第29話 細い一本の糸(脚本:河中志摩夫 絵コンテ:花井信也 演出:木村真一郎 作画監督:松田芳明)
<<index   ・  next>>
ストーリー:地球教による宗教支配を密かに目指してきたフェザーン自治領。自治領主アドリアン・ルビンスキーは、これまでの方針を変更し、ラインハルトに銀河を統一させた後、彼を抹殺する計画を地球教に持ちかける。しかし、この裏にはルビンスキー個人の目的が隠されていた。ルビンスキーの命を受けたケッセルリンクは同盟のヘンスロー弁務官に、実力と人望を備えるヤンを危険視するよう焚きつける。その頃同盟では、曹長への昇進が決まったユリアンを祝うパーティーがキャゼルヌ宅で開かれた。キャゼルヌは、ヤンに自身の「保身」のための注意を喚起する。ヤンの立場は、同盟と帝国の間に張られた細い一本の糸の上に立っているようなものだった。ルビンスキーはまたケッセルリンクを帝国側の元弁務官レムシャイド伯の元につかわし、ある提案を持ちかける。

キャスト
ラインハルト堀川亮
ヒルダ:勝生真沙子
ケンプ:玄田哲章
ミュラー:水島裕
レムシャイド:小林恭治

ルビンスキー:小林清志
ケッセルリンク:鈴置洋孝
デグスビィ:納谷六朗
  坂口哲夫
  中博史

ヤン:富山敬
フレデリカ:榊原良子
ユリアン:佐々木望
キャゼルヌ:キートン山田
オルタンス:松尾佳子
シャルロット:天野由梨
トリューニヒト:石塚運昇
ネグロポンティ:穂積隆信
ヘンスロー:増岡弘

ナレーション:屋良有作



予告:ガイエスブルク要塞の移動計画が進行する中、これに批判的なヒルダやミッターマイヤー、ロイエンタールらは、亡きキルヒアイスの存在の重さに思いを馳せる。そしてラインハルトもまた…。次回、銀河英雄伝説第30話「失われたもの」。銀河の歴史がまた1ページ。