日常活動

ヒッポには先生はいません。テストやクラス分けもありません。「言葉は人の中で育つ」を実践するために、飯能地区には週3回メンバーが集まる機会があります。平日の夕方〜夜にかけては、ちょっと早めの夕食を済ませた親子や仕事帰りの社会人が集まり、色々な国の言葉を口にしながら「多言語の広場」を創っています。土曜日の昼下がりには一家全員でのんびり参加したり、時には海外からのゲストを歓迎する会をしたりして楽しんでいます。時間割があるわけではないので、その時の自分のペースで無理なく活動することができます。 飯能でヒッポが始まってもうすぐ10年。当時お母さんの後ろにくっついて訳も分からず参加していた赤ちゃんや子供たちも、今では一人で海外ホームステイに参加し、自分の足で大きな経験をつかんでくるまでに成長しています。そういうお兄さん、お姉さんを見ながら、次の世代もまた確実に育っています。 飯能ヒッポではその他公立小学校の国際理解授業をサポートしたり、清瀬のJICA(国際協力事業団)海外研修生との交流を持ったりしています。

みんなが集まる場を「ファミリー」と呼んでいます。ここでは「ファミリー」でどんな活動をしているかをご紹介します。

色々な国の音楽で遊ぼう

いろいろな国の歌に合わせて、大人も子供も歌ったり踊ったり、ゲームをしたりして遊びます。決して「幼児教室」ではありません。体を動かす事で仕事や家事などで緊張していた大人の心も知らないうちにリラックス。赤ちゃんのように何でも口まねできる気持ちになっています。

ストーリーCDに合わせて口まねしてみよう

リラックスしたところで、いろいろな国の言葉を実際に口に出してみます。19ヶ国語のストーリーCDの中からその時言いたい言葉を選び、聞こえるままにみんなで口まねします。ひとりで聞いていたときには聞き取れなかった音が、みんなとまねをしていると聞こえてきたりします。一度聞こえるようになった音は必ず次も聞こえるから不思議です。

輪になっていろんな言葉でお話しよう

正確に言えない部分も含めて、CDのストーリーをまるごと口に出してみます。鼻歌を歌うように何度も口にしているうちに、ストーリーCDそっくりに言葉を話せるようになります。 やがて全体のセンテンスの中の個々の言葉を聞き分けることができるようになると共に、自然にことばの意味がわかってきます。

はじめに音、そしてその音に意味が後から付いてくるのです。

 

  詳細説明  国際交流  出版物  事業体