この絵、何のキャラかっていいますると、サークル「竜の子太郎」の果竜ちゃんの少女創作な長編「プリズム」の藍ちゃんと風子ちゃんです。ニヤ。いちおー少女創作なんだけど、なんだかレズ本。いや、えっちの無いレズですよ。ぷらとにっく。せつないストーリーでした。
ふつう少女創作の長編作品っていうと、やたらと難解なストーリーと描写でけっこう途方にくれる事が多いんだけど、この「プリズム」はそんな独り善がりになることもなくエンターテイメントとしてしっかり組み上げられておりました。すげーすげー。伝わるように練り上げた暗喩描写はすごいパワーを出すものっす。かなりジェラシー感じてます。
あ、「プリズム」のお話を知ってる人から言われる前に自分で言っておこう。「死人が迎えに来た、の図みたいですね」。うるさいわ!(笑) 生まれ出ることが出来なかった藍ちゃんの恋はプリズムの中で永遠に生き続けるんだぉ。ちうか、作中の名文句である「ここはプリズム。」を恥ずかしくもなく絵のタイトルに使ってしまうヘタレパロディ作家根性の自分にガックリ。
てなわけで、ボク的には同人誌読んで泣くなんてめったに無いんだけど、この作品にはマジ泣きさせてもらったっす。びっくりした。読んでて先を知るのが恐くなるストーリー、含蓄に富んだ描写。自分もこういう深い物が描けるようになりたいトコロ。
それにしても、同人が同人のキャラをパロる。いいかんじだ。バンドでもよくあるなりね。仲がいいバンドの曲をカヴァーするとか。
今回は彩度の低い色をメインに使って彩色しよぅ、ちう魂胆でヤりまして。なかなかムヅカシーのね。どーしてもハデハデな色を選んじゃうこの能なし。