朝の全日空機で新千歳空港に到着。空港には1時間ほど前にDamaさんが到着していて、ここから二人でsuzumuさんとKazYさんに合流するべく、函館本線の倶知安に向かいます。まずは小樽まで、おなじみの「快速エアポート」に乗るのですが、今回はKazYさんに薦められた「uシート」(指定席)を利用することにしました。いわゆる通勤電車のシートである自由席に対し、「uシート」は座席の間隔もゆったりしていて、また座席自体もリクライニングシートとなっています。座り心地も良かったです。
Damaさんと色々喋っているうちに小樽に到着。ここで「快速ニセコライナー」に乗り換えます。車両はディーゼルカーの2両編成。去年の「海線・山線めぐり」で乗ったのと同じタイプの車両でした。車内は割と混んでいたのですが、座ることが出来たので駅弁(新千歳空港駅で買った)を食べながらの旅となりました。
倶知安に到着して、suzumuさん・KazYさんと落ち合います。駅前ではSL列車運転に合わせてイベントが行われており、地元の物産が売られていました。また蒸かしたジャガイモが無料で配られていたので美味しく頂きました。
駅ホームに戻り、あちこちから列車を撮影。先頭に付くのが、蒸気機関車C11型です。普通とは逆向きに繋がっているため、前から見た印象が私のよく知っているSLのイメージと全然違います。なお、列車の最後部には補助的にディーゼル機関車も連結されています。
列車にはカフェカーと呼ばれる車両があり、この車両は普通の座席がないため定員が0人となっています。理由は分かるのですが「定員 0」と明記されると妙な感じもしたりして。
さて、発車時刻が近いので車内に入ります。この列車の客車は、旧型客車と呼ばれていて高度成長期以降の車両とは造りがかなり異なります。乗降するためのドアは手動。車内は板張りの床や座席で、白熱灯による照明もあるため暖かみがあります。また網棚が金網やパイプではなく縄を編んだ網になっているのにも感心しました。
蒸気機関車はご存じのように石炭を燃やし、その熱で湯を沸かし、発生した蒸気の力で走るわけですが、そのあたりが実に生き物っぽく感じてしまいます。ディーゼルエンジンなどの内燃機関や、電動機(モータ)では味わえない感覚ですね。
列車が走り出したら、車掌さんが検札にやって来ました。検札のさい、SLニセコ号の記念乗車証を頂きました。さらに記念オレンジカードも購入。
写真が非常に見づらいですが、「定員0」のカフェカーの中です。車内には売店カウンターの他にピアノが置いてあって、客室乗務員による演奏も行われていました。
のんびり走っていると思っていたSLニセコですが、あっという間(でもありませんが)小樽に到着です。車内でウロウロしていたこともあって短い時間に感じました。
小樽駅では、一番後ろに連結されていたディーゼル機関車を先頭に連結する作業が行われます。連結作業を見守るファンでホームはごった返していたためか、作業完了には結構時間がかかっていた模様です。我々が見ていたことが作業の妨げとなったのは申し訳ない気もしました。
というわけで小樽観光です。予想通りでもあるのですが、女性向けの観光地だと思いました。ガラス製品やオルゴールなど、私自身も結構好きなのですが、男性だけのグループで来ている人はあまり見ませんでしたし。とは言っても折角来た以上、オルゴール館もガラス製品もしっかりチェックしておきましたが。
当初、夕食は小樽で寿司でも…という話だったのですが、旨いビールが飲みたいということで札幌に移動することになりました。
すっかり暗くなった札幌で、とりあえずホテルにチェックイン。今年は全日空ホテル。suzumuさんDamaさんは別なホテルということで、一旦お別れです。しばらくして、他3名にタクシーで迎えに来てもらって、サッポロビール園に行きました。
土曜夜ということで結構ごった返していたんですが、団体客とちょうど入れ替わりだったらしく割とすぐに入れました。飲み物はもちろんビール。基本的に北海道でしか飲めない「クラシック」です。食べ物はいつものようにジンギスカンなのですが、去年キリンビールで味わったモノとは違いました。サッポロでのジンギスカンは普通の焼肉に近いもので、肉は直接鍋に乗せて焼きます。どちらも美味しかったんですが、珍しさという点ではキリンの方に一票。ビールはサッポロのクラシックが好きでしたね。あと、個人的に面白かったのが「リボンシトロン」等のソフトドリンク。自分の住んでいるところでは売っていない物を見つけるのも旅行の楽しみですね。
その後ホテルに戻り、1日目の行程を終えました。