未だ?巷で話題のアーシングです。
比較的コストがかからなさそうなので、挑戦してみるのもいいかもしれません。
価格対効果の高い可能性があります。
用意するもの
・最低でも5sq以上の配線。またそれに対応したギボシ。
ギボシを取り付ける際には、電工ペンチや専用の工具が必要になります。
・タイラップ、コルゲートチューブ
縛ったり、巻いて保護する。
あった方がいいもの
・電圧計
取り付け前と後のデータを比較するときにあると便利。デジタル式がおすすめ。
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Point 0. アースポイントの検討
Point 1. 配線の準備
Point 2. オルタネータとスタータ
Point 3. シリンダブロックとスロットルボディ、ミッションケース
Column. 感想
Point 0. アースポイントの検討
鉄のカタマリであるクルマには無数のボルトが存在します。
アーシングをする際に、どこのボルトへアースすればよいのか?
実は、これはかなり難しい問題です。
数値に表れにくい場合もある上に、体感という主観要素も絡むためです。
まあ、とにかく実行あるのみです!
とりあえず、最低限ここだけはダメ!というところを挙げておきます。
・ドレンプラグ
外した時点で各種液体がたくさん出てきます(^^;)
・調整用ボルト
回すと調整した値が狂ってしまい、エンジン不調などの原因となります。
オルタネータなとではベルトの張りが変わってしまいます。
よって避けた方が吉。
・プラスチック・樹脂部分
ご存じの通り、プラスチック類は電気を通しません。ムダなことはやめましょう(笑)
ダメダメ言ってないで、アース可能な場所も教えろよ!と言われてしまいそうです。
で、以下こういうところは狙い目です。ただし、効果があるかどうかは別問題。
・純正アース線用固定ボルト
これはもう基本ですね。メーカーのお墨付きですから(笑)
・元から空いているねじ穴
なぜかネジが切ってあって、かつ使われていない穴が意外と簡単に見つかります。
穴を見るとボルトをを入れたくなるのは何故でしょう(^^;)
Point 1. 配線の準備
アース線には自動車用配線を使用します。
太さは最低でも5sq、もしくは8sq、人によっては14sq以上を使用しているようです。
配線とターミナル (13kB)
配線の購入先としてはカー用品店などがありますが、電子部品をおいているコーナーとは別に
オーディオコーナーにもおいてある場合がありますのでそちらも要チェックです。
他にもないかと探してみると、やはりカーオーディオ専門店が得意分野のようで
サーチエンジンでもいくつか引っかかります。
ここまで太い配線は一般に「パワーケーブル」と呼ばれているようです。
その中にはアース専用としてのケーブルもあります。
配線加工には電工ペンチを用います。
タガネや貫通ドライバーでもできないことはないですが、万が一抜けたりすると大変危険です。
電工ペンチあれこれ (58kB)
バッテリマイナスターミナル側の処理については、私の場合こうしました。
マイナスターミナル側の処理 (43kB)
Point 2. オルタネータとスタータ
スタータにもアーシングしていることが判明!(爆)
時間が経つとダメねぇ(^^:)
オルタネータとスタータ (47kB)
Point 3. シリンダブロックとスロットルボディ、ミッションケース
まずはシリンダブロックです。
空いているネジ穴が多いので助かります。
シリンダブロック (65kB)
続いてスロットルボディです。ついでにミッションケースもやっちゃいます。
スロットルボディとミッションケース (53kB)
Column. 感想
若干クランキングが速くなったと感じましたが、それだけでした。
走行にまで影響を与えるほどではなかったようです。
これは新車であるということも関係していると思われます。
アーシングを否定する気はありませんが、100%が110%になるケースは
少ないのではないかと思っています。
他の方がよく言う「良くなった」というのは、80%が100%に戻ったことを
言っているのではないかとも思うのです。
新車ではアースラインの劣化がまだ少ないので、体感しづらいのではないでしょうか。
しかし、まだまだ改良の余地はありそうです。
機会があればチャレンジしてみたいと思います。