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2. プリウス、エンジンとか



プリウス専用エンジン、1.5L 1NZ-FXE。
これはそのインバータ部になる。
この下にジェネレータとミッションがある。





こちらはガソリンエンジン部分。
最高回転数が5,000rpmに引き上げられ、出力の向上が図られたそうな。

ちなみに高電圧配線はオレンジ色で統一されている。
写真でも少し見えるのがお分かりいただけるだろうか。

ちなみに高電圧配線は+・-ともに車体とは絶縁されている。
12Vのようにボディーアースではない点に注意。


ちなみに今回、エアコンが電動化された。
先代ではエアコンを使うとエンジンが掛かりっぱなしになり、
燃費が悪化するという問題点があった。
電動化により燃費の向上に大きく貢献している。





ステアリング周り。
ステアリングは電動パワーステアリングが採用されている。
というか先代からそうか。
そのステアリング自体は意外と小径である。

写真ではステアの陰に隠れてしまっているが、シフトは電気化された。
カタログにもある「エレクトロシフトマッチク」がそれである。
操作感覚はゲームセンターにあるレースゲームのそれと変わりない。





インパネ右端にはパワースイッチがある。
従来のイグニッションスイッチに当たる部分である。

エンジンをかけるときは、ブレーキを踏みながらスイッチを押す。
これにより正確には、「ハイブリッドシステムが起動」する。
ガソリンエンジン部分が始動するとは限らないので勘違いしないように。


ガソリンエンジンの始動条件は暖機時や充電時があるが、
外気温やHVバッテリの充電状態にも大きく左右される。

外気温3℃を境にして、それ以下であれば0.5〜1秒後に。
それより高ければ10秒後にエンジンが始動する。

ただし、暖機後やHVバッテリが充電された状態であれば
エンジンが始動しない場合もあるので、壊れたと騒がないように(笑)


ちなみにブレーキを踏まないでスイッチを押すと、
OFF >> ACC >> ON >> OFF...と切り替わる。
またインジケータの色も変化する。


パワースイッチの左隣にあるのはEVスイッチ。
押すと一時的にHVバッテリだけで動くことが可能になる。
HVバッテリの充電状態にもよるが、カタログでは

「車速55km/h以下で数百m走行可能」
とある。

余談であるが、ガス欠を含めガソリンエンジンが始動できない状態では
車速40km/h程度で1km程度走行可能だったそうだ。(メカニックの人談)
良い子はくれぐれも真似しないように。

上記のように何らかのトラブルがあった場合には、モニターに警告メッセージが表示されると共に、
センターメータ部に写真のような警告灯が出る。
警告灯にΣ( ̄□ ̄;)ビックリ(笑)してないで、すぐに安全な場所に車を停めよう。

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