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デイランプ製作 難易度

作業時間
 4時間

準備するもの
 LED、はんだごて、ハンダ、ハンダ吸い取り線、ボンド(コニシGクリヤー)
 タイラップ、コルゲートチューブ、ホットボンド、配線、コネクタ(2極・3極各1組)

あった方がいいもの
 電気の知識
 AC/DCスイッチング電源(+12V0.9A/試験点灯用)
 やる気


ぼちぼち普及してきたデイランプの製作です。
市販品という手もありますが、何でこんなに?!と思うほど高かったり、
安いモノはデザインと明るさがいまいちだったり。
そして何よりそのまま市販品を付けるというのも芸がない。

そこで、何故か考えるネタがかぶることが多い(笑)Tomo@白びさんにお願いして、
デイランプのベースをワンオフで製作していただくことが出来ました。
暑い中作業していただきありがとうございました。
改めてお礼申し上げますm(_ _)m

<参考>
Tomo@白びさんのサイト「Vitzといっしょ3.2」 - VitzRS - デイライトもどき


< 目次 -Contents- > クリックするとジャンプできます。

 Step 1. デイランプユニットの製作
 Step 2. デイランプユニットの取付
 Step 3. デイランプユニットの配線
 Step 4. 点灯ユニットの製作
 Step 5. 配線
 Step 6. 完成!

 Column. 感想とコスト比較


Step 1. デイランプユニットの製作

今回用意したベースは1個に付き5つの穴が開いています。
で、このベースを片側3個、計6個取り付けますので、LEDは全部で30個使用する計算です。
社外品と比べても数では負けてません(笑)

LEDは定番の日亜化学NSPW500BS(b2S)をチョイス。
白色、3.6V/20mA、指向特性20度というスペックです。
購入はこれまたいつものaudio-Qから。

これをベースにボンドで接着します。ボンドはコニシのGクリヤー。

ベースにLEDを取り付け (20kB)


Step 2. デイランプユニットの取付

今回製作するデイランプの特徴は、グリル埋込であること。
ヴィッツ前期グリルの特徴である丸穴パンチを利用しています。
#この辺がTomo@白びさんとネタがかぶった部分(^^ゞ

そのグリルの取り外しですが、写真撮ってませんm(_ _)m
ですが、作業自体はとても簡単です。

1. ナット取り外し
 10mmナット3個を外します。両端と真ん中。

2. ツメ取り外し
 明らかにボンネットに差さっています〜というツメが数個ありますので、それを外します。

これだけなんです。簡単ですから一度やってみて下さい。
で、本題に戻ります。

デイランプは下段の両端に取り付けようと考えていました。
しかし、外してみると分かりますが、端は固定用のボルトが生えているのです。
先に施工されたTomo@白びさんは取り払ったと仰っていましたが、さて自分はどうしようか?

結局は1つ内側にずらしました。
ただし、僅かですが配線を通すくらいの隙間がありますので、取り付け方によっては無加工でもいけるでしょう。

自分が避けたのは、ベースの取り付け方がTomo@白びさんとは異なるから。
Tomo@白びさんのがグリル表面と面位置なのに対し、自分のはオフセット、つまり奥に引っ込んでいます。
これには深い理由はありません。

取り付けもGクリヤーを使用しました。

グリルにベースを取り付け (15kB)


Step 3. デイランプユニットの配線

配線はご多分に漏れず空中配線となってしまいました。
もう少しなんとかならんのかと思いつつ...

グリル内配線 (14kB)

ちなみに左右のベース間も当然配線で繋いであるのですが、
グリル下端を通したところ、失敗しました。
外から見えてしまうのです。致命的ではないとはいえ..

面倒でもグリル上端を通すことをお勧めします。

Step 4. 点灯ユニットの製作

ところで市販のデイランプって、何となくチカチカしているような気がしませんか?
そう思ったアナタ、正解。
視認性を上げるために僅かに点滅しているのです。
イメージ的には蛍光灯が分かりやすいと思います。

で、最近は点滅させるためのキットも売っているので、そちらを利用しました。
audio-Q - 初歩の電子工作(車・バイク編) にあるLF-002Bというキット。650円。

さらに同サイトの、LEDに関する質問と回答 - No.72(LF-012B)を参考にして一部改良します。
これによりデューティ比を90%程度とします。

実際はこれに1Aのヒューズと、車幅灯点灯時に消灯するようリレーを組み込みます。
ユニバーサル基盤はそれほど大きな物でなくても大丈夫です。(72mmx47mm程度)
またそれに合わせたケースも買ってきますが、耐熱を考えてアルミ製としました。

完成した点灯ユニット (33kB)


Step 5. 配線

まずは配線をするに当たって、方針を決めておく必要があります。
つまり、運転席側と助手席側のどちらを通すか、ということ。
ここでは電源、スモールの確保は勿論、それに伴うボンネット上での配線取り回しも絡んできます。

・グロメットは実質運転席側しか使えず、そこまでのアクセスはどちら側でも大差ないので問題ありません。
・電源は室内側の話だから、グロメットさえ通れば問題なし。
・スモールは、どちらでも可能なのでこれまた問題なし。
・点灯ユニットの設置が可能なのは、スペース的に運転席側のみ。

ベルトが回っているので、万が一とはいえ配線を巻き込む可能性を考えると、ベストではないのですが...
その辺の注意は十分にする事を条件に、運転席側への設置が決定しました。

もっとも、配線次第では点灯ユニットを室内側に設置する事も十分可能です。
というかそっちの方がいいかも。防水的にも良いし。俺もそうすりゃよかった(^^ゞ


それはともかく、方針が決まったので実際に配線します。

配線作業(ボンネット周辺) (10kB)

配線作業(スモール・電源) (17kB)


Step 6. 完成!

ようやくできました。
時間的には4時間程度ですが、実は延べ日数が3日ほどかかっています。

完成写真 (26kB)


Column. 感想とコスト比較

感想としては、はっきり言って眩しいです。
デイライトの取り付け基準である「その他灯火」は300cd以下となっていますが、
今回のこれはオーバーしているような気も...昼間だからこそ有効なんでしょうけど。
何せ夜に点いていると目つぶし的に眩しいですから。

ただ、スモール連動で消灯する機能は付けて良かったと思います。
最近付けっぱなしにしている人を多く見かけますが、やっぱり眩しいしね(^^ゞ

Tomo@白びさんの場合はネッツで好評だったそうですが、自分の場合はノーリアクション。
あまりじっくり見せてないからだと思いたい..._| ̄|○無念
そして分かる人にしか分からない、というのもいつものことです(涙


コスト面ですが、LED30個だけで5〜6,000円。
その他部品など含めると、1万円弱かかっていると思います。
ワンオフという付加価値があるからいいようなものの、
こだわらなければ市販品の方がコストパフォーマンスは良さそうです(・∀・;)

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