帰路◎

広場でのでっかい人形劇は続いていたけれど、
今日着いたばかりの三人はあまりに長い一日でお疲れ。階段で居眠りしてるし、
帰る事に。11時ちょっとすぎたけど一応バス停にいってみる。
うーん。ともかくバスはなさそう。
昼間に乗ったタクシーに電話してみるが、
女の人の声の留守電。うーん、只でさえ通じない言葉で留守電に吹き込んでもなぁ。
駅に行けばつかまるという保障もなく、ここは歩く事に。
たぶん、1時間40分もあれば・・・
夜のフランスを歩く、歩く。
途中たむろしている若者に手を振り合い。
犬に吠えられ。
覚悟したよりずっと早かった。約1時間で帰り着いた。
ああ、疲れた。

次の日は、もう少し近くからだったので、また、歩いて帰りました。40分くらい。
でもその後は11時ころなら駅にタクシーがあることも判ったし、
おじさんの言う通り、無料のシャトルバスが
11時の便だけホテルの近くまで来てくれる事が判り、
それらを利用しました。
結局フランスの夜道を歩いて帰ったのは2日だけでした。

次―16日お食事編(F1朝食)