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2002年03月のサイト鑑賞

ヤマトの著作権

2002.03.31

電波…とどいた?の2002年3月27日の電波状況の著作権を読んで,何の検証もなしに漠然と思ったこと。

もしこれらが争われたら,ヤマト同様に原作者の認定が焦点となるんだろうけど,七人の侍の脚本について争われた「映画化権」なんかと照らしあわせると,色々とややこしいことになりそう。

まぁ,これらは話はちゃんとついているとは思うけど,昔のことだから,この辺の契約って曖昧かもしれないしなぁ。

ハル・ベリー

2002.03.26

映画関係の至る所でアカデミー賞の結果を報じています。私としては,関心が向くのはハル・ベリーの主演女優賞受賞。X-MEN2に出演は決まっているので,とりあえず安心ですが,3には出てくれないかもしれない。オスカー女優がマンガになんか出るわけないでしょ,とか言われたらどうしよう。Stormはハル・ベリーがはまり役だと思うのだけど。

ところで,ハル・ベリーネタを探してて見つけたンだけど,ファムケ・ヤンセンが続投の条件として契約に盛り込んだ「ダークフェニックス・サーガの要素を取り入れる」って条項ってのは本当にあるのだろうか。気になる。

ブラウザ破壊解明

2002.03.24

see ブラウザ破壊

日これの2002-03-18のブラウザ破壊で返答いただきました。確認が遅れて申しわけない。

現在は問題なくみれますです。今のうちに,ハードディスクは交換しトコっと。

それにしても,これって機械の故障が原因だよねぇ。IE4のバグとかじゃないよねぇ。

総括その2

2002.03.24

see 総括

年度末で呑み忙しくしてたら,ずいぶん時間が経っちゃった。で,マーク付けノート 2002年3月その2 - マークの付けかた。の2002年03月17日の#1 HTML 再考(6)をみてみると,ズレていたのは論点ではなく,観点みたい。プログラミングの視点からものを考えているか,ソフトウェアエンジニアリング的な視点からものを考えているかの。

いい機会なので,文章にまとめてみる予定。

総括

2002.03.17

燈明日記の2002/03/14: 謎の総括より。

で、この論争は、結局なんだったのよ。って言われれば、文書構造を「フラットでリニアな構造(iso-html派)」でのマークアップがよいか、或いは「ツリー上な構造(xhtml派)」でのマークアップがよいかという、ある意味、宗教論争になってしまいました。

というか,先ずは正しい文書構造を書くことが大事って話と書いた後にそれを明示することが大事って話しで,若しくは,文法についてとデータについてで,お互い論点が合わないと思いながら好きなことを書いていただけの気がする。

少なくとも私は,出来上がったデータのマークアップ上の構造については,どちらがイイとも思ってないし。

next 総括その2

HTML論議での雑論

2002.03.17

ついでに,くだらないことだけど。

それじゃ括るものがない空の td 要素の場合はどうなりますか。同様の疑問は生じないのでしょうか(と、僕はHTML 再考(4)にあらかじめ述べていますが)。

表中における空セルは,空白である事に意味があります。そのため,空白を括るという概念が存在します。空要素のように括るものがない,とは意味合いからして違います。

また,本来の意味では空白ではなく,ZEROなり,SPACEなり,「記載省略」や「該当ナシ」(若しくは「'Nuff Said!」とか)といった文言が入るべきところを省略しているものです。

表中で,本当に中身がないセルなら作る意味がありません。中身のないP要素と同じで望ましくない書き方です。

xHTML論議

2002.03.17

で,ISO-HTML論議[see ISO-HTML論議その2]から派生して,マーク付けノート 2002年3月その2 - マークの付けかた。の2002年03月15日の#1 HTML 再考(5)をみて。

DDT さんは、XHTML であることを捨てても ISO-HTML を使うことに、ISO/JIS 準拠ということ以外の何かしらの意義があるとお考えなのでしょうか。

さて,石川さんはxHTMLとISO-HTMLのニ択を迫っています。まぁ,実際にはxHTMLと非xHTML系HTMLの選択を迫っておられるのでしょうが,ISO-HTMLに限っていうなら,どちらかを選ぶ必要なんてありません。だって,ISO-HTMLに準拠して書かれた文書なら,機械的にxHTMLに変換出来ますから。石川さんの言う,DIV要素による文書構造の明示までも含めて。

今までの議論を,xHTMLについて読み直してみると,不思議に思うことがあります。どうして,xHTMLの仕様に準拠したデータについて,情報として処理することについては論じているのに,機械的な作成については論じないのか,ということです。

人が,正しく文法に則った文章を書いていて,それを正しく明示していれば,機械的に処理することは簡単です。そのためには,正しい文法を人が使うことが前提です。これを正しく出来ないで,たとえば一つの見出しの下に,DIV要素で複数の意味段落の明示などしていては,正しい文法など身につかず,結果として将来望まれる文書のデータ化という命題の妨害行為となってしまいます。意味段落は見出しで表わすという大原則を守っておけば,機械的な処理は簡単でしょう。

人がすべきことは人が,機械がすべきことは機械がやればいいのです。人が正しい文法を身につけて(若しくは,せめて間違った文法では書けない制限を設けて)おけば,あとは正しいxHTMLでのコーディングができるエディタが解決してくれることです。人は(少なくとも一般人は)機械のための仕様など覚える必要などないのです。

もっとも,現状,そこまで優秀なエディタって,フリーソフトでもないとは思うけど。xHTML普及のためにも,プログラマ諸氏が頑張ってくれることを私は期待している。データ処理用のシステムより,処理出来るデータを普及させるための作成支援ソフト開発のほうが急務。

ISO-HTML論議その2

2002.03.17

先から続いていますISO-HTML論議[see ISO-HTML論議]ですが,話したいのはISO-HTMLについてではなくxHTMLについてらしいので,これが最後になりそう。そんなわけで,マーク付けノート 2002年3月その2 - マークの付けかた。の2002年03月15日の#1 HTML 再考(5)をみて。

それと、ISO-HTML の文構造云々についても、だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである(3)に述べた通りです。

だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである(3)に書かれているのは,機械処理のためにDIV要素で括るべきだ,って話しだけだと思いますが。文書構造の書き方の示唆を仕様に明記することと何の関係が?

まぁ,それはともかく。

ISO-HTML では、この正しい文書構造の示唆を、見出し要素(H1〜H6 要素)と、それに対応する内容物(若しくは本文)要素(DIV1〜DIV6 要素)で示されています。

なるほど、示唆はしているかも知れませんが、しかし ISO-HTML が実際に DTD に明示<!-- (勿論この明示というのは、DTD のコメントや IGNORE 区間に記述されているということではなく、パーザに対して有意味な宣言として認識されるということです) -->しているのは、むしろ「階層構造を示すマーク付けの禁止」ということ、ただそれだけです。見出しの出現順についても、実際に明示されているわけではありません。全ての ISO-HTML 文書が Pre-HTML の段階を経て作成されているとすれば、見出しは一応整列するかも知れませんが、それ以上の構造は全く明示できないのです。

だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである(12)で,野崎さんのもっと極端に言えば、<div class="h1">これは見出しです</div> のような記述だって valid です。DTD 的に問題のない記述だから批判できませんか?という問いに,「不思議マークアップをするな」と一蹴すべきですと答えた方の言葉とは思えませんが。

まぁ,それはともかく。出来上がった文書に構造を明示することと,DTDに示唆を明示することは関係ありません。その辺を混同すると,訳がわからなくなります。

ISO-HTML は、HTML 4.01 をベースに、文書の階層構造を特に強調した仕樣です。見出しを基準に、全ての段落が階層化されてゐると看做されます

この考えは全くの誤りなのです。実際にパーザが読むのは、見出しと段落に関して全く階層構造の明示されていない──明示の禁止されている──文書でしかありません。

どうも,読み違いをなさっているように思いますが。実際に明示されるものではないから,看做されると書かれているのでしょう。少なくとも,私はそう読みますが。

まぁ,それもともかく。

もし、この「要素」──すなわち「見出しを含む div」──をマーク付けせず、しかもそれでなお「見出しから見出しまでの範囲(例えば div1 疑似要素のような)」を扱うことを期待するのであれば、それは最早 SGML などではない

扱うことを期待はしていません。ISO-HTMLの仕様では,そういう文書を書くことが期待されます。

もっとも,私個人としては,データには期待してないけど,処理機構には期待するところが大きいです。

でですね,どうも論点がズレていませんか。ISO-HTMLの仕様の是非を論じているのに,なんで出来上がったデータの話をしているのでしょう。それが一連の議論において僕が言いかったのは、「XHTML を使える人は XHTML を使って欲しい」ということですという理由であれば,ISO-HTMLについて論議する意味はなさそうです。

ただ,最後に。

DDT さんは、XHTML であることを捨てても ISO-HTML を使うことに、ISO/JIS 準拠ということ以外の何かしらの意義があるとお考えなのでしょうか。もしくは、XHTML の方が HTML よりも難しいとお考えなのでしょうか。

どちらもYESです。理由は先に書いてあるとおり[see re;だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである]。もっとも,xHTMLを捨てる必要はないと思いますが。[see xHTML論議]

ブラウザ破壊

2002.03.16

というか,うちの機械が壊れているだけなんですが。

一月位前から,コンピュータを立ち上げるとハードディスクが異常なうなり声をあげるようになりました。で,たまに異常強制終了するようになり,そろそろ換え刻か,と思っていました。

で,何故か判らないンですが,IE4で日これを見ると,IEがWindowsを道連れに落ちるようになってしまいました。Lynxでは問題ないのですが。

IE4のCSS処理のルーチンがぶっ壊れたのかな。それにしては,他のサイト見ても何でもないし。なんで特定のサイトでおちるのかな。どうしたもンじゃろ。

そういえば,Yahoo!でオークション見ていたら落ちるンで,最近見に行かなくなったのを思い出した。どんな共通点があるンだろう。

next ブラウザ破壊解明

ISO-HTML論議

2002.03.14

see re;HTML 再考

ようやく身のある論議になりそうな予感。#1 HTML 再考(4)を読んで。

とりあえず,雑多なことを二つほど片づけてから。

(見出しを含む div を)万人が機械のためにわざわざ書く必要はないと思いますというのも同意で,問題は「書くことを禁止する必要はあるのか」ということです。

もちろん禁止する必要はないし,禁止もしていません。見出しをDIV要素で括るとISO-HTMLではなく,HTML4.01になるというだけです。

万人が機械のために書かなければならない,というなら問題でしょうが,必須ではないなら何も問題にならないと思いますが。

この辺のことについては,野嵜さんの闇黒日記の平成14年3月6日が詳しいので,そちらをどうぞ。

もうひとつ。

「foo 要素の内容を <foo></foo> で括る」というのがマーク付けの大前提です。その内容が偶々空だったというだけなんですから,中身が無いのになんで終了タグが必要なのかなんて疑問は普通生じません。

いやいや,内容を括るのが大前提だからこそ,括るもンがないと疑問は生じるのです。とまぁ,水掛け論ですね。

一つ思うのは,機械的な判断が万人に理解しやすいわけではない,ということを知らないと,教えるのに苦労するということです。

さて,本題。

文書構造の書き方の示唆を仕様に明記すべきという点については同意です。そこで明記されている文書構造が,ISO-HTML のものはおかしいと思う,という話です。

これでようやく闇黒日記で平成14年3月9日に書かれたことに,議論が追いつけそうです。

文書構造の書き方の示唆を仕様に明記すべき,というところまでは意見は同じなのですから,あとはその仕様の書かれ方が問題です。広く知られているDTDの中で,これを明記しているのはISO-HTMLだけですから,その仕様の書かれ方が妥当か否かが,即ちISO-HTMLは是か非かを計る重要なファクターになると考えます。

ISO-HTMLでは,この正しい文書構造の示唆を,見出し要素(H1〜H6要素)と,それに対応する内容物(若しくは本文)要素(DIV1〜DIV6要素)で示されています。この方法で示されている文書構造は,古くから論文や法律文で使われているものですから,文章を書くうえでなじみ深く,受け入れられやすいものです。

私は,ISO-HTMLで示されるこの文書構造を好ましいものと考えています。また,一連の議論の中で石川さんが書かれていた文章を読んでも,この文書構造に異を唱えている箇所はないと思うのですが,どういう部分がおかしいと感じられているのでしょうか。

ISO-HTML論議その2

見出し要素の順序について

2002.03.13

先に書いたThe Web KANZAKIの文書[see ISO-HTML]ですが,廃棄されたようです。で,新たに見出し要素の順序についてという文書で再構成された様子。

元の文書がなくなっちゃったので,説明をば。

元々は,「ISO-HTMLでの見出しについて」という文書でISO-HTMLの特色ともいえる,見出し要素を元にした文章の書き方の示唆を説明していました。これに付録として,「ISO-HTMLアイコンについて」,「ISO-HTMLでのaddress要素」といった記事が追加されて,「ISO-HTMLでの見出し、address要素などについて」という文書になっていた訳です。

で,先月書いた[see JIS-HTML]コメントが書かれたかと思うと,今度は内容がちょいと過激になり[see ISO-HTML],今回廃棄されるに至りました。

新しい文書は,廃棄された文書の「HTMLの見出し要素」,「Normative Requirement」,「Almost ISO-HTML」という記事を,ISO-HTMLに限らずHTML全般で留意すべきこととして再構成したもののようです。

ここ2週間くらいで,劇的な改変であったわけですが,一体何があったンでしょうね。レナ姫…その瞬間でその辺は明かされるのでしょうか。期待大。

re;HTML 再考

2002.03.12

see re;だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである

先ずは回答から。#1 HTML 再考より。

「要素内容が空である」要素を「空要素」と呼ぶわけです。では、<td></td> では普通終了タグを記述するのに、 <img></img> では逆に終了タグが禁止されているのは何故なのでしょうか。

いらないからじゃないですか。私は逆に,中身が無いのになんで終了タグが必要なのかを説明するほうが難しいと思いますけど。機械に理解させやすいように書くんだよ,なんていって判る人は,すでに初心者じゃないでしょう。

次で#2 HTML 再考(2)より。

今囘の論爭は、文章の節構造を明示すべきかしなくても良いか、の論爭なのであつて、「ISO-HTML」と XHTML とが對決してゐるのではない。

「明示してはならないのか,明示してもよいのか」であるように思います。前者が ISO-HTML で後者が XHTML(というか、ISO-HTML 以外の X/HTML) ですね。双方の言語の本質的な制約についての対決ですから,羊頭狗肉というのは違うのでは。

私は,文書構造の書き方の示唆を仕様に明記すべきか否か,だと思っていました。まぁ,これに関しては石川さんしか反対していないけど。(もしかしたら近藤さんもかな?)

文書構造の明示については,先にも書きましたが[see re;だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである],えすともにっきの2002年 3月 12日(火)の節構造と同意見です。万人が機械のためにわざわざ書く必要はないと思います。

ちなみに,対決はしていないと思うけど。石川さんが掲げた命題は,ISO-HTMLは是か非か,でしょう。HTMLとxHTMLの比較は,石川さんがISO-HTMLは非であることの証明に持ち出した論だってだけですし。

next ISO-HTML論議

re;だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである

2002.03.11

see re;だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである

ちょいと手術されてる間に妙なことになっている。マーク付けノート 2002年3月その1 - マークの付けかた。の2002年03月10日のだから ISO/IEC 15445 は駄目なのである(10)から。

部分的な反論には僕が再度反論しており、その限りでは、前者に対する実質的な反論は今のところなされていないように思います。

どうやら,だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである(5)で書かれてた個人的には「前者にとっての不足」と「後者にとっての無駄」という二種類のリスクでは、前者の負うリスクの方が大きいと感じますっていう感想は,反論だったもよう。個人の嗜好に反論するような野暮はやりたくないのでやっていませんが。それと,私が,情報処理用のデータが必須とは思っていないと書いた回答に,情報処理の機能が使用できないという辺りも,一考の余地があるように思います,といわれても水掛け論ではないですか。反論するわけがない。

それはともかく,ISO-HTMLを推奨する理由について,ろばQ日記のRestriction-HTMLの提案が端的な論証になっているので不要かと思いましたが,ちゃんと語った方がよい様子。

私が初心者にISO-HTMLを奨めるのは,大きく分けて二つの理由になります。一つは,覚えるのが簡単だから。二つめは,(HTML文書としてではなく)文書の書き方の示唆を明示的に行なっているからです。

一つめについて。石川さんは,xHTMLの方が簡単だとおっしゃっています。その根拠が,SGMLよりXMLの方が簡単だから,と。これって,初心者に,いきなりXMLなりSGMLの全貌を教えるつもりって事ですか。少なくとも私は初心者にものを教えるときに,相手のレベルにもよりますが,技術的な根幹からは教えませんが。

というか,もしかしたら,石川さんと私では,初心者の概念が違うのかしら。将来xHTMLをバリバリ使わなければいけない事が前提の初心者(技術者とか?)と,ちょっと「ほーむぺーじ」を作りたいって初心者(職場の「ほーむぺーじ」担当者とか?)とで。まぁ,それにしたって,次の点を考えれば,まずはISO-HTMLを奨めますけどね。

二つめについて。石川さんは,文章を正しい構造で書く示唆について,だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである(8)それほどの犠牲を払ってまでパーザで検証すべきものであるとは,僕は思いませんとおっしゃっています。また,制作者が自明な制約として知っておくべきことですとも。この意見には私も賛成です。

しかし,このことは以前からW3Cが言ってきたことですし,各地の「ほーむぺーじ」作成支援サイトでも言われてきたことですが,この議論に参加している人たちの間ならともかく,世間一般に広まっている認識ではありません。ISO-HTMLを推奨しないThe Web KANZAKIがISO-HTMLを紹介をしているのだって,見出しの順序の重要性を示すために行なっていることです。それほどに,自明ではない事柄です。

実際,ADDRESS要素の出現位置で書いた議論でも,その辺を十分判ってらっしゃるだろう近藤さんですら,ISO/JIS HTML な理論を無理に W3C HTML に適用する必要はないのですなんて回答をしたりするのですから。この一事を取っても,初心者にISO-HTMLを奨める理由には十分です。私とて,ISO-HTMLを使って,初めて気がついた事柄が多いですからね。

技術的なことより先に,その技術を適用する事象を理解することが,良いシステムを作る近道だと私は考えます。

もちろん,この辺の事柄を十分に判っている人は,xHTMLを使って,データ処理がしやすい近未来的な文書を作成した方がいいと思います。私はまだまだ精進が必要ですが。

next re;HTML 再考

re;Restriction-HTML の提案。

2002.03.09

ろばQ日記の03月09日(土曜日)より。

本仕様は制限された(要素の少ない)HTML として入門用としても適した物を目指す。この為、user は後にこの HTML を他の version の HTML / XHTML に容易に移植できるよう、XHTML Basic に存在しない要素及び属性は全て廃止し(table 要素内 table も禁止)、ISO-HTML 同様の(dir などに関する)制限事項を追加する(DTD の変更で自動的に ISO/IEC 15445 準拠の文書となるようにする)。

妙な方向の技術論よりは,初心者が覚えやすい項目を抽出するというのは大いに賛成出来る。これなら,技術的な事の元となる言葉の法則を重視して話が出来そう。

INS要素とDEL要素は,ブロック要素がないと,一つの段落を削除したとき無駄なP要素が残るので問題がある気もする。この際,両方とも無くしては。文章は公開する前に校正することって明記して,間違えるな,と言い切っちゃうのは如何。あと,LINK要素で署名を必須にすれば,ADDRESS要素は無くてもいい気がする。

個人的にはPRE要素とclass属性は残して欲しいけど,確かにない方が説明はしやすいですね。

re;だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである

2002.03.08

マーク付けノート 2002年3月その1 - マークの付けかた。の2002年03月07日のだから ISO/IEC 15445 は駄目なのである(1)(2)(3)を読んで。

長い文章なので要約すると,(1)は,何も知らない初心者が ISO-HTML から HTML を使い始めるのはためにならないという意見。(2)は,今後の情報処理を考慮すると,xHTMLではないHTMLを使うことへの批判及びxHTMLを使用することの推奨。(3)は,文書や定義の自然言語的な意味を解すことのないパーザのためには,xHTMLではないHTMLであっても見出しが示す範囲をDIV要素で明示する必要があり,そのため見出しをDIV要素で括れないISO-HTMLは駄目である,という結論。

(2)の趣旨には,まったくもって賛成です。ただ私は,id属性でも書いたとおり,情報処理用のデータが必須とは思っていないので(3)には反対。web上には,リソースをデジタルデータとして活用する人もいれば,文書として活用する人もいると思うし,前者にとっては足りないかもしれないけど,後者にとっては無駄な情報ですからねぇ。まして,webのルールに反している訳でもなし,批難するのも可哀想です。

で,(1)。初心者のためにならない理由が,DIV要素で見出しを括らないことが常態化することへの畏怖なのであれば,それは謂のないものであるし,見出しを括ることが必須であるとも思いません。やりたい人はやればいいし,そうでない人はやらないくていい程度のことでしょう。

まして,HTML 4.01 Strict や ISO-HTML のユーザなら,一時間足らずで XHTML 1.1 を理解することができるはずであると言われているとおり,初心者はISO-HTML覚えてからxHTMLに移行すれば理解が早いのでは?

まぁ,そのうちxHTMLが普及してHTML4.01も廃止されれば,ISO-xHTMLとかも制定されるでしょうから,初心者に教えるのはそちらになるでしょうねぇ。そのときには,ADDRESS要素の不明点も明かにされると良いですねぇ。

next re;だから ISO/IEC 15445 は駄目なのである

ADDRESS要素の出現位置

2002.03.08

bubble hourの日記ノート。の11/06@29:00でご指摘いただき,闇黒日記の平成14年3月3日で問題提議されたこの件。どうも議論が噛み合ってない気がする。

議論として,主なものは次のくらいか?

そもそもの問題提議は次のようなものだった。

多くのサイト制作者が,HTML文書の末尾に安易にaddress要素や注意書,ナヴィゲーションバーの類を記述してゐる。

だが,屡々,文書の構造上,變なところにそれらの記述が出現してゐる事になつてしまつてゐる場合がある。

これに対する回答は,大きく分けて二つの内容である気がする。一つは,日本語として,文法として如何なものか,というもの。もう一つは,HTMLとして,技術的見地で如何なものか,というもの。

私は野嵜氏の問題提議は前者と思っているので,後者の回答は的外れの気がしてならない。

Sphereの2002/3/8のISO-HTMLとかで解説されているため,あらためて例示はしないが,そもそも署名などというものは,いかような書かれ方でもいいものである。手紙のような多重構造を持たない文章であれば,初めでも終わりでも,好きなように書かれるだろう。新聞のコラムや投書などを掲載するときは,それぞれの見出しごとに署名がされる。

しかし,論文のように多重構造の文章であれば,全体にかかる見出しの直後か,そうでなければ,最後にあらためて見出しを付けて署名が書かれなければ,その署名が何処に掛っているのかがわからない。こういう文書の場合は,署名の書き方に注意が必要となる。単独で書かれた論文と,論文集としてまとめられたときで,署名の書かれる位置が替わることなどがあるのもそのためである。

ただし,慣例として署名をする場所や書き方が決まっているとき,多重構造を持つ文章でもあらためて見出しをつけることを省略することもある。いわゆるお約束を味方にする書き方である。しかし,この場合とて見出しは省略されているだけで,暗黙の了解のうちに存在しているのである。

以上を前提に考えると,ISO-HTMLではこのお約束を利用した見出しの省略はできないため,署名は大見出しの直後に書くか,署名用の見出しを書く事になろう。これは,多重構造をもつ文書の書き方を示唆するためにDIVn要素を制定したISO-HTMLの趣旨に反することではない為,何ら問題は無いものと考える。

対して,その他のHTMLでは,お約束があるなら,本文の終了位置をDIV要素で括ることで明示し,ADDRESS要素が全文にかかる事を明示する,というやり方がとれる。また,あえてDIV要素で明示する必要もないと私は思う。ただし,安易に書いて良いことではなく,文章の内容や文書の性質から,お約束を利用出来るかを相談しなければならないだろう。

もっというと,xHTMLを情報処理の観点から利用する人などは,文法論ではなく技術論として,見出しが省略されることを容認すべきではないと思うのだが。機械は,人間が脳内補完しているお約束など理解はしてくれないだろうから。

ISO-HTML

2002.03.06

The Web KANZAKIのISO-HTMLでの見出し、address要素などについてが更新されて,例のコメント[see JIS-HTML]が削除されたみたい。でも,それ以外の更新が結構大きい。

以前,件のコメントの直前に書かれていた文章は,この辺りがクリアにならないと,ISO-HTMLの利用はお薦めしにくいです。というものだった。この文言が,以下のものに替わっている。

ISO-HTMLは,確かにHTML4のサブセットにはなっています。しかしDIV要素内に見出しを書けないという点も合わせ,HTML4では合理的で正しい(しかも広く用いられる)記述がISO-HTMLでは妥当な表記となりません。特別な必要がない限り,ISO-HTMLの利用はお薦めしません。

しかも,随所にISO-HTMLの利用を推奨するものではありませんという趣旨の文言が付け加わっているし。これはどういうことだろう。

それにしても,広く用いられるという点に関しては同意だが,HTML4では合理的で正しい記述がISO-HTMLでは妥当な表記とならないことに問題があるのだろうか。Transitionalでは正しい記述がStrictでは妥当でない場合があることと同じではないのかなぁ。というか,部分集合なンだから当然の話だし。ISO-HTMLで書かれたものはStrictに,Strictで書かれたものはTransitionalに,それぞれ妥当であれば問題ないと思うのだけど。

DIV要素の記述に関しても,DIV要素を用いて見出しを含めたセクションを定義するなど、HTML4では可能だったDIV要素の使い方ができなくなりましたと書かれていたものが,見出しを含めたセクションを定義するためにDIV要素を用いることができないという、DIV要素型の存在意義が問われるような難点を抱えることになっていますに替わっているが,見出しを含めないくらいでDIV要素は意味がないものになるとは思えないし。

どうも今回の改訂は腑に落ちない点が多い。

もしかしたら,今まではADDRESS要素をDIV要素直下でしか使えない,という仕様が改定される可能性があったのに,可能性が無くなったって事かしら。それで見切りをつけたのかな?

next 見出し要素の順序について

id属性

2002.03.03

see 闇黒日記Day

私的日々憂鬱 2002年2月の暗黒日記スタイル談議 2002/02/27 Wed. 23:26に反応があった。というか,回答遅くて申し訳ない。

CSSについては,好みの問題でしたか。野暮なこといって申し訳ないッス。

で,気になったこと。

要するに、 CSS の出来云々を言っているのではなく、どちらかというと HTML の方の問題です。少なくとも、 id ぐらいは振られていないと引用もリンクも出来たものではないので。

ちなみに,マーク付けノート 2002年3月その1 - マークの付けかた。の2002年03月03日#1 URIにも似たような意見が。

僕らが闇黒日記の見出し(節)を指定する URI を作れないことの方が可哀想です。いや、本当に。

id要素って必須ですかねぇ。この辺,以前議論されていた見出しアンカーにも通じる話しだと思うけど,私は無くてもいいと思っている。もちろん,付けてくれればリンク貼りやすいけど,それは自分の問題だからねぇ。自分の利便のために付けてくれっていうのは我侭な気がします。

自分が書いて公開している文章を読む人のために,元ネタへのリンク貼ろうとすることは(アクセシビリティ的に)大事だと思うけど,そのために人の文書にid属性付けてもらうほどのことではないし,必要な文章ならばリンクじゃなくて引用するし。

いずれにしろ,id属性やclass属性がないHTML文書に問題があるとは思いませんです。

ねこめしにっき(2002年3月上旬)の2002年3月3日の浮動 URI いやん@2002/03/03 - 20:50更新と同時に URI が確定してない日記リソースは扱いづらいものですって意見には賛成。あとでURI直すのって,忘れやすいンです。いや,本当に。

Strict

2002.03.03

巷で流行っているなぜボクらは Strict にこだわるのか 2002/02/25 Mon. 22:35への回答。というか,こだわっているのはJIS-HTMLに,ですが。

理由は簡単だからでしょう。書くのも,覚えるのも,教えるのも。

たとえば,人に「タグを覚えるのって難しいよね」とか言われたら,「P要素のPはParagraphなんだよ」とか「箇条書きするときのUL要素はUnordered Listの略で,中に書くLI要素はList Itemの略なんだよ」って教えた方が簡単です。初心者にいきなりレイアウト用のテーブル教えたって,難しいだろうし。

初心者に教えることを考えたら,JIS-HTMLより選択肢がなかったというだけ。

コンサドーレ

2002.03.03

日これの2002-03-03の兄弟で11点より。

うげっ、コンサドーレはサンフレッチェ広島に1-5で大敗。でもテレビ中継(録画)を見るに、メンバーが大幅に入れ替わったチームに特有の「コミュニケーション不足」が大きいみたいで一安心。

負けたのはいいンです,この際。腹立つのは,試合中継(録画)の合間にニュースを入れて,そのニュースの中で試合結果を報じたNHKです。1−2で折り返しで,これから反撃だと期待してみている視聴者が,1−5で負けるの知っちゃったら続き見る気なんか起きるかい。馬鹿にしていると言うか,何と言うか。

WWF Smack Down Tour

2002.03.01

今日は,横浜でWWF日本興行があった。札幌在住の身としては,いきたくても簡単にいける訳もなく,しかも発売即日完売のチケットなんて手に入れられる訳もなく,家でRAWを見て自分を慰めておりました。

で,2ちゃんねる見れば結果くらいでてるベ,と思ってみたら,WWFin横浜アリーナ 【感想&反省会】 スレにすごい勢いでレスついてる。朝までにスレが2か3まで行くんじゃないだろうか。

ようやくレスに追いついたら900超えてるし,書き込んだと思ったらPart2スレ立つし,この勢いじゃPart3じゃすまないかもな。とか言ってたら,3つ目のスレ。3月2日の00:01に第一スレがたったから,わずか3時間で3つ。プ板祭り状態っすね。よっぽど面白かったんだなぁ。次の機会には,必ず行こう。

それにしても,2ちゃんプロレス板の住民は,このWWF興行成功を苦々しく思っているんだろうなぁ。そろそろバトルが開始されそうで楽しみ。

ちうわけで,昨日一昨日あたりでいくつか反応したい記事があるンだけど,書く隙なさそうな感じ。

文責,その他

I love ISO-HTML! Valid JIS-HTML!