2002/10/09 マイベストエロゲ・家族計画
 
 
 現在、家族計画熱が再燃してます。
 ここ一〜二週間は家族計画一色。
 『みずかべ』とか『忘レナ草』とかもちょこちょこやってはおりますが、家族計画にはとてもとても及びませんな。
 そーゆーわけで、ロボット検索で『家族計画 レビュー』で検索して、あちこちのレビューを読みまくってるんですが、何とも凄い。
 批判的なこと言ってる人は一人もいない。
 どこ見ても褒めまくってます。
 極稀に苦言を呈してる人もいるけど、肯定否定で見れば肯定に傾く。
 今年の一月にこのゲームの存在を知って以来、一本でも多く売れてくれることを願い続けてきたのですが、すっかり世に広まったようで嬉しい限り。
 ところで、ぼくは半年以上前から家族計画の設定資料集がいつか出ると思ってずっと待ってるんですが、一向に出る気配がないんですよねえ。
 どーでもいいゲームの設定資料集はいっぱい出てるのに。
 D.O.はそーゆー方面の展開をあまりしないけど、設定資料集くらいは出してもいいと思うなあ。
 
 
 楽々的家族計画第三幕が11日から始まるそーです。
 ヒジョーに楽しみであります。
 
 
    ☆
 
 
 ドラモン映画見直しキャンペーン続行中。
 『のび太のパラレル西遊記』『のび太の日本誕生』『ミニドラSOS!』を見ました。
 さすがに『魔界大冒険』には及ばないけど、キッチリ楽しめる。
 ミニドラは、『帰ってきたドラえもん』級に好きなサブ映画。
 頼りがいのある大人の男に成長したのび太がナイス。
 ドラのサブ映画は地味に出来が良いので大好きです。
 つーかドラえもんズいらない。
 
 
    ☆
 
 
 『起動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』のビデオが家にあったので、見ました。
 寒気がするほど面白かった。
 初代ガンダムのアニメを見たのは数年ぶりですが、改めて見直すと実に深い。
 名シーンも多かったのですが、『光る宇宙』『脱出』辺りのエピソードは見事の一語ですね。
 いやもうホント、ソロモン近海でのガンダムvsシャアゲルググ・エルメスとか、ア=バオア=クー海戦でのガンダムvsジオングとか、ガンダムラストシューティングとか、不沈母艦であったホワイトベースの撃沈とか、これでもかこれでもかと魅せてくれます。
 んでもってラストは見事な大団円だし。
 この後Zでどうなったとか考えちゃうとちとナンですが、ここ単体では実に感動的なエンディングですね。
 
 
 現在TV放映されているガンダムSEEDも当然見てます。
 これまた非常に面白い。
 やっぱりガンダムは良いなあ。
 
 
2002/10/11 ドラえもん談義
 
 
 ドラモン映画見直しキャンペーンと並行して、ドラモンコミックス読み直しキャンペーンも実行中です。
 手始めに、小学館コロコロ文庫版ドラえもん(テーマ別)を一通り読みました。
 いやあ、スッゲー面白かった。
 ドラえもんの毒舌には腹を抱えて笑いました。
 ドラえもんへのツッコミは変ドラとかドラちゃんの本音とかが有名ですが、取り上げられていない毒舌がまだまだいっぱいある。
 例えば…。
 
 
 
(のび太を探すドラえもんの耳に、のび太の声が聞こえてくる)
のび「出してえ」
ドラ「どこからともなく、のび太くんの、間抜けな声が聞こえる」
 
 間抜けなんて言う必要ねーやん!
 ちなみにこの後、のび太からジャイアンの不審な行動を聞いたドラはジャイアンを探しに行くが、のび太を助けずにほっぽったままタケコプターで飛んで行く。
 シメまで完璧だぜドラ。
 
 
 
(宇宙探検をしたいと言い出したのび太に対して)
ドラ「いくら未来でも、宇宙旅行は危ないんだよ。(中略)宇宙探検なんて、きみみたいななまけもののおっちょこちょいのいくじなしには、とても無理なんだよ」
 
 この鮮やかなイヤミ、さすが二十二世紀の猫型ロボット。
 日頃ドラはのび太に対してこう思っていて、それがふとした弾みで飛び出したわけですね。
 
 
 
(部屋に放り出してあった妙な機械をのび太が発見。いじろうとするが…)
のび「……やめとこ。ひとのものをかってに、いじっちゃわるいから」
ドラ「こら、かってにいじるな。いつもそうだ。わかりもしないのにかってにいじって、ろくでもないことになるんだ。いいかげんにしてくれ! ぜったいに、いじるなよ!」
 
 たたみ掛けるような連続口撃!
 しかも機械を仕舞えばいいものを、放り出したままどこかへ出かけていくのです。
 これはもう明らかに、のび太に道具をいじれと言っているとしか思えない。
 
 
 
 上記三例は全て『未来・宇宙編』からの引用ですが、こんなものは氷山の一角に過ぎません。
 コミックスをよくよく読み込めば、毒を吐いてのび太を落ち込ませるドラなんていっくらでも見つかります。
 いつもいつも、言わなくてもいい余計な(そして的確な)一言を付け加え、相手を確実にムッとさせる(その上全く悪びれない底意地の悪いドラちゃんが大好きです。
 ただ、のび太ものび太で割と黒いことをドラに言い返したりしますからね。
 つくづくいいコンビです、この二人。
 
 
 
 
 さて、ドラのびコンビの話はこれくらいにして。
 ここではしずかちゃんについて取り上げたいと思います。
 しずかちゃんと言えば、真面目でやさしくて勉強もスポーツも出来てさらに可愛い、と藤崎詩織も真っ青の完璧超人であるわけですが。
 
(詩織も基本パラメータは同程度に高いけど、
「噂になったら恥ずかしい」
「家もお隣なんだし、一緒に帰らない?」
の二言で全てが説明できてしまう)
 
 『しずか編』などで各コマのしずかちゃんの言動や表情を見ていくと、意外にシビアな一面が見て取れるのです。
 これはテキストでは説明できないので、ドラの各エピソードをじっくり見ていってもらうしかない。
 しずかちゃんを見る目が結構変わります。
 
 
 
 
 うーん、ドラの話は書いてて面白いなあ。
 てんとう虫コミックス版ドラえもん全45巻、ちょっと気の利いたマンガ喫茶なら揃ってると思いますので、1〜20巻あたりまでを読み直してみることを薦めます。
 各コマを丹念になぞっていけば、必ずや新たな発見があるでしょう。
 
 
2002/10/20 もっけはマジ面白いデスYO
 
 
 最近は逆転裁判IIやったり色んな漫画を読んだり逆転裁判IIやったり家族計画SS書いたり逆転裁判IIやったりと忙しいため、更新も滞りがちであります。
 まあそれはともかく。
 逆転裁判II、期待通りの面白さ。
 金曜に買ってきて以来サルのよーにプレイしてます。
 この二日間でGBA本体の電池交換を二回行った、といえばどれくらいプレイしているか理解していただけるでしょうか。
 もうクリア目前ですが、大満足の内容です。
 3の制作も発表されてますし、また一年後に出して欲しいな。
 
 
    ☆
 
 
 特にネタもないので、読んだ漫画のハナシ。
 
 
☆DNAコミック刊 月姫アンソロジー 1・2・3巻
 後輩レオ君に読ませてもらった漫画。
 ぼくはエニックス四コマ派の人間ですが、この月姫アンソロジーはちゃんと読ませる内容でした。
 一冊千円近くもするけど、モトは取れる本ですね。
 再三書いている通り、ゲームコミックはどーしよーもない出来のモノも数多いわけですが、そんな二束三文の漫画とは一線を画すレベルです。
 DNAコミックのアンソロジーもなかなか侮れないようです。
 
 
☆はじめの一歩
 マガジン長期連載中のボクシング漫画。
 前々から読もうと思っていた漫画で、マンガ喫茶で読んでます。
 長く続くだけあって面白い。
 THでネタにされただけのことはありますね。
 既刊を全て読みきったら、マガジン本誌の連載も追っていく予定。
 
 
☆もっけ
 作者:熊倉隆敏氏。
 アフタヌーンシーズン増刊に連載中の妖怪漫画。
 妖怪漫画とは言っても、『うしおととら』のようなタイプではありません。
 妖怪が存在するという大前提の元、それを民俗学的に捉えていく漫画です。
 主人公は中二・小四の姉妹で、祖父が拝み屋──ということから、京極堂シリーズを平易にした漫画、と言えるかもしれません。
 マイナーですが、出来は非常に良い。
 『妖怪漫画は藤崎詩織の次に嫌いだ』『アクションのない妖怪漫画なんて読む価値はない』なんてゆー極端な思考の人でない限り、楽しめると思います。
 現在も連載中の漫画なので、まずアフタヌーンシーズン増刊を読んでみて、面白かったらコミックスを買ってください。お願いします。
 これほどの漫画が、正当な評価を受けずひっそりと消えていくのは絶対に許せないので。
 
 
 全然関係ありませんが、うしとらは妖怪漫画の一つの頂点ですよね。
 妖怪漫画でこれだけ熱く面白い漫画は他に無い。
 今後どれだけ漫画が出ようとも、燦然と輝き続けることでしょう。
 さらに余談ですが、『緋翔伝 〜幾千の星のかけら〜』という電撃コミックスの妖怪漫画があるのですが、これの三巻まではメチャメチャ面白くて熱いです。
 四巻以降は凹みますが、三巻後半・平安編は転生モノ極上レベル。
 マンガ喫茶常備率の高い漫画なので、三巻までは一読を薦めます。
 四巻以降は斜め読みでオッケーですので。
 
 
2002/10/25 戦争と萌え……『老人と海』以上にミスマッチだ
 
 
 第二次世界大戦の夢を見ました。
 ぼくは零戦乗りで、戦艦大和を撃沈していました。
 我ながらスゴイ設定ですが、上空から見た戦艦大和の動きが、あの有名な写真そっくりでした(当然と言えば当然だけど)
 久しぶりに面白い夢を見た気がします。
 
 
 その日の午後、小林よしのり氏の『戦争論』を読みました。
 色んな話を聞いてる本ですが、あながち荒唐無稽な話ばかりではないですね。
 『戦敗国の戦犯だけが裁かれ、戦勝国の戦犯は罪に問われない』という下りなどは、ナルホドとうなずかされました。
 言い方が極端な上に戦争賛美の色合いが強いけど、一読の価値はある本です。
 但し、『人は人、自分は自分』と割り切って読める人じゃないと受け入れられないだろうけど。
 
 
    ☆
 
 
 最近読んだ漫画。
 『それ行け! ぼくらの団長ちゃん 一巻』小野寺浩二作。
 タイトル名をテキストとして書くだけで滅多やたらにこっぱずかしいけど、これはなかなかに面白いですよ。
 例えるなら、逆境ナインを萌え風にアレンジしたらこうなる、といった感じ。
 地味に熱いシーンがあるし、ギャグもツボをついてて笑えるし。
 オタ漫画としてオススメです。
 なお、逆境ナインを知らないという人は非国民です人間失格です人生を確実に損してます。
 あの漫画は、今でも様々な方面でパロられ続けている偉大なバイブルです。(某マニアックスとか)
 どうにかして入手して読むのです。
 不屈の熱い生き様を知るのです。
 男パルスを燃やすのです。
 
 
#でも98年の大判再版もあっという間に終わっちゃったっぽい…。
#重版かければドンドン売れると思うんだがなあ…。
#漫画喫茶にもあんまりないしねえ…。
 
 
    ☆
 
 
 本日発売のエロゲ、FILMの『なないろ』を買ってきました。
 購入の理由は、某妹日記で紹介されていたから…という単純な動機ですが。
 プロダクツを見た瞬間に、ピキーンときたのですよ。ピキーンと。
 それはもうニュータイプのように。
 でもさほどの話題作ってわけでもないすぃー、と余裕ぶっこいて昼頃買いに行ったら、最後の一本でした。
 あと五分遅れてたら買い逃してました。
 ジツに危なかった。
 『ソレチルの悪夢』再来となるところでしたよ。
 まあでも、無事に購入できたので良しです。
 『銀色完全版』がそろそろ終わるので、クリアしたらなないろを始める予定。
 この売れ行きに見合う出来であることを期待。
 
 
    ☆
 
 
 シスプリアニメ第二期、漸く見ました。
 感想は一言、つまんなかったです。
 シスプリに思い入れ無いってのもあるんだろうけど、タクティクスオウガ外伝やりながら見ていたってのが一番マズイんだろうな。
 オウガ外伝はメチャ面白いですからねえ。
 やっぱりオウガは良いなあ。
 熱狂的ファンが多いのも納得です。
 
 
2002/10/28 小ネタ集
 
 
 『ブラインドタッチ』という言葉は差別用語なんだそーです。
 どこら辺が差別なのかボクにはよく分かりませんが、多分『ブラインド』がマズいんでしょう。
 ブラインドという道具は問題ないのかとも思いますが、とにかく差別ってことになってます。
 現在市販されているタイピングソフトが全て『タッチタイピング』の名称を使用しているのもこれが原因で、あらゆるメディアにおいて『ブラインドタッチ』はタブーになってます。
 つまり何が言いたいのかと言うと、ネット上であっても迂闊にこの言葉は使わない方が良いですよってことです。
 実際、あちこちで見かけますからねえ。
 細かいことですが、あずまんが大王でもこの単語使っちゃってたり。
 
 
    ☆
 
 
 まんがタイム増刊きららという雑誌があることを知りました。
 この手のサラリーマン向け四コマ漫画雑誌も、美少女化の波には逆らえなかったのかと思うと、真性ギャルゲーマーとして感涙に堪えません。
 いやウソだけど。
 チェックする漫画雑誌がまた一つ増えました。
 
 
 今週のジャンプのジョジョはなかなかに熱かった。
 アナスイの男気あるセリフもいいし、ウェザーの見事な死に様は泣きそうになった。
 やっぱりジョジョは良いですな。
 
 
    ☆
 
 
 他に書くコトがないので、前から考えていたネタでも書きます。
 
 
 最近のエロゲ・ギャルゲはCV標準装備ですが、実のところぼくは無くたって構わないと思ってます。
 と言うのも、そーいったゲームの99%は、ただ単にセリフを読ませているだけで、それ以上の意味が無いからです。
 言い換えれば、『声が無ければ出来ない演出』をしていない。
 だから、『無いよりはあった方がいいけど、そのために制作費等に圧迫をかけるようなら、撤廃してしまった方が良い』程度の価値しかない。
 こういうと、それなら声が無ければ出来ない演出とは何か? という話になりますね。
 ぼくは二例しか知りませんので、二例とも挙げておきます。
 
 
 一つは、DCソフト『蘇生 〜Revive〜』
 希春を死なせた後に希春が死んだ部屋へ入った時の演出。
 希春を死なせてしまった自分を悔やみ、希春を悼むモノローグが流れるのですが、これに被って希春のボイス(しかもエコー付き!)が流れるのですよ。
 この演出は魂が震えました。
 マジ泣きしそうになった。
 
 
 もう一つは、PSソフト『ヒロインドリーム』
 イベントシーンで複数キャラが同時に喋る(ノリとしてはラジオドラマ・CDドラマに近い)。
 メインで会話をしているキャラクターの後ろで誰かがボソボソ喋っていたりする。
 この細かさが良い。
 同じようなことをサーカスがD.C.でやろうとしてたけど、あっちは見事に滑ってました。
 
 
 以上の二つ。
 これはどちらも声無しでは実現できなかった演出です。
 こんな具合に、声も演出の一環としてキチンと使って欲しい。
 声が無くたって良いゲームはちゃんと売れるんだし(例:家族計画)、ただセリフを読ませるだけなら、思い切ってカットしちゃった方が経費も節減できるし良いと思うんですがね。
 
 
 なお、上記二例はいずれも良作なので、未プレイなら遊んでおくことを薦めます。
 特に『蘇生』は、OPアニメも非常に出来が良い。
 歌とアニメがバッチリ合ってるとか、物悲しさを残す余韻とか、本編のクライマックスが一瞬映るとか。
 ゲーム史上屈指の名アニメです。
 
 
#声の演出と合わせ、デコはキラリと光る良いモノ作ってたんだけどねえ…。
#これでもう少し華があれば良かったんだけどなあ…。