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老後の貯蓄 |
老後の貯蓄は、老後になる前に行っておかなければなりません。
そこで、老後の貯蓄を考える前に、「老後」をある程度ど定義してみたいと思います。
日本の平均的な退職年齢を60代後半として、平均的な寿命を80歳とすると、退職してからの約15年を老後と考えられそうです。
この老後に必要な資金を、予め貯蓄をしておくことを老後の貯蓄と言えます。
この時考えなければいけないのが、次の2点です。どれくらい貯蓄すれば良いのか?そして、いつからはじめれば良いのか?
この2点を考えてみたいと思います。 |
老後に必要な資金 |
毎月の家計に必要な項目は以下の通りになります。
12ヶ月×15年なので、180ヶ月の貯蓄はしておいた方がよさそうです。
この180ヶ月の中から、年金等による収入がどれくらいあるか?ということ差し引いた分が、必要な資金となります。
1ヶ月の家計
(夫婦の場合)
食費 |
朝昼晩の家族分の食費合計 |
5万円 |
生活用品(消耗品) |
トイレットペーパー、洗剤等の消耗品 |
5千円 |
衣料 |
着る服全般 |
5千円 |
小遣い |
夫婦分 |
5万円 |
医療費 |
治療に関するもの |
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交際費 |
祝い金、見舞金など |
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ガソリン代 |
日常的なガソリン代 |
1万円 |
通信費 |
NTT代、インターネット接続料金、携帯代 |
2万円 |
水道代 |
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電気代 |
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ガス代 |
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家賃 |
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6万円 |
駐車場 |
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5千円 |
自動車保険 |
任意保険 |
1万円 |
その他保険 |
生命保険、傷害保険 |
その他 |
要介護になった場合の介護費 |
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この表からすると、20万円前後ほどはかかりそうです。
1年当たりの資金は、240万円
20万円×180ヶ月=3,600万円が必要な資金となります。
このうち、1年あたりの年金支給額が夫婦の合算で平均12万円を差し引くと
12万×180ヶ月=2,160万円
3,600万円-2,160円=1,440万円となります。
年金支給を考えると、1,440万円が必要、資金となります。
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老後の貯蓄開始年齢 |
老後の貯蓄に1,440万円が必要ということがわかりました。では、いつから貯蓄を開始すればよいのでしょうか?
分割で計算してしまうと、1,440万円を5万で割ると、288ヶ月(24年)かかります。ということは、67歳から24を差し引くと、40歳あたりからとなります。
老後の貯蓄開始年齢は40歳が適正と考えられます。
もちろん、早ければ早い方が良いにこしたことありません。
40歳あたりは、教育費の負担も大きくなり低い給料であると、家計はとても厳しい状態になることが想定されます。
また、夫婦のどちらかが要介護になった場合は、介護費がかさむため、必要資金は、より大きなものになります。 |
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おひとりさまの老後 (単行本)
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老後に本当はいくら必要か (祥伝社新書192)
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老後がこわい (講談社現代新書) |
「老い」に備える―老後のトラブルと予防法 (文春文庫 な 42-2) |
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