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Vitz配線情報

ヴィッツをいじる際に必要な配線データを随時アップ予定。
情報が無い場合は掲示板メールで連絡下さい。
ちなみに質問は具体的な方が話が早いですよ(^^;)


●質問する前に、まず自分で調べよう!

配線図の読み方 (46kB)


< 目次 -Contents- > クリックするとジャンプできます。

 Info. 1 DLC3
 Info. 2 ECU


Info. 1 DLC3

所々怪しい情報があるので、参考程度に留めておいてくださいm(_ _)m

新ダイアグシステム搭載車に付属のDLC3コネクタは、ヴィッツの場合運転席足下にあります。
DLCは"Digital Link Control protocol"の略?<裏付け無し。

このコネクタは別名「OBD2故障診断コネクタ」ともいいます。
OBD2とはOn Board Diagnosis system stage2(車載診断装置規制第2世代)の略で、
これに適合したコントロールユニットは、SAE(恐らくSAEJ1962)/ISO両規格に適合したコントロールユニットと
通信することが可能になりました。

ここに診断ツールS2000を接続することにより、車両全体(エンジン・AT・ABS)の故障診断を行うことが可能となったわけです。
また、この通信はシリアル通信となっており、従来ダイアグノーシスコネクタに接続されていた端子の統廃合に成功。
なお、通信速度は9.6kbps。

ちなみに診断ツールには、端末型とPC接続型があるようです。
前者には前述のS2000やTECHTOMHDM-2000がありますが、いずれも20万円程度と高価なので
素人には縁遠いと思われます。
#HDM-2000はトヨタ車の場合、エンジン故障診断のみに対応。


さて、肩の凝る話はこのくらいにして、実際の配線の話に移りましょう。
ヴィッツの場合、ECUが助手席足下、対してDLC3コネクタが運転席足下ですから、用途に応じて
使い分けると無駄な配線が減るものと思われます。

DLC3コネクタ端子名称 (21kB)


Info. 2 ECU

●ECUのリセット

ECUのリセット方法は、エンジンルームジャンクションブロックNo.1という場所、
簡単に言うと左側ヘッドライトのすぐ後ろにある、黒いフタ付きのヒューズBOXに隠されている。
ホントは別に隠されてもいないのだが、その中にある

"EFI"(15A)を取り外し、15秒以上経過後ヒューズを接続する。

これだけ。簡単でしょ?


ECU配線一覧 (kB)


Info. 3 オーディオ

純正オーディオにはダイアグノーシス(自己診断機能)がついています。
といってもうちのはオーディオレス仕様なので、写真はありませんw
従って修理書丸写しになる罠。気分はもはや"8月31日"(^^ゞ


1. ダイアグノーシス点検(オーディオCDラジカセ付き車)

機能点検
(a) ダイアグノーシスモード起動(LANチェックモード)
 (1) オーディオOFF、イグニッションスイッチACCの状態で、プリセットボタンの"1"と"6"を同時に押しながら、
   "DISC"を3回押す。
 <参考>
  ・ビープ音が3回鳴り、ダイアグノーシスモードが起動する。(機器コードが一番小さい機器コードが表示される。)
  ・LANチェックモードでは、システムに接続されている機器を機器コードの小さい順に表示する。
   (表示の順送り、逆送りはチューニングボタンで行う。)

(b) システム検査モード(現在のシステム状況を検査したい場合)
 (1) LANチェックモード時にプリセットボタンの"1"を押し、システム検査モードに移る。
    (システム検査中である事を示す"SYS"が点滅表示される)
 <参考>
  ・システム検査モードに移行後、ビープ音を3回出力する。
  ・システム検査が完了するまでに、約40秒かかることがある。

 (2) 図の操作を行い、検査結果を読み取る。([ ]内は液晶表示画面と思えヽ(`Д´)ノゴルァ)

(最後の補助コードの画面へ)
        ↑
※   [   H - 190   ] H…診断コードを持つ機器である事を表す / 190・・・機器コード
TUNE△押す↑ ↓TUNE▽押す
    [   1 - 20   ] 1・・・発生したダイアグノーシスコードごとに番号 / 20・・・ダイアグノーシスコード
        ↑ ↓
    [   1 - ---   ] 1・・・発生したダイアグノーシスコードごとに番号 / ---・・・補助コード(ない場合)
        ↑ ↓
    [(最後の補助コード)]
           ↓
        ※に戻る
 <参考>
  ・図は機器コード(190)の機器にダイアグノーシスコード"20"(ラジオレシーバのマイコン異常)が
   発生した場合の表示例。
  ・補助コードがないダイアグノーシスコードの場合は"---"と表示される。
  ・ダイアグノーシスコードがある場合は、1機器につき最大6個まで表示する。
  ・ダイアグノーシスコードがない場合は、00(正常コード)と表示される。

 (3) ダイアグノーシスコード一覧表から異常箇所を点検する。
 (4) LANチェックモードに戻る時は、プリセットボタンの"6"を押す。
 (5) 点検を終了する場合は、"DISC"を2秒以上押し続ける。
   または、イグニッションスイッチをOFFにする。


●ダイアグノーシスコード一覧

1. CDラジカセ付き車(機器コード190)

ダイアグコード/診断項目
  /診断内容/処置、の順


d1 / 送信異常
/ 補助コードの機器への通信が送信完了しなかった / ・補助コードの機器へのワイヤーハーネス点検 ・補助コードの機器の点検

d2 / 定期通信無応答
/ 補助コードの機器が定期通信に対して無応答 / ・補助コードの機器へのワイヤーハーネス点検 ・補助コードの機器の点検

d4 / 定期通信異常
/ 補助コードに示す機器から接続確認の指示が取れない / ・補助コードの機器へのワイヤーハーネス点検 ・補助コードの機器の点検

FF / ダイアグ無応答
/ 補助コードに示す機器へのダイアグ要求に対して応答がない / ・補助コードの機器へのワイヤーハーネス点検 ・補助コードの機器の点検

20 / マイコン異常
/ マイコンに異常がある / ・ラジオレシーバAssy点検

50 / カセット異常
/ カセットデッキに異常がある / ・ラジオレシーバAssy点検

60 / CD異常
/ CDデッキ部に異常がある / ・ラジオレシーバAssy点検

00 / 正常


実はまだあるけど、とりあえず割愛。というきキリがなかったり(^^ゞ
実際出来る事はほとんどありませんが、まあ精神的にね。
どちらかというと、ここで正常コードを確認したのち他を当たるというのが素人にとっては無難かも。
#もちろんダメならすぐ工場逝き。

触って壊れる物でもないので、一度試して遊んでみる事をお勧めします。面白いですよ!




Ex. 1 タコメータ

 (kB)

Ex. 2 カーナビゲーション




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