十二月三日(月) 1,2,3!で懐かしいPS発売日。
 
 
 皇太子夫妻に娘誕生ってことで世間様が騒いでいらっしゃいます。
 マスコミなんかでもこぞって取り上げてますが、それを眺めながら天皇って名誉職なんだなと思ったり。
 憲法では「日本国の象徴」とか「内閣総理大臣を任命する」とかって美辞麗句が並べられてますが、天皇が自主的に何かをする権利なんて全然ないんだよな。
 選挙権すらもないハズだし。
 何処行ってもマスコミに付け回されて、何してもニュースになる。
 まさしく「籠の中の鳥」なわけですが、こーゆー表現を使うと、どうしてもギャルゲのお嬢さま系ヒロイン像が思い浮かんでしまう自分がちょっと好きでちょっと悲しい。
 
 
    ☆
 
 
 横書き文字は左から右へ読むのが常識です。
 このページでもそうなっているし、星の数ほどあるネットのサイト中99%もやはりそうであると思われます。
 でも、第二次大戦の頃までは、横書きの日本語は右から左へ読むものだったんですよね。
 日本が国際連盟から脱退した時の新聞記事などは、中学・高校の日本史の教科書によく載っているので思い出せる方も多いかと思います。
 ちなみにこの時連盟会議から退出した外相の名前は野中忠弘といいます。
 いや全然関係ない日本史知識ですが。
 それはさておき。
 横書きの日本語が今風に左から右へ読むようになったのは、やはり連合軍GHQの影響が大きいと思われます。
 マッカーサー元帥は戦後の日本統治に色々口出ししたそうですからねぇ。
 欧米の主語である英語が左から右へ書くスタイルであるため、日本語もそれにあわせようとしたんでしょう。
 当時の新聞社なども検閲を受け、やむなく左から右へ書くようにしたのでしょうが、この時の日本人の反応ってのは思い描いてみるとなかなかに愉快な情景であったと思われます。
 
 
。らかすでけわたっなにうよる回出が字文の向方逆く全はとでまれそ、然突日るあ
。うょしでとこたし儀難やぞさ
。んせまれしもかたいも人だん込り鳴怒てんな「!かるあが方き書な変なんこ !ウロヤカバ」はに中
。ミコスマす流き書を字文へ右らか左くし人大にさ怖QHG、もでれそ
。どけうょしでんたっいてれ慣にれそも々人はてがや
。あなどけだんなうそいてっが転がドーソピエい白面、辺のこ
 
 
 いかがでしょう、当時の人々のユカイ度を少しは体験していただけたでしょうか?
 しかし疲れた。
 普通に文を書く10倍くらいの時間がかかってしまった。
 もうこんな書き方はやめよう。
 死ぬほど読み難いし。
 
 
    ☆
 
 
 中世ヨーロッパにおいて、「錬金術」なるものがあったことは常識ですね。
 これは鉄や銅などの卑金属を、金銀などの貴金属に変えようとする学問です。
 この場合の卑金属とは「程度の低い金属」ではなく「空気中で容易に酸化してしまう金属」という意味でして、貴金属も「空気中で酸化せず、化学変化しにくい金属」であり、決して金属としての価値の高低を指しているわけではないんですが、それはさておき。
 錬金術は成功こそしなかったものの、様々な方面からの研究がその後の科学の発展に大いに寄与した、とされています。
 失敗の理由も明白で、金や銀は元素であり、鉄や銅をどのように化学変化させたとしても、元素レベルでの変成を行うことは決してできないからですね。
 これらの原理を説き明かしたのは後世発展してきた科学で、錬金術は言うなれば科学に息の根を止められた学問であるわけです。
 錬金術が育っていけば、恐らく今の世で言うところの「魔法」になっていたと思うんですが、それはさておき。
 
#今日はさておきが多いなあ…色んな方面から攻められるネタだからなあ。
 
 実は錬金術に成功した人もいたんじゃないかなあ。
 金の練成に成功したけど、それを発表しなかっただけで。
 もし仮に「私は錬金術に成功しました、これこれこうゆう手法で鉄を金に変えました」なんて言おうものなら、それこそ世界中の人間が一斉に金を作り始めるに決まってる。
 ンなことになったら、金の価値なんてあっという間に暴落して、金ぴかに光るただの石、なんてことにもなりかねない。
 そうなった時に一番損をするのは、他でもない、最初に苦労して金の製法を編み出した当の錬金術師。
 金を作り出せるくらい頭の良い錬金術師なら、これくらい当然考え付くハズ。
 それなら、金の製法は自分とこだけの秘伝にして、適度に金を作って自分の家系だけ儲けるってのが賢い選択でしょう。
 少なくともぼくならそうするね。
 発表するとしても、波乱財閥並みに大儲けしてからかな。
 いや、奇麗事言ってもしょうがないから正直に書いてるんですよ。
 
 
 で、これを踏まえて考えたネタ。
 錬金術で成功し財を成した家系、というものを考えました。
 江戸期くらいに日本に渡ってきた金持ち欧羅巴人がそのまま日本に定住。
 そいつは金にあかせて当時のヨーロッパ建築の大きな館を日本に運ばせ、どっかで組み立てて住んでいた。
 時は流れ平成の世になったけど、家系は続いている。
 その家には今も秘術(すなわち錬金術)が伝わっていて、そのための怪しげな器具などが多くある。
 …という感じです。
 館モノなので当然ラストは爆発炎上。
 うーむ、バスの中で「読むクスリ」読みながら閃いたネタとしてはまずまずだな。
 ストックしとこ。
 
 
 ところで錬金術師といえば、最近「エリーのアトリエ」にはまってたんですが、これってギャルゲって感じはしなかったんだけど、やっぱり所詮はギャルゲーなのかもしれません。
 時折ムービーが入るんですが、これが素晴らしくギャルゲチックな絵柄なんです。
 つーか萌えろと言ってるんですかガストのスタッフ諸兄ドノッ。
 
 
十二月五日(水) ふと気付けば今年も残り一ヶ月なんだな。
 
 
 前回書いた日本語の読み方のネタですが、やっぱりGHQは違うかもしれません。
 よくよく考えてみれば、右→左を左→右へ変える理由がない。
 日本語の横書きが右→左だからって、そのために日本が再び軍事国家になるとは思えないし、国民の反発だって大きいでしょう。
 読む方向が逆になるだけでどれだけ読みにくくなるかは前述の通りなわけで、これほどの改悪をさしたる理由も無く受け入れるとは思えない。
 
 
 逆に考えれば、右→左が左→右に変わったのには、それなりの理由があるはずなんです。
 文字方向を逆転させなければならない理由ってのが一体なんなのかは想像もつきませんが、少なくともGHQにそんな理由があったとは考え難い。
 第一GHQはそんなことをしていられるほど暇な組織じゃない。
 戦後の日本を、いち早く対アジア用前線基地にしなければならなかったはずですから。
 文字の方向なんていう些細な事になんて、見向きもしなかったと思う。
  
 じゃあ、一体何故横書き日本語の文字方向は逆転してしまったのか?
 
 ぼくにはわかりません。
 日本語を研究している大学教授にでも聞くしかないだろうなあ。
 
 
    ☆
 
 
 前回書いた錬金術ネタについて、内藤マサキさんより、
 
錬金術は鉛や銅を金に変化させる方法を探究することを指すといいますが
正確にはあらゆる物質を金属に変える力を持つという『賢者の石』を…
 
というツッコミをいただきました。
 今遊んでる「エリーのアトリエ」でも、賢者の石について
「錬金術師の最終目標。あらゆる物質を生み出すことができる」
と書いてありました。
 これの生成に成功したならば、副次的に金を作ったとも言えるわけですね。
 
#でもそれなら金よりダイヤ作った方が価値高いんじゃないのかなあ…?
 
 それで思ったんですが、「からくりサーカス」に登場した錬金術師・白銀と白金。
 彼らが作った「柔らかい石」とは、「賢者の石」のことではないでしょうか。
「柔らかい石こそが錬金術師の目指すものである」みたいに描かれてましたから。
 
 
 蛇足の追記。
「賢者の石」を科学的に考えるなら、109種の元素全てを含んだ物質、ということなのではないでしょうか。
 元素が完全に揃っているのであれば、化学変化次第であらゆる物質を作り出すことが出来ます。
 金でも銀でも酸素でも塩化ナトリウムでもウラン238でも。
 ま、これはあくまでも机上の空論でして、そうそう上手くはいかないでしょうが。
 
 
    ☆
 
 
「世の中の幸福は総量が限られているから、より幸せになりたいと思うなら、人の分を奪わなければならない」
 こーゆー考え方がありますよね。
 考え方の是非はともかく、これはオタクアイテムの限定販売を例に挙げると、極めて合理的に説明することが出来ます。
 
 
 イベントなどで限定販売されるオタクアイテムは生産数が決まっている(例えば1000個)。
 人より幸せになろうとするなら(限定品を入手しようと思うなら)、早朝から並んだり前々から予約しなければならない。
 これは直接的に人の物を奪い取っているわけではありませんが、間接的に「自分以外の人間の入手チャンスを奪っている」わけです。
 そして発売の段を迎えたとき。
 無事購入できた人間は「幸せを手に入れることが出来た人間」で、購入し損ねた人間は「幸せを手に入れ損ねた」、すなわち「幸せを手に入れることが出来た人間に、自分の分の幸せを奪われた」と言えるわけです。
 
 
 これはあくまでも説明のための例でして、「だから限定販売は悪いことなんだ」などと言うつもりは毛頭ありません。
 ただ、限定販売ってのはこういうことなんですよねえ。
 
 
 なお冒頭の「幸福の総量は限られている」論、ぼくは大嫌いです。
 これじゃあんまりにも救いが無さ過ぎる。
 幸福ってのは半永久的に生まれ続ける、あるいは酸素のように循環し続けるものだと思いたい。
 
 
十二月七日(金) 大悪司やMGS2に背を向け、リリーのアトリエプレイ中。
 
 
 2001年も残すところあと三週間ほどですね。
 なんかあっという間だったなあ。
 2000年はご存知の通りエロゲー当たり年でしたが、今年もなかなかの豊作でした。
 作付け指数で言うと2000年が120、2001年が117ってところでしょうか。
 
 
 ところで、2001年の傑作エロゲーを振り返ってみますと、アリスソフトの活躍が目を引きます。
 今年一年でアリスは「夜が来る」「Only You リ・クルス」「大悪司」の三本を発売し、いずれも好評です。
 特に大悪司は、大傑作「鬼畜王ランス」をも凌ぐ恐ろしいまでの完成度だそうですね。
 一年で三本もソフトを出したというだけで十分凄いのですが、その三本全て出来が良いという辺り、さすがアリスソフトと言うしかありません。
 アリスのライバルであるkeyは年一作ペースですらないからねえ。
 
#その割にkeyはエロゲ業界で一番儲けてるようなイメージがあるなあ。
#やっぱり副産物を作りまくってるからだろーか。
 
 でも、よくよく考えてみれば、アリスには元々それくらいのことが出来る力があったんでしょうね。
 DOSの頃からエロゲを作り続けてきて、当時から業界トップブランドと呼ばれていて。
 何年も経験値を積んできたわけです。
 五年前の時点で「鬼畜王ランス」を作れたんですから、その力は押して知るべし。
 本領発揮、面目躍如というところですか。
 アリスには2002年もエロゲ業界をぐいぐい引っ張っていって欲しいものです。
 
 
    ☆
 
 
 最近のADVやRPGには、声入りのものが多くなってきました。
 声入りエロゲも珍しくないご時世です。
 それはいいんですが、CVの声優さんというのは、個室に入って一人で収録するんだそうですね。
 まあそんな状況でもちゃんと演技できるのがプロというものなんでしょうが、やっぱり味気ないと思うんですよね。
 声優さんだって、一人であーあーうーうー言ってるより、何人かの声優さんと一緒に掛け合いをしながら収録した方が楽しくやれるんじゃないかな。
 同じ仕事でも、一人寂しく声を出すか、ワイワイやりながら声を出すかで全然違ってくるはず。
 この好例が、PSの名作「ヒロインドリーム」です。
 このゲーム、イベントシーンではメッセージウィンドウが表示されず、全てを音声だけで聞き取らなければならないのですが、その代わり複数の声優さんによる同時収録が行われているのですね。
 イベントによっては十分以上も喋り続けることがあり、感覚的には「CGのあるCDドラマ」というところです。
 聴いていて本当に面白い。
 この同時収録というやり方、他のゲームではちょっと見たことないんですよね。
 
#ヒロインドリーム2では使われているかもしれないけどやったことナシ。
#つーか、ヒロドリは「1は秀作、2は凡作」というのが定評。
#2は評判いまいちの上中古でも妙に高いからなあ…いつかやっておきたいんだけど。
 
 フツーのAGV32に用いるにはちょっと難しそうだけど、何とかして使って欲しいなあ。
 
 
 ところでアリスのゲームにはほとんど声ないですよね。
 いや、いっそのこと全く無いと言った方が良いんだろうか。
 
 
    ☆
 
 
 アトリエシリーズにはまっているのですが、クールキッズがやっちゃったそーで。
 ぼくは隠し要素に気付かなかったので実害は全く無いのですが、そーゆー問題じゃないよな。
 ウィルス入りソフトを発売するというのは、PCソフトメーカーなら致命傷になりかねない大問題。
 今後は厳重注意して欲しいものです。
 つーかもう一度こんなことやったら、今度こそお終いだからねえ。
 しかしこう言うのも何だけど、クールキッズもずいぶん器用な事したな。
 ウィルス混入したままCDをプレスするなんて事、よっぽどのことがない限り起きないぞ。
 
 
十二月十日(月) エリーのアトリエED「明日になれば」は名曲。
 
 
 以前星野さんのところで見たこのサイト
 時折チェックしてたんですが、デビュー作「女神さま☆にお願いっ!!」が今週の金曜に発売だそーで。
 発売日に初回版を買う予定。
 あと、ずっと内緒にしてましたが、「二重箱」も密かに初回版を買っていたりする。
 こーゆーマイナーものにばっかり走るから、大悪司買えねーんだよなあ…。
 
 
  ☆
 
 
 本日の重箱の隅をつつくツッコミ。
 ギャルゲ・エロゲにはバケモノじみて髪の毛が長いヒロインというのがいます。
 しかし、彼女たちがラーメン屋に行ってラーメンを頼んだとしたら、どうやって食べるんだろう?
 普通ラーメンを食べる時は、椅子に座って前かがみになり、啜り込むようにするものです。
 しかし「略奪」能力が使えそうなくらいに髪が長い人の場合、そんな姿勢を取ると、髪の毛がラーメンの中に入ってしまいます。
 リボンか何かで縛れば大丈夫だけど、リボン持ち歩いていそうな雰囲気ないしなあ。
 ヒロインはそもそもラーメン屋になど行かないという意見もあるかと思いますが、ラーメンに限らずとも、フランス三ツ星レストランのフルコースでもスープは出ますよね。
 この手の液体系って、髪の毛をどうにかしないと食べられないぞ。
 現実の髪の長い人って一体どうしているのか是非知りたいところですが、生憎髪の長い女性に会ったことはないので全くわかりません。
 
#つーか、現実的に考えれば、腰まで髪を伸ばすよーな女なんて100人に1人くらいだろ。
#たぶん。
 
 
  ☆
 
 
 突然ですが、青年ならぬ「オタクの主張」。
 日本文化の素晴らしい点は、「巫女」「メイド」にあると思います。
 メイドは江戸・明治期に海外から入ってきたものですが、それをオタク属性の一ジャンルにまで育て上げたのは日本です。
 巫女は言うに及ばず。
 海外にも「シスター」はありますが、「巫女」のよーなオタジャンルにはなってません。
 いや不敬だとか背徳的だとか、そんなのは脇に置いといて。
 とりあえず「巫女」と「メイド」があるだけで、日本人に生まれてきて良かったなあ、とか思うのですよ。
 いやいやいやいや、そこのアナタも。
 正直に言って下さい。
「巫女」「メイド」という単語を見るだけで、心躍るものはありませんか?
「巫女さんならオッケー」とか「いつかメイドを雇える身分になりたい」とか、そんなこと思いませんか?
 
 
十二月十九日(水) 今日の更新分だけで三時間かかってます。
 
 
 十日ぶりの更新です。
 いや、サボってたわけじゃないですよ。
 PCが使用不可能だったから更新の仕様が無かったんです。
 今日になってやっと復旧しました。
 普段はネタが無くて更新に四苦八苦していますが、さすがに十日も書いていないと、ネタがたまります。
 さあ、今日は今まで更新できなかった分を取り戻すべく、ガーッと書きますよー。
 
 
   ☆
 
 
 まずは小ネタ。
 月姫ファーストプレイ時、初めて翡翠を見たとき、
「あれっ、なんかこの子どっかで見たような気がするなあ?」
と思ったんです。
 ずっとわからなかったんですが、先日ようやく判明しました。
 ソウルハッカーズのメアリなんだ。
 実際には全然違うキャラだけど、パッと見の第一印象が近い。
 メアリと翡翠は似てると思うなあ。
 
 
 ところで、「人間は外見じゃない、中身なんだ」とよく言いますよね。
 ぼくもその通りだと思いますが、この言葉は言い換えれば、人間はそれほどに外見に左右される生き物である、ということを意味しています。
 ま、これはしょうがないわけで。
 人間は外部からの情報の70%(80%だったかな?)を目に頼っているので、どうしても目に映るものを基準に考えてしまいがちです。
 無理にそれを改めるより、その点を自覚して行動するのが賢いやり方ではないでしょうか。
 
 
    ☆
 
 
 漫画の話。
 11月半ばに書いたヤンジャン連載の漫画「ARCANA」、上下巻ともバッチリ買いました。
 連載の頃から好きだった漫画だけど、コミックスでまとめて読み直すとまた新鮮です。
 やっぱりこれは面白いですよ、いや贔屓目じゃなしに。
 そりゃ、S級・A級の面白さがあるかと言われるとちょっと悩みますが、100点満点中75点くらいはあげても良い。
 ぼくの場合、絵が好みで+10点、話が好みで+10点の95点になってますが。
 この漫画、重版はほとんどかからないと思われるので、買うなら今しかないです。
 マジでお薦めなんで、騙されたと思って買ってみて下さい。
 上下巻あわせて1,600円くらいです。
 ちなみにこの漫画のことを忘れてしまっても、書店に行って新刊漫画を眺めていていかにもギャルゲーちっくな表紙の漫画が二冊並んでいたら、それがARCANAですので、一目でわかると思います。
 なお作者はHPを作っているそーなので、リンク張っときます。
 
 
 漫画の話、もう一つ。
 銀河戦国群雄伝ライ、最終巻を買いました。
 いや、もう見事と言うしかないですね。
 よくぞここまで擬似歴史を描き切った! と頭が下がります。
 ライは一冊千円もする高い漫画ですが、全巻をズラリと並べるのは壮観です。
 こまめに一冊ずつ買ってきて良かったあ。
 今一巻から買い揃えるのはとんでもなく大変ですからねえ。
 
 
    ☆
 
 
 では本日の本題。
 ネットができなかった間、ぼくはずっとあるテーマを考え続けていました。
 すなわち、
 
どうにかして近親相姦できないものか? と。
 
 これを長々書こうと思ったのですが、せっかくだからコラムに回しました。
 こーゆーネタこそ日記で書き流すべきだとも思いましたが、まあせっかくだから
 とゆーわけで、今日のメインテーマである近親相姦はそちらをお読み下さいませ。
 
 
十二月二十三日(日) 来週はDC版21発売ナリ。
 
 
 先日近親相姦に関するコラムを書きましたが、
 
「何言ってんだ、近親相姦モノの同人なんてとっくに出てるよ!」
 
と誰かにツッコまれるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしてました。
 同人ソフトには全然詳しくないからなあ。
 もし既に作られていたのなら、あんなコラムを書いたぼくはいい笑いものなのですが、未だに出ていないようなので一安心です。
 …というか、逆に
 
「お前そんなに近親相姦好きなのか」
 
って言われてしまいそうですが。
 実際好きだから反論できないけど。
 
 
    ☆
 
 
 CanvasDVD版が出たそうで。
 DC版の追加キャラ・美咲彩がDVDでPCに再デビューを果たして、新たにCGが追加されたってことですが、それって要するにエロシーンのことですよね。
 この美咲のエロCGのためだけにDVD版+DVDドライブを買いそうになりました。
 さすがに実行はしませんでしたけど。
 でも今でもかなり欲しかったりする。
 いや、わかってるんですよ、騙されてるってことくらい。
 カクテルソフト(F&C?)にカモられてることなんざ百も承知です。
 それでも欲しいんだからしょうがない。
 うー、高性能な内蔵DVDドライブが\5,000くらいで売ってないかなあ。
 
 
    ☆
 
 
 ARCANAに続き、またもヤンジャンコミックスを読みました。
「君だけをみつめてる」
 七瀬あゆむ氏作、全七巻。
 古本屋で見かけて、表紙の絵がちょっと好みだったから読んでみただけなんですが、すっげー面白かった。
 一巻から七巻まで、貪るように読んでしまいました。(古本屋にはいい迷惑だったろーけど)
 この漫画を一言で言い表せば、大人のための恋愛漫画、というところです。
 特に杏子先輩が凄く良かった。
 こーゆー先輩大好き。
 すずねえみたいなのも良いけど、こーゆー先輩もいいよなあ。
 一巻の某シーン、「うがあー、杏子先輩ってなんて可愛い人なんだあ!」とゴロゴロ転がりたくなるのを押さえるのが大変でした。(くどいようだが古本屋で立ち読んだ)
 いやさすがにこれはウソですけど。
 でも杏子先輩が凄く気に入ったのはホントです。
 最終的に杏子先輩がヒロインになるのかどうかは伏せておきますが、この漫画は読む価値あります。 恋愛系エロゲが好きなら楽しめること請け合いですよ。
 
#この漫画、テーマ的に若干「君が望む永遠」に被る部分があるんですが、
#はっきり言ってこっちの方が遥かに上手い。
#少なくとも、主人公が美少女に想いを寄せられる理由がスッキリ納得できるし、
#主人公を始めとする登場人物の心境にも素直に共感できる。
#「君が望む永遠」を遊んだ人には、是非「君だけをみつめてる」も読んで欲しい。
#いやマジで。
  
 
    ☆
 
 
 クニミツの政五巻を読んで思ったこと。
 
机代わりのダンボール箱はなぜ必ずみかん箱なのだろうか?
 
 ちょっと想像してみてください。
 机の無い人間が、床に正座して段ボール箱に勉強道具を載せて勉強する場面を。
 この時の段ボール箱は、必ずみかん箱なんです。
 りんごでもないしなしでもさくらんぼでもない。
 ましてやエロゲ搬送に使われた箱などであるはずがない。
 絶対にみかん
 なんでみかんなんだろう?
 というか、そもそもこの構図を最初に生み出したのは一体誰なんだろうか?
「巨人の星」が「くわっ!」という目を見開く音を発明したことは有名ですが、この
 
「みかん箱で勉強する」
 
というイメージを最初に生み出した漫画も、賞賛されて然るべきだと思うんですよね。
「みかん箱で勉強する」というだけで、状況をありありと思い浮かべることができるんですから。
 数学で言うところの公式みたいなものだから、それを作り出した人は本当に凄い。
 一体誰なんだろうなあ。
 
 
十二月三十日(日) DC版21、パッケージすら開けてないナリ。
 
 
 ペルソナ2罪を始めて気付いたこと。
「明日」という言葉は、「明るい日」と書くんですよね。
 さりげない部分ですが、こーゆーところにこそ、日本語の美しさが現れている気がします。
 
 
    ☆
 
 
 サーカスからクリスマスカードが届きました。
 それは有り難かったんですが、ぼくサーカスにアンケート葉書出したことないんですけど。
 水夏初回版買うために通販の申し込みはしたけれど、水夏未クリアだからアンケート葉書はまだ書いてません。
 つまりこのカードは、通販の時のデータを元に送られてきたと考えられます。
 さすが中小エロゲメーカー、一度ついたファンは意地でも離さない細やかなファンサービスをしてくれますね。
 アルキメデスの忘れ物も買ったことだし、そろそろ水夏の最終章を見ようかな。
 ちとせパッチもあることだし。
 
 
 余談ですが、ぼくはエロゲを遊んだ後は極力アンケート葉書を出すようにしています。
 とりあえずアンケート葉書は返信しといて損ないですよ。
 あんまり得にもなりませんけど。
 
 
 ところで。
 埼玉連合ってことで、サーカスとねこねこと他一社(酷い言い様だけどワシの知らんメーカーなのよ)が一緒になってアミューズメントソフトを作るそーですね。
 まあそれはいいんだけど、なんでClear入ってないんだろ?
 ねこねこと仲の良いメーカーだって聞いてたんだけどなあ、実際トップページをみずいろのCGに変えたりしてたし。
 ヒット作を飛ばしてないとゆー意味では他一社だって同じだし、Wing&Windは結構好きなんだけどな。
 …ってゆーか、今日の日記を書くために久しぶりにClearのサイトに行って、新作のデモがDLできるよーになっている事を初めて知った…。
 駄目駄目ジャン。
 Clearの処女作「MoonLight」、もう一年以上探してるんですけど、未だに見つからないんですよねぇ…。
 T2Uやアマランスは買えたのに。
 
 
#Clearサイト、「TALKtoTALK」の開発者インタビューはなかなか面白いので一読の価値アリ。
#秋津氏の「ラーメン屋に行って…」のくだりで爆笑しました。
#気持わかりますよ秋津さん、ぼくも素のしょうゆラーメンしか頼めない人間です。
 
 
 全然関係ないですが、このWing&Windについて以前TaSさんと話した時、彼に
偽みつみ美里系
だの
絵が上手くなった樋上いたる
だの、好き放題に言われました。
 うまいこと言うなあと思いつつ、”死ぬまでに一回刺してやる人間”のリストにTaSという名前を加えておきました。まる。
 
 
    ☆
 
  
 しんのすけ・ザ・ムービー「大人帝国の逆襲」、レンタルして見ました。
 泣けました。
 良いって聞いてたけど、ホントに良い出来でした。
 でもこれ、どっちかというと大人向けの映画ですね。
 子供には「昔を懐かしむ」という感覚が無いでしょうから。
 それは悪いことではなく、むしろ子供の特権と言うべきものですが、この映画には合わないでしょう。
 ぼくは大満足だったからいいけど。
 
 
    ☆
 
 
「逆転裁判」のセカンドプレイをやってます。
 一度クリアしてるから全ての答えは分かってるんですが、それでも十分面白い。
 ぼくは逆転裁判を絶賛しまくってますけど、桁外れに面白いんです、このゲーム。
 今年のコンシューマゲーム(GBAってコンシューマなのか?)の中で一番気に入りました。
 何度も書いてますが、これは本気でお薦めですよ。