第18話  リップシュタットの密約 (脚本:河中志摩夫  絵コンテ・演出:殿勝秀樹  作画監督:黄瀬和哉)
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ストーリー:帝国では、皇帝派(リヒテンラーデ・ローエングラム枢軸)と反皇帝派(リッテンハイム・ブラウンシュヴァイク連合)との間の政治的緊張が高まり、それに巻き込まれることになった貴族達は、いずれに肩入れして自らの家名や地位を保つかに頭を悩ませていた。マリーンドルフ伯爵家の一人娘ヒルデガルドは、父の了解を得て、ラインハルト側に協力・忠誠を尽くすことを決め、ラインハルトとの会見に臨む。対するブラウンシュヴァイク公は、2560万の貴族連合軍の司令官としてメルカッツ上級大将を迎えるため、どちら側にも与する気のないメルカッツを恫喝。仕方なくメルカッツはこの申し出を条件付きで受け、家族に別れを告げる覚悟をする。一方、フェルナー大佐とシュトライト准将は、ラインハルト暗殺をブラウンシュヴァイク公に進言するが、容れられず、フェルナー大佐は独断でラインハルトと姉のグリューネワルト伯爵夫人の居館シュワルツェンの館を襲撃するが、この行動は読まれていたため、失敗。が、逮捕されたシュトライトと自ら出頭したフェルナーは、ラインハルトと謁見した際、その「人物」のために赦される。これを契機として貴族連合軍は首都星オーディン脱出し、ガイエスブルク要塞に向かう。が、一部の貴族は拘禁された。これを受けて帝国軍三長官を兼任することになったラインハルトは貴族連合軍(賊軍)討伐に向かい、内乱が勃発する。

キャスト
ラインハルト:堀川亮
キルヒアイス:広中雅志
アンネローゼ:潘恵子
ヒルダ:勝生真沙子
オーベルシュタイン:塩沢兼人
ロイエンタール:若本規夫
ミッターマイヤー:森功至
メルカッツ:納谷悟朗
ビッテンフェルト:野田圭一
メックリンガー:土師孝也
ワーレン:岡部政明
シュトライト:戸谷公次
フェルナー:堀内賢雄
シュナイダー:目黒裕一
ハウプトマン:掛川裕彦
マリーンドルフ:中村正
エーレンベルク:佐藤正治
家臣:堀之紀
ブラウンシュヴァイク:小林修
アンスバッハ:井上真樹夫

ナレーション:屋良有作

 

初対面のヒルダに対するラインハルトの感想:「見かけによらず、恐い方だ」というもの。



シュトライトやフェルナーの「忠誠心」について


予告:帝国の内戦と時を同じくして、同盟では首都ハイネセンで軍事クーデターが起こった。この事態を予見していたヤンは苦い思いを抱きつつ、首都奪回に向かうべく艦隊に出動を命じた。次回、銀河英雄伝説第19話「ヤン艦隊出動」。銀河の歴史がまた1ページ。