銀河英雄伝説第27話

第27話初陣 （脚本：河中志摩夫　絵コンテ：簧原雅人　演出：棚橋一徳　作画監督：松田芳明）

ストーリー：宇宙暦798（帝国暦489）年初頭－それぞれの国の内戦終結後。同盟軍では、熟練兵を引き抜かれて新兵とともにイゼルローン要塞に配属されたヤンと要塞駐留艦隊は、新兵の訓練に明け暮れていた。ある日、訓練を兼ねてイゼルローン回廊の哨戒に出ていたアッテンボロー少将率いる分艦隊は、帝国軍のアイヘンドルフ少将率いる艦隊と遭遇した。ユリアン・ミンツは軍曹として宇宙空母アルムタートに乗り込み、戦闘艇スパルタニアンで初めて実戦を経験した。アッテンボロー艦隊から救援を求められたヤンは全艦隊で出撃し、戦わずして敵を撃退した。無事帰投したユリアンの戦果は、ワルキューレ3機撃墜、巡航艦１隻完全破壊―であった。その頃帝国では、帝国宰相兼帝国軍最高司令官の地位に就いたラインハルトが、社会体制の改革に着手し、「解放者」として民衆に受け入れられていた。そして第３の勢力・フェザーンの自治領主ルビンスキーは、先の内戦の結果３国の国力の均衡が崩れたのをきっかけに、フェザーンの方針をを転換することにし、何やら画策を始めたようだった。

キャスト

ラインハルト：堀川亮
ヒルダ：勝生真沙子
シュトライト：戸谷公次
ブラッケ：藤城裕士
リヒター：辻村真人
アイヘンドルフ：桑原たけし
佐藤浩之
川津泰彦

ナレーター：屋良有作
ヤン：富山敬
ユリアン：佐々木望
フレデリカ：榊原良子
シェーンコップ：羽佐間道夫
アッテンボロー：井上和彦
ムライ：青野武
ポプラン：古川登志夫
コーネフ：鈴置洋孝
ラオ：亀山助清
ルビンスキー：小林清志
ケッセルリンク：鈴置洋孝

「坊やと呼ばれる年で死にたくありませんよ」（ユリアン・ミンツ）
「危ないことをしちゃいけないと、いつも言ってるだろ」（ヤン・ウェンリー）

予告：イゼルローン回廊での敗戦の報がもたらされた帝国では、ラインハルトが人事の刷新に腐心していた。新たに陣容を整えつつある提督達は…。次回、銀河英雄伝説第28話「肖像」。銀河の歴史がまた１ページ。