2002/8/31「富士総合火力演習」その4

匍匐し敵情を偵察するOH-1

中距離火力の二番手として各種誘導弾が登場
96式に87式に79式に64式

んん?なんか新しいのに混じってえらい古いのまでいる・・・
昔はね重MATとか中MATとか言ってたんですよ
かっこつけてアルファベット三文字でね
それが最近は誘導弾ってね・・・「ディスカバージャパン」ってやつかね・・・

いや・・・まあ・・・ひらたく言えば対戦車ミサイルなんですけどね(苦笑)

観客席前に展開したもののヘタな所で発射しちゃうと
後方噴流で観客を巻き添えにしちゃうから
事前展開させてある陣地から発射
標的に向け誘導

途中で落ちたりしたのもあったけれども・・・誘導兵器は難しい・・・
ちゃんと発射できたものは標的まで行きました

見ものは96式多目的誘導弾
敵戦車をはじめ低高度の航空機まで幅広く対応可能な新ネタ
29日は機材故障のため発射できず
31日の本番は見事な高い山型の残像を残しながら目標に命中

薄い上面装甲狙いなのでその高い飛翔スタイルが斬新だった
映画だとこの後 敵の古参兵が「もぉーざぁー」と叫びます 前二輪が操舵輪 わりと広めな後部ランプ
120mm迫撃砲の射撃 96式装輪装甲車が来たと思ったら 84mm無反動砲チームが降車

遠距離・中距離といったら次は・・・そう「近距離」
対人障害の紹介

まあこの「障害」というのは結局の所「地雷」なわけで・・・
「対人地雷の残虐性」が声高に騒がれている昨今
そのままストレートな名称を付けるのを控えて「障害」とする苦肉の策

出し物は「指向性散弾」
ようは一定方向に弾が飛び散るシロモノで米軍名称「クレイモア対人地雷」と呼ばれるモノ
しかし日本オリジナルは・・・何故か大型化
どう見てもクレイモアの3倍はありそうな大きさ

風にのどかに揺れる風船を標的にし起爆
風船一網打尽
大きすぎる爆発だと思うのだが・・・

ロケットのようでちょっと違う無反動砲 陣前300じゃ当たるって・・・ やば・・・大きさ違う・・・(汗)
標的に向かう84mm対戦車榴弾 「あたぁーりぃー」 84mmの対人榴弾同時発火
会場に高速で入場する96式装輪装甲車
リアハッチを開きつつ急停車
展開する84mm無反動砲チーム
これも古株・・・

今は「パンツァーファースト」にお株を奪われたと思っていたけれども
やっぱり使い慣れた汎用兵器は強いね

やっぱり撤収は素早く・・・さっさとおかえり

入れ替わりに・・・待ってましたの90式戦車の入場

装甲の重さを感じさせなトルクフルな走り
キャタピラもきしませてる音ではなく
一つの轟音にまとまっている感じ

そして発砲

新しい訓練弾が開発されたらしく
走行間射撃ができるようになったとのこと
「みんな降りてるな」@確認は大切です 「よし行くぞ」 私は高い所ダメですから・・・
ヘリボーン 空中機動ってやつですね 富士を後ろに空挺降下

今年初めて戦車の発砲を生で見たが
火砲よりか大きくなくシャープな感じ

輝くマズルフラッシュ ただよう土煙
揺れる車体
遅れて届く爆風

「ああこういうものなのか」となぜか冷静に納得

前段の締めは空挺降下
高度3000mを飛ぶチヌークからのダイビング
高い位置からの開傘はショーだから?

その間前段演習40分

インターバルは20分
音楽隊の出番だ


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