2003/1/19「帰路」その2


看板も年季を感じます かぢや旅館・・・
それは金谷の鋸山サイドに位置する大型旅館
玄関の中型水槽(いけす?)に海老のいる宿

そしてウリは「南国風呂」・・・サウナもあるようだ
意を決して突入する
そこで私をまっていたのは
賀来千賀子の親戚だったら頷けなくもない
少しだけ似た接客のお姉さんだった

南国渡り廊下(?) 南国脱衣所 南国ロッカー

かぢや自慢の大浴場"南国風呂"は通路を通った別棟にある
宴会場脇のわりと細い通路を抜けると表へ通じる扉
連絡通路は中庭風になっている
池もある
そしてシュロ・・・すでに南国風情

膨らむ期待

そして行き着いた先のなんの変哲も無い扉を開けるとそこは
南国脱衣所
時間が昼下がりという事もあり室内灯は消灯状態

どんよりと曇った空を抜ける柔らかな光が脱衣所を照らす
懐かしいようなもの寂しいような・・・複雑な心境
手書きの張り紙や新聞の切り抜きがナイス

すでに期待はオーバーフロー

お風呂はこんな感じです 観葉植物がびろーんと伸びてます 町の中を流れる川 すぐそこは海

風呂への扉を抜けるとむせかえるような湿気
そこは風呂

石を並べた床に浴槽
そして浴槽の向こうから伸びる観葉植物
窓から見える風景は千葉の裏山

今になって思い返す
南国だったのだろうか・・・と
だが 少なくともそこにそれはあり
得がたい経験のような思いが残る風呂であった

潮風を浴びた体を温め
なんとなく駅方向へ

遠くから電車の音
夕方少し前の町
のどかを通り越して寂しいくらいだ

なんとなく寂しげ 灯りが点る頃電車はきました 夜の車窓

改札から見えるホームに発車する電車

時刻表をチェックしなかったのだが
どうやら滑り込みアウトだった様子

待合で「ぼーっ」としながら
千葉にいるのだしどこか千葉方面で集会がないか検索
どうやら某H氏宅に石くんと潮田と徹っちゃんが来ているらしい
混ぜてもらう事にする

それが決まっても電車は来ない
ホームでは鶴岡八幡宮に初詣に行きフェリーで帰ってきた家族連れ
幼い兄弟が楽しそうに遊んでいる
兄の激しいツッコミに弟がキレる頃電車が来た

辺りは冬の早い夕暮れ

ストリームでお迎え 並んでつまんでます ありがとうね

西船到着時には予報よりかずいぶん遅く降り出した雨

某H氏宅にお邪魔させていただく時は雨
3回も雨
私の「雨男」説はまだここではしぶとく生き残っているらしい

夕飯を食べたり
木村拓哉のドラマの初回とか見たり
楽しませてもらった

帰りは西船から潮田を送った徹っちゃんに送ってもらった
冷たい雨だったのでありがたかった

今日はほろ酔い 徹っちゃんありがとねー

素直に帰れば1時間半程度のコース

それを12時間近くかけながら
気の向くまま
海を渡り
ご当地特産を食べ
温泉につかり
車窓を眺め
旧友との親交を深め
ゆっくり帰ってきた

人それぞれ様々な「帰路」があると思うが
たまには少し考え直してみてはいかがだろうか




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