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2003年11月のサイト鑑賞

100の質問

2003.11.19

超人ロックのオメガ編第3巻が出たらしいので,確認にネットを見てたら,聖悠紀のwebサイトを発見。で,適当に見てたら100の質問を見つけたので回答してみた。

例によって長いので,別ファイルで。[see DDTの"ネットゲーマーに100の質問"への回答]

で,ついでに超人ロック好きへの100の質問なんてのも作ってみた。実はまだ完成っぽくないので,更新される可能性は有るけど。

100質は,作るのも答えるのも重労働ですね。あっ,でも今度,WWFファンへの100の質問とか,X-MENファンへの100の質問とか探して答えてみようっと。

基本的人権

2003.11.13

少し正気に戻った。

で,酔っ払いの文章を読むと訳わからンすね。完全に判断能力がないもんな。消去したい。まっとうな思考が出来ないときに書いた文章を晒すなっての,俺。まぁ,これも自分の所業なので,諦めて恥をかこう。

扨,仕切りなおして,闇黒日記から。

第11条
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。
第97条
この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

ともありまして。侵すことのできない永久の権利ならば、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない理由がわかりません。

11条で理念として侵すことのできないとしたものを,12条では現実として侵さないように努力しましょう,って規定しているものと思います。更に13条では,公共の福祉に反しない限りという条件を付けている感じ。

基本的人権って,人が生まれたときからもつ権利で憲法はそれを後付けで法的に認めた,って建前なので,元々ある権利を保護するために条文化したと考えれば,矛盾はしていない気がします。

あと,後段について。

第99条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

とありまして。憲法を尊重し擁護する義務天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員のみに課され、一般の國民には課されてゐない、とする解釋もあります。

これって,憲法そのものを保護するのは公務員等がやってね,って意味でしょうかね。ぞんざいに扱うンじゃなく,尊重して擁護してね,って感じで。それはそのとおりと思うです。憲法の守り手としての実務は公務員がやれ,ってことで。

国民は憲法を尊重も遵守もしなくていい,って解釈だとしたら,いくらなんでも暴論って気がする。それじゃ,他人の基本的人権については,一般の国民は尊重しなくてもいいってことになってしまう。公務員以外は殺人も可,って話にはならないでしょう。

憲法の遵守について

2003.11.13

で,前述の文章をしたためたのちに,2003-11-13の未明時点で酔っぱらってから書いている余談になるンだけど,ネタとしては本気で捉えたい話を発見。闇黒日記の平成十五年十一月十二日から。

侵すことのできない永久の権利ならば、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない理由がわかりません。根本的に矛盾があるやうな氣が。何なのでせうね。

マジ返答は後日として,とりあえずざっと条文を読むと,11条は憲法全文に及んで,97条は基本的人権にのみ話している気も。まぁ,正直これは酔っ払いの言葉なんで,苦言も批判も甘んじてうけまする。えっと,正気に戻るまで8時間くらいお待ちください。

参政権と義務

2003.11.12

なんとなく選挙ネタの続き。

はてなダイアリー - アンチポップの■ [misc] 愚図がキライ。 11:41から。

小学 6 年の時、社会の時間、たまたま選挙を間近に控えていたので先生による提起で選挙の仕組みや参政権についての討議が行われた。投票をしにいかないのはよくないことだという流れがなんかしらんができていて、順番がまわってきて意見を求められた僕は「えっと、例えば A さんと B さんが立候補してて、でも僕は A さんのことも B さんのことも嫌いだとしたら、投票する必要はないと思います」といった。先生は「それはよくないことです。どちらかにいれなければなりません」といった。そういう時は白票を投ずればよい、程度のことすらいわなかった。しかし、僕はあくまでも選挙などというものにコミットしない権利を主張していたわけで、その程度の理屈(小学生による!)すら理解できなかった低能の存在を、僕は一生許さない。

問題はその程度の理屈すら理解できなかったことではなく,むしろ投票をしにいかないのはよくないことだという流れがなんかしらんができていることの様な気がする。

授業の目的が選挙の仕組みを理解することであるなら,制度の解説なんかをやればいいだけではあるけれども,参政権について理解することが目的ならば,投票することの意義を理解させなければいけない。この部分を怠っていることが最大の問題点ではないだろうか。

その部分に疑問を持った生徒に対して,それはよくないことですとかどちらかにいれなければなりませんという程度の説明では,何故なのかを理解することは出来ないだろうし。

ちなみに,日本国民には選挙などというものにコミットしない権利なんてものは存在しないのではないかと思われ。どんな政体であれ,主権者には,権利といっしょに統治する義務が生じる訳だから。選挙にコミットしない自由なら,現実的にはありそうだけど,授業で教えるようなことじゃないし。

更にちなみに,そういう時は白票を投ずればよいと教えないのは正しいのです。白票も無効票も,票の扱いは棄権票と同列なので,投票をしにいかないのはよくない流れなら当然かと。ただ,参政権についての授業なら,自分が立候補するとか,自分が支持出来る人を擁立するとか,そういう方法を教えてもいい気はする。

ついでにもう一つ。闇黒日記の平成十五年十一月十一日から。

「投票すべし」といふ主張を見かけたら、その人物は投票率を上げようと=有権者を野党政治家のコントロール下に置かうとしてゐることを理解すれば充分。

確かに,そういう論調の人が多い。曰,投票を棄権することは消極的な現政権への賛成だ,とか。本当にそうなンですかね。あれって,野党が負けたときの言い訳なんだと思ってた。

本当にそうなら,いっそのこと,棄権票を含む無効票は現政権への投票と看做す,くらいの改定でもすればいいのに,と暴論を吐いてみる。それで投票率が上がったら,それはそれで面白い。「投票率97%だってよ。小泉って嫌われてるナァ」って感じで。

私が一番恐れているのは,このまま投票率が低下してったら,対抗処置として自由選挙の原則を撤廃せよ,みたいな主張が出てこないかってことだったりする。どうせ関与する気ないから公民権なんて停止されてもいいよ,なんて同調意見が出てきたりしそうで怖い。慶弔時や子供の急病とかでも選挙を優先しなきゃならないような法律はいやだなぁ。まぁ,人権屋さんが頑張ってくれるから,そういうことはないだろうけど。

選挙を棄権する権利

2003.11.10

先の文章に対して,闇黒日記で反論が。えっとちなみに,選挙を棄權する人間を嘲笑しているわけではなく,法解釈の好みの問題かと思いまする。

選擧つて義務なんですか?

政治に参加する義務を果たしてから政治に参加する権利を行使すべきと云ふ主張は、一體何が根據になつてゐるのですか。法律とか憲法とかに、そのやうな規定があるのですか。

明文化されているか,という意味では規定はないと思います。

また,これも明文化されている訳ではないと思いますが,法学上よく謂われる自由選挙の原則から謂って,選挙を棄権する権利がなんの罰則もなく認められていることも確かにそのとおりかと思います。

但,だからといって無条件で棄権が許される訳でもないだろう,と考えるのです。

何故かと謂うと,いつくかの判例で謂われていることですが,選挙権と国民主権とは密接な関係が有ると判断されているからです。

現行憲法の立憲趣旨を考えると,国民が主権を持つことは全ての法律の大前提となります。そして,憲法に明記されているとおり,この憲法が国民に保障する自由及び権利は,国民の不断の努力によつて,これを保持しなければならない訳です。そこからすると,主権の行使の一様態である選挙権を簡単に棄権することは,国民の義務を果たしていないのではないか,と考えることができます。

選挙結果は有効投票数で考えます。有効投票の総数の十分の一がないとダメだの,有効投票の最多数を得た者を当選とするだのって規定があるだけです。つまり棄権票は無視されます。確かに政治には関わらないという意思表示はできるのでしょうが,主権の行使にはなっていないのです。

また,選挙権(というか参政権)は主権だと考えると,これは国から与えられている権利ではなく,国民が自然に持つ権利だと考えます。

この私の考えが正しければ,選挙権は人から奪われることも,自分から捨てることも,基本的には出来ない類いの権利と考えるべきなのではないかと思います。これは私の感性の問題で,基本的人権などと同じ性質を持つのではないかと思うためですが。まぁ,これに関しちゃ,やたらと選挙権を失う条項が公職選挙法には書かれまくっていて,本当にいいのか不思議に思いますが。

根拠としては,こんな感じ。この考えの下で主権について考えましょう,と謂うことが他のことより優先順位が低いとはそれほど思いません。まぁ,率先してやるほどのこととも思いませんが。

選挙

2003.11.09

忌みごとがあって,しばらくぶりの文章書きだったりする。忌みごとってのは,心づもりをしていても,実際に起こると実感が湧かないものですね。で,そろそろ実感が湧いてきて,また文章を書く気が失せそうで,そうなるといつ書くことになるか判らないので,気力を振り絞って書いてみる。

ちゅうか,本当は文章を書く気が起きないンじゃなく,サイト鑑賞をする気が起きないからネタがないだけなんだけどさ。Live2chでお気に入りの更新チェックやったら,軒並み新スレになってるし。

そんな訳で,久々にさとみかん方面でも見てネタ探し,と思い,とりあえず闇黒日記を。

おぉ,なんか面白そうなネタで盛り上がってたンだなぁ。固定フォントの是非論議と,よくわからンけどエロ漫画規制の是非についてなんですかね?固定フォントって,紙に印刷するときには使うなぁ。まぁ,Web KANZAKIのprint.cssを適用して印刷しているだけだけど,そういうときは便利だよね。それ以外で便利と思った事はないけど。

まぁ,それはそれとして。闇黒日記を読んでたら,頭のほうに気になる文章が。

選擧の日ですね。

このサイトを見てゐる人で、たかが選擧に行つたくらゐで神樣か御釋迦樣かになつたみたいに偉さうな顏をする人がゐたら、ちよつと嫌ひになつてしまふかも知れません。

なんのことだろうと思ってたら,平成十五年十一月三日とか平成十五年十一月六日に色々書いてありました。

確かに,野嵜さんの二十歳臺の人の投票率がとても低いさうですが,それが正常なのではないですかという意見は賛成なンです。ですが,これは別の人の意見ですが,棄権するのは自由だけど,棄権したヒトは今後の政治について文句をいう権利がないことを銘記すべきって意見のほうが好きだったりする。

せつかく貰つた権利だから行使すべきであるっていうのじゃなく,政治に参加する義務を果たしてから政治に参加する権利を行使すべき,って意味で。

まぁ,正直謂ってしまうと,私も選擧等,行つても行かなくても,世の中は大して變りはしないってのはそのとおりだと思うのです。実際,私もまだ投票行ってないし。いや,行くよ。本当に。これから。

無償

2003.11.09

で,まぁ,余談。

白紙投票するくらゐなら、潔く投票に行かない方が増しだ。假に選擧に行く事が良い事であるとしても、白紙投票をして自己滿足するのよりも、選擧に行かないで忸怩たる思ひをしてゐる方が、人間として餘程好ましい。自己滿足してゐる人間くらゐ、嫌な人間はない。

この文章,結構感慨深い。

私も10年くらい前に,こういう事を謂ったことあります。

なんといいますか,自分,カトリックの関係でボランティア活動に勤しんでいたりしまして,その中で思った訳です。自分のやっていることは偽善じゃないかと。

ボランティアなんかやってても,結局,相手の感謝の言葉を貰うと嬉しくなっちゃう。そんなのは,本当の善行じゃないンじゃないかと。要は無償の善行でなければ,偽善なんじゃないかな,と思った訳です。

あっ,誤解を招くといけないので補足しますと,ボランティアで役得があった訳じゃありません。私が,精神的なものでも得ては無償とは謂えないのでは,と思っただけです。

実のところ,今でも思っている事ではあります。ただ,偽善は偽善でも,偽善だという思いを抱えて自分がモンモンとしてれば,少なくとも人は喜ぶから良し,と思うことにしてます。

文責,その他

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