ジャズ・ミュージシャンのドン・チェリーを父に持ち、ネナ・チェリーの義弟というなんとも興味深いポジションにいる彼のデビューアルバム。レニー・クラヴィッツ、フィンリー・クウェイ、マックスウェルに通じる感覚があるという触れ込みがあるけど、まさにそんな感じ。ジャンルの壁を超えた感触はあのSealを初めて聴いた時と似てるかな。フォーク、ソウル、ブルース、レゲエなどが本当に自然にミックスされてて全体のメロウな雰囲気と相まってすごい心地良い。ヨーロッパ全土で大ヒットした1曲目を挙げるだけだと本当の彼の魅力を見損なうぞ。聴き逃すと後悔するかも。 |