第21話  ドーリア星域会戦、そして… (脚本:河中志摩夫  絵コンテ・演出:岡本達也  作画監督:小田不二夫)
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ストーリー:イゼルローン要塞を進発したヤンの第13艦隊は、イゼルローンと首都星ハイネセンの中間に位置し、クーデター勢力に占拠された惑星シャンプールに向かった。シェーンコップ准将が、わずか3日でこれを陥落させて帰還した。折しも「ハイネセンを進発した第11艦隊から抜け出してきた」というバグダッシュ中佐が、ヤンたちと面会するところであった。バグダッシュの行動に疑念を抱いたシェーンコップは、バグダッシュのタンクベッドを「冷凍睡眠モード」にした。ヤン艦隊は、ドーリア星域で第11艦隊とドーリア星域で戦端を開く。バグダッシュがもたらした偽情報を逆手にとって、第11艦隊の側面を捕らえ、まず第13艦隊グエン・バン・ヒュー少佐の分艦隊が11艦隊を中央から分断。そのうち前衛部隊はアッテンボローの艦隊が引き付ける作戦で勝利した。第11艦隊のルグランジュは自殺し、他の艦隊も降伏勧告に応じず、全滅した。戦いの結果を知らされたバグダッシュは、あっさりと“転向”した。その頃、ハイネセンではジェシカがスタジアムで「平和を求める市民集会」を開いていた。これを鎮圧すべく救国軍事会議のクリスチアン大佐が向かったが、市民と軍が衝突。暴動へと発展し、2万人の市民が犠牲になり、主催者のジェシカもその中にいた。

キャスト
              ヤン:富山敬
フレデリカ:榊原良子
シェーンコップ:羽佐間道夫
ジェシカ:小山茉美
ユリアン:佐々木望
バグダッシュ:神谷明
ムライ:青野武
フィッシャー:鈴木泰明
パトリチェフ:塩屋浩三
アッテンボロー:井上和彦
ポプラン:古川登志夫
グエン:小室正幸

グリーンヒル:政宗一成
ルグランジュ:島俊介
エベンス:池水通洋
クリスチアン:曽我部和恭
ベイ:池田勝
ブロンズ:水鳥鉄雄
ストークス:岸野幸正

エド:田中和実
ハズキ:草尾毅
サイモン:飛田展男
ラオ:亀山助清
衛兵:大倉正章
オペレーター:小林通孝
青年:巻島直樹

ナレーション:屋良有作

バグダッシュ;「主義主張なんていきるための方便です」




予告:キルヒアイスは、ブランシュヴァイク公と袂を分かったリッテンハイム侯を迎え撃ち、これを撃破する。リッテンハイム侯はガルミッシュ要塞に逃げ込むが…。は次回、銀河英雄伝説第22話「勇気と忠誠」。銀河の歴史がまた1ページ。