実家からお酒が届きました。
父方の実家も母方の実家も酒屋なのでどうやらタッグで送りつけてきた様子。3本。
なんだか高そうな日本酒2本は、どうも冷やさなければいけないらしいのですが、しまう場所がないのでした。何とか早めに片づけなければいけません。
もうひとつ入ってたワインの方はオーストラリア製のワイン。こっちはそんなに高そうでもないのでクピクピと飲んでましたら、これが飲みやすい。うーむ。
伊藤真美の新作が載るというので、『OURS』という漫画雑誌を買ってきました。
絵もさることながら、原作があの冲方丁(ウブカタ)先生ということで楽しみであります。
ただし。
第一話は互いの持ち味がうち消されあっているかのよう。
次回以降に期待いたします。
帰り道。
<待機中>
ぽやぽやぽやぽや〜ん。
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それはまだ私が浪人生だったころのこと。
島根の高校には公立校なのに、補習課なるものがあって、大学に入れなかった人はそこであらたにもう一年過ごすことが出来ました。予備校よりも安く、授業を受けることが出来、体育の時間までありました。ほんとに、高校生と変わらなくて、学生服も着用して通学。
一匹の子犬が紛れ込んできたときは、まよわず”イチロウ”と名付け、皆でかわいがったりしておりました。
そして、一年。
いよいよセンター試験であります。
学生服を身につけ、近くの大学へ受験に向かいます。
「おれたち、浪人生なのに学生服を着てるんだよなあ」
「それをいうなって」
「そうだ、こういうときこそTRPGでつちかった演技力が試されるときだぜ。現役生のフリをするのだ」
「おおう、そのとおりだ。やあ、ここが受験会場か。はじめてだなあ」
「はじめてだから緊張するなあ」
「せんぱいっ!」
「・・・・は?」
「誰、今の?」
「せんぱいせんぱいせんぱい」
「にゃ、後輩の***さんっ」
「せんぱい、お久しぶりです。あたし、もうはじめてだから緊張しちゃって、緊張しちゃって」
「あ、ああ、そだね。でもその、せんぱいってのはちょっと」
「え、なんですかせんぱい。どしたんですかせんぱい」
「・・・・じゃ、おれたち先行くからな、えんじ」
「・・・・後であおうぜ」
「ああ、ちょっと待ってみんな」
「それでねっ、せんぱい。今日来る途中ね、せんぱい」
「待って〜」
「せんぱい?」
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ぽやぽやぽやぽや〜ん。
「せんぱい、せんぱい? どうしたんですか」
「はっ! あ、いや・・・・意外なところで後輩に声をかけられると記憶が跳んでしまうという条件反射が染みついててな」
「それは難儀ですね、えんじ先輩」
そだね、ZAHAくん。
世代はズレますが、私が卒業した大学の後輩、ZAHAくんが会場に来てました。大学の教授がファンタジー関係の講演に呼ばれていて、その付き添いに誘われ、一も二もなく連れてきていただいたとのこと。
「それはタダってこと?」
「です。も、絶対先輩ここにいると思いましたよ。今日は、これからアニメの『戦闘妖精 雪風』を見るんです。楽しみだな〜」
う、うらやましい。そういう入り方もあったのか。
ブースでは、エポックの方にご挨拶して模型の話を聞いたり、湯川さんにプレゼントしたり、サイン会に参加したり、SF大会マグカップを購入したりしました。このころのモノリスはまだまだ平和でした・・・・。
3人のゴーストハンター。
<待機中>
途中、抜けて見に行ったのが『ライブ版/SFスキャナー』。
じっくり見れなかったのは痛かった。見に行ったときは堺先生が大活躍。名前を忘れましたが、SF考古学ネタを得意といてた作家の新作で月が地球に落ちてくる話の説明でした。なんだか、むやみやたらに壮大で豪華な話の様子。
『宇宙SF作家パネル』は例えようのない盛り上がり方で大変、不気味でした。熱こもってます。今月のSFマガジンの・・・・ログインでしたっけ? 鹿野先生が扱っておられたのと同じ様な話題だったと記憶してます。宇宙に行くのにはコストが大切なのですな。
『21世紀のSF翻訳』は鈴木力さんが、用意してきた質問を次々と翻訳家に投げていく企画。大森望、嶋田洋一、山岸真の3人が相手。当初は翻訳SFが出版されるまでのいきさつを語っていたのですが、途中から「距離の表記は?」「題名は決めるのは誰?」などなどといった質問がされました。
鈴木「では、最後に質問のある人?」
えんじ「はいっ! 『ワイルドカード』の4巻はいつ出るんですか」
・・・・我慢できなかったんです。ちなみに、明確な解答は返ってきませんでした。んでも。既に5巻の準備に入っているとのこと。むむう。
『庵野秀明と愉快な仲間達』
途中で、こちらも少し覗いたり。
庵野監督、樋口特技監督ほか(えんじ視点)。樋口先生が武蔵野線の罠に引っかかってなかなか着かないので、まったりと場をつなぐ庵野監督。
『さよならジュピター』、『ガンヘッド』、富野監督、安彦良和ガンダム+安彦良和物語などなど危険な話題が続きます。
話題がまとまらないことにごうを煮やしたか、庵野監督。
庵野監督「じゃ、グローバルに語ろう。・・・・グローバルって何?」
場内は爆笑の渦でございました。
庵野監督「グローバル・・・・(考え込んでる)。ああ、ガンダムだ、ガンダム。ガンダムを語ろう」
そこで笑いながらも思わず身を乗り出してしまう観衆。
だがしかし! ちょうど樋口先生が到着。あまり深く、語られることはなかったのでした。
今大会の特徴として、移動時間がたっぷりとられていることがあげられます。
休憩中にテルミン、見てきました。
ふよよーーーん。
嗚呼、私も触りたい。触りたい。
その後。
湯川さんが『神戸在住』2巻を会場に忘れてきたことを知ったのでした。
・・・・。
ちなみに『神戸在住』、オススメです。読まれたし。
さて、本日はC3の日でございました。ガンダム系
SF大会に来てたほにゃららさんに「ホニャララがないなら何も買わない」と言ったところ「じゃ、C3に持ってくので買いに来て下さい」といわれてしまい、買いに行くことになったのでした。4000円。ああ、でも2Pカラー用にもう一体買うとけば良かった・・・・。
実は、目的はもひとつありましておかもと@真!!おやじ天国さんの新作『東方不敗を抱くドモン・カッシュ』。なんたる出来映え。胸をはだけた東方不敗さまがとってもせくしーです。
ああ、そでした。C3では私の3人前にひげを生やして帽子をかぶってメガネをかけていて、この手のイベントには必ずいらっしゃる方がいらっしゃいました。ご報告まで。
えんじ「・・・・」
先輩「どした、えんじ? 夏休み疲れか?」
えんじ「は、あの・・・・」
先輩「ふむ?」
えんじ「『猿の惑星』と『綿の国星』って似てますよね」
先輩「どこがじゃ!」
SF大会メモは既に判別が不可能・・・・。字が汚いにもほどがあります。
法月先生の名前が出た下りが2箇所と思ってましたら、話がつながってました。
以下、記憶に頼ってますので、ミス多々あり。間違いは指摘されたし。
では続き。
西澤先生がなぜ、ミステリSFを書くようになったかという話で
西澤「最初は『完全無欠の名探偵』でしたね。差し出がましいようなんですが、法月先生のファンでずっと新作がでないのが悲しかったんで、お力になれないかと」
ここで、大森先生から森先生へ作品の説明が入ります。
後期クイーン問題(探偵が事件に介入することにより、事件のそのものの様相が変わってしまうという問題)で法月先生が悩んでたらしいのですが、ここに出てくる名探偵は事件の渦中にいる人と話している内に相手に真相を気づかせるという超能力の持ち主だとのこと。
森「あ、法月先生知ってます・・・・(妙な間)」
大森「なやんでる〜、といっても無駄か」
森「法月さんはご存知なんですか」
西澤「いや、知らないと思います。でも、最近書くスピードが上がったみたいでうれしいです」
綾辻「・・・・(ちょっと嫌そうな顔)」
大森「それは単に結婚したからじゃないですかね」
綾辻「高揚感が続く(笑)」
西澤「メフィストに毎号作品が載るならそれでもいい!」
大森「まだずっと続いてるんですかね。さっきの『猿の惑星』のティム・バートン版なんかも売れてるんだけど、結婚してからあんなんなっちゃった。だから、ファンは『おれのティム・バートンを返せ!』とか」
こんな感じでした。
あといくつか印象的なシーンを。
綾辻先生が大森先生に向かって「このメンバー見ておれは悪意あるメンバー選びだと思ったよ」「ああ、今回オレはこういう役なのね」と遅筆ネタでウケをとっておられました。
山田正紀先生、500枚前後のトラベルミステリを依頼されたのに渡す寸前になって、実はタイムトラベルミステリであることを編集に明かす。しかも1000枚・・・・。結局、550枚削って、トラベルミステリに。削った分はいつか出るかも知れないとのこと。
大森「削って、トラベルミステリになるんですか!」
山田「それはなんとか」
うひょう。細かなタイムトラベル現象ルールも考えておられたみたい。うう、そっちを見せろー!
SFマガジンの連載は、結局、書き直した方が早いということで、全部捨てちゃったみたいです。
西澤先生、森先生に突っ込む突っ込む。
大森「あー、司会はいりませんね。楽させてもらいます」
最重要ポイント
森「ミステリに比べて、SFは書くのが大変で、時間もかかったし、精神的負担も大きくて2週間くらい人間が悪くなってました」
大森「ああ、そのころに来てもらえば良かったですねえ」
時間も、のくだりで反応を示す綾辻先生。
今回は、森先生大活躍の印象が強かったです。
SF、ミステリ、小説、映画の話などのくだりは面白うございました。なかでも、3冊しかSFを読んでなくて(年間でなく、生涯です)、しかもその1作が『星を継ぐもの』で、あれはあり得ないから無しとする説明は楽しゅうございました。
他には年に10冊しか読まず、しかもけして再読はしない特異な読書姿勢が改めて、氏の口から語られたり。
ミステリファンは歯がみするべし。
途中、他の企画も確認しにいこうと思い、席を立ったところ、入り口付近に瀬名先生が座っていらっしゃいました。
一回りして、戻ってきたところ、まだいらっしゃるので、ちらちら顔を伺ったり。
話は本格SFの呼び名などをたどり
森「あー、ところで、今回、伺いたいことがあったんですが」
大森「はいはい」
森「サイファイって、なんです」
場内大爆笑の中、瀬名先生は真剣に聞き入っておられました。人柄ですなあ。
SFマガジンを見ました。水玉先生、私は、その父親は悪い人だと思います。
うう、なんで4回ひねって3回ともラスカルなのだ。
ドリキャスなマガジンでは竹本泉先生が映画『アリーテ姫』を誉めていらっしゃるので、ちょっと安心。
つぼな方はどっぷりはまれるのでしょうが、意外とターゲットが狭いのですな。
おお、そうだ。FOOL様! 森先生は「ミステリ書く方がSF書くより楽」とおっしゃっとられましたぜ。
『神戸在住』の2巻を買って参りました。
今、買ったら再版分になっているかもと思ったらそんなこともなく、きっぱり初版でございました。
問題のページは14ページ。友人と本の貸し借りをするシーンでリチャード・バウカーの本が出てくるのです。友人が貸してくれたのが太宰の『斜陽』で主人公のがバウカーの『約束の土地』(誤植で『約束の地』になってます。)。
いろいろ複雑なシーンです。
99年の夏を描いているのですが、この本が出たのは93年。再販されたという話も聞きませんから、彼女はおそらく古本屋で本を買っているのです。SF好き、しかも古本屋巡りをする女子大生。なんとなく、作者の裏の意図を勘ぐってしまうのです。ふふふふ。
さて、もう一つ気になるのが、日本文学を好きな友人にバウカーの本を貸しているというところ。
特にとんがった作品ではないので、大丈夫だとは思うのですが、法月 綸太郎『密閉教室』を思い出してしまいました。手元に本がないのですが・・・・文学好きの友人にエラリー・クイーンの『チャイナ橙の謎』を貸したところ、その友人が怒りのあまり本を捨ててしまうというエピソードがあったはず。
『神戸在住』での友人の冷静な反応に大丈夫かしらと、はらはらしてしまいました。
ちなみに『密閉教室』は著者の実体験に基づく要素が多いことでも知られています。法月先生もやはり、同様のトラブルにあったのでしょうか・・・・。
さてSF大会の『SF/ミステリの今』ではその法月先生の名前が出てくるところが何度かございました。
ひとつは西澤先生がミステリSFを書くきっかけを説明するくだりで。
さて、もひとつは・・・・と、いったところで、次号『SF大会 たびたび』に続きます。
最近買った本は後日。多すぎて自分でもリストをあげるのが怖いのである。
ちなみに、4つ目はなんだかよく分からないキャラのクリアー版でした。
さて、よーやっと帰ってきました〜。
実家の方は新しい道路が出来てたり、マックや吉牛が来てたりといろいろ様変わりしてました。
出雲駅周辺もだいぶ変わりましたので、SF大会のついでに足をのばされるようなことがあったら、みなさん、驚かれるでしょうねえ。玉造温泉もついでに覗いてきたのですが、さて、どこに車をとめていいやら、よくわからず結局、町を一周して出てきしまいました。
また、機会がありましたら、<出雲地方舞台の作品特集>でも組んでみたいと思います。
と、今年の話が終わってないのに来年の話をしてもダメですね。
今年の話から。基本的に敬称略で参ります。
大会にはアサイチで出かけまして、オープニングからハマコンスタッフの方々と一緒に見ることが出来ました。クロークの王子様Sさんも今日ばかりはイチ参加者。Sさんは、とても腰が低くかつ笑顔が似合う接客業に生まれついたかのような方で、クロークもうまい方だったのですが(変な言い方ですけど)・・・・。
えんじ「今年はスタッフじゃないんですね。なぜですか?」
Sさん「新婚なので」
あの人には悪気、とか嫌みとかはおよそ縁のないものなんですが、これはショックでございました。ちなみに奥様は楚々として可憐な美人でございました。
同席した他の方も親バカばっかりで「どーどーかわいいでしょ、このコスプレ」「うちも後でコスプレさせるのよう」「ほうらいいこでちゅねえ」などとのたまわれるので、独り身のえんじはちょっと寂しかったです。
は。そういえばC・Sさんも某・総解説によると今年30の独身男性だったなあ。Sさん、30で独身というのは寂しいですか? 某掲示板も見ましたが、そこら辺いかがですか?
さて、オープニングは大会実行委員長のいきなりの爆弾発言から。
「みなさん、今か今かとお待ちのようですね。わかってますよ、オープニングアニメですね」
わーっと会場は拍手に包まれます。
「オープニングアニメは、ですね。」
しーん
「間に合いませんでしたッ!!」
うおー、という叫び声とともに会場が割れんばかりの拍手。いかにもガイナックスらしい、かつSF大会らしい一面でございました。なお、オープニングアニメはネットで公開されるとのこと。おたのしみに。
そうそう、このコメントも受けてました。
「2001年ということで会場にモノリスを用意いたしました。映画のモノリスみたいなニセモンとちゃいます。ちゃんと、1:4:9で出来てます!(歓声と拍手) 触ると、頭が良くなるかも知れませんが、倒れやすいので、注意して触ってください」
ああ、しかし、このモノリスがその後あんなことになるとは、神ならぬ身のオーバーロードでさえご存知無いことだったのでした。あ、オーバーロードではないのか。
オープニングに引き続き、小松左京、高千穂遥、鹿野司によるライブ『教養』のコーナーの始まりです。
エネルギー問題、宇宙の話などをネタに話すのですが・・・・大暴走する巨匠を他の二人が如何に引き留めるかに、観客の興味が集中した奇妙な内容でございました。
ちなみに今回のプログラムブックはまるで『朝鮮飴』のようで、『教養』の間、これを読んでいる方が多く見られました。
以下、次号。
に友達が行ってきたそうであります。
今回は、新たにこれ!! という発見はなかったのですが、前回に続き『From My Dreamworld』『軽音堂』さんが、すばらしかった。
『F.M.D』さんには新作のリサ・シルバーマンがありまして、この顔の造形、表情に作者のこだわりを見ました。こびてないのが良いなあ。問題は全体がすごすぎて作れそうにないということ・・・・。あっという間に売り切れてました。
『軽音堂』さんは、これまでとうって変わってなんとEVA。相変わらずの立体映えする作りこみにびっくりしたんですが、正直なところ塗装が下手でがっかりしました。見に来たプロの方も厳しいコメントを寄せられていたんですが、ネットで確認してびっくりしました。
写真映えする塗り方だったのです!
そういう作品もかなりあります。会場映えする塗り方する人も多いですし。
しかし。
実物が、あそこまで汚く見えるのに、全て計算の上であんなにきれいに見せることができるとはなあ。
かなり、びっくりしました。
と、友達がいってました。
他には、ぽんと机の上に漫画『ヘルシング』のコピーを置いているブースがありまして、キットよりこちらが目立っておりました。近寄ってみますと「諸君、私はワンフェスが好きだ。(中略)モビルスーツが好きだ。モーターヘッドが好きだ。美少女フィギュアが好きだ。(中略)スカルピーで ファンドで エポパテで プラ板で(以下略)」
思わず吹き出してしまったところ、ブースの方が顔を上げてにやり。
なんだか、負けてしまったみたいです。
買ったのは、『野望円舞曲』1巻表紙をそのままキット化したエレオノーラ・ファルナーゼのフィギュア。大変出来がよいのに、ネタがマイナーすぎたようであまり売れません、と制作者の方はこぼしていらっしゃいました。
しかし、これほどの造形家の方が今まで無名だったとは思えず、聞いてみますと以前は、ホニャララを作っていたのに、版権が降りなくなったので、表紙買いしたら思いがけず面白かったこの『野望円舞曲』のキットを作ってしまったとのことでした。ブースの名前は『Free Play』。で、その以前のホニャララとはと問うと出てきたのが、黒騎士ホニャララ・ホニャラマン。素晴らしい出来映えでした。
個人的にはマイナーな、おそらくは普通ならキット化されることのない『野望円舞曲』がキット化されたので嬉しいのですが、これだけの出来のものが埋もれてしまうとはつくづく惜しいことです。
でも。
あっちからたくさんの方が流れてくるのならそれはそれで嬉しいなと思ったりもするのでした。
と。
友達が言ってたんです。
さて! 明日からいよいよ本格的にSF大会報告です。
最終日にちょこっと覗いてきました。
買ったものは
島本和彦『荒転 予告編大嘘イラスト集』『燃えよペン3 マンガ力指南編 主人公を起てろ!の章 前編』
長谷川裕一『ひとりスーパーロボット大戦 大外伝 1〜2』
井原祐士『魔界の門 外伝 (チョコザウラー雛子T付)』
東洋大学SF研?『徳間デュアル文庫 総解説』
風虎通信『ガンパレ本。』
CHOCO ほか『HIGE FIX2 −RESPECT FOR SYD MEAD−』
でした。
だいたい題名通りの内容です。どれも楽しめましたが、中でも毎回元気な東洋大学SF研の総解説がパワフル。この手の本に、きちんと帯まで収録するというアイディアは斬新。とてもよいですね! どこか同じコンセプトで、ミステリでもやっていただきたいものです。あと、出来ればその前のも再販して欲しいものです。
後で気が付きましたが、これには鈴木力さんも書いていらっしゃったんですね。コメントがかなり、その・・・・切れてます。
ヒゲ本は『MEAD GUNDAM』とあわせてどうぞ。
ちなみに『安田朗 ∀ガンダム デザインズ』の発売予定日は8月25日→10月以降に延期とのこと。
がっかりです。
フレッド・ホイルが亡くなられたそうです。数あるSF作家の中でも『鉄腕アトム』に名前が出たのはこの人だけやないでしょうか。小説は未読です。
普段から和服姿のミステリ登場人物で女性っていったら、水玉先生の絵で有名なチョーモンイン・シリーズのあの、えー、だれでしたっけ。ともかく、あの人がいますよ、えんじさん。
しかし、なにゆえあのカバーはイラストに変わったのじゃ。ゆるせん。
さて、SF大会中、あの湯川さんにはじめてお会いしました。うちの日記の2万ヒットを踏まれたと言うことでしたので、記念プレゼントにナチュラル・サポート飲料MIUと付属のキット2ヶ(水玉先生デザイン)をお渡ししてきました。詳しいことは、今月発売のモデルグラフィックスをご覧下さい。
その日の夜、別の場所で湯川さんに見せていただいたのが、『神戸在住』。おお、ホンマや。読んでる本が『約束の地』(ホントは『約束の土地』)になってる。湯川さん、わざわざありがとうございました。
私も木村 紺『神戸在住』講談社アフタヌーンKCを1巻だけ買ってきました。
むむ。
なんたること!
これでは、1巻で話が閉じてしまっているではないですか。何故続きがあるのでしょう。2巻以降も買って確認しなければ。
本編は噂通り、現実の神戸を題材にとった『ヨコハマ買い出し紀行』といった趣。主人公である女の子はちょっとSFファンであるらしく、性格は北村薫の<円紫さんとわたし>シリーズに出てくる”わたし”に似ています。
ここら辺をツボと見るか、そんなあからさまな罠には引っかからないぞと抵抗するかは人それぞれでございましょうが、きっと湯川さんは・・・・、うん。きっと、湯川さんは「Enyaを聞いて、『ジョサナンと宇宙くじら』を読んでるなんて、なんてステキな女性だろう。ああ、それにしても彼女が持っているのは初版なのかしら4版以降なのかしら。この角度ではカバーを確かめようがない。ああ、イライラする」などと悶えてるのではないかと邪推いたしました。
はい、全くの私の想像でございますが。
最後にカバーをはがしてみましたが・・・・ううん。どういうひとなのでしょう。
では。SF大会記録です。
ほとんど記憶に頼っていますので、例によって勘違い、ミスなどありましたらご指摘下さい。
印象的なところから、まずふたつほど。秋山先生と古橋先生の部屋にて。
参加者「秋山先生が投稿したというゴキブリの戦闘が繰り広げられる壮大な物語、あれが本になると言う話はないのでしょうか?」
編集者ミネさん「実は前の飲み会でもそういった話が出ました。かなり前向きに検討中です。すぐには出ませんが、ご期待下さい」
内田昌幸先生「あ、気にしてらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。ソウヤーの恐竜3部作ですが、再販分は増刷するほど売れたわけでもなく、かといって売れてないわけではない、という状況にあります。このため2巻目が出るかどうかは、微妙な状況です。今のところは出るとも出ないとも申し上げられません。」
怒りのアンブレイカブル解説を書きました。
ネタバレしていますが、それでも出来るだけ隠しています。
御意見募集中。
SF大会で「じゃあ、原書で本を読んでる人。あ、いや、変な質問とかしないから、怖がらなくていいから」という高橋良平先生の声に想像以上の数の手が上がってびっくりしたえんじです。
実はあたしも原書読みに挑戦したことがあったのです。山岸先生のかかれた「辞書は読んでる間は使わない方がいい」という力強き言葉に背中を押されたのです(ミステリ翻訳か何かの本でした)。早速、本を探しに出ました。『恐竜』とか『猫』とかいろんなキーワードごとにまとめられたアンソロジーを新宿紀伊国屋で目にして、とりあえず、そのあたりを買ったような気がします。
家に帰って早速、『恐竜』をパラパラとめくってみると、ティプトリーの有名な短編が載ってたので(やせる話です)、こちらは止めて『妖精』の方に収録されてたハーラン・エリスンの短編を読み始ました。
そしたらですね。
分かりやすくて、明るい話だったのです。
ハーラン・エリスンが!
何度、読み直してもそういう風にしか読めないので、私は自分が英語が読めないヤツだと理解しました。
それで、いまだに買ったアメコミのほとんども眺めるのがメインでなかなか読めてないと言うのは秘密です。
みなさん、深読み癖には注意しましょう。
では、次回よりSF大会レポです。
少しミステリなお話も混じります。
『アンブレイカブル』のビデオレンタルが始まっています。
google検索で「アンブレイカブル 日記」で調べてみましたが、あの映画に描かれていることが視聴者にまったくといっていいほど伝わってなく、愕然としました。
この映画のラストに不満を唱える人、日本のそれらに比べ出来が悪いという感想を述べている人々はまったくこの話が分かっていません。
『アンブレイカブル』には漫然とストーリを追っているだけでは見えてこないものがたくさん盛り込まれているのです。あれはアニメで言えば『エヴァンゲリオン』で小説なら『ハイペリオン』にあたる作品なのです。
エヴァンゲリオン・ブームの時にアニメを見たことのない批評家がとんちんかんなことをいって、ファンの失笑を誘うシーンがよく見られたでしょう。この『アンブレイカブル』についても、それと同じ失敗をしている方があまりに多い。
それでは、とても理解したとは言えないでしょう。
時にひそかにあるいはあからさまにあげられるキーワードを、私自身、理解しきったとは言えませんが、ラストに失笑した人やあれを唐突なラストだと思った人は、まず間違いなく何も分かっていません。自分が、理解していないことを自慢げに吹聴して回っているのも同然です。もう一度頭から見直して下さい。その手の知識なしでも理解できるシーンがたくさんありますから、もう少し考えて見てください。ある程度は理解できるはずです。
とくに、この映画では『シックス・センス』そのものがヒントとなり、踏襲され、理解へ導くためのサービス、キーワードも兼ねているので、シャマラン監督のファンはとっつきやすいはずです。
キーワードはなかなか理解しがたいと思います(EVAと違うのはパロディーやオマージュがちりばめられているのでなく、全部がキーワードも兼ねているというところ。)。思いますが、SFファンなら、がんばりましょう。
キーワードの例としてイライジャが手に取ったコミックがありますが、あれが何を意味するかも、理解する必要があります。分からなくても楽しめる話ではありますが、出来ればそこから一歩、前へ出てきて理解を深めていただきたい。
特に、あなたが、一般マスメディアのEVA報道に苦々しい思いを抱いたなら、ぜひ。
名前が似てるのでこっそり読んでるコスプレ専門サイト<Moon Stone>。
100人OFF会ですとーっ! 世界は広いなあ。
だがしかし! SF大会では深夜2:00から「ネット系SF者オフ会(銀河通信オフ)」が行われるのだ! ギネスブックに挑戦だ!!
は! 重大な誤記が。
その@。
ホニャララしたのはみっちさんと天野番長ではなく!
ホニャララしたのは天野番長と猫島さんだったのだ! どわわ〜。何という重大な間違いを。おまえも酔っていたのか、えんじよ・・・・。ホニャララの正体は某所の掲示板で確認できるのだ。
本人が明かしてるんだから大丈夫ですよね。
そのA。
お正月仮面が出てくるのは、『陸軍中野予備校』ではなく『県立地球防衛軍』です。
そのB。
みやむーサイン入りポスターを受け取ったのは、岡本@真!!おやじ天国さんでしたが、最終的に受け取ったのはロボ@まうろはうすさんでした。家宝となったようです。
ああ。
掲示板が管理者ミスつっこみ掲示板に・・・・。
すいません。ミス減らします。
明日の朝イチには・・・・。
あの、ところで、世間一般的には えんじ@SF と SF@えんじ どちらの表記が正しいのでしょう。まさか、わたし、ずっと間違えてたのでは・・・・。まさか、そんな・・・・。
SF大会対策に読んでた『エンディミオン』が全然、読み進まないのです。ようやくアイネイアーが出てきて、主人公が降りてきたトコ。うおー。こんな怒濤の展開のなか、読むのを中断である。
そこで取り出しましたるは、『祈りの海』。いそいで『百光年ダイアリー』を読み上げるのだ! 間に合う。きっと、まだ間に合うぞ(ぽーんっ。8:30をお知らせします・・・・。)。いそげいそげ。
日経新聞のスポーツ欄を見てばったり。
めがねが。うう、こんなとこにまでめがねネタが。
SF大会登録済みの方は、18日の大会のための準備をしましょう。
忘れちゃ行けないのがプログレス2号同封の参加引換証。受付は朝9時から。会場は10時。場所は幕張メッセだ。
次に洗面用具。そう、今回の大会は完全フルタイム合宿形式なのだ。夜中の2時や朝の4時にもイベントをやっているので、全部こなすつもりなら、歯ブラシ、ひげ剃り、タオルくらいはあってもいいかも知れない。
あと、FMラジオ。大会中は中でラジオ放送が行われるのだ。
いらないと思われるのが色紙。会場内で販売されてますので大丈夫。でも、好きな作家の本を持ってってサインしてもらうというのはありデス(注意:そこら辺をぽてぽて歩いている作家にサインをねだるのはマナー違反です。必ず、サイン会でもらうようにしましょう!)。
最後にメール機能のあるケータイ、PHS。登録しておくと、大会中、SF大会の情報が生で送られてくるという仕掛けである。登録は簡単で、メールを某所に送っておくだけというもの。
・・・・えっ? ・・・・っえ?
あのー、えーと、大会実行委員会さま。これはひょっとすると「大会に参加してない人も大会情報を次々と生で受け取ることが出来る」というサービスなのではないでしょうか。
うーん、ここにそのメールアドレスを載せることは簡単なのだが、SF大会実行委員会はどういう意図でやっているのであろうか。疑問。ううううむ。
SF大会スタッフの方は(あたしの経験からいうと)自分も安くない参加料を払って、参加しているボランティアスタッフの方がほとんどです。何かでお世話になったら必ずお礼を言いましょう。
9:15分くらいのか25分に乗れば間に合う。うむ。
余裕を持って準備しようっと。
『SFマガジンセレクション1984』を借りてきました。にゃああっ! 幻の<敵は海賊>シリーズ特別編、ラテルチームvsほにゃららが収録されてる!! たのしいっ!!
短編版『ハイブリッドチャイルド』も入ってます。
わー。レスが遅れてます。し、しばし待たれて・・・・。
えんじさんにいただいた泡坂妻夫の本というのは『しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの書』。ねえ、変な表紙でしょう(<もらっといてヒドイ!)。
泡坂妻夫と言えば<亜愛一郎>シリーズ。こちらも少しずつ読み進めとりますが、『本の雑誌』の読者投稿によると、2巻目の田中芳樹先生の解説が重大なネタバレだそうです。みんな、注意するのだ。
今、『なつのロケット』で人気再燃中のあさりよしとお先生。その著作の中に『宇宙家族カールビンソン』という漫画があります。
一見、ほんわかした雰囲気のギャグ漫画ですがマニアックなネタがてんこ盛り。
この中で原住民達が突如として奇妙な遊びを始めるというエピソードがあります。
どこの誰とも知れぬ人名を次々とあげていくというもので、原住民達は名があげられるたびにおびえ、あわてふためくのです。今、考えるとこの人名は推理作家を指すのかも知れませぬ。
「泡坂妻夫」の言葉に、原住民がびっくりするシーンがあったように思います。
手元に本がないのですが、どなたか持っていらっしゃったら、他の人名がどんなだったか教えて下され。
えんじがたった二人だとは思えない。
きっと3番目のえんじがどこかにいて、いつか我々の目の前に姿をあらわすかも知れない。歴史小説好きかも知れない。ドイツ人の少女である可能性は高い・・・・。なんてなお話をしたものでしたが、まさか、このような展開があのような展開になるとは! これは予想できませんでした。
ああ、でも、あれが最後のえんじだとは思えません。いずれどこかに第4,第5のえんじが・・・・。
そーかそーか。『ロケットガール』を読む気になりましたか。ふふ。『なつのロケット』をプレゼントしたかいがあったというものです。ふふふふふふ・・・・。
カレーとあさりよしとおと泡坂妻夫とワンフェスとについては次回以降にかたるのだ。
アイザック・アシモフ『夜来たる』ハヤカワ文庫★★★★
読了。表題作以外ははじめて読みました。さすがアシモフで、5作中2作まではSFミステリと読んでも良いくらいミステリ色が強い。いずれも古い作品で収録作の初出は1940〜1950年代ですが、問題なく楽しめます。
ミステリ@えんじさんがオフ会用ゲームを考案していらっしゃったので自分も考えてみたり。
むーむー。
作家や本の名前を箱に入れて置いて、中から2枚取り出す。
「吉本ばなな」「グレッグ・ベア」を手に取ったとします。
したらばプレイヤーは誰もが認めるようなこの二人の共通性をあげるのです。
「身内に大作家がいるつながり!!」
審査員が認めたらポイント。
チーム戦で。
むーむー。
ミステリなオフ会は楽しゅうございました。
特にカラオケ部屋の暴走が・・・・。
というか猫島さんがあんな楽しい方とは知らなかったのでまたお話ししてみたいと思いました。いや、それにしてもFOOLさん、ふがいないッス。がんばって立ち向かって欲しいぞ。
再び、みっちさんにも出会ったので、天野番長と並べてみましたら、ああっ、ますますもって区別が付かない。ふたりは格闘ゲームの1P2Pみたいにそっくりでした。そのあと、ふたりが酔った勢いでこの部屋でホニャララをホニャララしたりしていたのですが、そんなことはとても危なくて言えない・・・・。ああ、でも、私の位置からはホニャララしたようにしか見えなかったので誰か真実を教えて欲しいと思ったのでした。
その後も皆の暴走はとどまるところを知らず、国電パンチと同人誌とミステリとSFが飛び交ってとにかく大変な状態になったのでフォローするつもりでジョジョネタを懸命に振る私がそこにいたり。
いやでも、私も第5部の車椅子は最初、シュトロハイムだと思いました。
まさか、ジャン・ピエール・ポルナレフ様だったとは。
そいえば、最近はやりの『鉄拳4』のポールは、当然ジョジョが元ネタだと思うのですが(スト2のガイルもそうですね。ハングドマンと間違えてあの名だそうです)、あれのニーナ、アンナ姉妹もさらにそこから派生してるのではないでしょうか。
♪おとなはだれも 信じちゃくれない へんてこりんな世界に
とびこもう
ぼくのニーナを すくいだすまで ふたりでなかよく
かえる日まで♪
上はテレビアニメ『ポールのミラクル大作戦』の主題歌の歌詞。ここからニーナという名前が出てきて、アナグラムでアンナが出てきたというのがえんじ説であります。
FOOLさんからは「SFの方がミステリより書きやすい」の件でなんだか、ご迷惑をおかけしてたみたいで、ちょびっと申し訳ないと思ったり。アクセスの分析とか出来ない上、誰が言ったかも覚えてなかったため、そんなことになっていたとは知らなかったのです。すまぬ。
というわけで、今日もポールネタで3つ。
これにて、ここしばらく続いてたポール・アンダースン追悼特集は終わりであります。
・・・・そういうつもりだったんですよ。
某ゲーム番組で伊集院さまのおっしゃることには「クリスマスにおもちゃ屋に飛び込んできた悲壮な顔つきをしたお母さんが、しばらくうろうろした後、『あったー!』と大喜びしてゲームに飛びつき、それを買って帰りました。ワンダースワンだったんですが、あの母親はそれで良かったんでしょうか・・・・」
は。
湯川様のおっしゃるそれは安田ママさんのとこで一時期話題になってた『神戸在住』ですな。
しかし、確かに『約束の地』と『約束の土地』では全然違う・・・・。間違えた人は多いと思いますが。
うーんうーん。
間違えてしまった人の泣き顔が想像できます。
わたしの場合。本の雑誌から吉野朔実ファンになって、漫画を買ってきたんですが、そしたら『麒麟館グラフィティー』だったという・・・・。面白かったんですが。
「という話があったんですが」
「似たような例?」
「はい。例えば『呪われた町』と『呪われた村』とか」
「キングとえー誰だったっけ?」
「んー」
「マシスン?」
「いやそれは最後の人なんで。ん、思い出せませんが」
「んーむつかしいねえ。他には思いつかない?」
「確か『岸部露伴は動かない』が『ブギーポップは笑わない』になったと聞いたことがあります」
「オマージュではダメだと思うよ」
「『心地よく秘密めいたところ』と『心地よく秘密めいた場所』」
「ビーグルとクイーンか。これは同じパターンだね。元になる詩があるわけだし」
そこでやめとけば良かったんですが、調子に乗ったえんじは
「『この人を見よ』」「反則」「『方程式』」「反則」「スーパーマンとリサ・シルバーマン」「・・・・ペルソナ2? は・ん・そ・く・です!」
『ストーン・シティ』と『鋼鉄都市』は英語表記では同じか似てるかも知れません・・・・。
チェスタトン、ブラウンものの『折れた剣』とアンダースンの『折れた魔剣』と指輪物語の折れたる剣は全く同じものかも知れません。
は。アンダースン『魔界の紋章』と我らが『星界の紋章』は?
SF大会の時間割と企画&出演ゲスト一覧がついに明らかに。
ここに名前の出てない方もたくさんいらっしゃいますが、例えばこのお方。
コミケの日。
そしてミステリオフの日である。
ああ。SFものなのに、SFものなのに、違う方へどんどん堕落してく〜。
詳細は後日。
のりりんさんのhpから推理小説作家 若竹七海のオリジナル脚本による推理劇がかかっていることを知りました。
気が付いたのが、同日の4時過ぎでしたが、いろいろ調べてなんとか7時の開演には間に合いました。
劇団<フーダニット>による推理もので、一種の嵐の山荘ものです。
詳細は前月の本の雑誌などをご覧下さい。
上演は明日までなので、内容には触れないようにしますが、一点。
この劇はA班、B班の2グループで交互に上演されます。私の見たのはB班。チラと見た限りでは自分が見たB班の方が好みだったように思えます。が、A班とB班ではたいへんな違いがあるのです。
A班でのウェイトレスはロングにメイド服なのですが、B班はショートにブラウス、タイトスカートなのです。
上演は1時間半。原作者もいらっしゃったようです。
ストーリー、演技とも満足のいく内容でした。
あ。
そうそう。
あのひとは高村薫をモデルにしてるのでしょうか。気になりました。
本の雑誌、いつにも増して読みでのある内容ですね。
掲示板でちょっと話題にしてた「持ち歩く本」ネタを鏡先生と椎名先生が取り上げておられますのご覧下され。
む。ライアル・ワトスンに『シャドー81』ですか! むふう。
三角窓口ではSFファン批判ネタがありまする。
言ってることはごもっともでございますが、SFファンは悲しい歴史を抱えてるのでひねちゃったのです。アナタのおっしゃるとおりですが、優しく見守ってあげましょう。
さてその悲しい歴史ですが、例えば
・SFマガジンを買おうとしたら助平な雑誌と間違われて怒られた。
・SF好きと言ったら「じゃあ、宇宙人とか信じてるんだ」と言われた
といった彼らの経験が何度も積み重ねられたことがあげられるでしょう。ああ、なんたること。彼らは誤解を解くために、そして自己防衛の手段として「そんなのSFじゃない!!」と言わざるを得なくなったのです。
SF論議、では最近も堺先生の掲示板の書き込みなどが見られました。実際、言ってることは正論なんですが「SFファンてなんだか怖い」と思われちゃうのはこういうのが原因なのでしょうねえ。
堺先生と水玉先生がSF漫画家にインタビューして回るネタがあります。ここ、ここなど。
トライガンや極楽大作戦(ゴーストスイーパー美神)の作者がおそるおそる「私なんかがSF漫画家って名乗ってていいんでしょうか。怒られないんでしょうか」と問いただすシーンは爆笑ものですが、ファーストコンタクトより難しいSFファンとそうでないひとのディスコミが見られて楽しうございます。そいえば本の雑誌で椎名(作家の)先生がSFってよくわかんねえとか口を滑らしたんで大森先生がSFを書いとるくせになに腰の抜けた発言しとるか! ばーん。みたいな発言をする場面もございましたね。ことほど左様にSFは誤解されやすく、ついついSFファンは「これSF」「これSFじゃない」発言を繰り返してしまうのでした・・・・。
『お母さんは赤毛のアンが大好き』を読み返してみたり。
む。持ち歩く本の数はそうであったか。
ちなみにあたしの場合は今日は3冊でした。
しかし、鞄を振ってみるとまだ重い。
・・・・あれあれ、こんなとこにアブナー伯父が。知らなかった。私はずっと4冊も持ち歩いてたのか・・・・・。
ヒト・クローンの話が話題になっとります。
ふむ。ふむ。
うーん。
この件に関しては誤解や誤報(特にテレビ)が多いような気がします・・・・。なんだか自分も正確に把握できているかどうか自身がありませぬ。
クローン問題関連の記事はこちら。
問題となっているのは倫理面ではなく、母体と子供の安全のようです。
クローン研究は拒絶反応を極限まで押さえ込んだ究極の臓器移植に必要な技術として使われるという記事を読んだことがあります。だとすればありがたいことだと思います。それでも全面的にクローンに関する研究は禁じられるべきなのでしょうか。いや、そもそも全面的にとはいったいどこまでのこと。
一連の報道では、この、どこまでをどのように禁じるのかが一番分かりにくかった。
抜け道はないのでしょうか。
クローンの定義はこう、もしくはこう。
字義通りにいえば、「クローンは自然界にみられない現象」という言説は明らかに間違い。「クローンは自然界にもしばしば見られる現象である」が正解。
クローン技術そのものは1997年の羊のドリーで近年、急に取り上げられるようになりましたが、実際には1952年にすでにカエルのクローンが作られています。では、ドリーの件のどこが画期的であったかというと、これは哺乳類の成体の細胞から細胞核を取り出して、クローンを作った点が画期的だったのです。それまでは、完全に分化して別機能を持つまでになった細胞から改めてクローンを作り出すのは、不可能と言われていました。
クローンネタと言えばあれ、というくらいに有名な某作品があります。その某作品はまだ読んでませんが、高橋葉介の漫画『夢幻紳士』に全く同じネタが出てきます。伝え聞くとこから想像するに、原典と結論は同じ。クローン人間は元の人間とは全く別人格を持った別個の人間となる、というもの。
『新・SFハンドブック』ハヤカワ文庫のクローンの説明は以下の通り。
「クローンとは、遺伝的に全く同等な個体のことであるが、もはやクローンをSFに登場させるのは冒険である。無節操なクローンのオン・パレードは読者に陳腐な時代遅れの印象を与えるだろう。クローン人間を作ることは、今や技術と倫理にのみかかっている。クローン人間が多数生まれて、それで何の意味があるのだろう。一卵性双生児が一卵性無数生児になるだけである。彼らは、遺伝的には同一だが、別個の個体であることは明らかである。」
実際、クローンを作ってもZZのプルとプル・ツーほどにも似ないかも知れません。エビタくん、残念!
金子隆一『新世紀未来科学』では「実際のところ、どう考えても、ヒト・クローンは実利的に何の役にも立ちそうもない。」とした上でその利用には以下の3つのケースが考えられるとしています。
1 生まれたばかりの子供を亡くし、かつ子供のクローンを望んだ場合
2 ある特定集団がシンボルとしてカリスマ的指導者のクローンを作る場合
3 特定のアイドル・タレントのゲノムを入手し、育てたクローンを完全に自分一人で独占しようとする場合
なるほど。
そいえば、キリストも聖書の記述が正しいとすれば、(なぜか性別が違っているものの)クローンといえるかも知れません。神の領域に属する業というのはそういう意味なのでしょうか。ふしぎ。染色体の数が増えてる辺りが、神様のスタンドプレイですねえ。
『パタリロ!』の中にはその面を皮肉って強調したエピソードが出てきますね。
アイデンティティーを問題にする場合、クローンをネタに使うのはもはや荒技としかいいようがありません。
ルーディ・ラッカーの『ソフトウェア』『ウェットウェア』はクローンが出てきて、アイデンティティーの問題も扱っているという希有な例ですが、両者にはほとんど関係がありません。
ミステリ・ハードボイルドSF リチャード・バウカー『約束の土地』創元推理文庫(SFではないのね・・・・)はクローンが出てくる良質のハードボイルド。核戦争後のどこか荒廃した寂しげな世界を舞台に古本好き(!)の探偵が活躍するお話。
長々とクローン話を書いたのは実はこれを紹介したかったから!
おすすめ。
クローン・アイデンティティーの問題もきちんと書いてたと記憶してますが、なによりハードボイルド・ミステリとしての出来が群を抜いて良いのです。
アイデンティティーに関するお話を読みたい人はグレッグ・イーガンの短編集がオススメなのですが、実は私も読み終わったわけではないというのは秘密だ。
『千と千尋の神隠し』を見てきました。
おお、こんなに長い映画だったのか。
贅沢なつくりで見ている間は楽しめます。楽しめるんですが、物語の構造がいびつ。過程とその結果が等価でなく、唐突に別のものを与えられてしまっているように思います。ファンタジーだからということで受け入れてしまっていいのか。
でもおすすめ。
『ジュラシックパークV』を誉めてる雑誌が多いですなあ。普段こてんこてんにこき下ろす方々も誉めていらっしゃる。
知り合いの主婦も見に行ったというので、感想を聞いてみました。
「つまんないし、短い」
ううむ。正当派すぎてかえって、一部のマニアにしか楽しめないのであろうか。
はっ。
このような『ガンパレードマーチ』同人誌が作られていたとは知らなかったッス。
しかも、どこかで見た人が2章も書いてるぞ。むむ、某ファンタジー作家まで!
8/12(日)発売。
と。
友達がいってたのです。
目的のものを買えなかった彼は大変落ち込んでいたそうであります。
こういった場合、ヒトのとる行動は大きく3つに別れます。酒におぼれる、異性に慰めてもらう。そして3番目、秋葉原に行く。
ショックとジュースの重みで、ふらふらになりながら**オ会*にたどり着き、とてもそんなトコに行ったとは人前では言えない恥ずかしいトコをふらふらしていると・・・・。
肩をたたくものがいます。
「せんぱい、ナニしてるンすか」
あいちゃんがいました。
「あ、どもです」「おひさしぶりっす」
ほかにもいました。このひととこのひと。君たちひまなのか。夏コミでCG集を出すんじゃなかったのか。
「また、秋葉に来てたンすか?」
またいうな! ちがうわっ!!
「い、いや、ちょっと探してるものがあって・・・・、月・・」
「『月詠』ッスか。こっちです」
「あ、いや」
「じゃ、『月姫』っすね。こっちです。じゃ、これがゲームで、こっちが設定資料集。がんばってくださいね。もう、このスキモノめいっ」
「ちっ、ちが・・・・。SFだっていうから」
「せんぱい?」
ぽむ
「オレにまで言い訳することはないんスよ」
ちがうんだ〜。
用事を終えて帰ろうとする彼らにMIUをプレゼントしたところ、大変喜ばれました。
「で、この袋の中身は? む。**ー*ッ*と**ル**のガレージキットっスか」
「あいや、これは8割引くらいだったし、知ってるひとのトコだったから。えと、ほら仕事とかで」
「せんぱい? ど〜して俺の前なのに素直になってくれないんスか」
みなさん。聞いて下さい。
違うんですよー!!
終わった・・・・。
私の夏は終わったッス。
売り切れでした。
シクシク・・・・。
お盆が近くなってきましたね。
お盆。
地味です。
しかしライバルである正月も地味かというとそうではありませんね。正月には華々しいイメージがあります。なにしろほぼ万国共通ですものね。
漫画とかでもお盆に比べて、お正月にちなんだエピソードは豊富ですね。中にはお正月専門の怪人なんてのが出てくる漫画まで。
たとえば漫画『パタリロ!』。作中ではお正月の神様というのが出てきて、意味論を自在に操ってマリネラで大暴れします。でも、盆の神様がいたかと問われると少なくとも『パタリロ!』にはいなかったような気がいたします。
安永航一郎の漫画にも出てきますね。『陸軍中野予備校』か何かだと思いますがお正月仮面だかなんだかが出てきて、これまたお正月効果をもたらす奇妙な能力で、人々を混乱の渦に叩き込むのです。主人公は島本バリの強力でその場の勢いしかない説得をおこない、何とかその場をおさめるのですが、この説得のせいで事態は悪化の一途をたどります。
さて、その説得との内容というのが、まことにもって、しようもないもので「正月だけで何が幸せなものか、盆と違って水着のねーちゃんが出てくる機会もないではないか!!」といったような代物。それで説得された怪人がどうしたかというとお正月仮面から、盆と正月が一緒にやってきた仮面、とかいった名前になって再登場。当然、より強力になっていて・・・・。
それで、この漫画の影響だと思うんですが、盆だけ正月だけでは片手オチ。盆と正月は合わさってこそ強力なパワーを発揮するというイメージを私は持っています。
さて、いよいよ明日はワンフェス本番です。
前回、冬のワンフェスは一回お休みでしたから1年ぶり。それこそ、盆と正月分がまとめてくるわけですから、そのパワーたるや100万パワーではきかないでしょう。
非常に楽しみであります。
最後にいくつかの訂正とフォローを。
って、ああもうこんな時間です。明日に備えてお休みなさい。
『あずまんが2』(『大王』ではない)を読みました。ワラビー編がラブリーですね。
さて、作中に描かれている『天地無用』『エルハザード』『ぱられルンルン物語』ですが、これらはキャラクターデザインや発売元が同じで、ある意味シリーズものともとれます。ほら、どれも、優柔不断な男の子がもててもてて困ってしまう話ですし。でも、『ぱられ』だけはOVAでなく、テレビ番組から始まってます。ちょっと、位置が違うかも。ほんとは別の作品がここに入るべきなのです。
その作品を『フォトン』といいます。
やっぱり異世界舞台なのですが、『天地無用』等と同じく、OVAとして展開。発売元も同じだし、シリーズのお約束、温泉シーンもきっちり入っています。キャプテンに漫画も載ってました。『ぱられ』は載ってないでしょう? ああ、なのに、何故、これだけ仲間はずれなのでしょう。
ひとつには監督が違う、ということがあげられるでしょうね。
実はこの監督というのが、あの世紀の傑作『R.O.D』と同じ方なのです。
で、作品としてはどうなのか。
面白いです。
傑作です。
見ておくべきでしょう。
途中、尋常でない中だるみがありますが、『天地』等と比べれば遙かに面白い話です。しかも、『R.O.D』と同じく、動きで魅せるという点に力が注がれているため、視聴後にも爽快感が残ります。
ぜひ見たって下さい。
あの、うるさがたの、あさりよしとお先生も絶賛した、といえば傾向を分かっていただますか?
基本はラブコメですが、機会がありましたらぜひ。全6巻でございますよ。
という風に勧めると神奈川の人々はいきなり眉につばを付け出すのですが、あなたはいかがですか。『R.O.D』を堪能した湯川さま。
と。
無責任に勧めてみましたものの、人に勧めるというのはホントはとても難しいものであります。例えば、映画、ゲーム、本。オススメしてはみてもかえっていろいろとカクシツを巻き起こしたりする場合もありますし。なかでもゲームというのはプレイ時間がかかることもあって、もっとも難しいといえます。勧められたからといって簡単にプレイできない面があるからです。それでも、きっちりプレイする方は、ほんとに誠実な方だと思います。私にはなかなか実行できません。
とはいえ。
自分が全面的に信頼している方が強力に推している作品があった場合。好みの傾向が一緒だと勝手にこちらで思いこんでいる相手がすすめてくれた場合。なんとしてでも見ようという気になります。私の場合は、例えば山岸真先生のオススメ作品。周りのみんなからは非難の嵐が吹き荒れましたが、わたしはあれは良いと思います、『ウルトラマンゼアス2』。
で、ここまでが前ふり。
先日、購読しているメルマガで銅大(TRPG、SFに造詣が深い広島の偉人)さんがいつもと違う作品を紹介していまして、これに興味を引かれました。いつもならフレデリック・ブラウンとか、はずれてもせいぜい戦史の本をすすめるのに、今回はビジュアルノベルが紹介されていたのです。
名を、『月姫』。
ワンフェスがらみでその名を耳にしたことはあったのですが、『18禁』の『同人ソフト』ということもあり、その購入には二の足を踏んでいたのです。
ああ、でも。
あの、銅大さんがほめるってことは、ほめるってことは・・・・。
しかしこれをプレイしてしまっては今まで慎重に築いてきたあたくしのイメージというものが・・・・。
ちなみに銅大さんの書籍紹介のメルマガ・バックナンバーはこちらでご覧になれます。あの、興味をひく書き方がうまいっすよねえ。なんとかして、あのように書きたいものであります。
伝言はメッセジ。剣はソード。働くのはワーク。危険はウォーキング。
80年代だと思うんですが、SFマガジンに翻訳講座が連載されていたことがありました(記憶に頼ってます)。
筆者は大森望先生。
その中で、ワープについて言及するシーンがありました。発音に忠実に表記するならワープはウォープという表記が圧倒的に正しい。ワームホールならウォームホールとするのは致命的な間違い。
こういった趣旨のことが書かれていました。
では翻訳の時にはウォープと表記すべきかというと、そうではありませんで、例えそれが正しくてもイヤだ。気もち悪い。ワープと表記した方がいいと大森先生は主張していらっしゃいました。
実際、私もワープをウォープと表記したものはほとんど見たことがありません。
慣例強し!
とはいえ、何事にも例外はつきもの。
先日あげたポール・アンダースンの<ホーカー>シリーズでは確か、ウォープと表記してあったはずです。
きまじめな翻訳家の姿勢がみてとれますね。ええと、翻訳はどなたでしたか・・・・。
さて、そこで問う。友よ!
ワンダリング・モンスターの発音は?
ふふ。聞かれると不安になるでしょう。
でも、ワンフェスはワンフェス、ですね。いよいよ3日後です!!
ああ、それにしても記憶に頼ってばかりの今日の日記、果たしてあってるのやら不安になってきました。どっち?
今週の水曜か木曜の日経新聞に視力矯正用コンタクトレンズの話が載ってました。
使うときにははずして、寝るときにはめる。まるでお風呂のふたのような扱いを受ける奇妙なコンタクトレンズ。
このコンタクトレンズ、装着時に眼球に影響を与え、視力を回復させる効果があるのです。おもしろいでしょう。
ちなみに30万からするそうですし、誰にでも使えるというわけではないとのこと。
ともあれ、メガネで不便な生活を強いられている人には朗報ですね。
素顔美人が増えるかも。
近年、材質の向上からメガネもむかしほどには見苦しいものではなくなってきましたが、こういった視力矯正技術が発達すればメガネをかける人は徐々に減っていくでしょうね。100年後には視力矯正装置としてのメガネはもうなくなっているかも。
とすると。
私たちはメガネ美人を存分に楽しむことが出来る、最後の(おそらくは最後の)世代ということになってしまいます。
メガネを愛好する方々。
後世の方のためにもきちんと記録をとって残しておきましょうね。
あ、今日使うはずの表題が昨日のトコに!
時間ものネタ(久米康之『猫の尻尾も借りてきて』ソノラマ文庫。ううん、聞いたことがないです。)がえんじさんの日記に出てましたので、絡みでおひとつ。
作家ポール・アンダースンのこと。亡くなられたそうです。
SFやファンタジーで活躍された方。『タイムパトロール』という概念はこの方の発案だったと思います。科学でなく魔法が発達した世界を描いてみせたのも(原典はハインラインですが)この方。
ご冥福をお祈りします。
えんじさんの好きな『ねこめ〜わく』も、もとはこの方の『ホーカー』シリーズから来ています。こちらは新米宇宙パトロールが人間文化の模倣をしたがるテディベア型宇宙人の巻き起こす騒動に巻き込まれる話。当然のごとく、ロンドンも模倣されていて、そこにはあのお方が。パイプを加えたテディベアといった趣ではあるもののあのお方が、住んでいらっしゃるのです。
マスカワ様へ。ウェルズのそれは知りませんが、ネタだけ聞くと『キテレツ大百科』の月世界旅行のようですね。
というわけで、今日は知らないSF、のお話でした。
さて、もうあと何日もございません、ワンフェス。
今回、私が一番欲しいのはオリエンタル・テクノロジーのマグネエンジェルス。これをねらっております。
ミクロマンにミクロマンレディがあるように、近年のマグネパワー版に対する女性型ミクロマンとして作られたものです。
プロデュースを『技脳体』や『エースコンバット3』、ナムコ新型ガンコンを手がけたサシダさん。デザインを篠原保さん。原型制作を東海村原八さん。
原型制作の東海林さんは今度のSF大会で販売される『宇宙の戦士』パワードスーツの原型を手がけられた方ですね。
いや、しかしステキなデザインですなあ。特に足のラインがステキです。
驚くのは、確かにマグネパワー版なのに、旧タイプへのオマージュの要素もあり、かつ発展型でもあるというデザインになっている点。しかも、同時に旧版の構造上の欠点も克服しています。加えて、元ネタどおりに、足に磁石が組み込めるようにもなっているというからさあ大変。
ちなみにパッケージアートはマグネパワーのコミカライズをやってるあのお方。ゲッターロボを**で殴らせたあのお方です。
いいなあ。欲しいなあ。
カラーバリエーションも2色は欲しいなあ。・・・・そしたら1万円超えてしまいマフ。
ともあれ、夏本番でございます。かかってこい、ワンフェスめ!!
とりあえず水玉版ボトルキャップをコンプリだい!