2003/1/19「帰路」その1


「おはよーねみー」 前日というか当日早朝からレレ氏宅に泊まった私は
営業日である彼の出社時間に合わせて起床
行動予定を考えながらとりあえずひまわり

朝食はインスタントのなめこの味噌汁(赤だし)

考えていた予定は夜までゆっくりして
夕飯がてら送ってもらうような案だったのだが
御両親がいらっしゃるようなので廃案

それなら昼食もそれっぽいのを食べたかったので
考えたのだがいい案が出ない

某ウクレレ工房 まずはスキーの手入れから 東逗子駅から単線の方へ

しかたなしにとりあえず駅まで
路線図を見上げながら上下線一本分考える
そこで出てきたのが
「東京湾一周の旅(魚定食付き)」の実現

ひまわり→久里浜→金谷→伊賀屋
文字どおり東京湾をまたにかけた一大(?)帰宅劇

「東京湾一周切符」の存在がうっすら記憶にあったので
東逗子の切符売り場で問い合わせるが
「2年くらい前になくなった」との事

初手からつまずく

まさかそんなトラップが・・・ なんとなく好きな新田次郎 自動販売機もなんとなくレトロでした

途中車窓から見える軍港横須賀の景色に惹かれながらも
フェリーの乗り継ぎ駅 終点でもある久里浜

利用した事が無いこともないような気がするのだが
JR久里浜駅前の記憶が薄い
京急久里浜駅前の記憶も薄い

駅前を見る限りでは京急に軍配
っていうかJR久里浜駅前はロータリーしかないし
バスも京急久里浜の方が便数があるので徒歩3分

バス停の時刻表をチェックするとちょうど便がある
鼻歌まじりで待っていたのだが・・・

どうやら親切で貼ってあったフェリーの時刻表と間違えていたらしい
港まで歩いてもよかったが久々バスに乗ってみたかったので待つ
その間に本屋にて新田次郎アラスカ物語

たたずむオヤジ 今にも降りだしそうな天気の中 金谷に到着

フェリーは35分に一本(時期によって変更あり)片道500円
バスの車窓から出港するフェリーが見える
繋ぎが悪い・・・

乗船まで20分近くのブランク
まあ売店をひやかしたりなんだりで次の便が到着
簡単な改札の後 船上へ

観光船にもなりきれず
生活航路ともちょっと違う
そんなどっちつかずの姿勢が古さと交じり合って
かもし出される独特の雰囲気・・・

何回か利用しているが今回もそんな雰囲気を味わいつつ
ゴンゴンとなるエンジンの音を聞きながら暫し居眠り

「黄金アジ」っすよ「黄金アジ」 で その黄金アジ天丼 これでもかと「いちごソフト」

目覚めるとそこは「千葉」
しかも浦安とか市川が霞んで見えるほどの「リアル千葉」エリア

「70年代まではバリバリ観光地でした」
そんな雰囲気が郷愁を誘う
もう少し生き残れば「歴史の町」を名乗れるかもしれない

そんな感慨に耽っている私の目に
「金谷黄金アジ祭り」のノボリ
目の前の食堂には「アジ天丼」の張り紙

昼食決定

揚げたてのアジの天ぷらが3枚
おいしい事はおいしいのだが・・・何かひっかかる味だった
アジだけに・・・

デザートに「いちごみるく」
またビワソフトを食べなかった

似顔絵付きPOP ここに決定 のんびりお散歩
お土産センターにて目を惹くのが”みのおすすめ”POP
これでバスツアーのおばさま達の気を惹こうとしているのか
似顔絵がそこそこ似ているのが気になる

お土産にみのが勧めていた菜の花の漬物を購入

「温泉入りたいなぁー」と考えた
数件の旅館が日帰り(立ち寄り)入浴をやっているらしいが
今回チョイスしたのはチラシが置いてあった
”かぢや旅館”

その外見・・・まさしく昭和中期後半のかおり・・・
で・・・ここが問題の旅館


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