第14話  辺境の解放 (脚本:柳川茂  絵コンテ・演出:山田ひろし  作画監督:久米一成)
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ストーリー:同盟軍は帝国領内に侵攻した。「人民の解放」という大義名分を標榜する同盟軍は、食料・物資を帝国の領民に与えた…それがラインハルトの戦略であるとも気付かずに。この帝国軍の焦土作戦を看破したヤンは、撤退の準備を始め、ビュコックを通じて撤退を具申する。前線からの要求を受けて、輸送艦隊がハイネセンを発つが、キルヒアイス艦隊が補給線を絶ったために前線には物資が届かず、同盟軍の物資はいよいよ底をついた。後方の司令部からは、必要な物資は「現地で調達せよ」との命令が下り、同盟軍は逆に食料・物資の略奪を始めた。民衆は暴動を起こし、同盟軍と民衆との戦いが始まった。第7艦隊ホーウッド提督の指示で同盟領の灌漑などを指導していたヴァーリモント少尉も、その被害者となる。一方、帝国領侵攻作戦の立案をおこなったフォーク准将は神経性ヒステリー発作を起こして倒れ、休養を命ぜられた。同盟軍が疲弊しきったのを見計らって、ラインハルトは反撃を加えるべく全軍出撃命令を出した。

キャスト
ラインハルト:堀川亮
キルヒアイス;広中雅志
オーベルシュタイン:塩沢兼人
ロイエンタール;若本規夫
ミッターマイヤー:森功至
ビッテンフェルト:野田圭一
ケンプ:玄田哲章
メックリンガー:土師孝也
ルッツ:堀勝之祐
ワーレン:岡部政明
ワグナー:加藤修
テレーゼ:日高のり子
農民:岸野幸正

ルビンスキー:小林清志
ドミニク:平野文

ナレーション:屋良有作

ヤン:富山敬
フレデリカ:榊原良子
キャゼルヌ:キートン山田
グリーンヒル:政宗一成
ロボス:大木民夫
ビュコック:富田耕生
ホーウッド:小川真司
ウランフ:大林隆介
フォーク:古谷徹
レベロ:家弓家正
サンフォード:阪脩
ホワン:肝付兼太
ウィンザー:松島みのり
ヴァーリモント:中原茂
オペレーター:荒川太郎
士官:北島淳司
兵士:平野正人
 

 
 



13話と同じくOVAオリジナルのエピソード。第13話と対をなしているようにも感じられます。13話は帝国のケスラーが主役でしたが、こちらはオリジナルキャラクターの帝国軍「ヴァーリモント少尉」を中心に語られます。

古谷徹さん、「神経質」キャラフォーク准将が意外とハマリ役です。しかも、ここで失脚せず、しぶとく軍に残って、この後、キー・マンになるんですよね〜。



予告:遂に帝国軍の総反撃が始まった。怒濤の猛攻にさらされる同盟軍。ヤンの第13艦隊も例外ではない。味方が次々に撃破される中、ヤンは決死の退却行を試みるが…。次回、銀河英雄伝説第15話「アムリッツァ星域会戦」。銀河の歴史がまた1ページ。