1999.1/1〜1/4 極大時刻予想 1/4 午前8:00
しぶんぎ座(りゅう座)流星群
結果報告 1/5 1/4 1/5の午前0:00過ぎにベランダから観測してみたが 1/4 は雲が多くて未確認。 1/5は 晴れていたが 月明かりがまぶしすぎる事もあり 未確認。 結局 今回の しぶんぎ座流星群は ひとつも流星を確認する事なく涙の終了。 1
99年は月が満月で ピークも日本の朝8時にあたり 観測条件は良くありません。 しかし それでも1時間に10〜20個ほどの流星は見られるはずなので 是非観測しましょう。しぶんぎ群の輻射点が昇ってくるのは 23時頃なので 1/3日4日の夜の0時頃から明け方までが見頃です。 特に僕の住む東京は お盆、正月になると車の通行量がめっきり減るので 空気も澄み渡り流星観測には最適な条件になります。 是非 これでもか というくらいに厚着をして夜空を見上げましょう。![]()
しぶんぎ群が木星の重力の影響で活動の増減を見せるという理論があり それによれば99年は活発な年に当たります。 また、ヘールボップ彗星がしぶんぎ群の母天体に当たるという考え方もあり それによれば99年は大出現の年に当たります。
ちょっといいお知らせ ![]()
流星群とは一体 何? 流星の元となる流星物質は 主に彗星から供給されます。 そこで この彗星を母彗星(または母天体)と呼びます。 同じ彗星から放出された流星物質は ほぼ同じ軌道上を運動しています。 この軌道を地球が横切る(近づく)と 数多くの流星物質が群れをなして 地球に飛び込んできます。これが流星群(ぐん)なのです。 したがって(話を単純にすると)流星群の数は流星物質を供給する母天体の数だけ 存在することになります。 母彗星を同じくする流星物質は地球に平行に飛び込んできます。 その結果、我々には天球上のある1点から放射状に出現するように見えます。 この点を輻射点(ふくしゃてん)といい この点がある星座の名前をその群の 名称としています(例えば、しし座流星群の輻射点はしし座にあります) 地球は約1年で太陽の周りを1周するので 地球が流星物質の軌道に近づくのは毎年ほぼ同じ時期になります。 したがって 流星群は毎年ほぼ同じ時期に活動します。 また その流星群に属する流星を「○○群の流星」「群(ぐん)流星」と呼んでいます。 そして活動が最も盛んな日または時間を「極大(きょくだい)」といいます。
1998.12/14 ふたご座流星群のPage 1998.11/18 しし座流星群のPage