REMEMBER TOMORROW

おもいで。

このあと約1年間こればかり描いていくことになった、怪盗セイントテール本の1冊目です。これを出したときは、まさかそこまで長きにわたり描いていくとは思いもよらなかったです、正直。

だって世間では、同時期に放映開始になった「えばげり」一色の世の中になっていたし、かくいう私もあの時期は「えばげり」を中心に世界が回ってたですよ。昔からガイナックスのファンだったからそれは当たり前の事…。だからこれの次は「えう゛ぁ本だっ!」って思ってたんですヨ(真実)。む〜ん…この頃の話は、すでに昔の思い出のように感じられる昨今ですね(といって遠い目をする。BGM:神田川)

それはさておきでセイントテール。これはマンガ原作つきアニメの常でありますが、St.テールもやはり原作ファンの満足のいく出来じゃあなかったですねぇ。さびしいなぁ。イチバンのモンダイは、原作の絵の雰囲気を無理矢理再現しようとして見事にズッコケてるところかなぁ。あとこれも常ですが、アニメオリジナルの話がナニな出来だったこと。それこそもう目も当てられんとはこの事(涙)

ちなみに全四十何話で作画に文句がなかったのはタダの一回だけ(笑)。しかしその時の絵はとても原作に似てるとは言えなかったりするのだけど…似ててカワイくないのと、似てなくてもカワイイの、どっちが良いかって言ったら、ぼかぁ後者を取ります(断言)

アニメオリジナルのストーリーにケチ付けてるくせに、自分の本はそれの1677万倍(笑)輪を掛けてへろへろだったりするんだよな〜…ああカッコわりぃ。

ストーリーがへろへろなのは今も変わりはしないのですが(無念)。私の持病である、「お話が尻切れで終わっちゃって、しかも「つづき」を考えてない病」「でもしかたなく次の本で無理矢理続ける病」に複合感染したのはこの頃か、これの前のふしぎ遊戯本の頃か…。とにかく救いようのない病気にかかったものですねぇ(大汗)読者の皆さんはあきれかえっていることでしょうね。くっそ〜。いまにみてろよ〜。

なお、晴海最後のコミケットを記念して(大ウソ)この本からサークル名を「娘々飯店」と名乗ってました。(現在はマイナーチェンジして「娘娘飯店」です。) やはり同人オタクにとって、「コミケット=晴海」のイメージですよねぇ…今の有明はちっとも好きになれない。あの青空の下に見渡す限りの列っていう風景が懐かしい。


Copyright © 1998-2006 ALIMIKA SATOMI/NYAN-NYAN-HANTEN.Created: 1998/03/17, Last-modified: 1998/03/17