環境設定のコツ(カタログ編)

カタログ表示に関して、お勧めの設定を説明します。カタログの設定は、「環境設定」の「カタログ」で行います。

マルチスレッド

この項目にチェックを入れると、カタログ表示の時にマルチスレッドで画像の展開を行いますので、デュアルコアのCPUを使用していたり、デュアルCPUの時は、その恩恵を受けることができます。ただし、画像の展開の方が優先されてしまうので、例えば物凄く大きな画像が含まれているフォルダーや、とても遅い媒体をカタログ表示すると、しばらくの間カタログ表示が文字だけになり、アイコンもサムネイルもなかなか表示されません。従いまして、主にどの様な媒体を使用するかによって、チェックすべきか、そうでないのかが決まると思います。USBメモリやCD-ROMの様な遅い媒体の画像を表示する時は、チェックを外していた方が良いですし、ハードディスクの様に速い媒体上の画像を表示する時には、チェックを入れておいた方が良いでしょう。

なお、実測した所、デュアルCPUの場合は、スレッド数が多い程、全体の処理は速く終わるようです。

ズーム

この項目にチェックを入れると、カタログ表示の時にウィンドウの右下にスライダーが現れ、カタログ表示の拡大/縮小ができるようになります。この機能を使いたい時にはチェックを入れておく必要があります。

ただし、開くだけで物凄く時間がかかるような巨大な画像が入っているフォルダーを開く時は、ズーム機能はoffにしておいた方が良いでしょう。ズーム機能をonにしておくと、拡大のために一度画像を展開しますので、その時間があまりに長いと操作を待たされます。

何が入っているのか分からないCD-ROMの中身を確かめる時も、念のためoffにしておくことを、お勧めします。CD-ROMはとても遅い媒体ですから、そこにもし巨大な画像が入っていたら、大幅に待たされることになります。

ズームの初期値を設定すると、ズーム使用時にカタログ表示を最初から拡大しておくことができます。この機能を使うと、最初から見やすいサイズで表示することが可能です。お使いの環境によって最適値は違うと思いますので、見やすい値をセットして下さい。

ダブルクリック

この項目をチェックすると、カタログから画像やフォルダーを開く時に、ダブルクリックで行うようになります。チェックしない時はシングルクリックです。

どちらが良いかは慣れだと思いますので、お好みの方を選択してください。従来からPixelCatを使っている方は、シングルクリックの方が慣れていると思います。

実は、シングルクリックモードの時とダブルクリックモードの時は、アクティブで無いウィンドウに対して操作を行った時の動作が異なります。シングルクリックモードの時は、アクティブで無いウィンドウをクリックしても、そのウィンドウがアクティブになるだけです。しかし、ダブルクリックモードの時は、アクティブで無いウィンドウでも操作を受け付けます。従いまして、ウィンドウがアクティブである無しにかかわらず、常にクリックで画像やフォルダーを選択、ダブルクリックでそれを開くことになります。

画像の拡大/縮小の補完

この項目は、「高画質補完」を選択することをお勧めします。高画質である程処理に時間がかかりますが、今のMacの性能でしたら、十分速いです。サムネイルやカスタムアイコンを作る時も、高画質の方が結果が良くなります。

表示を行う

この項目は、不可視なファイルや、パッケージの中身を表示したい時にチェックします。通常はチェックする必要は無いと思います。

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