第23話  黄金樹(ゴールデンバウム)は倒れた  (脚本:河中志摩夫 絵コンテ・演出:岡本達也 作画監督:小田不二夫)
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ストーリー:ブラウンシュヴァイク公の甥シャイド男爵が統治するヴェスターラントで、搾取に苦しむ領民が暴動を起こし、男爵を殺した。このことを知った領主ブラウンシュヴァイク公は、報復措置としてヴェスターラントに核攻撃を加えることを決めた。この情報を掴んだオーベルシュタインは、政略的理由から敢えてこれを実行させることをラインハルトに進言するが、ラインハルトはそうすることを躊躇し判断を保留する。しかし、オーベルシュタインが極秘に計画を進めたために、ラインハルトの知らぬところで核攻撃は予定通り実行される。この様子を強行偵察隊が撮影した映像を帝国全土に公開され、オーベルシュタインの目論み通り、ラインハルトに有利に働き、貴族連合軍は孤立した。キルヒアイスは、シュタインメッツ少将から「ヴェスターラントの虐殺をわざと見逃した」という噂があることを聞かされる。撃って出た貴族連合軍は、さんざんに敗れ、フレーゲルの副官であったシューマッハ大佐は、部下と共にフェザーンへの亡命。メルカッツ上級大将は自害しようとするが副官のシュナイダー少佐に止められ、ヤン・ウェンリーを頼って自由惑星同盟へ亡命した。命からがらガイエスブルク要塞に戻ったブラウンシュヴァイク公は、アンスバッハの勧めで嫌々ながら自害させられた。ハンスバッハは公の遺体にラインハルト打倒を誓う。帝国暦488年9月、ガイエスブルク要塞は陥落城し、勝利したラインハルト軍が入城した。ロイエンタールは、敗れた貴族の姿を見て言った「奴らの時代は終わった。これからは俺達の時代だ」。

キャスト
ラインハルト;堀川亮
キルヒアイス:広中雅志
オーベルシュタイン:塩沢兼人
ロイエンタール:若本規夫
ミッターマイヤー:森功至
ブランシュヴァイク:小林修
アンスバッハ:井上真樹夫
フレーゲル:二又一成
メルカッツ:納谷悟朗
ファーレンハイト:速水奨
シュナイダー:目黒裕一
メックリンガー:土師孝也
シュタインメッツ:石丸博也
フェルナー:堀内賢雄
シューマッハ:田中譲治
ハウプトマン:掛川裕彦
ナレーション:屋良有作
 

 





予告:首都星ハイネセンは、防空システム「アルテミスの首飾り」によって守られ、10億の住民が人質に取られている。流血を嫌うヤンが抵抗を諦めさせるべくとった策とは…。次回、銀河英雄伝説第24話「誰がための勝利」。銀河の歴史がまた1ページ。