1997/10/29 山科(妻)さんからのメイル

 初めまして。血液型性格判断について私も少々苦言を呈したくメールを差し上げます。私の父はO型、他界した母はAB型でした。(父は母の母親のいとこに当たります)
 もしも血液型で性格が分類されるとしたら、産まれた子供がO型ならば(父親が性格1タイプと仮定して)1’タイプ、AB型ならば(母親が性格2タイプと仮定して)2’タイプとなり、それ以外の、A型なら3タイプ、B型なら4タイプと言う具合になります。ならば必然的に父親似の性格を持つ子供、母親似の性格を持つ子供、又、どちらにも似ていない独立した性格を持つ子供に判別されてしまいます。
 残念ながら私ども兄姉は三人ともA型で比較のしようもありませんが、3人が3人共両親に似ず、兄姉同士は同じタイプの性格と言うことになるのでしょう。これが正解かどうかなど言わずもがなの事ですのであえて言及しませんが、いかに根拠のないナンセンスな判定であるかが誰しも理解できるはずです。
 話の種で「何型?」と聞いてくる人がいますが、機嫌の悪いときなど私は「ガタ型」と答え、相手にしない時があります。「A型」と答えた際に「やっぱり。」と言われるのも「エー本当?」と意外な顔をされるのにもどちらもイライラ致しますし、
「じゃあ一体どっちなんだ、あなた達から見た私の性格は。」と言いたくなるのも当然でしょう。「性格なんてDNAと生活環境で変わるのよ。」と応戦する場合もありますが、いま一つ突納得してもらえない様子。
 この信憑性のない性格判断が只の流行なら、もういい加減廃れても良いはずだと思うのですが、二十年以上も定着しているとなると如何なものかと考えます。
 これは殆ど『ノストラダムスの大予言』に匹敵するほどの現象ではないでしょうか!?
 是非貴方のような方々が中途半端な権威主義者の目を覚まし、血液型性格判断など単なるこじつけの、当てにならない統計学だと解らせてあげて頂きたいものと切に希望致します。

夫婦共々血液型論争には辟易している山科(妻)でした。


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